JPH0122194B2 - - Google Patents

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JPH0122194B2
JPH0122194B2 JP58053381A JP5338183A JPH0122194B2 JP H0122194 B2 JPH0122194 B2 JP H0122194B2 JP 58053381 A JP58053381 A JP 58053381A JP 5338183 A JP5338183 A JP 5338183A JP H0122194 B2 JPH0122194 B2 JP H0122194B2
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JP
Japan
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tension
magnet
braking torque
magnetic disk
magnetic
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Application number
JP58053381A
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English (en)
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JPS59182167A (ja
Inventor
Shuji Takeda
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TANATSUKU ENJINYARINGU KK
Original Assignee
TANATSUKU ENJINYARINGU KK
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Publication date
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Priority to US06/515,166 priority patent/US4526329A/en
Priority to FR8313342A priority patent/FR2543523B1/fr
Priority to CH520/84A priority patent/CH665412A5/de
Priority to DE19843408785 priority patent/DE3408785A1/de
Priority to GB08407961A priority patent/GB2137237B/en
Publication of JPS59182167A publication Critical patent/JPS59182167A/ja
Publication of JPH0122194B2 publication Critical patent/JPH0122194B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H59/00Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators
    • B65H59/10Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators by devices acting on running material and not associated with supply or take-up devices
    • B65H59/16Braked elements rotated by material
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2551/00Means for control to be used by operator; User interfaces
    • B65H2551/20Display means; Information output means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2555/00Actuating means
    • B65H2555/10Actuating means linear
    • B65H2555/13Actuating means linear magnetic, e.g. induction motors

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  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は巻線機の巻線にテンシヨンを付与する
テンシヨン装置、さらに詳しくいえば、そのよう
なテンシヨン装置のテンシヨンプーリに与える制
動トルクを対向する磁石と磁性デイスクにより無
接触で付与するマグネツトテンシヨン装置に関す
る。
供給ボビンから供給されてくる巻線をコイルボ
ビンに巻く巻線機には前記巻線につねに一定のテ
ンシヨンを付与するテンシヨン装置が使用されて
いる。巻線機のテンシヨン装置は、基本的には、
制動トルクが付与されている主テンシヨンプーリ
と、巻線のテンシヨンの変動を吸収するための吸
収レバーと、この吸収レバーの揺動端に設けられ
た副テンシヨンプーリと有し、前記主テンシヨン
プーリと前記副テンシヨンプーリを介して引き出
される巻線にテンシヨンを付与するように構成さ
れている。従来、前記主テンシヨンプーリへ付与
する制動トルクは、この主テンシヨンプーリと一
体に回転する円板の外周にバンドブレーキを掛け
ることにより発生させていた。そして、この制動
トルクの調節はバンドブレーキの圧力を調節する
ことにより行われていた。
このようなテンシヨン装置では一定範囲でテン
シヨンの調節をして巻線にテンシヨンを付与する
ことはできるが、バンドブレーキの圧力が経年的
に変化する可能性があつた。
本発明の第一の目的は、主テンシヨンプーリへ
の制動トルクを対向する磁石と磁性デイスクによ
り無接触で付与するマグネツトテンシヨン装置を
提供することにある。
本発明の第二の目的は、磁石と磁性デイスクの
間隔を調整することにより主テンシヨンプーリに
付与する制動トルクを設定できるマグネツトテン
シヨン装置を提供することにある。
本発明の第三の目的は、異常張力発生時に定常
トルクを自動的に修正できるマグネツトテンシヨ
ン装置を提供することにある。
本発明の第四の目的は主テンシヨンプーリの始
動時の回転斑を防止したマグネツトテンシヨン装
置を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明によるマグネ
ツトテンシヨン装置は、供給源からの巻線を制御
トルクが付与されている主テンシヨンプーリ、テ
ンシヨン付与側に付勢されているテンシヨンバー
の揺動端に設けられた副テンシヨンプーリを介し
てコイル巻線部に一定のテンシヨンを付与して供
給するテンシヨン装置において、対向する磁石と
磁性デイスクよりなり前記主テンシヨンプーリに
制動トルクを付与する制動トルク発生手段と、前
記磁石と前記磁性デイスク間の間隔を設定するこ
とにより定常時の制動トルクを設定する定常トル
ク設定手段と、前記設定された制動トルクを前記
磁石と前記磁性デイスク間の間隔を修正すること
により修正するトルク修正手段と、巻線のテンシ
ヨンの変動による前記テンシヨンバーの変位を巻
線のテンシヨンの変動を妨げる方向に前記トルク
修正手段に伝達する伝達手段から構成されてい
る。
前記構成によれば本発明の目的は完全に達成で
きる。
以下、図面等を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。
第1図は本発明によるマグネツトテンシヨン装
置の実施例を一部破断して示した正面図、第2図
は本発明によるマグネツトテンシヨン装置の実施
例を一部破断して示した平面図、第3図は本発明
によるマグネツトテンシヨン装置の実施例の第1
図A−A面で破断して示した側断面図、第4図は
本発明によるマグネツトテンシヨン装置の実施例
を一部破断して示した背面図、第5図は第1図B
−B断面図、第6図は第1図C−C断面図、第7
図は第1図D−D断面図、第8図は第1図E−E
断面図、第9図は第1図F−F断面図、第10図
は第2図G−G断面図、第11図は磁石と磁性デ
イスクの関係を説明するための説明図、第12図
は磁性デイスクの磁気特性を説明するための図、
第13図はカム組立を示した図である。
まず、第1図から第4図を参照して本実施例装
置の概略を説明する。
本体1の下面には取付軸32とスネルガイド6
6が配設されている。取付軸32は本体1を図示
しない巻線機に装着するためのものである。取付
軸32は本体1に植設されており、この取付軸3
2は巻線機に固定される本体取付金具33に挿入
され固定されている。スネルガイド66は図示し
ない供給ボビンからの線Pをテンシヨン装置に案
内するためのものである。スネルガイド66はガ
イド取付金具49に取付けられている。ガイド取
付金具49はねじ部を有しており、本体1の下面
に設けられたねじ孔に螺合している。このねじ部
にはナツト74が螺合していてナツト74により
スネルガイド66の案内部分を任意の向きに固定
することができる。
本体1の前面はカバー2により覆われており、
カバー2の前面には線押え44、主テンシヨンプ
ーリ12、補助テンシヨンプーリ31b、テンシ
ヨンバー26の先端に取付けられた副テンシヨン
プーリ31aが配設されている。図示しない供給
ボビンから供給される線Pはスネルガイド66に
掛けられたのち、線押え44を介して主テンシヨ
ンプーリ12に導かれ、主テンシヨンプーリ12
に2回巻きつけられている。この主テンシヨンプ
ーリ12は制動トルク発生手段からの制動トルク
が与えられている。線Pは、さらに補助テンシヨ
ンプーリ31bを介してテンシヨンバー26の先
端に設けられた副テンシヨンプーリ31aに掛け
られたのち、図示しない巻線機により駆動される
コイルボビンの回転により引き出されながら巻か
れる。テンシヨンバー26は線Pのテンシヨンが
変動したときにその変動を吸収するためのもので
ある。補助テンシヨンプーリ31bは線Pの移動
方向を変え、主テンシヨンプーリ12と副テンシ
ヨンプーリ31aの巻き付け長さを増加させるた
めのものである。
本体1の背面には定常トルク設定手段のトルク
を設定するダイヤル4が設けられている。また、
本体1の左側面にある摘み18はテンシヨンバー
26の回動習性を与える付勢力を調整するための
摘みである。
つぎに、本実施例装置の細部の構成をその動作
とともに詳細に説明する。
線押え45はスネルガイド66により案内され
てきた巻線を主テンシヨンプーリ12に導き、主
テンシヨンプーリ12からの線Pの外れやたるみ
等を防止するためのものである。線押え45は、
第3図に示すように、フエルト製の2枚の線押え
45a,45bからなり、それぞれ線押えカバー
43,44に収納されて、貼付固定されている。
線押えカバー43はスリーブ41でカバー2に止
められており、スリーブ41はE形リング60で
カバー2の裏側で軸方向の移動を規正されてい
る。調整棒42はスリーブ41に軸方向に移動可
能に挿入されており、先端では線押えカバー44
をねじ68で固定し、後端のねじ部には調整ナツ
ト46が螺合されている。調整ナツト46とスリ
ーブ41の間にはばね48が挿入されている。
調整ナツト46を押すことにより線押えカバー
44に貼付けられている線押え45bが線押えカ
バー43に貼付けられている線押え45aから離
れ、それらの間で線Pを押えることができる。こ
の押える力は調整ナツト46を回動してばね48
の付勢力を変えることにより任意に設定すること
ができる。
制動トルク発生手段は対向する永久磁石38と
磁性デイスク39により主テンシヨンプーリ12
に制動トルクを付与する手段である。
主テンシヨンプーリ12は、第3図に示すよう
に、プーリ軸40に左ねじ67で締め付け固定さ
れている。主テンシヨンプーリ12の溝部にはゴ
ム製の滑り止め12aが一体に成形されている。
プーリ軸40はカバー2にラジアルベアリング5
2,52で枢支されており、さらにラジアルベア
リング52,52間にはワンウエイクラツチ58
が設けられている。このため、プーリ軸40は第
1図反時計方向にのみ回転することができる。プ
ーリ軸40にはデイスクフランジ11が固定され
ており、このデイスクフランジ11には磁性デイ
スク39が取付けられている。プーリ軸40の後
端の小径部にはスラストベアリング51が挿入さ
れており、磁極軸8の前端面の穴との間には圧縮
ばね47が挿入されている。このため、プーリ軸
40は磁極軸8に対して滑らかに回転でき、磁極
軸8は第3図左方向に付勢されている。磁極軸8
の円板部には永久磁石38が磁性デイスク39に
対向して設けられている。永久磁石38は、第1
1図に示すように、複数の永久磁石片を円環状に
交互にN、Sの極性を変えて配置したものであ
る。なお、第11図は理解を容易にするために永
久磁石38を平面的に示してある。永久磁石38
のN、Sの磁極と対向する磁性デイスク39の回
転により、磁性デイスク39内に渦電流が発生
し、両者間に制動トルクを発生させるように構成
されている。
ワンウエイクラツチ58が設けられているのは
次のような理由による。磁性デイスク39は永久
磁石38を接近した状態で静止させておくと、次
の始動時に主テンシヨンプーリ12が間欠的に回
転し、定常回転するまでに一定の時間が必要とな
り、その間に巻斑が生ずる可能性があつた。とこ
ろが、磁性デイスク39から永久磁石38を回転
させながら徐々に遠ざけるようにすることによ
り、第12図に示すように磁性デイスク39が
徐々に消磁することがわかつた。しかし、後述す
るダイヤル4を回動させ、永久磁石38を回動さ
せると磁性デイスク39が追従して回動してしま
い前記消磁ができなかつた。そこで、ワンウエイ
クラツチ58をプーリ軸40に設けて、その方向
に回転しないようにしたものである。
定常トルク設定手段は永久磁石38と磁性デイ
スク39の定常時の間隔を設定するための手段で
ある。
本体1の背面には、第3図に示すように、円筒
状の突出部が設けられており、この突出部の内径
には雌ねじが切られている。トルク調整環3は円
筒状の部材であつて、外周には雄ねじが切られて
おり、本体1の突出部の雌ねじと螺合している。
トルク調整環3の内周は大径部と小径部が形成さ
れている。ダイヤル4はトルク調整環3をねじ7
5で固定されている。ストツパピン5はダイヤル
4に植設されており、本体1に植設されているス
プリングピン64と当接している。トルク調整環
3の小径部には、ベアリングケース6が回転可能
に挿入されており、軸方向への移動はベアリング
ケース6の端部でC形リング59で規正されてい
る。回り止め板7はベアリングケース6の端面で
あつて、本体1の内側にねじ72で固定されてい
る。回転止め板7は本体1に植設されたスプリン
グピン62により回動を規正されている。軸極軸
8はベアリングケース6内の軸受37により枢支
されている。磁極軸8にはスプリングピン79が
ダイヤル4に固定された回転止め36と係合する
ことにより、磁極軸8はダイヤル4と一体に回動
する。
ダイヤル4が回動されるとトルク調整環3と磁
極軸8は一体に回動する。トルク調整環3は本体
1と螺合しているので、磁極軸8は回動しながら
軸方向に移動する。ベアリングケース6はトルク
調整環3と磁極軸8に対して回動することがで
き、本体1に対しては回転止め板7で回転が止め
られているので、軸方向の移動のみが可能であ
る。したがつて、ベアリングケース6の前端面に
設けられているカム組立10のカム10a,10
bの回転位置は変化することなく、磁極軸8の先
端面に設けられた永久磁石38と、磁性デイスク
39との間隔を変えることができる。定常トルク
発生装置ではカム組立10は後述する揺動レバー
9により最大変位位置に保たれており、永久磁石
38と磁性デイスク39が最も接近した位置にあ
る。このようにして、巻線に必要な張力を決める
ことができる。本実施例では主テンシヨンプーリ
の設定トルクを2Kgcm〜0.2Kgcmの間で任意に設
定することができる。この設定値は巻線の直径と
巻線の速度等から決定される。
トルク修正手段は定常トルク設定手段に支持さ
れ、圧縮ばね46により当接されたカム組立10
よりなり、回動させられたときに定常トルク設定
手段により設定された永久磁石38と磁性デイス
ク39間の間隔を拡大する手段である。
カム組立10のカム10aはベアリングケース
6に固定されており、第13図aに示すようなカ
ム面が形成されており、カム10aのカム面に
は、カム10bのカム面と接触している。ベアリ
ングケース6は回転しないのでカム10aの回転
位置はつねに一定である。カム10bは磁極軸8
に枢支されており、カム10bの外側には揺動レ
バー9の円板状部が一体に設けられている。揺動
レバー9の円板状部と磁極軸8の円板状部との間
にはスラストワツシヤ67,67を介して、スラ
ストベアリング56が挿入されている。揺動レバ
ー9の回動により、第13図bに平面的に示され
ているように、カム10bがカム10aに対して
変位して、カム組立10の変位を最大変位位置か
ら最小変位位置まで変化させることができる。通
常、カム組立10は最大変位、つまり、永久磁石
38が磁性デイスク39に最も接近した位置に設
定されている。伝達手段はテンシヨンバー26の
変位をカム組立10に伝達する手段である。
テンシヨンバー26は、第1図に示すように、
テンシヨンリング29に取りつけられており、ス
イツチバー28が取りつけられているスイツチバ
ーリング30と一緒にテンシヨン軸21に挿入さ
れている。第7図に示すように、テンシヨンバー
26の先端にはプーリ取付ピース27が嵌合され
ており、プーリ取付ピース27にはねじ68aで
取り付けられたラジアルベアリング55aを介し
て副テンシヨンプーリ31aが取り付けられてい
る。テンシヨン軸21は本体1にねじ70で固定
されたハウジング13(第1図)にラジアルベア
リング53,53を介して取りつけられている。
テンシヨンバー21にはE形リング60により軸
方向の移動は規正されている。テンシヨンバー2
6の先端には、第6図に示すように、テンシヨン
レバー22がねじ71で固定されている。テンシ
ヨンレバー22はハウジング13に植設された2
本のスプリングピン63,63により回動域が規
正されている。テンシヨンレバー22の他端の裏
面側には、第9図に示すように、ベアリングスペ
ーサ35,35を介してラジアルベアリング54
bがねじ69で固定されており、表面側では揺動
ピン24が同じくねじ69で固定されている。揺
動ピン24は揺動レバー9の切欠部と係合してい
る。ラジアルベアリング54はスイングレバー1
6の下端面と係合している。
付勢手段はテンシヨンバー26を付勢して、副
テンシヨンプーリ31aから線Pにテンシヨンを
付与するための手段である。
スイングレバー16は、第8図に示すように、
レバーホルダ15にねじ71で止められている。
レバーホルダ15はハウジング13に止めねじ7
5で軸支されたレバー軸14にラジアルベアリン
グ54,54を介して枢支されており、軸方向へ
はEリング61で移動を規正されている。レバー
ホルダ15には調整ねじ17が枢支されており、
外側から回転できるように調整摘み18が設けら
れている。調整ねじ17の他端はスイングレバー
16の先端の折曲部に枢支されている。調整ねじ
17にはばね掛けナツト19が螺合しており、第
5図に示すように、本体1にねじ76で固定され
たばね掛け20との間に調整ばね34が掛けられ
ている。
調節摘み18を回動させて、ばね掛けナツト1
9を進退させると、調整ばね34の支点間距離が
変わり付勢力を調整することができる。第1図の
位置は調整ばね34が最も強く付勢される位置で
ある。テンシヨンバー26は副テンシヨンプーリ
31aに巻掛けられた線Pの引つ張り力と釣合い
ながら小さく揺動して張力を吸収している。この
ときには、まだ伝達手段を介して伝えられた変位
によりカム10bが回動してもカム面の変化のな
いところで回動しているので、トルク修正手段は
作用しない。
主プーリ12と図示しない巻線機により回動さ
せられるコイルボビン間で巻線の張力が設定値よ
りも大きくなると、テンシヨンバー26は第1図
反時計方向に回動させられる。このとき、軸21
およびテンシヨンバー26は同方向に回動させら
れ、テンシヨンレバー22の先端に設けられた揺
動ピン24と係合している揺動レバー9を時計方
向に回動させる。このため、第3図に示すよう
に、揺動レバー9に一体のカム10bが回動し、
磁極軸8を左方向に移動させ、永久磁石38を磁
性デイスク39から引き離す。このため、主テン
シヨンプーリ12への制動トルクを小さくするこ
とができる。
つぎに、本発明によるマグネツトテンシヨン装
置の全体の動作を説明する。
本体1を図示しない巻線機に固定したのち、供
給ボビンからの線Pをスネルガイド66に通す。
このとき、スネルガイド66の向きは線Pの供給
方向によりねじ75で調整する。
調整ナツト46を押し、線押えカバー44を線
押えカバー45から離して線Pを押さえる。この
とき、線Pの太さ等を考慮して調整ナツト46を
回動して押え付け力を調整する。
主テンシヨンプーリ12には線Pを2回巻付け
て、さらに補助テンシヨンプーリ31bを介して
副テンシヨンプーリ31aに掛け回す。副テンシ
ヨンプーリ31aの設けられているテンシヨンバ
ー26の付勢力の調整は調整摘み18を回動する
ことにより行う。
巻線機を始動する前に、ダイヤル4をゆつくり
と後退する方向に回動して、磁性デイスク39の
磁化を取り除いておく。つぎに、線Pの太さ等に
よりダイヤル4を回動して制動トルクを設定して
おく。
始動させたのち、テンシヨンバー26の傾き等
によりさらにダイヤル4を微調整して、磁石38
を磁性デイスク39に対して進退させることによ
り定常トルクの設定を行う。
いま、何等かの原因で線Pに異常テンシヨンが
発生した場合には、テンシヨンバー26が回動し
てテンシヨンレバー22、揺動レバー9等を介し
てカム組立10のカム10bを回動させ、磁石3
8を磁性デイスク39から遠ざける。このため、
主テンシヨンプーリ12に付与されている制動ト
ルクは減少し、滑らかに回転し、線Pへのテンシ
ヨンは軽減される。
線Pへのテンシヨンは軽減されると、テンシヨ
ンバー26はばね34により付勢されて回動し、
カム組立10を変位させ、磁石39を磁性デイス
ク38に近づけて、主テンシヨンプーリ12への
制動トルクを設定した定常トルクに戻して線Pに
テンシヨンを付与するわけである。
以上詳しく説明したように、本発明によれば、
トルク設定手段により磁石と磁性デイスクとから
なる無接触のトルク発生手段により定常トルクを
任意に設定でき、異常トルクの発生時にトルク修
正手段により設定トルクを減殺し、安定した張力
付与が可能となつた。
以上、巻線機のテンシヨン装置として説明した
が、移動する線に一定のテンシヨンを付与する必
要のある装置に広く応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるマグネツトテンシヨン装
置の実施例を一部破断して示した正面図、第2図
は本発明によるマグネツトテンシヨン装置の実施
例を一部破断して示した平面図、第3図は本発明
によるマグネツトテンシヨン装置の実施例の第1
図A−A面で破断して示した側断面図、第4図は
本発明によるマグネツトテンシヨン装置の実施例
を一部破断して示した背面図、第5図は第1図B
−B断面図、第6図は第1図C−C断面図、第7
図は第1図D−D断面図、第8図は第1図E−E
断面図、第9図は第1図F−F断面図、第10図
は第2図G−G断面図、第11図は磁石と磁性デ
イスクの関係を説明するための説明図、第12図
は磁性デイスクの磁気特性を説明するための図、
第13図はカム組立を示した図である。 1……本体、2……カバー、3……トルク調整
環、4……ダイヤル、5……ストツパピン、6…
…ベアリングケース、7……回転止め板、8……
磁極軸、9……揺動レバー、10……カム組立、
11……デイスクフランジ、12……主テンシヨ
ンプーリ、13……ハウジング、14……レバー
軸、15……レバーホルダ、16……スイングレ
バー、17……調整ねじ、18……調整摘み、1
9……ばね掛けナツト、20……ばね掛け、21
……テンシヨン軸、22……テンシヨンバー、2
3……ベアリング座、24……揺動ピン、25…
…テンシヨン軸座、26……テンシヨンバー、2
7……プーリ取付ピース、28……スイツチレバ
ー、29……テンシヨンバーリング、30……ス
イツチバーリング、31a……副テンシヨンプー
リ、31b……補助テンシヨンプーリ、32……
取付軸、33……取付軸本体、34……調整ば
ね、35……ベアリングスペーサ、36……回転
止め、37……磁極軸受、38……永久磁石、3
9……磁性デイスク、40……プーリ軸、41…
…スリーブ、42……調整棒、43,44……線
押えカバー、45……線押え、46……調整ナツ
ト、47……圧縮ばね、48……線押えばね、4
9……ガイド取付金具、51,56……スラスト
ベアリング、52,53,54,55a,55b
……ラジアルベアリング、57……スラストワツ
シヤ、58……ワンウエイクラツチ、59……C
形リング、60,61……E形リング、62,6
3,64,65……スプリングピン、66……ス
ネルガイド、67……左ねじ、68a,68b,
69,70,71,72,73……ねじ、74…
…ナツト、75……止めねじ、76……ねじ、7
7a,77b……ばね座金。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 供給源からの巻線を制御トルクが付与されて
    いる主テンシヨンプーリ、テンシヨン付与側に付
    勢されているテンシヨンバーの揺動端に設けられ
    た副テンシヨンプーリを介してコイル巻線部に一
    定のテンシヨンを付与して供給するテンシヨン装
    置において、対向する磁石と磁性デイスクよりな
    り前記主テンシヨンプーリに制動トルクを付与す
    る制動トルク発生手段と、前記磁石と前記磁性デ
    イスク間の間隔を設定することにより定常時の制
    動トルクを設定する定常トルク設定手段と、前記
    設定された制動トルクを前記磁石と前記磁性デイ
    スク間の間隔を修正することにより修正するトル
    ク修正手段と、巻線のテンシヨンの変動による前
    記テンシヨンバーの変位を巻線のテンシヨンの変
    動を妨げる方向に前記トルク修正手段に伝達する
    伝達手段から構成したことを特徴とするマグネツ
    トテンシヨン装置。 2 前記制動トルク発生手段の前記磁石は複数の
    永久磁石片を極性を交互に変えて円環状に配置し
    て構成したことを特徴とする前記特許請求の範囲
    第1項記載のマグネツトテンシヨン装置。 3 前記制動トルク発生手段の前記磁性デイスク
    は前記主テンシヨンプーリと一体に回転し、固定
    側にある前記磁石から制動トルクを受けるように
    構成したことを特徴とする前記特許請求の範囲第
    1項記載のマグネツトテンシヨン装置。 4 前記制動トルク発生手段はダイヤルの回動に
    より前記磁石を前記磁性デイスクに対して回動し
    ながら進退するように構成したことを特徴とする
    前記特許請求の範囲第1項記載のマグネツトテン
    シヨン装置。 5 前記制動トルク発生手段の前記磁性デイスク
    は前記磁石が遠ざかるときに回動する方向には回
    転しないように構成したことを特徴とする前記特
    許請求の範囲第4項記載のマグネツトテンシヨン
    装置。 6 前記トルク修正手段はダイヤルの回動により
    直進する第一のカムと前記テンシヨンバーの変位
    により回動する第二のカムからなるカム組立の変
    位により前記磁石と前記磁性デイスクの間隔を設
    定するように構成したことを特徴とする前記特許
    請求の範囲第1項記載のマグネツトテンシヨン装
    置。
JP58053381A 1983-03-29 1983-03-29 マグネツトテンシヨン装置 Granted JPS59182167A (ja)

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US06/515,166 US4526329A (en) 1983-03-29 1983-07-19 Magnetic tensioning device
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