JPH0122137Y2 - - Google Patents

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JPH0122137Y2
JPH0122137Y2 JP1981031752U JP3175281U JPH0122137Y2 JP H0122137 Y2 JPH0122137 Y2 JP H0122137Y2 JP 1981031752 U JP1981031752 U JP 1981031752U JP 3175281 U JP3175281 U JP 3175281U JP H0122137 Y2 JPH0122137 Y2 JP H0122137Y2
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sample container
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magnet
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、血液分析装置などの自動分析装置に
用いられる試料容器に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、臨床検査などの分野で用いられる血液な
どの検体の試料容器は洗浄などの煩雑さから開放
するため、使い捨ての合成樹脂製のものが用いら
れるようになつた。しかし従来のガラス製の容器
と比べ非常に軽く、転倒し易いので容器の保持が
不安定であるという欠点があつた。またサンプル
ローダなどの載せ台に保持した場合にも容器が傾
斜し易く、したがつてサンプルローダから容器を
突き上げてサンプリングピペツトの位置に容器を
移動、供給する場合などは、サンプリングピペツ
トが容器外に飛び出したりする誤動作を生じた
り、あるいは光学的に容器の有無を確認する場合
などにも誤動作を生じたりするという欠点があつ
た。
さらに血液の抗凝固剤を内面にコーテイングす
るような試料容器の製造工程においても、容器に
試料などの液体が収納されておらず、さらに軽い
ために、容器の保持が非常に困難であり、容器の
ない所にコーテイング液を分注するといつた製造
上のミスも生じ易いという欠点があつた。また光
学的な容器の検出方法は照明の影響を受けるため
に、光学系を装置内部の暗部に設ける必要がある
などの制約を受け、開放状態で使用することが困
難であり、さらに容器の重量を増すために、容器
の肉厚を大きくすることはいたずらにコスト高を
招くなどの欠点がある。
従来、実開昭50−3581号公報には、ビーカー8
を載せる受皿2′の下面に強磁性体板4を取り付
け、昇降アーム3の受皿の底部に対向する部分に
磁石5を設けた液体試料の自動供給装置が開示さ
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし上記公報記載の装置においては、受皿
2′の下面に強磁性体板4を接着剤などにより接
合しなければならないので、製作に手間がかか
り、また受皿2′が傾いていたりすると、磁石5
が強磁性体板4に確実に吸着しない場合があるな
どの不都合点がある。
本考案は上記の諸点に鑑みなされたもので、磁
性体板の装着が容易で、かつ試料容器が多少傾い
ていても、磁石が確実に磁性体板に吸着すること
ができ、自動分析装置において試料容器の供給、
保持、有無の検出を確実に行うのに適した自動分
析装置用の試料容器を提供することを目的とする
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案の自動分
析装置用の試料容器は、第1図〜第3図に示すよ
うに、底部外側に凹部4を設け、この凹部に、複
数個の爪5を斜め下方に広がるように外周に有す
る磁性体板3を嵌め込んで形成したものである。
〔作用〕
試料容器1は底部外側に磁性体板3を装着する
ための凹部4を有しているので、試料容器1が多
少傾いていても、磁石8が凹部4の側壁にガイド
されて上昇するので、磁石8が磁性体板3に確実
に吸着する。
また凹部4に爪5を設けた磁性体板3を押し込
むだけで、磁性体板3を試料容器1にワンタツチ
で装着することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図は本考案の試料容器の一実施例を示し
ている。この試料容器1は底部が封止された円筒
状の形状を有し、上部開口端近くには周回状の突
起2を外壁に有し、さらに底部外側には磁性体板
3を装着するための凹部4を有している。磁性体
板3は第2図に示すように四角形の平板の外周に
複数個の爪5を斜め下方に広がるように設け、凹
部4に押し込むようにして装着し、容易に脱落し
ないようにしている。なお四角形状の平板以外
に、第3図に示すような円形の平板、その他多角
形の平板などから磁性体板を形成する場合もあ
る。
第4図は上記のように構成された本考案の試料
容器の使用状態を示す試料容器供給装置の一例を
示している。6は試料容器昇降装置で、この昇降
装置6の上部の先端部7に試料容器1の底部外側
の凹部4の内径より小さい直径を有する磁石8が
固定され、さらに磁石8は外周部10の上部端面
と中央部11とが極性の異なる二重構造で、上端
面をそろえた構造を有し、上端面を除き比較的磁
気漏洩の少ない構造を有している。なお磁石8と
して、垂直断面がU字型の強磁性体の中央部に円
柱状の磁石を固定し、上端面をそろえ、上端面を
除き比較的磁気漏洩の少ない構造としてもよい。
さらに試料容器1を保持するローダ12に近接し
て、リードスイツチなどからなる磁気センサ13
が配設されて昇降装置6が駆動して先端部7が上
端に位置した際に、試料容器の有無に応じて作動
するように構成されている。すなわち第4図に示
す状態から、昇降装置6が駆動して先端部7およ
び磁石8が上昇し始め、試料容器1の底部に達す
ると磁石8が磁性体板3を吸着し、試料容器1を
確実に水平に保持して押し上げ、試料吸引パイプ
14が試料15の液中に浸漬され、試料吸引が開
始される。このとき、磁性体板3は磁石8の上端
面を塞ぎ閉磁路を形成しているために、磁気の漏
洩は僅かであり磁気センサ13を作動されるるま
でには至らない。
たとえば容器1に成型上の歪が生じていたり、
あるいは誤つて幾分傾いて置かれても、通常は磁
石8の磁力により姿勢が正されて確実に保持され
るが、容器が完全に傾いて磁石8が容器1の凹部
4をとらえることができなかつたり、あるいは容
器を置き忘れて完全に抜き取つてしまつている場
合、もしくは磁石8と磁性体板3との密着が完全
でなく傾いた状態で押し上げてしまつた場合など
においては、磁界が磁石8の上端で閉磁路を形成
せず、したがつて昇降装置6の先端部7の最上位
の点で磁気センサ13を作動させる。磁気センサ
13の信号により、試料の吸引停止、警報装置の
作動あるいは全装置の作動停止などのトリガを発
することができる。なおローダ12は後述のシフ
ト用シリンダ装置のようなローダ水平移動装置に
より、水平方向に試料容器1個分だけ移動できる
ように構成されている。
本考案の試料容器は前述した血液分析装置など
の自動分析装置の試料容器のみに限定されず、た
とえば試料容器を加工する場合などにも有効に用
いられる。血液分析装置に用いられる血液を収納
する容器は、採取した血液が凝固するのを防止す
るために、予め容器の内部にヘパリンやアルブミ
ン、ポリビニルアルコールなどの抗凝固剤をコー
テイングしておき、採取した血液を注入し撹拌す
るだけで凝固が防止できるような容器が用いられ
るが、成型後の合成樹脂製容器を加工する際に
は、前述したようにまだ血液などの試料を収納し
ておらず、さらに軽量であり転倒や傾くことによ
つて生ずる事故が非常に多く発生し易い、したが
つて前述した適用例のごとく容器1を上に押し上
げる場合と異なり、容器を上に押し上げずに抗凝
固剤分注用のパイプが垂下してくるタイプのもの
であつても、必ず容器1の底部の磁性体板3に磁
石8が密着する位置まで磁石8を上昇させ、容器
1の姿勢を所定の状態に保持することにより、抗
凝固剤分注用のパイプ(分注針)を最良の状態で
使用することができる。この際、磁気センサは容
器1の底部付近に配置し、磁気センサが漏洩磁界
を検知しなくなつた点、すなわち漏洩磁気によつ
てオンとなつていた磁気センサが磁石と磁性体板
との密着によつて漏洩がなくなりオフとなつたと
きに、分注開始のトリガを発することによつて行
われ、もし容器が存在しないときは磁気センサは
オフとならず分注は行われない。以上のようにし
て、容器1の底部の磁性体板3と磁石8との密着
によつて容器1を正しく保持するだけでなく、漏
洩した磁界の検知により試料の吸引や分注などの
動作を制御したり、あるいは警報を発したりする
ことができるので、誤動作、誤操作を防止するこ
とができる。
第5図〜第7図は本考案の試料容器を自動分析
装置に応用した例を示す説明図である。この応用
例では一度に多検体の試料容器1を収納するため
に、円周付近に設けた容器保持用の孔を2列にし
た円板状のローダ16を設け、シフト用シリンダ
装置17のようなローダ水平移動装置で切り換え
ることにより、外周の検体、内周の検体をそれぞ
れ吸引し、測定することができるように構成され
ている。一般に、このような多数の検体をローダ
に掛けると、容器の姿勢をチエツクするのは非常
に困難なことであり、たとえば光学的に容器の検
出を行つたとしても容器の僅かな傾きや、試料容
器内に収納される検体量などにより光線が常に所
定量だけ遮断されるとは限らず、誤動作を生ずる
おそれがある。とくに容器のコストダウンを計る
ために、肉厚を薄くして軽量化し、内容物を透視
できるように透明、半透明の材料を用いているの
で容器のチエツクは一層困難となつているが、本
考案の試料容器を用いた装置によれば、容器の姿
勢を正しく直し光学的に無関係に容器の有無を検
出することができる。
円板状ローダ16の回動は回動用シリンダ装置
19のピストン18に固定された送り爪20によ
り一検体ごと送られ、試料容器昇降装置6により
容器1を、試料吸引パイプ14の先端が検体の液
面下に位置するまで押し上げ、試料の吸引および
測定が行われた後、再び容器を下降させ、ローダ
16の回動が行われる。なお円板状のローダ16
は、送り爪20によつて回動される歯車21と連
動する回転軸22上に固定されたローダ載板23
の上に載せられており、取り外しが可能であり、
かつ脚24で自立可能で、容器1を別の所でセツ
トすることができるようになつている。なお25
はシフトベース、26はシフト用レール、27は
ベースである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の試料容器は、底
部外側に磁性体板を装着するための凹部を有して
いるので、この凹部に爪を設けた磁性体板を押し
込むだけで、磁性体板を試料容器にワンタツチで
確実・強固に装着することができる。つまり接着
などの処理が不要となる。
また試料容器が多少傾いていても、磁石が凹部
の側壁にガイドされて上昇するので、磁石が磁性
体板を確実に吸着することができるという効果を
泰する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の試料容器の一実施例を示す断
面図、第2図および第3図は試料容器の底部に装
着する薄い磁性体板の斜視図、第4図は本考案の
試料容器の使用状態を示す断面説明図、第5図〜
第7図は本考案の試料容器を自動分析装置の自動
試料供給装置に適用した一例を示すもので、第5
図はローダ水平移動装置を明確に表わした自動試
料供給装置の一部断面正面図、第6図はローダを
水平方向に試料容器1列分だけ移動させた状態示
す自動試料供給装置の一部断面正面図、第7図は
自動試料供給装置の要部を示す底面図である。 1……試料容器、2……突起、3……磁性体
板、4……凹部、5……爪、6……試料容器昇降
装置、7……先端部、8……磁石、10……外周
部、11……中央部、12……ローダ、13……
磁気センサ、14……試料吸引パイプ、15……
試料、16……円板状のローダ、17……シフト
用シリンダ装置、18……ピストン、19……回
動用シリンダ装置、20……送り爪、21……歯
車、22……回転軸、23……ローダ載板、24
……脚、25……シフトベース、26……シフト
用レール、27……ベース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部外側に凹部4を設け、この凹部に、複数個
    の爪5を斜め下方に広がるように外周に有する磁
    性体板3を嵌め込んでなることを特徴とする自動
    分析装置用の試料容器。
JP1981031752U 1981-03-07 1981-03-07 Expired JPH0122137Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981031752U JPH0122137Y2 (ja) 1981-03-07 1981-03-07

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JP1981031752U JPH0122137Y2 (ja) 1981-03-07 1981-03-07

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JPS57144059U JPS57144059U (ja) 1982-09-09
JPH0122137Y2 true JPH0122137Y2 (ja) 1989-06-29

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