JPH01220086A - 紙幣処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、例えば銀行業務で使用される現金自動預金
支払機に適用されるような紙幣処理装置に関し、さらに
詳しくは営業終了時等にまとめて同−収される紙幣を損
傷度合毎に選別して回収処理することができる紙幣処理
装置に関する。

（ロ）従来の技術 一般に、この種の紙幣処理装置は、入金された紙幣の有
効性を鑑別部で鑑別処理して内部に入金処理し、この内
部に入金された紙幣を出金紙幣としてリサイクル形に繰
出し処理する入出金処理機能のほか、内部のカートリッ
ジに収納されている紙幣を循環させて所定のカートリッ
ジに分配・回収等の内部処理をする内部処理機能を備え
ている（例えば、先行出願の特願昭６２−２８３５８７
号）。

このうち、内部処理としての回収処理にあっては、回収
カートリッジに回収される各紙幣の損傷度合が分らない
ままに回収されるなめ、この回収された紙幣は損傷のな
い典礼と、破れ、穴あき、汚れ等を有する鑑別不良寸前
の不良札とが混合して回収カートリッジに回収される。

このため、回収カートリッジを営業開始時等に装填使用
したとき、取引不能な鑑別不良紙幣が発生して、紙幣の
有効利用化および人出金取引時の高速処理化が図れなか
った。また、回収処理後に、係員によって真札と不良札
とに選別処理することも考えられるが、この場合は後処
理に多大な作業労力を要する。

（ハ）発明が解決しようとする問題点 この発明は、回収すべき紙幣を損傷度合毎に選別して回
収管理するように設けて、紙幣の有効利用化と入出金取
引時の高速処理化とを図ることができる紙幣処理装置で
あることを目的としている。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明は、入出金取引用に内部のカートリッジに収納
されている紙幣を循環させて、所定のカートリッジに分
配、回収等の内部処理をする内部処理機能を備えた紙幣
処理装置であって、前記紙幣の回収処理時に、回収され
る紙幣の損傷度合を検出する損傷レベル検出手段と、こ
の損傷レベル検出手段で検出した値が、設定された損傷
基準値よりも小さいときは回収カートリッジ側に収納処
理し、損傷基準値よりも大きいときは損券カートリッジ
側に収納処理する損傷レベル別回収制御手段とを備えた
紙幣処理装置で構成している。

（ホ）発明の作用 この発明によれば、紙幣の回収処理時に、損傷レベル検
出手段によって、回収される紙幣の損傷度合を検出し、
この検出値が損傷レベル別回収制御手段によって、設定
された損傷基準値よりも小さいと判定した真札のときは
回収カートリッジ側に収納処理し、損傷基準値よりも大
きいと判定した不良札のときは損券カートリッジ側に収
納処理する。

（へ）発明の効果 このため、回収カートリッジ側には、損傷していない真
札のみが選別されて収納管理される。それゆえ、この回
収カートリッジを例えば営業開始時に装填使用した場合
は、全て真札と判定されて鑑別不良紙幣が発生しない円
滑な処理となり、紙幣運用上の有効利用化が図れると共
に、入出金取引時の高速処理化が同時に図れる。ことに
、取引量に比例して損券の発生回数も増大するため、取
引能力の高い装置の場合には特に適している。

（ト）実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は両側より挟んで２人使用する係員共用形の紙幣入
出金処理装置を示し、第１図において、この紙幣入出金
処理装置は長方体を有する装置本体１１の前面上端部に
入金専用の入金口１２と、出金専用の出金口１３を前後
位置に隣設し、この間を仕切るシャッタ１４の反転操作
で、常に一方が閉鎖され、他方が開口される。この入金
口１２および出金口１３を介して紙幣１５は入出金処理
される。

また、装置本体１１の上面前部側には、左開始キー１６
と、右開始キー１７と、入力設定用のテンキー１８およ
び入力案内用の表示器１９等が装備され、これらに基づ
いて取引操作される。

第２図において、入金口１２に投入された紙幣１５・・
・は第１１１！送経路Ｌ１を介して鑑別部２０に導かれ
、これより第２搬送経路Ｌ２　、第３１ｆｌ送経路Ｌ３
および第４搬送経路Ｌ４を介して一時スドア部２１に搬
送すべく構成され、この−時スドア部２１の前段には、
紙幣の表裏反転機構２２が形成され、前述の鑑別部２０
で紙幣１５が裏面の搬送状態であると判定した時のみ、
この搬送紙幣を上述の反転機構２２で表裏判定し、紙幣
の表裏を揃えた状態で一時スドア部２１に搬送処理する
。

また、前述の鑑別部２０で鑑別不良となった紙幣１５は
、第４搬送経路Ｌ４に接続された第５・第６・第７搬送
経路Ｌ５　、Ｌ６　、Ｌ７を介して出金０１３と接、枕
し、これら搬送経路Ｌ５　、　Ｌ６　。

Ｌ７を介して、紙幣１５を元の出金口１３側に返却処理
するように構成している。

さらに、前述の第３ｆ１１送経路Ｌ３には、第８Ｗｋ送
経路Ｌ８を介してカートリッジ案内用の第９〜第１１ｍ
送経路し９〜Ｌ１１が連続して接続され、これら搬送経
路に案内された入金紙幣を、下部に並列配設された第１
〜第３カートリツジ０１〜Ｃ３に収納、また鑑別不良紙
幣を第４カートリツジＣ４に収納処理するように搬送構
成している。

この場合、第９ｖ！に送径路Ｌ９と対応する位置には、
第１カートリツジＣ１を対設させて、この第９搬送経路
Ｌ９から搬送されてくる紙幣、例えば千円札を、この第
１カートリツジＣ１に収納処理する。

また、同様に第１０！ｌ！に送径路Ｌ１０との対応位置
には、万円孔を収納する第２カートリツジＣ２を対設さ
せて、前段より搬送されてくる紙幣を収納するようにし
、第１１搬送経路Ｌ１１との対応位置には、千円札と万
円孔を混合収納可能な第３カートリツジＣ３を対設させ
、同様に前段より搬送されてくる紙幣を、この対応する
第３カートリツジＣ３に収納処理すべく構成している。

これら、カートリッジ０１〜Ｃ３からの繰出し時は、各
取込み繰出し制御機構２３・・・を介して取込み処理以
外に、各カートリッジ０１〜Ｃ３内の紙幣１５を、各々
対応する第９〜第１１搬送経路Ｌ９〜Ｌ１１に繰出すよ
うに構成している。

この場合、上述の第３カートリツジＣ３は千円札と万円
孔とを混合集積して着脱する着脱専用に設定しており、
この着脱専用の第３カートリツジＣ３は着脱しやすい位
置にあって、カートリッジの初期セット時および稼動終
了後の取外し時に、この第３カートリツジＣ３に全金種
の紙幣を一括して収納し、この１つのカートリッジＣ３
を介して効率よく着脱できるようにしている。

また、第４カートリツジＣ４の取込み部には、取込み制
御機構２４を配備して、ここに導かれた鑑別不良紙幣お
よび回収処理時に損傷度合の大きいと判定された不良紙
幣を収納するように設けている。

そして、上述した第１１搬送経路Ｌ１１の後段側には、
第１２搬送経路Ｌ１２が接続されて、前述の第１搬送経
路Ｌ１に循環式に接続される。

上述した搬送経路の分岐部には、振分は板で・・・や図
示しない搬送ガイド部材を配備し、このうち入金経路は
、入金口１２から→Ｌ１→２０→Ｌ２→Ｌ３→Ｌ４→（
２２）→２１の一連の符号を介した搬送系を入金経路に
構成しており、このとき−時スドア部２１から→Ｌ４→
Ｌ５→Ｌ６→Ｌ７→出金口１３の符号を介した搬送経路
を入金紙幣の返却経路に設け、この際、経路切換え用の
振分は板ｆ・・・によって、入金経路側より返却経路側
に切換え制御される。

さらに、収納経路は一時スドア部２１から→Ｌ４→Ｌ５
→Ｌ６→Ｌ１→２０→Ｌ２→Ｌ３→Ｌ８〜Ｌ１１→Ｃ１
〜Ｃ４の一連の符号を介した搬送系を収納経路に構成し
ており、このとき鑑別部２０から→Ｌ２→Ｌ３→Ｌ８→
第２→ＬトリッジＣ４の符号を介した搬送経路を収納紙
幣の鑑別不良経路に設けている。

また、出金経路は第１〜第３カートリツジＣ１〜Ｃ３か
ら→Ｌ９→Ｌ１０→Ｌ１１→Ｌ１２→Ｌ１→２０→Ｌ２
→Ｌ３→Ｌ４→Ｌ５→Ｌ６→Ｌ７→出金口１３の一連の
符号を介した搬送系を出金経路に構成しており、このと
き鑑別部２０から→Ｌ２−Ｌ３→Ｌ８→第４カートリッ
ジＣ４の符号を介した搬送経路を出金紙幣の鑑別不良経
路に設けている。

さらに、紙幣を初期セットする時の分配経路は、第３カ
ートリツジＣ３から→Ｌ１１→Ｌ１→２０→Ｌ２→Ｌ３
→Ｌ４→（２２）→２１→Ｌ５→Ｌ６→Ｌ１→２０→Ｌ
２→Ｌ３→Ｌ８〜Ｌ１１−ＣＩ　　・Ｃ２の一連の符号
を介した搬送系を分配経路に構成しており、このとき鑑
別部２０から→Ｌ２→Ｌ３→Ｌ８→第２→ＬトリッジＣ
４の符号を介した搬送経路を分配紙俗の鑑別不良経路に
設けている。

また、回収経路は第１カートリツジＣ１と第２カートリ
ツジＣ２とから→Ｌ９→ＬＩＯ→Ｌ１１→Ｌ１→２０→
Ｌ２→Ｌ３→Ｌ８〜Ｌ１１→Ｃ３の一連の符号を介した
搬送系を稼動終了時等の回収経路に構成しており、この
とき鑑別部２０から゛→Ｌ２→Ｌ３→Ｌ８→第４カート
リッジＣ４の符号を介した搬送経路を回収紙幣の鑑別不
良経路に設けている。

第３図は紙幣入出金処理装置の制御回路プロッり図を示
し、ＣＰＵ３１はＲ，０Ｍ３２に格納されたプログラム
に沿って各回路装置を制御し、その制御した入出力デー
タをＲＡＭ３３で記憶する。

メインモータ３４は、ＣＰＵ３１からの入力情報に基づ
いて、各搬送経路Ｌ１〜Ｌ１２を駆動制御し、各紙幣検
知センサＳ・・・は紙’ｆｌ？１５の各処理状態を管理
し、また各振分は板ｆ・・・は搬送経路の分岐位置に配
設されて、搬送されてくる紙幣１５を振分は制御する。

ところで、上述の鑑別部２０の鑑別能力は、紙幣の真偽
、金種、２枚出し、スキュ、札折れ等の通常の鑑別機能
以外に、紙幣の破れ度合、穴あき度合、汚れ度合、皺度
合等の損傷度合を検出する損傷レベル検出機能を備えて
いる。

これにより、未損傷の長孔と、鑑別不良寸前の既損傷の
不良札とを選別処理することができ、この選別処理によ
り紙幣の管理向上が図れる。

例えば、営業終了時等にまとめて回収処理する紙幣の回
収処理時に、紙幣の損傷度合を検出し、この検出値が設
定された損傷基準値よりも小さい基準値内と判定した長
孔のときは回収用の第３カートリツジＣ３に収納処理し
、損傷基準値よりも大きいと判定した基準値を超える不
良札のときは鑑別不良用の第４カートリツジＣ４に収納
処理する。この結果、第３カートリツジ０３側に、未損
傷の長孔のみを選別して回収管理することができるため
、この第３カートリツジＣ３を営業開始時等に装填使用
しな場合は、これより繰出された紙幣は全て長孔と判定
されて鑑別不良紙幣が発生しない円滑な処理が行なわれ
る。

また、この鑑別部２０の損傷基準レベルの設定値は、設
定変更可能に設けて、係員が適宜取引状況に応じてテン
キー１８等を介して設定変更できるように設けている。

次に、この紙幣入出金処理装置の回収処理動作を第４図
および第５図のフローチャートを参照して説明する。

第４図は紙幣の回収処理動作を示し、これは例えば営業
終了時等に内部の紙幣をまとめて回収する場合に行ない
、先ず、係員が回収処理すべく入力操作して、回収処理
であることをＣＰＵ３１が検知すると、ＣＰＵ３１は紙
幣の損傷基準レベルの値を入力設定する旨を表示器１９
で表示しく第１〜第２ステツプ４１〜４２）、 その旨に従って係員が、紙幣の破れ度合、穴あき度合、
汚れ度合等に対する各基準レベルを入力設定するとく第
３ステツプ４３）、 第１カートリツジＣ１と第２カートリツジＣ２とから収
納されている千円札と万円孔の紙幣を繰出して、鑑別部
２０で鑑別処理させてから後段に搬送する（第４〜第５
ステツプ４４〜４５）。

このとき、鑑別結果によって正常と判定した良紙幣は回
収用の第３カートリツジＣ３に回収処理し、異常と判定
した鑑別不良紙幣および損傷度合の大きい鑑別不良寸前
の不良紙幣は鑑別不良用の第４カートリツジＣ４に収納
処理する（第６ステツプ４６）。

そして、この長孔・不良札の振分は処理操作が終了する
と、第１・第２カートリツジＣＩ　、　Ｃ２からの繰出
しを停止しく第７〜第８ステツプ４７〜４８）　、 その回収した典礼枚数と回収金額とを表示器１９で表示
する（第９ステツプ４９）。

次に、回収処理時の長孔と不良札との振分は処理動作を
第５図で詳述する。

第１・第２カートリツジ（１，Ｃ２から回収すべく繰出
された紙幣は、鑑別部２ｏで取引可能な紙幣か否かが判
定され、取引可能な真紙幣であれば（第１１ステツプ５
１）、 さらに、破れ度合・穴あき度合・汚れ度合のそれぞれが
設定された基準レベル内の長孔か、基準レベルを超える
不良札かが検出され（第１２〜第１４ステツプ５２〜５
４）、 基準レベル内の長孔の場合は、その長孔を回収用の第３
カートリツジＣ３に回収処理しく第１５ステツプ５５）
、 基準レベルを超える不良札の場合は、その不良札を鑑別
不良用の第４カートリツジＣ４に収納処理する（第１６
ステツプ５６）。

上述のように、紙幣の回収処理時に、鑑別部で回収され
る紙幣の損傷度合を検出し、この検出した値が設定され
た損傷基準値よりも小さいと判定した典礼は第３カート
リツジに収納し、損傷基準値よりも大きいと判定した不
良札は第４カートリツジに収納処理するなめ、第３カー
トリツジ側には損傷していない典礼のみを選別して収納
管理することができる。それゆえ、この第３カートリツ
ジを例えば営業開始時等に装填使用した場合は、これよ
り繰出された紙幣が全て典礼と判定されて党別不良紙幣
が発生しない円滑な処理となり、紙幣運用上の有効利用
化が図れると共に、入出金取引時の高速処理化が同時に
図れる。ことに、取引量に比例して損券の発生回数も増
大するため、取引能力の高い装置の場合には特に適して
いる。

この発明と、上述の一実施例の構成との対応において、 この発明の紙幣処理装置は、実施例の紙幣入出金処理装
置としての装置本体１１に対応し、以下同様に、 損傷レベル検出手段は、鑑別部２０に対応し、損傷レベ
ル別回収制御手段は、鑑別部２ｏとｃＰＵ３１との制御
系に対応し、 カートリッジは、第１〜第４カートリツジ０１〜Ｃ４に
対応し、このうち、 回収カートリッジは、第３カートリツジｃ３に対応し、 損券カートリッジは、第４カートリツジｃ４に対応する
も、 この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるもの
ではない。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は紙幣入出金処理装置の斜視図、第２図は紙幣入
出金処理装置の概略側面図、第３図は紙幣入出金処理装
置の制御回路ブロック図、 第４図は紙幣入出金処理装置の回収処理動作を示すフロ
ーチャート、 第５図は回収処理時の振分は処理動作を示すフローチャ
ートである。 １１・・・装置本体　　　　１５・・・紙　幣２０・・
・鑑別部　　　　　３１・・・ＣＰＵ第１図 抵字λ出躾理ダ１の旬糧図 １１・・・装置Ｘａ １５・・・祇惰 第２図　　　２０−４８　ｆＪ　＠ 凰帯入出途２Ｕ弘艷冒の塵耐Ｊ面図 ／ Ｃ４ＣＩ　　　　　　　Ｃ２シ３ に・・・ｄ刷部 ３１・・・ＣＰＵ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）入出金取引用に内部のカートリッジに収納されて
   いる紙幣を循環させて、所定のカー トリッジに分配、回収等の内部処理をする 内部処理機能を備えた紙幣処理装置であっ て、 前記紙幣の回収処理時に、回収される紙幣 の損傷度合を検出する損傷レベル検出手段 と、 この損傷レベル検出手段で検出した値が、 設定された損傷基準値よりも小さいときは 回収カートリッジ側に収納処理し、損傷基 準値よりも大きいときは損券カートリッジ 側に収納処理する損傷レベル別回収制御手 段とを備えた 紙幣処理装置。