JPH01219739A - 写真用支持体およびその製法 - Google Patents

写真用支持体およびその製法

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JPH01219739A
JPH01219739A JP4498788A JP4498788A JPH01219739A JP H01219739 A JPH01219739 A JP H01219739A JP 4498788 A JP4498788 A JP 4498788A JP 4498788 A JP4498788 A JP 4498788A JP H01219739 A JPH01219739 A JP H01219739A
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electron beam
layer
ultraviolet
resin
curable composition
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JP4498788A
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English (en)
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Junji Harada
純二 原田
Shogo Ebato
江波戸 省吾
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/775Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers the base being of paper
    • G03C1/79Macromolecular coatings or impregnations therefor, e.g. varnishes

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔A〕産業上の利用分野 本発明は、写真用支持体に関するものである。
より詳しくは、原紙表面が電子線硬化樹脂層により被覆
された耐水性写真印画紙用支持体に関するものである。
CB)従来の技術 近年、写真印画紙用支持体としては白色顔料を練りこん
だポリオレフィン樹脂で支持体である原紙表面を被覆し
た紙が主に用いられている。このように原紙上にポリオ
レフィン樹脂を設けるのは、現像時に処理薬品が原紙内
に浸透するのを妨げるのが主な理由であり、この被覆層
により現像時間の短縮化が可能となり、また原紙内に処
理薬品が残らないため、経時変化による黄変を避けるこ
とができる。このようなポリオレフィン樹脂による原紙
の被覆は一般に溶融押し出し機を用いて行なわれる。さ
らに−印画紙の表面となるほうのポリオレフィン樹脂層
には、写真印画紙用支持体の隠ぺい力、白色度を向上さ
せ、写真印画紙の解像度を向上させる目的で、二酸化チ
タンなどの無機白色顔料が練り込まれている。しかしな
がら、ポリオレフィン樹脂は熱溶融時においても非常に
高粘度で、二酸化チタン等の無機顔料を分散するのは容
易でないばかりでなく、無81顔料の充填率にも限界が
あり、ある程度の隠ぺい力、白色度を得ようとすると謝
脂厚さを増やさざるを得なかった。
また、このようなポリオレフィン樹脂の溶融押し出し塗
工は、ポリオレフィン樹脂の熱分解温度以上でなされる
ため、樹脂の熱分解に起因する黄変化やピンホールが樹
脂層に生−する、さらに、押し出し速度が増加すると溶
融状態のポリオレフィン樹脂がクーリングロールにより
十分冷却固化する前に剥離されるために、クーリングロ
ールと被覆樹脂面との剥離性が悪くなり、いわゆる「ブ
ロッキング」を起こして「横段ムラ」などと呼ばれる光
沢ムラが発生し、そのためC″−最終製品である印画紙
の品信を低下させるという間荘があった。またこのよう
な「ブロッキング」によるムラの発生を防止するなめに
ポリオレフィン樹脂中乙こあらかじめ滑剤を添加する方
法が一般に知られているが、この方法をとるとポリオレ
フィン樹脂を溶融押し出しする際に溶融ポリオレフィン
樹脂面からの滑剤の熱分解による発煙量が増大し、クー
リングロール面の汚れを引き起こし、結果的に窃脂被覆
面の品質低下をもたらしたり、いわゆる「梨地面」の発
生の原因となるなど二次的な品質低下を引き起こし、根
本的な解決方法とはいえなかった。
〔C〕発明が解決しようとする問題点 樹脂被覆された写真印画紙用支持体を製造する上で、溶
融押し出し法を用いれば適度な隠ぺい力を保持したまま
樹脂被覆層を薄くしたり、品質の低下を招くことなく塗
工速度を増加させたりすることは困難であるため、写真
印画紙用原紙に白色顔料を練りこんだ電子線硬化性樹脂
を塗工し、これに電子線照射して被覆層を形成して耐水
性の写真印画紙用支持体を製造する方法が提案されてい
る(たとえば特公昭60−17104号公報)。
この方法は電子線照射により重合可能な不飽和結合を有
するアクリレートエステルのごとき樹脂に白色顔料を高
濃度で分散させた塗液を写真印画紙用原紙上に塗布し、
常温で電子線照射により重合および架橋を行なわせ原紙
表面に樹脂被覆層を形成させる方法であるため、隠ぺい
力を低下させることなく樹脂層を薄くでき、かつ溶融押
し出し法に由来する樹脂の黄変化、ピンホールの生成、
ブロッキングや梨地の発生による最終製品の品質低下を
引き起こすことなく耐水性の写真印画紙用支持体の製造
が可能となる。しかしながら現在までに知られているよ
うな電子線硬化性樹脂で被覆して作成した写真印画紙用
支持体は、印画紙とした場合に、現像工程において処理
薬品が被覆樹脂に吸着するため、経時的に黄変化が進行
するという写真印画紙用支持体として致命的な間離を起
こした。また電子線照射による硬化時に酸素による硬化
不良をふせぐために照射処理室内を不活性ガスにより置
換しなければならないといった工程上の間圧を育してい
た。さらに、このように不活性ガス中で電子線照射によ
り硬化させた電子線硬化層は、その上に写真乳剤層を設
けるにあたって乳剤層との接着が充分ではなく電子線硬
化層にコロナ処理やフレーム処理などの表面活性処理を
施さねばならないといった問題があり、さらにこのよう
な表面処理と行なっても表面活性の程度にムラがあり充
分な接着強度が望めないという問題もあった。
CD)問題点を解決するための手段 本発明者は、上記のような問題点を解決する手段を鋭意
研究した結果、以下の発明に至った。すなわち、支持体
上の1面に白色顔料と電子線硬化性樹脂からなる電子線
硬化性組成物の硬化層が設けられ、その上に紫外線硬化
性樹脂と光反応開始剤から成る紫外線硬化性組成物の硬
化層が設けられたことを特徴とする写真用支持体の発明
である。
電子線硬化組成物層上に紫外線硬化組成物層を設けた構
造を有する写真用支持体は、その製造時において酸素置
換する必要がないというメリットの他に、驚くべきこと
に電子線硬化組成物層のみより成る写真用支持体に比べ
て写真乳剤の接着性が良いという貴重な性能を有するこ
とが判明した。
該支持体のもう一方の面は、溶融ポリオレフィン樹脂あ
るいは電子線硬化樹脂により被覆されていても良い、@
外線硬化性組成物層は紫外線の透過性から透明樹脂であ
ることが好ましいが紫外線硬化性組成物層の厚さと白色
顔料の濃度次第で白色顔料を含むことも可能である。こ
のような写真用支持体は次のようにして製造することが
できる。
すなわち、支持体上の1面に白色顔料と電子線硬化性樹
脂からなる電子線硬化性組成物の層を塗布し、その上に
紫外線硬化性樹脂と光反応開始剤から成る紫外線硬化性
組成物の層を塗布した後、第一に紫外線照射により表面
側の紫外線硬化性組成物層を硬化させ被膜層を形成した
後、第二に電子線照射により電子線硬化性組成物層を硬
化させて被覆属全体を硬化することにより目的の写真用
支持体を製造することができる。
以下、本発明の写真印画紙用支持体について詳しく述べ
る。
また本発明の写真印画紙用支持体の裏面には、従来から
行なわれているような溶融押し出し法によるポリオレフ
ィン樹脂の塗工や、電子線硬化性樹脂を塗工した後電子
線照射により被膜を形成する方法により樹脂被覆層を形
成することができる。
本発明に用いられる電子線硬化性樹脂あるいは紫外線硬
化性樹脂としては、分子末端に、または分子側鎖に電子
線反応基を有する不飽和ポリエステル、変性不飽和ポリ
エステル、アクリル系ポリマーおよび不飽和結合を有す
る単量体などが単体でまたは他の溶剤とともに使用でき
、写真印画紙用原紙と電子線硬化組成物および紫外線硬
化組成物との親和性や感光材料および現像液等の処理1
品との親和性を考慮して選ぶことができる。
本発明においては電子線硬化組成物に用いる電子線硬化
性樹脂と、紫外線硬化組成物に用いる紫外線硬化性樹脂
とは同一でも、あるいは異なっていても差し支えない。
以下、電子線硬化性樹脂および紫外線硬化性樹脂のうち
代表的なものを例示する。
(a)ポリエステルアクリレート、ポリエステルメタク
リレート− 例えば、アロニツクスM−5300、アロニックスM−
540170ニツクスM−5500、アロニックスM−
5600、アロニックスM−5700、アロニツクスM
−6100、アロニツクスM−6200、アロニツクス
M−6300、アロニックスM−6500、アロニツク
スM−7100、アロニックスM−8030、アロニツ
クスM’−8060、アロニツクスM−8100C以上
、東亜合成化学工業(株)商品名)、ビスコ−ドア00
、ビスコート3700 (以上、大阪有機化学工業(株
)商品名)、カヤラッドHX−220、カヤラッドHX
−620(以上、日本化14株)商品名)などが挙げら
れる。
(b)ウレタンアクリレート、ウレタンメタクリレート
、 例えば、アロニツクスM−1100、アロニツクスM−
1200、アロニツクスM−1210ヘア口ニツクスM
−1250、アロニツクスM −1260、アロニツク
スM−1300、アロニツクスM−1310(以上、東
亜合成化学工業(株)商品名)、ビスコート812、ビ
スコート823、ビスコ−1−823(以上、大阪ff
i化学工業(株)商品名)、NKエステル、U−108
=A、NKエステル−tJ−48A (以上、新中村化
学(株)商品名)などが挙げられる。
(C)単官能アクリレ−1〜、単官能メタクリレート、 例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブ
チルアクリレート、2−エチルへキシルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、フェノキ
シエチルアクリレート、シクロへキシルアクリレ−1・
、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、N、N−ジメチルアミ
ノエチルアクリレート−N−N−ジメチルアミノエチル
メタクリレート、N−N−ジエチルアミノエチルメタク
リレート−ブトキシエチルアクリレートなど、エチレン
オキシド変性フェノキシ化りん酸アクリレートエチレン
オキシド変性ブトキシ化りん酸アクリレート、アクリロ
イルモルフォリン、この他に東亜合成化学工業(株)の
商品名でいえばアロニツクスM−101−アロニツクス
M−102、アロニックスM−11170ニツクスM−
113、アロニツクスM−114、アロニツクスM−1
17、アロニックスM−152、アロニツクスM−15
4などが挙げられる。
(d)多官能アクリレート、多官能メタクリレート、 例えば、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、 
 1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ネオペン
チルグリコールジアクリレート、ジエチレングリコール
ジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレー
ト、ポリエチレングリコールジメタクリレート、ポリプ
ロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレング
リコールジメタクリレート、ペンタエリスリ)・−ルジ
アクリレート、トリメチロールプロパンへキサアクリレ
ート、イソシアヌル酸ジアクリレート、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、イソシアヌルC+−リアクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ト
リメチロールプロパンI・ジメタクリレート、エチレン
オキシド変性ペンタエリスリトールテトラアクリレート
、プロピレンオキシド変性ペンタエリスリl−一ルテト
ラアクリレ−1−プロピレンオキシド変性トリメチロー
ルプロパンポリアクリレート−エチレンオキシド変性ト
リメチロールプロパンポリアクリレートなどが挙げられ
る。東亜合成化学工業(株)の商品名でいえばアロニツ
クスM−210、アロニックスM−215、アロニツク
スM−220、アロニツクスM−230、アロニツクス
M−233、アロニックスM240、アロニツクスM−
245、アロニツクスM−305、アロニツクスM−3
09、アロニツクスM−310、アロニツクスM−31
5、アロニツクスM−320、アロニツクスM−325
、アロニツクスM330−アロニツクスM400−アロ
ニツクスM−450、TO−458、TO−747、T
O−755、THIC。
TA2などが挙げられる。
(e)エポキシアクリレート、エポキシメタクリレート 例えば、NKエステル、EA−800、NKエステル、
EPM−800(以上、新中村化学(株)商品名)、ビ
スコ−トロ00、ビスコート540(以上、大阪有機化
学工業(株)商品名)、フォトマー3016、フォトマ
ー3082 (以上、サンノブコ(株)商品名) (f)エポキシ化合物 例えばグリシジルメタクリレート、■、3−ビス(N、
N−ジェポキシプロピルアミノメチル)シクロヘキサン
、1,3−ビス(N、N−ジェポキシプロピルアミノメ
チル)ベンゼンなどが挙げられる。三菱瓦斯化学(株)
の商品名で言えば、GE−511TETRAD−]、T
ETRAD−Cなどが挙げられる。
本発明において用いられる電子線硬化組成物中にはルチ
ル型あるいはアナターゼ型の二酸化チタン、酸化亜鉛、
タルク、炭酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム
、硫酸カルシウム、シリカ等の白色顔料を無処理、また
はシロキサン、アルミナ、アルコール等で表面処理して
含有することができる。白色顔料の電子線硬化組成物中
において占める割合は20重I%から80重量%である
ことが好丈しく、その中でも特に20重量%から70重
量%の範囲にあることが好ましい、これは、白色顔料の
占める割合が極端に少ないと期待される隠ぺい力を持つ
に至らず、また極端に多いと電子線硬化性樹脂のバイン
ダーとしての能力が不足するばかりでなく電子線照射量
の増大を招き、写真印画紙用原紙あるいは被覆樹脂に好
ましくない形姿を与えるからである。
本発明における電子線硬化性組成物および紫外線硬化性
組成物中には従来のポリオレフィン樹脂の溶融押し出し
法に用いられているように群青、コバルトバイオレッI
・等の顔料および染料、酸化防止剤、蛍光増白剤、帯電
防止剤などの各種の添加剤を適宜組み合わせて加えるこ
とができる。
本発明において紫外線硬化性組成物中に含まれる光反応
開始剤としては、エチルアントラキノン、メチルベンゾ
イルフォルメート、1−ヒドロキシシクロへキシルフェ
ニルケトン、アセトフェノン、ジェトキシアセトフェノ
ン、ジおよびトリクロロアセI・フェノンのようなアセ
トフェノン頚、0−ベンゾイルメチルベンゾエート、ベ
ンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンジル、ベンゾイン
、ベンゾインアルキルエーテル、ベンジルジメチルケタ
ール、テトラメチルチウラムモノサルファイド、キサン
トン、チオキサントン類、アゾ化合物、等があり、光反
応開始剤の使用量は紫外線硬化性樹脂に対して、通常0
.1〜lO%の範囲である。また、光反応開始剤にハイ
ドロキノンのような貯蔵安定剤が併用される場合もある
また、本発明において電子線硬化性組成物中には当然の
ことながら光反応開始剤は必要ないが、たとえ含有して
いたとしても電子線照射による硬化には差し支えない。
本発明において支持体として用いられる原紙は通常の天
然パルプ紙、合成繊維、あるいは合成樹脂フィルムを原
紙化したいわゆる合成紙、または原紙の表面に耐水性樹
脂被覆層を設けた樹脂被覆紙、あるいは合成樹脂シー1
〜を用いることができるが、針葉樹パルプ、広葉樹パル
プ、針葉閘広葉樹混合バルブの木材パルプを主成分とす
る天然パルプ紙が有利に用いられる。原紙の厚みに関し
ては特に制限はないが平滑性のよい紙が好ましく、その
坪iは50g/rn2〜250g/ばか好ましい。
本発明の方法において有利に用いられる天然パルプを主
成分とする原紙には各種窩分子化合物、添加剤を含有せ
しめることができる。たとえば、デンプン誘導体、ポリ
アクリルアミド、ポリビニルアルコール誘導体、ゼラチ
ン等の乾燥紙力増強剤、脂肪酸塩、ロジン誘導体、ジア
ルキルケテンダイマー乳1ヒ物等のサイズ剤、メラミン
腐脂、尿素樹脂、エポキシ化ポリアミド等の湿潤紙力増
強剤、安定剤、顔料、染料、酸化防止剤、蛍光増白剤、
各種ラテックス、無機電解質、pH調整剤等を適宜組み
合わせて含有せしめることができる。
また、本発明において原紙と電子線硬化組成物の接着性
と濡れ性を良くするための原紙表面のコロナ処理等によ
る表面処理や、電子線照射して被膜化した樹脂と感光性
乳剤との接着性1、濡れ性をコントロールするために電
子線照射して硬化した被覆樹脂の表面にコロナ処理等の
表面処理を行なうことは何等差し支えない。
白色顔料を電子線硬化性樹脂と混合して電子線硬化性組
成物を調整する方法としては一般的な顔料昆練機を用い
ることができる。たとえば、二本ロール、三本ロール、
ボールミル、ニーダ−1高速ミキサー、ホモジナイザー
等である。
原紙上に電子線硬化組成物を塗布する方法としては、例
えば、ブレードコート、エアードクターコート、エアー
ナイフコート、スプレーコート、スクイズコート、リバ
ースロールコート、グラビアロールおよびトランスファ
ーロールコート、Eバーコード等の方法が用いられる。
原紙上に塗布する電子線硬化性組成物層の厚さは原紙の
種類により異なるが5〜100μm、より好ましくは5
〜50μmであり、この厚さより薄いと原紙の凹凸の影
響を受けやすく、またピンホールも生成しやすい、この
厚さより厚いと均一に塗りにくいばかりでなく均一に硬
化しにくく、品質上好ましくない。
電子線硬化性組成物層上に塗布する紫外線硬化性組成物
層の厚さは電子線硬化性組成物層の種類、および紫外線
硬化性組成物層中の白色顔料の量により異なるが0.1
〜10μm、より好ましくは0゜5〜5μ票である。電
子線硬化性組成物層と外気の酸累との接触を遮断するに
は紫外線硬化性組成物層がこの厚さの範囲にあれば充分
であり、この厚さより薄いと電子線硬化性組成物1上に
均一に紫外線硬化性組成物層を塗布することが困難でピ
ンホールを形成しやすく結果として電子線照射した後で
も不均一な表面状態となりやすい、紫外線により硬化す
る層はある程度透明であり、この厚さより厚いと露光の
際に紫外線硬化性組成物層の厚さにより光路差が生じ解
像度の低下を引き起こし品質上好ましくない、 樹脂被
覆紙の表面をさらに鏡面仕上げにする場合には、処理し
たい面を鏡面ロールと接触させその背面から電子線を照
射して硬化し、鏡面仕上げを施すことができる。−般に
このように電子線硬化性組成物層がロールと接触してい
る場合には電子線照射装置内の酸素パージは不要といわ
れているが、本発明の方法によりあらかじめ表面層を硬
化させておくほうがより好ましい、また、予め紫外線照
射を行い表面を一部硬化させた後、鏡面ロールと接触さ
せ、剥離した後、二次照射を行い完全に硬化させる方法
もある。
型付けを施す場合には鏡面ロールに代えて型付はロール
を使用して微粗面等の所望の型付は面を得ることができ
る。
電子線照射は、透過力、硬化力の面から加速電圧が10
0〜1000Kvであり、より好ましくは100〜30
0Kvの電子線加速器を用い、ワンパスの吸収線lがC
1,5〜20 Mradになるようにすることが好まし
い、加速電圧、あるいは電子線照射量がこの範囲より低
いと電子線の透過力が低すぎて十分な硬化が行なわれず
、またこの範囲より大きすぎるとエネルギー効率が悪化
するばかりでなく、原紙の強度低下や樹脂の分解など品
質上好ましくない影響が現われる。電子線加速器として
は例えば−エレクトロカーテンシステム、スキャンニン
グタイプ、ダブルスキャンニングタイプ等の何れでも良
い。
紫外線照射装置としては例えば、低圧水銀灯、中圧水銀
灯、高圧水銀灯、メタルハライドランプ等があり、オゾ
ン発生の少ないオゾンレスタイプもある。一般に出力3
0 w/cm以上のランプを複数本並行して使用する。
なお、電子線照射に際しては酸素濃度が窩いと電子線硬
化組成物の硬化が妨げられるため、−紫、ヘリウム、二
酸化炭素等の不活性ガスによる置換を行い、酸素濃度を
600 ppm以下、好ましくは4’ 00 ppm以
下に抑制した雰囲気中で照射するのが一般的であるが本
発明の場合には原則的に酸素置換の必要はない、しかし
ながら電子線照射装置内の過熱を避け、かつ発生オゾン
を排気する目的で冷却ガスの循環を行なうことが好まし
い。
本発明により作成した写真印画紙用支持体は、その上に
感光性乳剤を塗布することにより、写真印画紙として用
いることができる。
CE)作用 本発明による方法においては、未硬化の電子線硬化性組
成物層の表面をあらかじめ紫外線照射により硬化した紫
外線硬化相組成物層が覆っているため電子線硬化組成物
の酸素による硬化不良が起こらず、電子線照射時におい
て装置内の酸素濃度コントロールが不要である9本発明
によって作成された写真用支持体は写真乳剤層との接着
性が優れているが、これは紫外線照射あるいは酸素雰囲
気下における電子線照射により表面層に写真乳剤層と親
和性の良い官能基が生成するものと考えられる9本発明
による写真用支持体は、窩濃度の頭料分散が可能となる
ことから、耐水性、隠ぺい力、白色度に浸れた写真印画
紙用支持体を製造することができる。
〔F〕実施例 以下、実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明
の内容は実施例に限られるものではない。
実施Piq−1 裏面にポリエチレン樹脂[低密度ポリエチレン(密度り
、 918 g/clII’、MI 5)と窩密度ポリ
エチレン(密度0.965 g/cm3、MI7)の等
量混合物コにより20μmの厚みでラミネート被覆した
写真用原紙(坪fi120g/ゴ)を用い、この写真用
原紙の表面にコロナ処理を行なった後、以下の組成の電
子線硬化性組成物を厚さ20umになるように塗布した
〔電子線硬化性組成物〕
ルチル型二酸化チタン     50重1%電子線硬1
ヒ性樹脂       50重量%電子線硬化性樹脂は
l・リメチロールプロパン1〜すアクリレートエステル
と1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの等ffi
 ?u合物を用い、ルチル型二酸化チタンとの混合は三
本ロールを用いて行なった0次に電子線硬化性組成物層
の上に以下の組成の紫外線硬化組成物を厚さ2μmにな
るように塗布した。
〔紫外線硬化性組成物〕
紫外線硬化性樹脂       99重量%光反応開始
剤          1重1%紫外線硬化性樹脂は上
記の電子線硬化性樹脂と同様の樹脂を用い、ベンジルジ
メチルケタールを光反応開始剤として用いた。このよう
にして得られたシートを紫外線照射装置(80W/cm
、オゾン集光型、照射距離10cm )内に導き、紫外
線照射して表面層シ硬化した9次に得られたシートを低
レベルの窒素置換(酸素濃度5000ppm)を行った
電子線照射装置(ESI社製、エレクトロカーテン)内
に導き、加速電圧175kv、吸収線* I Mrad
の条件で電子線照射を行い電子線硬化性組成物層を硬化
して写真用支持体を作成した。
実施例−2 電子線硬化性組成物を以下のような組成に代え、実質的
に紫外線硬化性組成物と同一として、その他は実施例−
1と同様に紫外線照射および電子線照射を行い写真印画
紙用支持体を得た。
〔電子線硬化性組成物および紫外線硬化性組成物〕ルチ
ル型二酸化チタン     49重量%電子線硬化性樹
脂       50重量%光反応開始剤      
    1重量%実施例−3 実施例−1の支持体、紫外線硬化性組成物および電子線
硬化性組成物をそのまま用い、電子線照射装置内の窒素
ガスによる置換を行わず、電子線照射量を吸収線量で4
 Mradとした以外は実施例−1と同様な方法(紫外
線照射を含む)で写真用支持体を得た。
実施例−4 実施例−1の支持体、紫外線硬化性組成物および電子線
硬化性組成物をそのまま用い、紫外線照射を行わずに実
施例−1と同様に電子線照射量を吸収線iでI Mra
dとして電子線照射した。得られたシートに紫外線照射
して表面層を硬化させ写真用支持体を得た。
比較例−1 実施例−1の電子線硬化性組成物をそのまま用い、紫外
線硬化性組成物を設けなかった以外は実施例−1と同様
な方法(紫外線照射を含む)で写真用支持体を得た。
比較例−2 実施例−2の電子線硬化性組成物をそのまま用い、紫外
線照射しなかった以外は実施例−2と同様な方法で写真
用支持体を得た。
比較例−3 実施例−2の電子線硬化性組成物をそのまま用い、紫外
線照射は行わず、かつ電子線照射装置内の酸素濃度を窒
素置換により200 ppmまで低下させて電子線照射
を行った以外は実施例−2と同様な方法で写真用支持体
を得た。
比較例−4 実施例−1の支持体、紫外線硬化性組成物および電子線
硬化性組成物をそのまま用い、紫外線照射を行わずに実
施例−1と同様に電子線照射量を吸収線量でI Mra
dとして電子線照射し写真用支持体を得た。
実施例−1,2,3,4および比較例−1,2,3,4
において作成した写真用支持体の乳剤層接着性と現像液
による写真適性をを次のようにして判定しな。
得られた写真印画紙用支持体上に通常の写真乳剤層を設
け、通常の方法で硬化成膜した。乾燥した写真乳剤層に
一定間隔のカットを入れマス目を作りそのうえにテープ
を接着させたのち引き剥し、写真用支持体上に残ったマ
ス目の割合で乾燥時の接着性を判断した。また、写真乳
剤を塗布し硬膜させた後、一連の現像処理を行ない、湿
潤状態のまま一定間隔のカットを入れ、その後指でこす
って湿潤時の接着性を判定した。
さらに現像前と現像後のゼラチン層を設けた写真印画紙
用支持体の白色度を比較し白色度(東洋精機製作所■製
、デジタルハンター反射率計)の変化率をもって処理薬
品の残留の目安とした。白色度変化率は小さいほど現像
処理時における処理薬品の残留が小さいことを示してお
り、一般に嵜脂層の硬化が不十分であればこの白色度変
化率が大きくなる。
表1 CG)発明の効果 表1から明らかなように本発明は写真用支持体作成時に
おいて溶融押し出し法を用いないため梨地や横段ムラな
どの光沢障害を起こさないばかりでなく、電子線による
硬化のみによって作成した写真用支持体に比較して写真
乳剤の接着性が乾燥時、湿潤時ともに極めて良好であり
、かつ電子線照射時の窒素置換が少なくて済むという経
済上のメリットを育している。才な、本発明において作
成した写真印画紙用支持体は、現像処理後の薬品の残留
が少なく、色再現性、退色性に優れた写真印画紙を与え
るものである。
(以下余白)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上の1面に白色顔料と電子線硬化性樹脂か
    らなる電子線硬化性組成物の硬化層が設けられ、その上
    に紫外線硬化性樹脂と光反応開始剤から成る紫外線硬化
    性組成物の硬化層が設けられたことを特徴とする写真用
    支持体。
  2. (2)該紫外線硬化性組成物の硬化層が白色顔料を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の写真用支持体。
  3. (3)支持体上の1面に白色顔料と電子線硬化性樹脂か
    らなる電子線硬化性組成物層を設け、その上に紫外線硬
    化性樹脂と光反応開始剤から成る紫外線硬化性組成物層
    を設け、第一に紫外線照射により表面被膜層を形成した
    後、第二に電子線照射により被覆層全体を硬化させるこ
    とを特徴とする写真用支持体の製造方法。
  4. (4)支持体上の1面に白色顔料と電子線硬化性樹脂か
    らなる電子線硬化性組成物よりなる層を設け、その上に
    紫外線硬化性樹脂と光反応開始剤から成る紫外線硬化性
    組成物層を設け、第一に電子線照射により被覆層を硬化
    させた後、第二に紫外線照射により表面被膜層を硬化さ
    せることを特徴とする写真用支持体の製造方法。
JP4498788A 1988-02-26 1988-02-26 写真用支持体およびその製法 Pending JPH01219739A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Cited By (2)

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WO2007106885A2 (en) * 2006-03-15 2007-09-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Photographic printing paper and method of making same
WO2007106885A3 (en) * 2006-03-15 2007-12-27 Hewlett Packard Development Co Photographic printing paper and method of making same

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