JPH0121921Y2 - - Google Patents

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JPH0121921Y2
JPH0121921Y2 JP6853085U JP6853085U JPH0121921Y2 JP H0121921 Y2 JPH0121921 Y2 JP H0121921Y2 JP 6853085 U JP6853085 U JP 6853085U JP 6853085 U JP6853085 U JP 6853085U JP H0121921 Y2 JPH0121921 Y2 JP H0121921Y2
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JP
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tank
hot water
cover
clean
hot
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は遺体湯潅槽に用いて好適な乾燥カバー
に関する。
〔従来の技術〕
仏葬では、死者の入棺に先立ち湯潅して遺体を
洗い清める習慣がある。
湯潅は、通常とは逆に先ず水を入れてから湯を
そそいで適温の湯水をつくり、これにより、たら
い等に入れた遺体を洗い清め、使つた湯は床下や
便所に捨て、陽に当てることを忌み嫌う習慣があ
る。
ところが現在では、遺体を湯潅しようとして
も、これに適応するたらいや専用浴槽などがない
ため、タオルや手拭等で水拭きしたり、アルコー
ルでふいたり、形式的にのみ行う例が多い。
しかし、このような形式的な手段によるとき
は、遺体を充分に清めることができなかつたり、
また湯潅が葬儀の一部であることを考えると、厳
粛さに欠ける問題点がある。
そこで、本願人は上記の問題点を解消するもの
として、移動式の湯潅専用槽を提案した。
この湯潅槽は、それぞれが移動自在にして、か
つ分解可能に組み付けできるようにした清浄槽と
受水槽と清浄台との三部材により構成され、これ
らを運搬用自動車で目的の場所まで搬送して行
き、所望位置にあつて、所定の状態でセツトし、
上記自動車に装備されており、前記湯潅の習慣に
則つて湯がつくられる給湯設備から、上記清浄槽
に給湯し、遺体を清浄台に載せて清浄槽内に収容
せしめ、上記湯のシヤワーにより遺体を洗い清
め、その清浄排水を受水槽に貯留して回収し、こ
れを持ち帰つて習慣に則つて処理する構成のもの
である。
上記の如き湯潅槽によるときは、家庭、病院、
その他の目的の場所まで、これを運搬して行き、
その場で湯潅を完全な状態に厳粛にして容易、か
つ迅速に、しかもその場所を洗浄済の汚水によつ
て汚すこともなく、衛生的に行ない得て効果的で
ある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記遺体湯潅槽の使用時に有効な役
割を果し得る乾燥カバーに係り、湯潅完了直後清
浄槽に被冠し、温風乾燥空気を吹き込むことによ
り、遺体を清浄槽に収容したままで容易にして迅
速に乾燥できるようにするのが、その目的であ
る。
〔問題点を解決するための手段〕 即ち本考案は、清浄槽に遺体を収容し、給湯設
備からの給湯にて遺体を洗浄し、その清浄済汚水
を下部の受水槽に回収するようにした遺体湯潅槽
の乾燥カバーであつて、カバー本体が上記清浄槽
の開口部に着脱自在に被冠可能なるよう形成され
該カバー本体には端部に設けた温風取入口と連通
し、多数箇の温風吹出口を有する送気管が内設さ
れると共に、排気口が設けられてなるものであ
る。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれ
ば、第1図ないし第3図に示したように、カバー
本体1は、上部が開口部2aとして形成されてい
る清浄槽2に対して、同部2aを閉塞する状態で
着脱自在に被冠自在なるよう形成されている。
さらに詳しくは、上記清浄槽2の開口周縁2b
に被嵌可能な嵌合周縁部1bが頂壁1aの周縁か
ら垂設され、上記開口周縁2bが位置決めされた
状態で嵌合し、前後、左右方向へずれ動くことが
ないようにしてある。
ここで、上記頂壁1aは、水平状態に形成する
こともできるが、後述する送気管を内装すること
を考慮すると、図示のように中央部を高くして稜
線部1cとし、該稜線部1cから左右(巾方向)
に傾斜下降させることで屋根状に形成するのがよ
い。
また、上記カバー本体1は殺菌消毒が容易な材
料で形成するのが望ましいから、例えばFRPや
塩化ビニール等が好適である。
上記カバー本体1内の中央部、すなわち裏側に
は、前後方向に長く送気管3が装着してある。
この送気管3の一端3aはカバー本体1の前側
壁1dを貫通して外部に延出して温風取入口3b
としてあり、カバー本体1内にある他端は閉鎖端
3cとなつている。
カバー本体1内における上記送気管3には、該
送気管3の長さ方向と直角の巾方向に、複数箇の
分岐管3d…が前後方向へ適当間隔にて連設さ
れ、該各分岐管3d……にはそれぞれ複数箇の温
風吹出口3e……が下向きに開口してあり、上記
送気管3の温風取入口3bから送気される温風
を、上記送気管3、各分岐管3d……を通してそ
れぞれの温風吹出口3e……からカバー本体1内
に吹出し可能としてある。
また、上記カバー本体1の後側部には、排気口
4が、カバー本体1内と連通させて設けてある。
この排気口4は、カバー本体1の後側壁1eに
開口して設けることができるが、図示のように、
同壁1eに、パイプ部材4aをカバー本体1内と
連通させて固着することで形成することもでき
る。
而して上記乾燥カバーは図示のように清浄槽2
の開口部2aに被冠し、図示しない温風発生器と
温風取入口3bを送気用ホースで接続して送気管
3に温風を送気し、各分岐管3d……の各温風吹
出口3e……からカバー本体1内に吹き込み、排
気口4から外部へ排気するのであり、この温風に
よつて、清浄槽2内に収容してある湯潅済みの遺
体aを乾燥するのである。
次にここで、当該カバーが用いられる遺体湯潅
槽につき説示すると、第4図ないし第7図に示し
たように、前記の通り清浄槽2、受水槽5、およ
び清浄台6を主要部材として構成されている。
上記清浄槽2は、その底壁2cにおける略中央
部に前後方向に長く排出口2dが設けてあると共
に、後側壁に固定した開閉弁7とホース8にて接
続したシヤワーヘツド等の放水端具9が設けてあ
る。
さらに開口縁2bの内側には散水設備10が上
記開口弁7と接続して設けられ、開口縁2bには
着脱自在に香台11が装着され、上記開閉弁7は
図示しない運搬用自動車の荷台上に装備してある
給湯設備に給湯用ホース12にて接続される。
また、前記受水槽5は上記清浄槽2を安定よく
載置できるよう該清浄槽2と略同一大きさをもつ
て有底状に形成されていると共に、上記清浄槽2
の排水口2dから排出される洗浄済の汚水を貯留
して回収可能としてある。
また、上記清浄台6は上記清浄槽2内に収納可
能にして、かつ該清浄槽2の側壁との間に遺体洗
浄に際して手を入れることのできる間隔が保有さ
れる寸法をもつて簀の子状に形成されている。
つまり本体をなす枠体6aに複数本の横木6b
……等を適宜間隔に架設して、遺体aを寝かせた
ままで載置できるようになつている。
而して、上記の湯潅槽は運搬用自動車で目的の
場所まで搬送して行き、所望位置に受水槽5、清
浄槽2を積み重ねてセツトしたならば、清浄台6
を寝床まで運んで行つて、これに遺体aを載せて
運び、清浄台6ごと清浄槽2に収容する。
次いで、自動車に装備の給湯設備にて、湯潅の
習慣に則つて湯をつくり、これをポンプの駆動に
よつて放水端具9と散水設備10とに供給し、同
端具9からのシヤワーによつて遺体aを洗い清め
る。
この清浄によつて汚れが洗い流されるが、上記
散水設備10から散水が、清浄槽2の側壁内面に
沿つて底壁面を洗い流すので、清浄槽2内は常に
清潔に保たれ、当該汚水は下部の受水槽5に貯留
される。
このようにして湯潅が済んだならば、遺体a
は、そのまま清浄角6に載せたままにしておき、
前述の乾燥カバーを清浄槽2に被冠し、温風取入
口3bから温風を圧送して、カバー本体1内に送
気し、排気口4から排気して遺体aの乾燥を行な
うのである。
ここで、乾燥用の温風は、運搬用自動車に装備
してある温風発生器から得るようにするのがよ
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る遺体湯潅槽の
乾燥カバーは構成されているから、清浄槽2内で
湯潅が済み次第、該清浄槽2の開口部2aにカバ
ー本体1を被冠し、温風発生器で得た温風を送気
管3を通してカバー本体1内に吹き込むことによ
つて遺体aを清浄槽2に収容したままの状態で、
当該遺体aを動かすことなく容易に乾燥すること
ができるのであり、また、乾燥温風を連続してカ
バー本体1内に吹き込みながら、排気口4から湿
気が排気されることとなるから、上記乾燥を迅速
に行なうことができ、しかも遺体aはカバー本体
1によつて覆われるので見た目にも良く厳粛に遺
体乾燥を行ない得る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は本考案に係る遺体湯
潅槽の乾燥カバーを示す使用状態の夫々平面図、
側面図、正面図、第4図は湯潅槽の一実施例を示
した分解斜視図、第5図、第6図、第7図は同湯
潅槽の使用状態をそれぞれ示した平面図、側面図
と第5図における−線矢視横断面図である。 1……カバー本体、2……清浄槽、2a……開
口部、3……送気管、3b……温風取入口、3e
……温風吹出口、4……排気口、5……受水槽。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 清浄槽に遺体を収容し、給湯設備からの給湯に
    て遺体を洗浄し、その清浄剤汚水を下部の受水槽
    に回収するようにした遺体湯潅槽の乾燥カバーで
    あつて、カバー本体が上記清浄槽の開口部に着脱
    自在に被冠可能なるよう形成され、該カバー本体
    には、端部に設けた温風取入口と連通し、多数箇
    の温風吹出口を有する送気管が内設されると共
    に、排気口が設けられてなる遺体湯潅槽の乾燥カ
    バー。
JP6853085U 1985-05-09 1985-05-09 Expired JPH0121921Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6853085U JPH0121921Y2 (ja) 1985-05-09 1985-05-09

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JP6853085U JPH0121921Y2 (ja) 1985-05-09 1985-05-09

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Publication Number Publication Date
JPS61183901U JPS61183901U (ja) 1986-11-17
JPH0121921Y2 true JPH0121921Y2 (ja) 1989-06-29

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