JPH01218665A - メタリック仕上げ方法 - Google Patents

メタリック仕上げ方法

Info

Publication number
JPH01218665A
JPH01218665A JP4531488A JP4531488A JPH01218665A JP H01218665 A JPH01218665 A JP H01218665A JP 4531488 A JP4531488 A JP 4531488A JP 4531488 A JP4531488 A JP 4531488A JP H01218665 A JPH01218665 A JP H01218665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
metallic
clear
clear paint
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4531488A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sugimura
杉村 曜
Shishiaki Maruhashi
丸橋 紳嗣朗
Yasumasa Okumura
奥村 保正
Naoji Matsumoto
松本 直次
Akimasa Nakahata
顕雅 中畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kansai Paint Co Ltd filed Critical Kansai Paint Co Ltd
Priority to JP4531488A priority Critical patent/JPH01218665A/ja
Publication of JPH01218665A publication Critical patent/JPH01218665A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規なメタリック仕上げ塗装方法、詳しくは
平滑性、鮮映性、肉持感および耐候性に優れたメタリッ
ク塗膜に仕上げる塗装方法に関する。
[従来の技術及びその問題点] 従来、自動車外板などへの塗装方法として、メタリック
塗料を塗装し、その未硬化塗面にクリヤー塗料を塗装し
た後、これらの両塗膜を同時に加熱硬化する、いわゆる
2コ一ト1ベータ方式(2CIB)によるメタリック仕
上げ方法が多く採用されている。
自動車産業などにおいて高級志向が一段と高くなり、例
えば、自動車外板を耐候性、平滑性、鮮映性および肉持
感などのすぐれたメタリック塗膜に仕上げられる塗装法
の開発が強く要望されている。これらの要望を達成する
ために、クリヤー塗料として、これまでの熱硬化性アク
リル樹脂系もしくはポリエステル樹脂系塗料に代えて、
含フッ素樹脂を主成分とする有機溶液塗料を用いること
も試みられており、その結果、耐候性の向上は認められ
たが、コストが著しく高くなる、肉持ち感の向上が不十
分であるという指摘を受けている。
[問題を解決するための手段] 本発明者らは、この含フッ素樹脂塗料の有効実用化に向
けて鋭意研究を行った。その結果、含フッ素樹脂塗料単
独でクリヤー塗膜を形成するのに変えて、該塗料をクリ
ヤー塗膜の表層に近い部分のみに使用することにより、
含フッ素樹脂系塗料による単独塗膜に比べて、耐候性を
何ら低下させることなく、大1−1xなコストアンプも
抑制され、しかも、平滑性、鮮映性および肉持感などを
顕著に改善することが可能となった。
すなわち、本発明は、メタリック顔料、さらに必要に応
じて着色顔料を配合した熱硬化性樹脂組成物を主成分と
するメタリック塗料を塗装し、次いで該塗面に熱硬化性
樹脂組成物を主成分とするクリヤー塗料を塗装し、さら
に該クリヤー塗面に含フッ素樹脂を主成分とする有機溶
液型クリヤー塗料を塗装した後、加熱して上記3層塗膜
を同時に硬化させることを特徴とするメタリック仕上げ
方法に関する。
本発明の特徴は、2CIBにおけるクリヤー塗膜におい
て、その合計膜厚を従来のものとほぼ同程度に維持し、
その表層塗膜のみを含フッ素樹脂を主成分とする有機溶
液型クリヤー塗料(以下、「F−クリヤー塗料」と略称
することがある)で形成するところにある。
その結果、以下に記述する技術的効果が得られた。
(1)肉持感;これは、塗膜の三次元的な厚味を目視で
実感することであり、この「肉持感」がすぐれていると
被塗物に高級感が加わり、自動車用上塗塗料にとって仕
上り外観上の必須要因である。従来は、塗膜表面の「ゆ
ず肌」により、立体的な凹凸が生じ、これがために感じ
られる厚味感が「肉持感jとして感じられた。しかしな
がら、最近に至り、自動車塗装の仕上り外観の一層の向
上の要求が強まり、特に塗膜表面の「平滑性」「!!!
¥:映性」への要求が高まって来た。したがって、前述
の「肉持感」を演出している「ゆず肌」とこれら「平滑
性」 「鮮映性」とは、根本的に相反するものであり、
「平滑性」 「鮮映性」を備え、かつ「ゆず肌」を生じ
ることなく「肉持感」を向上させる必要にせまられた。
ここに至って、本発明者等はF−クリヤー塗料がこの「
肉持感」を与えるのに好適であることを見いだした。す
なわち、F−クリヤー塗料を、熱硬化性樹脂組成物を主
成分とするクリヤー塗料(以下、「S−クリヤー塗料」
と略称することがある)の未硬化塗面に塗り重ねること
により、両クリヤーコートの屈折率の違いから、それぞ
れのクリヤー塗膜の存在が目視で微妙に感知され立体感
つまり肉持感が主力\“ すること拳判明した。この効果は、どちらか一方の単独
クリヤー塗膜では決して得られない。従来2CIBで用
いられているS−クリヤー塗料の硬化塗膜の屈折率はお
、\よそ1.50〜1.55(20°C)で、一方、F
−クリヤー塗料の硬化塗膜の屈折率は1.45〜1.4
8である。この屈折率の不一致が、二層クリヤーコート
の「肉持感」を出しているものと思われる。
(2)平滑性、解映性:従来、S−クリヤー塗料の単独
塗膜では、その硬化塗膜の耐候性を長期間維持させるた
めに、硬化剤の配合量を基体樹脂との化学量論量的比率
よりも大きくなるようにして、硬化剤同士の架橋点を増
やす手法を取っているだめに塗膜の熱流動性が劣り、そ
の結果、鮮映性や平滑性向上に限界があった。しかしな
がら、F−クリヤー塗料は含フッ素樹脂自体の耐候性が
上記S−クリヤーに比べて圧倒的に良好であるため、本
発明の方法によれば、S−クリヤー塗料では、硬化剤の
配合比率を下げることができ、そのため、該S−クリヤ
ー塗料の加熱硬化性がゆるやかになって加熱時の熱流動
性が良くなり、塗面がなめらかになって、仕上り塗面の
平滑性や鮮映性などが向上し、ざらにF−クリヤー塗料
を塗り重ねることによって耐候性も同時に著しく向上さ
せることが可能になったものと思われる。特に、F−ク
リヤー塗料は硬化剤配合量を少くしても耐候性を低下さ
せることは殆どない。
(3)耐候性:クリヤー塗膜の表層部分のみにF−クリ
ヤー塗料塗膜を形成したこと1こより、S−クリヤー塗
膜と比べ耐候性が向上し、この耐候性は、クリヤー塗膜
をF−クリヤー塗料のみで形成したものとほぼ同程度で
ある。
(4)本発明の方法は3コート1ベーク方式(3CIB
)ともみることができ、特に、上記両クリヤー塗料はウ
ェットオンウェットで塗装するため、■F−クリヤー塗
料を薄い膜厚で塗装しても仕上り外観を低下させない、
0両クリヤー塗膜の層間付着性がすぐれている。
(5)クリヤー塗膜をF−クリヤー塗料単独で形成する
よりも低コストであり、耐候性などを劣化させることも
ない。
次に、本発明の方法に関し、さらに具体的に説明する。
メタリック塗料:メタリック顔料および熱硬化性樹脂組
成物を主成分とする塗料であり、それ自体すでに公知の
ものが使用できる。含フッ素樹脂を配合する必要はない
メタリック顔料としては、例えばアルミニウム粉末、銅
粉末、雲母粉末、酸化チタンをユーティダした雲母状粉
末、MIO(雲母状酸化鉄)などがあり、着色顔料とし
ては通常の塗料用顔料が使用できる。
熱硬化性樹脂組成物は加熱によって三次元に架橋硬化す
る組成物で、基体樹脂と架橋剤とからなっている。基体
樹脂としてはたとえば、アクリル樹脂、アルキド樹脂、
ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂およびエポキシ樹脂な
どの1種または2種以上の混合物を主成分とした塗料が
あげられる。但し、エポキシ樹脂を用いる場合は、他の
樹脂との混合系として用いられる。また、これらの樹脂
とともに、硬化架橋反応をしない樹脂、たとえば、セル
ロースアセテートブチレート樹脂などを用いてもよい。
架橋剤としては、アルキルエーテル化メラミン樹脂、ブ
ロックイソシアネート化合物などが好ましい。
これらの成分を用いてなるメタリック塗料のタイプとし
ては、有機溶剤を媒体とした溶液型塗料、非水デイスパ
ージョン塗料、多液型塗料、粉体塗料、粉体を水に分散
させた粉末スラリー塗料、水溶性樹脂および/または水
エマルジヨン樹脂を主成分とした水性塗料のいずれのタ
イプでもよい。
S−クリヤー塗料:上記メタリック塗料の未硬化塗面に
塗装する塗料で、基体樹脂と架橋剤とからなっており、
加熱により該両成分が三次元に架橋反応して硬化する。
含フッ素樹脂は特に必要としない。基体樹脂および架橋
剤としては上記メタリック塗料で例示したものから選ば
れた1種以上が好ましい。塗料のタイプとしては、有機
溶剤を媒体とした溶液型塗料、非水ディスバージョン塗
料、多液型塗料、粉体塗料、粉末を水に分散させた粉末
スラリー塗料、水性樹脂および/または水エマルジヨン
樹脂を主成分とした水性塗料のいずれのタイプでもよい
さらに、このS−クリヤー塗料には着色顔料を上記メタ
リック塗料のメタリック感を阻害しない程度に配合する
ことができる。
特に、S−クリヤー塗料における架橋剤量を通常よりも
少なくしても耐候性などを低下させるおそれは全くない
ので、その結果、加熱硬化過程における該塗膜の軟化−
流動−硬化反応がゆるやかで体積収縮も少ないので、架
橋剤を多く配合したものに比べ塗面の平滑性や鮮映性を
改良できた。
F−クリヤー塗料:上記S−クリヤー塗料の未硬化塗面
に塗装する塗料で、含フッ素樹脂を主成分とする有機溶
液型クリヤー塗料である。
含フッ素樹脂は、フルオロオレフィンを含み、しかも水
酸基およびカルボキシル基を有し、重量平均分子量が3
000〜20000未満で、フッ素原子含有率が1〜4
0重量%である重合体であって、フルオロオレフィン、
水酸基含有モノマーおよびカルボキシル基含有モノマー
を必須成分として共重合せしめることによって得られる
フルオロオレフィンとしては、例えばテトラフルオロエ
チレン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニル、
フッ化ビニリデンなどがあげられる。水酸基含有モノマ
ーとしては、例えばヒドロキシエチルビニルエーテル、
ヒドロキシブチルビニルエーテル、ヒドロキシペンチル
ビニルエーテルなどのヒドロキシアルキル(炭素1〜l
O)ビニルエーテル;ヒドロキシエチルアクリレート、
ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキシプロピル
アクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレート等の
アクリル酸又はメタクリル酸の02〜8ヒドロキシアル
キルエステル;などがあげられ、このうち、ヒドロキシ
アルキルビニルエーテルが好ましく、なかでもヒドロキ
シブチルビニルエーテルが特に望ましい。カルボキシル
基含有モノマーとしては、例えばアクリル酸、メタクリ
ル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸などがあげ
られる。
含フッ素重合体は、上記フルオロオレフィン、水酸基含
有モノマーおよびカルボキシル基含有モノマーを必須成
分としているが、さらに必要に応じて他の共重合モノマ
ーを併用することもできる。具体的には、エチルビニル
エーテル、インブチルビニルエーテル、n−ブチルビニ
ルエーテル等のアルキルビニルエーテル;シクロヘキシ
ルビニルエーテル及びその誘導体などのアリサイクリッ
ク(alicyclic)ビニルエーテル;エチレン、
プロピレン、イソブチレン、塩化ビニル、塩化ビニリデ
ン等オレフィン及びハロオレフィン;酢酸ビニル、n−
醋酸ビニル等のカルボン酸ビニルエステル;を併用する
と有機溶剤との相溶性が向上する。
さらに、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル醇ブ
チル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸ラウリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸インプロピ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタ
クリル醇オクチル、メタクリル酸ラウリル等のアクリル
酸又はメタクリル酸の01〜18アルキルエステル、N
、N−ジメチルアミンエチル(メタ)アクリレート、N
、N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート等;
スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、 (
メタ)アクリロニトリル等:も他の共重合モノマーとし
て使用できる。
本発明のF−クリヤー塗料で用いる含フッ索車合体はフ
ルオロオレフィン、水酸基含有上ツマ−およびカルボキ
シル基含有モノマーを必須成分としており、フルオロオ
レフィンは該重合体中のフッ素原子含有率が1〜40重
量%、特に20〜32重量%の範囲内が好ましく、水酸
基含有モノマーは該重合体の水酸基価が20〜150、
特に30〜120の範囲内が好ましい。フッ素原子含有
率が1重量%より少なくなると耐候性を向上させること
が困難であり、一方40重量%より多くなると、該重合
体自体の貯蔵安定性が低下するので好ましくない。また
、水酸基価が20より小さくなると架橋剤との硬化性が
不十分となり、物理的、化学的性能が低下し、一方15
0より大きくなると該重合体の溶解性、塗装作業性、塗
膜性能などが低下する。
また、カルボキシル基含有モノマーは該重合体の酸価に
基いて、2〜15、好ましくは3〜13の範囲内であっ
て、酸価が2より小さくなると架橋剤との硬化反応が低
下し、15より大きくなるとトップコートの貯蔵安定性
、塗膜の耐候性などが劣化するので好ましくない。
さらに、含フッ素樹脂の重量平均分子量は3000〜2
0000未満、特に6000〜15000の範囲内が好
ましく、3000より小さくなるとS−クリヤー塗膜へ
塗り重ねに際して混相が生じて、F−クリヤー塗膜が上
層に形成されず耐候性、平滑性などの向上が不十分で、
−方、20000以上になると硬化塗膜の光沢、肉持感
などが劣るので、分子量が上記範囲外になると塗膜外観
が非常に重要視される用途、例えば自動車外板部などに
は適用することは困難である。即ち、分子量が2000
0以上になると分子のからみ合いの程度が大きくなるた
め、溶液粘度が増大する。この粘度をスプレー塗装に適
したレベルに下げるために、該含フッ素共重合体を良好
に溶解するが、S−クリヤー塗膜への塗り重ね性には、
マイナスに働く溶剤をより多く使用しなければならなく
なる。その結果、最終的に塗膜の外観、とくにS−クリ
ヤー塗膜とのモドリムラ、表面光沢値、鮮映性が低下す
る。
架橋剤は、含フッ素樹脂を架橋硬化させるためのもので
あって、具体的には、メチロール化もしくはアルキル(
炭素数1〜5から選ばれた1種以上)エーテル化された
メラミン樹脂、尿素樹脂などのアミン樹脂;ヘキサメチ
レンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、
キシリレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、リジンジイソシアネ−1・などのポリイソシアネー
トおよびこれらと多価アルコールとを付加させてなる1
分子中に遊離のインシアネート基を2個以上有するポリ
イソシアネート化合物:これらのポリイソシアネート化
合物を水酸基含有化合物などでブロックしてなるブロッ
クポリイソシアネート化合物二などがあげられる。
これらの架橋剤の含フッ素樹脂への架橋反応性は、アミ
ン樹脂およびブロックポリイソシアネート化合物は常温
で進行せず、100°C以上に加熱する必要があるが、
ポリインシアネート化合物は100°C以下の温度で架
橋反応するので高温に加熱する必要はない。
含フッ素樹脂と架橋剤との構成比率は、該重合体中の水
酸基と架橋剤中の官能基とが等モルであることが最も好
ましく、具体的には該重合体100重量部あたり、10
〜80重量部が適している。
含フッ素樹脂および架橋剤は有機溶剤との溶解性にすぐ
れており、例えば、炭化水素系、ケトン系、エステル系
、アルコール系などの通常の塗料用有機溶剤を使用する
ことができる。
また、F−クリヤー塗料には、着色顔料や前記メタリッ
ク顔料を、メタリック感を損なわない程度に配合するこ
とができる。
また、メタリック塗料および(または)両クリヤー塗料
に紫外線吸収剤、光安定剤を含有せしめると耐候性をさ
らに向上させることになる。紫外線吸収剤は紫外線エネ
ルギーを吸収し、かつ各塗料用樹脂と相溶するかまたは
均一に分散することができ、かつ塗膜の焼付は温度で簡
単に分解して効力を失わないものであれば、いずれのも
のでも良く、たとえば、ベンゾフェノン系、ベンゾトリ
アゾール系、フェニルサリシレート系、ジフェニル−ア
クリレ−1・系およびその他(例えば、ヒドロキシ−5
−メトキシ−アセトフェノン、2−ヒドロキシ−ナフト
フェノン、2−工トキシエチル−パラ−メトキシシンナ
メート、ニッケルービスオクチルフェニルスルフィド、
[202′−チオビス(4−t−オクチルフェノラド)
]−]n−ブチルアミンーニッケルエタンジアミドφN
−(2−エトキシフェニル) −N′−(4−インドデ
シルフェニル)などがあり、これらのうち一種のみをメ
タリック塗料またはメタリック塗料およびクリアー塗料
の両者に配合してもよいし、二種以上を同時に配合して
もよい。
また、光安定剤は紫外線吸収剤と併用することにより、
メタリック塗料塗膜およびクリヤー塗料塗膜の耐候性を
さらに向上させ、具体的には、メタリック塗料およびク
リヤー塗料と相溶するかまたは樹脂内に均一に分散する
ことができ、かつ、塗料の焼付は温度で簡単に分解して
効力を失わないものであればいずれでもよく、たとえば
、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ベンタメ
チルー4−ピペリジル)セバケート、2−(3,5−ジ
ターシャリ−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2−
nブチルマロン酸ビス(112,2,6−ベンタメチル
ー4−ピペリジル)、テトラキス(2、2、6、6−テ
トラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタ
ンテトラカルボキシレート、テトラキス(1,2,2゜
6.6−ベンタメチルー4−ピペリジル)−1゜2.3
.4−ブタンテトラカルボキシレートなどがあり、これ
らのうち一種のみを紫外線吸収剤と併用してもよいし、
二種以上を併用してもよい。
紫外線吸収剤および光安定剤の配合量はメタリック塗料
またはクリヤー塗料の樹脂固形分に対して05〜5重量
%、好ましくは1〜2重量%である。
紫外線吸収剤および光安定剤は単独で用いられても効果
はあるが、両者を併用すると相剰効来があり耐候性向上
により大きな力を発揮するため、通常は紫外線吸収剤、
光安定剤をそれぞれ1種類以上ずつ併用する。
本発明におけるメタリック仕上げ方法は上記のメタリッ
ク塗料および両クリヤー塗料を用いて行なわれる。すな
わち、まず、メタリック塗料の粘度を10〜30秒(フ
ォードカップ#4/20℃)に調整し、これを素材(鋼
板、アルミニウム板、プラスチックス板なと)に直接ま
たはプライマー(例えば、カチオン型もしぐはアニオン
型電着塗料)、さらには中塗り塗料を塗装した基材に、
硬化膜厚が10〜30弘になるように塗装する。塗装は
例えばスプレー塗装、静電塗装などで行なう。つぎに数
分間放置後、該メタリック塗膜を硬化させずに、粘度を
20〜40秒(フォードカップ#4/20℃)に調整し
たS−クリヤー塗料をスプレー塗装、静電塗装などによ
り硬化膜厚が20〜30終になるように塗装する。続い
て、数分間放置後、未硬化の該S−クリヤー塗膜面に、
粘度20〜40秒(フォードカップ#4/20°C)に
調整したF−クリヤー塗料をスプレー塗装、静電塗装な
どにより硬化塗膜が15〜20kになるように塗装する
つぎに数分間常温で放置したのち80°C〜160°C
で10〜30分間加熱してメタリック塗膜と両クリヤー
塗膜とを同時に硬化せしめて、本発明の目的とするメタ
リック仕上げが得られる。
次に、本発明に関する実施例および比較例について説明
する。なお、部および%は、原則としていずれも重量に
もとすいている。
1、メタリック塗料の製造例 (M−1): スチレン15%、メチルメタクリレート15%、ブチル
メタクリレート40%、2−エチルへキシルアクリレー
ト13%、ヒドロキシエチルメタクリレート15%およ
りアクリル酸2%を重合開始剤アゾビスイソブチロニト
リルを用いてキジロール中で共重合せしめ、加熱残分5
0%、液溶酸価80、溶液粘度Y(ガードナー、25°
C)のアクリル樹脂溶液AC−1を得た。
このアクリル樹脂溶液AC−1を含んだ溶液型メタリッ
ク塗料(M−1)を作成した。
50%AC−1160部 50%メラミンホルムアルデヒド樹脂(注1)40部 アルミペースト(注2)       12部有機系黄
色顔料(注3)     0 、01部カーボンブラッ
ク(注4)  0.0005部10%紫外線吸収剤溶液
−A(注5) 10立 222 、015部 (注1)三井東圧化学■製 商品名ニーパン20SE (n−ブタノール変性メラミン樹脂溶液)(注2)東洋
アルミニウム■製 商品名アルミペースト4919H (注3)チパガイギー■製 1し 商品名イ・ガジンエロ−3RLTN (注4)コロンビアカーボン■製 商品名Neo 5pectra Beads AG(注
5)チバガイギー■製 商品名チヌビン900 10部をドル オール90部に加えて溶解させた。
ついで、このメタリック塗料(M−1)をドルオール4
0部、スワゾール#1000 (コスモ石油■製、商品
名)30部、酢酸ブチル20部、n−ブタノール10部
からなる混合溶剤で粘度14秒(フォードカップ#4/
20°C)に調整した。
(M−2)  : 分散安定剤としてポリ−12−ヒドロキシステアリン酸
と、メタクリル酸共重合体とのグラフト体210部を用
い、ビニル単量体(スチレン30%、メチルメタクリレ
ート30%、2−エチルへキシルアクリレート23%、
ヒドロキシエチルアクリレート15%、アクリル酸2%
からなる混合物)100部をn−ヘプタン中で通常の方
法でディスバージョン重合させ非水ディスバージョン樹
脂を作成した。該ディスバージョンの加熱残分は50%
ディスバージョン化度は20%であった。
この非水デイスパージョン樹脂を用いて下記配合で紫外
線吸収剤を含んだ非水ディスバージョン型メタリック塗
料(M−2)を作成した。
50%非水ディスバージョン   160部60%メラ
ミンホルムアルデヒド樹脂(注1)33.3部 アルミペースト−A(注6)    12部有機系黄色
顔料(注7)     0 、01部カーボンブラック
(注4)   0.005部10%紫外線吸収剤溶液−
A(注5)50部20%光安定剤溶液−A(注8)  
  5部(注6)東洋アルミニウム■製 商品名アルミペースト55−519 (注7)チバガイギー■製 商品名イルガジンエロ−3RCTN (注8)三共■製 サノールLS292のキジロール溶液 2.3−クリヤー塗料の製造例 (S−1): スチレン30%、ブチルメタクリレート30%、2−エ
チルへキシルメタクリレート23%、ヒドロキシエチル
メタクリレート15%、アクリル酸2%を重合開始剤ア
ゾビスイソブチロニトリルを用いてクキロール中で共重
合せしめ、加熱残分50%、溶液酸価9.0、溶液粘度
H(ガードナー、25°C)のアクリル樹脂溶液を得た
このアクリル樹脂溶液を用いて溶液型S−クリヤー塗料
(S−1)を作成した。
50%アクリル樹脂溶液     160部60%メラ
ミンホルムアルデヒド樹脂(注9)33部 10%紫外線吸収剤溶液−A(注5)10部20%光安
定剤溶液−A(注8)    5部(注9)日立化成■
製部品名メラン#28(ブタノール変性メラミン樹脂) ついでスワゾール#1000 (コスモ石油■製、商品
名)60部、n−ブタノール40部からなる混合溶剤で
粘度30秒(フォードカップ#4720℃)に調整して
、S−クリヤー(S−1)を得た。(単独塗膜の屈折率
1..55)(S−2): メチルメタクリレート】−0部、インブチルメタクリレ
−1・30部、n−ブチルメタクリレ−1・12部、2
−エチルへキシルメタクリレート20部、2〜ヒドロキ
シ工チルメタクリレート25部及びメタクリル酸3部を
キシレン溶液中で、上記と同様の方法で得た重量平均分
子量10000、樹脂分50%のアクリル樹脂液160
部、60%ニーパン205E−6033部及び1%レイ
ホーNo、3[レイボーケミカル社製、シリコン系添加
剤10.1部を撹拌混合後、スヮゾール#1000で粘
度25秒(フォードカップNo、4/2000)に希釈
して、S−クリヤー塗料(S−2)を得た。(単独塗膜
の屈折率1.52)3、F−クリヤー塗料の製造例 (F−1)〜(F−2) 第1表のとおり。
(注10)日本ポリウレタン社製 「コロネートEHJ 4、実施例および比較例 脱脂およびリン酸塩化成処理を行った軟鋼板に自動車用
電着プライマーおよび中塗サーフェーサーを常法に従っ
て塗った塗板を準備した。その塗面に前述のメタリック
塗料をエアースプレーガン(岩田塗装機製、商品名ワイ
ダー71)を用いて塗装しく硬化塗膜に基いて20.)
、室温で3分間放置後、粘度調整したS−クリヤー塗料
をエアスプレーガン(岩田塗装機製、商品名ワイダー7
1)を用いて、ウェットオンウェットで乾燥塗膜で25
pLになるように塗装したのち、1分間放置したのち、
F−クリヤー塗料を乾燥塗膜で15ルになるように同様
の方法で塗り重ね10分間放置した後、電気熱風乾燥器
で140°C130分加熱し、上記メタリック塗膜およ
び両クリヤー塗膜を同時に硬化した。
これらのメタリック塗料、S−クリヤー塗料並ひにF−
クリヤー塗料の塗装工程および得られたメタリック仕上
げ塗膜の性能試験結果は第2表に示した。
第2表における試験方法は次のとおりである。
(*1)各塗料の○印を付したものを用いて前記のとお
り塗装し、加熱硬化した。
(*2)上記(木1)のごとく試験板を作成後、すみや
かに性能試験を行なった。
(木3)入射角60°および20°の光線反射率(%) (*4)!映性 P G D (Portable Glass Dis
tinctness)g映性試験器 (木5)肉持感 目視判定 × ■・良好 〜 ・:劣る (*6)鉛筆硬度 鉛筆引かき値試験用鉛筆(三菱ユニ) (木7)付着性 クロスカットルセロテープはくり試験 ■=良好   △:方さ (*8)酎溶剤性 キジロールラビング10往復 ■・良好     Δシツヤひ゛【プ (ネ9)耐酸性 0.1NH2S○4を塗面にice滴下し、室温で24
時間保持した後の塗面状態。
■=異常なし  △21ソ17ひ”1丈(* 10)耐
アルカリ性 0、lN  NaOHを用いて上記(*9)と同様に行
なった。
(*11)水の接触角 注射器で純水を塗面に乗せ、顕微鏡で接触角を測定した
(* 12)平滑性 目視判定 ■:良好 △・ゆず肌の発生が認められる。
(*13)(S−1)と(F−1)とを、樹■旨固形分
重量比に基いて、60/40の割合で混合した塗料を用
いて、硬化塗膜が40ルになるように塗装した。
(*14)(S−2)と(F−2)とを上記(*13)
と同様にして塗装した。
(* l 5)沖永良部で24ケ月ばくろした後の塗板
について性能試験を行なった。
(* 16)QUV促進ばくろ試験機(Q Pane1
社製促進耐候性試験器)を用い 紫外線照射 16時間/60°C 水 凝 集  8時間150°C を1サイクルとして、120サイクル試験した後の塗膜
について試験を行なった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. メタリック顔料、さらに必要に応じて着色顔料を配合し
    た熱硬化性樹脂組成物を主成分とするメタリック塗料を
    塗装し、次いで該塗面に熱硬化性樹脂組成物を主成分と
    するクリヤー塗料を塗装し、さらに該クリヤー塗面に含
    フッ素樹脂を主成分とする有機溶液型クリヤー塗料を塗
    装した後、加熱して上記3層塗膜を同時に硬化させるこ
    とを特徴とするメタリック仕上げ方法。
JP4531488A 1988-02-26 1988-02-26 メタリック仕上げ方法 Pending JPH01218665A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4531488A JPH01218665A (ja) 1988-02-26 1988-02-26 メタリック仕上げ方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4531488A JPH01218665A (ja) 1988-02-26 1988-02-26 メタリック仕上げ方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01218665A true JPH01218665A (ja) 1989-08-31

Family

ID=12715844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4531488A Pending JPH01218665A (ja) 1988-02-26 1988-02-26 メタリック仕上げ方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01218665A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02119978A (ja) * 1988-10-29 1990-05-08 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車のメタリック塗装法
JP2009248378A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Nippon Steel Corp メタリック意匠の多層被覆金属板およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02119978A (ja) * 1988-10-29 1990-05-08 Daihatsu Motor Co Ltd 自動車のメタリック塗装法
JP2009248378A (ja) * 2008-04-02 2009-10-29 Nippon Steel Corp メタリック意匠の多層被覆金属板およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004351389A (ja) 光輝性塗膜形成方法および塗装物
JPH0342944B2 (ja)
JP6833016B2 (ja) 複層塗膜形成方法
JP2002273332A (ja) 光輝性塗膜形成方法および塗装物
JP5478992B2 (ja) 複層塗膜形成方法
JPH01218665A (ja) メタリック仕上げ方法
JP4063358B2 (ja) 積層塗膜の補修方法及び補修用塗料組成物
JP2001072933A (ja) 光輝性塗料組成物、塗膜形成方法及び複層塗膜
JP4128243B2 (ja) 水性塗料及びこれを用いた塗装仕上げ方法
JP4670070B2 (ja) 光輝性塗膜形成方法および塗装物
JPH01297177A (ja) メタリック仕上げ方法
JP4829416B2 (ja) 水性着色ベース熱硬化型塗料とそれを使用した塗膜形成方法
JPH09187722A (ja) 塗膜形成方法
JPS6359373A (ja) メタリツク仕上げ方法
JPH04200778A (ja) 艶消し塗膜形成方法
JP2503475B2 (ja) メタリツク仕上げ方法
JP2002273333A (ja) 光輝性塗膜形成方法および塗装物
JPH05171100A (ja) 塗料組成物、その製造方法および塗膜形成方法
JP2503477B2 (ja) メタリツク仕上げ方法
JP4921252B2 (ja) 補修塗膜形成方法
JP2002275426A (ja) 高隠蔽性塗料組成物、塗膜形成方法および複層塗膜
JP2001162219A (ja) 光輝性塗膜形成方法および塗装物
JPH10277474A (ja) 複層塗膜形成法
JPS63191869A (ja) 上塗塗装法
JP2001104870A (ja) 光輝性塗料組成物、光輝性塗膜形成方法および複層塗膜