JPH01218587A - 新規酵素、その製造法及び生産菌 - Google Patents

新規酵素、その製造法及び生産菌

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JPH01218587A
JPH01218587A JP4215988A JP4215988A JPH01218587A JP H01218587 A JPH01218587 A JP H01218587A JP 4215988 A JP4215988 A JP 4215988A JP 4215988 A JP4215988 A JP 4215988A JP H01218587 A JPH01218587 A JP H01218587A
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重三 鵜高
Itsukoo Pishieto
ピシェト イッコー
Norihiro Tsukagoshi
規弘 塚越
Osamu Shinoda
信太 治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規生澱粉分解酵素81018、その製造法及
び生産菌に関するものである。
本発明の生澱粉分解酵素81018は生澱粉をよく分解
するので、発酵原料や澱粉の分解に生澱粉分解酵素81
018を使用すれば発酵原料や澱粉のα化のための蒸煮
工程を省略することができ、貴重なエネルギーの節減に
つながり、発酵業界、澱粉業界、糖果界等に益するとこ
ろ大なるものがある。
(従来技術) 一般に、生澱粉は大きな結晶構造をもち、この結晶構造
のために澱粉分解酵素では容易に分解されないと考えら
れていた。
従来の発酵原料、糖原料としての生澱粉は蒸煮してα化
し、これに澱粉分解酵素を作用させて液化、糖化し1発
酵、糖爬造に使用されている。
しかし、近年、蒸煮に要する燃料費の高騰から生澱粉を
そのまま酵素で分解し、発酵、糖製造等に使用しようと
する研究が進められて来た。
従来、生澱粉分解酵素としてはRh1zopus sp
の生産するグルコアミラーゼ、 Panicilliu
m1anosu+* 0GR−1の生産する生澱粉分解
酵素。
Aspergillus K−27の生産するアミラー
ゼ、Corticium rolfsiiの生産する生
澱粉糖化酵素、Bacillus circulans
 F−2の生産するアミラーゼなどが広く知られるよう
になった。
(発明が解決しようとする問題点) 従来知られている生澱粉分解酵素はいずれも生澱粉の分
解速度が遅かったり、また、その大部分がエキソ型酵素
であるなど工業生産に使用するには問題が多かった。
いまや、エネルギー節減のために、すぐれた生澱粉分解
酵素が待望されているのである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、工業的に使用して有用な生澱粉分解酵素
を得るために鋭意研究したところ、バチルス属の新規分
離株が著しるしくすぐれた生澱粉分解酵素を生産するこ
とを知った。
新たに単離した生澱粉分解酵素を酵素学的に調べたとこ
ろ、公知の生澱粉分解酵素とは相違する新規な生澱粉分
解酵素と認められ、この酵素を生澱粉分解酵素8101
8と命名するに至った。
また、生澱粉分解酵素81018を生産する菌は胞子を
形成し1周鞭毛を有し、運動性があるなどバチルス属に
属するものとは認められたが、明確な種を確定すること
はできず、重曹をバチルスsp。
81018と命名した。そして、バチルスip、 81
018は微工研菌寄第9840号として寄託された。
本発明は生澱粉を分解し、オリゴ糖、マルトース及びグ
ルコースを生成し、かつ、 α−サイクロデキストリン
及びβ−サイクロデキストリンを分解する生澱粉分解酵
素BIO18に関する。
また1本発明はバチルス属に属する生澱粉分解酵素81
018生産菌を培養し、生澱粉分解酵素81018を採
取することを特徴とする生澱粉分解酵素旧018の製造
法である。
更に、本発明は生澱粉分解酵素81018を生産するバ
チルスsp、 81018に関するものである。
本発明の生澱粉分解酵素81018の酵素学的性質は次
の通りである。
(1)作用及び基質特異性 (作 用) 生澱粉を分解し、オリゴ糖、マルトース、グルコースを
同時に生成する。また、α−サイクロデキストリン及び
β−サイクロデキストリンを分解する。
(基質特異性) 一定量の酵素による各種生澱粉の分解度は次の通りであ
る。
即ち、基質を0.02Mリン酸緩衝液に懸濁し、酵素を
加え45℃、4時間反応後還元糖の生成量を測定し、コ
ーンを100とした相対活性で示す。
コーン        100 ワクシ−コーン    103 タピオカ        89 ポテト         15 ライス        113 小麦         97 (2)至適pH及び安定pH範囲 至適pH: 6.0±0.5 安定pH: 4.5〜12 (3)至適温度及び作用適温の範囲 至適温度=55℃ 作用適温の範囲:40〜70℃ (4) pH1温度による失活条件 poa以下、 12以上で失活する 10mHCaCQ、存在下で70℃、30分で失活(5
)阻害、活性化及び安定化 5−AI (アミラーゼ阻害剤、^gric、 Bio
l。
Chew、、 41.919(1977))により非き
っ抗阻害を受ける Ca++による活性化及び安定化 (6)分子量 78 、000 (SO8−PAGE法による)本発明
の生澱粉分解酵素81018はバチルスsp。
81018によって生産される。
バチルスsp、 B1018の菌学的性質は次に示され
る。
生澱粉分解酵素81018の製造に際しては、バチルス
gp、 B1018を生育する培地に接種し、20〜5
0℃で25〜40時間通気攪拌培養することによって、
培地中に著量の生澱粉分解酵素81018を生産させる
ことができる。
培地としては、グルコース、マルトース、澱粉、コーン
スターチ等の炭素源、ポリペプトン、肉エキス、尿素、
アンモニア、無機窒素化合物等の窒素源、酵母エキス、
コーンスタープリカーなどの栄養素等から選ばれたもの
を適宜含むものがよい。
好ましくは、各種生澱粉のうちの1種または、数種を培
地に添加するのがよい。
得られた培養液は菌体を分離し、上清に生澱粉分解酵素
81018を含有しているので、上清をそのまま酵素液
として使用することもできる。
また、酵素は上清から硫安沈澱法によって沈澱させて、
透析したりして粗酵素を得ることができ。
更には、透析内液をDEAE−セルロースカラムクロマ
トグラフィー、セファデックス075カラムクロマトグ
ラフイー、CMセルロースカラムクロマトグラフィーな
どにかけて精製酵素を得ることもできる。
次に本発明の実施例、使用例を示すが、α−アミラーゼ
活性は年波の方法((Fuwa、 J、 Bioche
m。
41、5831954))に従って比活性として測定し
た。
タンパク質の測定はLovryの方法(0,H,Low
ry atal、、 J、Biol、 Cheap、 
193.265(1951))により、牛血清アルブミ
ンを標準として測定した。
実施例1 バチルスsp、 B1018. FERM P−984
0を500mQ三角フラスコ10本中で、 グルコース
1.0%!ポリペプトン1.0%、生コーンスターチ0
.5%、 肉エキス0゜5%、酵母エキス0.2%(p
H7,0)の組成を有する培地100mMにそれぞれ植
菌し、45℃、36時間振盪培養した。
得られた培養液を遠心分離(10000rpm、15分
)して菌体を除き培養上清820a+Qを得た。
この培養上清に496gの硫酸アンモニウムを加え。
0.8飽和とし、4℃で一夜放置後、タンパク質を沈殿
させ1.13g(比活性580 U/mg prote
in)を得た。
得られたタンパク質を5mMトリス・塩酸緩衝液(p!
(8,0)に溶解し、50mMトリス・塩酸緩衝液(p
H8,0) + 2 mM塩化カルシウムに対し透析し
た。
この透析内液をDEAE−セルロースカラムクロマトグ
ラフィーにかけ吸着させ、50mM トリス塩酸(pt
ta、o)で溶出する両分を回収した。この回収画分9
2m Qに硫酸アンモニウム56g(0,8飽和)を加
え、4℃、12時間放置後、タンパク質を沈殿させた。
得られたタンパク質を更に5011Mトリス・塩酸緩衝
液(pH5,6) + 2 mM塩化カルシウム溶液に
対し透析した。
透析内液を更にセファデックスG75カラムクロマトグ
ラフイーにかける。次いで活性画分に0.8飽和になる
ように硫安を加えタンパク質を沈殿させた。
得られたタンパク質を10mM−酢酸緩衝液(pH5,
6)に溶解し、同一緩衝液に対し透析し透析内液をCト
セルロース力ラムクロマトグラフィーにかけ吸着させ食
塩の濃度勾配(0−0,3M)を有する10mM酢酸緩
衝液で溶出し、活性画分を集め、精製生澱粉分解酵素8
10186.6−g(収率15.6%、比活性1540
0U/ag protein)を得た。
実施例2 実施例1で得られた硫酸アンモニウム0.8飽和沈澱物
を透析後、DEAE−セルロースカラムクロマトグラフ
ィーにかけ、第1図の溶出曲線を得た。
第1図におけるフラクションNα3〜15を集め。
更に硫酸アンモニウム0.8飽和でタンパク質を沈殿さ
せ、透析後、セファデックスG75カラムクロマトグラ
フイーにかけ、第2図の溶出曲線を得た。
第2図におけるフラクションNα25〜45を集め、再
度硫酸アンモニウム0.8飽和で沈殿させ、透析後側セ
ルロースカラムクロマトグラフィーにかけ。
第3図の溶出曲線を得た。第3図におけるフラクション
Nα35〜39を集め、凍結乾燥し、精製生澱粉分解酵
素B1018粉末を得た。
使用例1 精白生米の粉末1g(澱粉77.4%、水分14.5%
、その他8.1%)をリン酸緩衝液500IIInに懸
濁し、実施例1で得られた生澱粉分解酵素81018を
10mg加え攪拌しながら、45℃、4時間反応させた
。対照として、同様に生米粉末1gを0.02Mリン酸
緩衝液500mQに懸濁し攪拌しながら45℃、4時間
反応させた。
反応終了後、試験、対照各々の区分の反応液を1100
0Orp、5分遠心分離することによって上澄液480
mUと沈澱物に分けた。
各々の上澄はベーリンガー・マンハイム山之内(株)製
のグルコース測定キット(製品番号716251)でグ
ルコース量を測定した。沈澱物は100℃、2時間乾燥
し、未分解部分の乾燥重量を測定した。
試験区分の未分解残渣の乾燥重量は350mgであった
。同様、対照区分の乾燥重量は840mgであった。
また、各々の上澄中のグルコース量は試験区分2、1m
g/loom12であり、対照区分からは検出されなか
った。
従って、精白生米中の澱粉のうち生澱粉分解酵素810
18によって約65%、500mgが溶解したことにな
る。このうち、約2%がグルコースとして検出された。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例2におけるDEAE−セルロースカラム
クロマトグラフィーの溶出曲線を示す図で、第2図は同
じくセファデックスG75カラムクロマトグラフイーの
溶出曲線を示す図で、第3図は同じ<CMセルロースカ
ラムクロマトグラフィーの溶出曲線を示す図である。 代理人 弁理士 戸 1)親 男

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)生澱粉を分解し、オリゴ糖、マルトース及びグル
    コースを生成する生澱粉分解酵素B1018。
  2. (2)バチルス属に属する生澱粉分解酵素B1018生
    産菌を培養し、生澱粉分解酵素B1018を採取するこ
    とを特徴とする生澱粉分解酵素B1018の製造法。
  3. (3)生澱粉分解酵素B1018を生産するバチルスs
    p.B1018。
JP4215988A 1988-02-26 1988-02-26 新規酵素、その製造法及び生産菌 Granted JPH01218587A (ja)

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JPH0325155B2 JPH0325155B2 (ja) 1991-04-05

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0350737A2 (en) * 1988-07-01 1990-01-17 Showa Denko Kabushiki Kaisha Thermostable amylase and use thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0350737A2 (en) * 1988-07-01 1990-01-17 Showa Denko Kabushiki Kaisha Thermostable amylase and use thereof

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