JPH01218364A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH01218364A
JPH01218364A JP63044710A JP4471088A JPH01218364A JP H01218364 A JPH01218364 A JP H01218364A JP 63044710 A JP63044710 A JP 63044710A JP 4471088 A JP4471088 A JP 4471088A JP H01218364 A JPH01218364 A JP H01218364A
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circuit
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JP63044710A
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English (en)
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Naokage Kishimoto
直景 岸本
Satoshi Teramoto
寺本 悟志
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばスイッチング電源装置や放電灯点灯
装置等に使用されるインバータ装置に関するものである
〔従来の技術〕
従来のインバータ装置は、第4図に示すように、交流電
源ACに整流平滑回路1を接続した直流電源2と、この
直流電源2の出力端に例えばNPN型のトランジスタか
らなるスイッチング素子Q1゜Q2と抵抗R1を直列に
接続し、スイッチング素子であるトランジスタQ、、Q
、のそれぞれのコレクタ・エミッタ間にそれぞれダイオ
ードD+、Dzを逆並列接続している。
そして、直流電源2の出力端に接続した発振駆動回路3
の出力端にスイッチング素子QI、Q!であるトランジ
スタのそれぞれのベースを接続し、スイッチング素子Q
8と抵抗R,との接続点から直流型a2の低電位側端に
ダイオードD、′を介し抵抗R,/ とコンデンサC,
lの並列回路を直列接続した電流検出回路4′を接続し
ている。
また、スイッチング素子Q、、Q、の接続点より直流電
源2の低電位側端に限流用のチョークコイルからなるイ
ンダクタンス素子り、と共振に寄与しない大容量の電源
用のコンデンサC1および共振用のコンデンサC!の直
列回路を接続し、コンデンサC!の両端に例えば放電灯
からなる負荷DLIを接続している。この場合、インダ
クタンス素子LIとコンデンサC!とで共振回路6を構
成している。
そして、電流検出回路4′のダイオードD、′と抵抗R
,IとコンデンサC,Iの共通接続点を保護回路5′内
の比較回路CPの非反転入力端子に接続し、また、比較
回路CPの反転入力端子に閾値Eを加え、保護回路5′
の出力端を発振駆動回路3の入力端に接続している。
このインバータ装置によると、直流電源2は、交流電源
ACが投入されると、整流平滑回路1を介し整流平滑し
た直流電源電圧を発振駆動回路3に印加する。
発振駆動回路3は、直流電源電圧が直流電源2から印加
されるとスイッチング素子Q、、Q、に交    ′互
に高レベルとなる駆動信号を出力し、スイッチング素子
Q、、Q、は発振駆動回路3の駆動信号により交互にオ
ン・オフを繰り返す。
これにより、スイッチング素子Q1.Qtの接続点Aの
電圧は矩形波状の電圧となり、この電圧がインダクタン
ス素子り、とコンデンサC2からなる共振回路6に印加
される。そして、発振駆動回路3より出力される駆動信
号の周波数を徐々に共振回路6の共振周波数に近づける
ことによりコンデンサC8に共振電流が多く流れ、コン
デンサC2の両端電圧が上昇して放電灯からなる負荷D
L。
が点灯する。
また、抵抗R,には、スイッチング素子Q、およびダイ
オードD、に流れる電流が流れる。そして、電流検出回
路4′は、ダイオードD、′を介しコンデンサC,lを
スイッチング素子Q2に流れる電流のピーク値に対応し
た電圧V C3’に充電する。
保護回路5′は、コンデンサ03′の充電電圧VC!’
を保護回路5′内の比較器CPに入力し、閾値Eと充電
電圧vcs’とを比較し、充電電圧VC,’が閾値Eを
超えた時に、比較器CPから過電流検出信号を発生して
発振駆動回路3へ与える。
この結果、発振駆動回路3は、駆動信号の出力を停止し
、スイッチング素子Q、、Q、のスイッチング動作を停
止し、それらの過電流による破損を防止する。
ここで、放電灯からなる負荷DL、が正常点灯している
場合または負荷DL、が正常であって駆動信号の周波数
を共振周波数に近づけたときに負荷DL、が始動する場
合には、スイッチング素子Q2には過電流が流れないの
で、コンデンサC3の充電電圧VC2′は低いレベルで
あって比較回路CPの閾値Eを越えない、したがって、
比較回路CPの出力は低レベルの状態を維持し、保護回
路5′は過電流検出信号を発振駆動回路3に与えない、
この結果、発振駆動回路3は、駆動信号をスイッチング
素子Q1.Q!に与えて放電灯からなる負荷DL、の点
灯を維持させることになる。
また、放電灯からなる負荷DL、が寿命末期の半波放電
状態であったり、負荷DL、が取り外されて無負荷状態
である場合や、放電灯からなる負荷DL、が寿命末期に
なり一対のフィランメントの活性物質が剥がれ発振駆動
回路3の駆動信号の周波数を共振周波数に近づけても放
電灯からなる負荷DL、が始動1点灯を開始しない場合
等においては、スイッチング素子Q2に過電流が流れる
ため、電流検出回路4′のコンデンサC2’の充電電圧
VC!’は高いレベルとなって閾値Eよりも高くなり、
比較回路CPの出力は高レベルとなる。
これにより、保護回路5′は過電流検出信号を発振駆動
回路3に与え、発振駆動回路3が駆動信号の出力を停止
して過電流によるスイッチング素子Ql、(hの破損を
防止する。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記した従来のインバータ装置は、単に、スイッチング
素子Q8の導通時に流れる電流のピーク値を単一の電流
検出回路4′で検出し、電流検出回路4′から出力され
るピーク電流値に相当する電圧、すなわちコンデンサC
,lの充電電圧VCSを閾値Eと比較し、 Yes’ >  E のときに、過電流検出信号を発生させてスイッチング素
子Q+、Q−のスイッチング動作を停止させるだけの構
成であったため、つぎに述べるような問題があった。
以下、この点について具体的に説明する。
上記インバータ装置を構成するスイ・ノチング素子Q、
、Q、には、異常時の状況により、進相過電流(ターン
オン直後に流れる過電流)が流れる場合と遅相過電流が
流れる場合とがある。
スイッチング素子Q、に進相過電流が流れるというのは
、第5図(C)に示す駆動信号に対し、第5図(a)に
示すような波形の過電流が流れることであり、スイッチ
ング素子Q、に遅相過電流が流れるというの、は第5図
(C)に示す駆動信号に対し、第5図(ロ)に示すよう
な波形の過電流が流れることである。
過電流により、スイッチング素子Q2.Qtに加えられ
るストレスは、一般に、ピーク電流値が同じである場合
に、第5図(ハ)の波形の遅相過電流が流れる場合より
第5図(a)の波形の進相過電流が流れる場合の方が大
きいと言われている。
しかし、上記電流検出回路4′では、例えばスイッチン
グ素子Qtに流れる電流のピーク値を検出すると、第5
図(a)の進相過電流と第5図(ロ)の遅相過電流とで
、ピーク値が同じであれば、コンデンサCs′の充電電
圧vcs’が第5図(d)、 (e)に示“すように当
然同じになり、ストレスの大きさの異なる進相過電流と
遅相過電流とを区別して検出することはできず、両過電
流によるピーク電流値に相当する充電電圧vcs’を同
一の閾値Eと比較することになる。
いま、閾値Eを遅相過電流に対して最適な値に設定する
と、進相過電流に対しては閾値Eが高くなりすぎ、スイ
ッチング素子Q1.Qtが過電流によるストレスで破壊
されてしまうおそれがある。
一方、閾値Eを進相過電流に対して最適な値に設定する
と、遅相過電流に対しては閾値が低くなりすぎ、スイッ
チング素子Q1.Qxがストレスで破壊されることが全
くない電流値であるにもかかわらず、スイッチング素子
Q1.Qtのスイッチング動作が停止して、負荷D L
 +に安定して給電することができない。
したがって、この発明の目的は、ストレスの大きい進相
過電流とストレスの小さい遅相過電流の両方に対してス
イッチング素子を最適に保護することができるインバー
タ装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この発明のインバータ装置は、直流電源と、この直流電
源の電圧を断続するスイッチング素子と、前Md直流電
源から前記スイッチング素子を通して給電され負荷に共
振電力を供給する共振回路と、前記スイッチング素子を
周期的に導通させる駆動信号を前記スイッチング素子に
与える発振駆動回路と、前記駆動信号の立ち上がり後の
所定期間に前記スイッチング素子に流れる電流を検出す
る第1の電流検出回路と、前記駆動信号の立ち上がり後
の所定期間の経過後前記駆動信号が立ち下がるまでの期
間に前記スイッチイブ素子に流れる電流を検出する第2
の電流検出回路と、前記第1の電流検出回路の出力が第
1の闇値を超えた時に第1の過電流検出信号を発生する
第1の比較器と、前記第2の電流検出回路の出力が第2
の閾値を超えた時に第2の過電流検出信号を発生する第
2の比較器とを含み、前記第1および第2の比較器から
出力される第1および第2の過電流検出信号の各々に応
答して前記スイッチング素子の電流を減少させる方向に
前記発振駆動回路から出力される駆動信号を変化させる
保護回路とを備え、前記第1の闇値を前記第2の閾値よ
り低く設定している。
〔作 用〕
この発明の構成によれば、第1の電流検出回路によって
駆動信号の立ち上がり後の所定期間にスイッチング素子
に流れる電流が検出され、また第2の電流検出回路によ
って駆動信号の立ち上がり後の所定期間の経過後駆動信
号が立ち下がるまでの期間にスイッチング素子に流れる
電流が検出される。そして、第1および第2の電流検出
回路の出力が保護回路内の第1および第2の比較器にて
第1および第2の闇値と各々個別に比較され、第1の電
流検出回路の出力が第1の闇値を超えた時に第1の比較
器が第1の過電流検出信号を出力し、第′2の電流検出
回路の出力が第2の闇値を超えた時に第2の比較器が第
2の過電流検出信号を出力することになる。保護回路で
は、第1および第2の過電流検出信号の何れか一方が出
力された時に、発振駆動回路から出力される駆動信号を
スイッチング素子の電流を減少させる方向に変化させる
ことになる。
いま、スイッチング素子に進相過電流が流れたとき、す
なわち駆動信号の立ち上がり後の所定期間にスイッチン
グ素子に流れる電流値が過大となったときには、第1の
電流検出回路の出力が第1の閾値を越え、第1の比較器
から第1の過電流検出信号が出力され、保護回路の動作
によりスイッチング素子に流れる電流が減少し、スイッ
チング素子が保護される。
また、スイッチング素子に遅相過電流が流れたとき、す
なわち駆動信号の立ち上がり後の所定期間の経過後駆動
信号が立ち上がるまでの期間にスイッチング素子に流れ
る電流が過大となったときには、第2の電流検出回路の
出力が第2の闇値を越え、第2の比較器から第2の過電
流検出信号が出力され、上記と同様の動作によりスイッ
チング素子に流れる電流が減少し、スイッチング素子が
保護される。
この際、第1の闇値と第2の闇値とは各々独立して設定
され、第1の闇値は第2の闇値より低く設定してあり、
ストレスの大きい進相過電流に対しては小さい電流値で
保護動作が始まり、ストレスの小さい遅相過電流に対し
ては大きい電流値になるまで保護動作が始まらないこと
になる。
〔実 施 例〕
この発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説
明する。
このインバータ装置は、第1図に示すように、交流電源
ACに整流平滑回路lを接続した直流電源2と、この直
流電源2の電圧を断続する例えばNPN型のトランジス
タからなるスイッチング素子Q、、Q、と、直流電源2
からスイッチング素子Q1.Qtを通して給電される例
えば放電灯からなる負荷DL、に共振電力を供給する共
振回路6と、スイッチング素子Q1.Qtを周期的に導
通させる駆動信号をスイッチング素子Q1.Qtに与え
る発振駆動回路3と、駆動信号の立ち上がり後の所定期
間にスイッチング素子Q8に流れる電流を検出する第1
の電流検出回路4aと、駆動信号の立ち上がり後の所定
期間の経過後駆動信号が立ち下がるまでの期間にスイッ
チング素子Q雪に流れる電流を検出する第2の電流検出
回路4bと、第1の電流検出回路4aの出力が第1の閾
値E1を超えた時に第1の過電流検出信号を発生する第
1の比較器CPlと2第2の電流検出回路4bの出力が
第2の閾値E、を超えた時に第2の過電流検出信号を発
生する第2の比較器CP2とを含み、比較器CP、、C
P、のそれぞれから出力される第1および第2の過電流
検出信号の各々に応答してスイッチング素子Q、、Q、
の電流を減少させる方向に発振駆動回路3から出力され
る駆動信号を変化させる保護回路5とを備え、第1の閾
値E、を第2の閾値E、より低く設定している。
また、トランジスタからなるスイッチング素子Q、、Q
、のそれぞれのコレクタ・エミッタ間には、従来例と同
様に、ダイオードD、、D、をそれぞれ逆並列接続し、
スイッチング素子Q、、Q、のそれぞれのベースを発振
駆動回路3のそれぞれの出力端に接続している。また、
スイッチング素子Q2のエミッタから直流電源2の低電
位側端に抵抗R+を接続している。
そして、スイッチング素子Q1.Q!の接続点より直流
電源2の低電位側端に限流用のチタークコイルからなる
インダクタンス素子り、と共振に寄与しない大容量の電
源用コンデンサC1および共振用のコンデンサC2の直
列回路を接続し、コンデンサC2の両端に例えば放電灯
からなる負荷D L +を接続している。この場合、イ
ンダクタンス素子L+ とコンデンサCtとで共振回路
6を構成している。
また、トランジスタからなるスイッチング素子Q2のベ
ースと発振駆動回路3との接続点に抵抗R4とコンデン
サC5の時定数回路とタイマ用集積回路IC1(例えば
μPCl555等)とコンデンサCSからなるタイマ回
路Aを接続している。
電流検出回路4aは、トランジスタQ3と抵抗Rtの直
列回路と、抵抗R2に並列接続されたコンデンサC3と
からなる。そして、トランジスタQ、のベースをタイマ
回路Aのタイマ用集積回路IC,の出力端に接続してい
る。トランジスタQ3のコレクタは、抵抗R1とトラン
ジスタQ3との接続点にアノード側を共通接続したダイ
オードD。
のカソード側に接続している。トランジスタQ。
のエミッタは、保護回路5内の比較器CP1の非反転入
力端子に接続している。
また、電流検出回路4bは、トランジスタQ4と抵抗R
3の直列回路と、抵抗R1に並列接続されたコンデンサ
C4とトランジスタQ4のベースに出力端を接続した反
転回路NTとからなる0反転回路NTの入力端は、タイ
マ回路Aのタイマ用集積回路■C1の出力端に接続して
いる。トランジスタQ4のコレクタは、ダイオードD3
のカソード側とトランジスタQ、の接続点に共通接続し
ている。トランジスタQ4のエミッタは、電流検出回路
4aと同様に、保護回路5の比較器CP富の非反転入力
端子に接続している。
保護回路5は、比較器cp、cpgおよび比較器cp+
、cpsの出力を合成するオア回路ORとからなる。そ
して、比較器CP、、CP、のそれぞれの反転入力端子
に閾値E+および閾値Elを入力し、比較器CP、、C
P、のそれぞれの出力端をオア回路ORのそれぞれの入
力端に接続している。
そして、オア回路ORの出力端から発振駆動回路3の入
力端に接続している。
つぎに、この実施例のインバータ装置の動作を説明する
交流電源ACが投入されると、直流電源2は、整流平滑
回路1を介し整流平滑した直流電源電圧を発振駆動回路
3に印加する。そして、発振駆動回路3は、直流電源2
から直流電源電圧が印加されると動作を開始し、NPN
型のトランジスタからなるスイッチング素子Q+、(h
のベースに交互に高レベルとなる駆動信号を与える。こ
の結果、スイッチング素子Q1.Qzが交互にオン・オ
フを繰り返すことになる。
これにより、スイッチング素子Q1.Qxの接続点の電
圧は矩形波状の電圧となり、この電圧が共振回路6に印
加されることになる。この場合、発振駆動回路3の駆動
信号の周波数を共振回路6の共振周波数に近づけること
により、コンデンサC2に共振電流が多く流れ、コンデ
ンサC8の両端電圧が上昇し、放電灯からなる負荷DL
+が点灯す負荷DL、が正常に点灯している場合には、
例えばスイッチング素子Qtに対し第2図(a)に示す
ような駆動信号が加えられたときに、駆動信号が立ち上
がった直後から期間Taは第2図(ロ)に示すようにダ
イオードD8を通して抵抗R1にダンパ電流が流れ、こ
のときスイッチング素子Qtには電流は流れない、そし
て、期間Taの経過後にダイオードD茸を通るダンパ電
流がなくなると、スイッチング素子Qgを通して抵抗R
1に電流が流れ始めることになる。すなわち、負荷DL
、が正常に点灯しているときは、スイッチング素子Q:
に遅相電流が流れることになる。スイッチング素子Q、
の電流波形についても上記と同様である。
一方、タイマ回路Aは、スイッチング素子Q。
に対する駆動信号が入力され、スイッチング素子Q3に
対する駆動信号が立ち上がった後所定期間Tが経過する
まで高レベルの信号を出力し、この所定期間Tの経過後
上記駆動信号が立ち下がるまで低レベルの信号を出力す
る。なお、タイマ回路Aは、駆動信号が立ち下がったの
ち次に立ち上がるまでの期間中も低レベルの信号を出力
する。
電流検出回路4aのトランジスタQ3には、タイマ回路
Aの出力が直接加えられるので、トランジスタQ、は、
スイッチング素子Q2に対する駆動信号が立ち上がると
導通し、その後所定期間T経過すると遮断することにな
る。また、電流検出回路4bのトランジスタQ4には、
タイマ回路Aの出力が反転回路NTを介して加えられる
ので、トランジスタQ4は、所定期間Tの経過後導通し
、上記駆動信号が立ち上がると遮断することになる。
なお、スイッチング素子Cbの駆動信号が低レベルの期
間は、スイッチング素子Q2が導通せず、トランジスタ
Q4は実質遮断状態になっている。
なお、所定期間Tは、例えば上記した期間Taと等しい
長さに設定される。
抵抗R1の両端間には、従来例と同様に、スイッチング
素子Q2およびダイオードD2に流れる電流に比例した
電圧が現れる。電流検出回路4aのコンデンサC3は、
トランジスタQ3の導通期間、すなわちスイッチング素
子Q!に対する駆動信号の立ち上がり後所定期間Tが経
過するまでの間にスイッチング素子Q、に流れる電流の
ピーク値に相当する電圧値に充電される。また、電流検
出回路4bのコンデンサC4は、トランジスタQ4の導
通期間、すなわち所定期間Tの経過後スイッチング素子
Q、の駆動信号が立ち下がるまでの間にスイッチング素
子Q3に流れる電流のピーク値に相当する電圧値に充電
される。そして、電流検出回路4aの出力電圧が保護回
路5の比較器CP。
にて第1の閾値E、と比較され、電流検出回路4aの出
力電圧が第1の閾値E、を越えたときに第1の過電流検
出信号が出力される。また、電流検出回路4bの出力電
圧が保護回路5の比較器CP、にて第2の閾値Etと比
較され、電流検出回路4bの出力電圧が第2の閾値E2
を越えたときに第2の過電流検出信号が出力される。
さらに、第1および第2の過電流検出信号がオア回路O
Rを介して発振駆動回路3に加えられ、第1および第2
の過電流検出信号の何れか一方が発生したときに発振駆
動回路3からスイッチング素子Q1.Qtに対する駆動
信号の発生を停止させる。
この結果、スイッチング素子Q1.(bのスイッチング
動作が停止して、スイッチング素子QI。
Q!に流れる電流がなくなり、スイッチング素子Ql、
Q!が保護される。
上記において、第1の過電流検出信号が出力されるのは
、スイッチング素子Q3に進相過電流が流れたとき、す
なわち駆動信号の立ち上がり後の所定期間にスイッチン
グ素子Q8に流れる電流が過大となったときである。
また、第2の過電流検出信号が出力されるのは、スイッ
チング素子Q、に遅相過電流が流れたとき、すなわち駆
動信号の立ち上がり後の所定期間Tの経過後駆動信号が
立ち下がるまでの期間にスイッチング素子Qtに流れる
電流が過大になったときである。
この際、第1の閾値Elと第2の閾値E8とは各々独立
して設定され、第1の閾値E+は第2の閾値E、より低
く設定してあり、ストレスの大きい進相過電流に対して
は小さい電流値で保護動作が始まり、ストレスの小さい
遅相過電流に対しては大きい電流値になるまで保護動作
が始まらないことになる。
ここで、第1図のインバータ装置において、先行予熱時
、正常点灯時、進相過電流時および遅相過電流時の抵抗
R+に流れる電流と電流検出回路4a、4bのコンデン
サCs、Caの充電電圧VC!+VC4と第1および第
2の閾値B、、E、との関係を第3図に示す。
第3図において、(a)は先行予熱時に抵抗R,に流れ
る電流の波形を示し、(ロ)は正常点灯時に抵抗R1に
流れる電流の波形を示し、(C)は進相過電流時に抵抗
R+に流れる電流の波形を示し、(ロ)は遅相過電流時
に抵抗R+に流れる電流の波形を示している。(e)は
スイッチング素子Q2に対する駆動信号の波形を示し、
(0はタイマ回路Aの出力波形を示している。
まず、先行予熱時においては、電流検出回路4aのコン
デンサC3の充電電圧VC3は、第3図(g)に示すよ
うに、et(=03であって第1の閾値Etより低いの
で、第1の過電流検出信号は出力されない、また、電流
検出回路4bのコンデンサC4の充電電圧VC4は、第
3図(ロ)に示すように、ある値e 、 Iになるが、
この値e1′も第2の閾値E2より低いので、第2の過
電流検出信号は出力されない。
つぎに、正常点灯時においては、コンデンサC3の充電
電圧VCaは、第3図(i)に示すように、e。
(!=i0)であって第1の閾値E1より低いので、第
1の過電流検出信号は出力されない、また、コンデンサ
C4の充電電圧VC4は、第3図U)に示すように、あ
る値e tlになるが、この値e 、 lも第2の閾値
E2より低いので、第2の過電流検出信号は出力されな
い。
つぎに、進相過電流時においては、コンデンサC2の充
電電圧V<2は、第3図(ト)に示すように、ある値e
、になって第1の閾値E1より高いので、第1の過電流
検出信号は出力される。また、コンデンサC4の充電電
圧Vcaは、第3図(1)に示すように、ある値e、I
になるが、この値e 、 Jは第2の閾値Exより低い
ので、第2の過電流検出信号は出力されない、なお、電
流波形によっては、値e3′が第2の閾値Elを越える
こともある。
つぎに、遅相過電流時においては、コンデンサC2の充
電電圧v0は、第3図(ホ)に示すように、e4  (
ζ0)であって第1の閾値E、より低いので、第1の過
電流検出信号は出力されない、また、コンデンサC4の
充電電圧VC4は、第3図(n)に示すように、ある値
ea’になって第2の閾値E2より高いので、第2の過
電流検出信号は出力される。
なお、上記においては、第1の閾値E1をe2 >EI
>61.e瀧、ea と設定し、第2の閾値Eヨを e2 ’ >El >et ’ 、  ex ’と設定
している。
これらの状態をまとめると、つぎのことがいえる。
(1)比較回路CPlの出力が低レベルでかつ、比較器
jlIcP、の出力が低レベルの時は、スイッチング素
子Q2に流れる電流は正常である。
(2)比較回路CP、の出力が低レベルでかつ、比較回
路CP、の出力が高レベルの時は、スイッチング素子Q
!に遅相過電流が流れている。
(3)比較回路CP、の出力が高レベルでかつ、比較回
路CP、の出力が低レベルの時は、スイッチング素子Q
、に進相過電流が流れている。
(4)比較回路CP、の出力が高レベルでかつ、比較回
路CP、の出力が高レベルの時は、スイッチング素子Q
!に進相過電流が流れている。
この実施例のインバータ装置によれば、駆動信号の立ち
上がり後の所定期間Tにスイッチング素子Q、に流れる
電流と、駆動信号の立ち上がり後、の所定期間Tの経過
後駆動信号が立ち下がるまでの期間にスイッチング素子
Q!に流れる電流を第1および第2の電流検出回路4a
、4bで個別に検出し、第1および第2の電流検出回路
4a。
4bの出力を第1および第2の比較器cp、cpzで第
1および第2の閾値E+、Ezと各々比較し、各々の出
力が第1および第2の閾値E、、E、を趙えたときに第
1および第2の過電流検出信号をそれぞれ発生させ、か
つ第1の閾値Etを第2の閾値Elより低く設定してい
るので、駆動信号の立ち上がり後の所定期間Tにスイッ
チング素子Q2に流れる電流値が過大となってスイッチ
ング素子Q2に大きいストレスを加える進相過電流に対
しては、小さい電流値で保護動作を始めることになる。
また、駆動信号の立ち上がり後の所定期間Tの経過後駆
動信号が立ち下がるまでの期間にスイッチング素子Q、
に流れる電流値が過大になる遅相過電流に対しては、大
きい電流値になるまで保護動作を始めない、この結果、
ストレスの大きい進相過電流とストレスの小さい遅相過
電流の両方に対してスイッチング素子Q1.Q!を最適
に保護することができる。
また、上記のことにより、進相過電流および遅相過電流
によるストレスを個別に判定できるので、スイッチング
素子Q6.Qtに進相過電流が流れる場合の例えば放電
灯DL、が取り外されて無負荷の状態や放電灯DL+の
寿命末期の半波放電状態といった状態を検出する回路は
不要となり、インバータ装置の構成を簡素化でき、コス
トも低減できる。
なお、この実施例では、出力段にスイッチング素子Q、
、Q、にNPN型のトランジスタを用いているが、この
発明は、NPN型のトランジスタの代わりにMOS −
FETを使用したインバータ装置の時に有用である。
また、タイマ回路Aにタイマ用集積回路ICIと、抵抗
R4とコンデンサC6の時定数回路を用いて所定期間を
設定しているが、同じ出力を得られる回路であれば他の
ものでもよい。
また、スイッチング素子Q8に流れる電流を検出するた
めに抵抗R+を用いているが、この抵抗R,の代わりに
カレント・トランスを用いて電流検出を行う構成でもよ
い。
この発明は、共振回路を介して負荷に給電しているもの
であれば、実施例のような2石式のインバータ装置に限
らず、1石式など、どのような形式のインバータ装置に
も適用できる。
〔発明の効果〕
この発明のインバータ装置によれば、駆動信号の立ち上
がり後の所定期間にスイッチング素子に流れる電流と駆
動信号の立ち上がり後の所定期間の経過後駆動信号が立
ち下がるまでの期間にスイッチング素子に流れる電流を
第1および第2の電流検出回路で個別に検出し、第1お
よび第2の電流検出回路の出力を第1および第2の比較
器で第1および第2の閾値と各々比較し、各々の出力が
第1および第2の閾値を超えたときに第1および第2の
過電流検出信号をそれぞれ発生させ、かつ第1の闇値を
第2の闇値より低く設定しているので、駆動信号の立ち
上がり後の所定期間にスイッチング素子に流れる電流値
が過大となってスイッチング素子に大きいストレスを加
える進相過電流に対しては、小さい電流値で保護動作を
始めることになる。また、駆動信号の立ち上がり後の所
定期間の経過後駆動信号が立ち下がるまでの期間にスイ
ッチング素子に流れる電流値が過大になる遅相過電流に
対しては、大きい電流値になるまで保護動作を始めない
、この結果、ストレスの大きい進相過電流とストレスの
小さい遅相過電流の両方に対してスイッチング素子を最
適に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図は第1図の抵抗R,を流れる電流の波形図、第3
図は第1図の各状態における各点での電流および電圧の
波形図、第4図は従来例の構成を示すブロック図、第5
図は第4図の各点での電流および電圧の波形図である。 2・・・直流電源、3・・・発振駆動回路、4a・・・
第1の電流検出回路、4b・・・第2の電流検出回路、
5・・・保護回路、6・・・共振回路、Q、〜Q!・・
・スイッチング素子、CPI・・・第1の比較器、CP
、・・・第2の比較器、El・・・第1の闇値、E、・
・・第2の闇値、DL、・・・負荷 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 直流電源と、この直流電源の電圧を断続するスイッチン
    グ素子と、前記直流電源から前記スイッチング素子を通
    して給電され負荷に共振電力を供給する共振回路と、前
    記スイッチング素子を周期的に導通させる駆動信号を前
    記スイッチング素子に与える発振駆動回路と、前記駆動
    信号の立ち上がり後の所定期間に前記スイッチング素子
    に流れる電流を検出する第1の電流検出回路と、前記駆
    動信号の立ち上がり後の所定期間の経過後前記駆動信号
    が立ち下がるまでの期間に前記スイッチング素子に流れ
    る電流を検出する第2の電流検出回路と、前記第1の電
    流検出回路の出力が第1の閾値を超えた時に第1の過電
    流検出信号を発生する第1の比較器と、前記第2の電流
    検出回路の出力が第2の閾値を超えた時に第2の過電流
    検出信号を発生する第2の比較器とを含み、前記第1お
    よび第2の比較器から出力される前記第1および第2の
    過電流検出信号の各々に応答して前記スイッチング素子
    の電流を減少させる方向に前記発振駆動回路から出力さ
    れる駆動信号を変化させる保護回路とを備え、前記第1
    の闇値を前記第2の閾値より低く設定したインバータ装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11509677A (ja) * 1996-05-03 1999-08-24 コーニンクレッカ、フイリップス、エレクトロニクス、エヌ.ヴィ. 安定器
AT506092B1 (de) * 2008-08-13 2009-06-15 Siemens Ag Oesterreich Elektrische anlage
JPWO2016147609A1 (ja) * 2015-03-13 2017-11-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 非接触給電装置および非接触給電システム

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