JP3059524B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電灯を高周波で点灯
させる放電灯点灯装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の本発明放電灯点灯装置の従来例
として、特願平1−306926号がある。この従来例
を図5に示す。この従来例回路では直流電源E1 を電源
とするインバータ回路として、トランジスタQ1、Q2
インダクタンタL1、コンデンサC0、C1、帰還用ダイ
オードD1 、D2からなる直列インバータを使用してい
る。負荷回路1は、蛍光灯のような放電灯Laと放電灯
Laのフィラメントの非電源側端子間に接続した上記コ
ンデンサC1との並列回路と、該並列回路に1次巻線n1
を直列接続した上記インダクタL1とからなり、上記コ
ンデンサC0を介してトランジスタQ1に並列接続してい
る。
【0003】インバータ回路のトランジスタQ2は駆動
回路2によってはMOSFETを使用する場合もある。
トランジスタQ1はインダクタL1の2次巻線n2を帰還
手段としており、トランジスタQ1のベースにのみ、負
荷回路1の振動電流を帰還して、トランジスタQ1をこ
の振動電流で決まる所定周期でオン・オフさせている。
【0004】トランジスタQ2に並列接続した抵抗R1
2の直列回路からなる検出回路2は、トランジスタQ2
の両端電圧を検出して、他方のトランジスタQ2のオン
・オフ状態を検出するもので、トランジスタQ1のオフ
時点に対応する抵抗R1、R2の接続点の出力を制御回路
3の発振制御回路8に含まれるトリガ回路4に与えてタ
イマ回路5を動作させ、このタイマ出力により動作する
駆動回路6によりトランジスタQ2を一定時間オンさせ
ている。
【0005】図5において、放電灯Laが点灯している
状態では、検出点aの電圧は図6の期間t0〜t1のよう
に矩形波となる。通常、この電圧を抵抗R1、R2で分圧
して同期信号として制御回路3に取り込んでいる。ここ
で時間t1において、放電灯Laが外された場合、共振
回路が開かれるため発振が停止し、検出点aの電位は0
Vに落ちる。(期間t1〜t2)時間t2で再び放電灯負
荷1が装着された場合、再び共振回路が形成されるた
め、コンデンサC0、C1、インダクタL1、抵抗R1及び
抵抗R2を通じて過渡的に電流が流れ、図6の期間t2
らt3のように検出点aに電圧が生じる。
【0006】この電圧の変化を検出回路2からの出力で
検出した制御回路3の装着判別回路7は放電灯Laが装
着されたことを判別するのである。ここで、直流電源E
1 は商用電源ACをダイオード、コンデンサにより、整
流平滑して得られるものである。ところで上記従来例で
は、直流電源E1 を得るための商用電源の瞬時降電圧に
対する対策が施されていなかった。
【0007】そこで本発明者は図7に示すように、直流
電源E1 の電圧が所定値以下に降下した場合に、インバ
ータ回路を不動作とするためのリセット回路を備えた本
発明の基本となる放電灯点灯装置を実現した。この例で
は制御回路3の発振制御回路を発振周波数を変えること
ができる汎用IC555からなる無安定マルチバイブレ
ータ9を用いて構成したもので、この無安定マルチバイ
ブレータ9の出力とノットゲートNT1の出力とリセッ
ト回路10の出力の否定論理積をナンドゲートNAでと
ることにより、トランジスタQ 1 のオフに同期させてM
OSFETQ2をオン・オフ制御するようにしてある。
また、装着判別回路7を、インバータゲートNT2、ト
ランジスタQ3、コンデンサC2、C3、ダイオードD3
び抵抗R3、R4で構成してある。また、この放電灯点灯
装置では、始動時や放電灯Laの装着時には一旦放電灯
Laを予熱した後に点灯するようにしてある。このた
め、上記装着判別回路7の出力でトリガがかかるタイマ
回路5と、タイマ回路5の限時動作期間、無安定マルチ
バイブレータ9の発振周波数を高い周波数に制御する周
波数制御部11とを備えている。ここで、タイマ回路5
は、コンパレータCP1 、コンデンサC4及び抵抗R5
7で構成してあり、周波数制御部11は、ボルテージ
ホロワV1 、トランジスタQ4、コンデンサC5及び抵抗
8〜R11で構成してある。
【0008】まず、始動時にはa点電位は”L”レベル
であるので、ノットゲートNT1の出力は”H”状態を
保ち、このときダイオードD3は逆バイアスされている
ので、コンデンサC2が充電された状態を保ち、ノット
ゲートNT2の閾値を越えた状態になっている。従っ
て、ノットゲートNT2の出力がローレベルでコンデン
サC3は放電された状態になっている。また、このとき
トランジスタQ3がオフで、コンデンサC4は抵抗R5
介して充電された状態になっているので、コンパレータ
CP1 の出力は”L”で、トランジスタQ4もオフであ
る。従って、コンデンサC5が抵抗R10を介して充電さ
れた状態に保たれ、無安定マルチバイブレータ9の制御
入力(5番端子)は抵抗R9、R10で決まる高い電圧に保
たれている。この場合には、無安定マルチバイブレータ
9は低い発振周波数で動作している。一方ノットゲート
NT1の出力は”H”に保たれているので、上記無安定
マルチバイブレータ9の出力(3番端子)が”H”となっ
たときに、ナンドゲートG3の出力が”L”となる。従
って、このとき駆動回路6のインバータバッファBAと
抵抗R12を介してMOSFETQ2 が一定期間オンされ
る。つまり、このオンにより放電灯点灯装置が起動され
ることになる。
【0009】そして、このMOSFETQ2 がオフした
時点で、a点の電位が”H”となる。このときには、ノ
ットゲートNT1の出力が”L”となり、コンデンサC2
の充電電荷が放電され、ノットゲートNT2の出力が”
H”となる。なお、この状態はトランジスタQ1、MO
SFETQ2 が交互にオン,オフする期間保持される。
このようにノットゲートNT2の出力が”H”となる
と、このときコンデンサC3を介して過渡的な電流がト
ランジスタQ3のベースに供給されるので、トランジス
タQ3が瞬間的にオンして、コンデンサC4の充電電荷が
放電される。そして、その後コンデンサC4は徐々に充
電され、このコンデンサC4の両端電圧が基準電圧に達
するまでコンパレータCP1 の出力は”H”となる。こ
のコンパレータCP1 の出力が”H”である期間は、無
安定マルチバイブレータ9の制御入力電圧は抵抗R9
10で決まる低い電圧となるので、このとき無安定マル
チバイブレータ9の発振周波数は定常時よりも高くな
る。なお、無安定マルチバイブレータ9の発振周波数は
負荷回路1の共振周波数よりも高く設定してある。従っ
て検出回路2の出力を反転したノットゲートNT1の出
力と無安定マルチバイブレータ9の出力との否定論理積
をとるナンドゲートNAの”L”期間が定常時よりも短
くなり、このためにMOSFETQ2 のオン期間が短く
なる。従って、放電灯Laに供給される出力が低く抑え
られ、この期間に放電灯Laは先行予熱される。
【0010】そして、タイマ回路5の限時時間が経過し
た時点で、コンパレータCP1 の出力は”L”となり、
このときコンデンサC5が徐々に充電されることによ
り、無安定マルチバイブレータ9の制御入力電圧は徐々
に高くなる。よって、無安定マルチバイブレータ9の発
振周波数は徐々に降下し、これに伴ってノットゲートN
1との否定論理積をとるナンドゲートNAの出力が”
L”である期間が徐々に長くなる。つまりは、MOSF
ETQ2 のオン期間が定常オン期間に向かって長くな
り、放電灯Laに供給される出力レベルも徐々に上が
り、よって放電灯Laが始動点灯し、以降定常点灯され
る。なお、この放電灯点灯装置では、周波数制御部11
の抵抗R9の値を変えて放電灯Laに供給される出力を
可変でき、放電灯Laを連続調光できる。
【0011】ここで、放電灯Laが外されたとすると、
この時点以降ノットゲートNT1の出力が”H”状態を
保持することにより、コンデンサC2が充電され、ノッ
トゲートNT2の出力が”L”になる。しかし、この場
合にはトランジスタQ3にベース電流が供給されること
はなく、よって無安定マルチバイブレータ9の発振周波
数はそれまでの周波数のままで保持され、この場合には
ナンドゲートNA及び駆動回路6のインバータバッファ
BAと抵抗R12を介して無安定マルチバイブレータ9の
出力でMOSFETQ2 をオン,オフする信号が印加さ
れるが、この場合放電灯Laが外れているので、MOS
FETQ2 がオンすることはない。
【0012】そして放電灯Laが装着されると、このと
きにはa点の電位が高くなるので、ノットゲートNT1
の出力が”L”となり、この際にコンデンサC2の充電
電荷が放電され、ノットゲートNT2の閾値以下に降下
し、ノットゲートNT2の出力が”H”になる。よっ
て、トランジスタQ3がオンし、以降始動時の動作で説
明したと同様にして、放電灯Laを先行予熱した後に、
無安定マルチバイブレータ9の発振周波数が徐々に下げ
られ、放電灯Laは始動点灯し、以降定常動作に移行す
る。尚E2は制御回路3の電源、Ra、Rb、コンデン
サCaは無安定マルチバイブレータ9の時定数の抵抗、
コンデンサである。
【0013】さてリセット回路10は直流電源E1 の電
圧を検出して、その電圧が或る所定値以下では、”L”
レベルの出力を送出ことによって、MOSFETQ2
オフ状態として、インバータ回路を不動作とするもので
ある。直流電源E1 の電圧が或る所定値以上の場合
は、”H”レベルの出力を送出しており、上述した動作
でインバータ回路は動作する。
【0014】このような構成で商用電源を整流或いは整
流平滑して直流電源E1 を得ている場合において、商用
電源の瞬時降電圧が発生した場合の動作を図8を参照し
ながら説明する。まず時刻t0で商用電源の瞬時降電圧
が発生すると、直流電源E1 の電圧は図8(a)に示す
ように下降し始める。
【0015】時刻t1において、a点の抵抗R1、R2
分圧Vbが図8(b)に示すようにツェナーダイオード
ZD1のツェナー電圧Vzより低くなると、分圧Vbも
下降し始める。そして時刻t2においては、分圧Vbは
ノットゲートNT1の閾値Vthと同じになり、その後、
時刻t3で図8(d)に示すリセット回路10の出力
が”H”から”L”に反転するまでは、分圧Vbは閾値
Vthより小さいので、図8(c)に示すようにノットゲ
ートNT1の出力は必ず”L”になる。従って、時刻t2
からt3までの間はトランジスタQ1のオン・オフにかか
わらず、トランジスタQ1がオン状態である場合にも、
無安定マルチバイブレータ9の出力によりMOSFET
2がオンされ、直流電源E1 を介してトランジスタ
1、MOSFETQ2に大きな短絡電流が流れ、トラン
ジスタQ1、MOSFETQ2に大きなストレスが発生
し、場合によってはトランジスタQ1、MOSFETQ2
が破壊するという問題があった。時刻t3以降はリセッ
ト回路10によりインバータ回路は不動作となる。
【0016】尚電源電圧の復電時も同様の問題が発生す
る。他の従来例として、特願昭63−15067号があ
る。この従来例は一石式インバータに適用するもので、
瞬時降電圧後の電源電圧復帰時、制御回路のオンデュー
ティが異常に長くならないように制御することにより、
トランジスタのオフ時のコレクタ・エミッタ間電圧VCE
をトランジスタのコレクタ・エミッタ間最大電圧内に抑
えることで、トランジスタの破壊を防止するものであ
る。しかし、本従来例は瞬時降電圧後の電源電圧復帰時
のストレスを防止するものであり、上述した瞬時電圧時
のストレスには適用できないものであった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述の点に
鑑みて為されたもので、その目的とするところは、商用
電源の瞬時降電圧時、停電或いはその復帰時において、
インバータ回路内のパワー・デバイスであるスイッチン
グ素子にストレスが発生するのを防止し、信頼性の高い
放電灯点灯装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明は、商用電源を整流又は整流平滑して得た
直流電源と、上記直流電源の両端間に直列に接続された
二つのスイッチング素子と、このスイッチング素子の少
なくとも一方に並列接続された放電灯を含む共振回路構
成の負荷回路と、この負荷回路に流れる振動電流を一方
のスイッチング素子の制御端にのみ帰還し、上記振動電
流で一方のスイッチング素子のみをオン・オフする帰還
手段と、少なくとも上記一方のスイッチング素子のオン
・オフ状態を他方のスイッチング素子の両端電圧より検
出する検出手段と、上記検出手段の出力に応じて他方の
スイッチング素子を一方のスイッチング素子のオフした
後にオンして他方のスイッチング素子を一方のスイッチ
ング素子と交互にオン・オフする制御手段とにより、上
記放電灯に高周波電力を供給する放電灯点灯装置におい
て、上記商用電源又は直流電源の電圧によって直流電源
電圧がある所定値以下になったことを検出すると、上記
制御手段に他方のスイッチング素子をオフさせるリセッ
ト手段を備えるとともに、電源電圧の降下時に上記リセ
ット手段が上記所定値を検出するまで、一方のスイッチ
ング素子のオン・オフ状態の検出動作を維持する上記検
出手段を備えたものである。
【0019】尚一方のスイッチング素子を、オン・オフ
する帰還手段は、上記コンデンサと負荷回路より構成さ
れる回路内の電圧を検出して、その検出電圧に基づいて
一方のスイッチング素子をオン・オフ制御する手段から
帰還手段を構成しても良い。
【0020】
【作用】而して本発明によれば、商用電源又は直流電源
の電圧によって直流電源電圧がある所定値以下になった
ことを検出すると、上記制御手段に他方のスイッチング
素子をオフさせるリセット手段を備えるとともに、電源
電圧の降下時にリセット回路が上記所定値を検出するま
で、一方のスイッチング素子のオン・オフ状態の検出動
作を維持する検出手段を備えているので、直流電源電圧
の電圧降下時にリセット手段が動作して他方のスイッチ
ング素子をオフするまでに、一方のスイッチング素子が
オンしているにもかかわらず、電圧降下によって一方の
スイッチング素子が恰もオフ状態となったとして誤検出
した検出手段の検出出力により制御手段が他方のスイッ
チング素子をオンさせる誤動作を防ぐことができるので
ある。
【0021】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。 (実施例1)図1は本実施例の回路を示しており、本実
施例では回路構成は図7の基本例構成と同じであるが、
直流電源E1 を整流、或いは整流平滑して得るための商
用電源の瞬時降電圧や、停電発生時において、商用電源
若しくは直流電源E1 の電圧を検出するリセット回路1
0が動作して、インバータ回路が不動作となるまでは、
トランジスタQ1のオン・オフ状態をを検出回路2が確
実に検出できるようにしたものである。
【0022】つまり上記の回路動作が得られるように検
出回路2の抵抗R1、R2の抵抗値を設定したものであ
る。而して商用電源(図示せず)の瞬時降電圧が発生し
た場合の動作を図2の波形図を参照しながら説明する。
図2において、時刻t0で商用電源の瞬時降電圧が発生
したとすると、この商用電源を整流又は整流平滑して得
る直流電源E1 の電圧は図2(a)に示すように下降し
始める。そして時刻t2において、検出回路2の分圧V
bが、抵抗R2の両端に接続しているツェナーダイオー
ドZD1のツェナー電圧Vzより低くなると、分圧Vb
も図2(b)に示すように下降し始める。次に時刻t3
において、図2(d)に示すリセット回路10の出力
が”H”から”L”に反転するまでは、必ずトランジス
タQ1がオンしている時の分圧VbはノットゲートNT1
の閾値Vthより大きくなり、ノットゲートNT1の出力
Vcは”L”になるように検出回路2の抵抗R1 、R2
の値を設定しているので、トランジスタQ1 のオン時
は、必ず、MOSFETQ2はオフとなり、図7の基本
例のようなトランジスタQ1 、MOSFETQ2の同時
オンによるストレスの発生がなく、信頼性の高い放電灯
点灯装置が実現できる。
【0023】(実施例2)図3は本実施例の回路を示
し、本実施例では制御回路2の無安定マルチバイブレー
タ9の電源E2を、直流電源E1 より抵抗R13、コンデ
ンサC7、ツェナーダイオードZD2にて得るようにした
ものである。その他の回路は実施例1に準ずる。尚各実
施例に用いるリセット回路10としては、例えば図4に
示すように直流電源E1 の電圧を抵抗R14、R15で分圧
して、この分圧電圧と、ツェナーダイオードZD3のツ
ェナー電圧で定まる基準値と比較して、直流電圧Eが所
定値に降下したことを検出するようにするような回路が
ある。
【0024】また実施例2の回路では、図4のリセット
回路10の接続点bを、電源E2を構成する抵抗R13
ツェナーダイオードZD2との接続点に接続しても良
い。
【0025】
【発明の効果】本発明は、商用電源を整流又は整流平滑
して得た直流電源と、上記直流電源の両端間に直列に接
続された二つのスイッチング素子と、このスイッチング
素子の少なくとも一方に並列接続された放電灯を含む共
振回路構成の負荷回路と、この負荷回路に流れる振動電
流を一方のスイッチング素子の制御端にのみ帰還し、上
記振動電流で一方のスイッチング素子のみをオン・オフ
する帰還手段と、少なくとも上記一方のスイッチング素
子のオン・オフ状態を他方のスイッチング素子の両端電
圧より検出する検出手段と、上記検出手段の出力に応じ
て他方のスイッチング素子を一方のスイッチング素子の
オフした後にオンして他方のスイッチング素子を一方の
スイッチング素子と交互にオン・オフする制御手段とに
より、上記放電灯に高周波電力を供給する放電灯点灯装
置において、上記商用電源又は直流電源の電圧によって
直流電源電圧がある所定値以下になったことを検出する
と、上記制御手段に他方のスイッチング素子をオフさせ
るリセット手段を備えるとともに、電源電圧の降下時に
上記リセット手段が上記所定値を検出するまで、一方の
スイッチング素子のオン・オフ状態の検出動作を維持す
る上記検出手段を備えたので、商用電源の瞬時降電圧が
起きたり、停電時が起きたとき或いその後の復電時に、
スイッチング素子の同時オンが起きるのを防ぐことがで
き、結果パワーデバイスであるスイッチン素子にストレ
スが発生して破壊されるのを防止でき、信頼性の高い放
電灯点灯装置が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回路図である。
【図2】本発明の実施例2の動作説明用波形図である。
【図3】本発明の実施例2の回路図である。
【図4】本発明に用いるリセット回路の回路図である。
【図5】従来例の回路構成図である。
【図6】従来例の動作説明用波形図である。
【図7】本発明の基本例の回路図である。
【図8】本発明の基本例の動作説明用波形図である。
【符号の説明】
1 負荷回路 2 検出回路 3 制御回路 10 リセット回路 Q1 トランジスタ Q2 MOSFET R1 抵抗 R2 抵抗 L1 インダクタ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源を整流又は整流平滑して得た直流
    電源と、上記直流電源の両端間に直列に接続された二つ
    のスイッチング素子と、このスイッチング素子の少なく
    とも一方に並列接続された放電灯を含む共振回路構成の
    負荷回路と、この負荷回路に流れる振動電流を一方のス
    イッチング素子の制御端にのみ帰還し、上記振動電流で
    一方のスイッチング素子のみをオン・オフする帰還手段
    と、少なくとも上記一方のスイッチング素子のオン・オ
    フ状態を他方のスイッチング素子の両端電圧より検出す
    る検出手段と、上記検出手段の出力に応じて他方のスイ
    ッチング素子を一方のスイッチング素子のオフした後に
    オンして他方のスイッチング素子を一方のスイッチング
    素子と交互にオン・オフする制御手段とにより、上記放
    電灯に高周波電力を供給する放電灯点灯装置において、
    上記商用電源又は直流電源の電圧によって直流電源電圧
    がある所定値以下になったことを検出すると、上記制御
    手段に他方のスイッチング素子をオフさせるリセット手
    段を備えるとともに、電源電圧の降下時に上記リセット
    手段が上記所定値を検出するまで、一方のスイッチング
    素子のオン・オフ状態の検出動作を維持する上記検出手
    段を備えたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】一方のスイッチング素子を、オン・オフす
    る帰還手段は、上記コンデンサと負荷回路より構成され
    る回路内の電圧を検出して、その検出電圧に基づいて一
    方のスイッチング素子をオン・オフ制御する手段から構
    成した放電灯点灯装置。
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