JP2552280B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

Info

Publication number
JP2552280B2
JP2552280B2 JP4108187A JP4108187A JP2552280B2 JP 2552280 B2 JP2552280 B2 JP 2552280B2 JP 4108187 A JP4108187 A JP 4108187A JP 4108187 A JP4108187 A JP 4108187A JP 2552280 B2 JP2552280 B2 JP 2552280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
switch element
voltage
semiconductor switch
discharge lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4108187A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63207095A (ja
Inventor
諭 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP4108187A priority Critical patent/JP2552280B2/ja
Publication of JPS63207095A publication Critical patent/JPS63207095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2552280B2 publication Critical patent/JP2552280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangements For Discharge Lamps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、他励式インバータ回路を用いて放電灯を高
周波点灯させるようにした放電灯点灯装置に関するもの
である。
(背景技術) 第8図は従来の放電灯点灯装置の回路図である。交流
電源ACの電源電圧は、ダイオードブリッジDBにて整流さ
れ、コンデンサC0にて平滑され、直流電圧とされる。こ
の直流電圧は、発振トランスOTの1次側と半導体スイッ
チ素子Q1との直列回路に印加される。発振トランスOTの
2次側には、放電灯DLが接続され、放電灯DLの非電源側
にはリアクタンス素子(コンデンサC2)が接続され、放
電灯フィラメントの余熱回路が構成されている。半導体
スイッチ素子Q1には、ダイオードD1が逆並列接続され
る。また、回路のインダクタンス成分と共振状態を呈す
るコンデンサC1をスイッチ素子Q1の両端に並列接続す
る。このコンデンサC1の接続される位置は、発振トラン
スOTの1次コイルの両端でも構わない。半導体スイッチ
素子Q1の制御極には、発振回路1の出力がゲート回路2
及びドライブ回路3を介して入力されている。
第9図(イ)は半導体スイッチ素子Q1をオン・オフ制
御するための他励信号(“High"レベルのとき他励オン
信号、“Low"レベルのとき他励オフ信号と呼ぶことにす
る)を示す。他励オン信号にて半導体スイッチ素子Q1
オンされると、発振トランスOTの1次側を介して、第9
図(ロ)に示されるような電流Icが半導体スイッチ素子
Q1に流れる。他励オフ信号にて半導体スイッチ素子Q1
オフされると、回路のLC成分に蓄えられたエネルギーの
ために、発振トランスOTはコンデンサC1と共振し、共振
コンデンサ電流が流れ、半導体スイッチ素子Q1の両端に
は、第9図(ハ)に示されるような共振電圧が生じる。
この共振電圧がゼロになると、共振電流はダイオードD1
を介して流れ、また、ダイオード電流がゼロになると、
他励オン信号により半導体スイッチ素子Q1に前サイクル
と同様に電流Icが流れる(第9図(ロ))。このように
して、発振を継続して行く。そして、この共振によって
発振トランスOTの2次側に生じる電圧を発振トランスOT
のリーケージインダクタンスを介して放電灯DLに印加
し、点灯させる。なお、第9図(ニ),(ホ)はそれぞ
れ発振トランスOTの1次電圧と1次電流を示している。
このような1石他励式のインバータ回路では、無負荷
時には、発振トランスOTの2次電流が流れなくなるの
で、その1次側インダクタンスが大きくなり、そのため
に、コンデンサC1と発振トランスOTの1次側から見たイ
ンダクタンスとで決まる振動周期が長くなり、半導体ス
イッチ素子Q1の両端電圧VCEの巾が広くなる。
このように、無負荷時に回路の固有振動周期が長くな
った場合においても、他励式のインバータ回路では他励
信号の周期に従って半導体スイッチ素子Q1がオンするた
めに、第10図(ロ)に示されるように、半導体スイッチ
素子Q1の両端電圧、すなわち、共振コンデンサC1の電圧
が高い状態で半導体スイッチ素子Q1がオンすることにな
り、コンデンサC1からのラッシュ電流が半導体スイッチ
素子Q1に流れて、大きな電力損失を発生し、また半導体
スイッチ素子Q1の破損を生じることもある。
そこで、第8図の回路では、半導体スイッチ素子Q1
両端電圧を検出する素子電圧検出回路4を設けてあり、
半導体スイッチ素子Q1の両端電圧が高いときには、ゲー
ト回路2により他励オン信号の通過を阻止して、半導体
スイッチ素子Q1の導通を禁止するようにしている。した
がって、無負荷時において、第10図(イ),(ロ)に示
すように、半導体スイッチ素子Q1の両端電圧VCEの巾
が、発振回路1の他励オフ信号の期間T3よりも長くなっ
ても、第10図(ハ)に示すように、VCE>0の期間中の
ドライブ信号を禁止して、半導体スイッチ素子Q1の導通
を禁止することができる。このゲート回路2は、素子電
圧検出信号の反転信号と他励オン信号との論理積を取る
ことにより簡単に構成することができる。このようなゲ
ート回路2を設けることにより、無負荷時においても安
全に且つ安定に発振を行うことができるものである。
ところで、インバータ回路と放電灯とはソケットを介
して接続され、放電灯が丸型蛍光灯である場合には、第
11図に示すようなソケットSが一般的に用いられる。こ
のソケットSの接続が不十分である場合、ソケットSの
端子ばね(図示せず)と放電灯DLのランプピンPとの間
で接触不良(以下「ルーズコンタクト」という)を生じ
ることがあり、その場合、ソケットSの端子ばねと放電
灯のランプピンPとの間でアーク放電が生じることがあ
った。そして、この状態が長時間継続すると、ソケット
Sが発熱し、発煙や発火に至ることがあった。
そこで、ソケットの温度上昇を熱感応素子(サーミス
タ等)を用いて検出することによりソケットルーズコン
タクトを検出して、インバータ回路の発振を停止させる
方法も考えられるが、この方法では、実際に温度上昇す
るまでは作動しないため、検出動作が遅くなる。また、
周囲温度の影響を受けやすく、さらに、長時間点灯した
ときに、放電灯の発熱がソケットに伝わったことを誤っ
て検出してしまうことも有り得るという問題があった。
(発明の目的) 本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、放電灯とソケットとのル
ーズコンタクトを検出してインバータの発振を実質的に
停止させ、ソケットでの発煙・発火を未然に防止できる
ようにした放電灯点灯装置を提供するにある。
(発明の開示) 本発明に係る放電灯点灯装置を図示実施例について説
明すれば、直流電源Eと、直流電源Eに対して順方向で
ある半導体スイッチ素子Q1と、直流電源Eに対して逆方
向で半導体スイッチ素子Q1に並列接続されたダイオード
D1と、半導体スイッチ素子Q1に直列接続されたインダク
タンス要素(発振トランスOT)と、インダクタンス要素
と共振状態を呈するコンデンサC1と、半導体スイッチ素
子Q1を繰り返し導通制御するための他励信号を発生する
発振回路1と、半導体スイッチ素子Q1が両端電圧を有す
る期間は、他励信号が前記半導体スイッチ素子Q1の導通
制御極に入力されることを禁止する回路(ゲート回路
2)と、半導体スイッチ素子Q1のオンオフにより発生す
る共振電圧を安定要素(発振トランスOTのリーケージイ
ンダクタンス)とソケットを介して印加される放電灯DL
とを含み、無負荷時の固有振動周波数が放電灯点灯時に
比べて低いインバータ回路において、放電灯DLとソケッ
トの電気的接続不良時の半導体スイッチ素子Q1の両端電
圧の変動を検出する回路(ルーズコンタクト検出回路
5)と、該検出出力が得られたときに、インバータ回路
を実質的に不作動とする回路(ANDゲートG2)とを備え
て成るものである。
すなわち、本発明は放電灯とソケットとの間のルーズ
コンタクトの発生時に、半導体スイッチ素子の両端電圧
に現れる振動波形の変動を検出して、その検出出力が得
られたときにインダータ回路の発振を停止させるように
したものであり、これによって、ソケットからの発煙や
発火等を防止できるものである。
以下、本発明の好ましい実施例を添付図面と共に説明
する。なお、実施例回路において、従来例回路と同一の
要素については同一の符号を付して重複する説明は省略
する。
実施例1 第1図は、本発明の一実施例に係る放電灯点灯装置の
回路図である。他励信号を発振するための発振回路1
は、汎用のタイマーICtmと、その外付けのCR素子R6,R7,
C6,C7とよりなる無安定マルチバイブレータと、その出
力バッファとなるインバータI1とからなる。発振回路1
の出力は、ゲート回路2におけるANDゲートG1の一方の
入力に接続されている。ANDゲートG1の他方の入力に
は、素子電圧検出回路4の検出出力がインバータI2にて
論理を反転されて入力されている。ANDゲートG1の出力
は、ソケットルーズコンタクト検出回路5におけるAND
ゲートG2の一方の入力に接続されている。ANDゲートG2
の他方の入力には、RSフリップフロップFF3の出力が
接続されている。ANDゲートG2の出力は、ドライブ回路
3におけるトランジスタTr1,Tr2よりなる相補動作形エ
ミッタフォロワの入力に接続されている。相補動作形エ
ミッタフォロワの出力は、抵抗R5とコンデンサC5の並列
回路よりなるスピードアップ回路を介して、半導体スイ
ッチ素子Q1の制御入力端に接続されている。本実施例に
あっては、半導体スイッチ素子Q1としてバイポーラトラ
ンジスタを用いている。
素子電圧検出回路4としては、抵抗R1,R2による電圧
分圧回路を用いている。抵抗R2には素子電圧検出回路4
の出力を規制するためのツェナダイオードZD1が並列接
続されている。素子電圧検出回路4の検出出力は、Dフ
リップフロップFF1,FF2のリセット入力に接続されて
いる。各DフリップフロップFF1,FF2の出力は、その
データ入力Dに接続されている。DフリップフロップFF
1のクロック入力Cには、発振回路1の出力が接続され
ている。DフリップフロップFF1の出力は、Dフリッ
プフロップFF2のクロック入力Cに接続されている。D
フリップフロップFF2のQ出力は、カウンタ6のクロッ
ク入力Cに接続されている。カウンタ6のn段目の出力
であるQn出力は、RSフリップフロップFF3のセット入力
Sに接続されている。
制御部電源電圧Vccは、平滑コンデンサC0に抵抗R3
介して接続されたコンデンサC3にて得ている。抵抗R4
コンデンサC4の直列回路には、制御部電源電圧Vccが印
加されている。コンデンサC4の端子電圧はインバータI3
の入力に印加されている。制御部電源電圧Vccが投入さ
れると、一定時間はコンデンサC4の電圧が低レベルであ
るので、インバータI3の出力は高レベルであり、カウン
タ6とRSフリップフロップFF3にリセットがかかる。前
記一定時間の経過後は、コンデンサC4の端子電圧が高く
なるので、インバータI3の出力は低レベルに保持され
る。以上の抵抗R4とコンデンサC4及びインバータI3によ
りパワーオンリセット回路が構成されている。その他の
構成については従来例回路と同様である。
第2図は本実施例の動作波形図である。以下、同図を
参照しながら、本実施例の動作について説明する。ソケ
ットにおけるルーズコンタクト時には、発振トランスOT
の2次側にランプフィラメントを介して、コンデンサC2
が接続されたり、離れたりしている状況にあり、コンデ
ンサC2の蓄積電荷により2次側の振動電流が安定してい
ないため、この2次電流により1次側の振動波形が変化
する。第2図に示す例では、t1の時点において半導体ス
イッチ素子Q1の素子電圧VCEは正常点灯時では既にゼロ
に落ちているが、ルーズコンタクト時には素子電圧VCE
がゼロに落ちる前に2次側のコンデンサC2のチャージに
よる電流により、発振トランスOTの1次電流(第2図
(ハ)参照)がコンデンサC1を充電するような方向に流
れて、素子電圧VCEを高くする。VCE>0であると、従来
例で説明したように、ゲート回路2が動作するため、半
導体スイッチ素子Q1を導通させず、素子電圧VCEの波形
は第2図(ロ)に示すような巾の広い波形となることが
ある。この波形は、発振回路出力(第2図(イ)参照)
を2パルス分含む巾を有するため、本実施例に示すルー
ズコンタクト検出回路5では、VCE>0である期間中の
発振回路1の出力のカウントを行っている。ルーズコン
タクト検出回路5において、2段のDフリップフロップ
FF1,FF2は、リップルカウンタを構成しており、VCE=0
でリセットが掛かるようになっている。Dフリップフロ
ップFF2のQ出力(第2図(ニ)参照)は、VCE>0の期
間中の発振回路1の出力の2パルス目に“High"レベル
になる。このQ出力により、第2図に示すような振動モ
ードであることを検出し、その検出回数をカウント6に
よりカウントすることにより、ソケットにおけるルーズ
コンタクトが継続していることを検出する。カウンタの
Qn出力により、RSフリップフロップFF3を反転させ、AND
ゲートG2を介してのドライブ回路3への信号入力を禁止
し、インバータ回路の発振動作を停止させる。
このように、ソケットにおける放電灯DLのルーズコン
タクトを検出し、インバータ回路の発振を停止させるこ
とにより、ソケットとランプピンとの間に継続的にアー
ク放電が生じるような事態を回避することができ、ソケ
ットからの発煙・発火を未然に防止できるものである。
実施例2 第4図は本発明の他の実施例の回路図である。ソケッ
トルーズコンタクト時の素子電圧VCEの振動波形は、第
2図に示すような波形だけでなく、第3図に示すような
波形になることもある。これは、ソケットとランプピン
とが非接触である場合には、無負荷の発振モードで発振
を行っているが、この発振モードはゲート回路2の作用
で生じるモードであり、同じ発振回路出力で制御を行っ
ていても、第3図のT1,T2期間に示すような2種類の安
定波形を持つが、ソケットルーズコンタクト状態では、
ソケットとランプピン間のアーク発生等により、この2
種類の無負荷波形を交互に繰り返す独特の発振モードに
なることがある。この無負荷発振モードでは無負荷時の
素子電圧VCEの振動周期は、発振トランスOTの1次イン
ダクタンスと共振コンデンサC1との共振だけでなく、主
トランジスタQ1のオン期間でも影響を受け、オン期間が
長ければ、素子電圧VCEの振動周期も長くなる。したが
って、第3図のT2期間では、素子電圧VCEの振動周期がT
1期間におけるそれよりも長いために、素子電圧VCEと他
励信号との重なり巾が広くなり、重なった残りの期間に
おけるドライブ信号は短く、その間は主トランジスタQ1
に電流が流れず、次のドライブ信号時に流れる。よっ
て、期間T1と期間T2では振動モードが異なっている。こ
のような発振モードを検出することにより、ソケットル
ーズコンタクト状態を判別できる。
第4図に示す実施例は、第3図に示す期間T1,T2で、
半導体スイッチ素子Q1の素子電圧VCEがゼロであるとき
の発振出力が、期間T1では1パルス、期間T2では2パル
スと異なることを利用し、これを判別するものである。
素子電圧検出回路4の出力はDフリップフロップFF4
のクロック入力Cに接続されている。Dフリップフロッ
プFF4の出力は、そのデータ入力Dに接続されてい
る。DフリップフロップFF4のQ,出力はそれぞれANDゲ
ートG3,G4の一方の入力に接続されている。ANDゲート
G3,G4の他方の入力は、共に素子電圧検出回路4の出力
に接続されている。素子電圧検出回路4の出力は、ゲー
ト回路2の制御信号とされている。さらに、素子電圧検
出回路4の出力は、抵抗R8とコンデンサC8よりなる遅延
回路を介して、DフリップフロップFF5のリセット入力
Rに接続されている。DフリップフロップFF5のクロッ
ク入力Cには、発振回路1の出力が接続されている。D
フリップフロップFF5の出力は、そのデータ入力Dに
接続されている。DフリップフロップFF5のQ出力は、
DフリップフロップFF6,FF7のデータ入力Dに接続され
ている。DフリップフロップFF6,FF7のクロック入力C
には、それぞれ、ANDゲートG3,G4の出力が接続されてい
る。DフリップフロップFF6,FF7の出力は、排他的論理
和ゲートG6に入力されている。排他的論理和ゲートG6
出力は、カウンタ6のクロック入力Cに接続されてい
る。その他の構成については実施例1と同様である。
第5図は本実施例の動作波形図である。以下、同図を
参照しながら、本実施例の動作について説明する。AND
ゲートG3,G4により、DフリップフロップFF4のQ,出力
とVCE検出電圧との論理積を取ることにより、VCE検出電
圧を交互に出力する第5図(ハ),(ニ)の信号を得
て、それぞれ、DフリップフロップFF6,FF7のクロック
パルスとする。DフリップフロップFF5は、VCE=0のと
きの発振回路出力(第5図(ロ))をカウントするカウ
ンタとして動作し、DフリップフロップFF6,FF7でそれ
ぞれ2サイクル間カウント結果(第5図(ホ))を保持
する。なお、第5図のt2の時点では、ANDゲートG4の出
力(第5図(ニ))が“High"レベルとなって、Dフリ
ップフロップFF7のQ出力(第5図(ト))が“High"レ
ベルとなってから、DフリップフロップFF5のQ出力
(第5図(ホ))がリセットされるものであり、このタ
イミングを取るために、前述の抵抗R8とコンデンサC8
からなる遅延回路が設けられている。
DフリップフロップFF6,FF7のQ出力(第5図
(ヘ),(ト))を排他的論理和ゲートG6で比較するこ
とにより、振動モードが前サイクルと異なったことを検
出する。その検出回路はカウンタ6によりカウントされ
る。カウンタ6のQn出力が“High"レベルになると、ソ
ケットルーズコンタクトが継続していると判断し、RSフ
リップフロップFF3を反転させ、ドライブ回路3への信
号入力を停止し、インバータ回路の発振動作を停止させ
る。
したがって、ソケットルーズコンタクト時におけるソ
ケットからの発煙や発火等を未然に防止することができ
る。
実施例3 第6図は本発明の更に他の実施例の回路図である。こ
の実施例は、第7図に示すように、半導体スイッチ素子
Q1の素子電圧VCEの波高値がルーズコンタクト時には低
レベルと高レベルとに交互に変化することを検出するも
のである。素子電圧VCEを抵抗Ra,Rbにて分圧した値とツ
ェナーダイオードZD2による基準電圧Vzとをコンパレー
タCPにより比較する。このときの基準電圧Vzは、素子電
圧VCE(第7図(イ))の波高値が高いときにだけコン
パレータCPの比較出力(第7図(ロ))が“Hgih"レベ
ルになるような電圧に設定する。こうして得た比較出力
を抵抗R9とコンデンサC9により平滑する。こうして、カ
ウンタ6の入力信号(第7図(ハ))を得る。その他の
構成及び動作については実施例1と同様であり、カウン
タ6により一定回数のカウントを行うことにより、ソケ
ットルーズコンタクト状態が継続していると判断して、
RSフリップフロップFF3を反転させ、インバータ回路の
発振動作を停止させるものである。
(発明の効果) 上述のように、本発明にあっては、素子電圧の高いと
きに半導体スイッチ素子の導通を禁止して無負荷時の半
導体スイッチ素子の保護を行うようにした共振型の1石
他励式インバータ回路において、放電灯とソケットとの
ルーズコンタクト時には素子電圧の変動が生じることを
利用してルーズコンタクト状態であることを検出し、イ
ンバータ回路の発振を停止させるようにしたから、ソケ
ットからの発煙や発火等を未然に防止できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る放電灯点灯装置の回路
図、第2図は同上の動作波形図、第3図は本発明の他の
実施例において検出される発振モードを示す動作波形
図、第4図は本発明の他の実施例の回路図、第5図は同
上の動作波形図、第6図は本発明の更に他の実施例の回
路図、第7図は同上の動作波形図、第8図は従来例の回
路図、第9図及び第10図は同上の動作波形図、第11図は
ソケットと放電灯との接続箇所を示す斜視図である。 1は発振回路、2はゲート回路、4は素子電圧検出回
路、5はルーズコンタクト検出回路、Eは直流電源、Q1
は半導体スイッチ素子、D1はダイオード、C1はコンデン
サ、OTは発振トランス、DLは放電灯、G2はANDゲートで
ある。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と、直流電源に対して順方向であ
    る半導体スイッチ素子と、直流電源に対して逆方向で半
    導体スイッチ素子に並列接続されたダイオードと、半導
    体スイッチ素子に直列接続されたインダクタンス要素
    と、インダクタンス要素と共振状態を呈するコンデンサ
    と、半導体スイッチ素子を繰り返し導通制御するための
    他励信号を発生する発振回路と、半導体スイッチ素子が
    両端電圧を有する期間は、他励信号が前記半導体スイッ
    チ素子の導通制御極に入力されることを禁止する回路
    と、半導体スイッチ素子のオンオフにより発生する共振
    電圧を安定要素とソケットを介して印加される放電灯と
    を含み、無負荷時の固有振動周波数が放電灯点灯時に比
    べて低いインバータ回路において、放電灯とソケットの
    電気的接続不良時の半導体スイッチ素子の両端電圧の変
    動を検出する回路と、該検出出力が得られたときに、イ
    ンバータ回路を実質的に不作動とする回路とを備えて成
    ることを特徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】半導体スイッチ素子の両端電圧の変動を検
    出する回路は、半導体スイッチ素子の両端電圧発生時に
    おける他励信号のパルス数を検出する回路であることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放電灯点灯装
    置。
  3. 【請求項3】半導体スイッチ素子の両端電圧の変動を検
    出する回路は、半導体スイッチ素子の両端電圧がゼロで
    あるときの他励信号のパルス数を検出する回路であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の放電灯点灯
    装置。
  4. 【請求項4】半導体スイッチ素子の両端電圧の変動を検
    出する回路は、半導体スイッチ素子の両端電圧のピーク
    値の変動を検出する回路であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の放電灯点灯装置。
JP4108187A 1987-02-24 1987-02-24 放電灯点灯装置 Expired - Lifetime JP2552280B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4108187A JP2552280B2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 放電灯点灯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4108187A JP2552280B2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 放電灯点灯装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63207095A JPS63207095A (ja) 1988-08-26
JP2552280B2 true JP2552280B2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=12598512

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4108187A Expired - Lifetime JP2552280B2 (ja) 1987-02-24 1987-02-24 放電灯点灯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2552280B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63207095A (ja) 1988-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6321580A (ja) 蓄電池の放電状態表示回路
US5493181A (en) Capacitive lamp out detector
JP2552280B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH02199797A (ja) 放電灯点灯装置
JP4069650B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3915178B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2643945B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3003876B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3059524B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3893271B2 (ja) ストロボ制御回路およびこれを有するストロボ内蔵型カメラ
JPH07230882A (ja) 高圧放電灯点灯装置
JP2754576B2 (ja) 放電ランプ点灯装置
JPH0374090A (ja) 放電灯点灯装置
JP2930992B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPS63237392A (ja) 放電灯点灯装置
JPS63259997A (ja) 放電ランプ点灯装置
JPH01251593A (ja) 放電灯点灯装置
JPH0735359Y2 (ja) 放電灯の点灯装置
JPH1145789A (ja) 放電灯点灯装置
JPH078147B2 (ja) インバータ回路
JPH088152B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPH0349192A (ja) 放電灯の点灯装置
JP2003249390A (ja) 放電灯点灯装置
JP2003208994A (ja) 放電灯点灯回路
JPH088153B2 (ja) 放電灯点灯装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term