JP2754576B2 - 放電ランプ点灯装置 - Google Patents

放電ランプ点灯装置

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JP2754576B2 JP13881388A JP13881388A JP2754576B2 JP 2754576 B2 JP2754576 B2 JP 2754576B2 JP 13881388 A JP13881388 A JP 13881388A JP 13881388 A JP13881388 A JP 13881388A JP 2754576 B2 JP2754576 B2 JP 2754576B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、放電ランプを高周波にて始動・点灯する放
電ランプ点灯装置に関する。
従来の技術 従来の放電ランプ点灯装置は、例えば特許出願番号62
−328596号のように第4図に示したような回路になって
いた。
すなわち、第4図において、4は商用電源1と整流ブ
リッジ2と平滑用コンデンサ3とからなる出力電圧の極
性が一定である電源、5はその出力に直列に接続された
コンデンサ、6はコンデンサ5と電源4との間に接続さ
れた制御端子付スイッチであるトランジスタであり、コ
ンデンサ5に並列に蛍光ランプ7とインダクタンス8と
の直列回路が接続され、蛍光ランプ7の反電源側端に並
列にコンデンサ9とインダクタンス10からなる始動回路
と正特性サーミスタとの直列回路が接続される。正特性
サーミスタ21は反トランジスタ側に接続される。22は正
特性サーミスタ21とコンデンサ9との接続点Aに一端を
接続したツェナーダイオード、23はツェナーダイオード
22の他端に接続したダイオード21とダイオード21の他端
に接続しコレタクをコンデンサ13に接続したトランジス
タである。また、11はコンデンサ5とトランジスタ6と
インダクタンス8とからなる自励式のスイッチング回路
である。12はトランジスタ6のベースに一端を接続した
駆動用インダクタンスであり、この他端とエミッタとの
間にインダクタンス8の2次巻線8bと駆動用コンデンサ
13の直列回路が接続される。17は電源回路4の出力端に
接続された分圧抵抗14,15とその中点に一端を接続した
コンデンサ16とからなるタイマ回路、18はコンデンサ16
の他端をベースに接続しコレクタをインダクタンス12に
並列に接続した制御スイッチであるトランジスタ、19は
カソードをトランジスタ6のベースに接続し他端を抵抗
20を介してトランジスタ6のエミッタに接続したダイオ
ードである。
以上のように構成された従来の回路の動作を説明す
る。電源を投入すると、電源回路4に電圧が発生しタイ
マ回路17の抵抗14とコンデンサ16とトランジスタ18のベ
ースを介して起動電流が流れてトランジスタ18が導通
し、同時にそのベース電流によってトランジスタ6が導
通する。当初蛍光ランプ7は点灯しておらず電流は電源
回路4からインダクタンス8と蛍光ランプ7のフィラメ
ント電極とコンデンサ9とインダクタンス10を介して、
トランジスタ6を通って流れる。このとき、インダクタ
ンス8の2次巻線8bに正の電圧が発生しコンデンサ13と
インダクタンス12を介してトランジスタ6のベース電流
が供給されて、トランジスタ6のオンを維持する。この
とき、インダクタンス8の1次巻線8aに流れる電流はコ
ンデンサ9とインダクタンス8の共振電流である。ここ
で、インダクタンス8の2次巻線8bに発生した正の電圧
によって流れる電流はインダクタンス12とコンデンサ13
の固有振動周波数での直列共振電流であるが、実際はト
ランジスタ18が導通しているのでトランジスタ18のエミ
ッタからコレクタへ逆方向にもある程度流れるため、共
振状態は弱くインダクタンス12はほとんど機能しないた
め、その振動周期はコンデンサ13の充放電時間に近くな
って短かくなる。そのため、コンデンサ13が2次巻線8b
に発生する電圧付近まで充電されてトランジスタ6のベ
ース電流が流れなくなりインダクタンス12の影響で少し
トランジスタ6のベース電流が逆方向に引かれるとトラ
ンジスタ6はターンオフしかかり、そのため、インダク
タンス8bに発生する電圧が小さくなるとコンデンサ13に
蓄積された電荷がトランジスタ6のベース・エミッタ間
に逆方向に印加される帰還がかかり、トランジスタ6は
急速にターンオフする。トランジスタ6がオフするとコ
ンデンサ9とインダクタンス8の直列共振回路とインダ
クタンス10に蓄えられたエネルギーがコンデンサ5と蛍
光ランプ7とコンデンサ9とインダクタンス8とインダ
クタンス10に放出されて振動し、蛍光ランプ7の予熱電
流となる。なお、このとき、蛍光ランプ7がコンデンサ
9に発生する電圧で始動しないように発振状態を設定し
ておく。トランジスタ6のオフ時にインダクタンス8の
1次巻線8aを流れる振動電流は、インダクタンス8の2
次巻線8bに負の電圧を発生させる。このとき、トランジ
スタ18は順方向に導通し、インダクタンス12はまったく
機能しないため、この電圧により、ダイオード19と抵抗
20を介してトランジスタ6のベース・エミッタ間に逆電
圧を印加しトランジスタ6のオフを維持する。振動電流
が負のピークを過ぎると次第にインダクタンス8の2次
巻線8bに正の電圧が発生し、トランジスタ6のオフ期間
中にコンデンサ13に逆方向に充電された電圧がトランジ
スタ6のベースへ順方向に印加されてトランジスタ6が
ターンオンする。このとき、ターンオン直後はインダク
タンス8の電流がまだ逆方向に流れているため、タイオ
ード19と抵抗20を介してベースからコレクタへ電流が流
れる。インダクタンス8の逆方向電流は次第に減少して
トランジスタ6に順方向電流が流れるようになり、以後
上記動作を繰返す。以上の発振動作によって時間の経過
とともに蛍光ランプ7の予熱電極の温度が上昇する。
なお、タイマ回路17は電源投入後から抵抗14を介して
コンデンサ16に電荷を蓄積しつつトランジスタ18のベー
ス電流を供給し、所定時間後に抵抗14,15による電圧に
まで充電されるとそれ以上充電されないのでこのとき以
降、電流が遮断されて抵抗14,15を介してコンデンサ16
の電荷が放出されるまでトランジスタ18のベースに電流
が流れなくなる。そのため、所定時間後にトランジスタ
18がオフすると、トランジスタ6のオン時にはインダク
タンス8の2次巻線8bに正の電圧が発生しコンデンサ13
とインダクタンス12を介してトランジスタ6にベース電
流が供給される。このベース電流はコンデンサ13とイン
ダクタンス12の共振電流であり、その半周期付近でトラ
ンジスタ6のベース電流が正から負になり、トランジス
タ6の蓄積電荷が放出されるとトランジスタ6がターン
オフする。蛍光ランプ7の始動前ではインダクタンス8
とコンデンサ9とが直列共振状態にあり、コンデンサ9
には点灯時よりも非常に大きくかつタイマ回路動作前の
予熱時よりも大きく、蛍光ランプ7を始動するのに十分
な電圧を発生するように各インダクタンスとコンデンサ
を設定される。そのため、蛍光ランプ7は始動する。始
動後、回路の動作はタイマ回路17の動作後とほぼ同様で
あるが蛍光ランプ7のインピーダンスがコンデンサ9と
インダクタンス10のインピーダンスに並列に接続される
ため、コンデンサ9の電流は減り蛍光ランプ7を電流が
流れる。そのため、インダクタンス8とコンデンサ9の
共振がほとんどなくなり、インダクタンス8の2次巻線
8bには電源回路4の出力電圧とランプ電圧の差に応じた
正負の電圧が生じて、インダクタンス8とコンデンサ5
と蛍光ランプ7とインダクタンス12とコンデンサ13によ
る固有振動周波数に応じてトランジスタ6をオン・オフ
制御し蛍光ランプ7を点灯維持する。なお、インダクタ
ンス10は蛍光ランプ7の電流の直流成分除去用である。
また、トランジスタ23はベースに流れ込む電流によりス
イッチング回路11の駆動回路からトランジスタ6を駆動
する電流を停止するものである。
以上のように構成された従来の回路において、蛍光ラ
ンプ7の電極7a,bが異常時であるエミッタレスの場合
に、電源回路4から直接ランプを通して流れる電流がほ
とんどないため、電源回路4から直接に正特性サーミス
タ21を通して流れて、正特性サーミスタの抵抗値を急速
に大きくしてトランジスタ23をオンすることによりスイ
ッチング回路11の発振動作を停止するとともに、電源回
路4から蛍光ランプ7およびコンデンサ9を通して流れ
る電流がほとんどなくなるためインダクタンス8によっ
て流れるトランジスタ6のベース電流がなくなるため
に、スイッチング回路11の発振動作は停止する。
また、この放電ランプ点灯装置において調光する場
合、コンデンサ13にも並列に制御スイッチであるトラン
ジスタを接続するとともに、このトランジスタとトラン
ジスタ18との他のタイマ回路の出力電流により導通させ
ることにより、駆動回路の発振状態を小さくすることに
よりランプ電流を小さくして行なう。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、ランプ電圧が
高くなると正特性サーミスタ21を流れる電流が大きくな
り、正特性サーミスタ21が、温度上昇し正常なランプを
点灯しているのにもかかわらず、ランプの点灯を維持す
ることができない場合があるという問題点があった。ま
た、放電ランプが始動しにくい場合、周囲環境によって
は正特性サーミスタ21が誤動作してしまい始動できない
場合があるなどの問題があった。また、電源投入時必ず
正特性サーミスタ21に大きな電流が流れるため、正特性
サーミスタ21が幾分温度上昇する。そのため、電源のオ
ン・オフを繰返すと正特性サーミスタ21の温度上昇によ
り、ランプを点灯することができなくなる場合があると
いう問題点があった。
課題を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するため、出力電圧の極性
が一定である電源と、前記電源の出力端に接続され少な
くとも1つ以上の制御端子付スイッチとインダクタンス
とコンデンサとを備え、前記電源と順方向の電流を前記
スイッチによりオン・オフして出力端に接続された放電
ランプを始動・点灯させるスイッチング回路と、前記ス
イッチに接続された駆動回路と、前記放電ランプまたは
回路の異常を検知して異常信号を出力する異常検知回路
と、前記異常検知回路の異常信号を入力して前記駆動回
路へ停止信号を出力して前記スイッチをオフする停止回
路と、前記駆動回路に接続され前記駆動回路を制御して
前記放電ランプを調光する調光回路と、前記電源がオン
した後の所定時間オン信号を出力するタイマ回路bと、
前記オン信号が出力される時間前記異常検知回路を無効
にするリセット回路aと、前記オン信号の停止から所定
時間後に前記調光回路に調光信号を出力するタイマ回路
aを備えたものである。
作用 本発明は前記した構成により、放電ランプの調光モー
ドの始動時、タイマ回路bによりリセット回路aを動作
させて異常検知回路を無効にすることにより放電ランプ
を始動して全出力点灯し、タイマ回路bによりリセット
回路aの動作を終わらせたのちタイマ回路aを動作させ
て所定時間の後調光回路を動作させて調光し、かつ、放
電ランプの異常時にはタイマ回路bによりリセット回路
aの動作を終わらせたのち異常検知回路の異常信号を停
止回路へ伝えて駆動回路を介してスイッチング回路の動
作を停止する。
実施例 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。第1図は本発明の放電ランプ点灯装置の実施例を示
す回路の動作ブロック図である。第2図は本発明の放電
ランプ点灯装置の実施例の各ブロックの信号図、第3図
は本発明の放電ランプ点灯装置の実施例の回路図であ
る。第1図および第3図において電源4、放電ランプで
ある蛍光ランプ7、コンデンサ9、スイッチング回路1
1、抵抗14,15とコンデンサ16とからなるタイマ回路dで
あるタイマ回路38およびインダクタンス12とコンデンサ
13とダイオード19と抵抗20と2次巻線8bとからなる駆動
回路30は、その構成および動作は従来例と同一である。
従来例と異なるのは、蛍光ランプ7に並列にかつ反ト
ランジスタ6側に抵抗を接続した抵抗52,53とインダク
タンス54と、抵抗52,53の直列回路の両端にカソードを
接続したダイオード55,56と、抵抗52,53の直列回路の中
点にエミッタを接続し、ダイオード55,56のアノードを
ベースに接続したトランジスタ57およびトランジスタ57
のコレクタに接続した抵抗58とからなる異常検知回路35
と、抵抗58の他端と電源4のトランジスタ6側端との間
に接続した抵抗59と抵抗59に並列に接続した抵抗60とコ
ンデンサ61との直列回路とその直列回路の中点に一端を
接続した抵抗62とからなるタイマ回路cであるタイマ回
路36と、トランジスタ6のベースとエミッタ間を短絡す
るごとく接続されたサイリスタ63からなる停止回路37
と、駆動用インダクタンス12に並列に接続されたトラン
ジスタ18と駆動用コンデンサ13に並列に接続されたトラ
ンジスタ23とトランジスタ23のベースに接続された抵抗
41とトランジスタ18のベースに接続された抵抗40と抵抗
41の他端にアノードを抵抗40の他端にカソードを接続し
たダイオード42とからなる調光回路31と、電源4の出力
端に接続された抵抗43とコンデンサ44との積分回路と積
分回路の中点にカソードを接続したツェナーダイオード
45とからなる所定時間taのタイマ回路aであるタイマ回
路32と、タイマ回路38の抵抗14,15の中点から抵抗50を
接続し抵抗50の他端にコンデンサ51を接続しコンデンサ
51の他端を出力端として所定時間tbであるタイマ回路b
であるタイマ回路34と、コンデンサ44に並列に接続した
抵抗46とトランジスタ47の直列回路とトランジスタ47の
ベース・エミッタ間に接続した抵抗48とトランジスタ47
のコレクタにカソードを接続しタイマ回路36の抵抗59に
アノードを接続したダイオード49とからなりトランジス
タ47のベースにタイマ回路34の出力端を接続したリセッ
ト回路aであるリセット回路33と、タイマ回路34の抵抗
50とコンデンサ51の中点から電源4の正電圧端へ接続し
たダイオード64からなるリセット回路bであるリセット
回路39と、コンデンサ44に並列に接続したツェナーダイ
オード69と調光スイッチ70との直列回路と、コンデンサ
16の出力端にアノードを接続しカソードをトランジスタ
6のベースに接続したツェナーダイオード65と、駆動回
路30のコンデンサ13とインダクタンス12の中点から電源
4の負端子へ順方向に接続したダイオード67と電源スイ
ッチ68との直列回路と、ダイオード67のカソードと抵抗
15との間に接続した抵抗66である。
以上のように構成された実施例の回路の動作を第2図
をもとに以下に説明する。なお、電源スイッチ68は当初
オフとする。蛍光ランプ7が正常の場合、電源を投入す
ると電源回路4に電圧が発生しタイマ回路38が動作しは
じめ、抵抗14とコンデンサ16を介して、調光回路31の抵
抗40とトランジスタ18のベースを介して起動電流が流れ
てトランジスタ18とトランジスタ6が導通する。当初蛍
光ランプ7は点灯しておらず電流は従来例と同様に動作
し、トランジスタ6のオンを維持する。
ここで、このとき、第2図に示すようにタイマ回路34
はタイマ回路38と同様に動作しはじめ、抵抗50とコンデ
ンサ51を介して信号電流がリセット回路33のトランジス
タ47のベースへ供給される。そのため、トランジスタ47
がオンしてタイマ回路32の積分用コンデンサ44を抵抗46
を介して短絡しており、タイマ回路32はリセット状態を
維持する。また、ダイオード49を介してタイマ回路36の
入力端を短絡しており、異常検知回路35を無効にしてい
る。また、タイマ回路32が動作していないので、調光回
路31のトランジスタ23はオフである。そのため、駆動回
路30の状態は従来例と同様にインダクタンス12に並列の
トランジスタ18だけがオンしているので、以後の発振動
作も同様である。そのため、蛍光ランプ7は予熱され以
上の発振動作によって時間の経過とともに蛍光ランプ7
の予熱電極の温度が上昇する。
なお、タイマ回路34は電源投入後から抵抗50を介して
コンデンサ51に電荷を蓄積しつつトランジスタ47のベー
ス電流を供給しつづける。また、タイマ回路38も電源投
入後から抵抗14を介してコンデンサ16に電荷を蓄積しつ
つトランジスタ18のベース電流を供給し、第2図におけ
る所定の時間t1後に抵抗14,15による電圧にまで充電さ
れるとそれ以上充電されないので、トランジスタ18がオ
フする。トランジスタ18がオフすると、従来例と同様に
発振動作を行ない、タイマ回路38の動作停止前の予熱時
よりも大きく、蛍光ランプ7を始動するのに十分な電圧
が発生し、蛍光ランプ7は始動する。なお、この始動電
圧印加時には、ランプ電圧が大きいため、トランジスタ
6がオンのとき、電源の正端子から抵抗52,53とインダ
クタンス54からインダクタンス8を通り、トランジスタ
6へ電流が流れる。このため、抵抗52,53に電圧降下が
発生する。なお、この時発生する電圧降下はインダクタ
ンス54側が低く、電極7a側が高くなる。この時、抵抗53
で発生する電圧降下によって、ダイオード56とトランジ
スタ57がオン状態になり、トランジスタ57のコレクタ端
子から抵抗58を介して出力信号が出力される。しかし、
この時も、リセット回路33が動作しているため、タイマ
回路36から停止回路37へは信号は出力されない。
始動後、従来例と同様にトランジスタ6をオン・オフ
制御し蛍光ランプ7を点灯維持する。なお、インダクタ
ンス54は蛍光ランプ7の電流の直流成分除去用でもあ
る。また、このとき、ランプ電圧は小さくなるので異常
検知回路35のトランジスタ57はオフであり信号は出力さ
れない。また、タイマ回路34は以上の期間中も出力をし
ており、コンデンサ51は充電されている。コンデンサ51
が抵抗14,15の分圧まで充電される第2図の所定時間t3
になると、タイマ回路34の出力がなくなり、リセット回
路33のトランジスタ47がオフする。リセット回路33の動
作が停止すると、タイマ回路32のコンデンサ44が充電さ
れはじめる。
調光スイッチ70がオンのとき、タイマ回路32のコンデ
ンサ44は抵抗43を介して電源4から充電されるがツェナ
ーダイオード69のツェナー電圧をツェナーダイオード45
のツェナー電圧よりも小さくしてあるため、ツェナーダ
イオード45は導通せずタイマ回路32から調光回路31へは
信号が出力されない。そのため、以後、蛍光ランプ7は
全出力点灯を維持する。
次に、調光スイッチ70がオンのとき、所定時間taの
後、コンデンサ44の電圧がツェナーダイオード45のツェ
ナー電圧に達するとツェナーダイオード45は導通しはじ
め、タイマ回路32から調光回路31へ調光信号電流が出力
される。この調光信号電流によりトランジスタ23が抵抗
41を介して導通しトランジスタ18もダイオード42と抵抗
40を介して導通する。トランジスタ23,18が導通する
と、駆動回路30のコンデンサ13とインダクタンス12に流
れる電流が分路され共振状態が減衰する。そのため、実
行的に共振周波数が上昇するとともに、トランジスタ6
のオン時間が短かくなるため蛍光ランプ7のランプ電流
が減少し、蛍光ランプ7が調光される。
次に、蛍光ランプ7が寿命末期などで異常状態である
電極のエミッタレス状態にあるとき、電源4を投入する
と、従来例と同様にスイッチング回路11は発振動作を始
める。しかし、蛍光ランプ7の電極がエミッタレスであ
るため、ランプ電圧が大きくなり、始動電圧印加時と同
じく、トランジスタ6がオンのとき、電源の正端子から
抵抗52,53とインダクタンス54からインダクタンス8を
通り、トランジスタ6へ電流が流れる。このため、抵抗
52,53に電圧降下が発生する。なお、この時発生する電
圧降下はインダクタンス54側が低く、電極7a側が高くな
る。この時、抵抗53で発生する電圧降下によって、ダイ
オード56とトランジスタ57がオン状態になり、トランジ
スタ57のコレクタ端子から抵抗58を介して時刻t1におい
て、出力信号が出力される。このとき、リセット回路33
がオンしているため、タイマ回路36から停止回路37へは
信号は出力されない。リセット回路33がタイマ回路34の
所定時間tbの経過した時刻t3になるとリセット回路33が
動作を停止し、そのため、タイマ回路36の抵抗59に電圧
が発生し、抵抗60を介してコンデンサ61が充電される。
コンデンサ61の電圧が停止回路37のサイリスタ63のゲー
トターンオン電圧に達する時刻t5になると、抵抗62を介
して停止回路37のサイリスタ63のゲートへ信号電流が出
力される。そのため、サイリスタ63はターンオンしてト
ランジスタ6のベース・エミッタ間が短絡され、トラン
ジスタ6がオフする。なお、トランジスタ6がオフした
後も駆動回路などにエネルギーが残った場合、再びトラ
ンジスタ6がオンしようとする場合があるが、タイマ回
路36からコンデンサ61に蓄積された電荷が抵抗62を介し
て放電される所定時間の間、出力信号を出し続けるので
時刻t7までサイリスタ63はこの間常にオンであり時刻t7
までにトランジスタ6を確実にオフ(時刻t6)してスイ
ッチング回路11を停止できる。
以上の場合において、一旦スイッチング回路の動作が
停止すると、タイマ回路38をリセットしない限り、タイ
マ回路38から起動電流が流れないため、再始動しない。
また、リセット回路33の動作停止後もタイマ回路32は動
作するが問題はない。
以上のような構成により、抵抗52,53の抵抗値を適当
に設定することによって、検知レベルを自由に設定する
ことができないような電子回路の異常検知回路35を用い
て、点灯時のランプ電圧の大きさに関係なく、また、正
特性サーミスタのような温度素子を用いてないので、周
囲温度の影響を受けることがなく、周囲温度の高い所で
も繰返しオン・オフできる。また、正常なランプの場
合、所定時間tbの間リセット回路33を動作させるので確
実に始動して点灯でき、また、その後所定時間taの後調
光に移行するので安定に調光に移行して維持できる。ま
た、放電ランプ7の異常時には、周囲の状況によらず繰
返し確実に検出できスイッチング回路11の発振を確実に
停止でき信頼性・使いやすさ・安全性を簡単・安価な構
成で実現できる。また、本実施例においては、タイマ回
路34の電流をタイマ回路38の抵抗14を介して電源4から
とっているため、電源4のオフ時にはコンデンサ16の放
電と同じタイミングでコンデンサ51も放電されるため、
次にすぐに電源4をオンしてもコンデンサ16を介して起
動電流が流れるときにはかならずリセット回路33を動作
させられるので蛍光ランプ7の始動に失敗するのを防ぐ
ことができる。
次にリセット回路39を説明する。電源4を即時にオフ
・オンした場合、または、交流電源1が瞬時停電または
瞬時電圧降下するなど、一旦蛍光ランプ7が立消えてす
ぐに再び点灯しようとする場合には、各タイマ回路32,3
4,36,38のコンデンサの電荷はすぐにはぬけない。その
ため、始動しようとしても、各タイマが動作しないた
め、スイッチング回路11は発振動作をおこさない。しか
し、通常は電源4電圧が低下してから蛍光ランプ7の放
電がなくなるまで少しの時間がかかるため、その間にそ
れぞれ多少は放電される。その際、コンデンサ16を介し
て起動電流が流れてもタイマ回路34がほとんど動作しな
いときには、すぐにリセット回路33が動作しなくなり、
タイマ回路32の出力信号が発生して、最初から調光回路
が動作して始動に必要なランプ電圧を発生できなくなる
か、または、たとえ発生できても異常検知回路35からの
出力がタイマ回路36を介して停止回路37へ伝達され、停
止回路37が動作してトランジスタ6を停止させる。その
ため、始動できない場合があるという問題があった。こ
れを解決するため、タイマ回路34の中点から電源へダイ
オードを接続するという簡単な構成にしている。。この
ため、電源4の電圧が少しでも低下すればコンデンサ51
の電荷をダイオード64を介して電源4の正電圧出力端へ
放電し、つぎの始動にそなえることができる。すなわ
ち、この後すぐに電源4がオンになっても、タイマ回路
34が動作できるため、リセット回路33を動作させて異常
検知回路35を無効にし、かつ、タイマ回路32をリセット
するので蛍光ランプ7を始動できる。
次に、電源スイッチ68の動作を説明する。電源スイッ
チ68は当初オフであり、このとき動作はまったくしてい
ない。蛍光ランプ7の点灯時に、電源スイッチ68をオン
すると、コンデンサ16の電荷が抵抗66・電源スイッチ68
・トランジスタ6のエミッタからベースおよびツェナー
ダイオード65を介して放電される。同時に、ダイオード
67と電源スイッチ68を介して駆動回路30の共振電圧が低
くおさえられる。そのため、トランジスタ6はターンオ
フしてスイッチング回路11は発振を停止する。一旦停止
した後は、電源スイッチ68がオンしている限り、抵抗1
4,15の分圧は一定であり、コンデンサ16の電圧も一定の
ままなので起動電流は流れず、スイッチング回路11は発
振停止のままを維持する。つぎに、電源スイッチ68をオ
フすると抵抗14,15の分圧が上昇してタイマ回路38とタ
イマ回路34が動作できるので、蛍光ランプ7は必ず一旦
予熱を行なってから始動・点灯できるので蛍光ランプ7
の黒化が少なくできる。また、電源スイッチ68という簡
単な小信号用のスイッチ回路により、蛍光ランプ7の点
灯・消灯ができるのでタッチスイッチなどの高機能スイ
ッチが使用できる。。
以上のように、本発明によれば、放電ランプ7の異常
時や寿命末期時などに簡単な構成の異常検知回路で確実
にスイッチング回路の発振を停止できる。また、繰り返
し再始動もでき、高温環境化でも使用できる。また、点
灯時のランプ電圧によらず、検知レベルを設定できるた
め、あらゆるランプに対して適用できる。また、正常ラ
ンプは確実に始動点灯し、調光も、すみやかに移行で
き、即時再始動や瞬時停電時にも即時始動できる。
なお、本発明の実施例において、放電ランプ7は蛍光
ランプとしたが、高圧放電ランプでもよく、この場合、
タイマ回路38はスイッチング回路11の始動状態をゆるや
かにして回路に対するストレスを低減できる。また、タ
イマ回路38はなくても基本的効果は得られる。また、異
常検知回路35、タイマ回路32,34,36,38、停止回路37、
調光回路31、駆動回路30、スイッチング回路11の構成
は、各所要機能さえあれば他でもよい。すなわち、本実
施例においては、スイッチング回路11は自励式の一石共
振形インバータとしたが、他励でもよく、多石のものな
ど他でも同様の効果が得られる。また、停止回路37はサ
イリスタ63を用いたが、トランジスタ6の発振を停止で
きれば他でもよい。また、タイマ回路36はなくても回路
を停止させる効果は得られる。また、異常検知回路35は
ランプの異常でなくても回路の異常を検知するものであ
っても同様の効果が得られる。また、電源スイッチ68は
タイマ回路38さえあればよく、調光用回路でなくても同
様に使用できる。
発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、放電ランプの
異常時や寿命末期時などに簡単な構成の調光用回路で周
囲環境によらず確実に充電ランプを始動・点灯および調
光できるとともに、異常時には状態を検知して確実にス
イッチング回路の発振を停止でき、さらに、繰り返して
使用できる放電ランプ点灯装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の回路ブロック図、第2図は本
発明の実施例の回路波形図、第3図は本発明の実施例の
回路図、第4図は従来の放電ランプ点灯装置の回路図で
ある。 1……商用電源、4……電源回路、7……蛍光ランプ、
6……トランジスタ、30……駆動回路、31……調光回
路、33……リセット回路、35……異常検知回路、37……
停止回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉林 正勝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 小沢 正孝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−249475(JP,A) 特開 昭63−245276(JP,A) 特開 昭63−290157(JP,A) 特開 昭57−197797(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力電圧の極性が一定である電源と、 前記電源の出力端に接続され少なくとも1つ以上の制御
    端子付スイッチとインダクタンスとコンデンサとを備
    え、 前記電源と順方向の電流を前記スイッチによりオン・オ
    フして出力端に接続された放電ランプを始動・点灯させ
    るスイッチング回路と、 前記スイッチに接続された駆動回路と、 前記放電ランプまたは回路の異常を検知して異常信号を
    出力する異常検知回路と、 前記異常検知回路の異常信号を入力して前記駆動回路へ
    停止信号を出力して前記スイッチをオフする停止回路
    と、 前記駆動回路に接続され前記駆動回路を制御して前記放
    電ランプを調光する調光回路と、 前記電源がオンした後の所定時間オン信号を出力するタ
    イマ回路bと、 前記オン信号が出力される時間前記異常検知回路を無効
    にするリセット回路aと、 前記オン信号の停止から所定時間後に前記調光回路に調
    光信号を出力するタイマ回路aを備えた放電ランプ点灯
    装置。
  2. 【請求項2】電源のオン・オフに応じて前記タイマ回路
    bをリセットするリセット回路bを備えた特許請求の範
    囲第1項記載の放電ランプ点灯装置。
  3. 【請求項3】異常検知回路と停止回路とリセット回路a
    との間に接続され、前記異常検知回路の異常信号に応じ
    て所定時間の間前記異常信号を前記停止回路に出力する
    とともに、前記リセット回路aからの信号に応じて前記
    異常検知回路からの前記異常信号を無効にするタイマ回
    路cを備えた特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    放電ランプ点灯装置。
  4. 【請求項4】タイマ回路bのオン信号が出力される所定
    時間よりも短い所定時間の間信号を調光回路に出力して
    前記所定時間の間放電ランプへの出力を低下させるタイ
    マ回路dを備えた特許請求の範囲第1項、第2項または
    第3項記載の放電ランプ点灯装置。
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