JP3051758B2 - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP3051758B2 JP2338607A JP33860790A JP3051758B2 JP 3051758 B2 JP3051758 B2 JP 3051758B2 JP 2338607 A JP2338607 A JP 2338607A JP 33860790 A JP33860790 A JP 33860790A JP 3051758 B2 JP3051758 B2 JP 3051758B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は蛍光灯等の放電灯を高周波点灯する装置に関
する。
<従来の技術> 蛍光灯等の放電灯を高周波で点灯することにより点灯
装置を小形軽量化でき、発光効率も向上できることは周
知である。
この種、点灯装置としては、例えば第7図に示すよう
に、いわゆる一石自励式インバータ回路を用いたものが
ある。これは商用交流電源11に接続された整流器RF11
平滑用コンデンサC11を接続して、整流平滑した直流電
圧を出力するようにした直流電源回路12と、これの出力
端子間に、共振用コンデンサC12と発振トランスT2の1
次巻線T2aの並列回路をスイッチングトランジスタQ11
コレクタ・エミッタ間を介して接続し、上記1次巻線T
2aの端子間に、一対の電極Fa,Fb間に予熱用コンデンサC
13を挿入した放電灯FL2を、一方はチョークコイルL
11を、他方は交流結合用のコンデンサC14を介して接続
し、上記発振トランスT2のベース巻線T2bの一端を抵抗R
12とコンデンサC15を介してスイッチングトランジスタQ
11のベースに接続し、ベース巻線T2bの他端を上記直流
電源回路12の負側出力端に接続し、直流電源回路12の正
側出力端を起動用抵抗R11を介してスイッチングトラン
ジスタQ11のベースに接続した点灯回路13とから構成さ
れている。
そして、商用交流電源11が図示しない電源スイッチの
投入により直流電源回路12に供給されると、直流電源回
路12は、整流器RF11と平滑用コンデンサC11により、交
流入力を全波整流し、これを平滑した直流電圧を出力す
る。この直流電圧により、起動用抵抗R11を介してスイ
ッチングトランジスタQ11にベース電流が流れ、スイッ
チングトランジスタQ11がオン状態となる。このとき、
トランジスタQ11のコレクタ電流は、C11→T2a→Q11→C
11の経路で流れる。発振トランスT2のベース巻線T2b
は、トランジスタQ11をオンさせる方向に電圧が誘起さ
れるため、トランジスタQ11はオン状態を維持する。
この際、上記ベース巻線T2bに発生した誘起電圧によ
り抵抗R12を介してコンデンサC15がCR時定数で図示極性
に充電され、この充電の進行に伴なって充電電流が減少
し、これにつれてトランジスタQ11のベース電流も減少
してオフする方向となり、これにつれてコレクタ電流も
減少し飽和に向うため、ベース巻線T2bの誘起電圧もオ
フする方向となって、コンデンサC15がその電荷をC15
T2b→Q11のエミッタ・ベース→C15の経路で放電し、ト
ランジスタQ11が急速にオフ状態となる。オフ状態にな
ると、直流電源回路12の出力により起動用抵抗R11を介
してトランジスタQ11に再びベース電流が流れ、トラン
ジスタQ11は以降同じ動作を繰り返して、高周波発振を
行う。
そして、上記トランジスタQ11がオフ状態になると、
トランジスタQ11のオン期間に発振トランスT2とチョー
クコイルL11に蓄えられたエネルギーが共振用コンデン
サC12、予熱用コンデンサC13、交流結合用コンデンサC
14との間で、一方は並列共振し、他方は直列共振する。
その結果、発振トランスT2の1次巻線T2aに高周波の共
振電圧が発生し、この共振電圧が放電灯FL2の電極Fa,Fb
間に印加され、放電灯FL2が点灯する。放電灯FL2が点灯
すると、放電灯FL2の電極Fa,Fb間のインピーダンスが低
下し、このインピーダンスは予熱用コンデンサC13のイ
ンピーダンスより十分小さいため、チョークコイルL11
に流れる電流は、略々放電灯FL2に流れることになる。
<発明が解決しようとする課題> しかし乍ら、上記のように構成されたものにあって
は、放電灯FL2が接続されていなくても、起動用抵抗R11
を介してベース電流が供給されているため、トランジス
タQ11には1次巻線T2aを介してコレクタ電流が流れ、損
失が増加し、発熱あるいは故障を誘起するという問題を
有している。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、そ
の目的とするところは簡略化した構成で上記課題を解決
し、かつ経済的に製することができる点灯装置を提供す
ることにある。
<課題を解決するための手段> 本発明は、上記目的を達成するため、直流電源回路の
出力端に、電極相互間に予熱用コンデンサを挿入し、か
つ、電極の一方に交流結合用コンデンサを接続した放電
灯と、磁気的に結合した第1,第2の巻線のいずれか一方
の巻線と、コレクタが上記一方の巻線に接続されたスイ
ッチングトランジスタとを直列に接続し、上記放電灯の
電極間に、ダイオードで、そのアノードが上記直流電源
回路の出力端と接続した上記放電灯の電極に接続された
順方向ダイオードと上記交流結合用コンデンサとを介し
て、上記第1,第2の巻線のいずれか他方の巻線を接続
し、上記スイッチングトランジスタのベースに、上記放
電灯の電極の他方に接続された起動用抵抗を接続し、上
記第1,第2の巻線と磁気的に結合して設けた検出巻線
に、整流器を介して、ゲートに設定電圧を入力するよう
にしたプログラマブル・ユニジャンクション・トランジ
スタのアノードを接続し、このプログラマブル・ユニジ
ャンクション・トランジスタのカソードに、上記スイッ
チングトランジスタのベースに接続されたエミッタ接地
の保護用トランジスタのベースを接続し、上記直流電源
回路の出力端子間に、上記第1,第2の巻線と磁気的に結
合した第3の巻線を、ダイオードで、そのカソードが上
記放電灯の電極と接続した出力端子に接続された逆方向
ダイオードを介して接続したことを特徴とする。
<作用> 直流電源回路の出力により、スイッチングトランジス
タのオン時、放電灯の電極、予熱用コンデンサ、交流結
合用コンデンサを介して第1、第2の巻線のいずれか一
方の巻線に電流を流し、上記一方の巻線に蓄積したエネ
ルギーを、上記スイッチングトランジスタのオフ時、上
記順方向ダイオードを介して第1、第2の巻線のいずれ
か他方の巻線に反転放出して直列共振により発生した共
振電圧によって、放電灯を点灯させる。この点灯後、放
電灯を外したり、放電灯の電極が短絡した場合は、第1
の巻線に蓄積されたエネルギーを放出しようとして電圧
が発生するがその電圧に比例した電圧が検出巻線に誘起
されてプログラマブル・ユニジャンクション・トランジ
スタのアノード電圧がゲート電圧より大きくなり、該プ
ログラマブル・ユニジャンクション・トランジスタがオ
ン状態となって保護用トランジスタをオンし、スイッチ
ングトランジスタをオフ状態に保持して保護すると共
に、第3の巻線に誘起された電圧が直流電源回路の出力
電圧より大きくなったときは直流電源側に電流を流して
上記出力電圧にクランプし、スイッチングトランジスタ
の過電圧破壊を保護する。また、点灯前に放電灯を外し
た場合は直流電源回路から直流電圧が出力されてもスイ
ッチングトランジスタにはベース電流は流れずオフ状態
に保持される。
<実 施 例> 以下、本発明の実施例を第1図によって説明する。同
図において、1は商用交流電源、2は直流電源回路で、
上記商用交流電源1に接続された整流器RF1の出力端子
間に、平滑用コンデンサC1を挿入して、コンデンサC1
端子間から整流平滑した直流電圧を出力するようになっ
ている。3は上記直流電源回路2の出力端に接続端子P,
Nを介して接続された点灯回路である。これは、接続端
子Pに一対の電極Fa・Fbを有する放電灯FL1の一方の電
極Faの一端を接続し、この電極Faの他端と他方の電極Fb
の一端との間に(即ち電極相互用に)予熱用コンデンサ
C2を挿入し、上記他方の電極Fbの他端に交流結合用コン
デンサC3を介して、磁気的に結合して第1、第2の巻線
T1a,T1bとベース巻線T1cと第3の巻線T1dと検出巻線T1e
とを巻装してなる発振トランスT1の上記第1の巻線T1a
の一端を接続し、この第1の巻線T1aの他端と上記接続
端子Nとの間に、スイッチングトランジスタQ1のコレク
タ・エミッタ間を挿入し、このスイッチングトランジス
タQ1のベ−スに上記放電灯FL1の電極Faの他端に接続さ
れた起動用抵抗R1を接続すると共に、該トランジスタQ1
のエミッタに一端を接続した発振トランスT1のベース巻
線T1cの他端を、抵抗R2とコンデンサC4を介して接続
し、上記放電灯FL1の電極Faの他端と電極Fbの他端との
間に、アノードが電極Faに接続されたダイオードD1と上
記交流結合用コンデンサC3を介して、上記第2の巻線T
1bを挿入して、接続端子P、Nに直流電圧が印加される
と、起動用抵抗R1を通してトランジスタQ1にベ−ス電流
が流れてオン状態となり、これにより2→Fa→C2→Fb
C3→T1a→Q1→2の経路で電流が流れ、ベ−ス巻線T1c
トランジスタQ1をオンする方向の誘起電圧が発生し、抵
抗R2とコンデンサC4を介してトランジスタQ1にベ−ス電
流を流して、トランジスタQ1のオン状態を維持し、上記
コンデンサC4がC4R2時定数で充電されることにより充電
電流が減少し、これにつれてトランジスタQ1のベース電
流も減少し、これに伴ってコレクタ電流も減少し、トラ
ンジスタQ1がオフし、コンデンサC4はその電荷をC4→R2
→T1c→Q1のエミッタ・ベース→C4の経路で放電して、
トランジスタQ1を急速にオフし、トランジスタQ1のオフ
より、巻線T1aに蓄積されたエネルギ−をT1b→C3→Fb
C2→D1→T1bの経路に反転放出させると共に、コンデン
サC3、C2の電荷も上記経路で同時に放電させ、直列共振
により発生した共振電圧により放電灯FL1を点灯させる
ようになっている。なお、アノードが接続端子Nに接続
されたダイオードD2はスイッチングトランジスタQ1の保
護用である。又、接続端子PN間には発振トランスT1の第
1、第2の巻線T1a,T1bと磁気的に結合させた第3の巻
線T1dを、カソードが接続端子Pに接続されたダイオー
ドD3を介して接続して、上記第1の巻線T1aに蓄積され
たエネルギ−を放出するために電圧が発生したとき、そ
の電圧と巻数に比例した電圧を誘起させるよう形成し、
上記第1の巻線T1aに発生した電圧が、トランジスタQ1
のコレクタ最大電圧を越えようとしたとき、ダイオ−ド
D3を導通して直流電源側に電流を流して、トランジスタ
Q1の過電圧破壊を防止するようになっている。更に、上
記発振トランスT1に、第1、第2、第3の巻線T1a,T1b,
T1d及びベース巻線T1Cと磁気的に結合させた検出巻線T
1eの両端に、整流器RF2を介して分圧抵抗R3とR4を直列
に挿入し、この分圧抵抗R3とR4の接続点(即ち出力端)
にプログラマブル・ユニジャンクション・トランジスタ
(以下PUTという)Q2のアノードを接続し、このPUTQ2
ゲートには定電圧電源と回路接地間に直列に挿入した分
圧抵抗R5とR6の接続点(即ち出力端)を接続し、PUTQ2
のカソードに、上記トランジスタQ1のベースにアノード
が接続されたダイオードD4を介して接続されたエミッタ
接地の保護用トランジスタQ3のベースを接続し、上記分
圧抵抗R3,R4とR5,R6の各分圧比を、上記放電灯FL1が点
灯後外されたり、電極Fa,Fbが誤接続等により短絡した
とき、検出巻線T1eに誘起された電圧により上記PUTQ2
アノード電圧がゲート電圧より大きく(即ち(ゲート電
圧)<(アノード電圧))なるように設定して、PUTQ2
のオンにより保護用トランジスタQ3をオンさせて、トラ
ンジスタQ1をオフ状態に保持するようになっている。
ここで、上記検出巻線T1eによる検出について第2図
乃至第6図によりさらに説明する。第2図において、通
常点灯時の場合、スイッチSを閉じると、直流電源Eか
ら+E→Ca→Cb→La→S→−Eの経路で電流が流れるた
め、Ca、Cb(但し、Ca>>Cb)の直列コンデンサが充電
されてしまい、その両端に略直流電源Eの電圧がかかる
ので、結果的にスイッチSのオン時間内に巻線Laの電圧
は直流電源Eの電圧より十分に小さくなる。そして、ス
イッチSを開くと、放電灯FLの電極Fa、Fb間の放電電圧
により、ダイオードDbのカソードと巻線La、Lbの接続点
との両端がクランプされ、このとき、巻数比で定まる巻
線LCの電圧は直流電源Eの電圧より十分小さくなる。次
に、放電灯FLを点灯後外した場合、第2図は第3図と等
価になり、スイッチSが閉じていれば、巻線La、Lbの両
端の電圧は直流電源Eと等しくなる。従って巻線LCの電
圧は直流電源Eの電圧より十分小さくなる。また、スイ
ッチSが開いておれば、放電灯FLによるエネルギー消費
と電極Fa、Fb間の放電による電圧クランプがないため、
エネルギーの大半が巻線LCを介して直流電源Eに回生す
ることとなり、このとき、直流電源Eは電圧源、巻線LC
は有限のインピーダンスをもつものとみなされるので、
巻線LCによる電力回生時においては巻線LCの電圧は直流
電源Eの電圧にクランプされ、この状態は巻線La、Lb
蓄積エネルギーの全てがダイオードDbを介して巻線LC
ら放出されるまで続く。このため、巻線La、Lbの両端の
電圧は、第4図に示すように、直流電源Eより十分大き
くなる。短絡時の場合、スイッチSが閉じていれば、Ca
>>Cbであり、コンデンサCbがショートされているの
で、第2図は第5図と等価になってCaのみとなり、オン
時間でコンデンサCaの充電電圧は、Caの容量が大きいた
め、直流電源Eの電圧より十分小さく、結果的に巻線La
の電圧は直流電源Eのままである。即ち、La、Lbの両端
の電圧は巻数が1:1であれば2Eとなる。スイッチSが開
いておれば、上述同様、La、Lbの両端の電圧は、第6図
に示すように直流電源Eより十分大きくなる。
そこで、巻線T1a、T1bと磁気的に結合させた検出巻線
T1eを設け、これに誘起される電圧を整流した電圧が、
放電灯FL1の点灯時にはPUTQ2をオンしないようにゲート
電圧を分圧抵抗R5、R6により設定することにより、放電
灯FL1の点灯後におけるいわゆる放電灯の開放、短絡に
対して検出が可能となる。
次にその動作について説明する。図示しない電源スイ
ッチの投入により、商用交流電源1をうけた直流電源回
路2は、全波整流しこれを平滑した直流電圧を出力す
る。これを放電灯FL1の電極Faと起動用抵抗R1を通して
うけたトランジスタQ1はベ−ス電流が流れてオンし、こ
のオン動作によって発振トランスT1の巻線T1aに2→Fa
→C2→Fb→C3→T1a→Q1のコレクタ・エミッタ→2の経
路で電流が流れ、放電灯FL1の電極Fa、Fbが予熱され
ると共にベ−ス巻線T1cにトランジスタQ1をオンする方
向に誘起電圧が発生し、T1C→R2→C4→Q1のベ−ス・エ
ミッタ→T1Cの経路で電流が流れて、トランジスタQ1
オン状態を維持するが、コンデンサC4がC4R2時定数を有
して図示極性に充電されるため、充電につれてトランジ
スタQ1のベ−ス電流が減少し、これに伴ってコレクタ電
流も減少し、トランジスタQ1がオフし、コンデンサC4
その電荷をC4→R2→T1C→Q1のエミッタ・ベ−ス→C4
経路で放電してトランジスタQ1を急速にオフする。
上記トランジスタQ1のオフにより、巻線T1aに蓄積さ
れたエネルギ−はT1b→C3→Fb→C2→D1→T1bの経路に反
転放出すると共に、コンデンサC2、C3の電荷も同時に
放電して、コンデンサC2、C3は図示極性と逆極性に充
電され、放電灯FL1はその電極Fa、Fb間に直列共振によ
る共振電圧が印加される。
そして、上記トランジスタQ1がオフすると、起動用抵
抗R1を通して、トランジスタQ1に再びベ−ス電流が流れ
てオンし、上述同様の動作の繰り返しによって、放電灯
FL1はその電極に予熱と共振電圧の印加とが繰り返し行
われて、電極Fa、Fbが放電し、放電灯FL1が点灯する。
点灯後は電極Fa、Fb間のインピ−ダンスがコンデンサC2
のインピ−ダンスより十分小さくなるので、流れる電流
は略々電極Fa、Fb間に流れ、点灯を維持する。
この際、トランジスタQ1のスイッチング周波数はコン
デンサC4と抵抗R2のC4R2時定数によって定まることにな
り、かつ共振要素は直列共振のみであるので、周波数の
低下をきたすことなく放電灯の高周波点灯動作が行われ
ることになる。また、巻線T1dには、トランジスタQ1
オン時、巻線T1aと巻数に比例してダイオ−ドD3を逆バ
イアスする方向の電圧が誘起され、トランジスタQ1のオ
フ時、上記巻線T1aに蓄積されたエネルギ−を放出する
ために発生する電圧に比例してダイオ−ドD3を順バイア
スする方向の電圧が誘起される。このため、トランジス
タQ1のオフ時におけるコレクタ最大電圧を越える電圧が
巻線T1aに発生しようとしたときは、巻線T1dに誘起され
る電圧によりダイオ−ドD3を介して、直流電源回路2に
電流を流して、直流電源回路2の出力電圧にいわゆるク
ランプすることになり、トランジスタQ1の破壊を防止す
る。換言すればトランジスタQ1を過電圧から保護する。
次に、放電灯FL1を点灯前に外した場合は、直流電源
回路2から直流電圧が出力されても点灯回路3は応動し
ない。
また、放電灯FL1を点灯後に外した場合あるいは電極F
a、Fbが短絡した場合は巻線T1aに蓄積されたエネルギ−
を放出しようとして電圧が発生するがその電圧がトラン
ジスタQ1のコレクタ最大電圧を越えようとしたときは、
これに比例した電圧が巻線T1dに誘起されて上述同様過
電圧保護動作を行うと共に、検出巻線T1eに誘起された
電圧によりPUTQ2をオンさせ、保護用トランジスタQ3
オンさせてトランジスタQ1をオフし、このオフ状態を保
持する。
本発明は上記実施例に限定するものではなく、要旨を
変更しない範囲で種々変更できることは言うまでもな
い。
〔発明の効果〕
本発明によれば、直流電源回路の出力端に、電極相互
間に予熱用コンデンサを挿入し、電極の一方に交流結合
用コンデンサを接続した放電灯と、磁気的に結合した第
1、第2の巻線のいずれか一方の巻線とコレクタが上記
一方の巻線に接続されたスイッチングトランジスタを直
列に接続し、上記放電灯の電極間に、ダイオードで、そ
のアノードが上記直流電源回路の出力端と接続した上記
放電灯の電極に接続された順方向ダイオードと上記交流
結合用コンデンサとを介して、上記第1、第2の巻線の
いずれか他方の巻線を接続し、上記放電灯の電極の他方
に接続された起動用抵抗を上記スイッチングトランジス
タのベースに接続してあるので、放電灯を点灯前に外し
た場合スイッチングトランジスタは応動せず、スイッチ
ング損失を低減することができる。しかも、上記第1、
第2の巻線と磁気的に結合した検出巻線を設けて、これ
に誘起された電圧により、放電灯を点灯後外したり、電
極が短絡したとき、直ちに上記スイッチングトランジス
タをオフするようにしてあるので、コレクタ電流が流れ
たり、損失が増加し発熱あるいは故障を惹起するのを防
止することができる。また、直流電源回路の出力端子間
に、上記第1、第2の巻線と磁気的に結合させた第3の
巻線を、ダイオードで、そのカソードが上記放電灯の電
極と接続して、第1、第2の巻線に発生する電圧に比例
した電圧を誘起させるようにしてあるので、スイッチン
グトランジスタの最大コレクタ電圧を越えようとしたと
きは直流電源側に電流を流して直流電源回路の出力電圧
にクランプすることができ、スイッチングトランジスタ
の過電圧破壊を防止してインバータの保護を図ることが
できる。
このことは種々の放電灯負荷に対して適用することが
できることになって、本装置をいわゆる安定器として放
電灯を装着することなく製品化することができるという
大きな有用性を奏するものである。しかもLC共振は予熱
用と交流結合用の両コンデンサを兼用して行うことがで
きるので、部品数を減少し簡略化した回路で小形軽量化
を図って安価に製することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示すブロック図、第2図乃至
第6図は本発明の放電灯の点灯後における放電灯の開
放、短絡発生時の検出原理を説明したもので、第2図、
第3図及び第5図は回路図、第4図及び第6図は開放、
短絡発生時の電圧説明図である。第7図は従来例を示す
ブロック図である。 2:直流電源回路、3:点灯回路 FL1:放電灯、Fa,Fb:電極 T1:発振トランス、T1a:第1の巻線 T1b:第2の巻線、T1C:ベ−ス巻線 T1d:第3の巻線、T1e:検出巻線 Q1:スイッチングトランジスタ Q2:プログラマブル・ユニジャンクション・トランジス
タ Q3:保護用トランジスタ R1:起動用抵抗 D1,D2:ダイオード C2:予熱用コンデンサ C3:交流結合用コンデンサ RF2:整流器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/24 H02M 7/537

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源回路の出力端に、電極相互間に予
    熱用コンデンサを挿入し、電極の一方に交流結合用コン
    デンサを接続した放電灯と、磁気的に結合した第1,第2
    の巻線のいずれか一方の巻線と、コレクタが上記一方の
    巻線に接続されたスイッチングトランジスタとを直列に
    接続し、上記放電灯の電極間に、ダイオードで、そのア
    ノードが上記直流電源回路の出力端と接続した上記放電
    灯の電極に接続されたダイオードと上記交流結合用コン
    デンサとを介して、上記第1,第2の巻線のいずれか他方
    の巻線を接続し、上記スイッチングトランジスタのベー
    スに、上記放電灯の電極の他方に接続された起動用抵抗
    を接続し、上記第1,第2の巻線と磁気的に結合した検出
    巻線に、整流器を介して、ゲートに設定電圧が入力する
    ようにしたプログラマブル・ユニジャンクション・トラ
    ンジスタのアノードを接続し、このプログラマブル・ユ
    ニジャンクション・トランジスタのカソードにの上記ス
    イッチングトランジスタのベースに接続されたエミッタ
    接地の保護用トランジスタのベースを接続し、上記直流
    電源回路の出力端子間に、上記第1,第2の巻線と磁気的
    に結合した第3の巻線を、ダイオードで、そのカソード
    が上記放電灯の電極と接続した出力端子に接続されたダ
    イオードを介して接続したことを特徴とする放電灯点灯
    装置。
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