JPH01216407A - 数値制御プログラム作成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、デジタイズデータを３次元オフセット処理し
、得られる加工軌跡データから数値制御（以下、ＮＣと
いう）プログラムを作成する装置に関する。

（従来の技術） 従来、自由曲面形状を含む金型を作成する場合は、金型
と同形のマスターモデルを予め作成し、このマスターモ
デルを元にした倣い加工機による倣い加工を行なってい
た。しかしながら、ＮＣ加工機の普及に伴ない、マスタ
ーモデル表面でスタイラスを移動させ、スタイラス座標
値を順次サンプリングするデジタイズ装置にて作成され
たデジタズデータによるＮＣ加工を行なうようになった
。ところが、このデジタイズデータによるＮＣ加工はス
タイラスと同形の工具でしか行なうことができなかった
。そこで、デジタイズデータを入力データとして異形の
工具でもＮＣ加工を行なうことができるＮＣプログラム
を作成する装置が開発され、使用されるようになって来
た。

第４図は、従来のＮＣプログラム作成装置の一例を示す
ブロック図であり、デジタイズデータ人力手段１から人
力されるデジタイズデータＤＯを、外部からのスタイラ
ス半径値に従って３次元オフセット処理してモデル形状
データＤＭを作成するモデル形状作成手段２と、このモ
デル形状作成手段２からのモデル形状データｔ１Ｍを、
外部からの工具形状、工具寸法値、オフセット方向に従
って３次元オフセット処理して加工軌跡データＤＬを作
成する加工軌跡作成手段３と、この加工軌跡作成手段３
からの加工軌跡データＤＬ及び外部からの切削条件を元
にＮＣプログラムを作成するフォーマット変−換手段４
とで構成されている。

（発明が解決しようとする課題） デジタイズ装置のスタイラスの径より小さな形状変化、
例えば第５図に示すようなプレス金型に存在する板金の
継合わせ部の微小段差（図示矢印ａ）を含むモデル形状
には、スタイラスの接触しない部位（図示太線ｂ）が存
在する。このようなモデル形状のデジタイズデータＤＤ
は元のモデル形状を正確に表わしていないので、上述し
たＮＣプログラム作成装置にて３次元オフセット処理し
ても正確なモデル形状データＤＭを作成することができ
ず、さらにモデル形状データ表面方向及びモデル形状デ
ータ裏面方向に３次元オフセット処理して得られるドロ
ー型加工用の加工軌跡データＤＬＤ及びキャビティ型加
工用の加工軌跡データＤＬＣも正確に作成することがで
きなかった。そして、このようなドロー型加工用の加工
軌跡データＤＬＤに従ってＮＣ加工を行なうと、微小段
差で削り残し部分（図示斜線部Ｃ）が生じ、またキャビ
ティ型加工用の加工軌跡データＤＬＣに従ってＮＣ加工
を行なうと、微小段差で食込み部分（図示斜線部ｄ）が
生じるという問題があった。

本発明は上述のような事情から成されたものであり、本
発明の目的は、元のモデル形状通りの加工を正確に行な
うことができるＮＣプログラムを作成する装置を提供す
ることにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は、スタイラスをモデル形状に沿って移動させ、
スタイラス座標値を順次サンプリングすることにより得
られるデジタイズデータを３次元オフセット処理してモ
デル形状データを作成する第１の作成手段と、この第１
の作成手段からの前記モデル形状データを３次元オフセ
ット処理して加工軌跡データを作成し、この加工軌跡デ
ータからＮＣプログラムを作成する第２の作成手段とで
成るＮＣプログラム作成装置に関するものであり、本発
明の上記目的は、前記第１の作成手段からの前記モデル
形状データを、入力された微小段差情報に従って正確な
微小段差形状が付与されたモデル形状データに修正し、
この修正されたモデル形状データを前記第２の作成手段
に出力する付与手段を設けることによって達成される。

そして、前記微小段差情報が、少なくとも前記モデル形
状データ上での前記微小段差形状の位置を特定すること
ができる情報を含むものである。

（作用） 本発明のＮＣプログラム作成装置は、不正確な微小段差
形状が含まれたモデル形状データであっても、微小段差
情報から正確な微小段差形状を求めて先のモデル形状デ
ータを修正するので、正確な加工を行なうことができる
ＮＣプログラムを作成することができるものである。

（実施例） 第１図は、本発明のＮＣプログラム作成装置の一例を第
４図に対応させて示すブ９ツク図であり、同一構成箇所
は同符号を付して説明を省略する。

このＮＣプログラム作成装置は、モデル形状作成手段２
からのモデル形状データＤＭを、外部からの微小段差形
状の位置を含む微小段差情報に従って正確な微小段差形
状が付与された微小段差形状付モデル形状データＤＭＡ
に修正し、この微小段差形状付モデル形状データＤＭＡ
を加工軌跡作成手段３に出力する微小段差形状付与手段
５が新たに設けられている。

このような構成において、微小段差形状付与手段５の動
作を第２図のフローチャート及び第３図の具体例で説明
すると、微小段差情報である微小段差の上面及び立壁面
の交線、（段差上面交線）ＣＬにより、モデル形状作成
手段２からのモデル形状データ０Ｍ上での微小段差形状
位置ｐｓを決定する（ステップＳｔ）。そして、微小段
差形状値２ｐｓを下方向にスイープして立壁データＤＷ
を作成すると共に（ステップＳ２）、モデル形状データ
ＤＭにより正確に表現された下面を微小段差側に延長し
て底面データＤＢを作成しくステップＳ３）、各データ
ＤＷ及びＤＢの交点を下面交線位置ＰＢとして決定する
（ステップ５４）。そして、決定された下面交線位置Ｐ
Ｂ、立壁データＤＷ及び底面データＤＢにより微小段差
形状付モデル形状データＤＭＡを作成して加工軌跡作成
手段３に出力しくステップＳ５）、全てのＩＡ埋を終了
する。このようにして得られた微小段差形状付モデル形
状データＤＭＡを３次元オフセット処理して得られるド
ロー型加工用の加工軌跡データＤＬＤ及びキャビティ型
加工用の加工軌跡データＤＬＣによれば、元のモデル形
状通りの正確な加工を行なうことができる。

なお、上述した実施例では点列によるモデル形状データ
としたが、特に限定されるものではなく、例えば面情報
によるモデル形状データであっても良い。また、微小段
差情報を微小段差の下面及び立壁面の交線（段差下面交
線）、微小段差の高さ、立壁面の方向等にしても同様の
効果を得ることが可能である。

（発明の効果） 以上のように本発明のＮＣプログラム作成装置によれば
、微小段差を含むようなモデル形状でも正確な加工軌跡
を指令するＮＧプログラムを作成するので、精度の高い
製品を効率良く供給することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のＮＣプログラム作成装置の一例を示
すブロック図、第２図はその主要部の動作例を説明する
フローチャーと、第３図は本発明のＮＣプログラム作成
装置の動作の具体例を示す図、第４図は従来のＮＣプロ
グラム作成装置の一例を示すブロック図、第５図は従来
のＮＣプログラム作成装置の動作の具体例を示す図であ
る。 し・・デジタイズデータ人力手段、２・・、・モデル形
状作成手段、３・・・加工軌跡作成手段、４・・・フォ
ーマット変換手段、５・・・微小段差形状付与手段。 出願人代理人　　安　形　雄　三 石２０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スタイラスをモデル形状に沿って移動させ、スタイ
   ラス座標値を順次サンプリングすることにより得られる
   デジタイズデータを３次元オフセット処理してモデル形
   状データを作成する第１の作成手段と、この第１の作成
   手段からの前記モデル形状データを３次元オフセット処
   理して加工軌跡データを作成し、この加工軌跡データか
   ら数値制御プログラムを作成する第２の作成手段とで成
   る数値制御プログラム作成装置において、前記第１の作
   成手段からの前記モデル形状データを、入力された微小
   段差情報に従つて正確な微小段差形状が付与されたモデ
   ル形状データに修正し、この修正されたモデル形状デー
   タを前記第２の作成手段に出力する付与手段が設けられ
   たことを特徴とする数値制御プログラム作成装置。 ２、前記微小段差情報が、少なくとも前記モデル形状デ
   ータ上での前記微小段差形状の位置を特定することがで
   きる情報を含む請求項１に記載の数値制御プログラム作
   成装置。