JP2003150222A - 3次元製品作成方法及びその装置、3次元製品加工用モデル作成プログラム - Google Patents

3次元製品作成方法及びその装置、3次元製品加工用モデル作成プログラム

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JP2003150222A JP2001343566A JP2001343566A JP2003150222A JP 2003150222 A JP2003150222 A JP 2003150222A JP 2001343566 A JP2001343566 A JP 2001343566A JP 2001343566 A JP2001343566 A JP 2001343566A JP 2003150222 A JP2003150222 A JP 2003150222A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】3次元製品加工用モデルを作成する技能がなく
ても短時間で容易に3次元製品加工用モデルを作成し、
かつ被加工物の弾性変形や塑性変形を低減し、加工精度
や加工表面粗さなどの加工品質と高速な加工速度とを両
立させる。 【解決手段】3次元製品モデル9に関連する加工機デー
タ、工具データ及び3次元製品モデル9の製品テンプレ
ートを読み込んで初期値データのセットを設定し、この
初期値データのセットに基づいてフレーム8を作成しか
つフレーム8に対して複数のサポート10を作成すべき
各サポート位置を配置し、さらにこれらサポート配置点
においてそれぞれサポート10の断面を作成し、このサ
ポート断面を3次元製品モデルに延ばしてサポート10
を作成し、フレーム8と複数のサポート8と3次元製品
モデル9とをマージして第1及び第2の加工用データモ
デルを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3次元製品作成方
法及びその装置、3次元製品加工用モデル作成プログラ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】3次元製品の作成は、3次元CAD(Co
mputer Aided Design)装置に備えられている作図機能
等を用いて3次元製品の形状に従って3次元製品加工用
モデルを作成して3次元CAM(Computer Aided Manuf
acturing)装置に転送し、この3次元CAM装置におい
て3次元製品加工用モデルからNCデータを作成してN
C加工機に転送する。このNC加工機は、NCデータに
従って動作することにより、プラスチックや金属のブロ
ックなどの被加工物を切削加工して3次元製品を削り出
す。
【0003】3次元CAD装置を操作して作成される3
次元製品加工用モデルには、3次元製品の形状に従った
フレームと、このフレームに3次元製品モデルを支持す
るための複数のサポートとが含まれる。
【0004】従って、3次元CAD装置では、フレーム
及び複数のサポートを作成し、これらフレーム及び複数
のサポートに3次元製品モデルをマージして3次元製品
加工用モデルを作成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、3次元
CAD装置を操作して3次元製品加工用モデルを作成す
る場合、3次元製品加工用モデルの形状をどのように作
ればよいかを判断するには、加工特有の知識やノウハウ
が必要である。このため、初心の設計者では、3次元製
品加工用モデルの形状をどのようすべきかを判断するの
が難しい。
【0006】3次元製品加工用モデルの形状が複雑にな
るほど3次元CAD装置の操作が難しくなるために、3
次元CAD装置の操作に精通する必要がある。
【0007】又、短時間で3次元製品加工用モデルを作
成するためには、3次元製品加工用モデルの作成を短時
間で実行しなければならない。
【0008】一方、プラスチックや金属のブロックなど
の被加工物を切削加工して3次元製品を削り出す3次元
製品作成方法では、被加工物への加工中の加工力による
被加工物の弾性変形や塑性変形を低減することが要求さ
れる。
【0009】ところが、上記3次元製品作成方法では、
被加工物の弾性変形や塑性変形を低減することによっ
て、加工寸法精度や加工表面粗さを確保し、又は向上さ
せることや、加工精度や加工表面粗さなどの加工品質と
高速な加工速度とを両立させることは考慮されていな
い。
【0010】このため、被加工物の弾性変形や塑性変形
の低減を考慮して、加工点を支える被加工物の厚さを常
に最大に保つ加工工程と工具軌跡との組み合わせによる
加工方法や、3次元製品に存在するリブなどの薄肉構造
物の加工点を支える被加工物の断面積を常に最大に保
ち、かつ薄肉構造物の基部に働く加工力モーメントを最
小に保つ工具軌跡と加工工程との組み合わせによる加工
方法や、これらの加工方法と高速な加工とを両立させる
加工方法などは、定式化されていない。
【0011】よって、これら方法に沿ったCLデータや
NCデータを作成することができる3次元製品加工用C
AM装置も存在しなく、3次元製品の加工には、技能と
長い加工時間とを必要としている。
【0012】そこで本発明は、3次元製品加工用モデル
を作成する技能がなくても短時間で容易に3次元製品加
工用モデルを作成できる3次元製品作成方法及びその装
置を提供することを目的とする。
【0013】又、本発明は、被加工物の弾性変形や塑性
変形を低減し、加工精度や加工表面粗さなどの加工品質
と高速な加工速度とを両立できる3次元製品作成方法及
びその装置を提供することを目的とする。
【0014】又、本発明は、3次元製品加工用モデルを
作成する技能がなくても短時間で容易に3次元製品加工
用モデルを作成させる3次元製品加工用モデル作成プロ
グラムを提供することを目的とする。
【0015】又、本発明は、被加工物の弾性変形や塑性
変形を低減し、加工精度や加工表面粗さなどの加工品質
と高速な加工速度とを両立させる3次元製品加工用モデ
ル作成プログラムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、3次元製品モ
デルを複数のサポートを介してフレームに支持する3次
元製品加工用モデルを作成する3次元製品作成方法にお
いて、3次元製品モデルに関連する加工機データ、工具
データ及び3次元製品モデルのテンプレートを読み込ん
で初期値データを設定する第1の工程と、初期値データ
に基づいてフレームを作成する第2の工程と、初期値デ
ータに基づいてフレームに対して複数のサポートを作成
すべき各サポート位置を配置する第3の工程と、初期値
データに基づいて複数のサポート位置においてそれぞれ
サポートの断面を作成し、このサポート断面を3次元製
品モデルに延ばしてサポートを作成する第4の工程と、
フレームと複数のサポートと3次元製品モデルとをマー
ジして、一方の加工方向側から加工するための第1の加
工用データモデルを作成し、かつ他方の加工方向側から
加工するための第2の加工用データモデルを作成する第
5の工程とを有することを特徴とする3次元製品作成方
法である。
【0017】本発明は、3次元製品モデルの3次元製品
加工用モデルのNCデータに従って被加工物を加工して
3次元製品を作成する3次元製品作成方法において、N
Cデータのうち3次元製品加工用モデルの凹側形状のN
Cデータに従って被加工物を加工する第1の工程と、N
Cデータのうち3次元製品加工用モデルの凸側形状のN
Cデータに従って被加工物を加工する第2の工程と、こ
れら工程の後に、フレームに対して3次元製品加工用モ
デルを支持している複数のサポートを切断して3次元製
品加工用モデルを切り離す第3の工程とを有することを
特徴とする3次元製品作成方法である。
【0018】本発明は、3次元製品モデルを複数のサポ
ートを介してフレームに支持する3次元製品加工用モデ
ルを作成する3次元製品作成方法において、3次元製品
モデルに関連する加工機データ、工具データ及び3次元
製品モデルのテンプレートを読み込んで初期値データを
設定する第1の工程と、初期値データに基づいてフレー
ムを作成する第2の工程と、初期値データに基づいてフ
レームに対して複数のサポートを作成すべき各サポート
位置を配置する第3の工程と、初期値データに基づいて
複数のサポート位置においてそれぞれサポートの断面を
作成し、このサポート断面を3次元製品モデルに延ばし
てサポートを作成する第4の工程と、フレームと複数の
サポートと3次元製品モデルとをマージして、一方の加
工方向側から加工するための第1の加工用データモデル
を作成し、かつ他方の加工方向側から加工するための第
2の加工用データモデルを作成する第5の工程と、第1
及び第2の加工用データモデルに基づいてNC加工機を
動作制御するNCデータを作成する第6の工程と、NC
データのうち3次元製品加工用モデルの凹側形状となる
一方又は他方の加工方向側のNCデータに従って被加工
物を加工する第7の工程と、NCデータのうち3次元製
品加工用モデルの凹側形状となる他方又は一方の加工方
向側のNCデータに従って被加工物を加工する第8の工
程と、これら工程の後に、フレームに対して3次元製品
加工用モデルを支持している複数のサポートを切断して
3次元製品加工用モデルを切り離す第9の工程とを有す
ることを特徴とする3次元製品作成方法である。
【0019】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、加工機データは、名称を有する属性データ
と、使用可能な工具名及びその番号と、フレームを加工
機に取り付けるに必要な最低限のフレームの厚みとを有
する。
【0020】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、工具データは、名称及びその番号を有する
属性データと、径と、フレームに付加する勾配値とから
なる。
【0021】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、テンプレートは、名称を有する属性データ
と、サポートの寸法及びその本数とからなる。
【0022】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、第3の工程で配置されるサポート位置は、
3次元製品モデルにおけるパーティングラインを抽出
し、このパーティングラインに配置する。
【0023】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、サポート位置に作成されるサポートの断面
積に基づいて各サポート位置が適切であるか否かをチェ
ックし、不適切であれば、当該サポート位置を修正又は
削除する工程を有する。
【0024】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、第4の工程は、サポート位置をフレーム内
側の側面上に正投影する工程と、初期値データからサポ
ートの寸法及び厚みを読み出し、これら寸法及び厚みに
従ってサポート断面を作成する工程と、サポート断面を
3次元製品モデルの形状に従ってトリムする工程と、サ
ポート断面を3次元製品モデルの内側面まで押し出して
サポートを作成する工程とからなる。
【0025】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、第4の工程により作成されたサポートの体
積を算出し、このサポートの体積が基準体積よりも小さ
ければ、当該サポート位置を修正する工程を有する。
【0026】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、第5の工程は、複数のサポートの端点間を
曲線或いは直線により繋いでフレームの内側面にライン
を作成し、このラインによってフレームの内側面を一方
の加工方向側と他方の加工方向側とに分割する工程と、
フレームと複数のサポートと3次元製品モデルとをマー
ジして、一方の加工方向側から加工するための第1の加
工用データモデルを作成する工程と、他方の加工方向側
から加工するための第2の加工用データモデルを作成す
る工程とを有する。
【0027】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、被加工物を加工するときの工具軌跡は、被
加工物の加工領域に工具の軸方向に対して垂直方向に複
数の層を形成し、これら層を1層ずつ順次工具の軸方向
に沿って加工する等高線工具軌跡である。
【0028】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、等高線工具軌跡は、3次元製品加工用モデ
ルに対して所定の値のオフセットを含んだ形状に加工す
る。
【0029】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、被加工物を加工して形成される薄肉構造物
の部分に対しては、薄肉構造物の高さよりも大きい半径
を有する工具を用いて被加工物を加工する。
【0030】本発明は、上記本発明の3次元製品作成方
法において、工具は、実際に用いる工具の半径との差が
薄肉構造物の高さの0.5倍以上の半径を有する形状で
ある。
【0031】本発明は、3次元製品モデルを複数のサポ
ートを介してフレームに支持する3次元製品加工用モデ
ルを作成する3次元製品作成装置において、3次元製品
モデルに関連する加工機データ、工具データ及び3次元
製品モデルのテンプレートが格納されたデータベース
と、このデータベースから加工機データ、工具データ及
びテンプレートを読み込んで初期値データを設定する初
期値データ設定手段と、初期値データに基づいてフレー
ムを作成するフレーム作成手段と、初期値データに基づ
いてフレームに対して複数のサポートを作成すべき各サ
ポート位置を配置するサポート配置手段と、初期値デー
タに基づいて複数のサポート位置においてそれぞれサポ
ートの断面を作成し、このサポート断面を3次元製品モ
デルに延ばしてサポートを作成するサポート作成手段
と、フレームと複数のサポートと3次元製品モデルとを
マージして、一方の加工方向側から加工するための第1
の加工用データモデルを作成し、かつ他方の加工方向側
から加工するための第2の加工用データモデルを作成す
る加工用データモデル作成手段とを具備したことを特徴
とする3次元製品作成装置である。
【0032】本発明は、3次元製品モデルの3次元製品
加工用モデルのNCデータに従ってNC加工機を動作制
御し、このNC加工機により被加工物を加工して3次元
製品を作成する3次元製品作成装置において、NCデー
タのうち3次元製品加工用モデルの凹側形状のNCデー
タに従ってNC加工機を動作制御して被加工物を加工す
る第1の加工制御手段と、NCデータのうち3次元製品
加工用モデルの凸側形状のNCデータに従ってNC加工
機を動作制御して被加工物を加工する第2の加工制御手
段と、フレームに対して3次元製品加工用モデルを支持
している複数のサポートを切断して3次元製品加工用モ
デルを切り離す切断機とを具備したことを特徴とする3
次元製品作成装置である。
【0033】本発明は、3次元製品モデルの3次元製品
加工用モデルのNCデータに従ってNC加工機を動作制
御し、このNC加工機により被加工物を加工して3次元
製品を作成する3次元製品作成装置において、3次元製
品モデルに関連する加工機データ、工具データ及び3次
元製品モデルのテンプレートが格納されたデータベース
と、このデータベースから加工機データ、工具データ及
びテンプレートを読み込んで初期値データを設定する初
期値データ設定手段と、初期値データに基づいてフレー
ムを作成するフレーム作成手段と、初期値データに基づ
いてフレームに対して複数のサポートを作成すべき各サ
ポート位置を配置するサポート配置手段と、初期値デー
タに基づいて複数のサポート位置においてそれぞれサポ
ートの断面を作成し、このサポート断面を3次元製品モ
デルに延ばしてサポートを作成するサポート作成手段
と、フレームと複数のサポートと3次元製品モデルとを
マージして、一方の加工方向側から加工するための第1
の加工用データモデルを作成し、かつ他方の加工方向側
から加工するための第2の加工用データモデルを作成す
る加工用データモデル作成手段と、第1及び第2の加工
用データモデルに基づいてNC加工機を動作制御するN
Cデータを作成するNCデータ作成手段と、NCデータ
のうち3次元製品加工用モデルの凹側形状のNCデータ
に従ってNC加工機を動作制御して被加工物を加工する
第1の加工制御手段と、NCデータのうち3次元製品加
工用モデルの凸側形状のNCデータに従ってNC加工機
を動作制御して被加工物を加工する第2の加工制御手段
と、フレームに対して3次元製品加工用モデルを支持し
ている複数のサポートを切断して3次元製品加工用モデ
ルを切り離す切断機とを具備したことを特徴とする3次
元製品作成装置である。
【0034】本発明は、3次元製品モデルを複数のサポ
ートを介してフレームに支持する3次元製品加工用モデ
ルを作成させるコンピュータにより読み取り可能な3次
元製品加工用モデル作成プログラムであって、データベ
ースに格納されている3次元製品モデルに関連する加工
機データ、工具データ及びテンプレートを読み込んで初
期値データを設定するステップと、初期値データに基づ
いてフレームを作成させるステップと、初期値データに
基づいてフレームに対して複数のサポートを作成すべき
各サポート位置を配置させるステップと、初期値データ
に基づいて複数のサポート位置においてそれぞれサポー
トの断面を作成し、このサポート断面を3次元製品モデ
ルに延ばしてサポートを作成させるステップと、フレー
ムと複数のサポートと3次元製品モデルとをマージし
て、一方の加工方向側から加工するための第1の加工用
データモデルを作成し、かつ他方の加工方向側から加工
するための第2の加工用データモデルを作成させるステ
ップとを有することを特徴とする3次元製品加工用モデ
ル作成プログラムである。
【0035】本発明は、3次元製品モデルの3次元製品
加工用モデルのNCデータに従ってNC加工機を動作制
御し、このNC加工機により被加工物を加工して3次元
製品を作成させるコンピュータにより読み取り可能な3
次元製品加工用モデル作成プログラムであって、NCデ
ータのうち3次元製品加工用モデルの凹側形状のNCデ
ータに従ってNC加工機を動作制御して被加工物を加工
させるステップと、NCデータのうち3次元製品加工用
モデルの凸側形状のNCデータに従ってNC加工機を動
作制御して被加工物を加工させるステップと、切断機を
動作制御させ、フレームに対して3次元製品加工用モデ
ルを支持している複数のサポートを切断して3次元製品
加工用モデルを切り離させるステップとを有することを
特徴とする3次元製品加工用モデル作成プログラムであ
る。
【0036】本発明は、上記本発明の3次元製品加工用
モデル作成プログラムと、このプログラムの実行の後に
起動される上記本発明の3次元製品加工用モデル作成プ
ログラムとからなることを特徴とする3次元製品加工用
モデル作成プログラムである。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態とし
て3次元製品を製品の試作品であるモックアップに適用
した場合について図面を参照して説明する。
【0038】図1はモックアップ作成装置の全体構成図
である。
【0039】主制御部1は、モックアップ加工用モデル
作成プログラムに従って各種データを演算処理する。こ
の主制御部1には、記憶装置2と、液晶やCRTなどの
ディスプレイ3と、キーボード及びマウスなどの操作入
力部4と、例えばフレキシブルディスクFD等の記憶媒
体に記憶されているデータを読み取る記憶媒体読取部5
と、3次元CAD装置などの外部装置との間で電話回線
(インターネット)等を介してデータ伝送を行なう伝送
部6及びNC加工機7とが接続されている。
【0040】記憶装置2には、プログラムメモリ2a
と、データベース装置として製品モデルデータベース2
bと、図2に示す加工機データを記憶する加工機データ
ベース2cと、図3に示す工具データを記憶する工具デ
ータベース2dと、図4に示す製品テンプレートデータ
を記憶する製品テンプレートデータベース2eとが形成
されている。
【0041】プログラムメモリ2aには、モックアップ
加工用モデル作成プログラムが記憶されている。このモ
ックアップ加工用モデル作成プログラムは、フレキシブ
ルディスクFDから記憶媒体読取部5を介してインスト
ールされたり、又は外部装置から電話回線を介して伝送
部6で受信し、この伝送部6からインストールされる。
【0042】製品モデルデータベース2bには、各種タ
イプの3次元製品モデルのデータが記憶されている。
【0043】加工機データベース2cには、NC加工機
7の加工機データが記憶されている。この加工機データ
は、図2に示すように属性データとして加工機の名称及
びその番号と、この加工機に使用する工具の名称及びそ
の番号と、その工具の径と、工具長と、フレームを加工
機に取り付けるために必要な最低限のフレーム厚みW’
とからなる。
【0044】フレーム8は、例えば図5に示すように四
辺形に形成され、XYZ軸上において外径寸法X,Y,
Zに形成されている。このフレーム8は、厚みW’を有
している。このフレーム8は、例えばフレーム枠内に図
6及び図7に示すようなモックアップである3次元製品
モデル9を複数のサポート10を介して支持する。な
お,図6は3次元製品モデル9を一方の面側(後述する
第2の加工方向側)から見た図、図7は3次元製品モデ
ル9を他方の面側(後述する第1の加工方向側)から見
た図である。
【0045】工具データデータベース2dには、NC加
工機7等で用いる工具に関する工具データが記憶されて
いる。この工具データは、図3に示すように属性データ
として工具の名称及びその番号と、工具の径と、工具長
と、フレーム勾配値θとからなる。このうち工具の名称
及びその番号は、加工機データが有する使用可能な工具
名称及びその番号と一致する。又、フレーム勾配値θ
は、図8に示すようにフレーム8の内側面に付加する勾
配面11の勾配角度である。
【0046】製品テンプレートデータベース2eには、
各種3次元製品モデル9に関する製品テンプレートが記
憶されている。この製品テンプレートは、図4に示すよ
うに属性データとして製品名称と、サポート10の寸法
と、サポート10の数Nとからなる。このうちサポート
10の寸法は、図9に示すように幅Ws、高さTs、最
小長Lsからなる。
【0047】主制御部1は、データベース装置2に格納
されているモックアップ加工用モデル作成プログラムを
実行することにより、初期値データ設定部12と、フレ
ーム作成部13と、サポート配置部14と、サポート作
成部15と、加工用データモデル作成部16と、NCデ
ータ作成部17と、第1の加工制御部18と、第2の加
工制御部19との各機能を有する。
【0048】初期値データ設定部12は、データベース
装置2に格納されている加工機データ、工具データ及び
テンプレートを読み込み、これらデータを合せてなる初
期値データのセットを設定する機能を有する。
【0049】この初期値データ設定部12は、読み込ん
だ3次元製品モデル9の外形寸法X ,Y,Zの算
出する機能と、3次元製品モデル9に基準座標を設定す
る機能と、フレーム8に付加する勾配値θを設定する機
能と、サポート10の寸法(幅Ws、高さTs、最小長
Ls)及びサポート10の本数(サポート数)Nを設定
する機能とを有する。
【0050】基準座標の設定は、例えば3次元製品モデ
ル9上の全てのサーフェスに対して平均単位法線ベクト
ルの平均ベクトルを+Zとし、この方向を第1の加工方
向とする。第2の加工方向は、第1の加工方向の逆向き
とする。
【0051】一方の加工方向(第1の加工方向)側は、
上記図7に示す3次元製品モデル9側となり、他方の加
工方向(第2の加工方向)側は、上記図6に示す3次元
製品モデル9側となる。
【0052】フレーム作成部13は、3次元製品モデル
9の外径寸法X,Y,Zと初期値データのセット
とからサポート10の最小長Ls及びフレーム8の幅
W’を読み出し、これら最小長Ls、フレーム8の幅
W’を用い、下記式(1)〜(4)を演算してフレーム
8の寸法X,Y,Z,Wを決定し、かつこの寸法X,
Y,Z,Wのフレーム8を基準座標に合せてフレーム8
の単体のパートとして作成する機能を有する。
【0053】 X=X+2・Ls+2・W’ …(1) Y=Y+2・Ls+2・W’ …(2) Z=Z+10 …(3) W=W’ …(4) サポート配置部14は、初期値データに基づいてフレー
ム8に対して複数のサポート10を作成すべき各サポー
ト位置(サポート配置点)を配置する機能を有する。
【0054】このサポート配置部14は、サポート10
の配置点を、3次元製品モデル9におけるパーティング
ライン(例えば、互いに角度の異なる各サーフェスの境
界)を抽出し、このパーティングラインに配置する機能
を有する。
【0055】このサポート配置部14は、サポート配置
チェック部14aの機能を有する。
【0056】このサポート配置チェック部14aは、サ
ポート配置点に作成されるサポート10の断面積に基づ
いて各サポート配置点が適切であるか否かをチェック
し、このチェックの結果、サポート配置点が不適切であ
れば、当該サポート配置点を修正又は削除する機能を有
する。
【0057】サポート作成部15は、初期値データのセ
ットに基づいて複数のサポート配置点においてそれぞれ
サポート10の断面を作成し、このサポート断面を3次
元製品モデル9に延ばしてサポート10を作成する機能
を有する。具体的にサポート作成部15は、投影部15
aと断面作成部15bとトリム部15cと押し出し部1
5dと体積チェック部15eとの各機能を有する。
【0058】投影部15aは、サポート配置点をフレー
ム8内側の側面上に正投影する機能を有する。
【0059】断面作成部15bは、初期値データからサ
ポート10の寸法X,Y,Z,W及び厚みW’を読み出
し、これら寸法及び厚みに従ってサポート断面を作成す
る機能を有する。
【0060】トリム部15cは、サポート断面を3次元
製品モデル9の形状に従ってトリムする機能を有する。
【0061】押し出し部15dは、サポート断面を3次
元製品モデル9の内側面まで押し出してサポート10を
作成する機能を有する。
【0062】体積チェック部15eは、作成されたサポ
ート10の体積を算出し、このサポート10の体積が基
準体積よりも小さければ、当該サポート配置点を修正す
る機能を有する。
【0063】加工用データモデル作成部16は、フレー
ム8と複数のサポート10と3次元製品モデル9とをマ
ージして、上記図7に示す3次元製品モデル9側の第1
の加工方向側から加工するための第1の加工用データモ
デルを作成し、かつ上記図6に示す3次元製品モデル9
側の第2の加工方向側から加工するための第2の加工用
データモデルを作成する機能を有する。具体的に加工用
データモデル作成部16は、分割部16aと第1の加工
モデル作成部16bと第2の加工モデル作成部16cと
を有する。
【0064】分割部16aは、複数のサポート10の端
点間を曲線或いは直線により繋いでフレーム8の内側面
にラインを作成し、このラインによってフレーム8の内
側面を第1の加工方向側と第2の加工方向側とに分割す
る機能を有する。
【0065】第1の加工モデル作成部16bは、フレー
ム8と複数のサポート10と3次元製品モデル9とをマ
ージして、第1の加工方向側から加工するための第1の
加工用データモデルを作成する機能を有する。
【0066】第2の加工モデル作成部16cは、第2の
加工方向側から加工するための第2の加工用データモデ
ルを作成する機能を有する。
【0067】NCデータ作成部17は、第1及び第2の
加工用データモデルに基づいてNC加工機7を動作制御
するNCデータを作成する機能を有する。
【0068】第1の加工制御部18は、NCデータのう
ちモックアップ加工用モデルにおける図7に示す第1の
加工方向側の凹側形状のNCデータに従ってNC加工機
7を動作制御する機能を有する。
【0069】第2の加工制御部19は、第1の加工制御
部18の動作制御が終了した後、NCデータのうちモッ
クアップ加工用モデルにおける図6に示す第2の加工方
向側の凸側形状のNCデータに従ってNC加工機7を動
作制御する機能を有する。
【0070】これら第1及び第2の加工制御部18、1
9は、NCデータに従った工具の軌跡に沿ってNC加工
機7の工具の位置を制御し、金属やプラスチックのブロ
ックからなる被加工物を加工させる機能を有する。
【0071】この工具軌跡は、図10に示すように3次
元製品モデル9のモックアップ形状(モックアップ加工
用モデル)Qを作成するのに、プラスチック又は金属の
ブロックからなる被加工物20の加工領域に工具の軸
(Z軸)方向に対して垂直方向に複数の層21−1〜2
1−nを形成し、これら層21−1〜21−nを1層ず
つ順次工具の軸方向に沿って加工する等高線工具軌跡に
なっている。1層の厚みΔZは、例えば1mmに設定さ
れている。
【0072】図11はある一平面H内での等高線工具軌
跡を示す図である。同図には層の生成に用いた面Hでモ
ックアップ形状Qを切断して生成される輪郭線Rと、モ
ックアップ形状Qの輪郭線Rを含む面の法線方向Fとが
示されている。
【0073】この等高線工具軌跡は、図12に示すよう
にモックアップ形状Qに対して所定の値のオフセットを
含んだ形状Qfに加工するものとなっている。
【0074】モックアップ形状Qには、図12に示すよ
うにリブなどの薄肉構造物22がある。この薄肉構造物
22に対しては、当該薄肉構造物21の高さよりも大き
い半径を有する工具23を用いて被加工物20を加工す
る。
【0075】この工具23は、図13(a)(b)に示すよう
に実際に用いる工具23の半径との差が薄肉構造物22
の高さの0.5倍以上の半径を有する形状のものが用い
られる。
【0076】なお、図12及び図13(a)(b)に示す工具
の参照形状24は、薄肉構造物22の高さに対して十分
な長さの半径を有し、Z軸を回転対称軸とするZ+方向
に平面を持つ半球と、これに等しい半径を有し、Z軸を
回転対称軸とする円柱の和からなっている。
【0077】図13(a)(b)においてnaは、Z軸に垂直
な面によって所望のモックアップ形状Qを切断して生成
される輪郭線Rに沿わせて、モックアップ形状Qに接す
るように工具23を並進移動したときに、半球面先端点
によって生成される軌跡である。
【0078】nbは、半球面先端点によって生成される
軌跡を、ある間隔例えば1mmの間隔でモックアップ形
状Qを構成する面の法線方向に向ってオフセットした軌
跡である。
【0079】NC加工機7は、高速に加工を行なうもの
で、第1の加工制御部18と第2の加工制御部19とに
より動作制御される。
【0080】次に、上記の如く構成された装置の作用に
ついて図14及び図15に示すモックアップ加工用モデ
ル作成のフローチャートに従って説明する。
【0081】製品モデル読み出し工程(ステップ#1)
において、初期値データ設定部12は、製品モデルデー
タベース2bに格納されている3次元製品モデル9のデ
ータを読み出し、このデータから3次元製品モデル9の
外形寸法X,Y,Zを算出する。
【0082】次に、製品モデルの基準座標設定工程(ス
テップ#2)において、初期値データ設定部12は、3
次元製品モデル9に基準座標を設定する。この基準座標
の設定は、例えば3次元製品モデル9における全てのサ
ーフェスに対して平均単位法線ベクトルの平均ベクトル
を+Zとし、このベクトル方向を図7に示すような3次
元製品モデル9に対する第1の加工方向側とする。
【0083】これと共に初期値データ設定部12は、第
1の加工方向に対して逆向き(角度180°反対の方
向)を図6に示すような3次元製品モデル9に対する第
2の加工方向側とする。
【0084】次に、製品モデルの基準座標設定工程(ス
テップ#3)において、初期値データ設定部12は、デ
ータベース装置2に格納されている加工機データベース
2cから図2に示す使用するNC加工機7の加工機デー
タを選定して読み込むと共に、工具データベース2dか
ら図3に示すNC加工機7に取り付ける工具を選定して
その工具データを読み込み、かつ製品テンプレートデー
タベース2eから図4に示す3次元製品モデル9に関す
る製品テンプレートを選定して読み込み、これらデータ
を合せてなる初期値データのセットを設定する。
【0085】このとき、NC加工機7を選定することに
より使用可能な工具名称及びその番号と、フレーム8を
NC加工機7を取り付けるために必要な最低限の大きさ
(図5に示すフレーム8の厚み)W’を設定する。
【0086】工具を選定することにより、図8(a)(b)に
示すフレーム8に付加する勾配値θを設定する。
【0087】製品毎の製品テンプレートを選定すること
により、サポート10の寸法(幅Ws、高さTs、最小
長Ls)及びサポート10の本数(サポート数)Nを設
定する。
【0088】次に、フレーム作成工程(ステップ#4)
において、フレーム作成部13は、上記ステップ#1に
おいて算出した3次元製品モデル9の外径寸法X,Y
,Zと上記ステップ#3において作成した初期値デ
ータのセットとからサポート10の最小長Ls及びフレ
ーム8の幅W’を読み出し、これら最小長Ls、フレー
ム8の幅W’及び上記式(1)〜(4)を演算して図5
に示すフレーム8の寸法X,Y,Z,Wを決定する。
【0089】次に、フレーム作成部13は、これら寸法
X,Y,Z,Wのフレーム8を、上記ステップ#2にお
いて設定した基準座標に合せてフレーム8の単体のパー
トとして作成する。
【0090】次に、パーティングライン作成工程(ステ
ップ#5)において、サポート配置部14は、例えば上
記ステップ#2において設定された基準座標+Zに対し
て、3次元製品モデル9における互いに角度の異なる各
サーフェスの境界、すなわち図16に示すように3次元
製品モデル9のサーフェスの平均法線ベクトルが0≦角
度<90°のサーフェスと、90°≦角度<180°の
サーフェスとの境界をパーティングラインLaとして抽
出する。なお、図16は3次元製品モデル9の一部分の
パーティングラインLaである。
【0091】次に、サポート位置配置工程(ステップ#
6)において、サポート配置部14は、上記ステップ#
3において作成した初期値データセットからサポート1
0の数Nを読み込み、このサポート10の数Nに従って
3次元製品モデル9上に抽出したパーティングラインL
a上に図16に示すようにサポート10を作成するため
のサポート配置点を示す点TNaを等間隔にN個配置す
る。
【0092】次に、サポート配置点チェック工程(ステ
ップ#7)において、サポート配置チェック部14a
は、点TNaにおけるパーティングラインLaの接線に
平行な単位ベクトルと、この単位ベクトルをXY平面上
に正投影して生成されるベクトルとが成す角度θaを算
出する。なお、単位ベクトルの方向の取り方は任意とす
る。
【0093】サポート配置点TNaにおける角度θaが
例えばθ≧30°の場合、後工程においてサポート配置
点TNaを通る断面を作成すると、図17に示すように
サポート10の断面10aの面積Saが小さくなる。同
図では3次元製品モデル9のおける円弧部分の点TNa
に対してサポート10の断面面積Saを求めると、この
断面面積Saは、3次元製品モデル9の円弧部分に対応
する斜線部分Sbの面積分だけ小さくなる。
【0094】従って、サポート10は、その体積が小さ
くなり、強度不足となるので、サポート配置チェック部
14aは、サポート配置点修正を促す警告を発し、この
警告をディスプレイ3に表示する(ステップ#8)。
【0095】次に、サポート配置点修正を促す警告が発
せられた場合、サポート位置修正工程(ステップ#9)
において、サポート配置点修正が促されたサポート配置
点TNaは、そのサポート配置点の移動又は削除が行わ
れる。
【0096】次に、フレーム側面への投影工程(ステッ
ブ#10)において、サポート作成部15の投影部15
aは、図18に示すようにパーティングラインLaとサ
ポート配置点TNaとをフレーム8内側の側面上に正投
影し、これらパーティングラインLaとサポート配置点
TNaとをフレーム内側面上に作成する。このとき作成
されたラインをラインLbとし、サポート配置点TNa
をTNbとする。
【0097】正投影するとは、サポート配置点TNa及
びパーティングラインLaに平行光線を垂直に照射し
て、平面上にその影を映して点TNb及びラインLbを
作成することである。
【0098】又、投影方向は、X軸+方向、X軸−方
向、Y軸+方向、Y軸−方向の4方向のうち、投影方向
の単位ベクトルとサポート配置点TNaにおける単位法
線ベクトルの内積の値が最も大きくなる方向を選択す
る。
【0099】次に、サポート断面作成工程(ステップ#
11)において、断面作成部15bは、初期値データセ
ットからサポート10の寸法X,Y,Z,W及び厚み
W’を読み出し、これら寸法X,Y,Z,W及び厚み
W’に従って点TNbを通るサポート断面10aを作成
する。
【0100】このとき、図18に示すようにサポート断
面10aの第2の加工方向側の端辺と点TNbの距離l
がl>0、例えば1mmになるようにする。
【0101】トリム部15cは、図19に示すようにサ
ポート断面10aをラインLbから見て第1の加工方向
側を残して3次元製品モデル9の形状に従ってトリムす
る。これにより、サポート10が3次元製品モデル9に
食い込んで、この3次元製品モデル9の形状に影響が出
ることを防止する。
【0102】ここで、図18に示す距離lがl>0とす
ることで、ステップ#7において算出されたサポート配
置点TNaでの角度θaがθ>0の場合、サポート断面
10aの第2の加工方向側の端辺全体が3次元製品モデ
ル9と干渉するようになり、トリムした後でもサポート
断面10aの第2の加工方向側の端辺と3次元製品モデ
ル9との間の隙間を無くすことができる。すなわち、サ
ポート10と3次元製品モデル9との接触面積を大きく
することができ、サポート10の強度を高くできる。
【0103】なお、図20に示すようにサポート断面1
0aの第2の加工方向側の端辺が点TNb上にあり、か
つ角度θa>0の場合、サポート断面10aの第2の加
工方向側の端辺と3次元製品モデル9との間に隙間Gが
生じてしまう。
【0104】次に、サポート作成工程(ステップ#1
2)において、押し出し部15dは、ステップ11で作
成したフレーム8の側面上のサポート断面10を、図2
1に示すように3次元製品モデル9の内側面9aまで押
し出してサポート10を作成する。
【0105】このサポート10の作成は、境界表現(bo
undary representation:B−Reps)というソリッド
化の方法を用いてサポート10を作成する。境界表現で
は、サポート断面10aのエッジを辿って一周するとき
にこの動きを一種の回転とみなして、その回転によって
右ねじが進む方向に実体部分があるという定義をする。
ここでは、この操作を、サポート断面10aを押し出す
と表わし、右ねじが進む方向を押し出し方向と表わす。
【0106】このときサポート10は、単体のパートと
して1本ずつ作成される。
【0107】このようにサポート10は、3次元製品モ
デル9の内側面9aまで押し出して作成するので、3次
元製品モデル9とサポート10との接合面積を増加し、
強度を所定値以上に確保できる。
【0108】サポート断面10aをパーティングライン
La上に作成するのでなく、フレーム8の側面に作成す
るので、サポート10の押し出し方向を一方向すること
ができ、この押し出し距離の算出回数を減らすことがで
きる。なお、従来の方法では、パーティングラインLa
からフケーム8までの距離と、パーティングラインLa
から3次元製品モデル9の内側面9aまでの二方向の距
離とを算出する必要があった。
【0109】サポート配置点TNaを通るサポート断面
10aを3次元製品モデル9の外側面に作成する場合
は、通常、3次元製品モデル9のサーフェスは、曲面が
多く、かつ勾配が付加されているので、サポート10の
断面形状を3次元製品モデル9の外側面に作成しても把
握しにくくかつ修正もしにくい。
【0110】これ対してフレーム8の内側面は、平面で
ありかつ勾配面であるので、サポート10の断面形状を
把握しやすくかつその断面の修正もし易い。
【0111】従って、本装置では、サポート断面10a
をフレーム8の側面に作成するので、サポート断面10
aの作成手順が少なくでき、かつ計算時間を短くでき
る。
【0112】次に、サポート体積チェック工程(ステッ
プ#13)において、体積チェック部15eは、3次元
CAD装置の体積計算機能を用いて作成されたサポート
10の体積Vを算出し、このサポート10の体積Vと基
準体積Vとを比較する。
【0113】この比較の結果、サポート10の体積Vと
基準体積Vに対して、例えばV≦0.5Vの場合、
サポート10の体積が小さいと判断する。サポート10
の体積が小さければ、サポート10の強度不足となるの
で、体積チェック部15eは、サポート配置点TNaの
修正を促す警告を発し、これをディスプレイ3に表示す
る。
【0114】これにより、必要に応じてサポート位置修
正工程(ステップ#9)に戻り、サポート配置点TNa
が修正される。
【0115】次に、フレーム内側面分割工程(ステップ
#14)において、加工用データモデル作成部16の分
割部16aは、Z方向がパーティングラインLaに近い
サポート10の各端点間を直線又は滑らかな曲線で繋
ぎ、その両端を図22に示すように端点からフレーム8
の内側面の端辺までのXY平面に平行なラインLcを作
成する。分割部16aは、このラインLcによりフレー
ム8の内側面を第1の加工方向側と第2の加工方向側と
に分割する。
【0116】次に、フレーム勾配付加工程(ステップ#
15)において、加工用データモデル作成部16は、上
記ステップ#14で分割したフレーム内側の第1の加工
方向側の側面に対して上記ステップ#3で作成した初期
値データセットから図8(a)(b)に示す勾配値θを読み出
し、この勾配値θに従って3次元製品モデル9に反する
方向に勾配を付加する。
【0117】次に、形状データモデル(MODEL2)作成工
程(ステップ#16)において、第2の加工モデル作成
部16cは、3次元製品モデル9とフレーム8と複数の
サポート10とをマージして1つのパートを作成し、図
6に示すような第2の加工方向側から加工するための第
2の加工用データモデル(MODEL2)を作成する。
【0118】次に、モデルコピー工程(ステップ#1
7)において、加工用データモデル作成部16は、上記
ステップ#16で作成した第2の加工用データモデル
(MODEL2)をコピーして、これを第1の加工方向から加
工するための加工用モデルの基本モデル(MODEL1')と
する。
【0119】次に、穴塞ぎ工程(ステップ#18)にお
いて、加工用データモデル作成部16は、上記ステップ
#17で作成した加工用モデルの基本モデル(MODEL
1')に対し、横穴やネジ穴等の穴の部分にサーフェスを
張って塞ぐ。
【0120】次に、サーフェス作成工程(ステップ#1
9)において、加工用データモデル作成部16は、加工
用モデルの基本モデル(MODEL1')に対し、図23に示
すようにサポート10と第1の加工方向側のエッジと、
これに接する3次元製品モデル9及びラインLcとの間
にサーフェスSf(斜線部分)を張る。
【0121】次に、サーフェス削除工程(ステップ#2
0)において、加工用データモデル作成部16は、上記
ステップ#17でコピーした加工用モデルの基本モデル
(MODEL1')に対し、3次元製品モデル部分のサーフェ
スのうちパーティグラインLaを境にして第2の加工方
向側のサーフェスを全て削除する。
【0122】又、加工用データモデル作成部16は、サ
ポート10の部分についてもパーティグラインLaに接
しているサーフェスのうち第2の加工方向側のサーフェ
スを全て削除する。
【0123】又、加工用データモデル作成部16は、フ
レーム8の部分についてもフレーム8の内側のサーフェ
スのうちラインLcを境にしてフレーム8の第2の加工
方向側のサーフェスを全て削除する。
【0124】底面サーフェス作成工程(ステップ#2
1)において、加工用データモデル作成部16は、上記
ステップ#20においてサーフェスの処理がなされた加
工用モデルの基本モデル(MODEL1')に対し、第2の加
工方向側のフレーム開口部にサーフェスを張って塞ぐ。
【0125】次に、形状データモデル(MODEL1)作成工
程(ステップ#22)において、第1の加工モデル作成
部16bは、上記ステップ#21においてフレーム開口
部がサーフェスにより塞がれた加工用モデルの基本モデ
ル(MODEL1')に対し、全てのサーフェスSfを繋ぎ合
わせて1つのパートに作成し、図24に示すような第1
の加工方向側から加工するための第1の加工用データモ
デル(MODEL1)を作成する。なお、図25は第1の加工
用データモデル(MODEL1)の底面を示す。
【0126】次に、IGES(initial graphics exc
hange specification)データ書き出し工程(ステップ
#23)において、加工用データモデル作成部16は、
ステップ#16において作成された第2の加工用データ
モデル(MODEL2)とステップ#22において作成された
第1の加工用データモデル(MODEL1)とのIGESの書
式のデータを書き出す。
【0127】以上によりモックアップ加工用モデルを作
成する技能がなくても短時間で容易にモックアップ加工
用モデルを作成できる。
【0128】次に、NCデータ作成部17は、第2の加
工用データモデル(MODEL2)と第1の加工用データモデ
ル(MODEL1)とのIGESの書式のデータを読み出し、
このデータからNC加工機7を動作制御するNCデータ
を作成し、NC加工機7に転送する。
【0129】次に、NC加工機7には、プラスチック又
は金属のブロックからなる被加工物20がセットされ
る。NC加工機7は、図26に示す加工手順に従って被
加工物20を加工する。
【0130】先ず、第1の加工方向側(凹側)の加工が
行われる。すなわち、第1の加工制御部18は、NCデ
ータのうちモックアップ加工用モデルにおける図7に示
す第1の加工用データモデル(MODEL1、凹側)のNCデ
ータに従ってNC加工機7を動作制御する。
【0131】このNC加工機7は、NCデータに従った
工具軌跡に沿って工具の位置をXY平面方向及びZ軸方
向に制御し、被加工物20を加工する。
【0132】このときの工具の移動軌跡は、図10に示
すように第1の加工用データモデル(MODEL1)を作成す
るための等高線工具軌跡である。すなわち、この等高線
工具軌跡は、被加工物20の加工領域に工具の軸(Z
軸)方向に対して垂直方向に複数の層21−1〜21−
nを形成し、これら層21−1〜21−nを1層ずつ順
次工具の軸方向に沿って加工する軌跡である。
【0133】NC加工機7は、複数の層21−1〜21
−nのうち+Z軸からZ−方向に向って、すなわち層2
1−1から層21−nに向って1層ずつ加工し、一つの
層の加工が終了したら次の層の加工を行なう手続を順次
繰り返すことによって、被加工物20を加工する。な
お、1層の厚みΔZは、例えば1mmに設定されてい
る。
【0134】又、上述したように図11のある一平面H
内での等高線工具軌跡を示すように、層の生成に用いた
面Hでモップアップ形状Qを切断して生成される輪郭線
Rと、モップアップ形状Qの輪郭線Rを含む面の法線方
向Fとが示されている。
【0135】この等高線工具軌跡は、図12に示すよう
にモックアップ形状Qに対して所定の値のオフセットを
含んだ形状Qfに加工するものとなっている。
【0136】一方、モックアップ形状Qには、図12に
示すようにリブなどの薄肉構造物22がある。この薄肉
構造物22を加工するには、NC加工機7に当該薄肉構
造物21の高さよりも大きい半径を有する工具23をセ
ットして被加工物20を加工する。
【0137】この工具23は、図13(a)(b)に示すよう
に実際に用いる工具23の半径との差が薄肉構造物22
の高さの0.5倍以上の半径を有する形状のものが用い
られる。
【0138】このときの工具23の軌跡は、図12に示
すように薄肉構造物22の高さに対して十分な長さの半
径、例えば高さの0.5倍以上の半径を有し、かつZ軸
を回転対称軸とするZ+方向に平面を持つ半球とこれに
等しい半径を有し、Z軸を回転対称軸とする円柱の和か
らなる参照形状24、例えばボールエンドミルの形状を
モックアップ形状Qに対してある補間間隔で接するよう
に並進移動したとき、半球面先端点の軌跡によって生成
される面、すなわちモックアップ形状Qを参照形状24
を用いてオフセットした形状になっている。
【0139】図27は薄肉構造物22の高さHと工具2
3の半径rと参照形状24の半径Rとの関係を示し、 0.5H<R−r …(5) が成り立つ。
【0140】従って、NC加工機7は、図13(a)(b)に
示す軌跡na、nbに従って工具23を移動して被加工
物20を加工する。すなわち、NC加工機7は、工具2
3を、Z軸に垂直な面によって所望のモックアップ形状
Qを切断して生成される輪郭線Rに沿わせて、モックア
ップ形状Qに接するように工具23を並進移動したとき
に、半球面先端点によって生成される軌跡naに沿って
移動させる。
【0141】NC加工機7は、工具23を、半球面先端
点によって生成される軌跡を、ある間隔例えば1mmの
間隔でモックアップ形状Qを構成する面の法線方向に向
ってオフセットした軌跡nbに沿って移動させる。
【0142】これにより、図28に示すように上記式
(5)に示すように薄肉構造物22に対して0.5Hに
相当するオフセット部25が作成され、この後に、半径
rの工具23を用いてオフセット部分25を加工するこ
とにより薄肉構造物22を加工できる。
【0143】第1の加工方向側の加工が終了すると、被
加工物20は、図26に示すように当該被加工物20へ
の加工方向が反転されてNC加工機7にセットされる。
【0144】次に、第2の加工方向側(凸側)の加工が
行われる。すなわち、第2の加工制御部19は、NCデ
ータのうちモックアップ加工用モデルにおける図6に示
す第2の加工用データモデル(MODEL2、凸側)のNCデ
ータに従ってNC加工機7を動作制御する。
【0145】このNC加工機7は、NCデータに従った
工具軌跡に沿って工具の位置をXY平面方向及びZ軸方
向に制御し、被加工物20を加工する。このときの工具
の移動軌跡は、図10に示すのと同様に、第2の加工用
データモデル(MODEL2)を作成するための等高線工具軌
跡である。
【0146】第2の加工方向側の加工が終了すると、フ
レーム8の内側に3次元製品モデル9のモックアップ形
状Qが複数のサポート10によって支持されている状態
になる。
【0147】次の工程では、これらサポート10が切断
され、モックアップ形状Qがフレーム8から切り離され
る。この結果、モックアップ形状Qが得られる。
【0148】このように上記一実施の形態によれば、3
次元製品モデル9に関連する加工機データ、工具データ
及び3次元製品モデル9の製品テンプレートを読み込ん
で初期値データのセットを設定し、この初期値データの
セットに基づいてフレーム8を作成しかつフレーム8に
対して複数のサポート10を作成すべき各サポート位置
を配置し、さらにこれらサポート配置点においてそれぞ
れサポート10の断面を作成し、このサポート断面を3
次元製品モデルに延ばしてサポート10を作成し、フレ
ーム8と複数のサポート8と3次元製品モデル9とをマ
ージして第1及び第2の加工用データモデルを作成する
ので、モックアップ加工用モデルを作成する技能がなく
ても短時間で容易にモックアップ加工用モデルを作成で
きる。
【0149】このモックアップ加工用モデル作成すると
き、サポート10の体積が小さければ、強度不足となる
ので、サポート配置点修正を促す警告を発し、サポート
配置点の移動又は削除を行なうことができる。
【0150】サポート断面10aの端辺全体が3次元製
品モデル9と干渉するようになり、サポート断面10a
の端辺と3次元製品モデル9との間の隙間を無くすこと
ができ、サポート10と3次元製品モデル9との接触面
積を大きくしてサポート10の強度を高くできる。
【0151】サポート断面10aをフレーム8の側面に
作成するので、サポート断面10aの作成手順が少なく
でき、かつ計算時間を短くできる。
【0152】サポート10の体積Vをチェックするの
で、サポート10の体積Vが基準体積Vが小さけれ
ば、サポート10の強度不足となるため、サポート配置
点TNaの修正を促す警告を発してサポート配置点TN
aを修正できる。
【0153】又、上記一実施の形態によれば、モックア
ップ加工用モデルのNCデータのうち凹側形状のNCデ
ータに従って被加工物20を加工し、被加工物20を反
転させて後、凸側形状のNCデータに従って被加工物2
0を加工し、これら工程の後に、フレーム8に対してモ
ックアップ加工用モデルQを支持している複数のサポー
ト10を切断してモックアップ加工用モデルQを切り離
すので、プラスチック又は金属のブロックからなる被加
工物20の弾性変形や塑性変形を低減し、加工精度や加
工表面粗さなどの加工品質と高速な加工速度とを両立で
きる。
【0154】特に、被加工物20の加工領域に工具23
の軸方向に対して垂直方向に複数の層21−1〜21−
nを形成し、これら層21−1〜21−nを1層ずつ順
次工具23の軸方向に沿って加工する等高線工具軌跡に
従って工具23を移動して被加工物20を加工し、かつ
モックアップ加工用モデルQに対して所定の値のオフセ
ットを含んだ形状で、薄肉構造物22に対しては、当該
薄肉構造物22の高さHよりも0.5倍以上大きい半径
Rを有する参照形状24を用いて被加工物20を加工す
るので、薄肉構造物22への加工中の加工力による薄肉
構造物22の弾性変形や塑性変形を低減することがで
き、必要とされる加工寸法精度及び加工表面粗さを確保
できる。
【0155】このようなモックアップ加工用モデルQの
加工方法を定形化すれば、この加工に必要なCLデータ
とNCデータを生成できる3次元CAM装置を開発でき
る。
【0156】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0157】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0158】例えば、加工機データと工具データと製品
テンプレートデータとに加えて、加工条件を有する加工
情報を持つようにすれば、モップアップ加工のNCデー
タ作成の自動化を図ることができる。この処理をモック
アップ3次元データ作成プログラム内で実行することに
より、モップアップ加工用モデルが完成すると同時に、
NCデータが作成され、工数の削減及び作業時間の削減
を図ることができる。
【0159】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、3
次元製品加工用モデルを作成する技能がなくても短時間
で容易に3次元製品加工用モデルを作成できる3次元製
品作成方法及びその装置を提供できる。
【0160】又、本発明によれば、被加工物の弾性変形
や塑性変形を低減し、加工精度や加工表面粗さなどの加
工品質と高速な加工速度とを両立できる3次元製品作成
方法及びその装置を提供できる。
【0161】又、本発明によれば、3次元製品加工用モ
デルを作成する技能がなくても短時間で容易に3次元製
品加工用モデルを作成させる3次元製品加工用モデル作
成プログラムを提供できる。
【0162】又、本発明によれば、被加工物の弾性変形
や塑性変形を低減し、加工精度や加工表面粗さなどの加
工品質と高速な加工速度とを両立させる3次元製品加工
用モデル作成プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施の
形態を示す全体構成図。
【図2】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施の
形態における加工機データの模式図。
【図3】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施の
形態における工具データの模式図。
【図4】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施の
形態における製品テンプレートの模式図。
【図5】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施の
形態におけるフレームの寸法を示す図。
【図6】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施の
形態におけるフレームに支持されている3次元製品モデ
ルを一方の面側から見た図。
【図7】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施の
形態におけるフレームに支持されている3次元製品モデ
ルを他方の面側から見た図。
【図8】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施の
形態におけるフレーム勾配値を示す図。
【図9】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施の
形態におけるサポートの寸法を示す図。
【図10】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における工具の等高線工具軌跡を示す図。
【図11】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における一平面内での等高線工具軌跡を示す図。
【図12】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における3次元製品形状のオフセット形状を示す
図。
【図13】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における薄肉構造物に対する工具軌跡を示す図。
【図14】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における3次元製品加工用モデル作成のフローチ
ャート。
【図15】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における3次元製品加工用モデル作成のフローチ
ャート。
【図16】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態におけるパーティングラインの抽出を示す図。
【図17】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態におけるサポート断面積によるサポート配置チェ
ックを示す図。
【図18】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態におけるパーティングラインとサポート配置点と
の正投影を示す図。
【図19】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態におけるトリム後のサポート断面を示す図。
【図20】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態でサポート断面と3次元製品モデルとの間に隙間
が生じ場合を示す図。
【図21】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態におけるサポートの作成を示す図。
【図22】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における第1の加工方向側と第2の加工方向側と
の分割を示す図。
【図23】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における第2の加工用データモデル(MODEL2)の
摸式図。
【図24】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における第2の加工用データモデル(MODEL1)の
摸式図。
【図25】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における第2の加工用データモデル(MODEL1)の
底面の摸式図。
【図26】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態におけるNC加工機での加工手順を示す図。
【図27】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における薄肉構造物の高さと工具の半径と参照形
状の半径との関係を示す図。
【図28】本発明に係わる3次元製品作成装置の一実施
の形態における薄肉構造物へのオフセット部分を示す
図。
【符号の説明】
1:主制御部 2:記憶装置 2a:プログラムメモリ 2b:製品モデルデータベース 2c:加工機データベース 2d:工具データデータベース 2e:製品テンプレートデータベース 3:ディスプレイ 4:操作入力部 5:記憶媒体読取部 6:伝送部 7:NC加工機 8:フレーム 9:3次元製品モデル 10:サポート 11:勾配面 12:初期値データ設定部 13:フレーム作成部 14:サポート配置部 15:サポート作成部 15a:投影部 15b:断面作成部 15c:トリム部 15d:押し出し部 15e:体積チェック部 16:加工用データモデル作成部 16a:分割部 16b:第1の加工モデル作成部 16c:第2の加工モデル作成部 17:NCデータ作成部 18:第1の加工制御部 19:第2の加工制御部 20:被加工物 21−1〜21−n:複数の層 22:薄肉構造物 23:工具 24:参照形状 25:オフセット部分 Q:モップアップの形状(3次元製品形状)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3次元製品モデルを複数のサポートを介
    してフレームに支持する3次元製品加工用モデルを作成
    する3次元製品作成方法において、 前記3次元製品モデルに関連する加工機データ、工具デ
    ータ及び前記3次元製品モデルのテンプレートを読み込
    んで初期値データを設定する第1の工程と、 前記初期値データに基づいて前記フレームを作成する第
    2の工程と、 前記初期値データに基づいて前記フレームに対して複数
    の前記サポートを作成すべき各サポート位置を配置する
    第3の工程と、 前記初期値データに基づいて複数の前記サポート位置に
    おいてそれぞれ前記サポートの断面を作成し、このサポ
    ート断面を前記3次元製品モデルに延ばして前記サポー
    トを作成する第4の工程と、 前記フレームと複数の前記サポートと前記3次元製品モ
    デルとをマージして、一方の加工方向側から加工するた
    めの第1の加工用データモデルを作成し、かつ他方の加
    工方向側から加工するための第2の加工用データモデル
    を作成する第5の工程と、を有することを特徴とする3
    次元製品作成方法。
  2. 【請求項2】 3次元製品モデルの3次元製品加工用モ
    デルのNCデータに従って被加工物を加工して3次元製
    品を作成する3次元製品作成方法において、 前記NCデータのうち前記3次元製品加工用モデルの凹
    側形状の前記NCデータに従って前記被加工物を加工す
    る第1の工程と、 前記NCデータのうち前記3次元製品加工用モデルの凸
    側形状の前記NCデータに従って前記被加工物を加工す
    る第2の工程と、を有することを特徴とする3次元製品
    作成方法。
  3. 【請求項3】 3次元製品モデルを複数のサポートを介
    してフレームに支持する3次元製品加工用モデルを作成
    する3次元製品作成方法において、 前記3次元製品モデルに関連する加工機データ、工具デ
    ータ及び前記3次元製品モデルのテンプレートを読み込
    んで初期値データを設定する第1の工程と、 前記初期値データに基づいて前記フレームを作成する第
    2の工程と、 前記初期値データに基づいて前記フレームに対して複数
    の前記サポートを作成すべき各サポート位置を配置する
    第3の工程と、 前記初期値データに基づいて複数の前記サポート位置に
    おいてそれぞれ前記サポートの断面を作成し、このサポ
    ート断面を前記3次元製品モデルに延ばして前記サポー
    トを作成する第4の工程と、 前記フレームと複数の前記サポートと前記3次元製品モ
    デルとをマージして、一方の加工方向側から加工するた
    めの第1の加工用データモデルを作成し、かつ他方の加
    工方向側から加工するための第2の加工用データモデル
    を作成する第5の工程と、 前記第1及び第2の加工用データモデルに基づいてNC
    加工機を動作制御するNCデータを作成する第6の工程
    と、 前記NCデータのうち前記3次元製品加工用モデルの凹
    側形状となる前記一方又は他方の加工方向側の前記NC
    データに従って前記被加工物を加工する第7の工程と、 前記NCデータのうち前記3次元製品加工用モデルの凹
    側形状となる前記他方又は一方の加工方向側の前記NC
    データに従って前記被加工物を加工する第8の工程と、
    を有することを特徴とする3次元製品作成方法。
  4. 【請求項4】 前記第3の工程で配置される前記サポー
    ト位置は、前記3次元製品モデルにおけるパーティング
    ラインを抽出し、このパーティングラインに配置するこ
    とを特徴とする請求項1又は3記載の3次元製品作成方
    法。
  5. 【請求項5】 前記サポート位置に作成される前記サポ
    ートの断面積に基づいて前記各サポート位置が適切であ
    るか否かをチェックし、不適切であれば、当該サポート
    位置を修正又は削除する工程を有することを特徴とする
    請求項1又は3記載の3次元製品作成方法。
  6. 【請求項6】 前記第4の工程は、前記サポート位置を
    前記フレーム内側の側面上に正投影する工程と、 前記初期値データから前記サポートの寸法及び厚みを読
    み出し、これら寸法及び厚みに従って前記サポート断面
    を作成する工程と、 前記サポート断面を前記3次元製品モデルの形状に従っ
    てトリムする工程と、 前記サポート断面を前記3次元製品モデルの内側面まで
    押し出して前記サポートを作成する工程と、からなるこ
    とを特徴とする請求項1又は3記載の3次元製品作成方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第4の工程により作成された前記サ
    ポートの体積を算出し、このサポートの体積が基準体積
    よりも小さければ、当該サポート位置を修正する工程を
    有することを特徴とする請求項1又は3記載の3次元製
    品作成方法。
  8. 【請求項8】 前記第5の工程は、複数の前記サポート
    の端点間を曲線或いは直線により繋いで前記フレームの
    内側面にラインを作成し、このラインによって前記フレ
    ームの内側面を前記一方の加工方向側と前記他方の加工
    方向側とに分割する工程と、 前記フレームと複数の前記サポートと前記3次元製品モ
    デルとをマージして、前記一方の加工方向側から加工す
    るための第1の加工用データモデルを作成する工程と、 前記他方の加工方向側から加工するための第2の加工用
    データモデルを作成する工程と、を有することを特徴と
    する請求項1又は3記載の3次元製品作成方法。
  9. 【請求項9】 前記被加工物を加工するときの工具軌跡
    は、前記被加工物の加工領域に工具の軸方向に対して垂
    直方向に複数の層を形成し、これら層を1層ずつ順次前
    記工具の軸方向に沿って加工する等高線工具軌跡である
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の3次元製品作成
    方法。
  10. 【請求項10】 前記等高線工具軌跡は、前記3次元製
    品加工用モデルに対して所定の値のオフセットを含んだ
    形状に加工することを特徴とする請求項12記載の3次
    元製品作成方法。
  11. 【請求項11】 3次元製品モデルを複数のサポートを
    介してフレームに支持する3次元製品加工用モデルを作
    成する3次元製品作成装置において、 前記3次元製品モデルに関連する加工機データ、工具デ
    ータ及び前記3次元製品モデルのテンプレートが格納さ
    れたデータベースと、 このデータベースから前記加工機データ、前記工具デー
    タ及び前記テンプレートを読み込んで初期値データを設
    定する初期値データ設定手段と、 前記初期値データに基づいて前記フレームを作成するフ
    レーム作成手段と、 前記初期値データに基づいて前記フレームに対して複数
    の前記サポートを作成すべき各サポート位置を配置する
    サポート配置手段と、 前記初期値データに基づいて複数の前記サポート位置に
    おいてそれぞれ前記サポートの断面を作成し、このサポ
    ート断面を前記3次元製品モデルに延ばして前記サポー
    トを作成するサポート作成手段と、 前記フレームと複数の前記サポートと前記3次元製品モ
    デルとをマージして、一方の加工方向側から加工するた
    めの第1の加工用データモデルを作成し、かつ他方の加
    工方向側から加工するための第2の加工用データモデル
    を作成する加工用データモデル作成手段と、を具備した
    ことを特徴とする3次元製品作成装置。
  12. 【請求項12】 3次元製品モデルの3次元製品加工用
    モデルのNCデータに従ってNC加工機を動作制御し、
    このNC加工機により被加工物を加工して3次元製品を
    作成する3次元製品作成装置において、 前記NCデータのうち前記3次元製品加工用モデルの凹
    側形状の前記NCデータに従ってNC加工機を動作制御
    して前記被加工物を加工する第1の加工制御手段と、 前記NCデータのうち前記3次元製品加工用モデルの凸
    側形状の前記NCデータに従ってNC加工機を動作制御
    して前記被加工物を加工する第2の加工制御手段と、を
    具備したことを特徴とする3次元製品作成装置。
  13. 【請求項13】 3次元製品モデルの3次元製品加工用
    モデルのNCデータに従ってNC加工機を動作制御し、
    このNC加工機により被加工物を加工して3次元製品を
    作成する3次元製品作成装置において、 前記3次元製品モデルに関連する加工機データ、工具デ
    ータ及び前記3次元製品モデルのテンプレートが格納さ
    れたデータベースと、 このデータベースから前記加工機データ、前記工具デー
    タ及び前記テンプレートを読み込んで初期値データを設
    定する初期値データ設定手段と、 前記初期値データに基づいて前記フレームを作成するフ
    レーム作成手段と、 前記初期値データに基づいて前記フレームに対して複数
    の前記サポートを作成すべき各サポート位置を配置する
    サポート配置手段と、 前記初期値データに基づいて複数の前記サポート位置に
    おいてそれぞれ前記サポートの断面を作成し、このサポ
    ート断面を前記3次元製品モデルに延ばして前記サポー
    トを作成するサポート作成手段と、 前記フレームと複数の前記サポートと前記3次元製品モ
    デルとをマージして、一方の加工方向側から加工するた
    めの第1の加工用データモデルを作成し、かつ他方の加
    工方向側から加工するための第2の加工用データモデル
    を作成する加工用データモデル作成手段と、 前記第1及び第2の加工用データモデルに基づいてNC
    加工機を動作制御するNCデータを作成するNCデータ
    作成手段と、 前記NCデータのうち前記3次元製品加工用モデルの凹
    側形状の前記NCデータに従って前記NC加工機を動作
    制御して前記被加工物を加工する第1の加工制御手段
    と、 前記NCデータのうち前記3次元製品加工用モデルの凸
    側形状の前記NCデータに従って前記NC加工機を動作
    制御して前記被加工物を加工する第2の加工制御手段
    と、を具備したことを特徴とする3次元製品作成装置。
  14. 【請求項14】 3次元製品モデルを複数のサポートを
    介してフレームに支持する3次元製品加工用モデルを作
    成させるコンピュータにより読み取り可能な3次元製品
    加工用モデル作成プログラムであって、 データベースに格納されている前記3次元製品モデルに
    関連する加工機データ、工具データ及びテンプレートに
    基づいて初期値データを設定させるステップと、 前記初期値データに基づいて前記フレームを作成させる
    ステップと、 前記初期値データに基づいて前記フレームに対して複数
    の前記サポートを作成すべき各サポート位置を配置させ
    るステップと、 前記初期値データに基づいて複数の前記サポート位置に
    おいてそれぞれ前記サポートの断面を作成させ、このサ
    ポート断面を前記3次元製品モデルに延ばして前記サポ
    ートを作成させるステップと、 前記フレームと複数の前記サポートと前記3次元製品モ
    デルとをマージして、一方の加工方向側から加工するた
    めの第1の加工用データモデルを作成させ、かつ他方の
    加工方向側から加工するための第2の加工用データモデ
    ルを作成させるステップと、を有することを特徴とする
    3次元製品加工用モデル作成プログラム。
  15. 【請求項15】 3次元製品モデルの3次元製品加工用
    モデルのNCデータに従ってNC加工機を動作制御し、
    このNC加工機により被加工物を加工して3次元製品を
    作成させるコンピュータにより読み取り可能な3次元製
    品加工用モデル作成プログラムであって、 前記NCデータのうち前記3次元製品加工用モデルの凹
    側形状の前記NCデータに従ってNC加工機を動作制御
    して前記被加工物を加工させるステップと、 前記NCデータのうち前記3次元製品加工用モデルの凸
    側形状の前記NCデータに従ってNC加工機を動作制御
    して前記被加工物を加工させるステップと、を有するこ
    とを特徴とする3次元製品加工用モデル作成プログラ
    ム。
  16. 【請求項16】 請求項14記載の3次元製品加工用モ
    デル作成プログラムと、このプログラムの実行の後に起
    動される請求項15記載の3次元製品加工用モデル作成
    プログラムとからなることを特徴とする3次元製品加工
    用モデル作成プログラム。
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