JPH01215571A - 媒体発行処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、金融機関等において通帳や証書、磁気カード
等の媒体を発行するための媒体発行処理装置に関する。

（従来の技術） 第２図に、従来一般に採用されている金融機関等におけ
る媒体発行処理システムの構成図を示した。

図において、センター１には、通信回線１ａを介して各
銀行の支店等に設置された端末制御装置２が接続されて
いる。この端末制御装置２には、ネットワーク２ａを介
して何台かの窓口装置３が接続されている。又、このネ
ットワーク２ａには、媒体発行処理装置４が接続されて
いる。

第３図に、この媒体発行処理装置の一例の外観斜視図を
示した。

この装置は、本体１０の内部にプリンタ１１、カセット
１２及びホッパ１６によりを内蔵しており、上面にはキ
ーボード１３、デイスプレィ１４及び媒体排出口１５を
備えている。このカセット１２には各種の通帳や証書等
が収容されており、上位装置の指示によってその一部が
ホッパ１６により引き出され、プリンタ１１において必
要事項がプリントアウトされ、媒体排出口１５に出力さ
れる。キーボード１３及びデイスプレィ１４は、オペレ
ータがこの装置を操作する場合に使用するためのもので
ある。

再び、第２図のシステム構成図に戻ると、例えば窓口装
置３においてオペレータが顧客と応対しながら新たな口
座を開設し、通帳の作成作業指示を入力すると、そのデ
ータが端末制御装置２を通じてセンター１のホストコン
ピュータに出力される。すると、そのホストコンピュー
タは、そのデータを基に通帳発行指示を端末制御装置２
を通じて、媒体発行処理装置４に向けて出力する。媒体
発行処理装置４は、この指示に基づいて必要な通帳を取
り出し、先に説明した要領で通帳の発行を行なう。

（発明が解決しようとする課題） ところで、この第２図に示したような媒体発行処理シス
テムにおいて、１つの発行指示が媒体発行処理装置４に
入力した場合、通常その発行処理が完了するまでは、新
たな媒体発行指示を受は付けることができない。

第４図にはそのような従来装置の動作を示す。

先ず、上位局が発行指示（１）を媒体発行処理装置に対
して出力した場合、発行動作（１）が開始される。しか
し、この発行動作（１）が終了するまでに次の発行指示
（２）が上位局から出力されたとしても、この指示は媒
体発行処理装置では受けつけられない。従って上位局は
、その後再び同一の発行指示（２）を媒体発行処理装置
に対して出力する。ここで、先の発行動作（１）が完了
していれば、この発行指示（２）が受は入れられて次の
発行動作（２）が開始される。

従って、第４図の上方に示したように、発行動作（１）
中に発行指示（２）が出力され、これが受は付けられな
かった場合には、上位局はその媒体発行の要求元、即ち
第２図に示したいずれかの窓口装置３に対し発行不可の
応答を出すか、あるいはその要求元の指示を記憶してお
き、適当な時間経過後に再度発行指示を出力するといっ
た制御を必要とした。しかし、このような制御は非常に
煩雑になり、上位局や窓口装置の負担が増加するという
難点があった。

本発明は以上の点に着目してなされたもので、上位局が
媒体発行処理装置の発行動作を意識することなく随時発
行指示を出力することができ、又、その媒体発行処理装
置の発行指示の受は付は及び処理状況を認識して処理経
過を確認することができる媒体発行処理装置を提供する
ことを目的とするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明の媒体発行処理装置は、上位局の指示に基づいて
所定の媒体を発行する媒体発行手段と、前記上位局の媒
体発行指示を複数記憶することのできる指示記憶手段と
、この指示記憶手段から前記媒体発行指示を読み出して
、前記媒体発行手段の媒体発行動作を制御する媒体発行
制御手段と、前記媒体発行指示の指示記憶手段への記憶
動作終了時と前記媒体発行手段の媒体発行動作終了時に
前記上位装置に対して処理通知を出力する処理通知手段
とを有することを特徴とするものである。

（作用） 上記の装置は、上位局からの媒体発行指示を複数記憶す
ることができる指示記憶手段を備えている。従って、上
位局が次々と媒体発行指示を出力したとしても、これを
媒体発行処理装置の側で保存しておくことができる。そ
して、媒体発行処理装置は、この指示記憶手段から順次
媒体発行指示を読み出して媒体発行動作を実行する。又
、上位局に対しこの指示を確実に受は付けたという通知
と、媒体発行処理を終了したという通知を出力する。こ
れによって上位局は、先に出力した媒体発行指示に基づ
く処理が、正常に媒体発行処理装置においてなされてい
ることを認識することができる。

（実施例） 以下、本発明を実施例を用いて具体的に説明する。

第１図は、本発明の媒体発行処理装置の実施例を示すブ
ロック図である。

この媒体発行処理装置２０は、上位局３０に接続されて
おり、指示記憶手段２１と媒体発行制御手段２２と媒体
発行手段２３と処理通知手段２４とを備えている。又、
第３図に示したものと同様に、プリンタ１１、ホッパ１
６、カセット１２、キーボード１３及びデイスプレィ１
４を備えた構成とされている。

上記指示記憶手段２１は、半導体記憶装置あるいは磁気
ディスク等の記憶装置から構成され、上位局３０から出
力される媒体発行指示を複数格納することができる容量
を持っている。

第５図に、そのような指示記憶手段２１の内容を示した
。

即ちここには、媒体発行指示（１）から（２）・・・（
Ｎ、　）までＮ個の媒体発行指示が格納されるよう構成
されている。この媒体発行指示の内容は、例えば発行す
べき通帳の種類とそこに記入すべき特定のデータ等を含
むものである。

媒体発行制御手段２２は、マイクロプロセッサ等から構
成され、この指示記憶手段２１に入力された媒体発行指
示を１つずつ順に読み出して、媒体発行手段２３に対し
発行処理を指示する回路である。この媒体発行制御手段
２２には、オペレータがその他の指示を入力するための
キーボード１３や、その指示内容等を確認するためのデ
イスプレィ１４等が接続されている。

又、媒体発行手段２３は、装置のプリンタ１１やホッパ
１６を制御するための回路で、これもマイクロプロセッ
サ等から構成される既知の回路である。この回路は、媒
体発行制御手段２２から、例えば発行すべき通帳の種類
を指定されると、該当するカセット１２を選択してそこ
から通帳をプリンタ１１までホッパ１６により送り出す
。そして、媒体発行制御手段２２から受は入れた記録情
報をプリンタ１１に出力し、プリンタ１１を制御して必
要な印字を行ない、第３図に示した媒体排出口１５に排
出させるようにする。

又、処理通知手段２４はインタフェース等から構成され
、指示記憶手段２１に媒体発行指示が記憶される都度、
媒体発行制御手段２２が出力する所定の制御信号を受け
て、上位局３０に対し指示記憶動作終了の処理通知を出
力する。又、媒体発行制御手段２２が所定の媒体発行指
示を読み取って、媒体発行手段２３に対しその処理を実
行させ、その処理が完了した時、上位局３０へ向けて発
行処理終了の処理通知を出力するよう動作する回路であ
る。

以上の構成の本発明の装置は具体的に次のように動作す
る。

第６図は、本発明の装置の動作を示す説明図である。

図において、上位局が媒体発行処理装置に対し発行指示
（１）を出力すると、その発行指示（１）は、第１図に
示した指示記憶手段２１に格納される。この発行指示（
１）の記憶動作が完了すると、第１図に示した処理通知
手段２４から、その発行指示を記憶した旨の処理通知（
１）が上位局に向けて出力される。その後、媒体発行制
御手段２２はこの発行指示（１）を読み取って、媒体発
行手段２３に対し媒体の発行の動作制御を行なう。

この媒体発行動作中に、上位局から再び発行指示（２）
が入力すると、その媒体発行指示（２）は指示記憶手段
２１に格納される。そして、先と同様に発行指示の記憶
動作終了後、その処理通知（２）を上位局に対して出力
する。そしてこの段階では、まだ発行動作（１）が完了
していないため、媒体発行制御手段２２は発行指示（２
）の読み取りを一時待機する。そして、媒体発行手段２
３が発行指示（１）に基づく媒体の発行処理を完了する
と、上位局に対し発行終了の処理通知（１）を出力する
。これは、媒体発行制御手段２２が処理通知手段２４を
通じて上位局３０に向けて出力する。

発行動作（１）が完了すると、媒体発行制御手段２２は
指示記憶手段２１から媒体発行指示（２）を読み取って
、発行動作（２）を開始するよう媒体発行手段２３を制
御する。この発行動作（２）が終了したとき、再び処理
通知手段２４から発行終了の処理通知（２）が上位局に
対して出力される。指示記憶手段２１に、それ以上の発
行指示が格納されていない場合にはこれで全ての処理が
完了する。

第７図と第８図には、この、ような処理のより具体的な
フローチャートを図示した。

即ち、プロセス１及びプロセス２はプログラムであり、
これら各プロセスは並行に動作を行なう。先ず、プロセ
ス１においては、上位局より発行指示が受信され（ステ
ップＳ１）、指示記憶手段２１に対してその発行指示が
記憶される（ステップＳ２）。そして、発行指示受信を
プロセス２に通知する（ステップ５３）０次いで、上位
局に対し発行指示の記憶が完了したことを通知する（ス
テップＳ４）。プロセス２においては、プロセス１にお
いて発行指示の受信通知があったか否かを監視する（ス
テップＳ５）、そして、発行指示の受信通知があった場
合、指示記憶手段２１から発行指示を取り出す（ステッ
プＳ６）。次に、その発行指示に基づいて媒体発行処理
が実行される（ステップＳ７）。その媒体発行処理が完
了すると、上位局に媒体発行処理結果を通知しくステッ
プＳ８）、再びプロセス１からの受信通知の有無を監視
するステップＳ５に戻る。

以上のように、上位局との通信と媒体発行動作とが並行
して実行される。

尚、第７図に示したプロセス１において、上位局から連
続的に幾つかの発行指示を受は取った場合には、ステッ
プＳ３において、例えばその旨のフラグを立て、プロセ
ス２に対して更に処理すべき媒体発行指示が受信されて
いることを知らせるようにすればよい。

本発明は以上の実施例に限定されない。

媒体発行制御手段２２や媒体発行手段２３及び処理通知
手段２４等は、適宜同様の機能を持つ一体の、あるいは
更に分割した機能ブロックに置き換えて差し支えない。

又、媒体発行指示の内容等は、発行すべき媒体の種類や
その処理の内容に応じて適宜選定して差し支えない。又
、発行指示を記憶した通知や発行処理の完了した通知を
上位局に対して出力するタイミングは、上位局の動作に
支障のない限り、例えば第６図に示すように発行指示を
受信し、これを記憶した時に本発明の装置が自動的に上
位局に指示の記憶処理通知を送出したり、又、図示して
はいないが、上位局より装置の状態を通知すべき指示を
受けた時に指示の記憶処理通知を送出する等、適宜任意
のタイミングに選定して差し支えない。又、上位局がホ
ストコンピュータである例を持って説明したが、例えば
第２図に示した端末制御装置や複数の窓口装置であって
も差し支えない。

（発明の効果） 以上説明した本発明の媒体発行処理装置によれば、媒体
発行処理中においても上位局から複数の媒体発行指示を
受信することができる。又、その媒体発行指示を受は付
けた通知や媒体発行処理が完了した通知を上位局に行な
うようにしたので、上位局の制御が容易で媒体発行状態
を正確に把握することができ、上位局の負担を軽減し、
かつ上位局との通信と媒体発行動作とを並行して行わせ
ることができるため効率の良いシステムの運用を図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の装置の実施例を示すブロック図、第２
図は従来一般に採用されている媒体発行処理システムの
構成図、第３図は一般の媒体発行処理装置の構成を示す
斜視図、第４図は従来の装置の動作の説明図、第５図は
本発明の装置の指示記憶手段の内容を示す説明図、第６
図は本発明の装置の動作説明図、第７図及び第８図は本
発明の装置の動作を示すフローチャートである。 １１・・・プリンタ、１２・・・カセット、１３・・・
キーボード、１４・・・デイスプレィ、１５−・・媒体
排出口、１６・・・ホッパ、２０・・・媒体発行処理装
置、２１・・・指示記憶手段、２２・・・媒体発行制御
手段、２３・・・媒体発行手段、２４・・・処理通知手
段、３ｏ・・・上位局。 本発明の装置の実施例ゾロツク図 第１図 第２図 本発明のｖｔ置の切外 第６図 本発明の装置の動作フローチャート 第７図 、本発明り褒１１の輸フローチャート 第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 上位局の指示に基づいて所定の媒体を発行する媒体発行
   手段と、 前記上位局の媒体発行指示を複数記憶することのできる
   指示記憶手段と、 この指示記憶手段から前記媒体発行指示を読み出して、
   前記媒体発行手段の媒体発行動作を制御する媒体発行制
   御手段と、 前記媒体発行指示の指示記憶手段への記憶動作終了時と
   前記媒体発行手段の媒体発行動作終了時に前記上位装置
   に対して処理通知を出力する処理通知手段とを有するこ
   とを特徴とする媒体発行処理装置。