JPH01215218A - 三つ組の草刈り機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はリール型の草刈り機に関し、特にゴルフコース
のグリーンの芝を刈るのに適した自走式の三つ組の（即
ち、三つのリールを備えた）草刈り機に関する。

（従来技術及びその問題点） 三つ組の草刈り機でゴルフコースのグリーンの芝を刈る
方法では、グリーンの周縁の芝を円周方向に刈り、それ
と前後してグリーンの芝を直線的に平行に往復して前後
に刈っていく。

従来、リールは草刈り機の中心線に関して対称的に配置
してあった。グリーンエツジは常に同じ位置に位置させ
ておく必要があるので、このような草刈り機でグリーン
の周縁の芝を円周方向に刈ると、そのたび毎に、草刈り
機の駆動及び操縦車輪は同じ軌道を通り、その結果、そ
の軌道に相当するグリーンの芝のみが不当にコンパクト
（芝の目の詰った状態）になってしまう、このような芝
の局部的な目詰まり状態は、グリーンの芝を往復して刈
っていく場合にも避けねばならず、そのためには、オペ
レータ即ち芝刈り作業者は、作業開始位置を変えたり、
各往復芝刈り繰作毎に往復芝刈りの角度方向を変えたり
して、駆動及び操縦車輪が同じ軌道を通らないように注
意しなければならなかった。

（発明の目的） 本発明の一般的な目的は、グリーンの周縁の芝を円周方
向に刈ってい（場合にも、グリーンの芝を横断して往復
し平行に刈っていく場合にも、車輪の軌道による芝の目
詰まり状態の発生を容易に解消できるように配置したリ
ールユニットを有する三つ組の自走式草刈り機を提供す
ることである。

本発明の更に具体的な目的は、グリーンの周縁の芝を刈
る方向を変えたときに車輪が別の軌道を通るようにする
ため、草刈り機の中心線に対して少なくとも車輪の幅だ
け互いに異なる位置に草刈り機の両側のリールを位置さ
せるように、草刈り機の中心線に関して非対称的に配置
したリールユニットを有するトリプル自走式草刈り機を
提供することである。

（発明の構成及び作用効果） 上記目的は、前車輪及び後車輪のうちの１つの車輪の幅
の少なくとも半分に等しい距離だけ、草刈り機の中心線
に関してオフセットした状態で各草刈りユニットを非対
称的に配置した草刈り機を提供することにより、達成さ
れる。

すなわち、本発明に係る草刈り機を同一の草刈り経路に
沿ってそれぞれ反対の方向に前進（往復）させれば、前
車輪及び後車輪は往路及び復路によづて異る軌道を通る
ことになり、従って、上述した如き芝の目詰りの問題が
解消されることになるのである。

（実施例） 図を参照して説明すると、三つ組の自走式草刈り機、特
にグリーンの芝刈りＩａｌｏは、左右の駆動前車輪１４
．１６と操縦後車軸１８とに支持されたメインフレーム
１２を有する。単一個のそれぞれの前車輪及び後車輪の
代りに、それぞれの前車輪や後車輪１４．１６．１８を
複数個の車輪で構成してもよいことは言うまでもない、
草刈り機１０は後車輪１８の前方でメインフレームＩ２
上に位置しエンジン２２を包囲するエンジン区画２０を
具備する。オペレータの座席２４を前車輪１４．１６間
でメインフレーム１２上に配置する。プラットホーム２
６をメインフレーム１２から前方に片持ち梁式に設け、
その前端にペデスタル２８を支持する。オペレータが操
作する操縦ハンドル組立体３０をペデスタル２８に装着
し、オペレータによるその操縦を容易にする。

同型の左右の前部草刈りユニッ）３２．３４及び中央の
後部草刈りユニット３６をそれぞれメインフレーム１２
に装着し、これらの草刈りユニットによって、車輪によ
り折曲げられる前に草を所定の高さに刈るように車輪１
４．１６．１８の前方でそれぞれの経路の草を刈る。各
草刈りユニットは装着ペイル４０を備えたフレーム３８
を有する。各フレーム３８は前部及び後部のローラ４２
．４４をそれぞれ担持し、またこれらローラ間に位置し
た切断リール４６をも担持する。草刈りユニット３２．
３４は左右に突出した支持アーム４８．５０によりメイ
ンフレーム１２にそれぞれ結合されている。アーム４８
．５０の内端はそれぞれメインフレーム１２に装着され
ていて、草刈り機の長手方向中心線ａから右方にオフセ
ットしたフレームの前方下方位置に位置した結合構造体
５２により画定された水平な長手方向の軸線のまねりで
垂直枢動できるようになっている。アーム４８．　　　
　“５０の外端は円筒状ソケット５４．５６によりそれ
ぞれ画定され、それぞれ長手方向中心線ａに平行な長手
方向軸線を冑する。草刈りユニット３２．３４はそれぞ
れ、ソケット５４．５６に枢支されたステム６０と、リ
ール４６の両端から等距離に位置するようにペイル４０
の中間点にピン６４により接続されたクレビス６２とを
有する同型の回り継手５８により、アーム４８゜５０に
連結しである。草刈りユニット３６は、車輪１４゜１６
の後周縁に対し接線方向に延びた横方向垂直平面近傍に
位置したピボット連結部６８により画定された水平横軸
のまわりで垂直枢動するように前端をメインフレームに
接続した８字状の後部支持アーム６６を介して、メイン
フレーム１２に接続されている。支持アーム６６は、ア
ーム４８．５０のソケット５４、５６と同様な包位に向
いて位置し中心線ａから右方にオフセットしたソケット
７０を担持している。

別の回り継手５８のステムはソケット７０に枢支され、
そのクレビスは後部草刈りユニット３６のフレームの装
着ペイル４０の中間点に接続している。

図示の草刈りユニット３２．３４．３６は下降した作業
位置にあり、前方に草をまっすぐ刈ってい（ように方位
法めされている。液圧シリンダの如き動力カリフト手段
（図示せず）がメインフレームと草刈りユニット支持ア
ーム４８．５０．６６とを接続していて、支持アームを
選択的に持ち上げ、対応する草刈りユニットをその作業
位置から上昇させることができる。

次に、第２図を参照して本発明の詳細な説明する。草刈
りユニット３２．３４．３６は、草刈り機の中心線ａに
関して非対称的に位置しているが、後部草刈りイニット
３６の中央を通り距離ｄだけ中心線ａの右方ヘオフセッ
トした長手方向の線Ｃに関して対称的に位置している。

図示のオフセット距離ｄは車輪の幅の半分に等しく、長
手方向の線Ｃは後車輪１８の右側面７２に整合し、右側
及び左側の前部草刈りュニッ）３２．３４の中央をそれ
ぞれ通る同様な長手方向の線ｒ、Ｉｔは前車輪１４．１
６の右側面７４゜７６にそれぞれ整合している。オフセ
ット距離ｄは少なくとも図示の値（車輪幅の＋Ａ）にす
べきであるが、切断リールが適当に重なり車輪のたどる
べき経路（軌道）から草を刈るような寸法を有する限り
、上記値より大きくてもよい。

次に、グリーンの芝を刈る草刈り機１０の作動を説明す
る。グリーンはその周縁のまわりで草刈り機を右まわり
に走行させることはより既に右まわりの芝刈りが済んで
おり、今度はグリーンの周縁のまわりでの円周方向の芝
刈り操作によりグリーンの芝を左まわりに刈るものと仮
定すると、オペレータはグリーンのまわりを左まわりに
走行するように草刈り８１１０を位置決めする０次いで
、右側の前部草刈りユニット３２のリール４６の右端を
グリーンの刈込んだ芝の緑に位置決めし、先の右まわり
の芝刈り操作の際に左側前車軸１６が通った軌道に隣接
する軌道を右側前車軸１４が通るようにする。

従って、対称的に配置した草刈り機での芝刈り操作の場
合とは異なり、車輪は各芝刈り操作において同じ軌道を
通らない。このため、従来の草刈り機によって生じるよ
うな圧縮され芝目の詰った軌道跡は殆ど発生しない。グ
リーンに対する円周方向の芝刈りが完了した後、平行な
直線経路に沿ってグリーン上で草刈り機を前後に駆動す
ることにより、直線的な往復操作でグリーンの芝を刈る
。

この場合も、草刈りユニットがオフセットしていｊ　　
　　　　　　　　　るので、先の芝刈り操作の際に駆動
した方向とは反対の方向に草刈り機を駆動して次の芝刈
り操作を行うときには、車輪は先の車輪軌道とは別の軌
道を通ることとなる。従って、作業開始位置や芝刈りの
角度方向を同じ状態に保持しておいても構わず、それ故
オペレータにとっては草刈り作業が一層簡単になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理に従い構成した三つ組の草刈り機
の倒立面図、 第２図はリールユニットの詳細を省略して示した第１図
の草刈り機の平面図である。 符号の説明 １０・・・草刈り機　　　　　　１２・・・メインフレ
ーム１４、１６・・・前車輪　　　　　１８・・・後車
輪３２、３４・・・前部草刈りユニット ３６・・・後部草刈りユニッ）　　４６−・・切断リー
ルａ・・・草刈り機の中心線 （外４名）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、草刈り機の長手方向中心線に関して対称に位置した
   一対の前車輪及び一つの後車輪に支持されたメインフレ
   ームと、前記一対の前車輪及び後車輪の前方で作動する
   ようにそれぞれ前記メインフレームに装着され、対をな
   す該前車輪の外面間の距離よりも少なくとも若干幅広い
   刈幅で草を刈るように重ねられた３つの草刈りユニット
   とを備えた三つ組の自走式草刈り機において、 所定の刈幅で草を刈るのに当該草刈り機の草刈り方向を
   変えたときに、前記前車輪及び後車輪がそれぞれ別の軌
   道を通るようにするため、これら車輪のうちの１つの車
   輪の幅の少なくとも半分に等しい距離だけ、該草刈り機
   の中心線に関してオフセットした状態で前記各草刈りユ
   ニットを非対称的に配置したことを特徴とする草刈り機
   。 ２、草刈り機の長手方向中心線から等距離に位置した一
   対の前車輪、及び、該草刈り機の長手方向中心線上に位
   置した後車輪とにより支持されたメインフレームと、前
   記対をなす前車輪の前方でそれぞれ草刈りするように前
   記メインフレームに支持された一対の前部草刈りユニッ
   トと、前記後車輪の前方で草刈りするように前記メイン
   フレームに支持された後部草刈りユニットとを備え、該
   前部及び後部草刈りユニットが前記草刈り機の長手方向
   中心線の方向で見て重なっており、かつ該前車輪の外面
   間の距離よりも少なくとも若干幅広い総合刈幅を有する
   三つ組の自走式草刈り機において、 同一軌道に沿って前記前車輪及び後車輪を走行させるこ
   となく一定の経路に沿って前記草刈り機を両方向に作動
   可能とすべく、前記車輪のうちの１つの車輪の幅の少な
   くとも半分に等しい横方向距離だけ、該草刈り機の中心
   線に関して前記各草刈りユニットを非対称的に配置した
   ことを特徴とする草刈り機。 ３、草刈り機の直進前進期間中それぞれ平行な経路をた
   どる一対の左右の前車輪と１つの後車輪とにより支持さ
   れたメインフレームと、前記対をなす前車輪の前方でそ
   れぞれ草刈りするように前記メインフレームに支持され
   た一対の前部草刈りユニットと、前記後車輪の前方で草
   刈りするように前記メインフレームに支持された後部草
   刈りユニットとを備え、該前部及び後部草刈りユニット
   が前記経路の方向で見て重なっており、かつ該前車輪の
   外面間の距離よりも少なくとも若干幅広い総合刈幅を有
   する三つ組の自走式草刈り機において、 前記一対の前部草刈りユニット及び前記後部草刈りユニ
   ットが、それぞれ平行な線に沿って中心決めされており
   、かつ前記車輪のうちの１つの車輪の幅の少なくとも半
   分を越えない距離だけ、前記前車輪及び後車輪がたどる
   、前記平行な経路から第１方向に横方向へオフセットし
   ていることを特徴とする草刈り機。