JPH01128719A - コンバイン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンバインに関し、詳しくは、収穫時における
作業能率を向上させるための技術に関する。

〔従来の技術〕

コンバインでの収穫作業を例に挙げると、従来からのコ
ンバインで収穫作業を行う場合には、第８図に示す如く
圃場の枕地部分（Ｐｍ）　、　（Ｐｍ）の殻稈を予め刈
取ることで、この枕地部分（Ｐｍ）　。

（Ｐｍ）に車体の走行経路（Ｒｍ）　、　（Ｒｍ）を形
成し、収穫作業は同図に矢印で示す方向に車体を走行さ
せることで、゛枕地部分（Ｐｍ）　、　（Ｐｍ）に挟ま
れた圃場部分（Ｐａ）の殻稈を刈取るように行う。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、前述のように車体を走行させて収穫作業を行う
場合には、前記走行経路（Ｒｍ）　、　（Ｒｍ）を何度
も車体が走行するので枕地部分（Ｐｍ）　、　（Ｐｍ）
を荒らしてしまうばかりで無く、この走行経路（Ｒｍ）
　、　（Ｒｍ）を走行するに要する時間が無駄になって
作業能率を低下させる原因になっている。

そこで、圃場の畦際から圃場の中心方向に向は渦巻き状
に車体を走行させる、所謂、廻刈りを行うことも考えら
れるが、この廻刈りでは株間が揃った方向と不揃いの方
向とが交互に表れるため、株列に追従する走行を行い難
い面もあり、能率良く作業を行えるコンバインが望まれ
ている。

本発明の目的は、車体の合理的な改造によって、株列に
追従する車体走行を行い乍ら、しかも、高い能率を維持
して収穫作業を行うコンバインを構成する点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の特徴は、刈取前処理部及び、脱穀装置を備えた
作業フレームと、左右の走行装置、及び、これら走行装
置を独立に駆動する油圧モータを備えた走行フレームと
が、回転連結機構によって、縦向き軸芯周りで少な（と
も１８０度の旋回を行えるよう連結されると共に、前記
油圧モータ夫々に対する一対の油圧ポンプを作業フレー
ムに設け、走行フレームに対して作業フレームを所定の
旋回姿勢に設定した場合、及び、この旋回姿勢から１８
０度旋回した旋回姿勢に設定した場合の夫々の場合にお
いて、一対の油圧ポンプから左右の油圧モータに対する
作動油の流路を、左右入れ替える油圧ジヨイントが前記
回転連結機構の軸芯と同軸芯上に設けられて成る点にあ
り、その作用、及び効果は次の通りである。

〔作　用〕

上記特徴を例えば第１図、第２図、第６図に示すように
構成すると、収穫作業を行う場合には第７図に示す如く
、圃場の枕地部分（Ｐｍ）　、　（Ｐｍ）を予め刈取り
、この枕地部分（Ｐｍ）　、　（Ｐｍ）に挟まれる圃場
部分（Ｐａ）の殻稈を刈取る際には、まず車体を経路（
Ｒａ）に従って直進走行させると共に、車体が枕地部分
（Ｐｍ）　、　（Ｐｍ）に達すると、作業フレーム（６
）を１８０度旋回しせ、かつ、走行フレーム（１２）を
逆行させ乍ら、走行経路（Ｒｈ）を刈取幅だけ横方向に
ずらせるだけで従来のように枕地部分（Ｐｍ）に何度も
車体を走行させること無く、収穫作業を再開できること
になる。

又、この作業フレーム（６）の旋回時には、左右の走行
用の油圧モータ（７）　、　（７）に対する油圧ポンプ
（２５）　、　（２５）からの作動油の流路が入れ替わ
り、操向レバー（２４）の操作方向に対する操向制御感
覚を一定に維持し乍ら作業を行えることになる。

〔発明の効果〕

従って、走行系と収穫作業系とを旋回可能に連結し、旋
回と連係して走行駆動用の作動油の流路を左右入れ替え
るという改造によって、株列に追従するよう車体を走行
させて収穫を行う場合でも、高い効率を維持し、かつ、
作業フレームを旋回させても操向操作の感覚を変化させ
ることの無いコンバインが構成されたのである。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図乃至第５図に示すように複数の引起し装置（１）
・・、バリカン型の刈取装置（２）、刈取殻稈を送る搬
送装置（３）等で成る刈取前処理部（Ａ）及び搬送装置
（３）からの刈取殻稈が受渡されるフィードチェーン（
４）、扱胴（５）等で成る脱穀装置（Ｂ）夫々゛を作業
フレーム（６）に備えると共に、油圧モータ（７）、減
速ケース（８）、駆動スプロケット（９）、多数の遊転
輪（１０）・・、クローラヘルド（１１）等で成る走行
装置（Ｃ）を走行フレーム（１２）の左右両側に備え、
作業フレーム（６）と走行フレーム（１２）とを回転連
結機構（Ｄ）によって縦向き軸芯（Ｙ）周りで１８０度
以上旋回可能に連結してコンバインが構成されている。

第５図に示すように前記作業フレーム（６）は、前後向
きフレーム（６ａ）と左右向きフレーム（６ｂ）とを多
数連結して構成され、この作業フレーム（６）には第２
図に示す如く、エンジン（１３）、このエンジン（１３
）からの動力で駆動される二連ポンプ（Ｐ）、エンジン
（１３）の上方に配置した運転座席（１４）、運転座席
（１４）の後方に配置したグレンタンク（１５）夫々が
備えられ、前記走行フレーム（１２）は、回転連結機構
（Ｄ）を囲むよう矩形に形成された支持フレーム（１２
ａ）と、駆動スプロケット（９）、遊転輪（ｌＯ）・・
夫々を支持するトラックフレーム（１２ｂ）と、これら
を連結する脚状の連結フレーム（１２ｃ）とで構成され
、前記回転連結機構（Ｄ）は作業フレーム（６）側に取
付けられたプレート（１６）、リング状部材（１７）と
、走行フレーム（１２）側に取付けられた支持部材（１
８）、リングギヤ（１９）とで構成され、作業フレーム
（６）を旋回させるため、リングギヤ（１９）に噛合す
るピニオンギヤ（２０）と、減速ケース（２１）と油圧
モータ（２２）とで成る旋回駆動機構が作業フレーム（
６）の側に設けられている。

又、回転連結機構（Ｄ）の縦向き軸芯（Ｙ）と同軸芯上
に油圧ジョインＩ−（２３）が配置され、作業フレーム
（６）の側の圧油はこの油圧ジヨイント（２３）を介し
て前記走行用の油圧モータ（７）　、　（７）に供給さ
れるようになっている。

即ち、このコンバインに備えられる油圧回路は第１図の
ように表され、前記二連ポンプ（Ｐ）は第２図に示す如
く前記運転座席（１４）の前方に配置された操向レバー
（２４）と連係し、かつ、その吐出量を変化させる２つ
の可変容量形の油圧ポンプ（２５）　、　（２５）と１
つの定容量ポンプ（２６）とで成り、夫々の油圧ポンプ
（２５）　、　（２５）からの作動油は夫々とも一対の
第１流路（２７）　、　（２７）を介して前記油圧ジヨ
イント（２３）に送られ、この油圧ジヨイント（２３）
と前記走行用の油圧モータ（７）　、　（７）との間に
も夫々一対の第２流路（２８）。

（２８）が形成されている。

又、この油圧ジヨイント（２３）は、走行フレーム（１
２）に対して作業フレーム（６）が１８０度旋回した姿
勢毎に、所定の側の油圧ポンプ（２５）からの作動油の
供給される油圧モータ（７）が左右切換えられるよう切
換弁の機能を有し、作業フレーム（６）がいずれの方向
に設定された場合でも前記操向レバー（２４）の操作方
向と操向方向とが一致するように構成されている。

又、定容量ポンプ（２６）からの作動油は第１切換弁（
２９）及び一対の油路（３０）を介して前記旋回用の油
圧モータ（２２）、及び、第２切換弁（３１）及び一対
の油路（３２）を介して刈取前処理部（Ａ）を駆動する
油圧モータ（３３）　（油圧回路図のみに表記しである
）夫々に供給されるようになっている。

尚、前記油圧ジョイン）　（２３）の構造の概要は第６
図のように表され、この油圧ジヨイント（２３）は作業
フレーム（６）の側に固定される第１部材（２３ａ）と
、走行フレーム（１２）の側に固定され、部材（２３ａ
）に内嵌する第２部材（２３ｂ）とで成り、第１部材（
２３ａ）には前記第２部材（２３ｂ）を内嵌する空間と
第１部材（２３ａ）の外壁との間に亘り、前記縦向き軸
芯（Ｙ）を挟んで対向するよう上下に一対の案内路（３
４）　、　（３４）が形成され、第２部材（２３ｂ）に
は所定の回転位相、及びこの回転位相から１８０度変位
した回転位相においてのみ、案内路（３４）　、　（３
４）と第２部材（２３ｂ）の下部のホード（３５）・・
との間を連通させるよう一対の連結路（３６）　、　（
３６）が形成されることで、同図に示す如く案内路（３
６）　、　（３６）と連通ずる第１流路（２７）　、　
（２７）、及び、ボート（３５）・・に接続する第２流
路（２Ｂ）　、　（２８）夫々を、第１．第２部材（２
３ａ）。

（２３ｂ）間において所定の回転位相で連通させ、かつ
、この回転位相から１８０度変位した位相で切換えて連
通させるようになっている。

〔別実絶倒〕

本発明は上記実施例以外に、例えば、走行装置を多輪型
に構成し、油圧ジヨイントにおける流路の切換のための
構造として油圧ジヨイントの内部に、スプール型の弁体
を内装し、旋回作動を電動モータで行うよう構成する等
、種々に実施可能である。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るコンバインの実施例を示し、第１図
は該コンバインの走行用油圧系等を表す油圧回路図、第
２図は該コンバインの全体側面図、第３図は該コンバイ
ン下部の縦断正面図、第４図は旋回駆動系の断面図、第
５図は該コンバインの走行系、旋回系等を表す平面図、
第６図は油圧ジヨイントの概略斜視図、第７図は該コン
バインでの作業形態を表す平面図であり、第８図は従来
のコンバインでの作業形態を表す平面図である。 （６）・・・・・・作業フレーム、（７）・・・・・・
油圧モータ、（１２）・・・・・・走行フレーム、（２
３）・・・・・・油圧ジヨイント、（２５）・・・・・
・油圧ポンプ、（２８）・・・・・・流路、（Ａ）・・
・・・・刈取前処理部、（Ｂ）・・・・・・脱穀装置、
（Ｃ）・・・・・・走行装置、（Ｄ）・・・・・・回転
連結機構、（Ｙ）・・・・・・縦向き軸芯。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 刈取前処理部（Ａ）及び、脱穀装置（Ｂ）を備えた作業
   フレーム（６）と、左右の走行装置（Ｃ），（Ｃ）、及
   び、これら走行装置（Ｃ），（Ｃ）を独立に駆動する油
   圧モータ（７），（７）を備えた走行フレーム（１２）
   とが、回転連結機構（Ｄ）によって、縦向き軸芯（Ｙ）
   周りで少なくとも１８０度の旋回を行えるよう連結され
   ると共に、前記油圧モータ（７），（７）夫々に対する
   一対の油圧ポンプ（２５），（２５）を作業フレーム（
   ６）に設け、走行フレーム（１２）に対して作業フレー
   ム（６）を所定の旋回姿勢に設定した場合、及び、この
   旋回姿勢から１８０度旋回した旋回姿勢に設定した場合
   の夫々の場合において、一対の油圧ポンプ（２５），（
   ２５）から左右の油圧モータ（７），（７）に対する作
   動油の流路（２７），（２８）を、左右入れ替える油圧
   ジョイント（２３）が前記回転連結機構（Ｄ）の軸芯（
   Ｙ）と同軸芯上に設けられて成るコンバイン。