JPH01214347A - 超音波受波整相回路 - Google Patents

超音波受波整相回路

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JPH01214347A
JPH01214347A JP63040206A JP4020688A JPH01214347A JP H01214347 A JPH01214347 A JP H01214347A JP 63040206 A JP63040206 A JP 63040206A JP 4020688 A JP4020688 A JP 4020688A JP H01214347 A JPH01214347 A JP H01214347A
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Takao Tosen
東泉 隆夫
Toru Shimazaki
島崎 通
Yoshiro Iseki
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、リニアスキャン、セクタスキャン又はコンベ
ックススキャンに使用されるアレイ状微小娠動子からの
エコーの帰投時間に合わせて連続的に焦点及び開口を制
御する超音波受波整相回路に関する。
(従来の技術) 医用超音波診断装置の分野において、アレイ状微小撮動
子群からなる超音波探触子を備えて超音波の送受波を行
うときに、実時間性を保持しつつ、良好な指向性を得る
ために、1回の送信に対し、焦点及び開口を連続的に変
えながら受信する方法が開発されている。即ち、受信連
続ダイナミックフォーカス・アバ−チア法(以下、CD
AFと言う)であるが、その特徴はエコーの帰投時間に
合わせて連続的に焦点及び開口を制御し、受信中、常時
所望の位置に焦点を結ぶようにしている点にある。
第4図はCDAFを行う従来の超音波受波整相回路の概
念を示す構成図である。超音波受波整相回路は、端子1
〜13及び17〜19のラインに可変減衰器2〜23及
び27〜29を有する可変開口手段2と、端子11〜1
9の全ラインにディレーライン31〜39を有する可変
フォーカス手段3と、ステアリング用クロスポイントス
イッチ4と、整相用ディレーライン5とで構成される。
可変フォーカス手段3は端子15のラインのディレーラ
イン35が常に最大の遅延量を有し、全体での凸状の2
次関数形デイレーマツプを形成するようになっている。
可変開口手段2、可変フォーカス手段3、クロスポイン
トスイッチ4は超音波診断装置本体内の制御部(図示せ
ず)からの信号によって操作される。
以上の構成において、近距離フォーカス領域に対して、
可変減衰器2〜23及び2□〜29の減衰量が最大に設
定され(間口が狭くなる)、エコーの帰投時間に合わせ
て可変ディレーライン31〜39が連続的に一斉に可変
される。又、遠距離フォーカス領域に対して、各可変減
衰器21〜23及び27〜29の減衰量が最小に設定さ
れく開口が広くなる)、エコーの帰投時間に合わせて可
変ディレーライン3〜39が連続的に一斉にIIJ I
IIされる。可変フォーカス手段3の動作によって、デ
ィレーマツプでは第5図(a)に示す斜線Aの範囲で変
る。(a)において、破線Bで示す範囲はディレーマツ
プτが可変開口手段2によって制限されることを表わし
ている。上記ディレーマツプτの変化に従って焦点領域
は第5図(b) (F。
は固定弁、Flは最近フォーカス距離、F2は最遠フォ
ーカス距離)に示すようになる。即ち、受信中焦点は(
F  +  F  ) 〜(Fo+  F2 )間で連
続して結ばれる。
(発、明が解決しようとする課題) しかし、従来の超音波受波整相回路にあっては、ディレ
ーマツプの111rIAは可変ディレーライン31〜3
9を一斉に伸縮して行われるため、その可変範囲に制約
を受ける。従って、焦点領域が狭くなり、近距離から遠
距離まで均一な分解能を得ることが難しくなる。これを
解決するには、信号ライン毎にディレーラインの遅延量
を制御する方式が考えられるが、この方式は構成が複雑
になるうえに、コスト高を招く。又、従来の構成では、
可変フォーカス手段3は端子15に接続されるチャンネ
ルを、常に開口の中心にして受波するようになっている
ため、例えば端子1〜1.1〜16.13〜17・・・
に接続されるチャンネル5個ずつを順次駆動するリニア
スキャン又はコンベックススキャンを行う場合(各スキ
ャンの開口中心は端子1.14.15・・・に接続され
るチャンネルへと順次変る)、常に開口の中心で焦点を
形成することができないと言う問題がある。この問題点
は、チャンネルの切換えに合せて、可変ディレーライン
31〜39や可変減衰器21〜29の8徂を個々に制御
することにより解決されるが、制御系の数を多く必要と
し構成が複雑になる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その
目的は焦点領域を広く、かつ、リニアスキャン又はコン
ベックススキャンにおけるCDAFの制御を簡単に行え
る超音波受波整相回路を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成する本発明は、アレイ状微小振動子で受
波されたリニアスキャン又はコンベックススキャンによ
るエコー信号を、チャンネルの並べ変えをして後続手段
の所定のラインに与えるローテーションマトリックスス
イッチと、該スイッチの出力側にて、開口中央部を含む
その近傍のチャンネルに係る近距離用可変ディレーライ
ンと全てのチャンネルに係る遠距離用可変ディレーライ
ンとを直列接続してなる連続可変ダイナミックフォーカ
ス手段と、最近距離焦点における遅延量をオフセットと
して予め差引くディレーマツプを形成する固定遅延手段
と、連続可変ダイナミックフオふカス手段の出力側に設
置される連続可変開口手段とを備える構成となっている
(実施例) 以下、本発明について図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例の概念を示す構成図である。
第1図において、第4図に付した符号と同一のものは同
一意味で用いられている。
この実施例では、受波整相回路は32個のチャンネルに
接続される構成となっている。バッファアンプ11〜1
132は第4図で省略されていたちのである。バッファ
アンプ11 と112の出力はクロスポイントスイッチ
121で選択され、整相用1次ディレーライン131を
介して次段に与えられる。他のチャンネルにおいても、
バッフ7アンブが2個ずつまとめられ、上記と同じよう
に構成される。ディレーライン13〜1316の冬山カ
ラインは、リニアスキャン用ローテーションマトリック
ススイッチ14に接続される。ローテーションマトリッ
クススイッチ14は16本の出力ライン(チャンネル)
15〜1516を有する。近距離用可変ディレーライン
16〜164はチャンネル中央部を含むその近傍の各ラ
イン155〜1512にそれぞれに接続される。可変デ
ィレーライン162及び163は他のものよりも常時太
きい遅延量を有し、全体で凸状の略2乗関数のディレー
マツプを形成する。遠距離用可変ディレーライン171
〜178の中で、可変ディレーライン17〜176は可
変ディレーライン161〜16 に直列接続され、可変
ディレーライン171、17.177及び178はロー
テーションマトリックススイッチ14の出力側に直接接
続される。
ここで、可変ディレーライン17 及び175は他のも
のよりも常時大きい遅延量を有し、全体で凸状の略2乗
関数のディレーマツプを形成する。
上記の近・遠の両可変ディレーラインの直列構成により
、連続可変ダイナミックフォーカス手段が構成される。
各可変ディレーライン自体は可変容量ダイオード、イン
ダクタ及び整合抵抗で構成される。近距離用可変ディレ
ーラインの可変容量ダイオード及び整合抵抗は近距離用
制御回路によって、遠距離用のそれらは遠距離用制御回
路(いずれも図示せず)によって制御される( &11
 mは一つの共通バイアス電圧によって行われる)。連
続可変開口手段181〜188はFETで構成され、可
変ディレーライン17〜178とクロスポイントスイッ
チ4との間に設置される。こちらも一つの制御回路(図
示せず)からの信号によって制御される。該制御信号は
一つの外部信号をチャンネル中央に対し、対称に抵抗分
圧したバイアス電圧として与えられる。整相ディレーラ
イン5の出力側には、全体のエコー信号の時間ずれを補
償するだめの可変ディレーライン19が設置される。
ところで、上記構成において、端子11〜132と可変
ディレーライン19の出力端間に接続される各エレメン
トに基づいて形成される固定のディレーマツプが存在す
る(以下、この固定のディレーマツプを形成する手段を
固定遅延手段と言う)。
上記実施例における固定遅延手段は、連続可変ダイナミ
ックフォーカス手段による最近距離焦点の遅延[相]を
オフセットとして予め差引くディレーマツプを形成する
ようになっている。
以上の構成において、リニアスキャン又はコンベックス
スキャンの場合、動員されるチャンネルの切換えは表1
に示す(1) 、(2) 、・・・の順序で行われる。
表1は同時に動員されるチャンネル数が6個の場合を示
しており、端子符号をチャンネル符号として使用してい
る。
表1 (1):1.1.1.1.1.1 (2):1.14.16.18.11o1112(3)
 = 1 .1 .1 .1  、1 .1(4):1
.16.18.11o1112.114上記各スキャン
において、クロスポイントスイッチ12〜1216は、
常にスキャンにvJ員されているチャンネル側を選択し
、1次ディレーライン13〜1316に接続する。又、
ローテーションマトリックススイッチ14は動員される
チャンネルの中央部、即ち、表1の(1)の場合、チャ
ンネル1 及び1、(2)の場合、チャンネル16及び
1、(3)の場合、チャンネル17及び19一・・を可
変ディレーライン16 及び163 (中央に位置する
可変ディレーライン)に接続する。
一方、エコーの帰投時間に合せて(近距離フォーカス領
域から遠距離フォーカス領域にかけて)、可変ディレー
ライン161〜164.171〜178、連続可変開口
手段181〜188等は連続的に可変され、第2A図〜
第2C図に示すディレーマツプが形成される。第2A図
、第2B図及び第2C図は上記各可変ディレーライン、
固定遅延手段等による浅部(近距離フォーカス領域)、
中部(中距離フォーカス領域)及び深部(遠距離フォー
カス領域)のディレーマツプ図である。各図において、
(a)は遠距離用ディレーライン171〜178による
ディレーマツプM1、M2、(b)は近距離用ディレー
ライン161〜164によるディレーマツプM3 、M
4 、(C)は固定遅延手段によるディレーマツプM5
、(d)は上記3個のディレーマツプの合成ディレーマ
ツプM6、M7及びM8を表わす。ディレーラインM5
における切欠き部分く図の点線部分)はディレーライン
M4による最近距離焦点を形成する遅延量(=オフセッ
ト)を差引く量に設定されている。浅部から中部の領域
では、ディレーマツプM1を固定して、ディレーマツプ
M3はM4に可変される。これにより、合成ディレーマ
ツプM6は連続的変化の下でM7となる。中部から深部
の領域では、ディレーマツプM を固定して、ディレー
マツプM1はM2に可変され、合成ディレーマツプM7
は連続的変化の下でM8となる。上記のように、浅部→
中部→深部に対する焦点形成において、固定遅延部によ
り最近距離焦点を形成する遅延量はオフセットとして予
め差引かれており、エコー信号の帰投時間に合せて制御
される近距離用ディレーライン及び、遠距離用ディレー
ラインによって作成される合成ディレーマツプは広い範
囲で可変される。
これにより、焦点領域は第3図に示すように零近傍から
遠距離にわたる広い範囲で形成される。
尚、本発明は上記実施例に限定するものではない。各デ
ィレーラインによるディレーマツプは凹状の2次関数形
であってもよい。又、固定遅延部における差引き吊を任
意に選ぶことにより、可変焦点領域を変えるようにして
もよい。更に、クロスポイントスイッチに接続するチャ
ンネルは3個以上にしてもよい。更に、クロスポイント
スイッチは入力側のチャンネルを複数又は全数選択して
、1次ディレーラインに与えるようにしてもよい。
(発明の効果) 以上説明の通り、本発明の超音波受波整相回路によれば
、連続可変ダイナミックフォーカス手段における最近距
離焦点の遅延量をオフセットとして、固定遅延手段によ
って予め差引くと共に、エコー信号の帰投時間に合せて
近距離用ディレーラインの操作又は遠距離用ディレーラ
インを操作にして焦点を形成するようにしたため、合成
ディレーマツプの変化の範囲をより広くすることができ
る。従って、焦点領域は零近傍から遠距離にわたる広い
範囲で形成される。又、エコー信号を、チャンネルの並
べ変えをして連続可変ダイナミックフォーカス手段の所
定のラインに与えるようにしたため、連続可変ダイナミ
ックフォーカス手段、連続可変開口手段を各信号ライン
毎に&lI aする必要はない。従って、リニアスキャ
ン又はコンベックススキャンにおけるCDAFのυ制御
を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概念を示す構成図、第2A
図、第2B図及び第2C図は本発明の一実施例における
連続可変ダイナミックフォーカス手段によるディレーマ
ツプ、第3図は本発明の一実施例における焦点領域の説
明図、第4図は従来例の概念を示す構成図、第5図は従
来例における焦点領域の説明図である。 4・・・ステアリング用りOスポイントスイッチ、5・
・・整相用ディレーライン、11〜1132・・・バッ
ファアンプ、121〜1216・・・クロスポイントス
イッチ、131〜1316・・・整相用1次ディレーラ
イン、14・・・リニアスキャン用ローテーションマト
リックススイッチ、161〜164・・・近距離用可変
ディレーライン、17〜178・・・遠距離用ディレー
ライン、18・・・連続可変開口手段、19・・・時間
ずれ補償用可変ディレーライン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アレイ状微小振動子で受波されたエコー信号をビ
    ームステアリング用クロスポイントスイッチ、整相用デ
    ィレーライン等を介して整相出力する超音波受波整相回
    路において、 リニアスキャン又はコンベックススキャンによるエコー
    信号を、チャンネルの並べ変えをして後続手段の所定の
    ラインに与えるローテーションマトリックススイッチと
    、近・遠2つの回路を直列接続した構成で前記ローテー
    ションマトリックススイッチの出力側に設置される回路
    であつて、開口中央部を含むその近傍のチャンネルに係
    る近距離用可変ディレーライン及び全てのチャンネルに
    係る遠距離用可変ディレーラインからなる連続可変ダイ
    ナミックフォーカス手段と、最近距離焦点における遅延
    量をオフセットとして予め差引くディレーマップを備え
    る固定遅延手段と、前記連続ダイナミックフォーカス手
    段の出力側に設置される連続可変開口手段とを備えるこ
    とを特徴とする超音波受波整相回路。
  2. (2)前記固定遅延手段は任意の深さのディレーマップ
    をオフセットとして与え、前記連続可変ダイナミックフ
    ォーカス手段による可変焦点領域を拡大することを特徴
    とする請求項1記載の超音波受波整相回路。
  3. (3)前記整相用ディレーラインの出力端に全体の時間
    ずれ補償用可変ディレーラインを備えることを特徴とす
    る請求項1記載の超音波受波整相回路。
  4. (4)前記連続可変ダイナミックフォーカス手段の近・
    遠の各可変ディレーラインは、各1本の共通バイアス電
    圧により、凸状又は凹状の略2乗関数のディレーマップ
    でダイナミックに焦点距離を変えることを特徴とする請
    求項1記載の超音波受波整相回路。
  5. (5)前記連続可変開口手段の制御は、一つの外部制御
    信号を、チャンネル中央に対し、対称に抵抗分圧したバ
    イアス電圧によつて行われることを特徴とする請求項1
    記載の超音波受波整相回路。
  6. (6)前記ローテーションマトリックススイッチの前に
    、所定数の振動子毎に1個設けられる複数の手段であっ
    て、入力側に接続される複数のチャンネルの中から、全
    数又は任意の数のチャンネルを選択し、該チャンネルの
    エコー信号を整相用1次ディレーラインを介して出力す
    る手段を備えることを特徴とする請求項1記載の超音波
    受波整相回路。
JP63040206A 1988-02-23 1988-02-23 超音波受波整相回路 Expired - Lifetime JPH069554B2 (ja)

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