JPH01214194A - 熱伝導性基板 - Google Patents

熱伝導性基板

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JPH01214194A
JPH01214194A JP4012188A JP4012188A JPH01214194A JP H01214194 A JPH01214194 A JP H01214194A JP 4012188 A JP4012188 A JP 4012188A JP 4012188 A JP4012188 A JP 4012188A JP H01214194 A JPH01214194 A JP H01214194A
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JP
Japan
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conductive layer
aln
base material
alloy
layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP4012188A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Takeda
博光 竹田
Masako Nakabashi
中橋 昌子
Makoto Shirokane
白兼 誠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) この発明は、パワー半導体モジュール基板等に適用され
るt熱伝導性基板に関する。
(従来の技術及びその課題) 近年、パワー半導体素子に対し、高密度集積化、ハイブ
リット化、更には第電流制御等の種々の要求が高まって
いる。このような要求を満たそうとすると、半導体素子
から発生する多量の熱による温度上昇が聞届となる。こ
のため、発生する熱を有効に放出して半導体素子の温度
上昇を防止する必要がある。
このようなことから、従来、第3図に示すように、放熱
基板を用いたパワー半導体モジュールが多用されている
。第3図中、1はCu等の良熱伝導性金属からなるヒー
トシンクであり、このヒートシンク1上には半田層2及
び接合層3を介して、後述する熱拡散板との間を絶縁す
るためのAl2O3からなる第1の絶縁板4が形成され
ている。この絶縁板4の上には、接合層5及び半田層6
を介してCu等でつくられた熱拡散板7が形成されてい
る。この熱拡散板7の上には実装される半導体素子との
絶縁を図るために、Al2O3からなる第2の絶縁板1
0が半田層8及び接合層9を介して設けられている。第
2の絶縁板10の上には拡散層11及び半田層12を介
して半導体素子13が設けられている。
このように、従来のパワー半導体モジュールに用いられ
る放熱基板は非常に複雑な構造になってしまうという欠
点を有する。これは、絶縁基板として多用されているA
l2O3は耐電圧が100kV/cmと良好であるもの
の、熱伝導率が20W/ Cm φk)と低いため、A
l2O3のみでは熱放出が不十分だからである。従って
、放熱基板をこのようにCu等の良熱伝導性材料とAl
2O3との禎層構造にして放熱性及び絶縁性を両方満足
させているのである。
一方、近時、熱伝導性及び絶縁性に優れたAlN、Si
C等に注目し、このような材料で形成された基材上にC
u等からなる導電性部材を接合してモジュール基板を作
成することが試みられている。特にAlNは熱伝導率が
極めて高いため注目されている材料である。このように
モジュール基板を構成すれば、上述のAl2O3及びC
u等との積層体を用いる場合と比較して構造が極めて簡
略である。
しかしながら、AlN等はろう材に対する濡れ性が低い
ため、銀ろう等で基材と導電性部材とを接合しても、十
分な接合強度を得ることが困難である。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって
、構造が簡略で放熱性が良好であり、且つ基材と導電性
層との間の接合力が高い夕熱伝導性基板を提供すること
を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明に係る藪熱伝導性基板は、表面に導電層形成領
域を有するAlN基材と、この基材表面の導電層形成領
域以外の部分に不活性層を形成してこの基材を高温真空
下に保持することにより導電層形成領域のみを活性化し
、この領域に金属蒸気を接触させることにより形成され
る導電性層とを具備することを特徴とする。この場合に
、前記金属蒸気は、N15FeSCuSTL又はこれら
の合金を含んでいることが好ましい。これにより、N 
i −A 1合金、F、e−A1合金、Cu−Al合金
又はTiNで形成された導電性層を形成することができ
る。また、不活性層をBN又はグラファイトで形成する
ことが好ましい。更に、AuSAg又はCu等を含むめ
っき層を前記導電層の上に形成することもできる。
(作用) この発明においては、AlNと金属蒸気とを反応させて
AlN基材の上に導電性層を形成するので、基材と導電
性層との接合力が大きい。また、AlNは熱伝導率が極
めて高く、また絶縁性も高いので、AlN基材に導電性
層を形成しただけの極めて簡略な構造にすることができ
る。
(実施例) 以下、添付図面を参照してこの発明の実施例について詳
細に説明する。第1図はこの実施例に係る良熱伝導性基
板を示す断面図である。導熱伝導性基板20は、表面に
導電性層形成領域22を有する板状のAlN基材21と
、導電性層形成領域22上に形成された導電性層23と
を備えている。そして、導電性層23上に半導体素子が
接合されるようになっている。なお、導電性層23上に
めっき層を形成してその上に半導体素子を接合すること
もできる。この場合に、めっき層をAu。
Ag又はCu等で形成することができる。
導電性層23は、例えばN i −A 1合金、Fe−
A1合金、Cu−Al合金又はTiNで形成されている
。この中でTiNはセラミック材料であるが良好な導電
性を示す。この導電性層23は基材21表面の導電性層
形成領域22を高温真空下に保持し、領域22に金属蒸
気を接触させてAlNと蒸気状の金属とが反応すること
により得ることができる。導電性層23を前述のような
材料で形成する場合には、金属蒸気として、Ni1Fe
SCu、Ti又はこれらの合金を用いることができる。
AlN基材21表面の導電性層形成領域22の部分のみ
に、導電性層23を形成するためには、基材21表面の
導電性層形成領域22以外の領域にBN又はグラファイ
ト等の不活性物質で構成された不活性層を形成し、前述
の反応が導電性層形成領域22のみで生ずるようにする
次に、この発明の良熱伝導性基板を製造するための装置
の一例について第2図を参照しながら説明する。第2図
中、31は真空容器であり、その側壁下部には排気口3
2が設けられていて、図示しない排気装置により排気口
12を介して真空容器31内が排気されるようになって
いる。この真空容器内31内には反応容器33が配設さ
れており、この容器33内には、導電性層形成領域22
を有するAlN基材21とNi等で形成された金属板3
4とが対向して設けられている。また、真空容器31に
は反応容器33の外側にヒータ35が設置されている。
このような装置により良熱伝導性基板を形成するために
は、先ず、排気手段により真空容器31内をI X 1
0−4Torr以下の圧力にし、ヒータ35により11
00℃以上に加熱する。そうすると、AlN基材21表
面の導電性層形成領域22が活性化すると共に、反応容
器33内が金属蒸気の雰囲気となる。このため、導電性
層形成領域22においてAlNと金属とが反応して領域
22上に導電性層23が形成される。金属板34がNi
、Fe5Cu又はこれらの合金製の場合には、AlHの
AlとNi等とが反応してNi−Al合金等の導電性層
が形成されるが、金属板がTi又はTi合金の場合には
、AlNのNとTiとが反応してTiNの導電性層が形
成される。この場合に、不活性層を構成するBN又はグ
ラファイト等は、高温真空下においても不活性であり、
蒸気状の金属とは反応しないので、導電性層形成領域2
2以外の領域には導電性層23が形成されることはない
次に、具体的な実施例について説明する。
実施例1 パワーモジュールの導電性層形成領域に対応する所定形
状をした厚さ0.3Hのステンレス製のマスクをAlN
基材表面に配した後、BNスプレー(商品名ルービーエ
フ)によって、導電性層の形成を必要としない部分にB
Nを塗布し不活性層を形成した。その後、AlN基材の
ステンレスマスクを除去し、このAlN基材をアルミナ
容器内に配設した。次に、この容器内に、基材から約5
■離隔させて基材と対向するようにNi板を設置した。
このアルミナ容器を真空炉中に設置した後、炉内を約2
 X 10′5Torrにし、1230℃まで昇温して
3時間保持した。冷却後、炉から基材を取出し、これを
アセトン中で超音波洗浄した後観察したところ、BNス
プレーされた領域はAlN基材の表面が露出しており、
それ以外の領域はNi−A1合金の導電性層が形成され
ていた。この導電性層に半導体素子を半田により接合し
、半導体モジュールとした。この半導体モジュールの熱
伝導率は120W/ (m 争K)であり、A1□03
基板を用いた場合よりも1桁高い値を示した。また、こ
の導電性層は、AlNとNiとの反応により形成された
ものであるため、結合性が高く、室温から200℃まで
の繰返し加熱にも十分に耐えることができた。
実施例2 実施例1と同様、パワーモジュールの導電性層形成領域
に対応する所定形状をした厚さ0.3■lのステンレス
製のマスクをAlN基材表面に配した後、グラファイト
スプレー(商品名アクアダック)によって、導電性層の
形成を必要としない部分にグラファイトを塗布し不活性
層を形成した。
その後、AlN基材のステンレスマスクを除去し、この
AlN基材をアルミナ容器内に配設した。次に、この容
器内に、基材から約5Ill離隔させて基材と対向する
ようにTi板を設置した。このアルミナ容器を真空炉中
に設置した後、炉内を約2 x 10′5Torrにし
、1180℃まで昇温しで1.5時間保持した。冷却後
、炉から基材を取出し、これをアセトン中で超音波洗浄
した後観察したところ、グラファイトスプレーされた領
域はAlN基材の表面が露出しており、それ以外の領域
はTiNの導電性層が形成されていた。この導電性層に
Cuめっきした後、半導体素子を半田により接合し、半
導体モジュールとした。この半導体モジュールの熱伝導
率は実施例1と同等な115W/ (m −K)であり
、半導体モジュールとしての特性も同等であった。
[発明の効果] この発明によれば、AlN基材と金属蒸気を反応させて
導電性層を形成するので、基材と導電性層との接合力を
極めて高くすることができる。また、AlNはそれ自体
熱伝導率が極めて高いので良好な熱伝導性を得ることが
できる。更に、AlNは高熱伝導性に加え絶縁性も高い
ので、AlN基材上に直接導電性層を形成することがで
き、構造を極めて簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係67熱伝導性基板を示す
断面図、第2図はこの産熱伝導性基板を製造するための
装置を示す断面図、第3図は従来のパワー半導体モジュ
ールを示す断面図である。 20:基板、21.AlN基材、22;導電性層形成領
域、23;導電性層。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第3図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)表面に導電層形成領域を有するAlN基材と、こ
    の基材表面の導電層形成領域以外の部分に不活性層を形
    成してこの基材を高温真空下に保持することにより導電
    層形成領域のみを活性化し、この領域に金属蒸気を接触
    させることにより形成される導電性層とを具備すること
    を特徴とする熱伝導性基板。
  2. (2)前記金属蒸気は、Ni、Fe、Cu、Ti又はこ
    れらの合金を含んでいることを特徴とする請求項1に記
    載の熱伝導性基板。
  3. (3)前記導電性層は、Ni−Al合金、Fe−Al合
    金、Cu−Al合金又はTiNで形成されていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の熱伝導性基板。
  4. (4)前記不活性層は、BN又はグラファイトで形成さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項
    に記載の熱伝導性基板。
  5. (5)前記導電層の上に形成されためっき層を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の熱
    伝導性基板。
  6. (6)前記めっき層は、Au、Ag又はCuを含んでい
    ることを特徴とする請求項5に記載の熱伝導性基板。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0422558A2 (en) * 1989-10-09 1991-04-17 Mitsubishi Materials Corporation Ceramic substrate used for fabricating electric or electronic circuit
JP2014105377A (ja) * 2012-11-29 2014-06-09 Denso Corp 成膜処理方法

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