JPH01211377A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、情報記録媒体とこの記録媒体に対する光ヘツ
ド部とが相対的に往復運動することにより、光学的に情
報の記録又は再生を行う光学的情報記録再生装置に関す
るものである。

［従来の技術］ 情報記録媒体とヘッド部とが相対的に往復運動すること
により、情報の記録又は再生を行う情報記録再生装置と
しては、従来から磁気的及び光学的方法が知られている
が、近年では光ビームを用いる光学的方法が着目されつ
つある。

この光学的情報記録再生装置の記録媒体の形態としては
、円盤状の記録媒体を回転させる光ディスク、カード状
の記録媒体を往復運動させる光カード、更には光テープ
を使用したものがある。

これらはそれぞれ利害得失を持っており、目的、用途等
によって使い分けられているが、なかでも光カードは、
製造の容易さ・携帯性の良さ・アクセス性の良さといっ
た特長を生かして用途が広がりつつある。

この光カードに光ビームを走査させる方法は種々考えら
れるが、光ビームの照射位置を記録媒体上で相対的に直
線状に移動して往復運動させると共に、ビーム照射位置
をこの往復運動と直交する方向に相対的に移動させて走
査する方式は、機構が簡単であると共に精度が得易い等
の利点を持っている。

しかし、タイミングベルトの使用に伴うジッタ等の不定
速性、振動等の性能面や、高性能モータの使用の必要性
、精度の高い部品の点数が多いためコストの面にも問題
がある。最近では、これらの点から往復運動の駆動手段
として、第２図（ａ）　、　（ｂ）に示すようにボイス
コイルタイプのりニアモータを用いる方式が提案されて
いる。

第２図において、光カードＣを載置するキャリジｌは、
上面に光カードＣの保持機構２を有し、下部に設けられ
たスライド軸受３が装置本体４に固定された２木のスラ
イドシャフト５に摺動自在に嵌合され、Ｙ方向に移動可
能に支持されている。また、２木のスライドシャフト５
に挟まれた位置にはボイスコイル６が取り付けられ、キ
ャリジｌと一体となってＹ方向に移動するようになって
いる。ボイスコイル６の上部及び下部には、両端部を装
置本体４に固定されたヨーク７．８がＹ方向に沿って配
置され、ボイスフィル６の内部を貫通するヨーク９の両
端部と共に、鉄片１０゜１１により結合して磁気回路を
形成している。また、ヨーク７．８には永久磁石１２．
１３がＮ極又はＳ極同志が対峠するように取り付けられ
ている。

上述の構成において、ボイスニイル６に電流を流すとＹ
方向の駆動力が得られるため、この電流を反転させるこ
とよりキャリジｌの往復運動が可能となる。従って１図
示しない上方の光ヘッドがＹ方向と直交するＸ方向に移
動し、光カードＣ上のトラックが選択されると同時に、
キャリジ１がＹ方向に往復運動することにより、光カー
ドＣの媒体面が光ビームにより走査される。

なお、この種の情報記録再生装置ではカード移動速度の
精度を高めることが必要となるため、リニアエンコーダ
を用いて周波数／電圧変換による速度サーボ制御やＰ　
Ｌ　Ｌ　（ｐｈａｓｅ　１ｏｃｋｅｄ　１ｏｏｐ）によ
る速度サーボ制御が行われている。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来、上述のような往復運動を支えるスライド軸受３は
、リニアボールベアリングやルーロン等のスライドベア
リングが用いられている。しかし、リニアボールベアリ
ングはスライドシャフト５の高精度が要求され、コスト
が高くなり、ルーロンは低コストではあるが十分に低い
摩擦抵抗と耐摩耗性を得ることが困難である。また、キ
ャリジ１の重量は所望の速度に達するまでの立上り時間
を短縮するために、できるだけ軽量であることが望まし
い、しかし、軽量の場合には低速時に生ずるクリックス
リップのため、速度サーボ系の利得を高くすることが困
難となり、十分な定速性を持つことができないという問
題点がある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、従来例の問題点を改善し。

キャリジの移動方向に生ずる機械的抵抗が少ない光学的
情報記録再生装置を提供することにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、スライド
シャフトに案内されるスライド軸受によ一すキャリジを
移動自在に支持し、ボイスコイル型リニアモータにより
前記キャリジを前記スライドシャフト上を往復運動しな
がら情報の記録又は再生を行う光学的情報記録再生装置
において、前記キャリジの往復運動方向にヨークを配置
し、該ヨークを挟むコイルを前記キャリジに取り付け、
該コイルに電流を流して前記キャリジに前記ヨークに対
する上向きの推力を発生させるようにしたことを特徴と
する光学的情報記録再生装置である。

［発明の実施例］ 本発明を第１図に図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。

第１図において、キャリジ２１はスライド軸受２２を介
してスライドシャフト２３に摺動自在に支持され、Ｙ方
向に移動できるようになっている。また、キャリジ２１
の下方にはコイル２４゜２５がキャリジと一体に取り付
けられ、コイル２４にはヨーク２６がＹ方向に向って貫
通され、コイル２５はヨーク２６を両側から挟むような
構成とされている。更にヨーク２６の両側には。

ヨーク２６と平行にヨーク２７．２８が離隔的に配置さ
れ、ヨーク２７．２８のそれぞれの内側には永久磁石２
９．３０が配置されており、ヨーク２６．２７．２８の
両端部は図示しない装置本体に固定されている。

ここで、コイル２４に矢印方向の電流を流すと、キャリ
ジ２１はヨーク２６に対してＹ方向に推力を受けて移動
する。一方、コイル２５に矢印方向の電流を流すと、コ
イル２４をＹ方向に流れる部分にヨーク２６に対して上
向きの推力が生じ、キャリジ２１全体を押し上げること
になる。

なお、コイル２５のＹ方向以外に流れる部分に生ずる力
は、相殺し合うため影響を及ぼすことはない、従って、
コイル２５に生ずる推力によりキャリジ２１は押し上げ
られ、スライドシャフト２３に掛かるキャリジ２１の上
方からの押圧力は減少することになる。

一般に、スライド軸受２２とスライドシャフト２３の機
械的精度が実用上十分に保持されていれば、ルーロンを
用いた場合に生ずるキャリジ２１の移動方向の機械的負
荷は、その重力による押圧力が生ずる摩擦によるものが
９５％以上を占める。このため、コイル２５に流す電流
を調節することにより、押圧力を減らし機械的負荷を３
０％程度まで減少させることが可能になる。

実験によれば、Ｙ方向の重量が約７０ｇで移動方向の抵
抗が約７ｇの場合、ＰＬＬと周波数／電圧を併用した速
度サーボ制御では、６０　ｍｍ７秒の速度で殆ど安定に
制御できる利得を得ることは困難である。Ｙ方向の慣性
質量を上げて重量を１００ｇ程度にすれば、６０Ｈｚの
ジッタを数％に押える利得を得ることができる反面で、
高速性の立ち上り時間が増大する０本実施例によれば、
重１７０ｇのＹ方向の移動を抵抗３ｇまで減少させ、６
０ｍｍ／秒の６０〜７０Ｈ２のジッタを約２％に制ｔノ
することが可能となる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る光学的情報記録再生装
置は、キャリジに上向きの推力を発生させるコイルを設
けることにより、スライドシャフトに対するキャリジの
押圧力を減少し、摩擦による機械的抵抗を小さくするこ
とができる。これにより、ルーロン等の安価なスライド
軸受が使用可能となる。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は本発明に係る光学的情報記録再生装置の実
施例の構成図であり、第２図（ａ）は従来例の側面図、
（ｂ）は横断面図である。 符号２１はキャリジ、２２はスライド軸受、２３はスラ
イドシャフト、２４．２５はコイル、２６〜２８はヨー
ク、２９．３０は永久磁石である。 特許出願人　　　キャノン株式会社 第１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、スライドシャフトに案内されるスライド軸受により
   キャリジを移動自在に支持し、ボイスコイル型リニアモ
   ータにより前記キャリジを前記スライドシャフト上を往
   復運動しながら情報の記録又は再生を行う光学的情報記
   録再生装置において、前記キャリジの往復運動方向にヨ
   ークを配置し、該ヨークを挟むコイルを前記キャリジに
   取り付け、該コイルに電流を流して前記キャリジに前記
   ヨークに対する上向きの推力を発生させるようにしたこ
   とを特徴とする光学的情報記録再生装置