JP3012724B2 - 光ディスク装置用リニアモータ - Google Patents

光ディスク装置用リニアモータ

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JP3012724B2
JP3012724B2 JP3328094A JP32809491A JP3012724B2 JP 3012724 B2 JP3012724 B2 JP 3012724B2 JP 3328094 A JP3328094 A JP 3328094A JP 32809491 A JP32809491 A JP 32809491A JP 3012724 B2 JP3012724 B2 JP 3012724B2
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JP
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linear motor
optical disk
magnetic
center
magnet
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正康 二川
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Sharp Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク装置の光ピッ
クアップを所定のトラック位置まで移動させ、その位置
で静止させるシーク動作、あるいは対物レンズのトラッ
キングやフォーカシング動作に用いられる光ディスク装
置用リニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置では、光ピックア
ップを光ディスク上の所定のトラックへ移動させて、そ
の位置で静止させるシーク動作や、対物レンズの焦点を
正確に光ディスク上に合わせるフォーカシング動作、そ
してレーザー光を所定のトラックに追従させるトラッキ
ング動作等を行うために構造が単純で制御も容易であ
り、しかも応答性に優れたリニアモータが用いられる。
【0003】図5に上記光ピックアップのシーク動作に
使用されるシーク用リニアモータの平面図、図6に同縦
断面図を示している。シーク用リニアモータは、光ピッ
クアップ5 を挟むように設けられた2 台のリニアモータ
1、1 ′から構成されており、リニアモータ1 はコイル2
と磁石4 を用いた磁気回路3 から構成され、リニアモ
ータ1 ′はコイル2 ′と磁石4 ′を用いた磁気回路3 ′
から構成されている。コイル2 、2 ′は光ピックアップ
5 の両翼に設けられており、レーザー光を昇降集光する
対物レンズ6 は光ピックアップ5上に配置されている。
【0004】上記の構成において、リニアモータ1 、1
′のコイル2 、2 ′に駆動電流を流すと、コイル2 、2
′はフレミングの左手の法則に従って磁気回路3 、3
′より図の左右方向に推力を受け、これに伴い光ピッ
クアップ5 が光ディスクの径方向に駆動されるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来技術にあっては、
被駆動物の両側にリニアモータを配置することによって
光ディスク面に平行な平面内において2 つのリニアモー
タが発生する駆動力の中心が被駆動物の重心と一致する
ようになっている。一方、光ディスク表面に垂直な方向
( 以後高さ方向という) に関しては、被駆動物の重心を
リニアモータの駆動力中心と完全に合致させるのは被駆
動物に光学部品などが偏って配置されるなどの理由から
困難で、このことが共振の原因となり、サーボ制御ルー
プにおいて十分なゲインを得られない場合があった。
【0006】前記問題を解決するための方法として、被
駆動物の重心を微調整可能とするバランサを被駆動物に
設けることが考えられるが、この方法では、被駆動物の
重量、および寸法の増加を伴うため被駆動物の移動速度
の低下や装置寸法の増大、効率の低下を招いてしまうと
いう問題があった。本発明は上記事情に鑑みて創案され
たもので、被駆動物の重量増加や寸法増大、リニアモー
タの効率低下等を招くことなしに、被駆動物の重心高さ
とリニアモータ駆動力中心高さを一致させることを可能
とし、十分なサーボ制御ループのゲインを得るに有害な
共振の発生を防止し、安定かつ高速を被駆動物の移動を
可能とする新規な光ディスク装置用リニアモータを提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の光ディスク装置
用リニアモータは、光ビームを集光して光ディスクに照
射する対物レンズの両側に磁石及びヨークとからなる磁
気回路とコイルが設けられ、前記コイルに駆動電流を流
すことによって前記対物レンズを光ディスクに対して所
定方向に移動させる光ディスク装置用リニアモータであ
って、磁気ギャップを挟んで対向するヨーク、あるいは
ヨークと磁石のどちらかあるいは両方に、光ディスク表
面に垂直な方向の位置に位置調整可能な軟磁性体が取り
付けられており、該軟磁性体は、前記磁石から発生する
磁束が該磁性体内を通過する際に、磁束の方向を変化さ
せ、磁気ギャップ側において光ディスク表面に垂直な方
向に磁束を絞り込む形状に形成されていることを特徴と
している。
【0008】
【作用】磁気回路の磁気ギャップ対向面に取り付けられ
た軟磁性体により磁気ギャップを通る磁束が光ディスク
に垂直な方向に絞り込まれ、軟磁性体の位置を光ディス
クに垂直な方向(高さ方向)に変化させると、これに伴
って磁束の集中した部分の位置が変化することから、リ
ニアモータの駆動力中心と被駆動物の重心とを高さ方向
に関して一致させることが可能になる
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1はシーク用リニアモータの平面図、図2は同
縦断面図、図3はリニアモータ単体の平面図、図4は同
縦断面図である。
【0010】シーク用リニアモータは図1に示すように
光ピックアップ5を挟むように設けられた2 台のリニア
モータ1 、1 ′から構成されており、リニアモータ1 は
コイル2 及び磁気回路3 から構成されている。またリニ
アモータ1 ′はコイル2 ′及び磁気回路3 ′から構成さ
れている。
【0011】コイル2 、2 ′は光ピックアップ5 の両翼
に設けられており、それぞれ磁気回路3 、3 ′の光ピッ
クアップ5 側に位置するセンターヨーク7 、7 ′に遊貫
されている。またサイドヨーク8 、8 ′には、直方体形
状の磁石4 、4 ′が固着されており、磁石4 、4 ′には
本発明による軟磁性体11、11′が接している。そして軟
磁性体11とセンターヨーク7 との間にギャップ9 を形成
し、軟磁性体11′とセンターヨーク7 ′の間にギャップ
9 ′を形成している。
【0012】軟磁性体11は図4に示すように断面が
形状になっている。台形状断面の長い辺側は磁石4の表
面と接し、磁石4と反対側の辺は、センターヨーク7に
相対してギャップを形成している。
【0013】磁石4 によって発生される磁束10は、軟磁
性体11を通過する際に絞られてギャップに集中する。軟
磁性体11が図4に矢印で示す移動可能方向に沿って移動
することによってギャップの位置も移動する。リニアモ
ータの推力は主にギャップ部に発生するので、推力の発
生位置は軟磁性体11の位置に従って移動する。本実施例
では、光ピックアップ5 の重心高さとギャップ中心が一
致するように軟磁性体11、11′を調整しているので、被
駆動物の重心高さとリニアモータ推力高さが一致してい
る。
【0014】上記の構成において、リニアモータ1 のコ
イル2 に駆動電流を図3に示す方向に流すと、ギャップ
9 の磁束10は、上記したように、軟磁性体11からセンタ
ーヨーク7 に向いているので、コイル2 はフレミングの
左手の法則に従って図の右方向に推力を受ける。リニア
モータ1 ′についても同様にコイル2 ′( 図1参照)に
駆動電流を所定方向に流すと、コイル2 ′はコイル2 の
推力と同じ方向に同じ大きさの推力を受ける。これらの
推力の和は、光ピックアップ5 の重心に作用し、これに
より光ピックアップ5(図1参照) は、磁気回路3 、3 ′
の長手方向に沿って光ディスクの径方向に駆動されるこ
とになる。
【0015】このように、光ピックアップ5の中心と2
台のリニアモータ1、1’の推力中心が水平方向でも高
さ方向でも一致している状態で光ピックアップ5が駆動
されるので、光ピックアップ5には重心回りの力の回転
モーメントが働きにくく、回転的振動が発生しにくい。
【0016】なお本実施例では、軟磁性体11は磁石4
に接しているが、センターヨーク7に接していてもよ
い。また、軟磁性体11の断面形状は、5角形に限ら
ず、同様の効果が得られる形状であればよいものであ
る。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明に係る光ディスク装置用リ
ニアモータによる場合、磁気回路の磁気ギャップ対向面
に取り付けられた軟磁性体により磁気ギャップを通る磁
束が光ディスクに垂直な方向に絞り込まれ、軟磁性体の
位置を光ディスクに垂直な方向に変化させると、これに
伴って磁束の集中した部分の位置が変化する構成となっ
ているので、リニアモータの駆動力中心と被駆動物の重
心とを高さ方向に関して一致させることが可能になる。
しかも従来例による場合とは異なり、被駆動物の重量増
加や寸法増大、リニアモータの効率低下を招来しないこ
とから、十分なサーボ制御ループゲインを得るのに有害
な共振の発生を防ぎ、安定かつ高速な被駆動物の移動を
可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る図面であって、シーク用リニアモ
ータの平面図である。
【図2】本発明に係る図面であって、シーク用リニアモ
ータの縦断面図である。
【図3】本発明に係る図面であって、リニアモータの動
作を示す平面図である。
【図4】本発明に係る図面であって、リニアモータの動
作を示す縦断面図である。
【図5】従来技術に係る図面であって、シーク用リニア
モータの平面図である。
【図6】従来技術に係る図面であって、シーク用リニア
モータの縦断面図である。
【符号の説明】
1、1 ′ リニアモータ 2、2 ′ コイル 3、3 ′ 磁気回路 4、4 ′ 磁石 5 光ピックアップ 6 対物レンズ 7、7 ′ センターヨーク 8、8 ′ サイドヨーク 9 ギャップ 10 磁束 11 、11′ 軟磁性体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/085 G11B 7/09 G11B 7/095 G11B 21/02 612 H02K 33/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ビームを集光して光ディスクに照射す
    る対物レンズの両側に磁石及びヨークとからなる磁気回
    路とコイルが設けられ、前記コイルに駆動電流を流すこ
    とによって前記対物レンズを光ディスクに対して所定方
    向に移動させる光ディスク装置用リニアモータにおい
    て、磁気ギャップを挟んで対向するヨーク、あるいはヨ
    ークと磁石のどちらかあるいは両方に光ディスク表面に
    垂直な方向の位置に位置調整可能な軟磁性体が取り付け
    られており、該軟磁性体は、前記磁石から発生する磁束
    が該磁性体内を通過する際に、磁束の方向を変化させ、
    磁気ギャップ側において光ディスク表面に垂直な方向に
    磁束を絞り込む形状に形成されていることを特徴とする
    光ディスク装置用リニアモータ。
JP3328094A 1991-11-15 1991-11-15 光ディスク装置用リニアモータ Expired - Lifetime JP3012724B2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH05144014A JPH05144014A (ja) 1993-06-11
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