JPH0240136A - 光学的情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、情報記録媒体とこの記録媒体に対する光ヘツ
ド部とが相対的に往復運動することにより、光学的に情
報の記録又は再生を行う光学的情報記録再生装置に関す
るものである。

［従来の技術］ 情報記録媒体とヘッド部とが相対的に往復運動すること
により、情報の記録又は再生を行う情報記録再生装置と
しては、従来から磁気的及び光学的方法が知られている
が、近年では光ビームを用いる光学的方法が着目されつ
つある。

この光学的情報記録再生装置の記録媒体の形態としては
、円盤状の記録媒体を回転させる光ディスク、カード状
の記録媒体を往復運動させる光カード、更には光テープ
を使用したものがある。

これらはそれぞれ利害保失を持っており、目的、用途等
によって使い分けられているが、なかでも光カードは製
造の容易さ・携帯性の良さ・アクセス性の良さといった
特長を生がして用途が広がりつつある。

この光カードに光ビームを走査させる方法は種々考えら
れるが、光ビームの照射位置を記録媒体上で相対的に直
線状に移動して往復運動させると共に、ビーム照射位置
をこの往復運動と直交する方向に相対的に移動させて走
査する方式は、機構が簡単であると共に精度が得易い等
の利点を持っている。

しかし、タイミングベルトの使用に伴うジッタ等の不定
速性、振動等の性能面や、高性能モータの使用の必要性
、精度の高い部品の点数が多いためコストの面にも問題
がある。最近では、これらの点から往復運動の駆動手段
として、第２図（ａ）　、　（ｂ）に示すようにボイス
コイルタイプのりニアモータを用いる方式が提案されて
いる。

第２図において、光カードＣを載置するキャリジ１は、
上面に光カードＣの保持機構２を有し、下部に設けられ
たスライド軸受３が装置本体４に固定された２木のスラ
イドシャフト５に摺動自在に嵌合され、Ｙ方向に移動可
能に支持されている。また、２木のスライドシャフト５
に挟まれた位置にはボイスコイル６が取り付けられ、キ
ャリジ１と一体となってＹ方向に移動するようになって
いる。ボイスコイル６の上部及び下部には、両端部を装
置本体４に固定されたヨーク７．８がＹ方向に沿って配
置され、ボイスコイル６の内部を貫通するヨーク９の両
端部と共に、鉄片１０．１１により結合して磁気回路を
形成している。また、ヨーク７．８には永久磁石１２．
１３がＮ極又はＳ極同志が対峠するように取り付けられ
ている。

上述の構成において、ボイスコイル６に電流を流すとＹ
方向の駆動力が得られるため、この電流を反転させるこ
とよりキャリジ１の往復運動が可能となる。従って、図
示しない上方の光ヘッドがＹ方向と直交するＸ方向に移
動し、光カードＣ上のトラックが選択されると同時に、
キャリジ１がＹ方向に往復運動することにより、光カー
ドＣの媒体面が光ビームにより走査される。

なお、この種の光学的情報記録再生装置では、光カード
Ｃの移動速度の精度を高めることが必要となるため、リ
ニアエンコーダを用いて周波数／電圧変換による速度サ
ーボ制御が行われている。

第３図は速度サーボ制御系を示し、りこアモータのボイ
スコイル６からドライバ１４、位相補償器１５、アンプ
１６が順次に直列に接続されている。アンプ１６には与
えらえた目標速度Ｓと速度検出器１７との出力との差が
入力され、アンプ１６で増幅した後に位相補償器１６で
位相補償を受けてドライバ１４からボイスコイル６に電
流を流してキャリジｌが駆動される。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来、上述のような往復運動を支えるスライド軸受３は
リニアボールベアリングやルーロン等のスライドベアリ
ングが用いられている。しかし、リニアボールベアリン
グはスライドシャフト５が高精度であることが要求され
、コストが高くなり、ルーロンは低コストではあるが十
分に低い摩擦抵抗と耐摩耗性を得ることが困難である。

また、キャリジ１の重量は所望の速度に達するまでの立
上り時間を短縮するために、できるだけ軽量であること
が望ましい。しかし、軽量の場合には低速時に生ずるク
リックスリップのため、速度サーボ系の利得を高くする
ことが困難となり、十分な定速性を持つことができない
という問題点がある。

［発明の目的］ 本発明の目的は、上述の問題点を解消し、立上り時間を
短縮し、キャリジの移動に十分な定速性を持つ光学的情
報記録再生装置を提供することにある。

［発明の概要］ 上述の目的を達成するための本発明の要旨は、スライド
シャフトに案内されるスライド軸受によりキャリジを移
動自在に支持し、前記キャリジを前記スライドシャフト
上で往復運動しながら情報記録又は再生を行う光学的情
報記録再生装置において、前記キャリジを微小振動させ
る手段を設けたことを特徴とする光学的情報記録再生装
置である。

［発明の実施例］ 本発明を第１図に図示の実施例に基づいて詳細に説明す
る。なお、第２図と同一の符号は同一の部材を示してい
る。

ここで、ドライバ１４の入力信号は位相補償器１５の出
力と発振器１８の出力が加算されたものとなっている。

これにより、ボイスコイル６には位相補償器１５の出力
信号による電波と共に、発振器１８の交流信号による交
流電流が流れる。この交流電流によってキャリジ１は微
小振動を起こし、キャリジ１とスライドシャフト５とは
常に微小相対移動をすることになり、静止摩擦が失われ
る。従って、静止摩擦が動摩擦よりも大きいことによっ
て生ずるクリックスリップが発生せずに、十分な定速性
を持たせることができる。

上述の実施例では、ボイスコイル６に交流電流を流す例
を示したが、他の実施例としてボイスコイル６とは別個
にコイルを設け、このコイルに交流電流を流しキャリジ
ｌを微小振動させることも可能である。この場合に、微
小振動の方向は第２図におけるＹ方向つまりキャリジ１
の摺動力向ばかりではなく、コイルの向きを変化させて
、スライド軸受３とスライドシャフト５のがたを利用し
て第２図におけるＸ方向、Ｘ方向つまり摺動方向とは垂
直な方向にキャリジｌを微小振動させることも可能であ
り、このような方向の振動もＹ方向の振動と同様の効果
が得られる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明に係る光学的情報記録再生装
置は、光カードを搭載して往復運動を行うキャリッジを
常に微小振動させることにより、スライドシャフトとの
静止摩擦を無くして、キャリッジの移動に十分な定速性
を持たせることを可能としている。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は本発明に係る光学的情報記録再生装置の実
施例の速度サーボ系の構成図であり、第２図（ａ）は従
来のりニアモータの側面図、（ｂ）はその断面図、第３
図は従来例の速度サーボ系の構成図である。 符号１はキャリッジ、２は保持機構、５はスライドシャ
フト、６はボイスコイル、１４はドライバ、１５は位相
補償器、１６はアンプ、１７は速度検出器、１８は発振
器、Ｓは目標速度、Ｃは光カードである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、スライドシャフトに案内されるスライド軸受により
   キャリジを移動自在に支持し、前記キャリジを前記スラ
   イドシャフト上で往復運動しながら情報記録又は再生を
   行う光学的情報記録再生装置において、前記キャリジを
   微小振動させる手段を設けたことを特徴とする光学的情
   報記録再生装置。