JPH01210944A - 感放射線性樹脂組成物 - Google Patents

感放射線性樹脂組成物

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JPH01210944A
JPH01210944A JP3561588A JP3561588A JPH01210944A JP H01210944 A JPH01210944 A JP H01210944A JP 3561588 A JP3561588 A JP 3561588A JP 3561588 A JP3561588 A JP 3561588A JP H01210944 A JPH01210944 A JP H01210944A
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JP
Japan
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electron
resin composition
complex
charge transfer
radiation
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Application number
JP3561588A
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English (en)
Inventor
Yoshitsugu Isamoto
勇元 喜次
Hiroaki Nemoto
宏明 根本
Ikuo Nozue
野末 幾男
Yoshiyuki Harita
榛田 善行
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感放射線性樹脂組成物に関し、特に導電性を有
するレジスト膜が得られる感放射線性樹脂組成物に関す
る。
〔従来の技術〕
集積回路の製造工程においては、各種の放射線に感応す
る感放射線性樹脂組成物の塗膜を形成し、乾燥してなる
レジストが用いられている。
この集積回路の製造工程には、レジストパターンを形成
した半導体基板に荷電粒子を照射する工程として、例え
ば、半導体基板の所定の位置に不純物拡散層を形成する
ために行なうイオン注入工程がある。従来用いられてい
るレジストは、通常、電気的には不導体であるため、不
純物イオンのごとき荷電粒子が照射されると、レジスト
パターンに荷電が蓄積し、レジストパターンが破損した
り、照射されるイオンがレジストパターンに蓄積した電
荷の影響で偏向し集積回路形成の精度が低下するという
問題が発生する。
この問題を解決するために、レジストに感光剤と反応す
るジアザビシクロオクタン、またはイオン化ポテンシャ
ルの低い1級、2級もしくは3級アミンからなる配合剤
を添加して、レジストに光導電性を付与する方法が提案
されている(特開昭61−125019号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前記公報に記載されている方法は、導電性を付
与するためには光を照射し続けることが必要であり、ま
た、光を照射し続けてもレジストに十分な導電性を付与
することが困難なために電荷の蓄積を効果的に防止する
ことができないばかりでなく、用いられる配合剤がレジ
ストの成分である樹脂や感光剤と反応する結果、レジス
トの残収率、解像度、現像性、基板との接着性、保存安
定性等の諸性能が低下するという問題を有している。
そこで、本発明の目的は、レジストとしての優れた諸性
能を有するとともに、光を照射することなく十分な導電
性を有し電荷の蓄積を効果的に防止することができる感
放射線性樹脂組成物を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記の問題点を解決するものとして、導電性
有機電荷移動錯体を配合されていることを特徴とする感
放射線性樹脂組成物を提供するものである。
本発明の感放射線性樹脂組成物に用いられる導電性有機
電荷移動錯体(以下、単に「錯体」という)とは、電気
伝導度が10−” S/am以上、通常10’ 〜10
− ” S / cm、好ましくは10−’〜10−’
 S / cmである有機電荷移動錯体を意味する。
この錯体は、一般式(1) %式%(1) 〔ここで、Dは電子供与体を表わし、Aは電子受容体を
表わし、mおよびnは同一でも異なってもよ(1以上の
整数である。〕 で表わされる化合物である。
一般に、電荷移動錯体においては、電子供与体から電子
受容体へ移動する電子は錯体内で非局在化しているので
、形成された錯体中における電子供与体および電子受容
体の実際の存在状態をそのまま表現することは困難であ
る。そこで、本明細書では、電子の供与または受容が行
なわれる前の極限状態あるいは電子の供与または受容に
より電子が完全に移動した場合の極限状態において、錯
体を構成する電子供与体および電子受容体を表現するこ
ととする。
本発明に用いられる一般式(1)で表わされる錯体を構
成する電子供与体(D)としては、例えば、まず、電子
供与後の極限状態で表わされるオニウムイオン、例えば
第4アンモニウムイオン、ホスホニウムイオン、スルホ
ニウムイオン、アルソニウムイオン等が挙げられる。こ
のオニウムイオンの具体例としては下記のものが挙げら
れる。
RR R 〔上記の各式中において、1または2以上存在するRは
、同一でも異なってもよく、例えば水素原子、Cl−C
3oのアルキル基、フェニル基、ナフチル基、トリル基
、キシリル基等の06〜c3゜のアリール基、アリル基
、2−メチルアリル基等の06〜C3゜のアルケニル基
、ベンジル基、メチルベンジル基等の06〜C1゜のア
ラルキル基を示す。〕。
電子供与体の別の例としては、電子供与前の状態で表わ
して、下記のSr Se、 Te等を含有する有機化合
物が挙げられる。
〔ここでRは前記のとおりである〕
〔ここで、XはSまたはSeを示す〕 〔ここで、R1は同一でも異なってもよく、水素原子、
メチル基またはフェニル基を示す。〕〔ここで、R1は
前記のとおりである〕一方、一般式(1)で表わされる
錯体を構成する電子受容体(A)としては、例えば電子
受容後の極限状態で表わして各種の陰イオンが挙げられ
、具体的には、PP6−、 AsF、、−、5bF6−
、 TaF、−、NbF6−。
BF a−+ Cj! Oa−+ RrOa−+ 10
4− + Re0a−+ N0s−+ HzF 3−1
FSO3−I Hg3CII II−+ HgJra−
+ F−+ IBrz−+ Au1z−+((13)l
−、(八ulz)x)(ただしx<0.02)。
〔八u(CN)z  )  −+  AuCj!2−、
AuBrz−等を例示することができる。
電子受容体の別の例としては、電子受容前の状態または
フリーラジカルとして表わして、下記の分子種を挙げる
ことができる。
〔ここで、Yは水素原子またはC3〜C’IOのア)L
tキル基を示す。〕 本発明に用いられる錯体は、前記の電子供与体1種また
は2種以上と、電子受容体1種または2種以上とから構
成され、−錯体を構成する電子供与体の数(一般式CI
)におけるm)および電子受容体の数(同、n)には特
に制約はないが、通常、それぞれ1〜10の範囲である
本発明に用いられる錯体としては、特に好まし゛いもの
としては、次に例示するものが挙げられる。
上述した錯体は、本発明の感放射線性樹脂組成物に1種
単独でも2種以上の組合せでも使用することができる。
本発明の感放射線性樹脂組成物におけるこれら錯体の配
合割合は、感放射線性樹脂組成物の固形分の、好ましく
は0.0001〜10重量%、より好ましくは0.00
1〜5重量%、特に好ましくはo、oos−’3重景%
である。この配合割合が0.0001重量%未満では、
導電性付与の効果が小さくて電荷の蓄積を十分に防止す
ることが困難であり、10重量%を超えると、感度、基
板との接着性等のレジスト性能が低下し易い。
前記の錯体が配合される感放射線性樹脂組成物としては
、例えばアルカリ可溶性樹脂とキノンジアジド化合物と
を、または感放射線性を付与されたアルカリ可溶性樹脂
を溶剤に溶解してなる感放射線性樹脂組成物を挙げるこ
とができる。
前記アルカリ可溶性樹脂としては、例えばフェノール、
クレゾール、エチルフェノール、キシレノール、p−フ
ェニルフェノール、レゾルシノール、ピロガロール、フ
ロログルシノール等のフェノール類と、ホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド等のアルデヒ
ド類とを付加縮合させて得られるアルカリ可溶性ノボラ
ック樹脂、ならびにヒドロキシスチレンまたはα−メチ
ルヒドロキシスチレン等のヒドロキシスチレン誘導体の
重合体等を挙げることができる。
アルカリ可溶性ノボラック樹脂は、フェノール類とアル
デヒド、類とを酸性触媒の存在下に常法により縮合させ
ることにより製造される。この際に用いられる酸性触媒
としては、例えばシュウ酸、酢酸、塩酸、硫酸等が挙げ
られ、これ7らは、通常、反応に供されるアルデヒド類
の化学量論的量より少ない量で用いられる。前記縮合反
応は、80〜150℃、特に95〜120℃、1〜3気
圧の圧力下に行うことが好ましい。
前記ヒドロキシスチレンまたはヒドロキシスチレン誘導
体の重合体は、その七ツマ−を、例えばアゾビスイソブ
チロニトリル等のアゾ化合物や過酸化ベンゾイル、過酸
化ラウロイル等の過酸化物からなるラジカル発生剤の存
在下にラジカル重合する方法、ヒドロキシスチレンまた
はヒドロキシスチレン誘導体に含まれる水酸基をシリル
化またはアセチル化し、このものを前記ラジカル発生剤
の存在下に、またはn−ブチルリチウム、5ec−ブチ
ルリチウム、ナトリウムナフタレン等のアニオン重合開
始剤の存在下に重合し、次いで脱シリル化または脱アセ
チル化する方法等により製造される。これらのヒドロキ
シスチレンまたはヒドロキシスチレン誘導体の重合体は
、他の重合体モノマーとの共重合体であってもよい。こ
の際、共重合することのできる七ツマ−としては、例え
ばスチレン、アミノスチレン等のスチレン系モノマー、
(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ヒドロキシ
エチル等の(メタ)アクリル酸系モノマー、ブタジェン
、イソプレン等のジエン系モノマーが挙げられ、これら
のモノマーは2種以上を組み合わせてもよい。ヒドロキ
シスチレンまたはヒドロキシスチレン誘導体の重合体中
のヒドロキシスチレンまたはヒドロキシスチレン誘導体
の重合割合は、好ましくは30〜100モル%、特に好
ましくは40〜100モル%である。
前記アルカリ可溶性樹脂の中でも、m−クレゾールとp
−クレゾールおよび/またはキシレノールとを含むフェ
ノール類とホルムアルデヒドとを縮合させて得られるア
ルカリ可溶性ノボラック樹脂、特にO−クレゾールを含
まず、m−クレゾールとp−クレゾールのみのフェノー
ル類または、m−クレゾールとキシレノールのみのフェ
ノール類とホルムアルデヒドとを縮合させて得られるア
ルカリ可溶性ノボラック樹脂が好ましく、lその中でも
m−クレゾールとp−クレゾールとを重量比で9515
〜30/70の割合で縮合させて得られるもの、または
、m−クレゾールとキシレノールとを重量比で9515
〜30/70の割合で縮合させて得られるものが特に好
ましい。
なお前記キシレノールとしては、例えば、2.3−キシ
レノール、2.4−キシレノール、2.5−キシレノー
ル、2,6−キシレノール、3,4−キシレノール、3
.5−キシレノール等を挙げることができる。
アルカリ可溶性樹脂に混合されるキノンジアジド化合物
としては、1.2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホ
ン酸エステル、■、2−ナフトキノンジアジドー4−ス
ルホン酸エステル、1,2−ナフトキノンジアジド−5
−スルホン酸エステル等が挙tデられ、具体的には、例
えばモノもしくはポリヒドロキシベンゼンまたはこれら
の化合物の誘導体の前記エステル類が挙げられる。ここ
におけるヒドロキシベンゼンの具体例としては、p−ク
レゾール、レゾルシン、ピロガロール、フロログルシノ
ール等が挙げられる。
さらに、キノンジアジド化合物としては、例えば下記式
(■): (m”は1〜3の整数、R2はアルキル基、了り一ル基
、(ポリ)ヒドロキシアリール基またはアラルキル基を
示す〕で表される化合物のヒドロキシル基の全部または
一部に、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニ
ルクロリド、1.2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホニルクロリドまたは1.2−ベンゾキノンジアジド−
4−スルホニルクロリドを縮合させて得られるキノンジ
アジド化合物のスルホン酸エステルを用いることもでき
る。
前記式(n)で表される化合物の具体例としては、2.
3.4− )リヒドロキシフェニルメチルケト7.2.
3.4−)リヒドロキシフェニルエチルケトン、2,3
.4−1−リヒドロキシフェニルブチルケトン、2,3
.4−)リヒドロキシフェニルーn−へキシルケトン、
3,4.5− )リヒドロキシフェニルメチルケトン、
3,4.5− )リヒドロキシフェニルエチルケトン、
3,4.5− )リヒドロキシフェニルブチルケトン、
3.4.5− )リヒドロキシフェニルーn−へキシル
ケトン、2.4.6−ドリヒドロキシフエニルメチルケ
トン、2,4.6− )リヒドロキシフェニルエチルケ
トン、2,4.6− )リヒドロキシフェニルブチルケ
トン、2,4.6− トリヒドロキシフェニル−n−へ
キシルケトン、2,3.4− トIJ l: )’ロキ
シフェニルデシルヶトン、2,3.4− )リヒドロキ
シベンゾフエノン、2,4.6− トリヒドロキシベン
ゾフェノン、2.3.4− トリヒドロキシフェニルベ
ンジルケトン、3,4.5−1−リヒドロキシフェニル
ベンジルケトン、2.4.6− トリヒドロキシフェニ
ルベンジルケトン、2.4−ジヒドロキシフェニルプロ
ピルケトン、2,4−ジヒドロキシフェニル−n−へキ
シルケトン、2.4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2
.3,4.4 ′−テトラヒドロキシベンゾフェノン、
2.4.6.4 ’−テトラヒドロキシベンゾフェノン
、2,4.2 ′、4 ′−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、2.3,4.2 ′、4 ’−ペンタヒドロキ
シベンゾフェノン、2.4.6.2 ′、4 ′−ペン
タヒドロキシベンゾフェノン、2.3,4.2 ’ 、
3.4 ’ −ヘキサヒドロキシベンゾフェノン、2,
4,6.2 ’ 、4 ′、6 ′−へキサヒドロキシ
ベンゾフェノン等が挙げられる。
また、キノンジアジド化合物としては、例えば2.4.
2 ’ 、4 ′−テトラヒドロキシ−6,6゛−ジメ
チル−ジフェニルメタン、2,6.2 ′、6 ’−テ
トラヒドロキシー3.5.3 ’ 、5 ’−テトラク
ロルージフヱニルメタン、2.2’−ジヒドロキシ−4
,4′−ジメチル−ジフェニルメタン−(1,1) 、
2.2 ’−ジヒドロキシー4,4′−ジメトキシ−ジ
フェニルエタン=(1,1) 、2,4.2 ’ 、4
 ′−テトラヒドロキシージフェニルエタン−(1,1
) 、2.2 ’−ジヒドロキシー4.4′−ジメトキ
シ−トリフェニルメタン、2.2′−ジヒドロキシ−ジ
ナフチルメタン、2.4.2 ’ 、4 ′−テトラヒ
ドロキシージフェニルスルホキシド、2.4.2 ′、
4 ′−テトラヒドロキシ−6,6′−ジメチル−ジフ
ェニルエタン−(1,1)、2.4.2 ’ 、4 ’
−テトラヒドロキシ−6,6′−ジカルボメトキシージ
フェニルメタン、2.4.2 ′、4 ′−テトラヒド
ロキシ−6,6′−ジメチル−トリフェニルメタン、2
,4.2 ” 、4 =−テトラヒドロキシ−ジフェニ
ルプロパン−(1,1) 、2.4.2 ” 、4 ”
−テトラヒドロキシ−ジフェニル−n−7’タフ−(1
,1)、2.4.2 ” 、4 ” 、6 ”−ペンタ
ヒドロキシ−トリフェニルメタン、2.4.2 ” 、
4 ”−テトラヒドロキシ−ジフェニルシクロヘキサン
−(1,1) 、2.2−ジヒドロキシ−4,4′−ジ
メトキシ−ジフェニルメタン、2.4.2 ’ 、4 
’−テトラヒドロキシージフェニルペンクン−(1,1
) 、2.4.2’ 、4 ’−テトラヒドロキシージ
フェニルブロバンー(2,2) 、2.4.2 ” 、
4 ′−テトラヒドロキシートリフェニルメタン、2.
2”−ジヒドロキシ−5,5′−ジブロム−ジフェニル
メタン、2.2’−ジヒドロキシ−5,5′−ジクロル
−ジフェニルエタン−(1,1) 、2.2’−ジヒド
ロキシ−5,5′−ジブロムージフヱニルエタン−(1
,1)等を、1.2−ナフトキノンジアジド−4−スル
ホニルクロリド、1.2−ナフトキノンジアジド−5−
スルホニルクロリドまたは1,2−ベンゾキノンジアジ
ド−5−スルホニルクロリドと縮合させて得られるキノ
ンジアジド化合物を用いることもできる。
さらに、3.5−ジヒドロキシ安息香酸ラウリル、2.
3.4− )リヒドロキシ安息香酸フェニル、3.4.
5−トリヒドロキシ安息香酸プロピル、3,4.5− 
) IJヒドロキシ安息香酸フェニル等の(ポリ)ヒド
ロキシ安息香酸アルキルエステルまたはアリールエステ
ルを、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニル
クロリド、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホ
ニルクロリドまたは1.2−ベンゾキノンアジド−5−
スルホニルクロリドと縮合させて得られるキノンジアジ
ド化合物を用いることもできる。
キノンジアジド化合物の添加量は、得られる感放射線性
樹脂組成物を塗布し、乾燥してレジストとして使用する
際のレジストの耐熱性、耐プラズマエツチング性、未照
射部分の溶解性、放射線に対する感度幅等の点から、ア
ルカリ可溶性樹脂100重量部当たり、好ましくは10
〜40重量部、特に好ましくは15〜35重量部である
前記感放射線性を付与されたアルカリ可溶性樹脂として
は、例えば1.2−ナフトキノンジアジド−4−スルホ
ニル基、1.2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニ
ル基、1.2−ベンゾキノンジアジド−4−スルホニル
基等のキノンジアジドスルホニル基を導入したアルカリ
可溶性ノボラック樹脂、キノンジアジドスルホニル基を
導入したヒドロキシスチレンまたはヒドロキシスチレン
誘導体の重合体等を挙げることができる。
前記感放射線性を付与されたアルカリ可溶性樹脂は、前
記のアルカリ可溶性樹脂と、1,2−ナフトキノンジア
ジド−4−スルホニルクロリド、1.2−ナフトキノン
ジアジド−5−スルホニルクロリド、1.2−ベンゾキ
ノンジアジド−4−スルホニルクロリド等のキノンジア
ジドスルホニルクロリドとを適当な溶媒中で必要に応じ
て塩基性触媒の存在下に縮合させることにより製造され
る。
前記アルカリ可溶性樹脂または感放射線性を付与された
アルカリ可溶性樹脂は、2種以上併用することもできる
が、併用する場合には樹脂同士が相溶性を有することが
好ましい。
前記感放射線性樹脂組成物には、必要に応じて増感剤が
配合されていてもよい。増感剤としては、例えばベンゾ
トリアゾールおよびそのハロゲン化物、5−メチルトリ
アゾールおよびそのハロゲン化物、5,6−シスチルベ
ンゾトリアゾールおよびそのハロゲン化物、1,2−ナ
フトトリアゾールおよびそのハロゲン化物、シクロヘキ
シルトリアゾールおよびそのハロゲン化物、1.2.3
− !−リアゾールおよびそのハロゲン化物、1,2.
4− トリアゾールおよびそのハロゲン化物、4.5−
ジシアノ−1,2,3−トリアゾールおよびそのハロゲ
ン化物等のトリアゾール類;インダゾールおよびそのハ
ロゲン化物、5−ニトロインダゾールおよびそのハロゲ
ン化物、6−アミノインダゾールおよびそのハロゲン化
物等のインダゾール類;イミダゾールおよびそのハロゲ
ン化物、4−アザベンゾイミダゾールおよびそのハロゲ
ン化物等のイミダゾール類;2H−ピリド(3,2−b
)−1,4−オキサジン−3(4H)オン類;10Hピ
リド(3,2−b)−(1,4)−ベンゾチアジン類;
ラウゾール類:ヒダントイン類;バルビッール酸類;グ
リシン無水物類;1−ヒドロキシベンゾトリアゾール類
;アロキサン類;およびマレイミド類が用いられる。
また、増感剤は、これらの化合物の誘導体であってもよ
く、例えば1−メチルウラゾール、1−フェニルウラゾ
ール、3−メチルウラゾール、3−p−トリウラゾール
、5.5−ジフェニルヒダントイン、5.5−ジメチル
ヒダントイン、5−メチル−5−フェニルヒダントイン
、5−メチル−5−p−トリルヒダントイン、l−メチ
ルヒダントイン、1−フェニルヒダントイン、1−メチ
ル−5−メチルヒダントイン、5−メチルヒダントイン
、5−エチル−5−p−トリルヒダントイン、5.5−
ジエチルヒダントイン、5−エチル−5−p−トリルバ
ルビッール酸、5−ニトロバルビッール!、5.5−ジ
メチルバルビッール酸、5,5−ジフェニルバルビッー
ル酸、1−メチルグリシン、1−フェニルグリシン、2
−メチルグリシン、2.2−ジメチルグリシン、5−メ
チル−1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、5.6−シ
メチルー1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、1−メチ
ルアロキサン、1−フェニルアロキサン、3−フェニル
マレイミド等が挙げられる。
また、前記感放射線性樹脂組成物には、必要に応じて現
像性、保存安定性、塗布性等を向上させる目的で、例え
ばロジン、シェラツク等の天然樹脂、スチレンと無水マ
レイン酸との共重合体、スチレンと(メタ)アクリル酸
またはこれらのアルキルエステルとの共重合体、(メタ
)アクリル酸とこれらの(ヒドロキシ)アルキルエステ
ルとの共重合体、(メタ)アクリル酸エステル重合体、
ビニルピロリドン重合体等の合成樹脂;界面活性剤;フ
タル酸ジエチル、フタル酸ジイソプロピル、フタル酸ジ
−t−ブチル等の可塑剤が配合されていてもよい。
本発明に用いられる感放射線性樹脂組成物の他の例とし
ては、共役ジエン系重合体の環化物と放射線架橋剤とを
溶剤に溶解してなる感放射線性樹脂組成物を挙げること
ができる。
前記共役ジエン系重合体の環化物は、ポリマー鎖に、シ
ス−1,4−ブタジェン単位、トランス−1,4−ブタ
ジェン単位、シス−1,4−イソプレン単位、トランス
−1,4−イソプレン単位、シス−1,4−ペンタジェ
ン単位、トランス−1,4−ペンタジエン単位、1,4
.2−フェニルブタジェン単位、1,2−ブタジェン単
位、3,4−イソプレン単位、1.2−ペンタジェン単
位、3.4−2−フェニルブタジェン単位等の共役ジエ
ン単位を持つ重合体の環化物である。
なお、前記共役ジエン単位と共重合できる単量体単位と
しては、スチレン単位、α−メチルスチレン単位等のビ
ニル系芳香族化合物単位、エチレン単位、プロピレン単
位、イソブチレン単位等のオレフィン単位を例示するこ
とができる。
これらの共役ジエン系重合体の環化物としては、シス−
1,4−イソプレン単位、トランス−1,4−イソプレ
ン単位、3,4−イソプレン単位、シス−1,4−ブタ
ジェン単位、トランス−1,4−ブタジェン単位および
1,2−ブタジェン単位から選ばれる少なくとも1種の
単位を持つ重合体の環化物が好ましく、特にイソプレン
重合体またはブタジェン重合体の環化物が好ましい。前
記共役ジエン系重合体の環化物の残存二重結合量は、特
に限定するものではないが、好ましくは5〜95%、特
に好ましくは10〜90%、最も好ましくは15〜50
%である。
なお、前記残存二重結合量は、 で表されるC* : NMRにより測定)前記放射線架
橋剤としては、有機溶剤に可溶な放射線架橋剤であれば
特に限定するものではなく、アジド系感光性物質、例え
ば4.4′−ジアジドスチルベン、p−フェニレンビス
アジド、4.4’−ジアジドベンゾフェノン、4.4′
−シア゛シトフェニルメタン、4.4′−ジアジドカル
コン、2,6−ビス(4′−アジドベンザル)シクロヘ
キサノン、2.6−ビス(4′−アジドベンザル)−4
−メチルシクロシクロヘキサノン、4,4′−ジアジド
フェニル、4,4′−ジアジド−3,3′−ジメチルジ
フェニル、2,7−ジアジドカルコン等を用いることが
できる。これらの放射線架橋剤は、共役ジエン系重合体
の環化物100重量部に対して好ましくは0.1〜IO
重量部、特に好ましくは1〜5重量部添加して使用され
る。
前記例示の感放射線性樹脂組成物に用いられる溶剤とし
ては、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノメチルエーテル、エチレング
リコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモ
ノエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエー
テル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテ
ート等のグリコールエーテル類、メチルセロソルブアセ
テート、エチルセロソルブアセテート、ブチルセロソル
ブアセテート等のセロソルブエステル類、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトニル
アセトン、アセトフェノン、イソホロン等のケトン類、
ベンジルエチルエーテル、1,2−ジブトキシエタン、
ジヘキシルエーテル等のエーテル類、カプロン酸、カプ
リル酸等の脂肪酸類、1−オクタツール、1−ノナノー
ル、1−デカノール、ベンジルアルコール等のアルコー
ル類、酢酸エチル、酢酸ブチル、2−エチルヘキシルア
セテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテート
、酢酸ベンジル、安息香酸ベンジル、シュウ酸ジエチル
、シュウ酸ジプチル、マロン酸ジエチル、マレイン酸ジ
ブチル、マレイン酸ジエチル、フタル酸ジメチル、炭酸
エチレン、炭酸プロピレン、乳酸メチル、乳酸エチル、
乳酸ブチル等のエステル類、T−ブチロラクトン等のラ
クトン類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド等のアミド類が挙げられる。
これらの溶剤は、1種単独でまたは2種以上を組み合わ
せて用いられる。溶剤の使用量は、感放射線性樹脂組成
物を塗布する際の必要膜厚により異なるが、一般に該組
成物の固型分100重量部当たり、100〜2.000
重量部、好ましくは300〜1,500重量部である。
本発明の感放射線性樹脂組成物をシリコンウェーハやガ
リウムヒ素等の基板に塗布する方法としては、回転塗布
、流し塗布、ロール塗布等の方法により塗布する方法が
挙げられる。
本発明の感放射線性樹脂組成物を用いるに際しては、微
細加工すべき基板上にこれを塗布し、乾燥し、感放射線
性樹脂層を形成した後、放射線、例えば電子線、紫外線
、遠紫外線、X線、可視光線、中性子線、分子線、イオ
ン線等を部分的に照射し、現像することによりパターン
を形成する。
本発明の感放射線性樹脂組成物を用いてレジストパター
ンを形成する際に用いられる現像液としては、用いられ
る感放射線性樹脂組成物が前記アルカリ可溶性樹脂を含
むものである場合には、例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタ
ケイ酸ナトリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸水素ナ
トリウム等の無機アルカリ類の水溶液、n−プロピルア
ミン、ジ−n−プロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン
、メチルジエチルアミン、ピロール、2.5−ジメチル
ピロール、β−ピコリン、コリジン、ピペリジン、ピペ
ラジン、トリエチレンジアミン等のアミン類の水溶液、
ジメチルエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジ
エチルヒドロキシルアミン等のアルコールアミン類の水
溶液、テトラメチルアンモニアヒドロキシド、テトラエ
チルアンモニアヒドロキシド等の水溶液またはアンモニ
ア水を主剤とする現像液が挙げられる。これらの現像液
には、さらに現像性を改良する目的で、例えば界面活性
剤、亜硫酸ソーダ、亜硫酸アンモニウム等の安定剤、ア
ルコール、ケトン、エステル、エーテル等の親水性有機
溶剤、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テト
ラプロピルアンモニウムプロミド、テトラ−n−ブチル
アンモニウムヒドロキシド、テトラ−n−ブチルアンモ
ニウムクロリド、トリメチルベンジルアンモニウムヒド
ロキシド、トリメチルベンジルアンモニウムヨーシト、
テトラペンチルアンモニウムヒドロキシド、テトラペン
チルアンモニウムゾロミド等を添加することができる。
なお、これらの現像液を用いた場合、現イ飯後のレジス
トパターンは、通常、水でリンスを行う。
また、用いられる感放射線性樹脂組成物が前記放射線架
橋剤を含むものである場合の現像液としては、ベンゼン
、トルエン、キシレン、n−へブタン、シクロヘキサン
、エチルシクロヘキサン、クロロホルム、四塩化炭素、
クロルベンゼン、ジクロルベンゼン、デカリン、メタノ
ール、エタノール、アセトン、エチルエーテル、酢酸n
−ブチル、酢酸n−アミル、ジオキサン等の溶剤および
これらの溶剤を適当な比で混合した混合溶剤等を例示す
ることができる。
なおこれらの現像液には、界面活性剤、例えば脂肪族エ
ステル系非イオン界面活性剤等を添加することよって現
像性をさらに改良することができる。脂肪族エステル系
非イオン界面活性剤としては、ソルビタントリオレエー
ト、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタンモノオレ
エート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンジス
テアレート、ステアリン酸モノグリセリド、オレイン酸
モノグリセリド等のHLBI〜5の、ものを挙げること
ができる。
さらに、これらの現像液を用いた場合、現像後にメタノ
ール、エタノール、アセトン、エチルエーテル、酢酸n
−ブチル、酢酸n−アミル、ジオキサン等を用いてリン
スしてもよい。
なおここで、感放射線性樹脂組成物として放射線感応性
を付与されたアルカリ可溶性樹脂を含む感放射線性樹脂
組成物を使用した場合には放射線照射後にシラン化合物
、例えばヘキサメチルジシラザン、メチルトリクロロシ
ランなどを感放射線性樹脂層に接触させることにより乾
式現像することもできる。この乾式現像は、酵素プラズ
マなどを用いた反応性イオンエツチングにより、放射線
未照射部をエツチングすることにより行う。
このようにしてレジストパークンが形成された後レジス
トパターンをマスクとして、露出部分の反応性イオンエ
ツチングによるエツチングや、高電流イオン注入装置を
用い基板にボロンイオンやリンイオンなどの不純物イオ
ンを所定の位置に注入する工程を行う。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ、本発明をさらに具体的に説明する
実施例1 (1)セパラブルフラスコに、m−クレゾール65g(
0,60モル)およびp−クレゾール35g(0,32
モル)を仕込んだ後、37重景%ホルムアルデヒド水溶
液66ml1およびシュウ酸0.04gを添加し、攪拌
しながら該フラスコを油浴に浸して反応温度を100℃
に保持しながら10時間反応させた。
反応終了後、20tmHgに減圧して水を留去し、さら
に内温を130℃に上昇させて未反応物を除去した。次
いで、反応生成物である溶融したアルカリ可溶性ノボラ
ック樹脂を室温に戻して回収した。
(21(11で得られたアルカリ可溶性ノボラック樹脂
15 g、2,3.4− )リヒドロキシベンゾフエノ
ン−1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸ト
リエステル3.7gおよび式: で表わされる電荷移動錯体0.22 gをエチルセロソ
ルブアセテート50gに溶解した後、0.2μmのメン
ブランフィルタ−でろ過し、本発明の組成物を調製した
実施例2 実施例1の(2)で用いた電荷移動錯体の代わりに、式
: で表わされる電荷移動錯体0.35 gを用いた以外は
、実施例1の(2)と同様にして、本発明の組成物を調
製した。
実施例3 実施例1の(2)で用いた電荷移動錯体の代わりに、式
: で表わされる電荷移動錯体0.90 gを用いた以外は
、実施例1の(2)と同様にして、本発明の組成物を調
製した。
比較例1 実施例1の(2)の電荷移動錯体を添加しない以外は、
実施例1の(2)と同様にして組成物を調製した。
比較例2 実施例1の(2)で用いた電荷移動錯体の代りに、特開
昭61−125019号公報記載のジアザビシクロオク
タン1.Ogを用いた以外は、実施例1の(2)と同様
にして組成物を調製した。
実施例4 (1)  セパラブルフラスコに、m−クレゾール64
8g (6モル)、3.5−ジメチル−フェノール48
8g (4モル)、37重量%ホルムアルデヒド水溶液
770gおよびシュウ酸0.8 gを添加し、撹拌しな
がら該フラスコを油浴に浸して反応温度を100℃に保
持しながら5時間反応させた。反応終了後、減圧にして
水を留去し、さらに内温を180℃まで上昇させて未反
応物を除去した。
次に、反応生成物である溶融したアルカリ可溶性ノボラ
ック樹脂を室温に戻して回収した。
(2)  (1)で得られたアルカリ可溶性ノボラック
樹脂15 g、 2.3.4− )リヒドロキシベンゾ
フエノ・ノー1.2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホン酸トリエステル4.0gおよび式: で表わされる電荷移動錯体0.29 gを、エチルセロ
ソルブアセテート41gおよび炭酸プロピレン4.6g
からなる混合溶媒に溶解した後、0.2μmのメンブラ
ンフィルタ−でろ過し、本発明の組成物を調製した。
比較例3 実施例4の(2)で用いた電荷移動錯体を添加しない以
外は、実施例4の(2)と同様にして組成物を調製した
試験例1 実施例1〜4および比較例1〜3で調製した組成物の特
性を下記の方法で評価した。結果を表1に示す。
(1)4里止二圧匝 高抵抗測定装置(EHR−1500、真空理工■製)の
測定用電極の上に組成物の溶液を回転塗布した後、90
℃に保持したホットプレート上で2分間ブレベークして
膜厚3μmのレジスト膜を得る。得られた膜の電気伝導
度を、同装置で測定する。
(2)゛  二および”  のi・ 組成物の溶液をシリコンウェーハ上に回転塗布した後、
90℃に保持されたホットプレート上で2分間プレベー
クして膜厚1.3μmのレジスト膜を得る。
得られたレジスト膜に、ライン幅とスペース幅の等しい
(IL/Isパターン)テストパターンレチクルを用い
、350W超高圧水銀灯を備えた縮小投影露光装置?1
ANN 4800 DSW  (GCA社製)で0.8
秒間露光した後、現像液であるテトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシド2.38重貴簡水溶液に25℃で1分間
浸漬して現像し、次に流水にてリンスする。
このようにして得られたレジストパターンの残膜率およ
び解像度を測定する。
(3ン イオン゛に・ る 上記(2)で形成したレジストパターンを130℃に保
持されたホントプレート上で2分間ポストベークする。
このレジストパターンをマスクとして、高電流イオン注
入装置を用いて、シリコンウェーハにボロン(B+)の
イオン注入を注入エネルギ150keV、注入量5 X
 10 l5ior+s/ elmzで行なう。イオン
注入後のレジストパターンを光学顕微鏡または走査型電
子顕微鏡で観察する。
実施例5 (11内容積5rのセパラブルフラスコに、イソプレン
重合体(シス−1,4結合99%、3.4−結合1%、
 〔η〕 (30℃、トルエン中)=4.7d!/g)
125gを入れ、窒素置換したのち脱水したキシレン2
.375gを窒素気流下に加え、油浴により80℃に加
温し、該温度で攪拌機で約10時間混合し均一な溶液と
した。次いで、反応系の温度を80℃に保ちながら、フ
ルオロ硫酸9.1ミリモルを加え、30分間攪拌した。
次いで、前記溶液を攪拌しながら約IIlの水を加え、
油浴を外して冷却して反応を停止させた。生成物のゲル
化を防ぐために、2,6−シーtert−ブチル−p−
クレゾールを1.25 g加え、生成物を大過剰のメタ
ノール中で沈澱させ分離し、メタノールで洗浄後乾燥し
た。得られた環化物は、〔η〕 (30℃、トルエン中
)=0.64dl/g、残存二重結合量20%の環化物
であった。
(2)  このようにして得られた環化物30gに、2
.6−ビス−(4′−アジドベンザル)シクロヘキサノ
ン0.6gおよび式: で表わされる電荷移動錯体0.41gをキシレンとアセ
トニトリルの混合溶媒(容積比=9 : 1)に溶解し
、固形分濃度14重量%の組成物を調製した。
比較例4 実施例5の(2)で用いた電荷移動錯体を使用しない以
外は、実施例5の(2)と同様にして組成物を調製した
実施例6 実施例5の(2)で用いた電荷移動錯体の代わりに、式
: で表わされる電荷移動錯体1.1gを用いた以外は、実
施例5の(2)と同様にして本発明の組成物を調製した
試験例2 実施例5.6および比較例4で調製したレジスト組成物
の特性を下記の方法で評価した。結果を表2に示す。
(1)盪里性皇鍾値 90℃に保持したクリーンオープン中で15分間乾燥し
た以外は試験例1(1)と同様にして測定した。
(2)    ・ ゛よび”、庁のi・レジスト組成物
の溶液をシリコンウェーハ上に回転塗布した後、80℃
に保持したクリーンオーブン中で15分間乾燥し、膜厚
1μmのレジスト膜を得る。得られたレジスト膜に、ラ
イン幅とスペース幅の等しい(IL/Isパターン)テ
ストパターンマスクを用い、250W超高圧水銀灯を備
えたマスクアライナ−PLA−501F  (キャノン
■製)で0.9秒間照射した後、現像液としてn−ヘプ
タンとm−キシレンの混合溶媒(容積比=80:20)
を用いて現像しレジストパターンを形成した後、酢酸n
−ブチルを用いてレジストパターンをリンスした。この
ようにして得られたレジストパターンの残膜率および解
像度を測定する。
(3)イオン゛ に・ る 上記(2)で形成したレジストパターンを130℃に保
持されたホットプレート上で2分間ポストベークする。
このレジストパターンをマスクとして用いた以外は、試
験例1の場合と同様にしてイオン注入に対する耐性を評
価し、た。
C発明の効果〕 本発明の組成物は、感放射線性、残膜率、解像度等のレ
ジストに求められる基本性能に優れるため種々の加工工
程に利用でき、高精度の微細加工を実現でき、製品であ
る集積回路の歩留りを向上させることができる。特に、
得られるレジスト膜が良好な導電性を有するので、従来
困難であったプラズマエンチング、反応性イオンエツチ
ング等のドライエツチングやイオン注入等の荷電粒子の
照射を伴なう諸工程におけるレジストへの電荷の蓄積を
良好に防止することができる。
代理人 弁理士 岩見谷 周 志

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導電性有機電荷移動錯体を配合されていることを
    特徴とする感放射線性樹脂組成物。
JP3561588A 1988-02-18 1988-02-18 感放射線性樹脂組成物 Pending JPH01210944A (ja)

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Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5627139A (en) * 1979-08-09 1981-03-16 Ibm Electronnbeam resist composition
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