JPH01209773A - トルクセンサーを一体に備えた回転軸 - Google Patents
トルクセンサーを一体に備えた回転軸Info
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- JPH01209773A JPH01209773A JP63034080A JP3408088A JPH01209773A JP H01209773 A JPH01209773 A JP H01209773A JP 63034080 A JP63034080 A JP 63034080A JP 3408088 A JP3408088 A JP 3408088A JP H01209773 A JPH01209773 A JP H01209773A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
り久上立且ユ11
本発明は、その外周に沿って磁歪式トルクセンサーとし
ての強磁性材層が一体に形成された常温常磁性鋼製回転
軸に関するものである。
ての強磁性材層が一体に形成された常温常磁性鋼製回転
軸に関するものである。
従JLJL術
力、トルクなどを計測する力学量センサーにおいて、非
晶質磁性合金の応力−磁気効果を利用するセンサーが近
年注目されつつあり、この力学量センサーによれば、■
力の非接触検出が可能である、■力の電気量への変換を
直接的に行うことができる、■センサーとしての装置構
造が簡単で、小型化が達成される等の利点が得られる。
晶質磁性合金の応力−磁気効果を利用するセンサーが近
年注目されつつあり、この力学量センサーによれば、■
力の非接触検出が可能である、■力の電気量への変換を
直接的に行うことができる、■センサーとしての装置構
造が簡単で、小型化が達成される等の利点が得られる。
その−例として、応力−磁気効果が敏感な正の磁歪を有
する非晶質磁性合金の薄帯01を回転軸02に巻き付け
、トルクTによって回転軸02に生ずる捩り歪を薄帯0
1に導入せしめ、応力−磁気効果による薄帯01の磁気
特性の変化を検出し、もってトルクTを検出するトルク
センサーが知られている(第1図参照)。強磁性金属で
は、引張り応力を与えると引張り方向の磁気弾性エネル
ギーが低下し、その方向で磁化が容易になる現象があり
、この現象を応力−磁気効果と称しているが、前記トル
クセンサーにおいては、該応力−磁気効果を利用して、
薄帯01の全面に周方向03に対する傾斜角α(α〉4
5°)の方向に−様な磁化容易軸(−軸磁気異方性)に
Uを与えている。しかるに、回転軸02にトルクTが作
用すると、第2図図示の如く回転軸02の表面で軸心線
方向に対して角度±45°のの外径である)で表わされ
る最大応力σが生じ、応力−磁気効果により、+σの方
向にも一軸磁気異方性が誘導され、結果として合成され
た磁化容易軸Ku’が与えられる。
する非晶質磁性合金の薄帯01を回転軸02に巻き付け
、トルクTによって回転軸02に生ずる捩り歪を薄帯0
1に導入せしめ、応力−磁気効果による薄帯01の磁気
特性の変化を検出し、もってトルクTを検出するトルク
センサーが知られている(第1図参照)。強磁性金属で
は、引張り応力を与えると引張り方向の磁気弾性エネル
ギーが低下し、その方向で磁化が容易になる現象があり
、この現象を応力−磁気効果と称しているが、前記トル
クセンサーにおいては、該応力−磁気効果を利用して、
薄帯01の全面に周方向03に対する傾斜角α(α〉4
5°)の方向に−様な磁化容易軸(−軸磁気異方性)に
Uを与えている。しかるに、回転軸02にトルクTが作
用すると、第2図図示の如く回転軸02の表面で軸心線
方向に対して角度±45°のの外径である)で表わされ
る最大応力σが生じ、応力−磁気効果により、+σの方
向にも一軸磁気異方性が誘導され、結果として合成され
た磁化容易軸Ku’が与えられる。
一般に磁性体の透磁率は、磁界方向に対する磁化容易軸
の方向によって変化することから、前記磁化容易軸の変
化(にu−+Ku’ )を透磁率の変化ととして捉え、
トルクTの大きさを検出することができる。そこで、例
えば励磁コイル(−次コイル)、検出コイル(二次コイ
ル)を用いて透磁率(または磁束密度)の変化を電圧変
化として検出すると、第3図図示の如きトルク−出力曲
線が得られる。
の方向によって変化することから、前記磁化容易軸の変
化(にu−+Ku’ )を透磁率の変化ととして捉え、
トルクTの大きさを検出することができる。そこで、例
えば励磁コイル(−次コイル)、検出コイル(二次コイ
ル)を用いて透磁率(または磁束密度)の変化を電圧変
化として検出すると、第3図図示の如きトルク−出力曲
線が得られる。
゛しよ とす
薄帯01をもって以上のようなトルク検出を行うために
は、薄帯01を回転軸02の表面に密接固定して回転軸
02の表面に生じる歪が正しく薄帯01に伝達されるよ
うにしなければならない。それ故、薄帯01は接着剤に
よって回転軸02の表面に接合される。ところが、接着
剤による接合は、■接着剤層の層厚を均一にするのが難
しい、■薄帯01の剥れが生じる心配がある、■接着剤
層の熱膨張係数が薄帯01のそれに比して非常に大きく
、湿度変化に伴う両者の熱膨張差により薄帯01に無荷
重状態(トルクT=0)での応力が発生し、トルクセン
サーとしての特性が変化する等の不都合がある。
は、薄帯01を回転軸02の表面に密接固定して回転軸
02の表面に生じる歪が正しく薄帯01に伝達されるよ
うにしなければならない。それ故、薄帯01は接着剤に
よって回転軸02の表面に接合される。ところが、接着
剤による接合は、■接着剤層の層厚を均一にするのが難
しい、■薄帯01の剥れが生じる心配がある、■接着剤
層の熱膨張係数が薄帯01のそれに比して非常に大きく
、湿度変化に伴う両者の熱膨張差により薄帯01に無荷
重状態(トルクT=0)での応力が発生し、トルクセン
サーとしての特性が変化する等の不都合がある。
本発明は斯かる事情の下に創案されたものであり、トル
クを測定する対象物である回転軸に別体品である磁歪材
料を取着するのではなく、回転軸自体の表面層をトルク
センサーとして使用可能にすることをその目的とする。
クを測定する対象物である回転軸に別体品である磁歪材
料を取着するのではなく、回転軸自体の表面層をトルク
センサーとして使用可能にすることをその目的とする。
・ ゛ た の − −−
この目的は、常温常磁性鋼で形成された回転軸の局所幅
帯域に、高エネルギー密度ビームの照射により周方向に
沿って表面層の加熱、急冷処理を施すことにより該局所
幅帯域の透磁率を他の箇所の透磁率よりも大きくなし、
該局所幅帯域を磁歪式l・ルクセンサーとして使用する
ことによって達成される。
この目的は、常温常磁性鋼で形成された回転軸の局所幅
帯域に、高エネルギー密度ビームの照射により周方向に
沿って表面層の加熱、急冷処理を施すことにより該局所
幅帯域の透磁率を他の箇所の透磁率よりも大きくなし、
該局所幅帯域を磁歪式l・ルクセンサーとして使用する
ことによって達成される。
なお、本明細書において、常温常磁性鋼の“鋼”とは、
鉄系材料一般をも含めた意味で用いることとする。
鉄系材料一般をも含めた意味で用いることとする。
鋼材の表面にレーザービーム、電子ビームの如き高エネ
ルギー密度ビームの照射を行なって加熱。
ルギー密度ビームの照射を行なって加熱。
急冷処理を施し、表面層を硬化させて耐摩耗性を向上さ
せる手法は良く知られている。この処理をオーステナイ
ト系ステンレス鋼であるJIS 5US304材、 5
UH37材、 5UH660材の如き常温常磁性鋼に施
覆と、急冷効果によってマルテンサイト相が生じる。マ
ルテンサイト相は強磁性を有しているから、前記処理が
その外周に施された常温常磁性鋼製軸は、あたかも回転
軸の外周に強磁性体である非晶質磁性合金1!jil帯
を接合したものに相当する。強磁性体に張力を作用させ
ると各磁区の磁化容易軸が張力の大きさに応じてその方
向に回転し、−軸磁気異方性が与えられる。強磁性体の
透磁率は磁界方向に対する磁化容易軸の方向によって変
化するのであるから、透磁率の変化堡を捉えることによ
って張力の大きさを知ることができる。
せる手法は良く知られている。この処理をオーステナイ
ト系ステンレス鋼であるJIS 5US304材、 5
UH37材、 5UH660材の如き常温常磁性鋼に施
覆と、急冷効果によってマルテンサイト相が生じる。マ
ルテンサイト相は強磁性を有しているから、前記処理が
その外周に施された常温常磁性鋼製軸は、あたかも回転
軸の外周に強磁性体である非晶質磁性合金1!jil帯
を接合したものに相当する。強磁性体に張力を作用させ
ると各磁区の磁化容易軸が張力の大きさに応じてその方
向に回転し、−軸磁気異方性が与えられる。強磁性体の
透磁率は磁界方向に対する磁化容易軸の方向によって変
化するのであるから、透磁率の変化堡を捉えることによ
って張力の大きさを知ることができる。
本発明の具体的内容は以下の実施例の説明によって゛明
確にされる。
確にされる。
支ifユ
■JIS 5US304材で形成された回転軸1の局所
幅帯域(幅Wで示される範囲)に、例えば炭酸ガスレー
ザビームを照射して全外周に亘って全表面層の加熱、急
冷処理(軸自体の冷却マスによる急冷)を施し、もって
回転軸1の外周に強磁性体層2を形成する(第4図)。
幅帯域(幅Wで示される範囲)に、例えば炭酸ガスレー
ザビームを照射して全外周に亘って全表面層の加熱、急
冷処理(軸自体の冷却マスによる急冷)を施し、もって
回転軸1の外周に強磁性体層2を形成する(第4図)。
このとき、レーザビームの出力密度、照射処理速度、ウ
ィービング幅および速度を変化させることにより強磁性
体層2の透磁率(μ)の大きさを制御できる。
ィービング幅および速度を変化させることにより強磁性
体層2の透磁率(μ)の大きさを制御できる。
・炭酸ガスレーザビームの照射条件例・・・出力10に
一1照射処理速度0.4111/分、ビーム径(d)=
2mm 。
一1照射処理速度0.4111/分、ビーム径(d)=
2mm 。
・照射処理によって得られる強磁性体層2の特徴・・・
強磁性体層層厚約400μm1透磁率(μ)−100〜
1000 (回転軸1本体の透磁率(μ)=2〜3)。
強磁性体層層厚約400μm1透磁率(μ)−100〜
1000 (回転軸1本体の透磁率(μ)=2〜3)。
■強磁性体層2に接近させて一次コイル3.二次コイル
4.5を巻いた三つ膜状磁心6を配置する。励磁コイル
である一次コイル3に高周波電流を流し、検出コイルで
ある二次コイル4.5の端子線に生じる誘起電圧(V)
を調べる(第5図。
4.5を巻いた三つ膜状磁心6を配置する。励磁コイル
である一次コイル3に高周波電流を流し、検出コイルで
ある二次コイル4.5の端子線に生じる誘起電圧(V)
を調べる(第5図。
第6図)。
0回転軸1にトルクTを作用させると、回転軸1の外周
面に沿って周方向に対する傾斜角±45゜の方向に最大
応力十σ(引張り応力)、−σ(圧縮応力)が惹起され
る。その結果、強磁性体層2の磁化容易軸はトルクTの
大きさに応じて+σ力方向誘導され、磁心6aの先端か
ら磁心6bの先端に至る範囲に存在する強磁性体層2と
、磁心6aの先端から磁心6Cの先端に至る範囲に存在
する強磁性体層2との透磁率に大小差が生じ、その差に
応じた誘起電圧(V)が取出される。
面に沿って周方向に対する傾斜角±45゜の方向に最大
応力十σ(引張り応力)、−σ(圧縮応力)が惹起され
る。その結果、強磁性体層2の磁化容易軸はトルクTの
大きさに応じて+σ力方向誘導され、磁心6aの先端か
ら磁心6bの先端に至る範囲に存在する強磁性体層2と
、磁心6aの先端から磁心6Cの先端に至る範囲に存在
する強磁性体層2との透磁率に大小差が生じ、その差に
応じた誘起電圧(V)が取出される。
この誘起電圧(V)は、強磁性体!2の透磁率の変化(
すなわち回転軸1に与えられたトルクTによって強磁性
体層2に生じる引張り応力+σの大小)によって変化し
、透磁率とトルクTとの関係を予め調べておけば、誘起
電圧(V)を測定することにより、トルクTの大きさを
知ることができる。
すなわち回転軸1に与えられたトルクTによって強磁性
体層2に生じる引張り応力+σの大小)によって変化し
、透磁率とトルクTとの関係を予め調べておけば、誘起
電圧(V)を測定することにより、トルクTの大きさを
知ることができる。
11口11
■JIS 5US304材で形成された回転軸7の局所
幅帯域に例えば炭酸ガスレーザビームを照射して全外周
に亘って表面層の加熱、急冷処理(軸自体の冷却マスに
よる急冷)を施す。このとき、局所幅帯域の範囲Aでは
照射処理方向くビームを動かす方向)が周方向に対する
傾斜角(θ)=+45°になるようになしく形状磁気異
方性の付与)、範囲Bでは同じ(傾斜角(θ)=−45
°になるようになす(形状磁気異方性の付与)。また、
照射処理によって回転軸7の表面に生じる隣接処理線8
相互の間隔は、ビーム径(照射点の直径)をdとすると
き、隣接処理線8同志がその婦長のd/2を越えて重な
らないようにすべきである(第8図)。
幅帯域に例えば炭酸ガスレーザビームを照射して全外周
に亘って表面層の加熱、急冷処理(軸自体の冷却マスに
よる急冷)を施す。このとき、局所幅帯域の範囲Aでは
照射処理方向くビームを動かす方向)が周方向に対する
傾斜角(θ)=+45°になるようになしく形状磁気異
方性の付与)、範囲Bでは同じ(傾斜角(θ)=−45
°になるようになす(形状磁気異方性の付与)。また、
照射処理によって回転軸7の表面に生じる隣接処理線8
相互の間隔は、ビーム径(照射点の直径)をdとすると
き、隣接処理線8同志がその婦長のd/2を越えて重な
らないようにすべきである(第8図)。
なお、隣接処理線8同志は必ずしも重なる必要はなく、
小間隔を置いて形成してもよい。あるいは重なる箇所と
重ならない箇所を適宜組合せてもよい。その選択はビー
ム径、照射エネルギーの大小、その他の要求特性によっ
て行われる。ちなみに、隣接処理線8同志が重ならない
場合の照射処理表面層を一次照射層と称し、重なった部
分の照射処理表面層を二次照射層と称することができる
。
小間隔を置いて形成してもよい。あるいは重なる箇所と
重ならない箇所を適宜組合せてもよい。その選択はビー
ム径、照射エネルギーの大小、その他の要求特性によっ
て行われる。ちなみに、隣接処理線8同志が重ならない
場合の照射処理表面層を一次照射層と称し、重なった部
分の照射処理表面層を二次照射層と称することができる
。
■得られた強磁性体層9は、範囲AとBとで磁化容易軸
の方向が異なっており、回転軸7にトルクTを作用させ
たときに強磁性体層9に生じる最大引張り応力の大ぎさ
に応じて範囲A、B間の透磁率の差が変化する(引張り
応力大→透磁率差大)。
の方向が異なっており、回転軸7にトルクTを作用させ
たときに強磁性体層9に生じる最大引張り応力の大ぎさ
に応じて範囲A、B間の透磁率の差が変化する(引張り
応力大→透磁率差大)。
そこで、強磁性体11i9を接近包囲する態様で、範囲
Aに対しては円筒形の二次コイル11を設け、範囲Bに
対しては円筒形の二次コイル12を設け、二次コイル1
1.12を包囲して一次コイル10を設けて一次コイル
10に高周波電流を流し、二次コイル11、12の端子
線に生じる誘起電圧(V)を調べれば、実施例1と同様
にトルクTの大きさを知ることができる。ここで留意す
べきは、前記角度θがそれぞれ±45°であれば処理線
8の方向と回転軸7の表面に生じる最大応力方向とが一
致するため、トルクTが作用したときに強磁性体層9の
範囲Δ。
Aに対しては円筒形の二次コイル11を設け、範囲Bに
対しては円筒形の二次コイル12を設け、二次コイル1
1.12を包囲して一次コイル10を設けて一次コイル
10に高周波電流を流し、二次コイル11、12の端子
線に生じる誘起電圧(V)を調べれば、実施例1と同様
にトルクTの大きさを知ることができる。ここで留意す
べきは、前記角度θがそれぞれ±45°であれば処理線
8の方向と回転軸7の表面に生じる最大応力方向とが一
致するため、トルクTが作用したときに強磁性体層9の
範囲Δ。
8間で大きな透磁率差が得られることであり、したがっ
て、第3図においてトルクTの大きさが範囲(I)を越
えて回転軸7に作用する場合、角度θを45°よりも小
さく、または大きくすれば、範囲(I)内でのトルク(
T)の測定を行うことができる。ただし、15°≦θ≦
75′″の範囲が適当である。
て、第3図においてトルクTの大きさが範囲(I)を越
えて回転軸7に作用する場合、角度θを45°よりも小
さく、または大きくすれば、範囲(I)内でのトルク(
T)の測定を行うことができる。ただし、15°≦θ≦
75′″の範囲が適当である。
なお、前記各実施例において、高エネルギー密度ビーム
の照射による加熱、急冷処理を行う際に強磁性材粉末(
金I、R化物)を添加するか、あるいはビーム照射に先
立って回転軸の被処理表面に強磁性材(金属、酸化物)
の被覆(メツキ、溶射、塗布等による)を施しておけば
、単にビーム照射を行う場合に比して局所幅帯域のより
大ぎな透磁率を実現できる。
の照射による加熱、急冷処理を行う際に強磁性材粉末(
金I、R化物)を添加するか、あるいはビーム照射に先
立って回転軸の被処理表面に強磁性材(金属、酸化物)
の被覆(メツキ、溶射、塗布等による)を施しておけば
、単にビーム照射を行う場合に比して局所幅帯域のより
大ぎな透磁率を実現できる。
1且夏匁」
以上の説明から明らかなJ:うに、本発明では、常温常
磁性鋼で形成された回転軸の局所幅帯域に、高エネルギ
ー密度ビームの照射により周方向に沿って表面層の加熱
、急冷処理を施して、該局所幅帯域の透磁率を他の箇所
の透磁率よりも大きくなしたため、回転軸の外周に接着
剤を用いて非晶質磁性合金の薄帯を貼着する困難性、お
よびその他の各種不都合から開放され、トルクセンサー
付き回転軸製造上の作業能率の向上を計り得るとともに
トルクセンサーの早期の破損等の事態を回避することが
できる。
磁性鋼で形成された回転軸の局所幅帯域に、高エネルギ
ー密度ビームの照射により周方向に沿って表面層の加熱
、急冷処理を施して、該局所幅帯域の透磁率を他の箇所
の透磁率よりも大きくなしたため、回転軸の外周に接着
剤を用いて非晶質磁性合金の薄帯を貼着する困難性、お
よびその他の各種不都合から開放され、トルクセンサー
付き回転軸製造上の作業能率の向上を計り得るとともに
トルクセンサーの早期の破損等の事態を回避することが
できる。
第1図、第2図は非晶磁性合金薄帯を回転軸の外周に接
合して回転軸に与えられるトルクを検出する場合の原理
を説明する図、第3図は前記薄帯による軸トルク測定例
としてのトルク−出力曲線を示すグラフ、第4図は常温
常磁性鋼で形成された回転軸の外周面(局所幅帯域)に
高エネルギー密度ビームを照射して本発明の一実施例に
係る回転軸を得る状態を示す図、第5図は該本発明回転
軸の表面層に形成された強磁性体層の透磁率変化を検出
する装置を示す斜視図、第6図は第5図の表示方法を変
えて前記検出装置の配線を概念的に示す図、第7図は他
の実施例に係る回転軸およびその表面層に形成された強
磁性体層の透磁率変化を検出する装置を示す図、第8図
は該回転軸を得るための高エネルギー密度ビーム照射処
理態様を示す図である。 1・・・回転軸、2・・・強磁性体層、3・・・−次コ
イル、4・・・二次コイル、5・・・二次コイル、6・
・・磁心、7・・・回転軸、8・・・処理線、9・・・
強磁性体層、10・・・−次コイル、11.12・・・
二次コイル。
合して回転軸に与えられるトルクを検出する場合の原理
を説明する図、第3図は前記薄帯による軸トルク測定例
としてのトルク−出力曲線を示すグラフ、第4図は常温
常磁性鋼で形成された回転軸の外周面(局所幅帯域)に
高エネルギー密度ビームを照射して本発明の一実施例に
係る回転軸を得る状態を示す図、第5図は該本発明回転
軸の表面層に形成された強磁性体層の透磁率変化を検出
する装置を示す斜視図、第6図は第5図の表示方法を変
えて前記検出装置の配線を概念的に示す図、第7図は他
の実施例に係る回転軸およびその表面層に形成された強
磁性体層の透磁率変化を検出する装置を示す図、第8図
は該回転軸を得るための高エネルギー密度ビーム照射処
理態様を示す図である。 1・・・回転軸、2・・・強磁性体層、3・・・−次コ
イル、4・・・二次コイル、5・・・二次コイル、6・
・・磁心、7・・・回転軸、8・・・処理線、9・・・
強磁性体層、10・・・−次コイル、11.12・・・
二次コイル。
Claims (2)
- (1)常温常磁性鋼で形成された回転軸の局所幅帯域に
、高エネルギー密度ビームの照射により周方向に沿って
表面層の加熱、急冷処理を施してなり、該局所幅帯域の
透磁率が他の箇所の透磁率よりも大きくなされ、該局所
幅帯域が磁歪式トルクセンサーとして使用されることを
特徴とするトルクセンサーを一体に備えた回転軸。 - (2)前記高エネルギー密度ビームの照射によつて回転
軸の局所幅帯域に形状磁気異方性が与えられていること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のトルクセンサ
ーを一体に備えた回転軸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63034080A JPH01209773A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | トルクセンサーを一体に備えた回転軸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63034080A JPH01209773A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | トルクセンサーを一体に備えた回転軸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01209773A true JPH01209773A (ja) | 1989-08-23 |
Family
ID=12404284
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63034080A Pending JPH01209773A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | トルクセンサーを一体に備えた回転軸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01209773A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5449418A (en) * | 1992-06-09 | 1995-09-12 | Nippondenso Co., Ltd. | Method of formation of magnetostrictive layer and strain sensor using same |
JP2005283247A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Koyo Seiko Co Ltd | センサ付き転がり軸受装置 |
JP2006064645A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Delta Tooling Co Ltd | 歪み検出装置及びトーションバー |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP63034080A patent/JPH01209773A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5449418A (en) * | 1992-06-09 | 1995-09-12 | Nippondenso Co., Ltd. | Method of formation of magnetostrictive layer and strain sensor using same |
JP2005283247A (ja) * | 2004-03-29 | 2005-10-13 | Koyo Seiko Co Ltd | センサ付き転がり軸受装置 |
JP2006064645A (ja) * | 2004-08-30 | 2006-03-09 | Delta Tooling Co Ltd | 歪み検出装置及びトーションバー |
JP4593206B2 (ja) * | 2004-08-30 | 2010-12-08 | 株式会社デルタツーリング | 歪み検出装置 |
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