JPH01207422A - コーミングシリンダ - Google Patents

コーミングシリンダ

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JPH01207422A
JPH01207422A JP63031155A JP3115588A JPH01207422A JP H01207422 A JPH01207422 A JP H01207422A JP 63031155 A JP63031155 A JP 63031155A JP 3115588 A JP3115588 A JP 3115588A JP H01207422 A JPH01207422 A JP H01207422A
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JP
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cylinder
fringe
combing
detaching roller
needle
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Katsutoshi Kishi
岸 勝敏
Shigemasa Tate
館 繁征
Kazuhiro Inagaki
稲垣 和博
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Howa Machinery Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01GPRELIMINARY TREATMENT OF FIBRES, e.g. FOR SPINNING
    • D01G19/00Combing machines
    • D01G19/06Details
    • D01G19/10Construction, mounting, or operating features of combing elements
    • D01G19/105Combing cylinders

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はコーマ機特に綿コーマ機におけるコーミング
シリンダに関するものである。
従来の技術 ]−マ機は、コーミングシリンダ(以下単にシリンダと
記す)と回転ブラシがサクションボックス内に設けられ
ていて、シリンダのコーミング針によってラップをコー
ミングし、コーミングの針上に滞留する短繊維を回転ブ
ラシで除去し、除去された短繊維はサクションボックス
内の吸引気流によってサクションローラ上に運ばれる。
このサクシ1ンボツクス内の吸引気流は、主としてサク
ションボックスの前側のカバ一部分とシリンダの間をシ
リンダの回転方向に沿ってシリンダの周面に形成された
空気流路を上から下へ流れる。この下向きの吸引気流は
デタッチングローラの後方のサクションボックスの開口
部(シリンダの上方)の空気を吸引していて、デタッチ
ングローラが逆転してフリースを戻す際にフリースをボ
トムデタッチングローラの表面に沿わせてフリースの後
端を前記空気流路内へ導く作用をしている。そしてデタ
ッチングローラが逆転して戻されるフリースの先端が少
なくともボトムローラとシリンダの間隙を通過する迄の
間、下向きの吸引気流が充分作用するようにするために
従来のシリンダは針セグメントの半径よりバランスセグ
メントの半径を小さくして、(10〜15mm小径)シ
リンダ(バランスセグメント)の外周面と回転ブラシと
の間隙が大きな間隙になるようにしている。ところが半
円筒形状のバランスセグメントを小径にするとコーミン
グ針でコーミングされたフリンジをデタッチングローラ
に受は渡す動作の間、前進中のクツションプレートの下
面とバランスセグメントとの間隙が大きくなる。この間
隙が大きいと垂直板状のニッパナイフの前進によってニ
ッパナイフとデタッチングローラの間の空気、即ちニッ
パナイフ前方の空気の一部がクツションプレートとバラ
ンスセグメントの間隙を通って後方へ流れる。コーマ機
を高速に回転するとニッパナイフの前方からクツション
プレートの下面に沿って流れる後方への気流によって多
数の繊維が1本づつ突出した状態のコーミングされたフ
リンジの先端が下方へ向けて5字状に変曲する。そして
そのフリンジの先端がボトムデタッチングローラの外周
に近接すると前記の下向きの吸引気流の作用も受けるの
で先端が乱れて更に折り曲げられて下を向くためにデタ
ッチングローラの逆転によって戻されたフリースにフリ
ンジが接合しなくなり、紡出不能となるという致命的な
問題点があった。
この5字状に折り曲るフリンジの姿勢を制御するべく、
針セグメントの回転方向後方に、コーミングされたフリ
ンジをデタッチングローラへ受は渡す動作中、ニッパ−
のクツションプレートの下面とシリンダ外周面との間隙
を小さくするための間隙縮小部材を配設する技術が特公
昭60−30763号公報に開示されている。
発明が解決しようとする課題 前記特公昭60−30763号公報の技術によれば、フ
リンジをデタッチングローラへ受は渡す動作中、クツシ
ョンプレートとシリンダとの間隙を小さくするのである
から間隙縮小部材は針セグメントの半径と同一半径の切
欠円筒状に形成され針セグメントの最後列の針から間隙
縮小部材のシリンダの回転方向後端までは略90°の円
筒面になっている。そのためにデタッチングローラが逆
転している動作中、この円筒面とボトムデタッチングロ
ーラの間隙も小さくなる。この間隙が小さくなると、サ
クションボックスの前記空気流路を上から下へ流れる吸
引気流のデタッチングローラ附近での流量が少なくなり
、流速が弱くなる。コーマ機を高速に回転するとデタッ
チングローラの逆転によって戻されるフリースの逆送速
度がデタッチングローラ附近の流速より早くなるために
フリースの後端はボトムローラの表面に沿って送り出さ
れずにフリースが乱れてボトムデタッチングローラの後
方に大きくふくらんでつ字状に湾曲する。このようにフ
リースが後方にふくらむと、そのフリースに前進中のフ
リンジの先端が衝突して繊維が折れ曲り接合ができなく
なる。従って間隙縮小部材を取付けた従来のシリンダは
、シリンダ外周面とボトムデタッチングローラとの小さ
な間隙によってシリンダ回転数が制約され、高速化する
ことができない。
課題を解決するための手段 本発明はかかる従来の問題点を解消するもので、本発明
はシリンダの回転方向に向かって下向き勾配の前側傾斜
面を形成した山形状のフリンジ制御部材をデタッチング
ローラが逆転から正転に変るときにフリンジ制御部材の
頂面がボトムデタッチングローラとほぼ対向するように
針セグメントの回転方向後方に配設し、前記前側傾斜面
の前端部の半径を針セグメントの半径より小さくして最
後列のコーミング針の後方に凹部を形成したことを特徴
とするシリンダである。
作用 かかる構成につき、デタッチングローラが逆転を始めて
フリースの後端が少なくともボトムデタッチングローラ
とシリンダ外周面の間を通過するまでの期間中はシリン
ダ凹部がボトムデタッチングローラと対向し、フリンジ
制御部材の頂面がクツションプレートの下面と対向した
状態でシリンダが回動する。そしてデタッチングローラ
が逆転途中においてニッパ−装置がラップの把持を開放
してからデタッチングローラが正転に変るまでの期間中
はフリンジ制御部材の頂面がコーミングされたフリンジ
の直下を移動する。従って前記のシリンダの凹部がボト
ムデタッチングローラに対向している期間中は下向きの
吸引気流がデタッチングローラ附近に作用しているので
逆送されるフリースはボトムデタッチングローラの表面
に沿って下方へ導かれてフリースの繊維が乱れたり折れ
曲ることがない。又コーミングされたフリンジは直下を
移動するフリンジ制御部材の上面に載って案内されて行
き、フリンジがフリンジ制御部材から離れた後は、該部
材の回転に伴う遠心気流によりフリンジの先端部が上方
へ吹き上げられてその先端がフリースに重合されるので
フリンジの繊維も乱れることがない。
実施例 第1図に示すコーマ機における一実施例に基いて以下説
明する。先ず、実施例のニッパ−装置の構造について説
明すると1機枠に往復回転可能に支承された全コーミン
グユニット共通のニッパ−軸1に各コーミングユニット
ごとに一対のニッパ−アーム2がボルト3によって挟着
固定されている。機枠に取付けたニッパ−支軸4にニッ
パ−アーム2に対応する一対のロッカーアーム5を回動
自在に支承し、ロッカーアーム5とニッパ−アームの上
端部のニッパ−ボディ支軸6と、ニッパ−アーム2の上
端部のドライブピン7にニッパ−ボディ8を連結して四
節リンク機構を構成し、ニッパ−軸1の往復回転に伴っ
てニッパ−ボディ8が前後動する。ニッパ−ボディ8に
クツションプレート9を取付け、フィードローラ10を
支持したフィードローラ加圧腕11をニッパ−ボディ支
軸6に装着し、図示を省略したトーションバーによって
フィードローラ10がクツションプレート9に圧接され
ている。12は前端部にニッパ−ナイフ13を取付けた
ナイフアームで、ニッパ−ボディ8に軸支14し、その
後端部にはナイフ加圧ロッド15がピン16連結されて
いる。そして機枠に軸支17されているばね筒18とナ
イフ加圧ロッド15の間に介装したスプリング19の弾
力によってニッパ−ナイフ13がクツションプレートに
圧接して、ニッパ−装置の前進途中でナイフ加圧ロッド
に螺着したロックナツト2oがばね筒18に当接すると
ニッパ−ナイフ13が開口する。
21は先端部にトップコーム22を取付けたトップコー
ムアームでニッパ−ボディ8の上端部に軸支24され、
機枠に固定のピンに遊嵌したカムフォロアー23にカム
面21Aがスプリング25で圧接していてニッパ−ボデ
ィ8の前後動に伴ってトップコーム22が上下動する。
次にシリンダ30の構造について説明すると、機枠に回
動自在に支承された全コーミングユニット共通のシリン
ダ軸31に円筒状のシリンダボス32を、ボルト33に
より締付固定し、そのシリンダボス32には外周面のほ
ぼ全体にコーミング針34を配設した切欠円筒状の針セ
グメント35と針セグメント35の半径R1より小径の
半円筒状のバランスセグメント36が夫々4本のボルト
37.38によって半径方向から着脱可能に締着されて
いる。40は本発明装置の主体をなす山形状のフリンジ
制御部材で、針セグメント35の回転方向後方に針セグ
メント35の後部とバランスセグメントの前部の一部を
覆って円柱状間座45を介してシリンダボス32にビス
止46されている6本実施例のフリンジ制御部材40は
表面平滑な鋼板で頂面の高さはコーミング針34の半径
Rとほぼ同一で頂面41の接線に対して傾斜角度θの回
転方向に向かって下向き勾配の前側傾斜面42に成形し
く第4図)、その前端部を更に急傾斜面43に折曲成形
し、前端部の半径が針セグメントの半径R1より小さく
なっている。そして針セグメント35の後部は最後列の
コーミング針34の直ぐ後から急傾斜面35Aに削設さ
れていて、最後列のシリンダ針の後方のシリンダ外周面
は凹部Gに形成されている。48は針セグメント35の
前部とバランスセグメント36の後部の間隙を塞ぐ覆板
で1円柱状間座49を介してシリンダボス32にビス止
50されている。
51は高速回転する全コーミングユニット共通のブラシ
軸52に取付けた回転ブラシで、ブラシの先端はコーミ
ング針34に摺接して針34上に付着した短繊維を除去
する。53はシリンダ3゜と回転ブラシの前後左右を囲
むように配設したサクションボックスで、下部の開口端
に回転可能に支持した多孔のサクションローラ54を設
け、中心部のダンパードラム55が図示を省略した吸気
源に接続している。57.58はサクションボックス5
3に溶着した整流板でサクションボックス53内の吸引
気流が案内されて上から下へと流れている。この下向き
の吸引気流6oはサクションボックス53の前側はシリ
ンダ30の回転方向と同一であり、後側は逆方向である
から主としてサクションボックス53の前側のカバ一部
分とシリンダの間をシリンダの回転方向に沿って流れ、
デタッチングローラ61附近Hの空気を吸い込んでいる
。61.62は正転と逆転を繰り返して、フリースを送
り出す二対のデタッチングローラで、既知のように紡出
する繊維の種類によって正逆転のタイミング調整が行な
われるが、好ましくはデタッチングローラ61.62が
逆転に変るとき、即ち正転開始のときに(第5図)、フ
リンジ制御部材40の頂面41がボトムデタッチングロ
ーラ61にほぼ対向するように前記フリンジ制御部材4
0を配設する。
次にかかる構成のコーマ機の作用について第2図〜第5
図に基いて説明する。図示しないラップ供給装置により
帯状に巻き戻されたラップLは、フィードローラ1oの
積極回転により送り出されて間欠的に開閉するニッパ−
ナイフ13とクツションプレート9に把持され、矢印方
向に回転する針セグメント35のコーミング針34によ
ってコーミングされる。第1図はコーミングを始めたと
きの状態を示している。コーミングされたフリンジF1
はデタッチングローラ61.62で戻されたフリースF
2に重合されて前方へ送り出されてトランペットに収束
されスライバとなり、このスライバが数本集められてド
ラフトされながら収納ケンスに収容される。
第2図には、矢印方向に回転するシリンダ3゜のコーミ
ング針34によってコーミング作用が終って最後列のコ
ーミング針34がボトムデタッチングローラ61とほぼ
対向し、デタッチングローラ61.62が逆転を開始す
るときの各部材の作動位置の関係が示されている。この
ときには、フリンジ制御部材4oの前側傾斜面42がク
ツションプレート9の下面とほぼ平行に対向しており、
その間隙はバランスセグメント36の外周面とクツショ
ンプレート9の下面の間隙よりは小さいが可成り大きな
間隙であるからニッパナイフ13の前進に伴って発生す
るクツションプレート9の下面に沿って後方へ流れる弱
い気流がコーミングされたフリンジF1に作用して、ク
ツションプレート9とニッパ−ナイフ13に把持されて
いるフリンジF1は垂れ下がった状態で前側傾斜面42
の前端部の折曲面に摺接する。シリンダ30の回転が進
むにつれてフリンジ制御部材40の頂面41がクツショ
ンプレート9の下面と対向して行きその間隙が漸減的に
小さくなって行くとともに最終列のコーミング針34の
後方のシリンダ外周面の凹部Gがボトムデタッチングロ
ーラ61と対向して行く。デタッチングローラの逆転に
よって戻されるフリースF2の後端がボトムデタッチン
グローラ61とシリンダ3oの間を通過する前後の期間
中は、シリンダの凹部Gがボトムローラ61と第3図の
如く対向していてサクションボックス53の下向きの吸
引気流がデタッチングローラ61附近に作用しているた
めに、逆送されたフリースF2はデタッチングローラ6
1の表面に沿って下方へ送り出される。
一方前記第2図の状態のフリンジF1はニッパ−装置の
前進速度よりシリンダ30の回転の周速度が速いために
フリンジ制御部材の前側斜面42に載ってフリンジF1
の先端を伸ばすように摺接して行き、ニッパ−装置のニ
ッパナイフ13が開口を始めるときには、フリンジ制御
部材の頂面41がクツションプレート9の下面に対向し
第3図の状態になる。更にシリンダ30が回動し、ニッ
パナイフ13とクツションプレート9の口が次第に大き
く開くにつれて、クツションプレート9の上面のフィー
ドローラ10に挟持されフィードローラ10の回転で所
定量だけニッパ−装置の最前進位置まで徐々に送り出さ
れながらラップLが繊維自身の持つ弾性回復力によって
水平方向へ直線状に伸びて行き、下方に垂れ下っていた
フリンジF1を上方へ持ち上げる。フリンジの先端部が
フリンジ制御部材40の頂面41から離れ、水平方向の
直線状になろうとしているフリンジF1の下方をフリン
ジ制御部材の頂面41が回動する。フリンジ制御部材4
0は前記の如く傾斜角度θの前側傾斜面42に形成され
ているためにシリンダ30の高速回転によって遠心方向
の弱い随伴気流が発生している。この回転による遠心気
流がフリンジF1の下方を移動中、フリンジF1に作用
して上方へ吹き上げているためにフリンジ自身の直線状
になろうとする作用を助長し、フリンジの先端がボトム
デタッチングローラ61の表面に接近するときにはほぼ
水平状になる。コーミングされ先端が薄くなっているフ
リンジの先端がデタッチングローラ61に接触する直前
には遠心気流の作用によってフリンジF1の先端は第4
図のように水平より僅かに上向きの湾曲状になる。
更にデタッチングローラ61.62が逆転を続けた後正
転に変るときには第5図のようにフリンジ制御部材40
の頂面41がボトムデタッチングローラ61にほぼ対向
した位置に来て、その間隙は第4図から第5図の状態ま
では漸減して行って第51!1.即ちデタッチングロー
ラ61.62が正転開始のときに最小となる。そうする
と前記のシリンダの回転による遠心気流がフリンジF1
に殆ど作用しない状態となり逆送されたフリースF2の
上面に沿うようにしてフリンジF1の先端の下面が重ね
合されて接合する。このように前進中のニッパ−装置の
ニッパ−ナイフ13が開口してからフリンジF1がフリ
ースF2に接合されるまでの期間中、フリンジ制御部材
40がフリンジF1の下方を移動して、コーミングされ
た繊維を伸ばすように摺接し、そのフリンジF1がフリ
ンジ制御部材の頂面41から離れた後は該部材40の回
転による遠心気流によってフリンジF1を吹上げてほぼ
水平状にして、その先端から逆送されたフリースF2に
沿うようにして接合されるので、繊維が乱れたり折れ曲
ることが無く、コーマ機を高速に回転することが出来る
。接合されたフリースF2はデタッチングローラ61.
62の正転により前方へ送り出され、フリンジF1の先
端がデタッチングローラ61に挟持されて緊張するとト
ップコーム22がフリンジF1に突きささり、受は渡さ
れたフリンジF1の後端部を後退しながらくしけずって
いき、その途中でフリンジF1は素抜けるように切れて
次のシリンダによるコーミングに移る(第1図)。
上記実施例のシリンダ30において、傾斜角度θ=30
’で頂面41の半径が異なるシリンダ制御部材4oを作
成し、これらのシリンダ3oと従来のコーマ機(豊和工
業株式会社製KZコーマ)に取付け、下記の条件で紡出
して、スライノ(−均整度Cv%(スライバーの8+m
+の単位長さの重量の変動率)を測定した結果は第6図
のとおりであった。
紡出条件 ラップ       Ne40用(800ゲレン/yd
)紡出番手      350ゲレン/6yd牽伸装置
のドラフト 6 シリンダ回転数   28Or、p、m、320r、p
、m従来のコーマ機は毎分230回転を超えるとスライ
バー均整度Cv%が著しく悪くなり実用に供し得なくな
り、毎分250回転すると前記の理由によりフリンジF
1がフリースF2に接合しなくなり、紡出することがで
きなかったが1本実施例のシリンダ30は、従来の1.
4倍の高速回転にしても均整度の良い、高品質のスライ
バーが紡出し得る。スライバー均整度の向上のためには
フリンジ制御部材40の頂面41の半径をコーミング針
34の針先の半径Rとほぼ等しい半径にすることが好ま
しいが、第6図から明らかなようにR−51m半径程度
までは実用可能な均整度のスライバーが得られる。なお
、頂面41の半径を針先の半径Rとほぼ等しい半径にす
るとフリンジ制御部材の頂面41が回転中に回転ブラシ
51に接触するが前側傾斜面42が平滑な緩斜面に形成
されているために回転ブラシ51を損傷するおそれはな
い。
そしてこの紡出テストの280回転と320回転のスラ
イバー均整度Cv%の状況から更に高速回転を図ること
ができる。
第7図〜第10図は、何れもフリンジ制御部材40の他
の実施例であって、頂面41の半径が針先の半径Rと同
一のフリンジ制御部材40を取付けたシリンダ30が前
記第5図、即ちデタッチングローラ61が正転を開始し
たときの状態を示している。第7図のフリンジ制御部材
4oは前側傾斜面42の傾斜角度θを大きくして、前側
傾斜面の前端部の急傾斜面を無くしたものであり、第8
図は前側傾斜面を二段の傾斜面42A、42Bに形成し
たものである。第9図と第10図は頂面41を円弧状面
にしてフリンジF1がフリンジ制御部材40から離れた
後も(第4図のとき)クツションプレート9との間隙を
小さくするようにしたものであり、第10図はアルミニ
ウム合金製のフリンジ制御部材で前側傾斜面41を凸曲
面に加工したものであり、仮想線で図示したように凹曲
面に成形しても良い。
発明の効果 以上詳述したように本発明のシリンダは、デタッチング
ローラが逆転して少なくともフリースの後端がボトムデ
タッチングローラとシリンダ外周面の間を通過するまで
の期間中はそのフリースに下向き吸引気流が充分に作用
するようにしたので高速回転にしてもフリースの繊維が
乱れたり折れ曲ることがない。スコーミングされたフリ
ンジが開放されてデタッチングローラに受は渡されるま
での期間中、フリンジ制御部材の回転による遠心気流が
そのフリンジに作用するようにしたのでフリンジの繊維
も乱れたり折れ曲らづにフリースに理想的に接合するこ
とができる。その結果従来のコーマ機においては紡出不
能とされていた高速回転が可能となる上に折れ曲りの少
ない均整度の高いスライバーが得られる。又シリンダ回
転を従来程度に留めると繊維の平行度が飛躇的に向上し
て、スライバーの均整度を20%以上向上することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコーミングシリンダを取付けたコーマ
機の一実施例を示す側面断面図、第2図〜第5図はフリ
ンジ制御部材の作用状態を示す画面図、第6図は頂面の
半径が異なるフリンジ制御部材を取付けたコーミングシ
リンダで紡出したスライバーの均整度を示す線図、第7
図、第8図。 第9図及び第10図はそれぞれ本発明の別例を示すコー
ミングシリンダの側面図である。 9・・・クツションプレート 10・・・フィードロー
ラ13・・・ニッパ−ナイフ 30・・・コーミングシリンダ 34・・・コーミング
針35・・・針セグメント 36・・・バランスセグメント 4o・・・フリンジ制御部材  41・・・頂面42・
・・前側傾斜面 61.62・・・デタッチングローラ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、外周に多数のコーミング針を植設した針セグメント
    と針セグメントの外周半径より小さな外周半径の半円筒
    状のバランスセグメントをシリンダボスの外周面に着脱
    可能に嵌合固着したコーミングシリンダにおいて、シリ
    ンダの回転方向に向かって下向勾配の前側傾斜面を形成
    した山形状のフリンジ制御部材をデタッチングローラが
    逆転から正転に変るときにフリンジ制御部材の頂面がボ
    トムデタッチングローラとほぼ対向するように針セグメ
    ントの回転方向後方に配設し、前記前側傾斜面の前端部
    の半径を針セグメントの半径より小さくして最後列のコ
    ーミング針の後方に凹部を形成したことを特徴とするコ
    ーミングシリンダ。 2、針セグメントに植設したコーミング針の針先の半径
    がRのときにフリンジ制御部材の頂面の半径をR+1m
    m〜R−5mmにしたことを特徴とする請求項1記載の
    コーミングシリンダ。
JP63031155A 1988-02-13 1988-02-13 コーミングシリンダ Expired - Lifetime JP2612242B2 (ja)

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DE89810115T DE68911552T2 (de) 1988-02-13 1989-02-13 Kämmzylinder verwendbar für Kämmaschinen.
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