JPH0640595Y2 - コーマノイルの収集装置 - Google Patents

コーマノイルの収集装置

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Publication number
JPH0640595Y2
JPH0640595Y2 JP2655689U JP2655689U JPH0640595Y2 JP H0640595 Y2 JPH0640595 Y2 JP H0640595Y2 JP 2655689 U JP2655689 U JP 2655689U JP 2655689 U JP2655689 U JP 2655689U JP H0640595 Y2 JPH0640595 Y2 JP H0640595Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noil
area
bar
combing
roller
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2655689U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02118760U (ja
Inventor
昇 高橋
Original Assignee
鐘紡株式会社
カネボウ綿糸株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 鐘紡株式会社, カネボウ綿糸株式会社 filed Critical 鐘紡株式会社
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  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、綿紡工程の一つであるコーマにおいて発生す
るノイルを収集するための装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
コーマは、一定の巾を有するシート状に準備された綿繊
維のラップを、ニッパによって間歇的に把持し、回転す
るコーミングシリンダでくしけずり、ラップ中に含まれ
る短繊維即ちノイルをコーミングシリンダの針に引っ掛
けて除去し、長い繊維のみを残し、以降の紡績工程にお
ける紡績性を向上させ、製品の品質を高めるための装置
であり、多数のコーミングユニットを長手方向に並列し
て機台を構成している。
第4図に示すように、除去されたノイルは、内部が吸引
源に接続され各コーミングシリンダの下方で低速度で回
転している一本のパーフォレーテッドローラ1の表面
の、各コーミングシリンダに対応する区域に吸着され、
ラップ状2となって機台の後方に搬送される。パーフォ
レーテッドローラ1の後方には、これに隣接して吸引ダ
クト3が設けられ、吸引口4がローラ1の表面の各区域
に形成されたラップ2に接して開口している。この構成
により、ノイルラップ2は順次に吸引口4から吸引ダク
ト3内に吸い込まれ、パーフォレーテッドローラ1の表
面は清掃されて、コーミングシリンダからのノイルを吸
着する能力を回復する。
〔考案が解決しようとする課題〕
このようなノイル収集装置においては、吸引ダクトに設
けられた吸引口は、各コーミングユニットに応じた長さ
有する第5図のようなスリット状に形成され、吸引力を
高めるためにその巾は狭く設定されている。従って、パ
ーフォレーテッドローラ上に形成されたノイルのラップ
中に厚い部分があった場合には、吸引口に引っ掛かって
うまく吸い込まれないことがある。一旦、こうした現象
が生じると、後続するラップが積層してコーミング作用
自体に障害を起こすことが多いため、常時監視を行う必
要があった。
本考案は、このような従来技術の問題点に鑑み、吸引ダ
クトに付属する吸引源の能力を増大することなく、簡単
な機構の付加のみでノイル吸引の確実性を向上させるこ
とのできるノイル収集装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この目的は、複数のコーミングユニットを並列して構成
されたコーマにおいて、機台の長手方向に沿って延在す
るニッパシャフトに固定したステイから、機台の後方に
露出しているパーフォレーテッドローラの各コーミング
ユニットに対応する穿孔表面の左又は右半分の領域に接
触するようにバーを突設し、前記ニッパシャフトの揺動
回転に起因する前記ステイの往復運動によって前記バー
を穿孔表面上を往復摺動させ、該バーが接触している領
域のノイルを他方の領域に移動させ、更に、前記パーフ
ォレーテッドローラに隣接して設置された吸引ダクトに
は、前記他方の領域に対面する長さを有する吸引口が設
けられていることを特徴とするコーマノイルの収集装置
によって達成される。
以下に、図面に示す好適実施例に基づいて、本考案を更
に詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図は、本考案にかかるノイル収集装置の外観を示す
コーマの機台後部の斜視図である。
ニッパシャフト10は機台の長手方向に延在して設置さ
れ、矢印の方向に一定分角の往復揺動を繰り返し、これ
に連結されたニッパ(図示しない)を作動させている。
機台の下方には穿孔された表面を有する長手方向に延在
するパーフォレーテッドローラ1が設けられ、これに隣
接して吸引ダクト3が設けられている。これらは前述の
従来技術の場合と同じ構成・機能を有するものである。
ニッパシャフト10には、各コーミングユニットに対応す
る位置にステイ11が固定され、これにブラケット12を介
してバー13が取付けられている。このバー13はその前端
縁13aが、図において対応するコーミングユニットに対
応するパーフォレーテッドローラ1の表面領域の右半分
のみを横切るような長さを有し、その間で穿孔表面に接
触するように構成されている。更に、パーフォレーテッ
ドローラの表面の移動方向(矢印で示す)に対して、前
端縁13aが中央部を向いて前方に傾斜した姿勢となるよ
うに調整されている。この調整を行い易くするために、
前記ブラケット12は図示のように捩じれた形状をなして
いることが好ましい。バー13とパーフォレーテッドロー
ラ1の穿孔表面との接触を良好にするために、前端縁13
aは第2図に示すように湾曲した輪郭を有することが好
ましい。
吸引ダクト3には、パーフォレーテッドローラ1の表面
領域の左半分に対応する位置に、第3図に示すような楕
円形状の吸引口4′を具えている。
次に、本考案の作用について説明する。
各コーミングユニットによってくしけずられて除去され
たノイルラップ2は、パーフォレーテッドローラ1の穿
孔表面の全面に吸着されて徐々に機台後方に送られる。
そして、バー13に接触した方の右半分のノイルラップ2
は、バー13の往復運動とパーフォレーテッドローラ1の
移動につれて、バー13の前端縁13aに沿って次第に左方
に押しやられる。この結果、パーフォレーテッドローラ
1の穿孔表面は右半分だけはバー13の位置で清掃され、
左半分のノイルラップの厚さが倍加する。こうして半分
の領域に凝縮されたノイルラップ2は、吸引ダクト3の
楕円形吸引口4′に吸い込まれる。
本考案によれば、ノイルラップの厚さが倍増したことに
より、ダブリング効果によって厚みの変動率が小さくな
るので、吸引口4′でのノイルの詰まりが大幅に減少す
る。因みに従来の吸引口4の面積が、第5図に示すよう
に、18cm×1.5cm=27cm2であったものを、本考案の場
合、第3図に示すように、6cm×2.5cm=15cm2とほぼ半
分に縮小したが、詰まりは返って少なくなった。これ
は、前述の効果と開口面積の減少による吸引力の増大と
の相乗効果の結果と推定される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のコーマノイル収集装置の斜視図、 第2図は、本考案におけるバーの前端縁の形状を示す斜
視図、 第3図は、本考案における楕円状吸引口の平面図、 第4図は、従来のコーマノイル収集装置の斜視図、 第5図は、従来におけるスリット状吸引口の平面図であ
る。 1……パーフォレーテッドローラ、 2……ノイルラップ、3……吸引ダクト、 4,4′……吸引口、10……ニッパシャフト、 11……ステイ、12……ブラケット、 13……バー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のコーミングユニットを並列して構成
    されたコーマにおいて、機台の長手方向に沿って延在す
    るニッパシャフトに固定したステイから、機台の後方に
    露出しているパーフォレーテッドローラの各コーミング
    ユニットに対応する穿孔表面の左又は右半分の領域に接
    触するようにバーを突設し、前記ニッパシャフトの揺動
    回転に起因する前記ステイの往復運動によって前記バー
    を穿孔表面上を往復摺動させ、該バーが接触している領
    域のノイルを他方の領域に移動させ、更に、前記パーフ
    ォレーテッドローラに隣接して設置された吸引ダクトに
    は、前記他方の領域に対面する長さを有する吸引口が設
    けられていることを特徴とするコーマノイルの収集装
    置。
JP2655689U 1989-03-10 1989-03-10 コーマノイルの収集装置 Expired - Lifetime JPH0640595Y2 (ja)

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JP2655689U JPH0640595Y2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 コーマノイルの収集装置

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JP2655689U JPH0640595Y2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 コーマノイルの収集装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02118760U JPH02118760U (ja) 1990-09-25
JPH0640595Y2 true JPH0640595Y2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=31248290

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JP2655689U Expired - Lifetime JPH0640595Y2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 コーマノイルの収集装置

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