JPH01207391A - エーテル化及び酸素含有化合物のガソリンへの転化のための統合方法 - Google Patents

エーテル化及び酸素含有化合物のガソリンへの転化のための統合方法

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JPH01207391A
JPH01207391A JP63309011A JP30901188A JPH01207391A JP H01207391 A JPH01207391 A JP H01207391A JP 63309011 A JP63309011 A JP 63309011A JP 30901188 A JP30901188 A JP 30901188A JP H01207391 A JPH01207391 A JP H01207391A
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Mohsen N Harandi
モーゼン・ナディミ・ハランディ
Hartley Owen
ハートレー・オウエン
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    • C10L1/023Liquid carbonaceous fuels essentially based on components consisting of carbon, hydrogen, and oxygen only for spark ignition
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はメタノール及びオレフィン質炭化水県類の高オ
クタン価液体燃料への転化方法に関する。
特に、本発明は大過剰のメタノールの存在下でのメチル
ターシャリ−アルキルエーテル類の製造と酸素含有化合
物類及びオレフィン類のガソリンへの転化を組み合わせ
た統合1バス装置に関する。
近年、製油工業に存在する主要な技術的■局はオクタン
価向上剤としての鉛添加MMの門り除するための法的規
制の要求並びにより高いオクタン価燃料を必要とするよ
り効率的なより高い圧縮比のガソリンエンジンの発達の
観点から高オクタン価ガソリンを製造するための別の方
法を確立する要求がある。これらの要求を満足するため
に、製油工業は非錯オクタン価ブースター類を開発し、
芳香族類の割合を増加させた高オクタン価ガソリンを再
形成していた。これらの解決策及び他の解決策はガソリ
ン鉛添加剤の削除を要求する法的規01の技術的要求を
完全に満足し且つ製油工業が高オクタン価ガソリンの急
速に増大しつつある市場の重要を満足させるものである
が、ガソリンのコストにおける経済的衝撃はかなりのも
のである。従って、該分野における研究者は、市場の要
求するガソリン生成物をl造するための新規な方法を開
発するための努力を強化している。上述の解決策の1つ
の重要な焦点はオクタン価ブースター類及び補充燃料類
として低級脂肪族アルキルエーテル類と混合された高オ
クタン価ガソリンを製造するためのMlな方法である。
Cs〜C,メチルアルキルエーテル預、特にメチルター
シャリ−ブチルエーテル(MTBE)及びターシャリ−
アミルメチルエーテル(T A M E )はガソリン
オクタン価を増加するために特に有用であることが見出
された。それ故、上述のエーテル類の製造に関する操作
の改善は非常に重要な要素であり、製油業界における研
究者にとってかなりの難問である。
インブチレンを酸触媒上でメタノールと反応さしてメチ
ルタージャリープデルエーテル<MTBE)を製造する
ことができ、またインブチレン類を酸触媒上でメタノー
ルと反応させてターシャリ−アミルメチルエーテル(T
へME)をWA造することができろことが知られている
。これらのエーテル化禄作において、主要な重要な問題
は、メタノールと炭化水素類との非常に希薄な共沸性混
合物を形成するメタノールの傾向及び水と炭化水素への
メタノールの高溶解性のためにエーテル化反応生成物か
らのメタノールの分離である。エーテル化反応に大過剰
のメタノールを使用することが平衡の立場から有用であ
るが、次ぎの分離の問題は操作の改良を制限する。これ
らの要因に大いに依存するために、エーテル化反応の際
のメタノール分殖及びリサイクルに付随するコストは全
エーテル化操作のコストの約30%を示す。
アビダン(^vidan)らの米国特許第4,684,
757号明細書において、メタノールをオレフィン類へ
転化するゼオライト型触媒の既知の能力が、エーテル化
反応からの未反応メタノールを、オレフィンへ転化する
ためのゼオライト接触転化反応へ向かわせることにより
利用され、それによってエーテル化反応の際−にメタノ
ールの分離及びリサイクルの必要性を回避している。し
かし、米国特許第4゜684.757号明細書の方法は
酸素含有装入原料を転化している。該方法は1実施態様
においてアルキル化工程を組み込み、アルキレート並び
にCs +ガソリン及びC6十エーテル類を製造してい
る。
米国特許第4,684,757号に利用されているメタ
ノールをオレフィン類へ転化する方法は、ゼオライトの
接触能力を基本とする一連の類似の方法の唯一のもので
ある。ZSM−5のようなゼオライト類はメタノールを
より高い平均分子量の炭化水素類へ転化することができ
ることは既知である。
空間速度、温度及び圧力の種々の条件に依存して、メタ
ノール及び一般に低級酸累含有化合物類はぜオライド型
触媒の存在下でオレフィン類へ転化され、次に、オリゴ
マー化してガソリンまたは留出油を得るか、または更に
転化して芳香族類を製造することができる。
有用な転化操作を造るためのゼオライトによる酸素含有
化合物類の転化操作の基本的化学の実現性及び適応性は
、非常に進歩的な研究の対象であった。ゼオライト触媒
及び炭化水素転化操作における最近の発達は、C1+ガ
ソリン、ディーゼル燃↑1等を製造するために酸素含有
化合物類及びオレフィン質装入原料類の使用に興味を創
造した。
ZSM−5型ゼオライト触媒から誘導された基本的研究
に加えて、多数の知見が新規な工業的操作の発達に寄与
しな、この方法は、低級オレフィン類、特に02〜C,
アルケン類を含む装入原料を利用するための安全で経済
的に許容できる技法として重要である。米国特許第3,
960,978号及び同第4.021,502号明t4
書において、ブランク(Plank)、ロジンスキー(
Rosinski)及びギベンス((:1vens)は
C2〜C,オレフィン類単独またはパラフィン質成分と
の混合物の制御された酸度をもつ結晶性ゼオライト類上
での高級炭化水素類への転化方法を開示している。また
、カーウッド((:arwood)らは米国特許第4,
150,062号、同第4,211,640号及び同第
4.227,992号明細書における改善された処理技
法に貢献した。
酸素含有化合物類のガソリンへの転化のために良く知ら
れている方法はMTGとして既知のメタノール・トウ・
ガソリン法(methanol t。
Hu!3oline process)である、該方法
はクー(にuo)の米国特許第3,931,349号明
細書、ベニツク(Peniek)らの米国特許第4,4
04,414号明細書及びシー・デイ−・チャン(C,
D、Chang)による刊行物Cata1.Rev。
−5ci、Eng、、25.1 (1983)に記載さ
れている。
本発明により新規な統合操作が発見され、それによって
イソアルケン類のエーテル化はメタノールのような低級
アルコール類を使用して行なうことができる。特に、エ
ーテル化反応は大過剰のアルコール反応剤を使用して行
なうことができる。
エーテル化反応流出流中の過剰のアルコールは通常実施
されているようにエーテル化反応ヘリサイクルせず、流
出流炭化水素流の1部と共に共山転化のために転化反応
器へ送り、ゼオライト型触媒の存在下で、エーテル化反
応流出流中に存在するアルコール及びオレフィン類をガ
ソリンへ転化する。新鮮なアルコールすなわち統合エー
テル化−転化操作からリサイクル且つ回収されたアルコ
ールが混入していないアルコールはエーテル化反応への
装入原料である。
エーテル化反応中でのメタノールの分離及びリサイクル
の必要性を回避する利点に加えて、本発明においては、
MTG法及びオレフィン類のガソリンへの転化方法にか
なりの利点が得られることを見出した。エーテル化反応
流出流中の不活性ガス状成分類が転化反応器へのオレフ
ィン質炭化水素装入原料中の不活性成分類と混合される
場合には、該ガス状成分類は発熱性反応を希釈するため
に作用し、通常実施されているような不活性希釈剤のリ
サイクルの必要性は低減する。この低減のために、MT
G法は好都合に単純化される。
本明細書に記載する統合操作は、ゼオライト接触転化工
程からのリサイクル流のエーテル化工程へのリサイクル
を提供せずに新鮮なメタノールを使用する1パス構成で
行なうことができる。この設計は、メタノール装入原料
処理装置がエーテル化反応と類似であり、且つメタノー
ルをガソリンへ転化するためのゼオライト転化反応器及
び回収帯域がオレフィン類のガソリンへの転化と類似で
あるために、製油用途においてMTG法をより魅力的な
ものにするものである。
本発明はエーテルに富んだ液体燃料類を製造するための
統合1パス操作において、酸エーテル化触媒の存在下エ
ーテル化条件下で過剰の低級アルキルアルコールとC1
+イソアルケン想含有炭化水素装入原料を反応させ、そ
れによって低級アルキルターシャリ−アルキルエーテル
を製造し:エーテル化流出流を分離してエーテルに富ん
だガソリンよりなる第1流及び未反応低級アルキルアル
コール及びオレフィン質炭化水素類よりなる第2流t!
0:17: 、前記第2流と酸メタロシリケート触媒を
昇温下オレフィン質物質及び酸素含有化合物転化条件下
で接触させ、それによってC1+ガソリンを製j♂する
ことを特徴とする統合1バス操作を提供するにある0本
発明において、エーテル化反応後の第26zは燃料ガス
のようなオレフィン質軽質ガスよりなる予備的または付
加的な装入原料と混合し、次に、ガソリンへ転化するた
めに酸メタロシリケート触媒と接触させることができる
エーテル化反応における大過剰の低級アルキルアルコー
ルはC4+イソアルケン類豆を超える高化学■論的過剰
量のアルコール反応剤を示し、それによって反応平衡は
Cs+エーテル類の形成へ移行する。
更に訂刷:1には、本発明は 社゛)第1液体反応混合物を酸エーテル触媒とをエーチ
ル化条件下で1バスで接触させ、第1液体反応混合物が
04〜Cフイソアルケン成分類及びC1+ガソリン範囲
のエーテル化できない脂肪族成分類を含有する04〜C
1炭化水素類、及び低級脂肪族アルコール反応剤を含有
し、該アルコール反応剤がイソアルケン成分の化学I論
量より30%以上過剰であり; b)C,十ターシャリーアルキルエーテル、ガソリン範
囲炭化水素類、未反応アルコール及び軽質オレフィン質
炭化水素預を含有するエーテル化反応流出流を回収し; C)エーテル化反応流出流を蒸留してC5+エーテル及
びガソリン範囲炭化水素類の液体混合物よりなる第1生
成物流、及び未反応アルコール及び軽質オレフィン質炭
化水素類よりなる第2揮発性低分子量反応混合物を得; d)第2揮発性低分子量反応混合物と酸中気孔メタロシ
リケートゼオライト触媒を昇温下で接触させてアルコー
ル及び軽質オレフィン質炭化水素類を第2揮発性低分子
量反応混合物より大きい平均分子量をもつ第2生成物流
へ転化する工程よりなるターシャリ−アルキルエーテル
類及びガソリン範囲炭化水素類を製造するための統合連
続方法として記載することができる。
本発明の好適な実施態様において、メタノールをオレフ
ィン類、特にイソオレフィン類含有流動接触クラブキン
グ(F CC)軽質ナフサのような炭化水素装入原料と
接触させてメチルターシャリ−アルキルエーテル類及び
ガソリン範囲炭化水素類を造る0反応の際に、メタノー
ルは通常イソオレフィン類を基準として10〜100%
の過剰量で通常存在する。エーテル化反応の後、過剰の
メタノール及びオレフィン類をZSM−5のようなゼオ
ライト型触媒類を備える転化反応器へ送って同時転化し
てガソリン、液化石油ガス(Lr’G)及び軽質生成物
を製造する。
メタノールは、石炭をガス化して合成ガスを得、合成ガ
スを良く確立された工業的操作によりメタノールへ転化
することにより容易に得ることができる。別法として、
メタノールは中間体合成ガスを造るためのスチームリホ
ーミングまたは部分酸かのような他の慣用の方法により
天然ガスから得ることができる。上述のような操作から
の粗メタノールは多屋通常4〜20ffi量%の水を普
通含有する。使用するエーテル化触媒は水素型のイオン
交換樹脂が好適である;しがし、任意の適当な酸触媒を
使用することができる。スルホン酸樹脂、リン酸変成珪
藻上、シリカアルミナ及び酸ゼオライト須のような酸性
固体触媒を用いて種々の程度の好結果が得られる。エー
テル化反応についての代表的な炭化水素装入原料はイソ
オレフィン類に富んだFCC軽質ナフサ及びブテン類の
ようなオレフィン質流を包含する。これらの脂肪族流は
軽油等の接触クラッキングにより石油精製の際に製造さ
れる。
穏やかな条件下での樹脂触媒を用いるメタノールのイソ
ブチレン及びイソブチレン類との反応は既知の技法であ
り、アール・ダブリス・レーノルド(R,14,Rey
nold)らの ・ ス・エンド・ イル・ジャーナル
The Gas and Oil Journal (
1975年6月16日)及びニス・ペツチ(S、r’e
cci)及びティー・フロリス(T、Floris)の
ハイドロ −ボン・プロ立工之之jII drocar
bon r’rocessin  (1977年12月
)に記載されている。ジェー・デイ−・チャース(J、
D、Cbase)らの ・ イル・エンド・メス・ン]
ニニΔニル−(1979年4月90.149〜152頁
)のrMIBE及びTAME−ア・グツド・オクタン・
ブースティング・コンポ(^Good 0ctane 
IloosLingCombo、)Jと題する文献は上
述の技術を説明している。好適な触媒は反応剤流をエー
テル1ヒ及び異性化する三官能イオン交換樹脂である9
代表的な酸触媒はアンバーリスト(八mbcrlysL
) 15スルホン酸樹脂である。
MTBE及びTAMEは高オクタン価エーテル類である
ことが知られている。上述のジェー・デイ−・ヂエース
らのザ・オイル・エンド・ガス・ジャーナル(1979
年4月9日)の文献は、ガソリンオクタン価を増大する
ために上述の物質を使用することにより有利なオクタン
価を得ることができることを記載している。10%のM
T[3Eを基準燃料(R+0=91)へ添加する時のM
TBEの混合オクタン価は約120である。低モーター
法オクタン価(M+0=83)をもつ燃料について、1
0%レベルでMTBEの混合オクタン価は約103であ
る。他方、R+o=95のオクタン価の燃料において、
10%MTBEの混合オクタン価は約114である。
04〜C,イソオレフィン類からMTBE及び他のメチ
ルターシャリ−アルキルエーテル類を製造且つ回収する
ための方法は米国特許第4.544.776号[オスタ
ーバーブ(OsLcrt+urg)ら]及び同第4.6
03,225号[コライアン(Colaianne)ら
コに開示されているように当業者にとって既知である。
先行技術において、エーテル化流出流からエーテル及び
炭化水素流を回収するために種々の適当な抽出及び蒸留
技法が知られている。
本発明の統合操作において、ゼオライト型触媒は過剰量
のエーテル化用メタノールのようなアルコール及びオレ
フィン類をガソリン及び他の液体生成物類へ転化する。
メタノールのガソリンへの転化はエーテル類及びオレフ
ィン類の形成を経て、次に、より高級な炭化水素ガソリ
ン及び留出油生成物へのオリゴマー化へと進行すること
は周知である。ZSM−5型触媒のような耐結晶性ゼオ
ライ1へを使用するオリゴマー化によるオレフィン類の
1i質炭化水素票への接触転化方法において、操作条件
はガソリン生成物または留出油生成物の形成を促進する
ために変化させることができる0本発明において、転化
反応器への装入原料はメタノールとオレフィン類の混合
装入原f1が好適である。
オレフィン類のガソリンまたは留出油への代表的な転化
操作の訂細はオーエン(Omen)らの米[I]特許第
4.45(3,779号、同第4,497,968号及
びタバク(Tabak)の米国特許第4,433,18
5号明細言に開示されている。
慣用のメタノール・トウ・ガソリン(M T G )プ
ラントの設計が、本発明の混合メタノール装入原料すな
わちメタノールとオレフィン類の装入原料を処理するた
めに容易に適用することができる。
次に、M T G法の代表的な操作流れダイアグラムを
示す第1図を説明する。液相状態の粗メタノールはポン
プ(4)へ連通ずる導管(2)により操作へ装入される
。メタノールはポンプ(4)中で約11201(pa(
160psig)の圧力へ圧縮され、次に、導管(6)
により熱交換器(8)へ送られ、液体メタノールの温度
は約204℃(400下)へ上昇する。このようにして
予熱されたメタノールは熱交換器(間接熱交換器)(8
)内で気化し、次に、導管(10)によりジメチルエー
テル形成用の接触反応器(12)の挿入口へ送られる。
触媒を含有する接触反応器(12)において、ガンマー
−アルミナ触媒の固定床がメタノール反応剤を下方へ降
下させる触媒の固定床として、または反応剤の放射状に
流すための触媒の環状床としてiff持される。1個の
降下流式固定触媒床または多数の別個の固定降下流式触
媒床を設置して本明細書に記載するような制限された温
度条件下でメタノール装入原料を、実質上メタノール、
ジメチルエーテルまたは水よりなる平衡生成物へ転化し
、該平衡生成物は操作の際に接触反応により発生する発
熱性温度上昇により約315℃(600下)の温度で存
在rる。このようにして得られた平衡生成物はエーテル
に富んだ生成物を構成し、次に導管(14)により1個
または2個以上の別個且つ系統的に配置されるZSM−
5型結晶性ゼオライトの固定床を備える第2反応器工程
(16)へ送られる0本発明において、第2反応器工程
(16)に使用する結晶性ゼオライトはII Z S 
M −5結晶性ゼオライ1〜である。
本明l1II書に記載するOF合操作において、第2反
応器工程(16)に低圧力降下触媒装コを使用すること
が好ましい、導管(18)により導入される希釈物質を
、上述のようにして得られたエーテルに富んだ流出流と
混合し、次に、得られた混合物とI−I ZSM−5結
晶性ゼオライトを反応器挿入口と排出口の間の温度上昇
が約93℃(200下)以下、好適には約149°C(
300下)以下となるように制限するために制御された
熱発生すなわち発熱性反応条1↑下で接触させる。I(
ZSM−5触媒によるエーテルに富んだ流出流の転化は
上述のように高発熱性であり、ガス状熱消散用希釈物質
の1吏用により所望の限度内に制御される。この高発熱
性操作中に、エーテルに富んだ流出流すなわちジメチル
エーテル、メタノール及び水の平衡混合物の芳香放圧及
びイソパラフィン顕含有ガソリン沸点範囲成分類への転
化を行なうために、該流出流すなわち平衡混合物を制御
する。ベンゼン、トルエン及びキシレンを含有してなる
芳香族成分は高沸点ズレン芳香族物質より好適な成分で
あり、この目的を促進するために温度制御、反応剤分圧
、空間速度及び反応剤プラグ流れ操イヤにあらゆる努力
が払われる。
第2反応器工程(IIZSM−5反応帯域)(16)ノ
生成物流出流を1つまたは2つ以上の冷却工程へ送って
所望の低温へ温度を低下させる。第1図に記載する特別
な配置において、流出流を導管(20)により熱交換器
(22)へ送り、流出流温度は導管(18)により熱交
換器(22)から除去される希釈物質との間接熱交換に
より約243℃(470下)へ低下される。希釈物質は
約315℃(600下)の温度であることができる0部
分的に冷却された流出流は熱交換器(22)から除去さ
れ、導管(24)により熱交換器(26)へ送られ、約
227℃(440下)への流出流の更なる冷却が行なわ
れる。
第2反応器工程(16)からの流出流の1部は導管(2
1)を経て熱交換器(8,11,13)へ送られメタノ
ールを予熱する。該流出流を約428℃(SOO下)が
ら38°C(100下)へ温度を低下した後、分離装置
(28)中で0ト合する。リサイクルガスは導管(3o
)により分離され、生成物ガソリンは導管(32)によ
り分離され、導、管(34)により水が廃棄される。リ
サイクルガスをコンプレッサー(36)で圧縮し、次に
、熱交換器(38)中で加熱した後、希釈物質として第
2反応器工程へ返却される。希釈物質の温度は約38℃
(100下)がら約315℃(600下)へ上昇するが
、リサイクルガスは293℃(560下)〜399℃(
75o下)の間であることができるが、約310’C〜
371℃(590〜700下)が好適である。接触反応
器(第1反応器)(12)の挿入口温度は通常約299
℃〈570下〉〜399℃(750下)であるが、約3
29℃(625下)〜371℃(700下)が好適であ
り、特定の操1ヤにおいては277℃(530℃)程度
の低温が望ましいこともある。
本発明におけるメタノールまたはメタノール同等物とオ
レフィン類の転化は酸官能をもつ結晶性ゼオライト触媒
により促進することが好ましい。
好適なりラスの触媒は制御指数1〜12、及びシリカ/
アルミナモル比少なくとも12/1、好適には30/1
.70/1.500/1.1600/1またはそれ以上
のような高いシリカ/アルミナモル比により特徴付けら
れる。米国特許第3.998,889号明1I3に記載
されているように、ゼオライトの$制御指数は、ゼオラ
イトが種々の寸法の分子についてその内部構造へ制御さ
れた侵入を提供する程度の好都合な尺度である。それ故
、ゼオライトの構造の特徴であるが、ゼオライトがクラ
ッキング活性を所持することを基本とする試験により測
定される。従って、ゼオライトの制御指数を測定するた
めに選択されたゼオライトの試料はゼオライトの構造(
そのX線回折パターンにより示される)を示さねばなら
ず、且つ制御指数を測定するために充分なりラッキング
活性をもたねばならない0選択されたゼオライトのクラ
ッキング活性が低過ぎる場合には、制御指数は同じll
−13:iのゼオライト試料を使用することにより測定
することができるが、例えばより高アルミナ&ILのア
ルミノシリケートゼオライトを使用することにより得ら
れるクラッキング活性は比較的高くなることがある。制
御指数を測定するための方法及び代表的なゼオライトの
制御指数値の詳細は米国特許第3,998,899号明
細書に記載されている。
本明細書に記載するシリカ/アルミナ比は構造上の比す
なわち骨格椹造比であり、すなわちゼオライトが形成さ
れる構造を構成するSin、四面体とA10.四面体の
比である。この比は種々の物理的方法及び化学的方法に
より測定されるシリカ/アルミナ比とは異なることがあ
る0例えば、総計化学分析値はゼオライト上の酸部位に
付随するカチオン形層で存在するアルミニウムを包よし
、それによって低シリカ/アルミナ比が得られることが
ある。同様に、シリカ/アルミナ比がアンモニア脱着の
熱重量分析(TGA)により測定される場合には、カチ
オン性アルミニウムが酸部値上でのアンモニウムイオン
の交1負を防止する時には低アンモニア滴定値が得られ
ることがある。これらの差異は、ゼオライI−fli造
のイオン性アルミニウム不在となる脱アルミニウム化法
のような特定の処理を使用して高シリカ質ゼオライトを
造る場合には特に問題である。従って、注意して骨格構
造シリカ/アルミナ比を正確に測定しなければならない
特別な値の制御指数及びシリカ/アルミナ比をもつ好適
なゼオライトはゼオライトZSM−5、ZSM−11,
ZSM−12,ZSM−35及びZSM−48であり、
ZSM−5は米国特許第3.702,886号明細書に
、ZSM−11は米国特許第3.709.979号明細
書ニ、ZSM−12は米国特許第3,832,449号
明細書に、ZSM−23は米国特許第4,076.84
2号明m;に、ZSM−35は米lf?f?’i4,0
!8,245号明alW!:、Z S M −48ハ欧
州特許出願第15132号にそれぞれ詳細、その調製方
法及び特性が記載されている。これらのゼオライトの中
でZSM−5が好適である。
使用するゼオライI−触媒は少なくとも部分的に水素型
例えばHZ S M −5であるが、他のカチオン例え
ば希土預金居カチオンも存在することができる。ゼオラ
イトが有機カチオン預の存在下で調製される場合には、
JJ製されたゼオライトは仝く不活性なことがある。恐
らくこれは結晶内自由空間がゼオライ1−形成用溶液か
らの有機カチオン類により占有されているためであろう
、該ゼオライトは不活性雰囲気中で加熱する、例えば1
時間またはそれ以上500℃以上の温度で加i”−する
ことにより有機カチオン類を除去して付活することがで
きる0次に、水素型はアンモニウム塩類で塩基交換した
後、空気中例えば500℃の温度で仮焼することにより
得ることができる。
さて、第2図について記載すると、本発明の1バス統合
挽作を流れ概略図で説明するものである。
メタノール及び炭化水素反応剤類は導管(251)及び
導管(252)中をエーテル化反応器(250)へ送ら
れる。好適には、炭化水素装入原料はイソアルケン類に
富んでおり、また、他のパラフィン質炭化水素類及びオ
レフィン貫炭化水素類を含有する9本発明に包含される
知見により、エーテル化反応器へ送られるメタノールの
皿はエーテル化反応においてイソアルケン類と反応する
ために必要な化学量論量の10〜100%過剰量である
。エーテル化は上述のように行なわれ、エーテル化生成
物は流出流として導管(253)を通過して分離装fi
 (254)へ送られる。メタノールはC4−パラフィ
ン質及びオレフィン質炭化水素との共沸性混合物として
塔頂から分離され、導管(255)を通過してメタノー
ル及びオレフィン類をガソリンへ転化するための転化装
置(256)へ送られる0分離装置(254)から底部
区分はMTBE及びTAMEのようなメチルターシA・
リーアルキルエーテル化生成物を含有し、Cs+ガソリ
ンとの混合物であり、導管(257)により回収される
0分離されたガソリンは高モーター法オクタン価及び高
リサーチ法オクタン債を示す。
適宜、メタノ″−ル及び付加炭化水素装入原料を導管(
258,259,260)を介して転化装T!(転化反
応器)(256)へ送る。装入原料は流動接触クラッキ
ング操作からの燃料ガス及びプロピレンよりなることが
できる。転化装r!1(転Cヒ反応器ンにおいて、メタ
ノール及びオレフィン類は315〜482℃(Coo〜
900下)の昇温下でガソリン(261)、及びLPG
及び軽質生成物(282)へ転化される。
本発明方法はエーテル化操作の際にメタノール回収帯域
の必要性を削除する。メタノールの過剰割合はメタノー
ル装入原料、MTGガソリン及びエーテル分を基準とし
て単位操作中に工部することができる。エーテル化操作
のメタノール回収帯域を削除する設計上の利点のみなら
ず、MTG法におけるコス1−を低下すると共に製油用
途に関してより魅力的なものにする0本発明において、
メタノール処理装置はエーテル化装置と同様であるが、
回収帯域中のZSM−5反応器はオレフィン・トウ・ガ
ソリン装置と同様であり、エーテル化収率は上昇する0
本発明の詳細な説明するために、慣用のエーテル化法、
僅かに過剰のメタノールによるエーテル化と酸素含有化
合物類とオレフィン類のガソリンへの転化法の併合操作
、及び大過剰のメタノールを使用する併合操作の比較を
示す。
第1表は55TI3D[千バレル/日(thousan
dbarrels per day)F CC最大ガソ
リン操作を基、準とする上述の3つの場合についての生
成物分布である。A欄は2゜1%過剰量のメタノールを
使用する慣用のエーテル化法である;B欄は慣用のエー
テル化(2,1%過剰量のメタノール)とオレフィン類
のガソリンへの転化を統合した結果を示すものである;
CI[iは33%過剰量のメタノールを使用する過剰エ
ーテル化法とオレフィン類のガソリンへの転1ヒを統合
した結果を示すものである。
策−」−二組 C,11,4011,4011,4711,47C2=
     6.80      (i、80   0.
46   0.46C2!2.00    12.00
  12.59  12.61C,=     25.
78    25.78   3.37   3.34
C、8,978,9714,9615,12iC418
,8118,8128,3628,58nC、−33,
4333,435,9B    6.25nC=   
   5.91     5.91  10.07  
10.15iC=−’  15.89     1.1
1   0.12   0.05■c s     1
3.53    13.53   5.39   5.
39iCs     10.70    10.70 
 10’、70  10.70nc、        
2.79       2.〕9    2.79  
  2.79iCs     20.03     7
.01   2.79   2.39C,+     
−−−−49,3550,62M T I3 E   
−−23,2123,2124,21TAME   −
−18,9718,9720,4311200,080
,174,25 合31   1B6.12  200.42 2Q0.
75  ZOL90この研究の結果は本発明方法により
得られるMTBE、TAME及びC4十炭化水素類の収
率が優れていることを明確に示すものである0本発明方
法を第1表に示す同じ装入原料を基準とする匹敵するオ
クタン価のガソリンを製造するためのアルキル化法と比
較すると、26%高いC5+液体生成物の収率が本発明
方法により実現する。また、55TBDプラントにおけ
る大まかな投資コストは、本発明の2億ドルに対してア
ルキル化法は3億5千万ドルである。
本発明は特別な例及び実施態様により説明したが、特許
請求の範囲以外は本発明の概念を限定することを意図す
るものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
第1図はメタノールをガソリンへ転化するためのMTG
法のフローダイアグラムであり、第2図は本発明のプロ
セスフローダイアグラムの概略図である0図中、2・・
・導管、4・・・ポンプ、6・・・導管、8・・・熱交
換器、10・・・導管、11・・・熱交fA器、12・
・・接触反応器、13・・・熱交換器、14・・・導管
、16・・・第2反応器工程、18・・・導管、20・
・・導管、22・・・熱交換器、24・・・導管、26
・・・熱交換2コ、28・・・分離装置、30・・・導
管、32・・・所管、34・・・導管、36・・・コン
プレッサー、250・・・エーテル化反応器、251・
・・導管、252・・・導管、253・・・導管、25
4・・・分離′A置、255・・・導管、256・・・
転化装に、257・・・導管、258・・・導管、25
9・・・導管、260・・・導管、261・・・ガソリ
ン、262・・・LPG及び軽質生成物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エーテルに富んだ液体燃料類を製造するための統合
    1パス方法において、 (1)C_4+イソアルケン類含有炭化水素装入原料と
    過剰のメタノールの新鮮な混合物を酸エーテル化触媒の
    存在下でエーテル化条件下で反応させ、それによってメ
    チルターシャリーアルキルエーテル類含有エーテル化流
    出流を製造し; (b)エーテル化流出流を分離してエーテルに富んだガ
    ソリン含有第1流及び未反応メタノール及びオレフィン
    質炭化水素類含有第2流を得;且つ(c)第2流と酸メ
    タロシリケート触媒をオレフィン質物質及び酸素含有化
    合物転化条件下昇温下で接触させ、それによってC_6
    +ガソリンを製造することを特徴とするエーテルに富ん
    だ液体燃料類を製造するための統合1パス方法。 2、工程(b)の第2流を工程(c)において酸メタロ
    シリケート触媒と接触させる前に、第2流とC_2〜C
    _5アルケン類含有予備装入原料を混合させる付加工程
    を含む請求項1記載の方法。 3、工程(b)の第2流がメタノールとオレフィン質炭
    化水素類の共沸姓混合物を含有してなり、第1流がC_
    5+エーテルに富んだガソリンを含有してなる請求項1
    または2記載の方法。 4、C_2〜C_5アルケン類含有予備装入原料及び工
    程(a)の炭化水素装入原料が軽質不活性成分を含有し
    、それによって工程(c)転化条件下の発熱による温度
    上昇を弱める請求項2記載の方法。 5、エーテル化条件がC_4+イソアルケン類の化学量
    論量の100%までの過剰量のメタノールを包含し、そ
    れによってエーテル化反応平衡が実質上C_5+エーテ
    ル類の形成に向かって移行する請求項1から4までのい
    ずれか1項記載の方法。 6、低級アルキルアルコールがメタノールよりなり、メ
    チルターシャリーアルキルエーテルがMTBE及びTA
    MEよりなる請求項1から5までのいずれか1項記載の
    方法。 7、メタロシリケート触媒は結晶性中気孔酸アルミノシ
    リケートゼオライト型触媒を含有してなる請求項1から
    6までのいずれか1項記載の方法。 8、工程(b)の第1流が高モーター法オクタン価及び
    高リサーチ法オクタン価をもつC_5+エーテルに富ん
    だガソリンを含有してなる請求項1から7までのいずれ
    か1項記載の方法。 9、ターシャリーアルキルエーテル類及びガソリン範囲
    炭化水素類を製造するための統合連続操作において、 (a)第1液体反応混合物を酸エーテル触媒とをエーテ
    ル化条件下で1パスで接触させ、第1液体反応混合物が
    C_4〜C_7イソアルケン成分類及びC_6+ガソリ
    ン範囲のエーテル化できない脂肪族成分類を含有するC
    _4〜C_9炭化水素類、及び低級脂肪族アルコール反
    応剤を含有し、該アルコール反応剤がイソアルケン成分
    の化学量論量より30%以上過剰であり; (b)C_5+ターシャリーアルキルエーテル、ガソリ
    ン範囲炭化水素類、未反応アルコール及び軽質オレフィ
    ン質炭化水素類を含有するエーテル化反応流出流を回収
    し; (c)エーテル化反応流出流を蒸留してC_5+エーテ
    ル及びガソリン範囲炭化水素類の液体混合物よりなる第
    1生成物流、及び未反応アルコール及び軽質オレフィン
    質炭化水素類よりなる第2揮発性低分子量反応混合物を
    得;且つ (d)第2揮発性低分子量反応混合物と酸中気孔メタロ
    シリケートゼオライト触媒を昇温下で接触させてアルコ
    ール及び軽質オレフィン質炭化水素類を第2揮発性低分
    子量反応混合物より大きい平均分子量をもつ第2生成物
    流へ転化する工程よりなるターシャリーアルキルエーテ
    ル類及びガソリン範囲炭化水素類を製造するための統合
    連続方法。 10、第1反応混合物がイソオレフィン類に富んだブテ
    ン類、軽質オレフィン質ナフサ及びメタノールの混合物
    より実質上なり、メタノールがイソアルケン成分類より
    化学量論的に少なくとも1/3以上の過剰量で存在し、
    第2反応混合物が未反応メタノール及びブチレン類を含
    有してなり、ゼオライト触媒がZSM−5の構造をもつ
    アルミノシリケートを含有してなる請求項9記載の方法
    。 11、第2反応混合物がC_2〜C_5オレフィン流の
    添加により補充される請求項9または10記載の方法。 12、第1生成物流がMTBE、TAME及び未反応ナ
    フサを含有してなる請求項9から11までのいずれか1
    項記載の方法。 13、イソオレフィンをMTBE及びTAMEへエーテ
    ル化し且つ酸素含有化合物類及びオレフィン類をガソリ
    ンへ転化するための統合1パス反応器装置において、 エーテル化条件下でエーテル化触媒を備えるための第1
    反応器装置; メタノールを第1反応器装置へ送るための第1流体処理
    装置; C_4+炭化水素類を第1反応器装置へ送るための第2
    流体処理装置; 第1反応器装置からの流出流を分離するために第1反応
    器装置と操作可能な状態で接続された分離装置; 酸素含有化合物類及びオレフィン類を転化するための第
    2反応器装置であって、前記分離装置からの未反応メタ
    ノール及び炭化水素塔頂蒸気を受取るための該分離装置
    と操作可能な状態で接続された第2反応器装置;及び 第2反応器装置へ予備装入原料を適宜送るための第3流
    体処理装置、からなることを特徴とするイソオレフィン
    をMIBE及びTAMEへエーテル化し且つ酸素含有化
    合物類及びオレフィン類をガソリンへ転化するための統
    合1パス反応器装置。
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