JP2846109B2 - ガソリンおよびエーテルの製造方法 - Google Patents

ガソリンおよびエーテルの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、炭化水素クラッキングおよびエーテル化に
よるナフサからのハイオクタン燃料の製造に関するもの
である。特に、イソアルケンを製造する選択的反応条件
下で、ナフテン系石油フラクションのようなC7+パラフ
ィン系およびナフテン系の供給原料をクラッキングする
ための方法および反応器システムに関するものである。
[従来の技術] ガソリン中、通常に見られる鉛添加物の代わりに、オ
クタンブースターのようなアルキル三級アルキルエーテ
ルを合成するための工程ではかなりの開発が行われてき
た。メチル三級アルキルエーテル、特に、メチルt−ブ
チルエーテル(MTBE)およびt−アミルメチルエーテル
(TAME)は、かなりの研究の焦点となっている。炭化水
素のクラッキングにより製造されるイソブチレン(i−
ブテン)およびその他のイソアルケン(分岐オレフィ
ン)は、メタノール、エタノール、イソプロパノールお
よびその他の低級脂肪族一級および二級アルコールと、
酸型触媒上で反応して三級エーテルを生じることが知ら
れている。メタノールは、広範囲な入手可能性と低コス
トのために、最も重要なC1−C4酸素化物原料と考えられ
ている。したがって、ここでは最重点を、MTBEおよびTA
ME、さらにエーテル化のためにイソブチレンおよびイソ
アミレン反応物質を生成するためのクラッキング工程に
置くことにする。
パラフィン系およびナフテン系ナフサを改質してハイ
オクタン燃料とするための新規な工程および操作技術が
見出されている。ナフサを転化するための主たる反応
は、大量のC7+アルカンおよびナフテンを含む新たなナ
フサ原料ストリームを、少なくとも10重量%のC4−C5イ
ソアルケンを製造するに有効な低圧選択クラッキング条
件下で、中間孔酸型触媒と接触させることにより行われ
る。この主反応段階の後、C4−C5イソアルケンに富む軽
質オレフィンフラクションおよびオクタン価を高めたC6
+液状フラクションを得るためにクラッキング流出物を
分離する。C4−C5イソアルケンフラクションを低級アル
コール(すなわちC1−C4脂肪族アルコール)と触媒(接
触)的反応にエーテル化することにより、有価な三級ア
ルキルエーテル生成物が得られる。ZSM−5およびZSM−
12のような中間孔アルミノケイ酸塩ゼオライトは、有用
な触媒物質である。
[発明の構成] 本発明によれば、ハイオクタン燃料にまでパラフィン
系ナフサを改質するための方法は、大量のC7+アルカン
およびナフテンを含む新たなナフサ原料を少なくとも10
重量%のC4−C5イソアルケンを製造するために低圧クラ
ッキング条件下で1〜12の拘束インデックス(Constrai
nt Index)を有する金属ケイ酸塩ゼオライトを含んで成
る、実質的に水素化−脱水素化金属成分を有しない15以
下の酸クラッキング活性を有するクラッキング触媒に接
触させること、C4−C5イソアルケンに富む軽質オレフィ
ンフラクションおよび向上したオクタン価のC6+液体フ
ラクションを得るためにクラッキング流出物を分離する
こと、および三級アルキルエーテル生成物を製造するた
めにC4−C5イソアルケンフラクションを低級アルカノー
ルと触媒反応によりエーテル化することを含んで成る。
原料は、20〜50重量%のC7−C12アルカン、20〜50重
量%のC7+環状脂肪族炭化水素および40%以下の芳香族
化合物を含むのが好ましい。代表的なクラッキング条件
は全圧500kPaまで、重量空間速度1以上で反応温度は42
5〜650℃であり、その際にクラッキング反応により新し
いナフサ原料を基準にして5%以下のC2−軽質ガスが製
造される。クラッキング反応は、450〜540℃で重量空間
速度1〜100で行い、新たな原料が約65〜175℃の沸点範
囲を有するC7+パラフィン系の直留の石油ナフサを含ん
で成っているのがより好ましい。クラッキング流出物の
C6+フラクションの少なくとも一部は、クラッキング触
媒とさらに接触させるために新たな原料とともに再循環
させてもよい。回収したイソブテンおよびイソアミレン
はメタノールでエーテル化してメチルt−ブチルエーテ
ルおよびメチルt−アミルエーテルを製造するのが有利
である。
C4−C5イソアルケンに富むフラクションは、少なくと
も10重量%の当該流出物から成っていることが好まし
く、C6+液体フラクションは原料と同様に20重量%以下
の芳香族炭化水素を含むことが望ましく、これは石油ナ
フサの水素化処理によりナフサの芳香族成分を環状脂肪
族炭化水素の変換することにより得られる。
クラッキングは流動床で行うのが好ましく、流動床は
輸送方式で短い接触時間で運転される垂直ライザー反応
器で行ってもよい。接触時間は10秒以下で空間速度は1
−10であるのが好ましい。
エーテル化流出物から回収した揮発性の未反応イソア
ルケンおよびアルカノールは、オレフィン改質の反応条
件下で中間孔酸型ゼオライト触媒の流動床と接触させ
て、ガソリン範囲の炭化水素を追加製造してもよい。
好ましい具体例では、原料はC7−C10アルカンおよび
環状脂肪族炭化水素を含み、芳香族化合物は実質的に含
まず、クラッキング反応は450〜540℃、重量空間速度1
〜4で、ゼオライトZSM−5、ZSM−11、ZSM−22、ZSM−
23および/またはMCM−22、特にゼオライトZSM−12を含
んでなるクラッキング触媒を用いて行う。そのような中
間孔ゼオライトは大孔ゼオライトと混合して使用しても
よい。
好ましい原料は、バージン直留石油ナフサ、水素化分
解ナフサ、コーカーナフサ、ビスブレーカーナフサおよ
び改質器(リホーマー)抽出ラフィネートから選択され
る。
さらに、本発明はパラフィン系ナフサをハイオクタン
燃料にまで改質するための多段階反応器システムをも包
含し、そのシステムは以下の要素を含んで成る: 第1の垂直ライザー反応手段であって、少なくとも10
重量%C4−C5イソアルケンを製造するために効果的な低
圧選択的クラッキング条件下での中間孔酸型ゼオライト
クラッキング触媒で、水素化−脱水素化金属成分を実質
的に含まずに酸クラッキング活性が15以下のクラッキン
グ触媒を有する輸送方式第1流動床で短い接触時間新た
なパラフィン系石油ナフサ原料ストリームを接触させる
ための手段、 C4−C5イソアルケンに富む軽質オレフィン系フラクシ
ョンおよびオクタン価の向上したC6+液体フラクション
を得るために、クラッキング流出物を分離する蒸留手
段、 三級アルキルエーテル生成物を得るために、触媒反応
によりC4−C5イソアルケンフラクションを低級アルカノ
ールでエーテル化する第2反応器手段、 揮発性の未反応イソアルケンおよびアルカノールを第
2反応器エーテル化流出物から回収する手段、および 揮発性のエーテル化流出物を、ガソリン範囲の炭化水
素の追加分を得るために、オレフィン改質反応条件下で
中間孔酸型ゼオライト触媒よりなる流動床と接触させる
第3反応器。
図面の第1図は、本発明のマルチ反応器でのクラッキ
ングおよびエーテル化システムを示すフローシートの概
要である。
第2図は、好ましい流動床触媒反応器のためのユニッ
ト操作を示すプロセスダイアグラムである。
第3図は、一体化流動床反応器のための別のプロセス
フローダイアグラムである。
第4図は、オレフィン収率を最適化するための反応経
路および操作条件を示すグラフのプロットである。
選択的クラッキングのための代表的なナフサ原料物質
は、石油精製所で原油の蒸留により製造される。代表的
な直留ナフサ原料は通常、少なくとも20重量%のC7−C1
2直鎖および分岐アルカン、少なくとも15重量%のC7+
環状脂肪族(すなわちナフテン)炭化水素および1〜40
%(好ましくは20%以下)の芳香族化合物を含有する。
C7−C12炭化水素は約65〜175℃の通常の沸点を有してい
る。本発明の方法では、クラッキングFCCナフサ、水素
化分解ナフサ、コーカーナフサ、ビスブレーカーナフ
サ、リホーマー抽出(Udex)ラフィネートおよびそれら
の混合物のようなさまざまな原料が利用できる。本発明
を説明する場合、おもにバージンナフサおよびメタノー
ル原料物質について議論を行う。
図面の第1図に関しては、代表的なナフサ転化方法の
ための一連の操作を示し、ここでは水素化分解ナフサと
なる新たなバージン原料10をクラッキング反応器ユニッ
ト20へ導き、これより流出物22を分離ユニット30で蒸留
し、未反応ナフサ、重質オレフィンなどを含む液状C6+
炭化水素ストリーム32および、i−ブテン、i−ペンテ
ン、エーテル化されないブチレンおよびアミレン、C1−
C4脂肪族軽質ガスを含むC4およびC5オレフィンに富む軽
質分解炭化水素ストリーム34を得る。流出物ストリーム
34の少なくともC4−C5イソアルケン含有フラクション
は、反応物質を、通常、固定床プロセスでの酸型触媒と
接触させることによるエーテル化反応器ユニット40でメ
タノールまたは他のアルコールストリーム38と反応さ
せ、MTBE、TAMEおよび未反応のC5−成分を含む流出物ス
トリーム42を製造する。蒸留、抽出などの一般的な生成
物回収操作50を、純粋物質または燃料ブレンド用のC5+
混合物52としてのMTBE/TAMEエーテル生成物を回収する
ために用いることができる。未反応の軽質C2−C4オレフ
ィン系成分、メタノールおよび他のC2−C4アルカンまた
はアルケンは、オレフィン改質原料ストリーム54中に回
収されることができる。別法では、LPG,エテンに富む軽
質ガスまたはパージガスストリームはオフガスストリー
ム56として回収されることができ、オフガスはさらに水
素、メタン、エタンなどを回収するためのガスプラント
で処理され得る。C2−C4炭化水素およびメタノールは好
ましくは、本明細書に記述のように、反応器ユニット60
で接触改質され、ハイオクタンガソリンを追加製造す
る。液状炭化水素ストリーム62は、接触改質ユニット60
から回収され、さらに水素化により処理され、燃料成分
として配合される。
場合によっては水素化処理ユニットを用いて、水素14
を用いて通常の炭化水素飽和化反応器ユニット70中で芳
香族化合物またはバージンナフサ原料12を転化して、新
たな供給物またはリサイクルストリームの芳香族含量を
減少させ、アルキルシクロヘキサンのようなC7+環状脂
肪族化合物を製造することができ、この環状脂肪族化合
物はイソアルケンに選択的にクラッキングされる。クラ
ッキングにより製造した反応パラフィンまたはC6+オレ
フィン/芳香族化合物の一部は、更に処理するためにス
トリーム32から32Rを経て、ユニット20および/または7
0へと再循環され得る。同様にして、そのような物質
は、フィードと共に、ライン58を経てオレフィン改質ユ
ニット60へ供給され、同時処理され得る。未反応ブテン
のオリゴマー化、酸素化物転化および重質炭化水素の改
質に加えて、多目的ゼオライト触媒ユニット60は、エテ
ン、プロペンまたは他の酸素化物/炭化水素含有の製油
所燃料ガスを含む補助的なフィードストリーム58を転化
することができる。
イソアルケン選択性を最適化し、低級オレフィンを改
質するために触媒を注意深く選択することが、一体化プ
ロセスを全般的に成功させるためには重要である。これ
らの操作は異なる触媒を用いた場合は別々に維持できる
が、ある種の環境では、ナフサクラッキングおよびオレ
フィン改質のために同じ触媒を用いることが可能であ
る。クラッキング触媒のゼオライト成分は有利にはZSM
−12であり、これは石油蒸留からの直留ナフサにしばし
ば見られるナフテン成分または他のアルキル環状脂肪族
化合物を受け入れることができる。実質的に直鎖のアル
カンのクラッキングの場合は、ゼオライトZSM−5が好
ましい。
ゼオライト技術での最近の開発により、類似の孔構造
を持つ一群の中間孔シリカ物質が得られている。これら
の中間孔寸法のゼオライトの中で卓越しているのはZSM
−5であり、これは通常Al、Ga、Fe、Bまたはこれらの
混合物のような四面体配位金属をゼオライトの骨組構造
に組み入れることにより、ブレンステッド酸活性部位を
用いて合成される。これらの中間孔ゼオライトは酸型触
媒として好ましい。しかし、中間孔構造の利点は、様々
な酸性度を有する一個または複数個の四面体種を有する
高シリカ物質または結晶性金属シリケートを用いること
により利用され得る。
本発明において好んで用いられるゼオライト炭化水素
改質触媒は、シリカ対アルミナの比が少なくとも12で、
拘束インデックスが1〜12、酸クラッキング活性(アル
ファ値)が約1〜15の結晶性アルミノシリケートゼオラ
イトを含む。代表的なゼオライトは、ZSM−5、ZSM−1
1、ZSM−12、ZSM−22、ZSM−23、ZSM−35、ZSM−48、ゼ
オライト・ベータ(Zeolite Beta)、L、MCM−22、SS
Z−25およびその混合物である。ゼオライトY、モルデ
ナイトまたは7Åより大きな孔寸法を持つ大孔ゼオライ
トとの混合物が有利なことがある。適したゼオライトは
米国特許第3,709,979号;第3,832,449号;第4,076,979
号;第3,832,449号;第4,076,842号;第4,016,245号;
第4,414,423号;第4,417,086号;第4,517,396号;第4,5
42,257号および第4,826,667号である。MCM−22は出願中
の米国特許出願第07/254,524号に開示されている。好ま
しいゼオライトは、20:1〜500:1またはそれ以上の配位
金属酸化物のシリカに対するモル比を有する。酸性度を
調節したい場合は、5〜95重量%のシリカおよび/また
はアルミナバインダーを有する適当に変性された標準的
なZSM−5またはZSM−12を用いることが有利である。
通常ゼオライトは約0.01〜2マイクロメートルの結晶
寸法を有している。流動化のために望ましい粒子寸法を
得るためには、ゼオライトはシリカ、アルミナなどの適
した無機酸化物と結合させ、約5〜95重量%のゼオライ
ト濃度とする。
オレフィンの改質反応においては、一回のパスでモノ
アルケンおよびメタノールの60〜100パーセント、好ま
しくは少なくとも75重量%を転化するために、一回通過
の流動床ユニットで25:1またはそれ以上のシリカ:アル
ミナモル比を有するゼオライトを採用するのが有利であ
る。粒子サイズ分布は、輸送流動化において、また、濃
厚床、乱流方式または輸送流動化における全体的均一化
を図るためには重要な因子になり得る。床全体で混合の
良好な粒子を用いて工程を操作することが望まれる。1
〜150マイクロメートルの粒子サイズ範囲を採用するの
が有利である。平均粒子サイズは通常、約20〜100マイ
クロメートルである。
中間孔形状選択性触媒は、アルミノリン酸塩(ALPO、
アルミノホスフェート)、シリコアルミノリン酸塩(SA
PO、シリコアルミノホスフェート)または類似の多孔性
の酸型触媒を用いて達成し得る。
選択的クラッキング条件は通常、約500kPaまでの全
圧、約425〜650℃の反応温度、好ましくは175kPa以下の
圧力および約450〜540℃の温度範囲を含み、その際、ク
ラッキング反応は、新たなナフサ原料を基準にして5%
以下のC2−軽質ガスを生成する。クラッキング反応の苛
酷度は、約1〜100(活性触媒固体の基準にしたWHSV)
の重量空間速度および10秒以下、通常は約1〜2秒の接
触時間を採用することにより保たれ得る。固定床、移動
床または濃厚流動床触媒反応器システムがクラッキング
段階で用いられる一方、垂直ライザー反応器を、急速流
動床で循環する微細な触媒粒子とともに使用することが
好ましい。
樹脂触媒を使用する穏和な条件でのメタノールとイソ
ブチレンおよびイソアミレンの反応は、ジ・オイル・ア
ンド・ガス・ジャーナル(The Oil and Gas Journa
l)、1975年6月14日(アール・ダブリュ・レイノルズ
(R.W.Reynolds)ら);ハイロドカーボン・プロセシン
グ(Hydrocarbon Processing)、1977年12月(エス・
ペッチイ(S.Pecci)およびティー・フロリス(T.Flori
s));ジ・オイル・アンド・ガス・ジャーナル、1979
年4月9日(ディー・チェイス(D.Chase)ら)に教示
されているように、既知の技術である。好ましい触媒は
反応物質のエーテル化および異性化を行うスルホン酸イ
オン交換樹脂である。代表的な酸型触媒はアンバーリス
ト15スルホン酸樹脂である。
C4−C7イソオレフィンの場合にMTBEおよび他のメチル
三級アルキルエーテルの製造および回収の方法は当業に
は既知のことであり、例えば米国特許第4,788,365号お
よび第4,885,421号に記載されている。種々の適当な抽
出および蒸留技術が、エーテル化流出物からのエーテル
および炭化水素ストリームの回収にとっては既知となっ
ている。しかしながら、未反応のメタノールおよびエー
テル化流出物の他の揮発性成分をゼオライト触媒により
転化することが有利である。
低級脂肪族炭化水素および酸素化物を、液状炭化水素
生成物に改質するゼオライト触媒技術はよく知られてい
る。工業的な芳香族化(M2−生成)およびモービルオレ
フィン(Mobil Olefin)のガソリン/留出油(MOG/D)
への方法では、これらの工程のためには中間孔ゼオライ
ト触媒が用いられる。本発明によれば、これらの触媒お
よび工程の特徴は、様々な炭化水素生成物、とくにC5−
C9のガソリン範囲での液状脂肪族および芳香族化合物を
製造するために利用され得る。
反応器原料のメタノールおよびオレフィン系成分に加
えて、適したオレフィン系の補助原料ストリームをオレ
フィン改質反応器ユニットに加えてもよい。低級パラフ
ィンおよび不活性ガスのような無害な成分が存在しても
よい。反応苛酷度は、生成物の必要度によってC3−C5パ
ラフィン、オレフィン系ガソリンまたはC6−C8BTX炭化
水素の収率を最適化するようにコントロールすることが
でき、反応流出物中のプロパンのプロペンに対する望ま
しい重量比をもたらすための定常状態条件を得るように
設定することが有利である。
濃厚床または乱流動触媒床では、転化反応は、濃厚床
遷移速度よりも大きく、平均触媒粒子の輸送速度よりも
小さい速度で熱い反応物質またはリフトガスを上方に向
けて反応ゾーンを通過させることにより垂直反応カラム
中で行われる。コークス付着した触媒の一部を反応ゾー
ンから取り出し、取り出した触媒を酸化的に再生し、再
生した触媒を原料の転化を行うために触媒活性および反
応苛酷度をコントロールできる速度で反応ゾーンへ送還
することにより連続プロセスが操作できる。
米国特許第4,788,365号および第4,090,949号に開示さ
れるようなオレフィンの改質においては、メタノールお
よびオレフィン系原料ストリームは、ガソリン範囲のパ
ラフィンおよび芳香族化合物に富む本質的にC6+の炭化
水素から成るほぼ液状生成物を生成するために、高温条
件および適したプロセス圧力のもとに触媒反応器内で転
化される。オレフィンの改質のための反応温度は、約25
0〜650℃、好ましくは平均反応器温度で350〜500℃で注
意深くコントロールされる。
第2図については言えば、ハイオクタン燃料を生成す
るためのパラフィン系ナフテン系ナフサストリーム110
の改質用の多段階反応器システムが示されている。この
システムは、少なくとも10重量%C4−C5イソアルケンを
生成するために有効な低圧選択クラッキング条件のもと
で、中間孔酸型ゼオライトの分解触媒の輸送方式第一流
動床の中で短い接触時間で予熱した新たなナフサ原料を
接触させるための第一垂直サイザー反応器手段120を有
して成っている。イソアルケンはサイクロン分離器121
で触媒固体から回収され、C4−C5イソアルケンに富む軽
質オレフィン系フラクション134および高められたオク
タン価を有するC6+液状フラクション132を得るための
クラッキング流出物122分離用の脱ペンタン塔蒸留手段1
30ヘライン122を通して送られるが、しかし、このイソ
アルケンは低い苛酷度のリホーマー(改質器、図示せ
ず)によりさらに処理されるか、または選択的なライン
132Rを経由して再循環され得る。C5−ストリーム134
は、三級アルキルエーテル生成物を得るために、C4−C5
のイソアルケンフラクションと低級アルカノールを触媒
反応によりエーテル化するための第2反応器手段140へ
と送られるが、三級アルキルエーテルは、エーテル化流
出物よりの揮発性の未反応イソアルケンおよびアルカノ
ールを含むオーバーヘッドストリーム154とともに脱ブ
タン器蒸留手段150よりライン152を経て回収される。次
に脱ブタン器オーバーヘッド154は、追加的なガソリン
範囲の炭化水素を製造するために、オレフィン改質反応
条件のもと揮発性エーテル化工程流出物を中間孔酸型ゼ
オライト触媒の流動床と接触させるための第3反応器手
段160へと送られるが、この炭化水素は独立的に反応器
シェル160より導管162を経て回収され、塔180で脱ペン
タン化されてエーテルユニット140へとリサイクルする
ためのC4−C5のイソアルケンを含む軽質炭化水素ストリ
ーム184およびブレンドガソリンストリーム182となる。
ここに示すように、クラッキングおよびオレフィン改
質において同じ触媒を利用し、1つの二機能性反応器構
造160−120を採用することが望ましいが、ここで急速流
動輸送方式は分離した反応物質を有する濃厚床方式に移
行する。これは、反応ゾーンを操作的に連結し、第一反
応器の触媒接触ゾーンからのクラッキング触媒を分離す
るための固体−ガス相分離手段121を供給し、オレフィ
ンをガソリンへと改質するためにサイクロンディプレッ
グ(dipleg)121Dを経て第三反応器手段の触媒接触ゾー
ン161へと分解触媒を輸送することにより目的が果たさ
れる。
垂直ライザー部分120の底部において制御された速度
で導管161および124Rを経る部分的失活または再生触媒
の再循環は、吸熱クラッキング反応のための熱追加を与
える。環状の反応器シェル160の内部で垂直ライザー部
分を軸に沿って配置することもまた有利となり得る。反
応器の経済的構築に加えて、反応器160からのオレフィ
ンのオリゴマー化または芳香族化による発熱は隣接する
反応ゾーン間で放射状に伝達され得る。ナフサのクラッ
キングに熱の追加が必要な場合は、C4−脱ブタン器から
の熱い水素の注入を利用し得る。
一般的な触媒の酸化的再生は、再生器124中で空気と
接触させ、ライザーへ再循環するために導管124Wを経
て、反応部分160から取り出された触媒粒子からの付着
コークスを取り除くために利用され得る。あるいは、容
器124での触媒の熱い水素によるストリッピングには、
外部エネルギーおよび外部ガス源が利用できる。
第2図において引用番号を使用するが、これは、第1
および3図の類似の装置に対応する。第3図について
は、反応器システムは、分離したライザー220および乱
流方式の流動床反応器260を有するように描かれてお
り、急速な床再循環ループを形成しているが、そこでは
反応ゾーン260からの平衡触媒がナフサクラッキング用
の新たな原料210と接触する。側部の再生器224は使用済
の触媒を回復させる。この図では、C6+炭化水素ストリ
ーム232Rおよび軽質エーテル化工程流出物ストリーム25
4が、オレフィンおよび/またはパラフィンを脂肪族/
芳香族生成物に転化することにより、より高いオクタン
生成物に転化するための原料を供給する。プロセスパラ
メーターおよび反応条件は米国特許第4,851,602号、第
4,835,329号、第4,854,939号および第4,826,507号に開
示されているのと同じである。
もう一つの方法の修正として、エーテル化の前にオレ
フィン分岐を最適化するための中間的なオレフィン中間
転化反応器を採用してもよい。ストリーム34、32Rに類
似したオレフィンストリームの一つまたはそれ以上、あ
るいは外部オレフィンを、米国特許第4,814,519号およ
び第4,830,635号に開示のように、ZSM−5またはそれと
の類似物と接触反応させてもよい。
以下に示すデータは、酸クラッキング活性(アルファ
値)を約11に減少させるために水蒸気処理(スチーミン
グ)したH−ZSM−12ゼオライト触媒(CI=2)を用い
た、ナフサクラッキングにおけるイソアルケンへの選択
率を示している。テスト触媒はアルミナにより結合させ
て成形した65%ゼオライトである。用いた原料は、第1
表に示すように、本質的にC7−C12炭化水素からなるバ
ージン軽質ナフサフラクション(150−350゜F65−165
℃)である。
数回のランを、約20−45%からの転化率で固定床反応
器ユニットでの全触媒固体を基準にして、WHSV 1−4
で平均接触時間1−2秒、約500−540℃(960−1000゜
F)で行う。結果を第2表に示すが、これは3.43バール
(35psig)N2雰囲気、固定床触媒反応器中においてZSM
−12触媒上で原料ナフサのクラッキングにより得られる
詳細な生成物分布を示す。
これらのデータは、これらの条件下でパラフィンおよ
びナフテンの相当な転化が生じ、好収率でイソアルケン
を生成することを示している。他の生成物には、直鎖C4
−C5オレフィン、C2−C3オレフィンおよびC1−C4脂肪族
化合物が含まれる。反応割合は、流通時間が3から24時
間に増加するにつれて転化率でやや減少する以外は安定
している。この転化率の減少は空間速度を減らすことで
補償される。
第3表はC6+液状物へのゼオライト転化による未転化
ナフサ生成物からのRONオクタンの増加を示している。
様々な空間速度での中間孔ゼオライト(H−ZSM−
5)を用いる代表的なn−アルカン転化は第4図に示し
てある。この一連の反応曲線が、C2−C5オレフィンの収
率およびパラフィン転化率に対する1/LHSV空間速度をプ
ロットしている。データは、比較的高い空間速度におい
て芳香族化合物曲線に対し、オレフィンのピークが低い
ことを示し、活性触媒固体を基準にして1−10WHSVに等
しい空間速度での好ましい操作ゾーンを示している。
流動床構造が好ましく、とくに高い温度(427−538
℃)(800−1200゜F)および短い接触時間(<10秒)と
いう条件において好ましい。移動床および固定床反応器
もまた、高い活性および再生を頻繁に行う必要のない安
定した触媒のためには実際的である。でき得れば触媒の
安定性を維持するために移動および固定床構造にとって
好ましいプロセス条件は、低い反応器温度(260−427
℃)(500−800゜F)、低い空間速度(0.25−3WHSV)お
よび水素雰囲気である。
プロセスの変形のもう一つとしては、再循環用の追加
のイソブテンおよびイソアミレンおよび/またはゼオラ
イト触媒により改質するための軽質オレフィンを製造す
るためのC4−エーテル反応流出物のゼオライト異性化の
再適化が考えられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のマルチ反応器でのクラッキングおよ
びエーテル化システムを示す概略フローシートの概要、
第2図は、好ましい流動床触媒反応器のためのユニット
操作を示すプロセスダイアグラム、第3図は、一体化流
動床反応器のための別のプロセスフローダイアグラム、
第4図は、オレフィン収率を最適化するための反応経路
および操作条件を示すグラフのプロットである。 10……バージン原料、 12……バージンナフサ原料、 20……クラッキング反応器ユニット、 22……流出物、30……分離ユニット、 32……C6+炭化水素ストリーム、 34……軽質分解炭化水素ストリーム、 38……メタノールストリーム、 40……エーテル化反応器ユニット、 42……流出物ストリーム、 50……生成物回収操作、52……C5+混合物、 54……改質原料ストリーム、 56……オフガスストリーム、 60……オレフィン改質反応器ユニット、 62……液体炭化水素ストリーム、 70……炭化水素飽和化反応器ユニット、 110……ナフサストリーム、 120……第1垂直ライザー反応器、 121……サイクロン分離器、 130……脱ペンタン塔、 132……C6+液体フラクション、 134……軽質オレフィン系フラクション、 140……第2反応器、150……脱ブタン器、 160……第3反応器、161……触媒接触ゾーン、 180……脱ペンタン塔、210……原料、 220……ライザー、260……流動床反応器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポール・ハーバート・シッパー アメリカ合衆国 19810 デラウエア、 ウィルミントン、バーウィン・ロード 2506番 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C10G 35/095 C10G 35/14

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハイオクタン燃料にまでパラフィン系ナフ
    サを改質するための方法であって、 大量のC7+アルカンおよびナフテンを含む新たなナフサ
    原料を少なくとも10重量%のC4−C5イソアルケンを製造
    するために低圧クラッキング条件下で1〜12の拘束イン
    デックスを有する金属ケイ酸塩ゼオライトを含んで成
    る、実質的に水素化−脱水素化金属成分を有しない15以
    下の酸クラッキング活性を有するクラッキング触媒に接
    触させること、 C4−C5イソアルケンに富む軽質オレフィンフラクション
    および向上したオクタン価のC6+液体フラクションを得
    るためにクラッキング流出物を分離すること、および 三級アルキルエーテル生成物を製造するためにC4−C5イ
    ソアルケンフラクションを低級アルカノールと触媒反応
    によりエーテル化することを含んで成る方法。
  2. 【請求項2】当該原料が20〜50重量%のC7−C12アルカ
    ン、20〜50重量%のC7+の環状脂肪族炭化水素および40
    %以下の芳香族化合物を含む請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】クラッキング条件が500kPaまでの全圧、1
    以上の重量空間速度および425〜650℃の反応温度であ
    り、それによりクラッキング反応が新たなナフサ原料を
    基準にして5%以下のC2−軽質ガスを生成する請求項1
    または2記載の方法。
  4. 【請求項4】クラッキング反応が450〜540℃および1〜
    100の重量空間速度で行われ、新たな原料が約65〜175℃
    で沸騰するC7+パラフィン系バージン石油ナフサを含ん
    で成る請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 【請求項5】クラッキング流出物からのC6+のフラクシ
    ョンの少なくとも一部を、クラッキング触媒とさらに接
    触させるために、新たな原料とともに再循環する請求項
    1〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 【請求項6】回収イソブテンおよびイソアミレンをメタ
    ノールによりエーテル化してメチルt−ブチルエーテル
    およびメチルt−アミルエーテルを製造する請求項1〜
    5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】当該原料が流動床で当該クラッキング触媒
    と接触する請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】C4−C5イソアルケンに富む当該フラクショ
    ンが当該流出物の少なくとも10重量%を構成し、当該C6
    +の液体フラクションが20重量%以下の芳香族炭化水素
    を含む請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】当該原料が20%以下の芳香族化合物を含む
    請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】当該原料が芳香族成分を環状脂肪族炭化
    水素に転化するための石油ナフサの水素化処理により得
    られる請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 【請求項11】流動床が輸送方式により短時間接触で操
    作される垂直ライザー反応器にある請求項7〜10のいず
    れかに記載の方法。
  12. 【請求項12】接触時間が10秒以下で空間速度が1−10
    である請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】当該原料が約65〜175℃の標準沸点を有
    する請求項1〜12のいずれかに記載の方法。
  14. 【請求項14】エーテル化工程流出物から回収した揮発
    性未反応イソアルケンおよびアルカノールをオレフィン
    改質反応条件で中間孔酸型ゼオライト触媒の流動床と接
    触さて追加のガソリン範囲の炭化水素を製造する請求項
    1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】当該原料供給材料がC7−C10アルカンお
    よび環状脂肪族炭化水素を含み、芳香族化合物を実質的
    に含まない請求項10記載の方法。
  16. 【請求項16】クラッキング反応を450〜540℃および1
    〜4の重量時間空間速度で行う請求項1〜15のいずれか
    に記載の方法。
  17. 【請求項17】当該クラッキング触媒がゼオライトZSM
    −5、ZSM−11、ZSM−22、ZSM−23および/またはMCM−
    22を含んで成る請求項1〜16のいずれかに記載の方法。
  18. 【請求項18】当該ゼオライトがZSM−12である請求項
    1〜16のいずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】当該ゼオライトが大孔ゼオライトとの混
    合物である請求項17または18記載の方法。
  20. 【請求項20】原料がバージン直留石油ナフサ、水素化
    分解ナフサ、コーカーナフサ、ビスブレーカーナフサお
    よびリホーマー抽出ラフィネートより選ばれる請求項16
    記載の方法。
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