JPH01207186A - 送水、貯水または水利用装置 - Google Patents

送水、貯水または水利用装置

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JPH01207186A
JPH01207186A JP2952888A JP2952888A JPH01207186A JP H01207186 A JPH01207186 A JP H01207186A JP 2952888 A JP2952888 A JP 2952888A JP 2952888 A JP2952888 A JP 2952888A JP H01207186 A JPH01207186 A JP H01207186A
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Keiji Nagamatsu
永松 啓至
Masao Maida
毎田 正雄
Kaname Iwasaki
岩崎 要
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、上水道、中水道などの水の水質悪化抑制に関
するものであって、送水、貯水および水利用装置に適用
されるものである。
(従来技術とその課題) 上水道や中水道の送水管、貯水タンク、あるいは水を利
用する散水式冷却塔、各種冷却水槽などにおいては、一
般細菌の発生、藻類の発生・付着により、水質の汚濁や
設備の機能障害を引き起こすという問題があった。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は、上記問題点を解決するため種々検討の結
果、セラミックから放射される遠赤外線が細菌や藻類の
光・生を抑制するという意外な事実を見出だした。そし
てさらに検討を重ね本発明を完成した。
即ち本発明の特徴は、送水、貯水装置などの少なくとも
一部を、合成樹脂100重量部に、遠赤外線を放射する
平均粒径5〜1ooμmのセラミック粒子1〜100重
量部を混合分散させてなる組成物により形成した点にあ
り、その組成物が水に作用して、細菌や藻類の発生を抑
制し得るものである。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明の特徴は、水関連装置の少なくとも一部を、合成
樹脂と遠赤外線を放射するセラミック粒子との混合組成
物により形成した点にあるが、その態様としては、次の
ようなものがあげられる。
1)上記組成物から、押出成形法、プレス成形法などに
より、水関連装置自体の全部または一部を形成する。
2)合成樹脂製、金属製などの水関連装置の表面に上記
組成物の被膜を塗布、共押出、貼り合わせなどにより形
成する。
3)水関連装置の構成要素以外に、上記組成物からなる
物体(積層物を含む)を装置内に別に置く。
これらの場合において、上記組成物を成形後、さらに真
空成形、ブロー成形、プレス成形などにより二次成形し
てもよい。
本発明は、セラミックから放射される遠赤外線が水質悪
化抑制作用を有するという知見に基づくものであるが、
セラミックを粘土質物質をバインダとしてシート状、ロ
ッド状、ブロック状などに焼成したセラミック加工品を
用いたのでは、割れやすく、また折り曲げたり真空成形
するなどの原工がまったく出来ない上、水関連装置に固
着、貼着する適当な手段がない。
さらにセラミック加工品は、表面が多孔質のなめ、水中
の不溶物などが吸着、蓄積し、長期間経過すると剥離し
て水中に懸濁物質として流出し、かえって水質悪化のお
それがあることが判明した。
そこで本発明においては、遠赤外線を放射するセラミッ
ク粒子を合成樹脂中に混合分散させることにより、上記
欠点を改良し、さらにセラミック粒子の使用量が少なく
てもセラミック粒子の分布面積が大きくなって、−層優
れた一般細菌、藻類抑制性能を有するようにしたもので
ある。
セラミックが遠赤外線を放射する現象は既に知られてお
り、本発明においても、それ自体公知のセラミックの粒
子を用いることができる0例えば、成分トしrAl  
0  、TiO、SiO、Cr  O、ZrO、Fe 
 O、N20.Cu 20、TaC,ZrC,SiC,
BC等を含むもの、また結晶として、雲母、蛍石、方解
石、みょうばん、岩塩、水晶などがあり、波長5μm〜
1mm近辺の遠赤外領域において、遠赤外線放射率(黒
体の放射強度との比)が0.1以上のものが用いられる
セラミック粒子の平均粒径は、5〜100μmの範囲が
好ましく、粒径がこれより大きいと、セラミック含有組
成物の表面が荒れて流水抵抗が増加したり、表面に多く
のセラミック粒子が露出して、異物吸着やセラミック粒
子脱落などの問題を生じ、さらにはセラミック粒子が沈
降して、成形性、被覆性が悪化する。特に好ましいのは
、50μm以下である。
まなセラミック粒子を分散させる合成樹脂としては、耐
水性のものであれば特に制限はなく、適用f2置の横這
、材質などに応じて選択使用する。
例えば、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、熱可塑性アク
リル樹脂、熱可塑性ポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂
: エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、フェノール樹
脂、ポリウレタンなどの熱硬化性樹脂;などが挙げられ
る。
本発明の水関連装置としては、 送水管(バイブ)、管継手、バルブなどの送水装置; 貯水タンク等の貯水装置; 散水式冷却1′6(クーリングタワー)の本体、その熱
交換板(バッキング)、各種水冷装置の循環系、冷却水
槽; 笠の水利用装置; が挙げられる。
またこれら装置の通常の構成要素以外に前記組酸物から
なる物品または前記組成物の被膜を有する物品を、装置
の機能を損なわない位置に組み込んでもよい。
また前記組成物の被膜を形成する場合には、基材となる
装置の材質としては、合成樹脂、金属、木材、コンクリ
ートなどがある。さらに被膜を形成する場合には、厚さ
は200μm以下で十分であり、また最外層に遠赤外線
を吸収しない保護層を設けることを妨げない。
本発明は、平板を真空成形して作るクーリングタワーの
バッキング、パイプをブロー成形して作る管継手などの
二次加工して得られる装置類にとくに好適であって、合
成樹脂、金属などの二次加工可能な基材にセラミック粒
子含有合成樹脂組成物の被膜を形成した素材は、真空成
形、ブロー成形、7レス成形などの加工を容易に行うこ
とができるし、二次加工時の加熱により基材と前記組成
物被膜との接着強度が一層高まるという利点がある。
特に二次加工性のよい硬質ポリ塩化ビニル樹脂製装置を
例にとって説明すると、装置に密着性のよい組成物とし
て同じく塩化ビニル樹脂をベースとした塗装組成物、例
えば、 塩化ビニル樹脂粉末 (特に好ましくは、平均粒径1〜60μmの乳化重合樹
脂) ・・・・・・1(JO重量部可塑剤(フタル酸エ
ステル系、アジピン酸エステル系、リン酸エステル系な
ど) ・・・・・・30〜100重量部 セラミック粒子    ・・・・・・1〜10(J重量
部を主体とし、さらに必要により安定剤、希釈剤などを
混合してペースト状とした組成物を用い、これを装置に
塗布する。
塗布方法としては、装置(基材)がシートないし板状の
ときはバーコータ、ロールコータなどの通常の装置によ
り、また管状、凹凸状、棒状などのときは浸漬、スプレ
ー法などにより行うことができる。
そして、60〜10(J″CC程度熱して膜化し、真空
成形、ブロー成形などの二次加工に適している100〜
200℃程度の温度に加熱して、二次加工を行うと同時
に焼き付けする。
これにより、セラミック粒子含有組成物の被膜が強固に
接着した硬質塩化ビニル樹脂製装置を容易に得ることが
できる。
(実施例) 硬質塩化ビニル樹脂シート(厚さ0.25mm)の表面
に、次のペースト状組成物を厚さ30μmに塗布した。
塩化ビニル樹脂粉末(平均重合度1700)・・・・・
・  100重量部 可塑剤(DOP、TCP)・・・・・・80!i量部セ
ラミック粒子(平均粒径20μm、主成分子iOおよび
S i 02 > ・・・・・・40重量部 次いで、塗布シートを150°Cに加熱し、真空成形し
て凹凸模様を形成するとともに塗膜の焼き付けを行った
。塗膜は表面はぼ平滑でセラミック粒子の露出も少なく
、真空成形後もシートからの剥離は見られなかった。
そして、滅菌済みのポリ容器に、水道水20リットル、
および上記成形品0.25m2を入れ、屋外に放置して
、15日、30日および45日後の一般細菌および藻類
の発生個数を調べた。
比較のため、セラミック粒子を入れない組成物から同様
にして得た成形品を入れた容器(比較例1)、および水
道水のみを入れた容器(比較例2)についても同じ試験
を行った。
その結果を第1図および第2図に示す。
第1図の縦軸は藻類発生個数(個/’ml)、横軸は経
過日数、第2図の縦軸は一般細菌発生個数(個/’ml
)、横軸は経過日数であり、図中、曲線1は本発明の、
曲線2は比較例1の、また曲線3は比較例2の発生個数
を示す。
これらの結果から、セラミック粒子含有組成物の被膜を
有する本発明装置は、藻類や一般細菌の発生が極めて小
さく、著しい抑制効果があることがわかる。
(発明の効果) 本発明によれば、合成樹脂にセラミック粒子を混合分散
させた組成物により装置の少なくとも一部を形成するこ
とにより、水中の一般細菌や藻類の発生を抑制すること
ができ、その効果は驚くべきものがある。
また上記組成物は、セラミック焼成品に比べ強度が大き
く、成形容易でそのまま装置に成形できる。さらに好ま
しくは、上記組成物により装置に被膜を形成すれば、さ
らに強度的に優れ、装置との密着性もよく、装置材質に
よっては二次加工も容易となる。
そして、上記組成物は、セラミック粒子の露出が少ない
ため、異物の吸着がなく、粒子も初期の性能をよく維持
し、少量のセラミック粒子の使用により広い粒子分布面
積が得られて、細菌などの抑制効果が高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の詳細な説明する図表で
あって、第1図の縦軸は藻類発生個数、横軸は経過日数
、第2図の縦軸は一般細菌発生個数、横軸は経過日数で
ある。 図中、1は本発明の、2.3は比較例の発生個数を示す
。 手続補正書 平成元年3月7日 1、事件の表示 特願昭63−29528号 2、発明の名称 送水、貯水または水利用装置 3、補正をする者 事件との関係  特 許 出 願 人 名称(617)三菱樹脂株式会社 4、代 理 人 住 所  東京都千代田区丸の内二丁目5番2号5.7
+l正命令の日付 自発提出 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄、−−一・(1)明
細書第5頁第5行目の「成分として」の次にrMgo、
」を挿入する。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)送水、貯水または水利用装置の少なくとも一部を、
    合成樹脂100重量部に対し、遠赤外線を放射する平均
    粒径5〜100μmのセラミック粒子を1〜100重量
    部混合分散させた組成物により形成したことを特徴とす
    る送水、貯水または水利用装置。 2)装置の少なくとも一部に、合成樹脂100重量部に
    対し、遠赤外線を放射する平均粒径5〜100μmのセ
    ラミック粒子を1〜100重量部混合分散させた組成物
    の被膜を形成したことを特徴とする送水、貯水または水
    利用装置。 3)合成樹脂または金属からなる基材の少なくとも一部
    に、合成樹脂100重量部に対し、遠赤外線を放射する
    平均粒径5〜100μmのセラミック粒子を1〜100
    重量部混合分散させた組成物の被膜を形成した素材を、
    二次成形してなることを特徴とする送水、貯水または水
    利用装置。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61107992A (ja) * 1984-10-31 1986-05-26 Niigata Ceramic Kogyo Kk 浄水剤とその製法
JPS62136296U (ja) * 1986-02-22 1987-08-27
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