JPH01206237A - グロー放電発光分光分析装置 - Google Patents

グロー放電発光分光分析装置

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JPH01206237A
JPH01206237A JP3154888A JP3154888A JPH01206237A JP H01206237 A JPH01206237 A JP H01206237A JP 3154888 A JP3154888 A JP 3154888A JP 3154888 A JP3154888 A JP 3154888A JP H01206237 A JPH01206237 A JP H01206237A
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JP
Japan
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sample
chamber
negative pressure
anode
pressure chamber
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Pending
Application number
JP3154888A
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English (en)
Inventor
Isao Fukui
福井 勲
Tetsuji Matsuba
松葉 哲治
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、グロー放電管により発光分析を行うグロー
放電発光分光分析装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、発光分光分析装置は、原子や分子が放射する光
を波長によって分解し、原子・分子の構造、性質等を分
析する装置である。そして、この発光分析の光源として
、従来からスパーク放電が使用されているが、最近、グ
ロー放電を光源とする発光分析法が開発され、既に実用
に供されている。
このグロー放電を光源として使用する発光分析法におい
ては、試料の気化をスパッタリングで行うため、特に深
さ方向の分析が可能になるという利点を有しており、例
えばメツキ層の成分分析等によく用いられている。
ここで、グロー放電発光分光分析装置の一般的な構成及
び作用を簡単に説明する。装置は、グロー放電管等で構
成された発光源と、主に分光器からなる光学系とから構
成されている。そして前記発光源は、アノード(陽極電
極)、その取付台。
陰極としての試料、及びその取付台である試料台等から
なり、前記アノードは、前記試料台及びアノード取付台
に形成された凹部等により構成される負圧室内に配設さ
れている。この負圧室を形成するために、前記試料台に
はシール機構が設けられ、このシール機構を介して試料
が載置面に載置されるようになっている。また、光学系
を構成する分光器は、スリット、回折格子であるグレー
ティング、及び検出器等から構成されている。
そして、前記負圧室内を所定の真空圧にするとともに、
該負圧室にアルゴンガス等の不活性ガスを導入し、前記
アノードと前記試料との間に電圧を印加してグロー放電
を起こさせる。これにより、前記ガス分子の試料面に対
するスパッタリング現象が生じ、前記試料物質は蒸発し
、励起されて発光する。この光を分光器に導いて分析が
行われる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のように、グロー放電発光分光分析装置においては
、アノードの配設されている負圧室は減圧される。従っ
て、この負圧室の密封構成、即ち試料台に設けられるシ
ール機構は非常に重要なものである。
ところが従来のシール機構は、試料台と試料との間に設
けられた1個のオーリングから構成されており、密封が
悪く、空気が試料とオーリングとの間から負圧室内に入
り込んでしまうおそれがある。特に、ガス(水素(H)
、酸素(0)、窒素(N))の分析時に、前記シール部
分から空気が負王室内に流入すると、ガス純度の低下、
ガス成分のバックグラウンドの増大等が生じ、精度の良
い分析を行うことができないという問題があった。
この発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、負圧室
内のアノード周辺への空気の流入を抑えて、特にガス分
析時の分析の安定性を向上することのできるグロー放電
発光分光分析装置を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
請求項1に係るグロー放電発光分光分析装置は、アノー
ドを負圧室内に配設し、このアノードと試料との間にグ
ロー放電を起こさせて発光分析を行うものにおいて、試
料が載置される試料台に、大気と前記負圧室との間のシ
ールを行うためのシール機構を設けるとともに、大気側
から前記アノード部へ空気が流入するのを防止するため
の室を設け、この室を排気系に接続したものである。
また、請求項2に係るグロー放電発光分光分析装置は、
前記空気が流入するのを防止するための室に、不活性ガ
スである放電ガスを封入したものである。
〔作用〕
請求項1の装置においては、アノード部と大気との間に
排気系に接続された室が設けられ、装置の作動中は、こ
の室が負圧部となっているから、大気側から空気がアノ
ード部に流入する前に、該流入空気は前記負圧部となっ
ている室からポンプ等により排気され、アノード部に空
気が入り込むことはない。
また請求項2の装置においては、アノード部と大気との
間に、放電ガスが封入された室が設けられているから、
この放電ガスが、大気側から侵入してくる空気に対する
壁となり、前記アノード部に空気が入り込むのを防止す
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第3図は本発明の一実施例によるグロー放電発光分光分
析装置の全体構成図を示す、10は後に詳述する発光源
であり、この発光源IOからの光は集光レンズ24によ
り分光器30に導入されるようになっている0分光器3
0は、入口スリット31、グレーティング(回折格子)
32.及び複数組の出口スリット33a〜33cと検出
器34a〜34cを有している。
第1図に前記発光源10の詳細を示す。11は円筒状に
形成されたアノード取付台であり、その端部(図中、右
側部)には凹部11bが形成され、該凹部11bにアノ
ード13がボルト等により固定されている。また前記ア
ノード取付台11の中心部には、前記凹部11bから逆
側の端部に向かって拡がるテーパ状の光導出室11aが
形成されており、この光導出室11aにはバイブ19を
介して真空排気用のサブポンプ22が接続されている。
即ち、この光導出室11aは副食圧室として機能するよ
うに構成されている。前記アノード13は、第2図の一
部拡大図で示すように、前記アノード取付台11に取り
つけられる取付部13aと、該取付部13aから連続し
て形成された円筒部13bとから構成されている。
前記アノード取付台11には、オーリング18aを介し
て試料台12が密着固定されており、この試料台12の
中心部には、前記アノード13の円筒部13bが挿通す
る貫通孔12aが形成され、この貫通孔12aと前記ア
ノード取付台11の凹部11bとにより、主負圧室25
が構成されていを介して真空排気用のメインポンプ23
に接続されている。また、前記試料台12の他方の端面
ば、試料15がi1置される試料載置面となっており、
この試料載置面には、前記負圧室25と大気との間をシ
ールするためのシール機構として、2つのオーリング1
8c、18bが装着されている。さらに、この試料載置
面の前記オーリング18c。
18bの装着部の間には、環状の室14が形成されてい
る。そしてこの環状の室14は、試料台12に形成され
た孔及びバイブ21を介して前記メインポンプ23、即
ち排気系に接続されており、メインポンプ23の作動時
は負圧室となって、大気側から前記アノード部分へ空気
が流入するのを防止する構成となっている(以下、前記
環状の室14を空気流入防止室14と記す)。
前記試料15は、試料支持ブロック16及び試料押さえ
17によって、前記試料台12の試料載置面に押圧され
るようになっており、この試料15が試料載置面に載置
されたとき、該試料15と前記アノード13の円筒部1
3b先端との間に、微小隙間が形成されるようになって
いる(第2図参照)、また、前記試料15は前記アノー
ド13に対して陰極となるよう前記試料支持ブロック1
6を介してアース接続されている。なお、前記試料支持
ブロック16及びアノード取付台11には冷却機構が設
けられている。
次に動作について説明する。
まず、装置全体の動作を説明する。アノード取付台11
の副食圧室11aをサブポンプ22により所定の真空圧
に排気するとともに、主負圧室25をメインポンプ23
により、前記副食圧室11aより真空度が高(なるよう
高真空に排気する。
これは、アノード13の円筒部13bの外形部分と試料
15とが放電しないようにするためである。
そして、前記副食圧室11aにアルゴンガス(放電ガス
)を導入する。前記サブポンプ22はこのアルゴンガス
圧を所定の圧力に保持するために用いられる。
このような状態で、アノード13と試料15間に放電電
圧を印加すると、これらの間にグロー放電が生じる。こ
のとき生じる放電は、第2図の破線で示すように、アノ
ード13の円筒部13bの内部と試料15の前記円筒部
内径に相当する部分との間でのみ起こるものである。前
記放電によりアルゴンガス分子がイオン化され、試料に
衝突してスパッタリングが行われ、これにより試料成分
が励起されて発光する。この発光を、光導出室11a、
集光レンズ24を介して分光器30に導入し、周知の分
光により試料成分の分析が行われる。
このようにして分析が行われている際、試料台12の試
料載置面に形成された空気流入防止室14は、メインポ
ンプ23により排気されて負圧状態となっている。従っ
て、仮にオーリング18bのシール不足により大気側か
ら空気が流入したような場合にも、該流入空気はこの空
気流入防止室14からバイブ21を介してメインポンプ
23により排気され、アノード部分にまで流入すること
はない。しかも、試料15は試料押さえ17の押圧力に
加えて、前記空気流入防止室14が負圧伏態となってい
ることにより載置面に吸着されており、シール効果もよ
り強くなっている。
このような本実施例では、試料台12の、アノード部と
大気との間の試料載置面に空気流入防止室14を設け、
この空気流入防止室14をメインポンプ23と接続して
負圧部を形成したので、この負圧部により、大気側から
アノード部に空気が流入するのを防止することができ、
従ってガス分析を行う場合においてもガス純度を高く、
かつバックグラウンドを減少することができ、精度の良
い分析を行うことができる。
前記実施例における空気流入防止室14は、アルゴンガ
ス等の不活性ガス(放電ガス)を封入した構成としても
、前記実施例と同様の効果を奏する。即ち、前記実施例
における空気流入室14にアルゴンガス等の不活性ガス
を封入することにより、このガスが大気側から流入して
くる空気の壁となり、空気がアノード部に流入するのを
防止する。なお、アルゴンガス等の不活性ガスは、もと
もとアノード部に封入されているガスであるので、仮に
前記空気流入室14からのガスがアノード部に流入して
も、分析結果に悪影響を与えるものではない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、アノードを負圧室内
に配設し、このアノードと試料との間にグロー放電を起
こさせて発光分析を行うグロー放電発光分光分析装置に
おいて、試料が載置される試料台に、大気側から前記ア
ノード部へ空気が流入するのを防止するための室を設け
、この室を排気系に接続して負圧部としたので、あるい
は前記空気流入防止用の室にアルゴンガス等の放電ガス
を封入したので、これらにより空気がアノード部に流入
するのを防止することができ、特にガス分析時の分析安
定性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるグロー放電発光分光分
析装置の発光部の構成を示す図、第2図はその一部拡大
図、第3図は前記グロー放電発光分光分析装置の全体構
成図である。 10・・・発光部、12・・・試料台、13・・・アノ
ード、14・・・空気流入防止室、15・・・試料、1
8a〜18C・・・オーリング、25・・・主負圧室。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 試料が載置された試料台の中央内部に負圧室が
    形成され、この負圧室に配設されたアノードと前記試料
    との間に電圧を印加してグロー放電を起こさせ、前記試
    料の発光分析を行うグロー放電発光分光分析装置におい
    て、前記試料台には、大気と前記負圧室との間のシール
    を行うためのシール機構が設けられるとともに、大気側
    から前記アノード部へ空気が流入するのを防止するため
    の室が設けられ、この室は排気系に接続されていること
    を特徴とするグロー放電発光分光分析装置。
  2. (2) 試料が載置された試料台の中央内部に負圧室が
    形成され、この負圧室に配設されたアノードと前記試料
    との間に電圧を印加してグロー放電を起こさせ、前記試
    料の発光分析を行うグロー放電発光分光分析装置におい
    て、前記試料台には、大気と前記負圧室との間のシール
    を行うためのシール機構が設けられるとともに、大気側
    から前記アノード部へ空気が流入するのを防止するため
    の室が設けられ、この室には放電ガスが封入されている
    ことを特徴とするグロー放電発光分光分析装置。
JP3154888A 1988-02-12 1988-02-12 グロー放電発光分光分析装置 Pending JPH01206237A (ja)

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