JPH01205896A

JPH01205896A - 配管溶接部内面の清掃装置

Info

Publication number: JPH01205896A
Application number: JP3061088A
Authority: JP
Inventors: Daisuke Miyoshi; 大輔三好
Original assignee: Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Current assignee: Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Priority date: 1988-02-12
Filing date: 1988-02-12
Publication date: 1989-08-18
Anticipated expiration: 2012-08-13
Also published as: JP2639815B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は二つの配管の端部同志に形成される溶接部の内
面側を金属ブラシや砥石等により清掃する清掃装置に関
する。

〔従　来　技　術〕

比較的大径の鋼管を突き合わせ溶接し、水力発電所等の
導水管その他を設置する場合、夫々の鋼管の端部を開先
し、両開先部間を溶接していた。このような鋼管はその
内面を防錆するために亜鉛浴槽に浸漬しくいわゆるドブ
付けして）、亜鉛メツキを行っていた。ところがかかる
鋼管の端部同志を突き合わせ溶接すると、その溶接熱に
より溶接部内面の亜鉛メツキ部が剥離し防錆効果を失っ
ていた。

〔問題点を解決するための手段〕

そこで本発明は配管溶接部の内面を本清掃装置により研
磨し、その後に該溶接部内面を塗装し得るように準備で
きるものを提供することを目的とし、その構成は次のと
おりである。

即ち、筒状部１の外周に複数の脚部３を設けて装置本体
２を構成する。そしてその脚部３により筒状部１が配管
２２の軸線上に位置するように構成する。そして、筒状
部１に回転軸５を挿通し、該回転軸５の一端に駆動源４
を取付ける。

それと共に回転軸５の他端に半径方向へアーム状のリン
ク機構６を設ける。このリンク機構６は回転軸５の回転
に基づき先端がその遠心力により半径外方へ移動するも
のである。そしてリンク機構６の前記先端にブラシ又は
砥石からなる清掃具７を設けたものである。

〔作　　用〕

本装置は第１図に示す如く配管２２の内面に挿通され、
その先端に設けられた清掃具７が溶接部１９内面を研磨
するものである。そのために、電動モータからなる駆動
源４により回転軸５を回転させ、その先端に取付けたリ
ンク機構６を回転させる。すると、リンク機構６の先端
部はバネ２０に抗してその遠心力により半径方向外方へ
移動し、清掃具７が溶接部１９内面に圧接する。

そのため溶接部１９内面は確実に清掃される。

〔実　施　例〕

次に図面に基づいて本発明の実施例につき説明する。

本装置は装置本体２と、その該装置本体２に挿通される
回転軸５と、該回転軸５の先端に取付けられるリンク機
構６及び、該リンク機構６の端部に取付けられる清掃具
７とを有する。装置本体２は、複数の連結体からなり、
夫々筒状部１と該筒状部１外周に放射方向へ突設された
３本の脚部３とを有する。この脚部３はチューブ状に形
成された部材に伸縮部１０が伸縮自在に螺着される。そ
して伸縮部１０の先端にボールローラ１）が設けられて
いる。又筒状部１の両端にはフランジ部２１が形成され
ている。そして夫々の筒状部１には回転軸５が軸受け１
３を介して回転自在に設けられている。この回転軸５の
一端は第４図に示す如くカップリング１２が設けられ、
該カップリング１２の雌ねじに他の回転軸５の先端部が
螺着される。そして夫々の筒状部１はそのフランジ部２
１同志が突き合わされて第５図に示すクランプ９により
締結される。又筒状部１外面には適宜位置に挿入長さ測
定用の目盛が螺刻されあるいは、スケールが粘着される
。そして最後部の回転軸５のフランジにはベース１４が
取付けられると共に、該ベース１４に駆動源４が取付け
られる。そして、駆動源４の回転軸と装置本体２内の回
転軸５とが連結される。又、回転軸５の先端には第１図
及び第２図に示すような半径方向に伸びる第１リンクと
その両端に一端が枢着された軸方向に位置する第２リン
クとからなるリンク機構６が設けられ、第１リンクと第
２リンクとの間にバネ２０が取付けられて、第２リンク
を回転軸５の軸線方向に回動するように保持している。

又第２リンク先端にはこの実施例では砥石からなる清掃
具７が設けられている。しかして配管２２の長さに応じ
て複数の筒状部ｌを連結し、それを配管２２内に挿入す
る。

そして、清掃具７が溶接部１９の位置に整合するように
筒状部１表面に粘着されたスケール等の目盛によりその
挿入長さを定める。そしてベース１４を配管２２の開口
端に固定する。そしてそのベース１４に固定された駆動
源４を駆動し、回転軸５を回転させ、清掃具７を溶接部
１９の内面に押圧させ、その内面を研磨する。次いで回
転軸の先端の前記したリンク機構６を取り外し、その代
わりに第６図及び第７図に示す如く鏡１６及びハロゲン
ランプ１５を取付ける。そしてハロゲンランプ１５を点
灯させ、その後端に設けたハンドル１８により回転軸を
少しずつ断続的に回動させ溶接部１９内面側の清掃状態
を点検する。

なお、配管２２の長さが比較的長い場合にはトランシッ
ト１７を利用し第６図の如くその研暦部を観察すること
ができる。そしてその内面が確実に清掃されていること
を確認した後に、鏡１６゜ハロゲンランプ１５を回転軸
５先端から取り外し、そこにスプレー式塗装装置を取付
け、その回転軸を徐々に回転すると共にそのノズル先端
から塗料を噴射させ溶接部１９の内面側部分を塗装すれ
ばよい。なお塗装に当たっては本出願人が既に出願した
特願昭５８−０２５３３１号の装置により行うことがで
きる。

〔発明の効果〕

本発明の清掃装置は、以上のような構成からなり、次の
効果を有する。

本装置は、回転軸５の回転に基づきリンク機構６の先端
がその遠心力により外方へ移動するものであり、そのリ
ンク機構６先端に清掃具７が設けられているから、清掃
具７を配管の溶接部内面に押圧した状態で摺接すること
ができる。

それにより配管内面の溶接部を確実に清掃することがで
きる。しかも本装置は清掃具７が遠心力により配管内面
に圧接する構造となるため、回転軸５の被回転時には清
掃具７が配管内面に圧接することのない構造とすること
ができる。

それにより、装置を配管中に挿脱する際に配管の不必要
な部分をブラシや砥石等により傷つける戊れがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本清掃装置の一部縦断面図、第２図は第１図の
ｎ−ｎ矢視断面略図、第３図は第１図のｍ−ｍ矢視断面
略図、第４図は同装置の筒状部１端部の縦断面図、第５
図は二つの同端部同志を接続するクランプ９の正面図、
第６図は本清掃装置により清掃した内面を確認するため
の検査装置、第７図は第６図の先端部拡大図、第８図は
第６図の後端の一部縦断面拡大図。１・・・筒状部　　　　　２・・・装置本体３・・・脚
部　　　　　　４・・・駆動源５・・・回転軸　　　　
　６・・・リンク機構７・・・清掃具　　　　　９・・
・クランプ１０・・・伸縮部　　　　　１）・・・ボー
ルローラ１２・・・カップリング　　１３・・・軸受け
１４・・・ベース　　　　　１５・・・ハロゲンランプ
１６・・・ｔＵ　　　　　　　　１７・）−ランジット
１８・・・ハンドル　　　　１９・・・溶接部２０・・
・バネ　　　　　　２１・・・フランジ部２２・・・配
管代理人　弁理士　窪　１）卓　美

Claims

【特許請求の範囲】１）長尺な筒状部（１）が配管（２２）の軸線上に位置
されるように該筒状部（１）の外周に複数の脚部（３）
を設けた装置本体（２）と、前記筒状部（１）に挿通さ
れ一端に回転駆動源（４）が取付けられる回転軸（５）
と、該回転軸（５）の他端に該軸の半径方向へアーム状
に突設され、前記回転軸（５）の回転に基づき先端がそ
の遠心力により半径方向外方に移動するリンク機構（６
）と、該リンク機構（６）の前記先端に取付けられたブ
ラシ又は砥石からなる清掃具（７）と、を具備する配管
溶接部内面の清掃装置。２）前記リンク機構（６）が前記回転軸（５）の端に着
脱自在に取付けられると共に、前記清掃具（７）による
溶接部の清掃の後に、前記リンク機構（６）に代えて前
記回転軸（５）に清掃面検査用の鏡が着脱自在に取付け
られるように構成した実用新案登録請求の範囲第１項記
載の清掃装置。