JPH01205517A - 気相成長方法および装置 - Google Patents

気相成長方法および装置

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JPH01205517A
JPH01205517A JP3012188A JP3012188A JPH01205517A JP H01205517 A JPH01205517 A JP H01205517A JP 3012188 A JP3012188 A JP 3012188A JP 3012188 A JP3012188 A JP 3012188A JP H01205517 A JPH01205517 A JP H01205517A
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JP
Japan
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gas
reaction tube
growth
substrate
thin film
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Application number
JP3012188A
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English (en)
Inventor
Satoshi Fujii
智 藤井
Yukihisa Fujita
恭久 藤田
Toru Inai
徹 井内
Yukio Nakamori
中森 幸雄
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は気相成長方法に関するものであって、特にMO
CVD法(Metal Organic Chemic
al VaporDeposition )による化合
物半導体薄膜のエピタキシャル成長に適用するものであ
る。
〔従来技術〕
MOCVD法は、量産性と結晶成長層のH臭厚、組成比
制御性を兼ね備えていることから、近年高性能半導体素
子を作製するだめの重要な技術となっている。 MOC
VD法によりエピタキシャル成長を行う場合に、成長時
に成長層の組成、成長速度等の成長パラメータをその場
で測定(in−situ measurcm−ent)
することが本来好ましいが、シリコンのエピタキシャル
成長装置を含めて、従来の気相成長装置Hでは成長パラ
メータの、その場測定は困娼fである。ごのため実用装
置において成長パラメータの、その場観察は行われてい
ないのが現状である。
MOCVD法は、有機金属化合物(MO)または、金泥
の水素化物を原料ガスとして2、これらを水素ガス(+
−(・)で希釈後反応室へ送り込み、基板近傍における
熱分解反応を利用して基板上に薄膜結晶を堆積するもの
である。ごの原理からして、基板近傍での原料ガス濃度
は成長層の成長速度、組成比を制御する上で極めて重要
なパラメータであることが理解できる。
森、冷水編、[エピタキシャル成長技術実用データ集」
、ザイエンスフォーラム社、p46−56 (1985
)によれば、GaΔS成長層を得る場合、原料として1
−リノチルガリウム(Mea Ga) 、アルシン(Δ
SH:I)を用いた際、成長速度はキャリアガス(I(
2)流量一定の場合、Me:+Gaモル濃度に比例し、
また原料ガス濃度を一定、か一つ基板近傍のガス流れに
おいてよどめ層が存在する場合、キャリアガス流量の平
方根に比例する。また、GaxAρ快XAS成長層をi
XIる場合、組成比XばMe −j Gaとトリノヂル
アルミニウム(MeaAp)の濃度比で決定される。
以下に、通當利用されるMOガス濃度剖算法を示す。
MOガス濃度は−MOの入っている容器−\送り込まれ
るバブリング(MOは液体)ガス流ff1− (V)、
容器を格納する恒温槽温度(T)におけるMOの蒸気圧
(P)と、MOガスを希釈するH 2ガス流量(V)よ
り計算できる。MOのモル数をnとずれば、モル濃度(
C)は下式で示される。ここで、kはボルツマン定数、
Naはアボガドロ数である。
C=Pv/NakTV       ・・・・・11)
しかし、これには以下の問題がある。
◎(1)式より求めた濃度値は、反応管へ送り込まれた
全原料ガス濃度値であり、実際の反応に寄与する原料ガ
ス濃度ではない。すなわち、反応管の形状が異なれば、
MOバブリング流量(V)、キャリアH2流量(■)、
バブラー温度(T)が同しであっても成長層の成長速度
、組成比が異なる。
◎ガス配管中で吸着があれば、実際に反応室へ導入され
るガス濃度は(])式より低くなる。
◎MO容器内がバブリング中に飽和状態になければ、(
1)式は成立しない。
◎芸気圧値は換算表からの推定であり、実際の実験で利
用できるよ・)な低温域でのデータ信頼性が低い。
一般に、成長層の特性向上、処理枚数向」二のため、反
応管の形状変更の頻度は高く、形状変更の度ごとに、M
Oバブリング流量(V)と成長速度の対応関係を取ると
い・う煩雑さがある。また、MOCVD法における反応
累過程、成長メカニズム解明において、基板近傍におけ
る原料ガス濃度の測定は重要である。
基板近傍でのガス濃度測定法として、Journa 1
of Crysl;al Growth、 vol、7
7、 (1986) 、 p18B−193にば、ガス
取り込め用細管を基板近傍に設げ、これより反応ガスを
サンブリングセル中−・吸引し、このセルにおける赤外
吸収からザンプリング点ガス濃度を求める方法が提案さ
れている。
しかし、この方法においても次のよ・)な問題点がある
◎サンプリング部と測定部か離れているため、測定結果
が得られるまで時間遅れがある。
◎サンプリング部は高温状態で、かつガス流れは動的で
あるが、測定部は常温、静的であるため基板近傍での状
態を正確に反映していない。
◎ガス取り込み用細管が基板近傍でのガス流れを変化さ
せる可能性がある。
サンプリング法には、」−記のような問題点に加え装置
構成が複雑なことから、実用装置においては前者の方法
によるガス濃度管理が一般的である。
近年、MOC,VD法に対し、超格子等の急峻な成長層
制御、大面積・多数枚基板上への膜厚、組成比均一な成
長層制御が強く要求されるようになった。
また、反応管等の装置設計法を確立するトで、反応素過
程、成長メカニズム解明の重要性も増大し−ζきた。ご
のよ−)な背景の中で、成長バラノークのその場Jす定
と成長装置ハ、の帰還がより一層強(望まれるよ・うに
なってきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来技術が右する上述のよ・)な種々の欠点
を是正し、反応管内の任意の場所において、原料ガスの
流れおよび反応状態を変化させることなく、瞬時に(i
n−siLu )  1つないしそれ以上の原料ガス濃
度を測定し、これを成長装置に帰還することにより従来
にない均一1、急峻な成長層を得ることかできる極めて
新規、がっ、有Ujな気相成長方法およびその装置を提
供することを目的とする。
〔課題を)W決するだめの手段〕
本発明は、有機全屈化合物(MOまたは金属の水素化物
を水素ガスをキャリアガスとして石英水平反応管に送り
込み、基板」Lに′a膜結晶を成長させる有機全屈気相
成長法(MOCVD法)において、反応管内に1つある
いは2つ以」二の変調した所定の波長の光ビームを入射
して透過光強度比を求め、該透過光強度比と入射波長に
対するMO固有の吸収スペク]・ルから求まる吸収断面
積とから反応管内のMOガスのモル濃度を検出し、MO
ガスモル濃度の経時変化から基板近傍のMOガスが一定
になるように水素ガス量を制御することを特徴とする。
また水素をキャリアガスとするMOガス生成(1〜4)
、流量制御装置(5,6)と石英水平反応管(9)と該
反応管内に薄膜結晶を成長させる基板(12)と排気系
(13)とからなる有機金属気相成長装置(MOCVD
装置)において、1つあるいは2一つ以上の光ビームを
発生させる光学系(14゜15、16.18.2L 2
2)と光ビームを変調するチョッパ=(17)と光ビー
ム検出器(19,23)と該変調周波数と同期している
ロックインアンプ (20)とM○モル濃度を算出する
演算部(24)とレコーダー(25)と演算部(24)
より受信した水素ガス流量のコントロール指令により作
動するマスフローコントローラ制御部(5,6,7)と
を有するごとを特徴とする気相成長装置である。
まず、本発明の基本原理について説明する。M0ガスは
、それぞれ特徴ある吸収スペク1−ルを持ち、これらは
例えば、自記分光光度計を用いることにより、測定する
ことができる。吸収断面積(σ)はMOガスを月大した
光学セルのガス蒸気圧(P)、光路長(L)、測定温度
(T)、透過光強度比(Io/I)より求められ、 σ(λ)= (kT/PL)βn(Io’(λ)/■ 
(λ)〕・・・・・・(2) 分光光度計より出力されるのは、吸光度(Abs、)で
あり、 σ(λ)−kT Abs、 / PL  e og e
  イ旦し、Abs、−n og (I a  (λ)
/■ (λ)〕これより、ガス蒸気圧は P =kT Abs、 /σLnog e  イ旦し、
eは自然り1数の底      ・・・・・・(3)気
体の状態方程式より、モル濃度(C)はC−n / v
 = P / N a k T       ・= −
(4](3)、(4)より C−八bs、/ 6  L  Na  e  og  
e            =・=・(51以下、具体
的数値を用い、濃度算出過程を説明する。
第2図、第3図に本発明者が測定したジノデルカドミウ
ム(Me2Cd)、ジエヂルテルル(Et2Te)の紫
外域(200〜300nm)における吸収スペクトルを
それぞれ示す。これらは、自記分光光度計を用い、MO
ガスを光路長5cmの石英セルに封入し、測定したもの
である。
Me2Cdは 222nmにおいて、Et2Teは 2
48r+mにおいてそれぞれ特徴的な吸収ピークを持つ
。本発明者は、これらの波長における吸収断面積を得て
おり、Me2Cdは 222nmにおいて3.2 X 
10  c+fl、Et2Teに関し248nmにおい
て3.6XIOcnlである。
第2図、第3図より読み取れるように、Me2Cdの2
22nmにおける吸光度は1.1、Et2Teの248
nmにおける吸光度は0.4である。(5)式において
、上述した吸光度、吸収断面積、光路長の値を、更にア
ボガト口数値Na =6.02 X 10”を代入ずれ
ば、石英セル中におけるM[+2 Cd、 PL2 T
oの濃度値として、それぞれ3.5X10〜6moβ/
β、7X]、O’moρ/pを得る。また、他の原料ガ
スについても同様に入射波長にり]する吸収断面積値を
flす、たとえばMe3GaはL95nmにおいて2.
5X10cnl、EL3A6は200nmにおいて2.
0 X 10  Cnt、ΔSH3ば190nmにおい
て2.2 X ]、 OCntである。
以−Lのよ−うにMOガス、金泥の水素化物ガスに対し
、吸収断面積既知の波長光を入射し、その吸光度よりM
Oガス濃度を知ることができる。さらに、MOガスが反
応管内を流れている場合のような〜ガス濃度が不均一な
状態においても、入射光の位置を変えることにより濃度
を測定することができる。
このようにすることにより、成長パラメータを成長中に
その場で容易にモニターすることが可能となり、それに
よって得られるデータを成長装置に帰還させて成長条イ
ノ1を11制御することが可能となる。さらに、反応管
形状等の装置構成の変更に伴い、基板近傍の原料ガス濃
度分布が変化した場合においても容易に最適成長条件を
再現することか可能となる。
■ 〔実施例〕 以F、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。
(実施例1) 第1実施例において、本発明による濃度モニタに関し説
明する。第1図は、本発明を適用した気相成長装置の一
例の構成を示す模式図である。
原料の門eシ・Cd、 Et2TcはS U S製のバ
ブラー内[1)、 (2)にあり、それぞれ恒温槽(3
)、  (4)に収められている。バブラー内は適当な
蒸気圧で飽和状態にあり、その英気圧は恒温槽(3)、
  (4)温度で決定する。第9図にMe2CdとEt
2Teの英気圧曲線を示ず。ごれより恒温槽(3+、 
f4.)の温度を3o ’c、40’CとするとMez
Cd、EしTeの蒸気圧4Jそれぞれ28m+iI(g
、  18龍1(gとなる。反応管内に導入される原料
ガス量は有機金属のバブラー−・送り込まれるガス流量
、ずなわらマスフローコントE1−ラ(M F C) 
(5)、 (61とこれらのMOガスを希釈するL(2
ガス流量M F C(71で決定する。たとえば、MO
2Cd、 It: Tcの恒温槽(3,4)温度を30
°C140°C、バブリング量をそれぞれ10rn e
 7分、 Loom 127分となるようMFC(5゜
6)を設定し、MOガスを希釈し反応管(9)へ送り込
むH2ガス流量を5β/分となるようMFC(7)を設
定した場合、」二連した(1)式を用いれば、反応管内
(9)へ導入される)’fe2Cd、−Et2Teガス
流量はそれぞれ4X10moβ/β、7刈0−6moβ
/eとなる。
原料カスはノズル(8)より石英製水平反応管(9)内
へ送り込まれ、高周波コイル(10)により所定温度に
加熱された、例えばカーボン製のサセプタ(11)上に
設置された基板(12)近傍で熱分解反応し、基板(1
2) lにCdTeの薄膜結晶が成長できるようになっ
ている。反応後のガスは排ガス処理装置(13)を通し
排気される。
/4−:実hl!!例によるMOCVD装置においては
、従来の?1OCVl’l装置と同様な上述の構成に加
えて、既述の原理に基づいて原料ガス濃度をモニターす
るために、次のようなモニター系が設けられている。す
なわち、石英反応管(9)から所定の距離はなれた位置
に紫外域に発光領域をもつ光源、例えば重水素ランプ(
14)が設&Jられ、 222nmの波長のみを通ずフ
ィルター(15)を通過後、光学系、例えばレンズ(1
6) 、  (16”)てビーム径5鰭φの平行光とし
てチョッパ(17)で変調した後、ビームスプリノタ(
18)で分岐し、一方をガス流れにグ」し直交する方向
から反応管内のサセプタ(11)とガスノズル(8)の
中間点を通過するよう入射し、その透過光を検出器(1
9)で受け、透過光強度を電気信号としてピンクアンプ
し、これを光ビームの変調周波数で同期しているロック
インアンプ(20)へ入力する。この信号を以下へと記
して説明する。ビームスプリンタ(18)で分岐したも
う一方の光ビームは、石英反応管(9)の厚みの2倍の
厚めをもつ同質の石英板(21)を透過後、光学系(2
2)、例えばミラー(22) 、  (22’ )で折
り曲げられ、検出器(23)で受け、光強度を電気信号
としてピ・ツクアップし、ロックインアンプ(20)へ
入力する。この信号を以下Bと記して説明する。
ロックインアンプで増幅された信号人、Bは演算部(2
4)−\入力され、石英反応管内のMe2Cdの222
nmにおける正味の濃度変化を演算(すなわち光源の強
度変化、石英等の吸収を補正)し、レコーダ(25)に
送られMe+・Cdの濃度変化を正確に測定できるよ・
うになっている。また、演算部(24)はマスフロ−コ
ント1コーラ制御部(26)に接続されており、反応管
内の原料ガス濃度を所定の値にコンI・I′1−ルでき
るよう、ガス流量を調整できるようになっている。この
ように、気相底−長装置内において基板上に薄膜結晶を
エビクキシャル成長させるに際し、上記成長装置反応管
内へ、222nmの波長光を入則し、その透過光の強度
より、反応管内へ導入されたMe2Cdガス濃度をモニ
ターすること、更に、それら透過光強度の時間変化に基
づいて、−に記NH’A結晶の成長条件を制御すること
かできる。
下記に装置の基本条件を示す。
ト1e:cdj亘温1曹(3)温度 :25°C〜35
°C Me2cdハゾラー(J)へ送り込むH2ガス流量(5
):10m+2/分−1,OOm E /分ELシ・T
e恒温槽(4)温度: 25°C〜40°C Et2Teバブラー(2)へ送り込むt(2ガス流11
(6):IQ m  O/ 分−100m  E / 
分希釈H2ガス流量(7):!M!/分 成長基板(12)  : CdTe基板、結晶方位(1
11)A面 基板温度:常温・〜450°C 成長圧力=1気圧 第1実施例においては、第1図の装置を用い基板温度を
常温、希釈)I 2量を57!/分と一定とし、反応管
内にMe2Cdのみを導入することとして、Me2Cd
バブラー・\送り込むH2ガス流量をQ rnβ/分〜
100m e 7分まて変化さ−せた場合、第4図にレ
コーダ(25)に出力された結果を示す。これより、本
発明により、バブラーへ送り込むガス流量に対し、MO
ガス濃度がリニアに増加しないことがモニターできる。
(実施例2) 第2実施例において、本発明によるガス濃度制御6 御に関し説明する。第1図の装置を用い基板温度を常温
、希釈H2量を53βmと一定とし、反応管内へMe2
Cdのみをバブリング流ff1lorr+7+/分て導
入し、ノズル(8)の形状が0.25インチのSOSパ
イプである場合のガス濃度時間変化を第5図に示す。レ
コーダ(25)に出力されたモニター結果(すなわら、
濃度測定結果をMFC制御部−、フィードバックしてい
ない場合)を破線で示す。
ガス導入直後、約3分間に渡って見られる濃度変動は、
0.25インチ径のノズルより吹き出したMOガスの乱
れが反応管内に安定するまでの時間である。次に、濃度
演算結果をマスフローコントローラ制御部(26)に帰
還し、所定の濃度値にガス流量を制御した場合の濃度変
化を実線で示す。
これより本発明による制御法より単純なノズル構造にお
いて、均一、かつ急峻な濃度制御ができることがわかる
(実施例3) 第3実施例では、CdTe薄膜成長に関する本発明適用
例を説明する。なお、第6図以下においては、第1図と
同一機能を有する部分には同一の符号を付し、必要に応
してその説明を省略する。
第6図に示すように、第3実施例によるMOCVD装置
においては、光源(14)からの光ビームを2つのフィ
ルター(15) 、  (15’ )を通し、2つの光
ビームとして反応管(9)−人射し、それぞれ別個の検
出器(19) 、  (19’ )で受ける。フィルタ
ー(15) 、  (15’ )の透過波長は222n
mと248nmであり、これはそれぞれMe2CdとE
t2Teの吸収ピーク波長と一致している。本発明者は
両波長における両原料ガスの吸収断面積を得ており、下
表にこれを示す。
れている混合状態での吸収スペクI−ルを示ず。実験条
件は反応管内を常温とし、希釈H2流量を512/分、
Me2CdとEITeの各バブラー・\送り込むH;!
ガス流量をそれぞれ10mA/分、  ]、OOm/!
/分とした。同図にそれぞれのMOガスを単体で、かつ
同流量で流した場合の吸収スペクI・ルを示ず。
これより、混合状態のスペクトルは単体におけるスペク
I−ルの重さね合わせであることがわかる。
これより検出器(19) 、  (19’ )でf、4
rられたデータと上記表の吸収断面積データから(5)
式に基づいた連立方程式を演算すれば、混合状態におい
てもMe: Cd、  Et2Teそれぞれの濃度を求
めるごとができる。第8図において反応管内を常温とし
、希釈H2流量5β/分、EC;Teバブリングm 1
00mβ/分と一定とした場合に、MeS・Cd流量を
O〜100rnβ/分まで変化さ−Uた場合のMe2C
diJ1度を示す。
このデータは第1実施例で述べた第3図の結果と一致し
た。以」二のことから、本発明によれば、複数のガスが
共存して反応管内を流れる場合においても、それぞれの
ガス濃度を個別にモニターできる。更に、第2実施例と
同様に、それぞれのガスに対し個別に均一、か一つ急峻
な濃度制御ができることかわかる。
(実施例4) 第4実施例では、caO,8Δρ。2As薄映成長に関
する本発明適用例を説明する。原料としてMe:+Ga
Et、+ Ar、Δ5l(3を用いた。第10図に第4
実施例におりるMO(:VD装置を示す。Δ5lI3は
H2て10%界釈され20 Kg/ c++I Cで充
てんされたボン・\(27)より減圧光(28)で0.
1atmに減圧された後、MFC(29)により流量を
たとえば250m e/分とし希釈ラインに合流する。
Me:+ Ga、 Eta A eは恒温槽(3,4)
に格納され、恒温槽温度は例えばO’c、20°Cとし
た。光源(14)からの光ビームは3つのフィルター(
15) 。
(15’ ) 、  (+5”)を通し、それぞれの透
過波長を 190nm、  195nm、  200n
mとした。これは、八s■■y。
Me:+ Ga、  EI A 7!の濃度モニター光
の波長と対応する。
成長圧力1aLm、、成長温度を850°Cとし、■族
原%’4 (As+(3) 、ml族原料(Me:+ 
Ga+IEt3A II )比を50.1、Me3Ga
とEt3ANの濃度比を4:1となるようMFC系を制
御し、GaAs基板上に1μmのGao8Aρo2^S
薄膜を成長させた。この薄膜の4.2Kにおりるフメト
ルミネソセンス(試オー1に強力な光、たとえばArレ
ーザ光を入射することによって試料が発するケイ光)を
測定したところ、780nmにおけるルミネッセンスの
半値幅が、制御−1ずに成−JW Lだ場合と比較して
約10%減少した。
これより、本発明による原料ガスの組成比制御の結果、
成長薄膜中のGaとA/の組成比均一な薄膜がiHられ
ることかわかる。
以上、本発明の実施例につき説明したが、本発明は上述
の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思
想に基づく各種変形が可能である。
例えば、上述の実施例においては、反応管内へ入射する
光ビームの波長は原料ガスの吸収ピーク波長と一致して
いるが、入射光に対する原料ガスの吸収断面積を予め測
定しておけば、入射光波長に関し限定されない。光ビー
ムの入射位置に関し、本実施例ではガスノズルとザセプ
タの中間点を選んだが、これは反応管のザセプク上流側
には反応生成物、金属等が付着しないので、入射光ロス
がないという理由による。よって、入射位置におけるく
もり防止構造をもった反応管を用いることにより、上述
例と異なる任意の入射位置で本発明を適用できる。さら
にまた、上述の実施例で用いた第1図にしめずMOCV
D装置とは異なる構成のMOCVD装置を用いてもよい
。また、上述の実施例においてはCdTe、 GaAβ
ΔSを気相成長させる場合に本発明を適用した場合につ
き説明したが、これら以外の化合物半導体は勿論、元素
半導体やその他の各種物質の気相成長に゛も本発明を適
用することが可能である。
〔効果〕
本発明によれば、反応管内の原料ガス濃度を成長中にそ
の場で、原料ガス流れを乱すことなく容易にモニターす
ることが可能となり、それによって得られるデータを成
長装置に帰還させて成長条件を制御することにより、従
来にない膜厚、組成比均一な曹欣をi÷するごとがてき
る。更にまた、反応管形状等の装置構成の変更に伴い、
基板近傍の原料ガス濃度分布か変化した場合においても
容易に最適成長条件を再現および/またム」、急峻なガ
ス切り換えが行うことかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例によるMOCVD装置に構
成図、第2図は自記分光光度計により測定したM+・−
・Cdの吸収スペク1−ル図、第3図iJ自記分光光度
iIにより測定したEt2Teの吸収スペクI・ル図、
第4図は第1実施例においてMe:Cd流量を種々変え
たときのガス濃度モJ−クー結果を示すグラフ、第5図
は第2実施例においてMepCdを反応管内に導入した
直後からのガス濃度時間変化と本発明のガス濃度制御性
のmノ果を示すグラフ、第6図は第3実施例によるMO
CVD装置の構成図、第7図は第3実施例乙こおいて、
自記分光光度計を用いMepCdとEL2Teが混合状
態で流れている場合の吸収スペクI−ル図、第8図は第
3実施例において、MepCdとEしTeが混合状態で
流れている場合に1it2Tc流量を一定とし、Me2
Cd流量を種々変化したときのMe2Cdi度を示すグ
ラフで、第9図はMepCdとEt2Teの蒸気圧曲線
を示すグラフ、第10図は第4実施例によるMOCVD
装置の構成図である。 1.2・・バブラー、 3,4・・・恒温槽、5.6・
・・バブラー−1送り込むH2流量制御用肝C17・・
・希釈H2流量制御用MFC1 8・・・ガスノズル、  9・・・石英水平反応管、1
0・・・RFニノイル、  11・・ザセプタ、12・
・・基板、  13・・・排ガス処理装置、14・・・
光源、  15・・・フィルター、16.22・・・光
学系、  17・・チョッパ18・・ビームスプリンタ
、  19.23・検出器、20・・ロックインアンプ
、  21・・・石英板、24・・・演算部、 25・
・・レコーダ、26・・・M F C制御部、 27・
・・Δ5I(3ボンベ、28・・・減圧弁、 29・・
・訴+(3流量調整用MFC出 願 人  新日本製鐵
株式会社 代理人弁理士  青  柳   稔 吸光度 吸光度 一−−−□−−−−□■ Me2Cd流量 第4図 濃度 (molβ) 手続主+47 jE書(自発) 昭和63年6月15日 1事件の表示 昭和63年特許願第30121号 2、発明の名称 気相成長方法および装置 3補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所 東京都千代田区人手町二丁目6番3号名称 (6
65)新日本製鐵株式会社 代表者−齋  藤     裕 4代  理  人    〒101    1103(
863)0220住 所  東京都千代田区岩本町3丁
目4番5号第−東ヒル6補正により増力11する請求項
の数   な し8、補正の内容 (1)明細書第7頁15行のr (MO,を「(MO)
Jに補正する。 (2)同第11頁2行の「得ず」を「得ており」に補正
する。 (3)同第21頁5行のr4.2Kjを「常温」に補正
する。 (4)同第21頁8行のr780Jをr 740.1に
補正する。 (5)図面第2図および第3図を別紙のとおり補正する

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基板上に薄膜結晶を成長させる有機金属気相成長法
    (MOCVD法)において、該反応管内に1つあるいは
    2つ以上の変調した所定の波長の光ビームを入射して透
    過光強度比を求め、該透過光強度比と該波長に対するM
    O固有の吸収スペクトルから求まる吸収断面積とから該
    反応管内のMOガスのモル濃度を検出し、該MOガスモ
    ル濃度の経時変化から基板近傍のMOガスが一定になる
    ように水素ガス量を制御することを特徴とする気相成長
    方法。 2、水素をキャリアガスとするMOガス生成(1〜4)
    装置、MOガス流量制御装置(5、6)と石英水平反応
    管(9)と該反応管内に薄膜結晶を成長させる基板(1
    2)と排気系(13)とからなる有機金属気相成長装置
    (MOCVD装置)において、1つあるいは2つ以上の
    光ビームを発生させる光学系(14、15、16、18
    、21、22)と光ビームを変調するチョッパー(17
    )と光ビーム検出器(19、23)と該変調周波数と同
    期しているロックインアンプ(20)とMOモル濃度を
    算出する演算部(24)とレコーダー(25)と演算部
    (24)より受信した水素ガス流量のコントロール指令
    により作動するマスフローコントローラ制御部(5、6
    、7)とを有することを特徴とする気相成長装置。
JP3012188A 1988-02-12 1988-02-12 気相成長方法および装置 Pending JPH01205517A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1992009719A1 (en) * 1990-11-23 1992-06-11 The Commonwealth Industrial Gases Limited Method for the deposition of group 15 and/or group 16 elements

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