JP2001081569A - 気相成長装置 - Google Patents
気相成長装置Info
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Abstract
めの気相成長装置において基板の任意位置でかつ広範囲
の温度測定を精度良く行うことができる気相成長装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明は、基板ホルダ3に載置された基
板2あるいは基板ホルダ3の温度を非接触で測定する温
度測定手段13と、反応炉1構成部材と前記基板2への
温度測定用電磁波路とが交差する部分に設けられた窓1
4とを備えている気相成長装置において、複数のガス拡
散室10の少なくとも2つは前記基板ホルダ3の基板載
置面に平行な面上に並列して配置することを特徴とする
気相成長装置である。
Description
る。
えば化合物半導体の結晶、特にIII−Vナイトライド系結
晶を基板上に気相成長させる際など、互いに反応性の高
い複数種の原料ガスを気相成長装置の反応炉に供給しな
ければならない場合がある。このような場合、供給され
た原料ガス同士の気相中における反応が基板に達する前
に生じ、その反応生成物が基板上の結晶の成長を妨げる
パーティクルになるなどの現象が生じデバイス製造の歩
留まりの低下の原因となる。
ガスの気相中での反応をできるだけ低く抑える目的の気
相成長装置が例えば特開平9−71866号公報等に提
案されている。
供給するための従来の気相成長装置の該略図を示す。
106が設けられており、成膜室106内部にはヒータ
107で加熱できる構造を有する基板ホルダ108が設
置されている。基板は基板ホルダ108の基板載置面上
に配置される。反応炉101の上部から二重管となって
いるガス導入管102及びガス導入管103が導入され
ている。反応炉101内には2つのガス拡散室104及
びガス拡散室105が基板ホルダ108の基板載置面に
対して垂直方向に積層されて設けられている。また、反
応炉101の両側にはガスの排気を行う排気孔109及
び110が取り付けられている。
つながっている。ガス拡散室104内部には拡散板11
1が設置されている。ガス拡散室104の下部にはガス
流路112が設けられガス拡散室105を素通りして成
膜室106に連絡している。
4を素通りしてガス拡散室105につながっている。ガ
ス拡散室105には拡散板113が設置されている。拡
散室105の下部は多数の孔が開いた吹き出し板114
が設置されている。吹き出し板114の下部は成膜室1
06となり、吹き出し板114は基板ホルダ108上の
基板と対向するよう配置されている。
供給され、ガス拡散室104に入ってくる。そして拡散
板111にあたり拡散室104内に広がっていく。そし
てガス流路112を通ってガス拡散室105を素通りし
て成膜室106へ導かれる。
が供給され、拡散室104を素通りしてガス拡散室10
5に入ってくる。そこで拡散板113にあたり、拡散室
104からのガス流路112の構成部材の間を抜けて拡
散室105内に広がっていく。そして吹き出し板114
に設けられた孔を通って成膜室106に導かれる。
入された原料ガスは基板ホルダ108付近の成膜室10
6ではじめて均一に混合される。つまり原料ガスは成膜
室106に入るまでに完全に分離しているために基板ホ
ルダ108上の基板に達する前の反応を最小限に抑える
ことができる。
特性は成膜時の基板温度に大きく依存するところがあ
る。従って気相成長装置においては成膜時の基板の温度
の管理が非常に重要であり温度管理が十分にできないと
デバイス製造の歩留まりに影響する。従って反応炉内の
基板の任意位置でかつ広い範囲で温度測定を行うことが
できることが必要である。
を測定するには、反応炉内部のガス流れを阻害しないよ
う反応炉の外側に設置した非接触式の温度計、例えば放
射温度計によって行われる。放射温度計は反応炉の外側
に設置されているので温度測定波長の光が透過するよう
反応炉の上部に透明な石英などからなる窓が形成されて
おり、反応炉の窓を通して基板から反応炉外部に光を透
過させ基板の温度測定を行っている。
置にこのような非接触式の温度計を適用しようとすると
反応炉の構造上窓の形成位置が限られ基板の任意位置で
かつ広範囲の測定が困難であるという問題点があった。
炉101の上方に窓を設置し反応炉01の上方から基板
ホルダ108上の基板の表面にほぼ垂直に光を透過させ
て基板表面の温度を測定しようとすると、反応炉101
内部には拡散室104及び拡散室105が基板ホルダ1
08の基板載置面に対して垂直方向に積層されて設けら
れている上、複数のガス流路112等が存在するために
反応炉101上部の窓の形成位置がきわめて限られる。
反応炉101の側面から基板表面に斜めに光を透過させ
て基板表面の温度を測定しようとすると、反応炉101
内部には基板ホルダ108の基板載置面に対して垂直方
向に積層されて設けられているため光が遮られるため反
応炉101側面の窓の形成位置が限られてしまう。
性の高い複数種の原料ガスを供給するための従来の気相
成長装置においては基板の任意位置でかつ広範囲の温度
測定を行うことは困難であった。本発明は上記問題点に
鑑みてなされたもので、反応性の高い複数種の原料ガス
を供給するための気相成長装置において基板の任意位置
でかつ広範囲の温度測定を精度良く行うことができる気
相成長装置を提供することを目的とする。
有する基板ホルダを少なくとも備える成膜室及び前記成
膜室に原料ガスを供給する複数のガス拡散室を備える反
応炉を備え、前記基板ホルダに載置された基板に薄膜を
気相成長させる気相成長装置において、前記基板ホルダ
に載置された基板あるいは前記基板ホルダの温度を非接
触で測定する温度測定手段と、前記反応炉の、前記温度
測定手段から前記基板あるいは前記基板ホルダに対する
温度測定用電磁波路と前記反応炉とが交差する部分に設
けられた窓とを備え、かつ前記複数のガス拡散室の少な
くとも2つは前記基板ホルダの基板載置面に平行な面上
に配列して配置されていることを特徴とする気相成長装
置である。
料ガスを供給する複数のガス拡散室は、従来技術の如く
基板ホルダの基板載置面に対して垂直方向に積層されて
いるのではなく、前記基板ホルダの基板載置面に平行な
面上に並列して配置されているため、基板温度を非接触
で測定する温度測定手段を用いて温度を測定する際に反
応炉内の基板ホルダの基板載置面に垂直方向の構造が簡
素化され、温度測定用電磁波が透過するよう反応炉に設
ける窓を広い範囲にわたって設けることができ、基板の
任意位置でかつ広範囲の測定を複数の位置で精度良く行
うことができる。そのため成膜時の基板の温度の管理を
十分に行うことができ、成膜の再現性を向上させデバイ
ス製造の歩留まりを向上させることができる。
する。 (実施例1、比較例)図1は実施例1に係る気相成長装
置の縦断面図である。
板ホルダ3と基板ホルダ3を支持する回転軸4と、基板
2及び基板ホルダ3を加熱するヒータ5が配設されてい
る成膜室6が位置している。反応炉1の外側下部には回
転軸4を回転駆動する回転駆動装置7と、排気口8を介
して反応炉1内の圧力調整及び未反応ガスなどを排気す
る排気装置9が接続されている。
の基板2の上部方向からそれぞれ異なる組成の原料ガス
を供給する複数のガス拡散室10(10a、10b)が
位置している。ガス拡散室10a、10bは前記基板ホ
ルダ3の基板載置面に略平行な面上に並列して配置され
ている。また各々のガス拡散室10(10a、10b)
に対しそれぞれ原料ガス、キャリアガス等のガスを導入
するガス導入室11(11a、11b)が配置されてい
る。ガス導入室11(11a、11b)には外部からガ
ス導入管(図示せず)を通じて原料ガスが供給される。
ガス導入室11(11a、11b)とガス拡散室10
(10a、10b)との間には複数の孔を有する板状の
壁で隔てられている。ガス拡散室10(10a、10
b)と成膜室6の間はそれぞれ複数の孔を有する板状の
開口率が例えば0.3以下、より好ましくは0.1以下
の整流板12が配設されている。
された基板2あるいは前記基板ホルダ3の温度を非接触
で測定する温度測定手段13が設けられている。前記温
度測定手段としては放射温度計は、例えば2色温度計な
どの色温度計等が挙げられ、またその他の非接触で測定
する温度測定手段を用いてもよい。
記基板ホルダ3の温度を測定するために、反応炉1の構
成部材と前記基板への温度測定用電磁波路とが交差する
部分である反応炉1上部に石英からなる窓14が設けら
れている。前記窓14の材料としては測定用の光を透過
する材料であれは何であってもよく石英の他KBr等が
挙げられる。成膜室6側の窓14には孔を設けガスの流
れを改善してもよい。前記成膜室6側の窓14に設ける
孔は整流板12と同じ密度及び口径であるものが望まし
い。
向から見た)横断面図を図2に示す。図2に示すように
複数のガス拡散室10(10a、10b)は扇形に分
割、例えば8分割するように配置されている。複数のガ
ス拡散室10のうち10aと10bはそれぞれ異なる種
類の2種類のガスを供給するために設けられており、2
種類のガスが偏りなく均等に成膜室6内に供給されるよ
う交互に配置されている。また、前記窓14は反応炉1
の半径方向に配置されている。
基板ホルダ3の基板載置面に略平行な面上に並列して配
置されているため、窓14は図1に示す如く反応炉1の
外表面側と成膜室6側の2箇所にのみ設ければよく、基
板2あるいは基板ホルダ3温度を非接触で測定する温度
測定手段を用いて温度を測定する際に反応炉1内の基板
ホルダ3の基板載置面に垂直方向の構造が簡素化され
る。また温度測定用電磁波が透過する窓14を広く設け
ることができ、基板2及び基板ホルダ3のほぼ全ての位
置を基板上方より望むことができる。
2上にGaN及びInGaNを成膜した。サファイアか
らなる基板2を基板ホルダ3上に載置し、排気装置9で
反応炉1内を排気口8から排気して反応炉1内の圧力を
100Torrに調整した。次にヒータ6の加熱によっ
て基板ホルダ3に載置した基板2を水素雰囲気中におい
て1100℃にに加熱するとともに、回転駆動装置7で
回転軸4を回転駆動して基板ホルダ3に載置した基板2
を1000rpmで回転させた。続いて基板2温度を5
00℃に下げた。原料ガスあるいはキャリアガスの成膜
室6への導入はガス導入室11、ガス拡散室10、ガス
拡散室10の整流板12の孔を通じて介して行われる。
ガス導入室11a、ガス拡散室10a、ガス拡散室10
aの整流板12の孔はV族ガスの流路として用い、それ
らを通じてアンモニアを0.5mol/minで供給し
た。一方、ガス導入室11b、ガス拡散室10b、ガス
拡散室10bの整流板12の孔はIII族ガスの流路とし
て用い、それらを通じてTMG(トリメチルガリウム)
を40μmol/min供給し、2分間GaNを成長さ
せた。TMGの供給を停止しGaNの成長を停止した
後、基板2温度を800℃に調節し、再びガス導入室1
1b、ガス拡散室10b、ガス拡散室10bの整流板1
2の孔を通じてTMG20μmol/min及びTMI
(トリメチルインジウム)80μmol/minの混合
ガスを供給してInGaNを成長させた。その際基板2
の表面温度を放射温度計からなる非接触で測定する温度
測定手段13を用いて複数箇所の位置で測定しその測定
結果をヒータ5の制御に反映させ基板2の温度が一定に
保たれるように行った。
2%以下となっており、InGaN相のIn組成の膜厚
の基板面内分布も±2%以下となっていた。
た。成膜回数とGaNの面内膜厚分布及びInGaNの
組成分布のばらつきを示す特性図を図3に示す。図3に
示すように成膜回数を経てもばらつきはほとんど変化し
なかった。
いで実施例1と同様に50回繰り返して成膜した場合の
成膜回数とGaNの面内膜厚分布及びInGaNの組成
分布のばらつきを図4に示す。図4に示すようにInG
aNの組成のばらつきは2回目から変化し10回目には
20%と拡大していた。またGaN膜は30回目を超え
るあたりから部分的に白濁するようになり40回目を過
ぎるところで全面が白濁するようになってしまった。
範囲の温度測定を精度良く行うことができる。そのため
成膜時の基板の温度の管理を十分に行うことができ、成
膜の再現性を向上させデバイス製造の歩留まりを低下さ
せることができる。る。 (実施例2)実施例2の気相成長装置は、図1、図2に
示す実施例1の反応炉1の上部にかえて、図5及び図6
に示す構成の反応炉上部を使用した。反応炉下部の構成
は実施例1の図1と同様である。
を示す縦断面図である。
部方向からそれぞれ異なる組成の原料ガスを供給する複
数のガス拡散室22(22a、22b)が位置してい
る。ガス拡散室22a、22bは基板ホルダの基板載置
面に略平行な面上に並列して配置されている。また各々
のガス拡散室22(22a、22b)に対しそれぞれ原
料ガス、キャリアガス等のガスを導入するガス導入室2
3(23a、23b)が配置されている。ガス導入室2
3(23a、23b)には外部からガス導入管(図示せ
ず)を通じて原料ガスが供給される。ガス拡散室22
(22a、22b)と成膜室の間はそれぞれ複数の孔を
有する板状の整流板24が配設されている。ガス導入室
23(23a、23b)とガス拡散室22(22a、2
2b)との間にはそれぞれ複数の孔を有する板状の壁で
隔てられている。
た基板あるいは前記基板ホルダの温度を非接触で測定す
る放射温度計からなる温度測定手段25が設けられてい
る。
基板ホルダの温度を測定するために、反応炉21の構成
部材と前記基板への温度測定用電磁波路とが交差する部
分である反応炉21上部に石英からなる窓26が設けら
れている。本実施例では反応炉21の外表面側と成膜室
側の窓26で挟まれた部分にはガスが流れないように構
成されているが、反応炉21の外表面側と成膜室側の窓
26で挟まれた部分にガスが流れるように構成し、前記
成膜室側の窓26には孔を設けガスの流れを改善しても
よい。前記成膜室側の窓26に設ける孔は整流板24と
同じ密度及び口径であるものが望ましい。
方向から見た)横断面図を図6に示す。図6に示すよう
に複数のガス拡散室22(22a、22b)は短冊状の
形状で並列して配置されている。複数のガス拡散室22
の22aと22bはそれぞれ異なる種類の2種類のガス
を供給するために設けられており、2種類のガスが偏り
なく均等に成膜室内に供給されるよう交互に配置されて
いる。また、前記窓26は反応炉21の直径方向に配置
されている。
基板ホルダ3の基板載置面に略平行な面上に並列して配
置されているため、窓26は反応炉21の外表面側と成
膜室側の2箇所にのみ設ければよく、基板あるいは基板
ホルダ温度を非接触で測定する温度測定手段を用いて温
度を測定する際に反応炉21内の基板ホルダの基板載置
面に垂直方向の構造が簡素化される。また温度測定用電
磁波が透過する窓26を広く設けることができ、基板及
び基板ホルダのほぼ全ての位置を基板上方より望むこと
ができる。
例1と同様にして基板上にGaN及びInGaNを成膜
した。
2%以下となっており、InGaN相のIn組成の膜厚
の基板面内分布も±2%以下となっていた。
範囲の温度測定を精度良く行うことができる。そのため
成膜時の基板の温度の管理を十分に行うことができる。 (実施例3)実施例3の気相成長装置は、図1、図2に
示す実施例1の反応炉1の上部にかえて、図7及び図8
に示す構成の反応炉上部を使用した。反応炉下部の構成
は実施例1の図1と同様である。
を示す縦断面図である。
部方向からそれぞれ異なる組成の原料ガスを供給する複
数のガス拡散室32(32a、32b)が位置してい
る。ガス拡散室32a、32bは基板ホルダの基板載置
面に略平行な面上に並列して配置されている。また各々
のガス拡散室32(32a、32b)に対しそれぞれ原
料ガス、キャリアガス等のガスを導入するガス導入室3
3(33a、23b)が配置されている。ガス導入室3
3(33a、33b)には外部からガス導入管(図示せ
ず)を通じて原料ガスが供給される。ガス拡散室32
(32a、32b)と成膜室の間はそれぞれ複数の孔を
有する板状の整流板34が配設されている。ガス導入室
33(33a、33b)とガス拡散室32(32a、3
2b)との間にはそれぞれ複数の孔を有する板状の壁で
隔てられている。
た基板あるいは前記基板ホルダの温度を非接触で測定す
る放射温度計からなる温度測定手段35が設けられてい
る。
基板ホルダの温度を測定するために、反応炉31の構成
部材と前記基板への温度測定用電磁波路とが交差する部
分である反応炉31上部に石英からなる窓36が設けら
れている。成膜室側の窓36には孔を設けガスの流れを
改善してもよい。前記成膜室側の窓36に設ける孔は整
流板34と同じ密度及び口径であるものが望ましい。
方向から見た)横断面図を図8に示す。図8に示すよう
に複数のガス拡散室32(32a、32b)は中央部で
2分割し、さらに短冊状の形状に5分割されたものが並
列して配置されている。複数のガス拡散室32の32a
と32bはそれぞれ異なる種類の2種類のガスを供給す
るために設けられており、2種類のガスが偏りなく均等
に成膜室内に供給されるようそれぞれ互い違いに配置さ
れている。また、前記窓36は反応炉31の直径方向に
配置されている。
基板ホルダ3の基板載置面に略平行な面上に並列して配
置されているため、窓36は反応炉31の外表面側と成
膜室側の2箇所にのみ設ければよく、基板あるいは基板
ホルダ温度を非接触で測定する温度測定手段を用いて温
度を測定する際に反応炉31内の基板ホルダの基板載置
面に垂直方向の構造が簡素化される。また温度測定用電
磁波が透過する窓36を広く設けることができ、基板及
び基板ホルダのほぼ全ての位置を基板上方より望むこと
ができる。
例1と同様にして基板上にGaN及びInGaNを成膜
した。
2%以下となっており、InGaN相のIn組成の膜厚
の基板面内分布も±2%以下となっていた。
範囲の温度測定を精度良く行うことができる。そのため
成膜時の基板の温度の管理を十分に行うことができる。 (実施例4)本発明において、複数のガス拡散室の少な
くとも2つが前記基板ホルダの基板載置面に略平行な面
上に並列して配置されていれば良く、一部のガス拡散室
が、前記基板ホルダの基板載置面に垂直方向に積層され
て配列されているものがあってもよい。
施例1の反応炉1の上部にかえて、図9に示す構成の反
応炉上部を使用した。反応炉下部の構成は実施例1の図
1と同様である。
を示す縦断面図である。図9に示すように反応炉41の
上部には成膜室内の基板の上部方向からそれぞれ異なる
組成の原料ガスを供給する複数のガス拡散室42(42
a、42b)が位置している。ガス拡散室42aの一部
と42bは基板ホルダの基板載置面に略平行な面上に並
列して配置されている。また、ガス拡散室42aの一部
はガス拡散室42bの上部に積層された構造となってい
る。
b)に対しそれぞれ原料ガス、キャリアガス等のガスを
導入するガス導入室43(43a、43b)が配置され
ている。ガス導入室43(43a、43b)には外部か
らガス導入管(図示せず)を通じて原料ガスが供給され
る。複数のガス拡散室42の42aと42bはそれぞれ
異なる種類の2種類のガスを供給するために設けられて
いる。ガス拡散室42(42a、42b)と成膜室の間
はそれぞれ複数の孔を有する板状の整流板44が配設さ
れている。ガス導入室43(43a、43b)とガス拡
散室42(42a、42b)との間にはそれぞれ複数の
孔を有する板状の壁で隔てられている。
た基板あるいは前記基板ホルダの温度を非接触で測定す
る温度測定手段45が設けられている。
基板ホルダの温度を測定するために、反応炉41の構成
部材と前記基板への温度測定用電磁波路とが交差する部
分である反応炉41上部に石英からなる窓46が設けら
れている。成膜室側の窓46には孔を設けガスの流れを
改善してもよい。前記成膜室側の窓46に設ける孔は整
流板44と同じ密度及び口径であるものが望ましい。
基板ホルダの基板載置面に略平行な面上に並列して配置
されているため、窓46は反応炉41の外表面側と成膜
室側の2箇所にのみ設ければよく、基板あるいは基板ホ
ルダ温度を非接触で測定する放射温度計からなる温度測
定手段45を用いて温度を測定する際に反応炉41内の
基板ホルダの基板載置面に垂直方向の構造が簡素化され
る。また温度測定用電磁波が透過する窓46を広く設け
ることができ、基板及び基板ホルダのほぼ全ての位置を
基板上方より望むことができる。
例1と同様にして基板上にGaN及びInGaNを成膜
した。
2%以下となっており、InGaN相のIn組成の膜厚
の基板面内分布も±2%以下となっていた。
範囲の温度測定を精度良く行うことができる。そのため
成膜時の基板の温度の管理を十分に行うことができる。
膜は実施例の如くGaN、InGaNに限定されるもの
ではなくAlGaN他、他の化合物半導体をはじめとす
る半導体装置製造に用いるものであっても構わない。
のに限定されるものではなく成膜が良好に行える条件で
あればよい。
料ガスを供給するための気相成長装置において、基板の
任意位置でかつ広範囲の温度測定を精度良く行うことが
できる。そのため成膜時の基板の温度の管理を十分に行
うことができ、成膜の再現性を向上させデバイス製造の
歩留まりを低下させることができる。
面図。
の成膜回数とGaNの面内膜厚分布及びInGaNの組
成分布のばらつきを示す特性図。
びInGaNの組成分布のばらつきを示す特性図。
断面図。
面図。
断面図。
面図。
断面図。
2(32a,32b)、42(42a,42b)…ガス
拡散室 11(11a、11b)、23(23a、23b)、3
3(33a、33b)、43(43a、43b)…ガス
導入室 12、24、34、44…整流板 13、25、35、45…非接触で測定する温度測定手
段 14、26、36、46…窓
Claims (1)
- 【請求項1】基板載置面を有する基板ホルダを少なくと
も備える成膜室及び前記成膜室に原料ガスを供給する複
数のガス拡散室を備える反応炉を備え、前記基板ホルダ
に載置された基板に薄膜を気相成長させる気相成長装置
において、前記基板ホルダに載置された基板あるいは前
記基板ホルダの温度を非接触で測定する温度測定手段
と、前記反応炉の、前記温度測定手段から前記基板ある
いは前記基板ホルダに対する温度測定用電磁波路と前記
反応炉とが交差する部分に設けられた窓とを備え、かつ
前記複数のガス拡散室の少なくとも2つは前記基板ホル
ダの基板載置面に平行な面上に配列して配置されている
ことを特徴とする気相成長装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP26191699A JP3962509B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 気相成長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP26191699A JP3962509B2 (ja) | 1999-09-16 | 1999-09-16 | 気相成長装置 |
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ID=17368525
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (9)
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