JP2002316892A - 気相成長装置 - Google Patents

気相成長装置

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JP2002316892A
JP2002316892A JP2001113697A JP2001113697A JP2002316892A JP 2002316892 A JP2002316892 A JP 2002316892A JP 2001113697 A JP2001113697 A JP 2001113697A JP 2001113697 A JP2001113697 A JP 2001113697A JP 2002316892 A JP2002316892 A JP 2002316892A
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gas
substrate
reaction chamber
vapor phase
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JP2001113697A
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English (en)
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Masaya Mannou
正也 萬濃
Masahiro Ogawa
雅弘 小川
Masahiro Ishida
昌宏 石田
Masaaki Yuri
正昭 油利
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 膜厚が均一であり、表面欠陥が少なく、しか
も反りや亀裂のほとんどない均質かつ良質な窒化物半導
体膜を結晶成長できるようにする。 【解決手段】 本発明のハイドライドVPE装置は、円
筒形の反応管1と、その外周に設けられた加熱体2を持
ち、反応管1の内部に基板3を載置するサセプタ4が設
けられ、サセプタ4の上流には、アンモニアおよび塩化
水素の供給経路が設けられ、それぞれのガスがV族ガス
導入管5およびIII族ガス導入管6を通じて反応管1内
に導入される構成である。アンモニアは口径が円錐状に
拡大したV族ガス拡散部7内を拡散して広がり、基板3
上に供給される。一方、塩化水素はガリウムを配置した
Ga溜め8に導かれ、V族ガス拡散部7の頂点部付近に
配置された噴射口10より噴射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、均質で良好な結晶
性を有する窒化物半導体結晶を得ることができる結晶成
長装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、青色発光素子の材料としてGa
N、InN、AlNおよびそれらの混晶からなる窒化物
半導体は、直接遷移型の化合物半導体であり、かつ広い
エネルギーギャップを持つため、短波長光源や耐環境デ
バイスとして脚光を浴びている。
【0003】しかるに、GaNは高融点で、融点付近で
窒素の解離圧が高いことから、バルク単結晶の作製が困
難であり、窒化物半導体膜を成長するための格子整合可
能な基板が存在しない。そのため、基板としてサファイ
アやSiCなどの異種材料を用いて、その上にMOVP
E(有機金属気相成長)法、MBE(分子線結晶成長)
法やハイドライドVPE(気相成長)法などの結晶成長
法により窒化物半導体膜を得ている。なかでも、ハイド
ライドVPE法は、成長速度が大きくできる特徴を持つ
ため、GaN単結晶基板を作製するための厚膜成長法と
して注目されている。
【0004】一般的に用いられるハイドライドVPE装
置の概略を図14の断面図に示す。ここで示すハイドラ
イドVPE装置はGaN膜を成長することを目的として
おり、窒素原料に水素化物を用い、ガリウム原料に塩化
物を用いる塩化物輸送法による。
【0005】ハイドライドVPE装置は、円筒形の反応
管91と反応管91の外周に設けられた温度調節するた
めの加熱体92を持っている。反応管91は石英製であ
り、その内部には基板93を載置するためのサセプタ9
4が設けられている。反応管91内には窒素の原料ガス
としてのアンモニアを導入するV族ガス導入管95、ガ
リウムの原料ガスとしてGaClを生成するための塩化
水素を導入するIII族ガス導入管96が配置されてお
り、それぞれのガスが反応管91外部より導入される。
アンモニアはV族ガス導入管95より反応管91内に導
入され反応管91全体に拡散して、基板93上に供給さ
れる。また、塩化水素はIII族ガス導入管96より導入
された後にGaClを生成するためのガリウムを配置し
たGa溜め97に導かれ、そこで生成されたGaClが
基板93上に供給されるように基板93前面に開口した
III族ガス噴射管98が配置されている。また、サセプ
タ94の後方には排気口99が設けられていて、排気装
置(図示せず)に接続されている。
【0006】GaN膜を結晶成長する方法の一例を以下
に説明する。結晶成長時のガス圧力は1気圧である。基
板93はc面すなわち(0001)面を主面とする直径
2インチのすなわち直径2インチのサファイア基板であ
る。基板93を洗浄した後、ハイドライドVPE装置の
反応管91内に設けられたサセプタ94上に載置する。
そして、加熱体92の出力を制御することにより基板温
度を600℃とし、Ga溜め97の温度を850℃にし
て、V族ガス導入管95より窒素源としてのアンモニア
を400〜800sccm(1sccmは、標準状態の
ガスを1分間に1cm3流すガス流量の値である)、III
族ガス導入管96よりガリウム源としてGaClを生成
するための塩化水素を5〜100sccm、キャリアガ
スとしての窒素を1000sccmの流量で供給する。
これにより、塩化水素とGa溜め97上に載置されたガ
リウムの反応生成物としてGaClが得られ、III族ガ
ス噴射管98の開口部よりGaClが、また、V族ガス
導入管95の開口部からアンモニアが基板93上に供給
される。5分間の供給により基板93上にGaN膜93
aからなる膜厚0.05μmの緩衝層を得る。GaN膜
93aは、800℃を越える温度で成長すると単結晶化
するが、800℃未満で成長すると非晶質であるアモル
ファス状またはアモルファスと微結晶とが混在した状態
に成長する。緩衝層の成長後、塩化水素の供給を停止
し、基板温度を1100℃にする。基板温度が1100
℃になった時点で、塩化水素を120分間供給し、緩衝
層上に20μmの膜厚を有するGaN膜を得る。
【0007】なお、III族ガス噴射管98の噴射口と基
板93との間の距離は、50cm程度である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図14に示す従来のハ
イドライドVPE装置を用いて窒化物半導体膜を形成す
る場合、数10μm程度の膜厚を有するGaN膜を結晶
成長する上では問題にならなかったが、同様の結晶成長
を繰り返し行ったり、数100μm〜数cm程度の膜厚
を有するGaN膜を結晶成長したりすると、以下(1)
〜(6)に示すような重大な問題が発生する。
【0009】(1)III族ガス噴射管98の噴射口から
GaClを基板93表面方向に噴射すると基板93表面
と平行方向にはGaClが広がらず、GaN膜93aの
膜厚が基板93面内で不均一となる。均一化のためには
III族ガス噴射管98と基板93との間隔を50cmあ
るいはそれ以上と長くすればよいが、反応管91を長く
すれば加熱体92もまた長くなって装置全体が大型化
し、結果として装置自体が高価なものになる。
【0010】(2)また、V族ガス導入管95より導入
されるアンモニアは反応管91全体に広がるためにガス
の利用効率が低くなって成長速度が低下するとともにガ
スの流れる断面積が大きくなってガスの流速が遅くなる
ので基板93表面においてGaClとの混合が不安定と
なり均質かつ良質な成長層が得られない。
【0011】(3)III族ガス噴射管98の噴射口付近
でアンモニアとGaClが反応して、噴射口周辺及び噴
射口付近の反応管91に反応生成物が付着する。噴射口
周辺の付着物により基板93上に供給されるガスの濃度
分布が不安定となり、その結果GaN膜の膜厚が基板9
3面内で不均一となる。
【0012】(4)上記噴射口周辺の付着物が剥がれて
基板93表面もしくは成長表面上に付着するためにGa
N膜に不純物が混入したり、結晶欠陥が発生したりして
均質かつ良好な結晶性を有するGaN膜が得られない。
【0013】(5)GaN膜の膜厚の増加にともない、
III族ガス噴射管98と成長層表面との間隔が変化し
て、成長層表面でのガス濃度分布が変化するため成長膜
厚が基板93面内で不均一となる。
【0014】(6)成長層膜厚の増加にともない、Ga
N膜の結晶成長後に基板93を冷却する過程で基板93
とGaN膜との熱膨張係数差によって反りや亀裂が生じ
るため、良好な結晶性を有するGaN膜が得られない。
【0015】以上に示す課題に対し、本発明は、基板9
3面内で膜厚を均一にし、表面欠陥を少なく、しかも、
反りや亀裂をほとんどなくした均質かつ良好な結晶性を
有する窒化物半導体膜を得る気相成長装置を供給するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の気相成長装置は、反応室と、前記反応室内に
設けられた基板保持手段と、前記反応室内にハロゲン化
金属ガスと水素化窒素ガスとを導入するガス供給部とを
有し、前記基板保持手段は基板を保持し、前記基板はそ
の上に前記ハロゲン化金属ガスと前記水素化窒素ガスと
を反応させてできる半導体膜を結晶成長させるものであ
り、前記ガス供給部は前記反応室へ向かう開口部近傍に
ガス拡散部を備えたものである。
【0017】この構成により、ガス供給部の開口部近傍
にガス拡散部を備えているので、基板近傍においてハロ
ゲン化金属ガスと水素化窒素ガスの分布が一様になって
基板表面においてハロゲン化金属ガスと水素化窒素ガス
とが一様に反応し、その結果膜厚が均一な窒化物半導体
膜を形成させることができる。
【0018】また、本発明の気相成長装置は、反応室
と、前記反応室内に設けられた基板保持手段と、前記反
応室内にハロゲン化金属ガスと水素化窒素ガスとを導入
するガス供給部と、位置調整機構とを有し、前記基板保
持手段は基板を保持し、前記基板はその上に前記ハロゲ
ン化金属ガスと前記水素化窒素ガスとを反応させてでき
る半導体膜を結晶成長させるものであり、前記位置調整
機構は前記半導体膜の膜厚増加に対して前記半導体膜の
表面位置を常に一定にするものである。
【0019】この構成により、半導体膜の膜厚増加に対
して前記半導体膜の表面位置を常に一定にする位置調整
機構を有するので、基板近傍におけるハロゲン化金属ガ
スと水素化窒素ガスの分布の変化がほとんど起こらず、
常に最適な条件でもって窒化物半導体膜の結晶成長を行
うことができる。
【0020】本発明の気相成長装置は、さらに反応室を
複数有し、複数の反応室間を移動可能なように基板保持
手段が設けられたことにより、かつ他の反応室において
半導体膜の結晶成長を行う際に、結晶成長を行っていな
い反応室のガス雰囲気を変化させることが好ましい。こ
の好ましい構成によれば、半導体膜の結晶成長を常に最
適なガス雰囲気中にて行わせることができる。
【0021】本発明の気相成長装置は、さらに基板保持
手段は、基板がフェーズダウン配置となるよう基板保持
手段が設けられたことが好ましい。この好ましい構成に
よれば、基板の上に堆積物が降り積もるのを防止でき、
それにより不純物の混入や結晶欠陥の少ない均質かつ良
質な窒化物半導体膜を形成することができる。
【0022】本発明の気相成長装置は、さらに反応室内
にエッチングガスを導入するエッチングガス供給手段を
さらに備え、基板保持手段は基板の表面上に半導体膜を
結晶成長させた後に基板の裏面を表出させる基板反転機
構を有することが好ましい。この好ましい構成によれ
ば、結晶成長後に基板温度を結晶成長温度近傍に保ちな
がら基板裏面をエッチングでき、それにより基板温度を
下げたときに熱収縮による半導体膜の亀裂や反りを防止
することができる。
【0023】本発明の気相成長装置は、さらにガス供給
部は、ハロゲン化金属ガスおよび水素化窒素ガスのそれ
ぞれを反応室内に導くガス導入部を備え、ハロゲン化金
属ガスに対するガス導入部は水素化窒素ガスのガス導入
部の内側に配置されたことが好ましい。この好ましい構
成によれば、水素化窒素ガスに押される形でハロゲン化
金属ガスが広がるのを防止できてハロゲン化金属ガス有
効に基板に供給することができ、窒化物半導体膜の結晶
成長に対するガス供給効率を向上させることができる。
【0024】本発明の気相成長装置は、さらにガス供給
部は、ガス導入部の前記反応室へ向かう開口部近傍にガ
ス拡散部を備え、ガス拡散部は前記ハロゲン化金属ガス
および水素化窒素ガスに関して共通であることが好まし
い。この好ましい構成によれば、基板近傍においてハロ
ゲン化金属ガスと水素化窒素ガスとを一様に混合させる
ことができ、基板表面においてハロゲン化金属ガスと水
素化窒素ガスとが一様に反応し、その結果膜厚が均一な
窒化物半導体膜を形成させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態1につ
いて説明する。
【0026】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるハイドライドVPE装置の反応管の概略を
示す断面図である。
【0027】ハイドライドVPE装置は、円筒形の反応
管1と反応管1の外周に設けられた基板の温度を調節す
るための加熱体2を持っている。反応管1は石英製であ
り、その内部には例えばサファイアよりなる基板3を載
置するためのサセプタ4が設けられている。また、サセ
プタ4の上流には、2系統の原料ガスの供給経路が設け
られている。2系統の原料ガスは、窒素の原料ガスとし
てアンモニア、ガリウムの原料ガスとしてGaClを生
成するための塩化水素であり、それぞれのガスがV族ガ
ス導入管5およびIII族ガス導入管6を通じて反応管1
内に導入される。V族ガス導入管5より導入されるアン
モニアは口径が円錐状に拡大したV族ガス拡散部7内を
拡散して広がり、基板3上に供給される。一方、III族
ガス導入管6より導入される塩化水素はガリウムを配置
したGa溜め8に導かれる。ここで、ガリウムと塩化水
素は反応しGaClを生成し、生成されたGaClはII
I族ガス噴射管9を経由して上記のV族ガス拡散部7内
で、噴射口10より噴射される。噴射口10は円錐形の
V族ガス拡散部7の頂点部付近に配置され、ガスの進行
方法に対し垂直方向に設けられており、GaClは横方
向に吹き出されることになる。ここで、アンモニアとG
aClは混合され、円錐状に拡散して、サセプタ4上に
載置された基板3上にGaN膜3aが成長される。ま
た、サセプタ4の後方には排気口11が設けられてい
て、排気装置(図示せず)に接続されている。
【0028】この実施の形態1におけるハイドライドV
PE装置について、V族ガス拡散部7を設けて反応管1
内部におけるアンモニアの拡散領域を制限しているので
アンモニアの利用効率を向上でき、基板3上で一様なガ
ス流が形成できる。また、GaClをその中に噴射させ
る構成としているので、GaClが基板3面内に一様に
供給できる。さらには、GaClを噴射口10より横方
向に吹き出す構成となっているので、中心部に集中する
ことなく広範囲に拡散しやすくなり基板3面内によりい
っそう一様に供給できる。また、噴射口10の口径を3
mm以下と狭くすることで、ガス流速を速くできるの
で、噴射口10周辺への反応生成物の付着を抑制でき、
反応生成物の付着による噴射口10の口径の変化でガス
流が不均一になるようなことを防止でき、長時間にわた
り安定した一様なガス流を維持できる。加えて、付着す
る反応生成物の減少により、基板3や装置に飛来する付
着物を低減できるため、基板3上に形成される窒化物半
導体膜の欠陥等を減少させることができて窒化物半導体
膜の結晶性を良好にでき、かつ装置、構成部品のメンテ
ナンスの低減が可能となる。
【0029】なお、ここでは、ハイドライドVPE装置
として、V族ガス拡散部7内にIII族ガス噴射管9の噴
射口10を配置した構成を一例として示したが、例えば
図2に示すように、同心円状に配置されたV族ガス拡散
部7とIII族ガス噴射管9の間にガス導入管103を新
たに配置し窒素などの不活性ガスを導入すると噴射口1
0への付着物をいっそう低減させることができる。
【0030】この実施の形態1におけるハイドライドV
PE装置を用いて、基板3上にGaN膜を結晶成長する
方法を、図3に示す工程断面図を用いて以下に説明す
る。結晶成長時のガス圧力は1気圧である。基板3は、
c面を主面とする直径2インチのサファイア基板である
(図3(a))。基板3を洗浄した後、ハイドライドV
PE装置の反応管1内に設けられたサセプタ4上に載置
する。そして、加熱体2の出力を制御することにより基
板温度を600℃とし、Ga溜め8の温度を850℃に
して、V族ガス導入管5より窒素源としてのアンモニア
を400〜800sccm、III族ガス導入管6よりガ
リウム源としてGaClを生成するための塩化水素を5
〜100sccm、キャリアガスとしての窒素を100
0sccmの流量で供給する。アンモニアはV族ガス拡
散部7に導かれ、塩化水素とGa溜め8上に載置された
ガリウムの反応生成物としてGaClはIII族ガス噴射
管9を経由してV族ガス拡散部7に設けた噴射口10よ
り横方向に吹き出してアンモニアと混合されて基板3上
に供給される。3分間の供給により基板3上にGaNか
らなる膜厚約0.03μmの緩衝層12を得る(図3
(b))。緩衝層12の成長後、塩化水素の供給を停止
し、基板温度を1100℃にする。基板温度が1100
℃になった時点で、塩化水素を120分間供給し、緩衝
層12上に膜厚50μmのGaN膜13を得る(図3
(c))。サセプタ4と噴射口10の間隔は、基板面内
で膜厚が均一となる位置に最適化されている。具体的に
は、サセプタ4と噴射口10の間隔は約10cm程度で
ある。
【0031】実施の形態1に示す気相成長装置でGaN
を基板3上に成長した場合の膜厚の面内分布測定例を図
4に示す。図4(a)、(b)はそれぞれIII族ガスの
噴射口10をガスの進行方向に対し、平行および垂直方
向に設けた場合である。直径2インチの基板3の面内に
おいて最大膜厚/最小膜厚はそれぞれほぼ2.0、1.
0であり、垂直方向に噴射口10を設けた場合に均一性
が著しく向上している。このように、III族ガスを横方
向に噴射することにより、大面積にわたって一様なガス
流速を形成することが可能となることがわかる。
【0032】(実施の形態2)図5は本発明の実施の形
態2におけるハイドライドVPE装置の反応管の概略を
示す断面図であり、実施の形態1と同一の構成には同一
の番号を付している。
【0033】図5において、サセプタ4にはサセプタ可
動機構21が設けられており、基板3上の成長表面位置
を常に一定とするようにサセプタ4位置を調整できる。
具体的には、図5(a)に示すように、もともと基板3
の配置位置は成長速度、面内均一性が最適となるように
設定されているが、成長表面位置が前方(ガス流の上流
側)にずれると、成長速度、面内均一性ともに変化する
ことになる。いずれも、結晶品質や内部応力の観点から
不利である。従って、サセプタ可動機構21により常に
成長表面位置が一定となるように、成長膜厚の増加にと
もなってサセプタ4をガス流の下流側に後退させなが
ら、成長を継続する(図5(b))。
【0034】数100μm程度の厚膜を成長する場合に
は問題とはならないが、数mm以上の厚膜となると基板
3表面とIII族ガスの噴射口10との間隔の変化が無視
できなくなり、ガス流の乱れや基板3表面でのガス濃度
の基板面内差が生じる。図6は基板3表面とIII族ガス
の噴射口10先端までの距離と成長速度の関係の一例を
示している。直径2インチの基板中央部(a)及び基板
周辺部(b)についての結果である。面内均一性が最適
化された位置からほぼ20mm前方までは成長速度及び
その面内分布に変化は見られないが、それ以上基板表面
位置がずれると、大幅な膜厚の変化が見られる。サセプ
タ可動機構21によりいかなる厚膜の成長に際しても常
に基板3表面の位置を一定とできる。
【0035】図7には、サセプタ4位置を固定とした場
合(a)、及びサセプタ4位置を可変とした場合(b)
の基板3面内における膜厚分布を示している。ここで
は、0.5mm及び30mmのGaN厚膜を形成した場
合の結果である。(a)の場合には、0.5mmではほ
ぼ均一であるが、30mmでは30%の膜厚分布を生じ
ているが、(b)ではいずれの場合もほぼ均一である。
また、固定とした場合(a)には、膜厚が30mmのG
aN膜でV/III比の変化にともなうと考えられる表面の
凹凸が発生している。
【0036】なお、ここでは、実施の形態1を基本構成
として、サセプタ可動機構21により噴射口と基板上の
成長表面との間隔を可変としたが、これに限定されるも
のではなく、例えば図8に示すように、基板3をガス流
に対し平行に載置する場合においては、基板上のガスが
流れる空間の断面積が変化しないようにサセプタ4を可
変とすることになり、いずれの場合も基板3上の成長表
面のガス流に変化を及ぼし膜厚分布等を変化させないよ
うな構成であれば、上記と同様の効果が期待できる。な
お、図8において、10cは噴射口を、71はガス拡散
部を、72は反応管をそれぞれ表す。
【0037】(実施の形態3)図9は本発明の実施の形
態3における気相成長装置の反応管の概略を示す断面図
であり、実施の形態1と同一の構成には同一の番号を付
している。図9(a)、(b)はそれぞれサセプタ4が
左側および右側に配置されている場合における気相成長
装置の反応管の概略を示す断面である。
【0038】図9において、反応管1は2つの反応室1
a、1bからなり、サセプタ4には可動機構61が設け
られており、反応室1aと1b間を移動できる。
【0039】反応管1a、1bは石英製であり、サセプ
タ4の上流には、2系統の原料ガスの供給経路が設けら
れている。2系統の原料ガスは、窒素の原料ガスとして
アンモニア、ガリウムの原料ガスとしてGaClを生成
するための塩化水素であり、それぞれのガスがV族ガス
導入管5a、5bおよびIII族ガス導入管6a、6bよ
り反応室1a、1b内に導入される。V族ガス導入管5
a、5bより導入されるアンモニアは口径が円錐状に拡
大したV族ガス拡散部7a、7bを拡散して広がり、基
板3上に供給される。一方、III族ガス導入管6a、6
bより導入される塩化水素はガリウムを配置したGa溜
め8a、8bに導かれる。ここで、Gaと塩化水素が反
応しGaClを生成し、生成されたGaClはIII族ガ
ス噴射管9a、9bを経由して上記のV族ガス拡散部7
a、7b内で、噴射口10a、10bより噴射される。
噴射口10a、10bは円錐形のV族ガス拡散部7a、
7bの頂点部付近に配置され、ガスの進行方法に対し垂
直方向に設けられており、III族ガスは横方向に吹き出
されることになる。ここで、アンモニアとGaClは混
合され、円錐状に拡散して、サセプタ4上に載置された
基板3上にGaN膜3aが成長される。また、サセプタ
4の後方には排気口11が設けられていて、排気装置
(図示せず)に接続されている。
【0040】また、ガス導入管63a、63b、ガス導
入管64a、64bがそれぞれIII族ガス及びV族ガス
経路に接続されていて、反応管1内を洗浄する洗浄ガス
を導入できる。
【0041】数10μm程度の厚膜を成長する場合には
問題とならないが、同様の成長を繰り返し行ったり、数
mm以上の厚膜を成長すると、前述のようにIII族ガス
の噴射口10a、10b周辺に反応生成物が付着してガ
ス流の不均一を起こして膜厚の不均一の原因となった
り、III族ガスの噴射口10a、10bやV族ガス拡散
部7a、7bに付着した反応生成物が基板3表面に飛来
し結晶欠陥を発生させる。
【0042】この実施の形態3のハイドライドVPE装
置において、基板3上にGaN膜を成長する方法の一例
を、図10に示す工程断面図を用いて以下に説明する。
成長は、大気圧下で行う。基板3はc面を主面とする直
径2インチのサファイア基板である。図9(a)に示す
ように、基板3を洗浄した後、ハイドライドVPE装置
の反応管1内のサセプタ4上に載置する。サセプタ可動
機構61によりサセプタ4を反応室1bの所定の場所に
移動させる(図10(a))。そして、加熱体2の温度
制御により基板温度を600℃、Ga溜め8a、8bの
温度を850℃にして、V族ガス導入管5bより窒素源
としてのアンモニアを500〜2000sccm、III
族ガス導入管6bよりガリウム源としてGaClを生成
するための塩化水素を5〜500sccm、キャリアガ
スとしての窒素を1000sccmの流量で供給する。
アンモニアはV族ガス拡散部7bに導かれ、塩化水素と
Ga溜め8b上に載置されたガリウムの反応生成物とし
てGaClはIII族ガス噴射管9bを経由してV族ガス
拡散部7bに設けた噴射口10より横方向に吹き出して
アンモニアと混合されて基板3上に供給される。3分間
の供給により基板3上にGaNからなる膜厚約0.03
μmの緩衝層41を得る(図10(b))。緩衝層41
の形成の後、塩化水素の供給を停止し、基板温度を11
00℃にする。基板温度が1100℃になった時点で、
塩化水素を120分間供給し、緩衝層41上に膜厚1m
mのGaN膜42を得る(図10(c))。その後、図
9(b)に示すように、サセプタ可動機構61によりサ
セプタ4を反応室1aの所定の位置に移動させて、V族
ガス導入管5aより窒素源としてアンモニアを400〜
800sccm、III族ガス導入管6aよりガリウム源
としてGaClを生成するための塩化水素を5〜100
sccm、キャリアガスとしての窒素を1000scc
mの流量で供給する。120分間の供給により、膜厚1
mmのGaN膜43を追加成長して、膜厚2mmのGa
N膜を得る(図10(d))。
【0043】反応室1aで成長を行っている間に、反応
室1bには、ガス導入管63b、64bより塩化水素を
導入し、噴射口10a周辺に付着した反応生成物をエッ
チング除去する。
【0044】引き続き、サセプタ可動機構61によりサ
セプタ4を反応室1bの所定の場所に移動させて、同様
の工程を繰り返すことで所望の膜厚を有するGaN厚膜
44が形成できる。例えば、上記の工程を20周期繰り
返し行うことによって、40mm厚のGaN厚膜44を
得る(図10(e))。
【0045】本発明の方法により、長期間の使用でも、
反応室の汚れは抑制されて、管壁への付着物が基板上に
飛来することを極力抑制できるので、結晶欠陥の少ない
GaN厚膜が得られる。
【0046】なお、ここでは加熱体2を反応室1a、1
bで共有したが、独立の加熱体を用いると、成長温度の
異なる薄膜の成長を連続的に行える。
【0047】(実施の形態4)図11は本発明の実施の
形態4におけるハイドライドVPE装置の反応管の概略
を示す断面図であり、実施の形態1と同一の構成には同
一の番号を付している。
【0048】図11において、サセプタ4はフェースダ
ウンの配置とし、基板3表面は下向きにマウントするも
のである。これにより、図1の構成に比べ、III族ガス
の噴射口10、V族ガス拡散部7や管壁に付着した反応
生成物の基板3上への飛来は大幅に抑制されるので結晶
欠陥の少ないGaN膜が得られる。図1及び図7の構成
で得られたGaN膜の表面欠陥はそれぞれ約10000
cm-2、約1000cm-2であり、一桁の低減が図れて
いる。
【0049】(実施の形態5)図12は本発明の実施の
形態5における気相成長装置の反応管の概略を示す断面
図であり、実施の形態1と同一の構成には同一の番号を
付している。
【0050】図12において、サセプタ4には基板反転
機構81が設けられており、基板3を基板反転治具82
上に反転して載置できる。また、反転した基板3裏面上
に基板3をエッチングするためのエッチングガス導入管
83が設けられている。
【0051】基板3の表面および裏面上GaN膜を形成
し、基板3を除去してGaN厚膜を分離してGaN基板
を得る方法について、図12および図13を用いて説明
する。具体的には、基板3上にGaNよりなる緩衝層1
01(図13(a))およびGaN膜102(図13
(b))を順次形成した後(図12(a))、基板温度
を大幅に低下させることなく基板反転機構81を用いて
基板反転治具82上に反転して載置する。ここで基板3
はシリコン基板である(図12(b))。これにより、
基板3の裏面を表出させる。次に、基板3上にエッチン
グガス導入管83からエッチングガスとして塩化水素を
導入する。1100℃で30分間基板3裏面に照射する
ことにより、300μm厚のシリコンは完全にエッチン
グ除去される(図12(c))。その後、基板温度を室
温に低下させて、基板を除去したGaN厚膜を取り出
す。
【0052】この実施の形態に示す方法により、高温状
態において基板を除去しているので、基板とGaN厚膜
との熱膨張係数差により生じる歪みは生じないので、厚
膜の反りや亀裂は発生しないので良質なGaN単結晶基
板が形成できる。
【0053】なお、基板3として、あらかじめ有機気相
金属エピタキシャル成長(MOVPE)法によりGaN
よりなる緩衝層101を形成させたものを用いてもよ
い。
【0054】
【発明の効果】本発明の気相成長装置によれば、膜厚が
均一で、均質かつ良質な窒化物半導体膜や窒化物半導体
基板を得ることができる。これら窒化物半導体膜や窒化
物半導体基板の上に半導体レーザや発光ダイオード、ト
ランジスタ等を形成すれば、高効率な半導体レーザや発
光ダイオード等を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるハイドライドV
PE装置の反応管の概略を示す断面図
【図2】本発明の実施の形態1におけるハイドライドV
PE装置の反応管に関し、別の例の概略を示す断面図
【図3】本発明の実施の形態1におけるハイドライドV
PE装置を用い、基板上にGaN膜を結晶成長する工程
を示す断面図
【図4】GaN膜を成長した場合の膜厚の基板面内分布
測定結果を示す図
【図5】本発明の実施の形態2におけるハイドライドV
PE装置の反応管の概略を示す断面図
【図6】III族ガス噴射口先端から基板表面までも距離
と成長速度の関係の一例を示す図
【図7】GaNを成長した場合の膜厚の基板面内分布測
定結果を示す図
【図8】本発明の実施の形態1におけるハイドライドV
PE装置の反応管に関し、別の例の概略を示す断面図
【図9】本発明の実施の形態3におけるハイドライドV
PE装置の反応管の概略を示す断面図
【図10】本発明の実施の形態3におけるハイドライド
VPE装置を用い、基板上にGaN膜を結晶成長する工
程を示す断面図
【図11】本発明の実施の形態4におけるハイドライド
VPE装置の反応管の概略を示す断面図
【図12】本発明の実施の形態5におけるハイドライド
VPE装置の反応管の概略を示す断面図
【図13】本発明の実施の形態5におけるハイドライド
VPE装置を用い、基板上にGaN膜を結晶成長する工
程を示す断面図
【図14】従来のハイドライドVPE装置の反応管の概
略を示す断面図
【符号の説明】
1 反応管 1a、1b 反応室 2 加熱体 3 基板 3a GaN膜 4 サセプタ 5、5a、5b V族ガス導入管 6、6a、6b III族ガス導入管 7、7a、7b V族ガス拡散部 8、8a、8b Ga溜め 9、9a、9b III族ガス噴射管 10、10a、10b、10c 噴射口 12、41、101 緩衝層 13、42、43、102 GaN膜 21、61 サセプタ可動機構 44 GaN厚膜 71 ガス拡散部 72 反応管 81 基板反転機構 82 基板反転治具 83 エッチングガス導入管 91 反応管 92 加熱体 93 基板 93a GaN膜 94 サセプタ 95 V族ガス導入管 96 III族ガス導入管 97 Ga溜め 98 III族ガス噴射管 99 排気口 103 不活性ガス導入管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 昌宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 油利 正昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4G077 AA03 BE15 DB04 DB05 EG03 EG24 EG25 EG28 TG06 TH06 5F041 AA03 AA40 CA40 CA46 CA67 CA74 5F045 AA03 AB14 AC12 AC13 AD10 AD15 BB02 CA10 CA12 DA53 DP03 DQ08 EB02 EC02 EE20 EF08 EF13 EK06 EM10 HA13 5F073 CB02 CB05 DA07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 反応室と、前記反応室内に設けられた基
    板保持手段と、前記反応室内にハロゲン化金属ガスと水
    素化窒素ガスとを導入するガス供給部とを有し、前記基
    板保持手段は基板を保持し、前記基板はその上に前記ハ
    ロゲン化金属ガスと前記水素化窒素ガスとを反応させて
    できる半導体膜を結晶成長させるものであり、前記ガス
    供給部は前記反応室へ向かう開口部近傍にガス拡散部を
    備えた気相成長装置。
  2. 【請求項2】 反応室と、前記反応室内に設けられた基
    板保持手段と、前記反応室内にハロゲン化金属ガスと水
    素化窒素ガスとを導入するガス供給部と、位置調整機構
    とを有し、前記基板保持手段は基板を保持し、前記基板
    はその上に前記ハロゲン化金属ガスと前記水素化窒素ガ
    スとを反応させてできる半導体膜を結晶成長させるもの
    であり、前記位置調整機構は前記半導体膜の膜厚増加に
    対して前記半導体膜の表面位置を常に一定にすることを
    特徴とする気相成長装置。
  3. 【請求項3】 前記反応室を複数有し、複数の前記反応
    室間を移動可能なように前記基板保持手段が設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の気相成長装置。
  4. 【請求項4】 前記基板保持手段は、前記基板がフェー
    ズダウン配置となるよう前記基板保持手段が設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の気相成長装置。
  5. 【請求項5】 前記反応室内にエッチングガスを導入す
    るエッチングガス供給手段をさらに備え、前記基板保持
    手段は前記基板の表面上に前記半導体膜を結晶成長させ
    た後に前記基板の裏面を表出させる基板反転機構を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の気相成長装置。
  6. 【請求項6】 前記ガス供給部は、前記ハロゲン化金属
    ガスおよび前記水素化窒素ガスのそれぞれを前記反応室
    内に導くガス導入部を備え、前記ハロゲン化金属ガスに
    対するガス導入部は前記水素化窒素ガスのガス導入部の
    内側に配置されたことを特徴とする請求項1記載の気相
    成長装置。
  7. 【請求項7】 前記ガス供給部は、前記ガス導入部の前
    記反応室へ向かう開口部近傍にガス拡散部を備え、前記
    ガス拡散部は前記ハロゲン化金属ガスおよび前記水素化
    窒素ガスに関して共通であることを特徴とする請求項6
    記載の気相成長装置。
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