JPH0120465Y2 - - Google Patents
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- JPH0120465Y2 JPH0120465Y2 JP9569484U JP9569484U JPH0120465Y2 JP H0120465 Y2 JPH0120465 Y2 JP H0120465Y2 JP 9569484 U JP9569484 U JP 9569484U JP 9569484 U JP9569484 U JP 9569484U JP H0120465 Y2 JPH0120465 Y2 JP H0120465Y2
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- covering material
- wall
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Landscapes
- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、建物の開口部にサツシ枠を取付ける
とともに、該開口部の内周面部を壁装材によつて
仕上げするサツシ枠付の開口部において、サツシ
枠と開口部の内周面部との接合部分に結露水絶縁
用の絶縁部を設けることにより、サツシ枠に付着
し流下等する結露水による内周面部の汚損あるい
は接着切れによる壁装材縁部の剥がれ等の損傷を
確実に防止でき、しかも壁装材による仕上げ作業
の能率化をも図りうるサツシ枠廻りの構造に関す
る。
とともに、該開口部の内周面部を壁装材によつて
仕上げするサツシ枠付の開口部において、サツシ
枠と開口部の内周面部との接合部分に結露水絶縁
用の絶縁部を設けることにより、サツシ枠に付着
し流下等する結露水による内周面部の汚損あるい
は接着切れによる壁装材縁部の剥がれ等の損傷を
確実に防止でき、しかも壁装材による仕上げ作業
の能率化をも図りうるサツシ枠廻りの構造に関す
る。
(従来の技術)
建物の開口部にサツシ枠を取付けてなるサツシ
枠付の開口部としては、従来例えば第5図に示す
ごとく、開口部aに、その内周面部bの外縁で突
出する遮水片cをそなえるサツシ枠dを取付ける
とともに、該開口部aの内周面部bを、下地eに
施されたモルタル仕上部fに布製あるいはビニル
製等の壁装材gを貼着することによつて形成した
構造のものが一般に採用されており、該壁装材g
の貼着は、内周面部bの幅よりも稍大きい幅を有
する壁装材gをモルタル仕上部fに貼着し、遮水
片cとの接合部分において、遮水片cに壁装材g
を押しつけてカツタh等を用いて壁装材を切断す
ることにより行つていた。
枠付の開口部としては、従来例えば第5図に示す
ごとく、開口部aに、その内周面部bの外縁で突
出する遮水片cをそなえるサツシ枠dを取付ける
とともに、該開口部aの内周面部bを、下地eに
施されたモルタル仕上部fに布製あるいはビニル
製等の壁装材gを貼着することによつて形成した
構造のものが一般に採用されており、該壁装材g
の貼着は、内周面部bの幅よりも稍大きい幅を有
する壁装材gをモルタル仕上部fに貼着し、遮水
片cとの接合部分において、遮水片cに壁装材g
を押しつけてカツタh等を用いて壁装材を切断す
ることにより行つていた。
(考案が解決しようとする問題点)
しかしかかるサツシ枠廻りの構造にあつては、
特に冬期においてはサツシ枠の内外(屋内外)の
温度差が非常に大きいために、サツシ枠の一部を
構成する前記遮水片cも低温状態にあり、従つて
室内の水蒸気が冷却されて該遮水片cの内側面i
に多量の結露水が付着し、これが流下等して遮水
片cと壁装材gとの接合部分(特に下側の接合部
分)jにおいて壁装材が汚損される他、甚だしい
ときには、該結露水により接着が切れて壁装材の
縁部が剥がれるのみならず、前記接合部分にかび
の発生を招く等、開口部の美観が著しく損なわれ
ることとなつていた。さらに、壁装材による仕上
げ作業に際しては、壁装材の切断部kが可視部と
なるため、前記接合部分jで壁装材を切断すると
き、遮水片cとの接合部分が不揃いとならないよ
うに、正確に切断しなければならず、又その際、
カツタhの刃先がサツシ枠をできるだけ傷付けな
いようにも配慮しなければならず、従つて壁装材
の切断には細心の注意を必要とし、作業能率が極
めて悪かつた。なおこのように注意を払いながら
壁装材gの切断を行つたとしても、遮水片cに多
少の刃跡がつくことは避けられず、該傷が腐食の
原因となる問題もあつた。
特に冬期においてはサツシ枠の内外(屋内外)の
温度差が非常に大きいために、サツシ枠の一部を
構成する前記遮水片cも低温状態にあり、従つて
室内の水蒸気が冷却されて該遮水片cの内側面i
に多量の結露水が付着し、これが流下等して遮水
片cと壁装材gとの接合部分(特に下側の接合部
分)jにおいて壁装材が汚損される他、甚だしい
ときには、該結露水により接着が切れて壁装材の
縁部が剥がれるのみならず、前記接合部分にかび
の発生を招く等、開口部の美観が著しく損なわれ
ることとなつていた。さらに、壁装材による仕上
げ作業に際しては、壁装材の切断部kが可視部と
なるため、前記接合部分jで壁装材を切断すると
き、遮水片cとの接合部分が不揃いとならないよ
うに、正確に切断しなければならず、又その際、
カツタhの刃先がサツシ枠をできるだけ傷付けな
いようにも配慮しなければならず、従つて壁装材
の切断には細心の注意を必要とし、作業能率が極
めて悪かつた。なおこのように注意を払いながら
壁装材gの切断を行つたとしても、遮水片cに多
少の刃跡がつくことは避けられず、該傷が腐食の
原因となる問題もあつた。
本考案は、このような従来の問題点を解決する
ものである。
ものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、上記問題点を解決するため、建物の
開口部1に、その内周面部2の外縁3で突出する
遮水片4を具えるサツシ枠5を取付けてなるサツ
シ枠付の開口部において、該内周面部2を、上側
が開口する収容溝体11からなりあるいは該収容
溝体11を具える絶縁部材7と、押え部材9とを
用い、モルタル左官仕上及び壁装材仕上を施すこ
とによつて構成するサツシ枠廻りの構造であり、
該絶縁部材7をその収容溝体11の外側溝壁12
が前記遮水片4と当接し、かつその内側溝壁19
がモルタル20と密着する固定状態とする一方、
モルタル仕上部に貼着される壁装材17の端縁部
分21を前記収容溝体11内に挿入するととも
に、前記押え部材9を収容溝体11内に圧入する
ことによつて壁装材22の端縁部分21を収容溝
体11において固定し、遮水片4と内周面部2と
の接合部分に結露水絶縁用の絶縁部10を設けて
なるものである。
開口部1に、その内周面部2の外縁3で突出する
遮水片4を具えるサツシ枠5を取付けてなるサツ
シ枠付の開口部において、該内周面部2を、上側
が開口する収容溝体11からなりあるいは該収容
溝体11を具える絶縁部材7と、押え部材9とを
用い、モルタル左官仕上及び壁装材仕上を施すこ
とによつて構成するサツシ枠廻りの構造であり、
該絶縁部材7をその収容溝体11の外側溝壁12
が前記遮水片4と当接し、かつその内側溝壁19
がモルタル20と密着する固定状態とする一方、
モルタル仕上部に貼着される壁装材17の端縁部
分21を前記収容溝体11内に挿入するととも
に、前記押え部材9を収容溝体11内に圧入する
ことによつて壁装材22の端縁部分21を収容溝
体11において固定し、遮水片4と内周面部2と
の接合部分に結露水絶縁用の絶縁部10を設けて
なるものである。
(作用)
本考案は上記構成であるため、サツシ枠5の遮
水片4の内側面30に付着した結露水は、内周面
部2の下側部分2aにおいては、収容溝体11部
分に形成される絶縁部10で水玉状等の状態で停
留し、結露水が壁装材17にしみ込むことが防止
される。又内周面部2の下側部分2a以外の部分
においては、遮水片4の内側面に付着した結露水
が内周面部2に向けて斜めに流下等しても、結露
水は絶縁部10で遮水されるため、通常状態にお
いては壁装材17にしみ込むおそれがない。なお
前記停留状態にある結露水は徐々に蒸発する。又
壁装材17の端縁部分21の固定は、該端縁部分
21を収容溝体11内に挿入しかつ押え部材9と
収容溝体11の内側溝壁19との間で端縁部分2
1を挟着することによつて行うため、その固定は
強固であり、万一、結露水量が過大で、結露水と
壁装材とが接触したとしても、壁装材の縁部が剥
がれてくるおそれは全くない。
水片4の内側面30に付着した結露水は、内周面
部2の下側部分2aにおいては、収容溝体11部
分に形成される絶縁部10で水玉状等の状態で停
留し、結露水が壁装材17にしみ込むことが防止
される。又内周面部2の下側部分2a以外の部分
においては、遮水片4の内側面に付着した結露水
が内周面部2に向けて斜めに流下等しても、結露
水は絶縁部10で遮水されるため、通常状態にお
いては壁装材17にしみ込むおそれがない。なお
前記停留状態にある結露水は徐々に蒸発する。又
壁装材17の端縁部分21の固定は、該端縁部分
21を収容溝体11内に挿入しかつ押え部材9と
収容溝体11の内側溝壁19との間で端縁部分2
1を挟着することによつて行うため、その固定は
強固であり、万一、結露水量が過大で、結露水と
壁装材とが接触したとしても、壁装材の縁部が剥
がれてくるおそれは全くない。
(実施例)
次に本考案の一実施例を、窓開口部に対して応
用されたばあいを例にとり、図面に基づいて説明
する。
用されたばあいを例にとり、図面に基づいて説明
する。
第1〜3図において本考案のサツシ枠廻りの構
造は、建物の開口部(窓開口部)1にその内周面
部2の外縁3で突出する遮水片4を具えるサツシ
枠5を取付けてなるサツシ枠付の開口部6におい
て、該内周面部2を絶縁部材7と押え部材9とを
用いて構成し、遮水片4と内周面部2との接合部
分に、結露水絶縁用の絶縁部10を設けるもので
あり、内周面部2の下側部分2a及び両側部分2
b,2bに応用されている。なお絶縁部材7と押
え部材9とは、共に合成樹脂押出成形体として形
成されている。
造は、建物の開口部(窓開口部)1にその内周面
部2の外縁3で突出する遮水片4を具えるサツシ
枠5を取付けてなるサツシ枠付の開口部6におい
て、該内周面部2を絶縁部材7と押え部材9とを
用いて構成し、遮水片4と内周面部2との接合部
分に、結露水絶縁用の絶縁部10を設けるもので
あり、内周面部2の下側部分2a及び両側部分2
b,2bに応用されている。なお絶縁部材7と押
え部材9とは、共に合成樹脂押出成形体として形
成されている。
絶縁部材7は、上側が開口するコ字状をなす収
容溝体11からなり、その外側溝壁12は、その
外面上端縁部分に弾性体からなるリツプ状突条1
3を具える。又外側溝壁12の外面には、リツプ
状突条13の下側部分に、接着剤層を介して剥離
紙14が貼着せしめられている。該絶縁部材7
は、剥離紙14を引き剥がして後、外側溝壁12
を遮水片4の長さ方向所定部位に、底部15が下
地16から浮き上がつた状態で貼着することによ
つて遮水片4に固定される。そのとき、リツプ状
突条13は圧縮状態で前記遮水片4と当接し、接
着剤層の端部が露出するのを防ぐ。なお収容溝体
11の幅は、後述のごとく押え部材9を圧入した
状態において、遮水片4に付着し流下等する結露
水が壁装材17と絶縁される程度に設定する。そ
の後下地16にモルタル左官仕上を施し、収容溝
体11の内側溝壁19及びその底部15がモルタ
ル20と密着する固定状態とし、然る後、モルタ
ル仕上部に貼着される布製あるいはビニル製等の
壁装材17の端縁部分21を前記収容溝体11内
に、内側溝壁19の内面と当接するごとく折曲げ
挿入する。なお、内側溝壁19の外面及び底部1
5の下面へのモルタルの付着を良好とするため、
該外面及び下面を粗面とするのがよい。
容溝体11からなり、その外側溝壁12は、その
外面上端縁部分に弾性体からなるリツプ状突条1
3を具える。又外側溝壁12の外面には、リツプ
状突条13の下側部分に、接着剤層を介して剥離
紙14が貼着せしめられている。該絶縁部材7
は、剥離紙14を引き剥がして後、外側溝壁12
を遮水片4の長さ方向所定部位に、底部15が下
地16から浮き上がつた状態で貼着することによ
つて遮水片4に固定される。そのとき、リツプ状
突条13は圧縮状態で前記遮水片4と当接し、接
着剤層の端部が露出するのを防ぐ。なお収容溝体
11の幅は、後述のごとく押え部材9を圧入した
状態において、遮水片4に付着し流下等する結露
水が壁装材17と絶縁される程度に設定する。そ
の後下地16にモルタル左官仕上を施し、収容溝
体11の内側溝壁19及びその底部15がモルタ
ル20と密着する固定状態とし、然る後、モルタ
ル仕上部に貼着される布製あるいはビニル製等の
壁装材17の端縁部分21を前記収容溝体11内
に、内側溝壁19の内面と当接するごとく折曲げ
挿入する。なお、内側溝壁19の外面及び底部1
5の下面へのモルタルの付着を良好とするため、
該外面及び下面を粗面とするのがよい。
押え部材9は、収容溝体11の溝深さに略等し
い寸度の高さを有し、平板状の主部22上端に、
水平突出片23と壁装材押え片24とからなるL
字部25を連設するとともに、主部22の、水平
突出片23との対向位置、及び主部下端の両側
に、弾性体からなるリツプ状突条26,27,2
7を設けてなり、該リツプ状突条26,27,2
7の突出長さは、収容溝体11内に壁装材17の
端縁部分21を挿入した状態で押え部材9を収容
溝体11内に支障なく安定して圧入でき、かつリ
ツプ状突条26,27,27の圧縮に伴う弾発作
用によつて内側溝壁19と壁装材押え片24との
間で壁装材17の端縁部分21を挾着しうるよう
に設定する。該押え部材9を圧入した状態で、収
容溝体11の外側溝壁12の上端部分とL字部2
5とリツプ状突条26とよりなる樋状部29、即
ち前記絶縁部10、が形成される。
い寸度の高さを有し、平板状の主部22上端に、
水平突出片23と壁装材押え片24とからなるL
字部25を連設するとともに、主部22の、水平
突出片23との対向位置、及び主部下端の両側
に、弾性体からなるリツプ状突条26,27,2
7を設けてなり、該リツプ状突条26,27,2
7の突出長さは、収容溝体11内に壁装材17の
端縁部分21を挿入した状態で押え部材9を収容
溝体11内に支障なく安定して圧入でき、かつリ
ツプ状突条26,27,27の圧縮に伴う弾発作
用によつて内側溝壁19と壁装材押え片24との
間で壁装材17の端縁部分21を挾着しうるよう
に設定する。該押え部材9を圧入した状態で、収
容溝体11の外側溝壁12の上端部分とL字部2
5とリツプ状突条26とよりなる樋状部29、即
ち前記絶縁部10、が形成される。
然して該実施例に示した構造においては、サツ
シ枠5の遮水片4の内側面(室内面)30に付着
し流下等する結露水は、内周面部2の下側部分2
aにおいては前記樋状部29に停留し、結露水と
壁装材17との接触が確実に阻止される。一方、
内周面部2の両側部分2b,2bにおいては、結
露水が樋状部29に入り込んだとしても該樋状部
29を伝つて流下し、従つて結露水が壁装材17
にしみ込むことがない。なお前記停留状態にある
結露水は徐々に蒸発する。又壁装材17の端縁部
分21は、収容溝体11の内側溝壁19と押え部
材9の壁装材押え片24との間で挾着されるた
め、該端縁部分21は収容溝体11において強
固、確実に固定されることとなる。それ故、万一
結露水量が過大で、結露水と壁装材17とが接触
したとしても、壁装材17が剥がれてくるおそれ
は全くない。
シ枠5の遮水片4の内側面(室内面)30に付着
し流下等する結露水は、内周面部2の下側部分2
aにおいては前記樋状部29に停留し、結露水と
壁装材17との接触が確実に阻止される。一方、
内周面部2の両側部分2b,2bにおいては、結
露水が樋状部29に入り込んだとしても該樋状部
29を伝つて流下し、従つて結露水が壁装材17
にしみ込むことがない。なお前記停留状態にある
結露水は徐々に蒸発する。又壁装材17の端縁部
分21は、収容溝体11の内側溝壁19と押え部
材9の壁装材押え片24との間で挾着されるた
め、該端縁部分21は収容溝体11において強
固、確実に固定されることとなる。それ故、万一
結露水量が過大で、結露水と壁装材17とが接触
したとしても、壁装材17が剥がれてくるおそれ
は全くない。
第4図は、絶縁部材7及び押え部材9の他の例
をその作用とともに示すものであり、絶縁部材7
は、前記実施例における収容溝体11に、その外
側溝壁12の下方に延びる延長部31を連設して
なり、該外側溝壁12及び延長部31の外面には
前記と同様、接着剤層を介して剥離紙13が貼着
せしめられている。なお該延長部31により、収
容溝体11を遮水片4に貼着する際の貼着面積の
増大を図りうる。又絶縁部材7は、必要に応じ、
延長部31部分において遮水片4にビス止めされ
る。一方押え部材9は、収容溝体11の溝深さよ
りも稍小寸度の高さを有する平板体33の上下端
両側に、リツプ状突条34,34、34,34を
設けてなり、該リツプ状突条34…の突出長さは
前記と同様、収容溝体11内に壁装材17の端縁
部分21を挿入した状態で押え部材9を収容溝体
11内に支障なく安定して圧入でき、かつリツプ
状突条34…の圧縮に伴う弾発作用によつて内側
溝壁19と上のリツプ状突条34a、あるいは上
下のリツプ状突条34a,34bとの間で前記端
縁部分21を挾着しうるように設定されている。
をその作用とともに示すものであり、絶縁部材7
は、前記実施例における収容溝体11に、その外
側溝壁12の下方に延びる延長部31を連設して
なり、該外側溝壁12及び延長部31の外面には
前記と同様、接着剤層を介して剥離紙13が貼着
せしめられている。なお該延長部31により、収
容溝体11を遮水片4に貼着する際の貼着面積の
増大を図りうる。又絶縁部材7は、必要に応じ、
延長部31部分において遮水片4にビス止めされ
る。一方押え部材9は、収容溝体11の溝深さよ
りも稍小寸度の高さを有する平板体33の上下端
両側に、リツプ状突条34,34、34,34を
設けてなり、該リツプ状突条34…の突出長さは
前記と同様、収容溝体11内に壁装材17の端縁
部分21を挿入した状態で押え部材9を収容溝体
11内に支障なく安定して圧入でき、かつリツプ
状突条34…の圧縮に伴う弾発作用によつて内側
溝壁19と上のリツプ状突条34a、あるいは上
下のリツプ状突条34a,34bとの間で前記端
縁部分21を挾着しうるように設定されている。
又本考案の構造において絶縁部材7は、その底
部15が下地16と当接した状態で配設されるこ
ともある。
部15が下地16と当接した状態で配設されるこ
ともある。
なお本考案のサツシ枠廻りの構造は、前記した
窓開口部に対しての他、玄関開口部、縁側開口
部、さらに浴室開口部等の屋内の開口部等、広く
建物の開口部に対して応用することができ、開口
部の特性に応じて、その下側部分のみ、あるいは
両側部分のみ等結露水の絶縁が必要である部分に
用いられる。
窓開口部に対しての他、玄関開口部、縁側開口
部、さらに浴室開口部等の屋内の開口部等、広く
建物の開口部に対して応用することができ、開口
部の特性に応じて、その下側部分のみ、あるいは
両側部分のみ等結露水の絶縁が必要である部分に
用いられる。
(考案の効果)
本考案のサツシ枠廻りの構造は、遮水片と内
周面部との接合部分に結露水絶縁用の絶縁部を
設けているため、遮水片の内側面に付着し流下
等する結露水を絶縁部により遮水することがで
き、従来構造におけるごとき、結露水による内
周面部の汚損あるいは接着切れによる壁装材縁
部の剥がれ等の損傷を防止することができる。
又押え部材を用いて壁装材の端縁部分を収容溝
体において固定するため、該固定は強固であ
り、万一、結露水量が過大で、結露水と壁装材
とが接触したとしても壁装材の剥がれを招くお
それはない。なお、特に実施例で示したごとく
絶縁部を樋状部として形成するばあいには、該
樋状部が結露水留としても機能するため、結露
水量がたとえ過大であつても結露水と壁装材と
の接触を一層確実に阻止し、壁装材の汚損を防
ぎうる。
周面部との接合部分に結露水絶縁用の絶縁部を
設けているため、遮水片の内側面に付着し流下
等する結露水を絶縁部により遮水することがで
き、従来構造におけるごとき、結露水による内
周面部の汚損あるいは接着切れによる壁装材縁
部の剥がれ等の損傷を防止することができる。
又押え部材を用いて壁装材の端縁部分を収容溝
体において固定するため、該固定は強固であ
り、万一、結露水量が過大で、結露水と壁装材
とが接触したとしても壁装材の剥がれを招くお
それはない。なお、特に実施例で示したごとく
絶縁部を樋状部として形成するばあいには、該
樋状部が結露水留としても機能するため、結露
水量がたとえ過大であつても結露水と壁装材と
の接触を一層確実に阻止し、壁装材の汚損を防
ぎうる。
壁装材の端縁部分を収容溝体内に挿入するこ
ととし、しかも押え部材の圧入によつて該端縁
部分が収容溝体内に隠れるため、収容溝体内へ
の挿入代分だけ壁装材の長さを長く切断できる
こととなる。従つて、該挿入代によつて切断誤
差を吸収しうることに加え、壁装材の、遮水片
との接合部分における切断を楽に行いうること
となるため、壁装材切断にそれ程神経を使わな
くてもよくなり、壁装材仕上作業の能率を大幅
に向上させうる。さらに、カツタの刃先でサツ
シ枠を傷付けるおそれも回避できるため、開口
部を外観美に優れたものとなしうる。
ととし、しかも押え部材の圧入によつて該端縁
部分が収容溝体内に隠れるため、収容溝体内へ
の挿入代分だけ壁装材の長さを長く切断できる
こととなる。従つて、該挿入代によつて切断誤
差を吸収しうることに加え、壁装材の、遮水片
との接合部分における切断を楽に行いうること
となるため、壁装材切断にそれ程神経を使わな
くてもよくなり、壁装材仕上作業の能率を大幅
に向上させうる。さらに、カツタの刃先でサツ
シ枠を傷付けるおそれも回避できるため、開口
部を外観美に優れたものとなしうる。
又壁装材は収容溝体の内側溝壁上縁で折曲さ
れるため、壁装材面の外縁は、収容溝体の内側
溝壁上縁に沿う明瞭な直線としてあらわれるこ
ととなり、外観美に優れた開口部を構成しうる
こととなる。
れるため、壁装材面の外縁は、収容溝体の内側
溝壁上縁に沿う明瞭な直線としてあらわれるこ
ととなり、外観美に優れた開口部を構成しうる
こととなる。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はその要部縦断面図、第3図は絶縁部材と押え
部材とを示す斜視図、第4図は絶縁部材及び押え
部材の他の例をその使用状態とともに示す斜視
図、第5図は従来のサツシ枠廻りの構造を示す縦
断面図である。 1……建物の開口部、2……内周面部、4……
遮水片、5……サツシ枠、7……絶縁部材、9…
…押え部材、10……絶縁部、11……収容溝
体、12……外側溝壁、17……壁装材、19…
…内側溝壁、20……モルタル、21……壁装材
の端縁部分。
図はその要部縦断面図、第3図は絶縁部材と押え
部材とを示す斜視図、第4図は絶縁部材及び押え
部材の他の例をその使用状態とともに示す斜視
図、第5図は従来のサツシ枠廻りの構造を示す縦
断面図である。 1……建物の開口部、2……内周面部、4……
遮水片、5……サツシ枠、7……絶縁部材、9…
…押え部材、10……絶縁部、11……収容溝
体、12……外側溝壁、17……壁装材、19…
…内側溝壁、20……モルタル、21……壁装材
の端縁部分。
Claims (1)
- 建物の開口部1に、その内周面部2の外縁3で
突出する遮水片4を具えるサツシ枠5を取付けて
なるサツシ枠付の開口部において、該内周面部2
を、上側が開口する収容溝体11からなりあるい
は該収容溝体11を具える絶縁部材7と、押え部
材9とを用い、モルタル左官仕上及び壁装材仕上
を施すことによつて構成するサツシ枠廻りの構造
であり、該絶縁部材7を、その収容溝体11の外
側溝壁12が前記遮水片4と当接しかつその内側
溝壁19がモルタル20と密着する固定状態とす
る一方、モルタル仕上部に貼着される壁装材17
の端縁部分21を前記収容溝体11内に挿入する
とともに、前記押え部材9を収容溝体11内に圧
入することによつて壁装材17の端縁部分21を
収容溝体11において固定し、遮水片4と内周面
部2との接合部分に結露水絶縁用の絶縁部10を
設けることを特徴とするサツシ枠廻りの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9569484U JPS6111869U (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | サツシ枠廻りの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9569484U JPS6111869U (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | サツシ枠廻りの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6111869U JPS6111869U (ja) | 1986-01-23 |
JPH0120465Y2 true JPH0120465Y2 (ja) | 1989-06-19 |
Family
ID=30654941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9569484U Granted JPS6111869U (ja) | 1984-06-25 | 1984-06-25 | サツシ枠廻りの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6111869U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6389646U (ja) * | 1986-11-29 | 1988-06-10 | ||
JPS63112726U (ja) * | 1987-01-16 | 1988-07-20 |
-
1984
- 1984-06-25 JP JP9569484U patent/JPS6111869U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6111869U (ja) | 1986-01-23 |
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