JPH0224841Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0224841Y2
JPH0224841Y2 JP10847884U JP10847884U JPH0224841Y2 JP H0224841 Y2 JPH0224841 Y2 JP H0224841Y2 JP 10847884 U JP10847884 U JP 10847884U JP 10847884 U JP10847884 U JP 10847884U JP H0224841 Y2 JPH0224841 Y2 JP H0224841Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piece
fixing member
wall covering
covering material
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10847884U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6122840U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10847884U priority Critical patent/JPS6122840U/ja
Publication of JPS6122840U publication Critical patent/JPS6122840U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0224841Y2 publication Critical patent/JPH0224841Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
  • Finishing Walls (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、外固定部材と内固定部材とからな
り、金属製の枠体と壁装材との接合部分における
壁装材仕上げ作業を能率的にかつ美麗に行うこと
ができ、その上、枠体に付着し流下等する結露水
による壁装材の汚損あるいは壁装材の剥がれ等の
損傷をも確実に防止可能とする壁装材縁部分の固
定具に関する。
(従来の技術) 建物の内装を壁装材仕上げによつて完了するば
あい、扉枠体あるいは窓枠体等の金属製枠体の周
縁部分における壁装材縁部分の仕上げは、例えば
第4図に示すごとく、必要幅よりも稍大きい幅を
有する壁装材aを下地面部bに貼着し、枠体cと
の接合部分dにおいて、枠体cに壁装材aを押し
つけてカツタe等を用いて壁装材を切断すること
により行つていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしかかる壁装材縁部分の仕上げにあつて
は、次のような問題点があつた。即ち、壁装材
aの切断部が可視部となるため、前記接合部分d
で壁装材を切断するとき、枠体cとの接合部分が
不揃いとならないように正確に切断しなければな
らず、又その際カツタeの刃先が枠体cをできる
だけ傷つけないようにも配慮しなければならず、
従つて壁装材の切断には細心の注意を必要とし、
作業能率が極めて悪かつた。なおこのように注意
を払いながら壁装材の切断を行つたとしても、枠
体cに多少の刃跡がつくことは避けられず、該傷
が腐食の原因となる問題もあつた。又特に冬期
においては、枠体内外(屋内外)の温度差により
熱伝導性のよい該金属製枠体は低温状態となり、
従つて該枠体に多量の結露水が付着し、これが流
下等して壁装材の縁部分が汚損される他、甚だし
いときには、該結露水により、縁部分にかびの発
生を招いたり、接着切れによる壁装材縁部分の剥
がれを招くこともあつた。
本考案は、このような従来の問題点を解決する
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、外固定部材3と内固定部材4とを用
いて壁装材5の縁部分5aを固定することとし、
前記問題点を解決するものである。ここに、外固
定部材3と内固定部材4とは、共に合成樹脂製で
あり、外固定部材3は、一の面部に係合溝6が設
けられている基片7の一側に、金属製の枠体2に
取付く取付片9を基片7の他の面部側に折曲形成
する一方、基片7の他側に、取付片9とは逆方向
に折曲する挟持片10を連設し、該挟持片10と
枠体2との間で収容溝11を形成するように構成
され、又内固定部材4は、前記収容溝11に嵌込
まれる押え片15に、前記係合溝6と弾性的に嵌
合する係合突部14を設けてなり、該押え片15
の一側部15aと前記挟持片10との間で壁装材
5の縁部分5aを挟着、固定可能としている。
(作用) 本考案は上記構成であるため、外固定部材3の
取付片9を、扉枠体あるいは窓枠体等である金属
製の枠体2の所定部位に、ビス止め、接着等の手
段により取付けて後、下地面部25に貼着された
壁装材の縁部分5aを収容溝11内に折曲げ挿入
し、然る後、内固定部材4を収容溝11に嵌込
み、その係合突部14と外固定部材3の係合溝6
との係合により、外固定部材3と内固定部材4と
の間で壁装材5の縁部分5aを挟着、固定するこ
とができる。又該固定状態において、枠体2と壁
装材5との接合部分に結露水絶縁用の絶縁部26
が形成されることとなるため、枠体2に付着し流
下等する結露水は絶縁部26で確実に遮水され
る。
(実施例) 次に本考案の一実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1〜3図において本考案の壁装材縁部分の固
定具(以下固定具という)1は、例えば扉枠体で
ある金属製の枠体2に取付けられる外固定部材3
と、内固定部材4とからなり、該外固定部材3と
内固定部材4との協働によつて壁装材5を固定す
る。なお該外固定部材3と内固定部材4とは、共
に合成樹脂製である。
外固定部材3は、一の面部に係合溝6が設けら
れている細長な矩形板状をなす基片7の一側に、
前記枠体2に取付く取付片9を基片7の他の面部
側に直角に折曲形成する一方、基片7の他側に、
取付片9とは逆方向に折曲する挟持片10を連設
し、該挟持片10と枠体2との間で収容溝11を
形成するように構成されており、従つて、該収容
溝11の溝底に前記係合溝6が存する。該係合溝
6は、基片7の長手中央部両側に、先端部が円弧
面として形成された係止片12,12を、先端に
向かうにつれて両者間の幅が狭くなるようハ字状
に突設することによつて形成されている。又枠体
2と当接する取付片9には、接着剤層を介して剥
離紙13が貼着せしめられている。なお基片7の
幅は、挟持片10と枠体2との間に、内固定部材
4の嵌込みに支障を生ぜしめない程度の前記収容
溝11を形成でき、かつ枠体2に付着し流下等す
る結露水が壁装材5と絶縁される程度に、即ち後
述する絶縁部26を形成しうる程度に設定する。
内固定部材4は、前記基片7幅と略等しい幅を
有する細長な矩形板状をなす押え片15に、前記
係合溝6と弾性的に嵌合する係合突部14を設け
てなり、該係合突部14は、押え片15の長手略
中央部分に突設した頚部16先端に、前記係合溝
6の入口17幅よりも稍大なる径を有する円柱状
の嵌入部19を膨設してなる。
次に本考案の固定具1を用いて壁装材5の縁部
分5aを固定する要領を説明すると、まず、アン
カー金具(図示せず)を介して下地コンクリート
20に固定された枠体(扉枠体)2の屋内面部2
1の周縁に外固定部材3を取付け、その挟持片1
0と屋内面部21、即ち枠体2との間に前記収容
溝11を形成する。なお外固定部材3の取付け
は、前記剥離紙13を引剥がして後、取付片9を
屋内面部21に貼着し、かつ該取付片9を所定ピ
ツチで枠体2にビス止めすることによつて行う。
その後、下地コンクリート20にモルタル仕上げ
23が施され、壁装材5が貼着されるべき下地面
部25は、挟持片10の先端10aと面一に仕上
げられる。なお取付片9、基片7及び挟持片10
の外面は、該外面へのモルタルの付着を良好とす
るため粗面とするのがよい。その後下地面部25
に壁装材5を貼着し、かつその縁部分5aを前記
収容溝11内に、挟持片10の内面と当接するご
とく折曲げ挿入する。然る後、内固定部材4を収
容溝11内に嵌込むと、壁装材5の縁部分5aは
押え片15の一側部15aと挟持片10との間で
挟持された状態となり、しかもこの状態で係合突
部14の嵌込部19は係合溝6の入口17に当て
がわれた状態となつているため、押え片15をさ
らに押圧すると、対向係止片12,12は嵌込部
19により外側に弾性的に拡幅され、該嵌込部1
9の係合溝6内への侵入を許す。そして嵌込部1
9と係合溝6とが嵌合した後においては、両係止
片12,12の弾性復帰により、嵌込部19の抜
出しが係止片12,12の先端部分によつて確実
に阻止される。この故に、前記縁部分5aは、外
固定部材3と内固定部材4とによつて強固、確実
に挟着、固定されることとなるのである。なお第
2〜3図において26は、枠体2と壁装材5との
接合部分に形成された結露水絶縁用の絶縁部であ
る。
(考案の効果) 本考案の固定具1は、枠体2に取付けられる
外固定部材3の挟持片10と内固定部材4の押
え片15の一側部15aとの間で壁装材5の縁
部分5aを挟着、固定可能としているため、壁
装材縁部分5aの固定を強固、確実に行うこと
ができる。
壁装材縁部分5aが収容溝11内に収められ
た状態で該縁部分5aを固定するため、壁装材
5の切断に際しては、収容溝11内への挿入代
分だけその長さを長く切断できる。従つて、該
挿入代によつて切断誤差を吸収しうることに加
え、壁装材5の、枠体2との接合部分における
切断を楽に行いうることとなるため、壁装材切
断にそれ程神経を使わなくてもよくなり、作業
能率を大幅に向上させうる。さらに、カツタの
刃先で枠体2を傷付けるおそれも回避できるこ
とから、従来のごとき錆発生の心配もなく、枠
体周縁部分を外観美に優れたものとなしうる。
壁装材縁部分5aが固定された状態におい
て、枠体2と壁装材5との接合部分に結露水絶
縁用の絶縁部26が形成されるため、枠体2に
付着し流下等する結露水を該絶縁部26により
遮水することができ、従つて、結露水による該
壁装材の汚損、かびの発生、接着切れによる壁
装材縁部分の剥れ等の損傷を確実に防止しう
る。
壁装材2は外固定部材3の挟持片10先端1
0aで折曲されるため、壁装材2の外縁27
は、挟持片先端10aに沿う明瞭な直線として
あらわれることとなり、枠体周縁部分の外観美
を向上させうる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2
図はその使用状態を示す斜視図、第3図はその断
面図、第4図は従来の壁装材縁部分の処理状態を
示す説明図である。 1……固定具、2……枠体、3……外固定部
材、4……内固定部材、5……壁装材、5a……
壁装材の縁部分、6……係合部、7……基片、9
……取付片、10……挟持片、11……収容溝、
14……係合突部、15……押え片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 共に合成樹脂製である外固定部材3と内固定部
    材4とからなり、外固定部材3は、一の面部に係
    合溝6が設けられている基片7の一側に、金属製
    の枠体2に取付く取付片9を基片7の他の面部側
    に折曲形成する一方、基片7の他側に、取付片9
    とは逆方向に折曲する挟持片10を連設し、該挟
    持片10と枠体2との間で収容溝11を形成する
    ように構成され、又内固定部材4は、前記収容溝
    11に嵌込まれる押え片15に、前記係合溝6と
    弾性的に嵌合する係合突部14を設けてなり、該
    押え片15の一側部15aと前記挟持片10との
    間で壁装材5の縁部分5aを挟着、固定可能とし
    たことを特徴とする壁装材縁部分の固定具。
JP10847884U 1984-07-17 1984-07-17 壁装材縁部分の固定具 Granted JPS6122840U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10847884U JPS6122840U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 壁装材縁部分の固定具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10847884U JPS6122840U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 壁装材縁部分の固定具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6122840U JPS6122840U (ja) 1986-02-10
JPH0224841Y2 true JPH0224841Y2 (ja) 1990-07-09

Family

ID=30667665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10847884U Granted JPS6122840U (ja) 1984-07-17 1984-07-17 壁装材縁部分の固定具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6122840U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4521044B2 (ja) * 2008-04-14 2010-08-11 株式会社 エヌエイホーム サッシ取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6122840U (ja) 1986-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0224841Y2 (ja)
JPH0224842Y2 (ja)
JPH0120465Y2 (ja)
JPH0232740Y2 (ja)
JPH0120463Y2 (ja)
JPH0328659Y2 (ja)
JPH027085Y2 (ja)
JPH11343778A (ja) 外壁開口部の構造
JPH0523843Y2 (ja)
JPH0111843Y2 (ja)
JPH0334436Y2 (ja)
KR0137274Y1 (ko) 파이프의선단무무리용부재
JPS5930105Y2 (ja) 軒樋
JPH0635721Y2 (ja) 自動車の窓ガラス用周縁モールの係止クリップ
JPH0431387Y2 (ja)
JP3606845B2 (ja) 天井用の廻り縁およびこれを用いた天井構造
JPH0333869Y2 (ja)
JPH0522410Y2 (ja)
JPH0334994Y2 (ja)
JPS62357Y2 (ja)
JPS5941138Y2 (ja) 車両等のウィンドモ−ルクリップ
JPS6215217Y2 (ja)
JPS5854503Y2 (ja) 雨樋の隅飾り板
JPH0431388Y2 (ja)
JPH0352340Y2 (ja)