JPH0120388Y2 - - Google Patents

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JPH0120388Y2
JPH0120388Y2 JP13377182U JP13377182U JPH0120388Y2 JP H0120388 Y2 JPH0120388 Y2 JP H0120388Y2 JP 13377182 U JP13377182 U JP 13377182U JP 13377182 U JP13377182 U JP 13377182U JP H0120388 Y2 JPH0120388 Y2 JP H0120388Y2
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hydraulic
tank
circuit
boom
pressure
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JP13377182U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主として漁船等の船舶に設備されるに
適したブーム旋回ウインチ用油圧装置に関する。
従来この種ウインチのブームはその根部が回動
自在に軸着され、該ブームに係着した左右のワイ
ヤを牽引することにより旋回させるを一般とす
る。而して各左右のワイヤはブームの旋回に際し
てその繰出し長さと牽引長さとが等しくならず、
人手もしくは各別のバルブにより作動制御された
油圧モータ駆動の2台のドラムで操作するを要
し、作業性が悪く船の揺動に伴なう釣上げ負荷の
揺動で旋回中のブームが逆動する危険を防止出来
ない欠点があつた。
本考案はかかる欠点を解消すると共にワイヤの
張り具合を任意調節出来るようにした装置を提供
することを目的としたもので、根部1を回動自在
に軸着したブーム2を左右のワイヤ3a,3bを
牽引して旋回するようにしたものに於て、各左右
のワイヤ3a,3bを油圧モータ4a,4bに接
続したドラム5a,5bに捲回し、両油圧モータ
4a,4bの油圧駆動回路6a,6bを、切換弁
7を介して油圧源8とタンク9とに選択的に接続
され且つ一方が油圧源8と他方がタンク9に接続
される選択回路10a,10bと、恒常的にタン
ク9に接続されるタンク回路11とで構成し、各
選択回路10a,10bに油圧モータ4a,4b
からタンク9への流れを阻止する逆止弁12a,
12bを介在させると共に該逆止弁12a,12
bと並列に油圧モータ4a,4bからタンク9へ
連らなるバイパス13a,13bを設け、該バイ
パス13a,13bに他方の油圧回路の選択回路
の流体圧力を降下させるべく制御する特殊リリー
フ弁14a,14bを設け、さらに各油圧回路6
a,6bの選択回路10a,10bとタンク回路
11に各油圧モータ4a,4bの逆転を可能とす
べく切換弁15a,15bを設けて成る。
第1図はその1例を示すもので、ブーム2の各
ワイヤ3a,3bは滑車16を介してドラム5
a,5bに捲取りされるようにし、また油圧モー
タ4a,4bは油圧源8からのパイロツト回路1
7を介して作用する流体圧力により解除されるブ
レーキ装置18を備えて油圧源8の流体圧力がな
いときに各油圧モータ4a,4bが停止されるよ
うにした。バイパス13a,13bに設けられる
特殊リリーフ弁14a,14bは例えば第2図示
の如くシート19にばね20で押し付けられると
共に該シート19を挿通する頭部21を有する針
弁22と、該頭部21が面すると共にAポート2
3から流体圧力が導入される第1圧力室24と、
該シート19及び針弁22に囲まれると共にBポ
ート25から圧力が導入される第2圧力室26
と、該針弁22のばね20に抗しての後退動で第
2圧力室26に連通し且つポート27を備えると
共に該針弁22のばね20側の端部が面する第3
圧力室28とを備えるべく構成され、各リリーフ
弁14a,14bのAポート23及びBポート2
5を正逆流する他側の油圧駆動回路の選択回路及
び逆止弁の前方に夫々接続すると共にポート27
を該逆止弁の後方に接続し、一方の選択回路に於
て逆止弁12a,12bにより制止されてバイパ
ス13a,13bを流れる流体圧力を他方の選択
回路の油圧モータへの流体圧力が上昇するときは
低く、該他方の選択回路の流体圧力が降下すると
きは高くなるように制御するようにした。これを
更にタンク戻りの流体が流れるバイパス13bに
設けた特殊リリーフ弁14bの場合について説明
すれば、油圧モータ4aへの流体が流れる他方の
選択回路10aの流体圧力が高まるとこれに連ら
なるAポート23の圧力が高まり、針弁22はそ
の背後のばね20の弾力と釣合う位置にまで後退
して第2圧力室26をタンク圧の第3圧力室28
に開口連通するが、その開口面積はAポート23
の圧力が高い程大きくなるので第2圧力室26か
ら第3圧力室28へ流れる流体圧力を低く制御出
来、逆にAポート23の圧力が次第に低くなると
第2、第3圧力室25,27間の開口面積が次第
に狭められるので選択回路10bのタンク戻りの
流体圧力を高く制御することが出来る。
切換弁15a,15bは油圧駆動回路6a,6
bを構成する選択回路10a,10bとタンク回
路11とに介在した3位置形の切換弁にて構成さ
れ、一方の切換弁を油圧モータの正転位置に入れ
他方の切換弁を油圧モータの逆転位置に切換えす
る操作を任意に行なえるようにしてワイヤ3a,
3bの緩みを取れるようにした。
29はキヤビテーシヨン防止回路である。
その作動を切換弁7を位置7aに操作し、且つ
切換弁15a,15bを夫々位置15c,15d
に操作した場合につき説明するに、この場合油圧
源8からの流体は油圧駆動回路6aの選択回路1
0aを逆止弁12a、切換弁15aを順次介して
油圧モータ4aに流入し、同時に油圧源8の流体
はパイロツト回路17を介してブレーキ装置18
に作用するので該油圧モータ4aはドラム5aを
駆動して左方のワイヤ3aを巻取り、ブーム2を
左方に旋回させる。該ブーム2の旋回に伴ない右
方のワイヤ3bはドラム5bから引き出され、該
ドラム5bと一体の油圧モータ4bが回転される
が、該油圧モータ4bの油圧駆動回路6bの選択
回路10bは前記切換弁7の操作によりタンク9
へと接続されておりまた該選択回路6bの特殊リ
リーフ弁14bが他方の選択回路10aの圧力に
より開かれるので該モータ4bはポンプとして比
較的自由に回転出来る。而してワイヤ3aの牽引
長さとワイヤ3bの繰り出し長さは一致せず、油
圧モータ4aの回転数がこれと同形の油圧モータ
4bの回転数と不一致となるが、この場合ポンプ
として作動する油圧モータ4bにはタンク回路1
1を介して油圧ポンプ4aの吐出側から或はタン
ク9から過不足なく流量が供給され、ワイヤ3b
の繰り出し長さに応じた回転を該油圧モータ4b
に行なわせ得る。
また船の横揺れに伴なう負荷の揺動等によりブ
ーム2の旋回方向に力が加わつた場合、ワイヤ3
aが緩んで駆動中の油圧モータ4aの負荷軽減が
生じるので駆動回路6aの選択回路10aの圧力
が小さくなり、該選択回路10aの圧力が導入さ
れた駆動回路6bの特殊リリーフ弁14bはその
針弁22がばね20に押されて第2圧力室28へ
の開口を狭めるため駆動回路6bの選択回路10
bのタンク戻り圧力を高める。その結果油圧モー
タ4bに流体の制動が掛つてワイヤ3bに張力を
発生するのでブーム2は負荷の揺動による旋回方
向への自由な旋回が阻止され、荷役中の安全性が
高められる。
尚、切換弁7を位置7aに切換えればブーム2
は逆方向に旋回され、このときの作動も前記した
場合と略同様である。
さらにワイヤ3a,3bに緩みが生じた場合例
えば切換弁7を位置7aとし、切換弁15aを位
置15cに入れればワイヤ3aがドラム5aに巻
取られ、また切換弁15bを位置15eに入れれ
ばワイヤ3bがドラム5bに巻取られるのでワイ
ヤ3a,3bの緩みを除去することが出来、また
切換弁15a,15bを位置15f,15dとす
ることにより各ワイヤ3a,3bを緩めることが
出来る。そしてかかる切換弁15a,15bを設
けることにより、ブーム2が船舶に使用時に於て
取付けされ不使用時には取外される式のものであ
る場合ワイヤ3a,3bを張り或は緩める操作を
任意に行なえ使用上便利である。
このように本考案によるときは各油圧モータの
各油圧駆動回路を切換弁で油圧源とタンクとに選
択接続される選択回路と恒常的にタンクに連らな
るタンク回路とで構成し、各選択回路を通つてタ
ンクへ戻る流体の圧力を他方の選択回路の圧力の
上昇によれば低下するように特殊リリーフ弁で制
御したのでブームの旋回による左右のワイヤの牽
引長さと繰出し長さに差異を生じても不都合なく
旋回させ得、またブームに旋回方向の力が作用し
た場合にも不必要な旋回が防止されて安全であ
り、その操作を1人のオペレータで切換弁を制御
するだけで行なえるので作業性が向上し、さらに
各油圧駆動回路に切換弁15a,15bを設けた
ので各ワイヤを張り或は緩める操作を任意に行な
えてブームの取付け取外し等に際して便利となる
等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の実施例の線図、第2図は
本考案装置に用いられる特殊リリーフ弁の1例の
截断側面図である。 1……根部、2……ブーム、3a,3b……ワ
イヤ、4a,4b……油圧モータ、5a,5b…
…ドラム、6a,6b……油圧駆動回路、7……
切換弁、8……油圧源、9……タンク、10a,
10b……選択回路、11……タンク回路、12
a,12b……逆止弁、13a,13b……バイ
パス、14a,14b……特殊リリーフ弁、15
a,15b……切換弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 根部1を回動自在に軸着したブーム2を左右の
    ワイヤ3a,3bを牽引して旋回するようにした
    ものに於て、各左右のワイヤ3a,3bを油圧モ
    ータ4a,4bに接続したドラム5a,5bに捲
    回し、両油圧モータ4a,4bの油圧駆動回路6
    a,6bを、切換弁7を介して油圧源8とタンク
    9とに選択的に接続され且つ一方が油圧源8と他
    方がタンク9に接続される選択回路10a,10
    bと、恒常的にタンク9に接続されるタンク回路
    11とで構成し、各選択回路10a,10bに油
    圧モータ4a,4bからタンク9への流れを阻止
    する逆止弁12a,12bを介在させると共に該
    逆止弁12a,12bと並列に油圧モータ4a,
    4bからタンク9へ連らなるバイパス13a,1
    3bを設け、該バイパス13a,13bに他方の
    油圧回路の選択回路の流体圧力を降下させるべく
    制御する特殊リリーフ弁14a,14bを設け、
    さらに各油圧回路6a,6bの選択回路10a,
    10bとタンク回路11に各油圧モータ4a,4
    bの逆転を可能とすべく切換弁15a,15bを
    設けて成るブーム旋回ウインチ用油圧装置。
JP13377182U 1982-09-04 1982-09-04 ブ−ム旋回ウインチ用油圧装置 Granted JPS5940291U (ja)

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JPS5940291U JPS5940291U (ja) 1984-03-14
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JP13377182U Granted JPS5940291U (ja) 1982-09-04 1982-09-04 ブ−ム旋回ウインチ用油圧装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5838531U (ja) * 1981-09-08 1983-03-12 日清製粉株式会社 紙袋
JPS5838530U (ja) * 1981-09-08 1983-03-12 日清製粉株式会社 紙袋

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JPS5940291U (ja) 1984-03-14

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