JP2694300B2 - 油圧漁撈ウインチ駆動装置 - Google Patents

油圧漁撈ウインチ駆動装置

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JP2694300B2 JP30298189A JP30298189A JP2694300B2 JP 2694300 B2 JP2694300 B2 JP 2694300B2 JP 30298189 A JP30298189 A JP 30298189A JP 30298189 A JP30298189 A JP 30298189A JP 2694300 B2 JP2694300 B2 JP 2694300B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、油圧漁撈ウインチ駆動装置、特に副ドラム
に巻取つたワイヤを主ドラムに巻返す作業を行う駆動装
置に関する。
〔従来の技術〕
巻網漁船では、例えば第5図に示す如く船上の主ドラ
ム56と副ドラム57とでロープ61を介して網につながる環
62に挿通したワイヤ58をほぼ等長巻取り(網底を絞る環
締作業)、その際船尾から網が上がるにつれてロープ61
を環62から外し、環62が残り約1/3になつた時ワイヤ巻
返し作業を行つて、その後の主ドラム56による投網に備
える。第5図に示す直列型ダブルパースウインチ方式で
は、前述の環締作業は圧力補償機構付流量方向制御弁5
1,52を機能位置Aにとつて、油圧モータ53,54を油圧源5
5からの作動油で駆動し、両ドラム56,57でワイヤ58をほ
ぼ等長巻取つている。又、ワイヤ巻返し作業は環締作業
が終わつたところで、圧力補償機構付流量方向制御弁52
を中立位置にとり、副ドラム57のクラッチ59を脱にして
手動によるバンドブレーキ60操作で巻返しに必要な張力
調整を行いながら、副ドラム57に巻取られたワイヤ58を
主ドラム56に巻取つていた。
第6図及び第7図に示す油圧トロールウインチ駆動装
置(実開昭60-142290号)は、マーチング作業のための
ロープ巻返し作業(2方向)を油圧で行つている。第6
図に示すものは、油圧モータ74,74′とカウンタバラン
ス弁81,81′とをつなぐ流路80,80′を方向切換弁72、調
圧弁82を介して低圧側流路83に接続している。第7図に
示すものは、油圧モータ74,74′とカウンタバランス弁8
1,81′とをつなぐ流路80,80′と低圧側流路83とを、リ
リーフ弁84,84′を介装した流路85,85′で接続し、リリ
ーフ弁84,84′のベントポートと低圧側流路83とを、方
向切換弁72、調圧弁82を介装したベント回路86で接続し
ている。
両装置は共に、マーキング作業を行う前に、まずロー
プ巻取り側、例えば右側の圧力補償機構付流量方向制御
弁71を機能位置Aに、左側の圧力補償機構付流量方向制
御弁71′を機能位置Bに、方向切換弁72を中立位置にと
り、油圧源73からの作動油で油圧モータ74を駆動してド
ラム75でドラム75′に巻取られているロープ76を巻取
る。ロープ巻取りが終わると、左側の圧力補償機構付流
量方向制御弁71′を機能位置Aに、右側の圧力補償機構
付流量方向制御弁71を中立位置に、方向切換弁72を機能
位置Bにとつて、マーキング作業を施行するためのロー
プ巻返し作業(主ドラムによる投網のためのワイヤ巻返
し作業に対応する)を行つていた。ロープ巻返し作業で
は、左側の油圧モータ74′はドラム75′を駆動してドラ
ム75のロープ76を巻取るので、右側の油圧モータ74はポ
ンピングして低圧油をチェック弁78から吸入する。そし
てポンピングする油圧モータ74から流路80に吐出された
作動油は、第6図に示すものでは方向切換弁72、調圧弁
82を経て低圧側流路83へ流れるので、流路80の圧力は調
圧弁82の設定圧力となり、第7図に示すものでは、リリ
ーフ弁84を経て低圧側流路83へ流れ、その際流路80の圧
力は、リリーフ弁84のベントポートが方向切換弁72、調
圧弁82を介して低圧側流路83に連通しているので調圧弁
82の設定圧力となる。従つて、両装置はロープ76を調圧
弁82の設定圧力に応じた張力で張設してドラム75′に巻
取つている。このようにロープ巻返し作業の発停及び巻
返し速度は巻取側の流量方向制御弁の操作により行われ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
第5図に示す油圧回路では、バンドブレーキ操作でワ
イヤ巻返しに必要な張力調整を行つていたので、次のよ
うな不都合があつた。
(1)副ドラム57のブレーキランニングが摩耗する。
(2)ブレーキ力は、ブレーキドラムとブレーキランニ
ングの摩擦面の状態(面粗度、温度変化等)によつて変
化し、均一なブレーキ力が得られないため、円滑な巻返
しができない。
(3)バンドブレーキ操作と圧力補償機構付流量方向制
御弁操作にそれぞれ人手を要する。
第6図及び第7図に示す油圧トロールウインチ駆動装
置では、ロープ巻返しに必要な張力調整を油圧で行つて
いるのでバンドブレーキ操作による前述の不都合は解消
できるが、第6図に示す装置はロープ巻返し操作にチェ
ック弁78,78′を介装した管路及び方向切換弁72、調圧
弁82を介装した管路を油圧モータ74,74′に直結しなけ
ればならないので、これらの弁が大型になると共に、大
径の管路が必要となる。第7図の油圧回路は第6図のも
のに比べ、方向切換弁72と調圧弁82がリリーフ弁84,8
4′のベントポートにつながるので小型化できるが、新
たにリリーフ弁84,84′を設ける必要がある。しかもこ
のリリーフ弁84,84′とチェック弁78,78′はそれぞれ油
圧モータ74,74′に直結するので大型となり、又、これ
らの弁を介装する管路も大径となる。従つて、第6図及
び第7図に示す装置は、構造が複雑で大型化すると共に
製作費が高騰する不都合がある。
本発明は前記の点に鑑みてなされたもので、バンドブ
レーキによる前述の欠点を解消すると共に、ワイヤの巻
返し操作に使用する弁の数を最少となし、且つ装置のコ
ンパクト化及び製作費の低減を図ることができる漁撈ウ
インチ駆動装置の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本発明の油圧漁撈ウインチ駆
動装置においては、それぞれドラムを連結した2台の油
圧モータを油圧源に直列又は並列に接続せしめ、且つ各
油圧モータにカウンタバランス弁及び圧力補償機構付流
量方向制御弁を配設した油圧漁撈ウインチ駆動装置にお
いて、少くとも一方の圧力補償機構付流量方向制御弁に
はカウンタバランス弁につながるアクチュエータポート
の圧力(巻込圧力)を規制するための調圧弁を、開閉弁
及び圧力補償機構付流量方向制御弁の流量方向切換弁を
介して前記アクチュエータポートに接続したことを特徴
とするものである。
〔作用〕
ワイヤ巻返し作業を行うには、まず、開閉弁20を開弁
して巻込側の圧力補償機構付流量方向制御弁2の流量方
向切換弁11と調圧弁21とを接続する。ここで、巻込側の
圧力補償機構付流量方向制御弁2のみ中立位置から巻込
側へ最大限切換えると、圧力補償機構付流量方向制御弁
2のアクチュエータポートと調圧弁21とが連通すると共
に、圧力補償機構により切換量に応じた油量が油圧モー
タ4に供給される。ところが巻込圧力が調圧弁21の設定
圧力に達すると、調圧弁21が作動してパイロット油はタ
ンクへ還流する。即ち、調圧弁21が作動中は圧力補償機
構のセット圧力が低下して弁が開き、油圧源1からの圧
油はタンクへ流れ、油圧モータ4への流れは生じない。
巻込側ドラム5は巻出側ドラム6のワイヤ25を調圧弁
21の設定圧力に応じた巻返し張力で、しかも最大切換位
置に応じた速度で巻取ろうとするが、巻出側の圧力補償
機構付流量方向制御弁2′が中立位置をとるので、ワイ
ヤ25は巻出側のカウンタバランス弁3′により巻返し張
力で張設されたまま停止している。巻出側の圧力補償機
構付流量方向制御弁2′を中立位置から巻出側に切換え
ると、巻出側のカウンタバランス弁3′にパイロット圧
が導かれカウンタバランス弁3′が作動し、ワイヤ25は
前記巻返し張力で張設されたまま巻出側の圧力補償機構
付流量方向制御弁2′の切換位置に応じた速度で巻込側
ドラム5に巻取られていく。
巻出側の圧力補償機構付流量方向制御弁2′を中立位
置に戻すと、パイロット圧の供給を断たれた巻出側のカ
ウンタバランス弁3′によりワイヤ25は巻返し張力で張
設された状態にて停止する。このようにワイヤ巻返し作
業の発停及び巻返し速度は巻出側の圧力補償機構付流量
方向制御弁2′の操作により行われる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1図は
直列型ウインチ駆動回路で、1は油圧源、2,2′は従来
と同様に圧力補償機構付流量方向制御弁である。3,3′
はカウンタバランス弁、4,4′は油圧モータ、5は主ド
ラム、6は副ドラムである。ドラム5,6は一端にバンド
ブレーキ7,7′を他端にクラッチ8,8′を設け、クラッチ
8,8′、歯車機構9,9′を介して油圧モータ4,4′に連結
している。
圧力補償機構付流量方向制御弁2,2′は第2図に示す
ようにPポート、Rポート、アクチュエータポートであ
るAポート、Bポート、DRポート及びP1ポートを有する
6ポート3位置の流量方向切換弁11、この流量方向切換
弁11とP1ポートをつなぐパイロット通路12に設けた絞り
13、絞り13の下流をばね26側に接続され且つ流量方向切
換弁11とPポートとをつなぐ通路14と流量方向切換弁11
とRポートをつなぐ通路19にまたがる通路23に流量方向
切換弁11の絞り15前後の差圧力がばね26の付勢力(実質
的に一定)と釣合うように作動する圧力補償弁16及び圧
力補償弁16のばね26側と絞り13とをつなぐ通路に介装す
るリリーフ弁18を備えている。そして、圧力補償機構付
流量方向制御弁2′のP1ポートは閉塞されているが、圧
力補償機構付流量方向制御弁2のP1ポートは、第1図に
示すように開閉弁20、調圧弁21を介してタンク22に接続
されている。このため、圧力補償機構付流量方向制御弁
2の巻込圧力は、調圧弁21の巻返し作業に必要な設定圧
力がリリーフ弁18の環締作業に必要な設定圧力よりも低
いため、開閉弁20の開弁によつて調圧弁21の設定圧力と
なる。
いま、開閉弁20を閉じた状態で圧力補償機構付流量方
向制御弁2,2′を中立位置から機能位置Aへ等量切換え
ると、油圧源1からの作動油は圧力補償機構付流量方向
制御弁2、カウンタバランス弁3のチェック弁24、油圧
モータ4、圧力補償機構付流量方向制御弁2,2′、カウ
ンタバランス弁3′のチェック弁24′、油圧モータ
4′、圧力補償機構付流量方向制御弁2′を通つてタン
ク22へ還流し、油圧モータ4,4′はドラム5,6を駆動して
ワイヤ25をほぼ等長巻取つていく。これとは逆に圧力補
償機構付流量方向制御弁2,2′を機能位置Bに切換える
と、両ドラム5,6からワイヤ25が巻出されることにな
る。
ワイヤ巻返し作業を行うには、まず、開閉弁20を開弁
して巻込側の圧力補償機構付流量方向制御弁2のP1ポー
トと調圧弁21とを接続する。これにより第1図及び第2
図に示すように、パイロット通路12に介装するリリーフ
弁18と調圧弁21が並列に接続される。調圧弁21の設定圧
力はリリーフ弁18の設定圧力よりも低く設定してあるの
で、圧力補償機構付流量方向制御弁2を巻込側に操作し
た時の巻込圧力は調圧弁21の圧力に設定される。ここ
で、巻込側の圧力補償機構付流量方向制御弁2のみ中立
位置から機能位置Aに最大限切換えると、巻込圧力(A
ポート圧力)はパイロット通路12の絞り13を介して調圧
弁21、リリーフ弁18、圧力補償弁16のばね26側に作用す
る。圧力補償弁16は流量方向切換弁11の絞り15の前後の
差圧力がばね26の付勢力(実質的に一定)と釣合うよう
に弁を開閉させることにより絞り15の開度に比例した一
定油量を油圧モータ4に供給しながら余剰油量をRポー
トにブリードオフさせる動きをする。
今、巻込圧力が調圧弁21の設定圧力に達すると、調圧
弁21が作動してパイロット油はタンクに還流する。この
パイロット油は引続き流入し続けるが絞り13の前後に圧
力差が発生し圧力補償弁16のばね26側の圧力が低下し弁
は開となり、Pポートからの流入油は油路14、油路23の
圧力補償弁16、油路19を介してRポートに全量ブリード
オフされ、Aポートへの流れは生じない。ただし、巻込
圧力は調圧弁21の設定圧力を保つ程度に圧力補償弁16が
閉じて巻込圧力を調圧弁21の設定圧力に維持する。よつ
て、油圧モータ4は副ドラム6に巻取られているワイヤ
25を調圧弁21の設定圧力に応じた張力でしかも最大切換
位置に応じた速度で主ドラム5に巻取ろうとするが、圧
力補償機構付流量方向制御弁2′は中立位置をとつてい
るので、カウンタバランス弁3′によりワイヤ25は前記
張力で張設されたまま停止している。ここで、圧力補償
機構付流量方向制御弁2′を機能位置Bに切換えると、
圧力補償機構付流量方向制御弁2からの作動油は圧力補
償機構付流量方向制御弁2′、油圧モータ4′、カウン
タバランス弁3′、流量方向制御弁2′を通つてタンク
22へ還流し、カウンタバランス弁3′にパイロット圧が
導かれカウンタバランス弁3′が作動し、ワイヤ25は調
圧弁21の設定圧力に応じた張力で主ドラム5に巻取られ
ていく。その巻取速度は巻込側の圧力変動に関係なく圧
力補償機構付流量方向制御弁2′の機能位置への切換量
に応じた速度となる。その理由は、巻出側の圧力補償機
構付流量方向制御弁2′の圧力補償弁16は前述のように
絞り15前後の差圧力が一定となるように作動するので、
巻込側の圧力変動に関係なく絞り15の開度に応じた流
量、つまり巻出側の圧力補償機構付流量方向制御弁2′
の機能位置への切換量に応じた流量を油圧モータ4′へ
供給するからである。
第3図は並列型ウインチ駆動回路の例を示す。このも
のは並列型ゆえ、油圧モータ4,4′には圧力補償機構付
流量方向制御弁2,2′の操作で直接油圧源1からの作動
油が供給され、又、圧力補償機構付流量方向制御弁2,
2′がメータイン制御とする点で第1図のものと相違す
るが、その他の構成は同じであつて、第1図の直列型と
同様の作用が得られる。尚、第1図及び第2図に示すも
のと対応する部分に同一符号を付して重複する説明を省
略する。
もつとも圧力補償機構付流量方向制御弁2,2′の具体
的構成が第2図のものと異なつている。詳細を第4図に
示す。
流量方向切換弁11とPポートとをつなぐ通路14に圧力
補償弁16が入り第1図の通路23がなくなることにより中
立状態においてはPポートブロックとなる。
今、開閉弁20を開弁して圧力補償機構付流量方向制御
弁2を機能位置Aへ最大限切換える。巻込圧力(アクチ
ュエータポートAの圧力)がパイロット通路12の絞り13
を介して調圧弁21、リリーフ弁18、圧力補償弁16のばね
26側に第2図と同様に作用し圧力補償弁16は流量方向切
換弁11の絞り15の前後の差圧力がばね26の付勢力と釣合
うようにPポートからの流入油量を圧力補償弁16の開閉
によりメータイン制御する。このため巻込側の圧力変動
に関係なく最大切換位置に比例した速度で巻取ろうとす
る。
今、巻込圧力が上昇して調圧弁21の設定圧力に達する
と第2図で述べたと同じように調圧弁21が作動して低圧
になつたばね26側に圧力補償弁16が押されPポートから
の流入油は遮断されAポートへは流れなくなる。ただ
し、巻込圧力は調圧弁21の設定圧力を保持する程度に圧
力補償弁16が閉じて巻込圧力を調圧弁21の設定圧力に維
持する。よつて第1図と同様に巻込側ドラム5は巻出側
ドラム6のワイヤ25を調圧弁21の設定圧力に応じた巻返
し張力で張設したまま巻出側のカウンタバランス弁3′
で保持され停止している。後は圧力補償機構付流量方向
制御弁2′を巻出側に操作すると第1図と同様の作動に
より巻返しが行える。
流量方向制御弁2,2′は圧力補償機構付のため、本実
施例では圧力補償機構を利用して巻返し張力(巻込圧
力)設定用に流用している。このため、巻返し操作用と
して巻込圧力設定のために外部圧力設定回路を追加すれ
ばよい。この外部圧力設定回路は実施例では両流量方向
制御弁2,2′の片方に設けているが、両方に設けること
で逆方向への巻返しもできる。又、実施例ではダブルパ
ースウインチ方式の一例を示したが、本発明は副ドラム
を旋回式ワイヤリールに置き換えた片環巻片パースウイ
ンチ方式にも適用できる。
〔発明の効果〕
本発明は、以上説明したように構成されているので、
下記するような効果を奏する。
(1)主ドラムによる投網に備えるためのワイヤ巻返し
操作を油圧制御で行えるようにしているので、バンドブ
レーキ操作による前述の欠点を解消できる。
(2)ワイヤ巻返し操作における巻込圧力設定は圧力補
償機構付流量方向制御弁に組込まれている圧力補償機構
を利用できるので、ワイヤ巻返し操作は、開閉弁と調圧
弁とを配設した小口径の外部圧力設定回路の追加だけで
可能となる。従つて、弁の数が最少となり、しかも装置
のコンパクト化と製作費の低減を図ることができる。
(3)従来の油圧トロールウインチ駆動装置では巻返し
途中で停止した際、油圧モータ、バルブからのリークに
連れてロープが緩む。本発明では巻込側の圧力補償機構
付流量方向制御弁は停止時においても巻込側に倒しつぱ
なしのため、ワイヤは張設されたまま停止できワイヤの
緩みが発生しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の油圧回路図、第2図は第1図
における巻込側圧力補償機構付流量方向制御弁の内部油
圧回路図、第3図は本発明の他の実施例の油圧回路図、
第4図は第3図における巻込側圧力補償機構付流量方向
制御弁の内部油圧回路図、第5図、第6図及び第7図は
それぞれ従来品の油圧回路図である。 1……油圧源、2,2′……圧力補償機構付流量方向制御
弁、3,3′……カウンタバランス弁、4,4′……油圧モー
タ、5,6……ドラム、11……流量方向切換弁、20……開
閉弁、21……調圧弁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれドラムを連結した2台の油圧モー
    タを油圧源に直列又は並列に接続せしめ、且つ各油圧モ
    ータにカウンタバランス弁及び圧力補償機構付流量方向
    制御弁を配設した油圧漁撈ウインチ駆動装置において、
    少くとも一方の圧力補償機構付流量方向制御弁にはカウ
    ンタバランス弁につながるアクチュエータポートの圧力
    (巻込圧力)を規制するための調圧弁を、開閉弁及び圧
    力補償機構付流量方向制御弁の流量方向切換弁を介して
    前記アクチュエータポートに接続したことを特徴とする
    油圧漁撈ウインチ駆動装置。
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