JPH01202939A - コードレス電話装置の空きチャネル判定方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はコードレス電話装置の空きチャネル判定方式に
関する。

（従来の技術） 第２図はコードレス電話装置の概略構成を例示しており
、各有線回線２１−１〜２１−ｎに接続された各接続装
置２２−１〜２２−ｎと、各接続装置２２−１〜２２−
ｎに無線回線を介して接続される各無ａ電話機２３−１
〜２３−ｍとを備えて構成される。このコードレス電話
装置では、各接続装置２２−１〜２２−ｎと各無線電話
機２３−１〜２３−ｍ間を接続する無線回線のチャネル
を共用するマルチプルアクセス方式が適用される。例え
ば、無線回線は１つの制御チャネルと複数の通話チャネ
ルからなる。そして、接続装置と無線電話８１間で制御
信号を送受する場合は、前記制御チャネルが空き状態で
あることを確認してから該制御チャネルを使用する。ま
た、接続装置と無線電話機間で通話信号を送受する場合
は、前記各通話チャネルのうちのいずれかが空き状態で
あることを確認してから空き状態の通話チャネルを使用
する。

第３図は従来の無線電話機を示すブロック図である。こ
の無線電話機における制御部１は、受信８１２と送信機
３を制御チャネルおよび空き状態の通話チャネルのうち
のいずれかに切替えて動作させる。通話チャネルの場合
、送話器４から送出された通話信号は送信機３を介して
送信アンテナ５から送信され、接続装置で受信されて有
線回線に送出される。また、有線回線からの通話信号は
接続８１２から送信され、受信アンテナ６を介して受信
橢２で受信されて受話器７に加えられる。制御チャネル
の場合、制御部１から送出された制御信号は送信機３を
介して送信アンテナ５から送信され、接続装置で受信さ
れる。また接続装置から送信された制御信号は、受信ア
ンテナ６を介して受信機２で受信されて制御部１に加え
られる。

ここで、この無線電話機では所定の無線チャネルを用い
る場合、制御部１は受信機２を所定の無線チャネルで動
作させる。受信橢２は受信アンテナ６からの受信入力を
復調するとともに、受信入力による高周波を直流検波回
路８に加える。直流検波回路８はこの高周波を入力する
と、この高周波のレベルつまり受信電界強度に対応する
直流電圧をレベル弁別回路９に加える。レベル弁別回路
９はこの直流電圧が予め設定された基準電圧以上である
か否かを検出し、この検出結果を示す信号を制御部１に
加える。制御部１は前記直流電圧が基準電圧以上でない
ことを示す信号を入力すると、受信電界強度が基準電圧
に対応するしきい値よりも低いことから所定の無線チャ
ネルが空き状態であると判定する。そして、制御部１は
所定の無線チャネルが空き状態でおれば送信Ｉａ３を該
無線チャネルで動作させる。これにより、この無線電話
機は所定の無線チャネルで通信を行うことができる。

しかしながら、第２図において、例えば接続装置２２−
１と無線電話［２３−１間で通話信号を′　搬送波周波
数ｆ１の通話チャネルで送受するとともに、接続装置２
２−３と無ｍ電話機２３−３間で通話信号を搬送波周波
数ｆ２の通話チャネルで送受している場合、これらの搬
送波が干渉して次式（１）または（２）に示すような周
波ｔ！ｉｆＲの電波を生ずる。

２ｆ　　−ｆ　　＝ｆ　　　・・・（１）２Ｒ ２ｆ　　−ｆ　　＝ｆ　　　・・・（２）１Ｒ そして、この周波数ｆＲが前記所定の無線チャネルの搬
送波周波数とほぼ等しかった場合、無線電話ｉ２３にお
ける所定の′Ｒａチャネルに設定された受信１１２は、
受信アンテナ６からの周波数ｆＲの受信入力を復調する
とともに、この受信入力による高周波を直流検波回路８
に加える。したがって、直流検波回路８からは直流電圧
が出力され、レベル弁別回路９によってこの直流電圧が
基準電圧以上であると検出された場合は、制御部１は所
定の無線チャネルが空き状態でないと判定する。

このため、この無線電話１２３−２は該無線チャネルで
通信を行うことができなくなる。

（発明が解決しようとする課題） このように従来のコードレス電話装置では、複数の無線
チャネルの搬送波が干渉し、この干渉波の周波数が所定
の無線チャネルの搬送波周波数にほぼ等しかった場合、
該干渉波を受信している無線電話機は、所定の無線チャ
ネルが空き状態でないと判定してしまい、所定の無線チ
ャネルで通信を行うことができなくなるという問題点が
あった。

そこで、本光明は無線チャネルが空き状態であるか否か
を確実に判定することが可能なコードレス電話装置の空
きチャネル判定方式を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は、有線回線に接続される接続装置と、この接続
装置に無線回線を介して接続される無線電話機とを備え
、前記接続装置と前記無線電話機間で複数の無線チャネ
ルのうち所定の無線チャネルにより通信を行うに際し、
前記所定の無線チャネルが空き状態であるか否かを判定
するコードレス電話装置の空きチャネル判定方式におい
て、前記ｆｉ線回線からの受信入力のレベルを減衰する
減衰手段と、前記受信入力より前記所定の無線チャネル
についての受信電界強度を検出する検出手段と、この検
出手段によって検出された受信電界強度が予め設定され
たしきい値以上でない場合、および該受信電界強度がし
きい値以上であっても、前記減衰手段によって受信入力
を適宜に減衰させたときに、前記受信電界強度が前記受
信入力の減衰量に対して予測されるレベルよりも低下し
た場合は、前記所定の無線チャネルが空き状態であると
判定する判定手段とを前記接続装置および前記無線電話
はのうちの少なくとも一方に備えたことを特徴とする。

（作用） 本発明によれば、所定の無線チャネル以外の他の各無線
チャネルの搬送波が干渉し、この干渉波の周波数が所定
の無線チャネルの搬送波周波数にほぼ等しい場合、これ
により所定の無線チャネルについての受信電界強度がし
きい値以上になっても、減衰手段によって受信入力を適
宜に減衰させたときに、受信電界強度が予測されるレベ
ルよりも低下すると、所定のｆｉ線チャネルが空き状態
であると判定される。

（実施例） 以下、本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明
する。

第１図は本発明を適用したコードレス電話装置における
無線電話機の一実施゛例を示すブロック図である。この
実施例では、第３図に示した従来の無線電話機において
受信アンテナ６と受信１１２間に可変減衰器１１を挿入
するとともに、直流検波回路８と制御部１間にアナログ
デジタル変換器（以下Ａ／Ｄ変換器と称す）１２を挿入
して構成される。なお、第１図において第３図に示した
従来の無Ｓ電話機と同揉の作用をなす部分には説明の便
宜上同じ符号を付す。・また、この実施例の無線電話機
は、第２図における各無線電話１１１２３−１〜２３−
ｍとして用いられる。

可変減衰器１１は受信アンテナ６からの受信入力のレベ
ルを減衰するものであり、減衰することにより受信入力
に歪みを生じない特性を有する。

また、この可変減衰器１１は制御部１の制御により受信
入力のレベルを適宜に減衰させる。

Ａ／Ｄ変換器１２は直流検波回路８からの直流電圧をア
ナログデジタル変換し、この直流電圧を示す信号を制御
部１に加える。したがって、制御部１はこの信号に基づ
いて前記直流電圧に対応する受信電界強度を判定するこ
とができる。

いま、例えば第２図に示す無８電話機２３−１、では、
所定の無線チャネルを使用しようとする場合、この無Ｂ
電話機２３−１における制御部１は受信機２を所定の無
線チャネルで動作させる。受信機２は受信アンテナ６か
ら可変減衰器１１を介しての受信入力を復調するととも
に、受信入力による高周波を直流検波回路８に加える。

直流検波回路８はこの高周波のレベルつまり受信電界強
度に対応する直流電圧をレベル弁別回路９およびＡ／Ｄ
変換器１２に加える。

ここで、レベル弁別回路９は前記直流電圧が予め設定さ
れた基準電圧以上でないことを検出すると、この旨を示
す信号を制御部１に加える。この場合、制御部１は前記
信号を入力すると、受信電界強度が基準電圧に対応する
しきい値よりも低りことから所定の無線チャネルが空き
状態であると判定する。そして、制御部１は所定の無線
チャネルで送信機３を動作させることにより、この無線
電話機２３−１が所定の無線チャネルで通信を行える。

次に、他の各Ｒ線電話機２３−２〜２３−ｍのうちのい
ずれかにより所定の無線チャネルが使用されている場合
、無線電話機２３−１における受信機２が所定の無線チ
ャネルで動作しているので、レベル弁別回路９は直流検
波回路８からの受信電界強度に対応する直流電圧が基準
電圧以上であることを検出し、この旨を示す信号を制御
部１に加える。制御部１はこの信号を入力すると、受信
電界強度が基？＄雷電圧対応するしきい値以上であるこ
とを判定する。そして、制御部１はこの判定をなすと、
Ａ／Ｄ変換器１２からの信号によって示される受信電界
強度として例えばａｄＢμＶを記憶する。この後、制御
部１は可変減衰器１１を制御することにより、受信ａ２
に加えられる受信入力を例えばΔｋｄＢμＶ減衰させる
。このとき、制御部１はＡ／Ｄ変換器１２からの信号に
よって示される受信電界強度ガ例えばｂ　ｄＢ、ｃｚ　
Ｖに低下すると、ａ−ｂ＝Δにであるかどうかを判定す
る。ここで、受信入力が所定の無線チャネルの搬送波を
有しているならば、上式ａ−ｂ＝Δｋが成立する。この
ため、制御部１は上式ａ−ｂ＝Δｋが成立すれば、所定
の無線チャネルが他の無線電話機２３−２〜２３−ｍの
うちのいずれかにより使用されていると判断し、当該無
線電話１１Ｍ２３−１を待機状態に維持する。

次に、他の無線電話ｆ１２３−２〜２３−ｍのうちの複
数の無線電話機が通信を行っており、使用されているそ
れぞれの無線チャネルの搬送波から３次以上の相互変調
による干渉波を生じ、この干渉波が所定の無線チャネル
の搬送波の周波数とほぼ等しいとする。この場合、無線
電話８２３−１における受信１ｆｉ２が所定の無線チャ
ネルで動作しているので、直流検波回路８は干渉波のレ
ベルに対応する直′ｔＮ電圧をレベル弁別回路９に加え
る。

レベル弁別回路９はこの直流電圧が基準電圧以上である
ことを検出し、この旨を示す信号を制御部１に加える。

制御部１はこの信号入力すると、受信電界強度が基準電
圧に対応するしきい値以上であることを判定する。そし
て、制御部１はこの判定をなすと、Ａ／Ｄ変換器１２か
らの信号によって示される受信電界強度として例えばａ
’　ｄＢｕＶを記・ｌする。この後、制御部１は可変減
衰器１１を制御することにより、受信機２に加えられる
受信入力を例えばΔに’ｄＢμＶ減衰させる。このとき
、制御部１はＡ／Ｄ変換器１２からの信号によって示さ
れる受信電界強度が例えばｂ’ｄＢμ■に低下すると、
ａ’　−ｂ’　≧３Δに′であるかどうかを判定する。

ここで、受信入力が３次以上の相互変調積であれば、上
式ａ　Ｌ　　　ｐ　／　≧３Δに′が成立する。このた
め、制御部１は上式ａ′−ｂ′≧３Δに′が成立すれば
、受信電界強度がしきい値以上であっても、所定の無線
チャネルが空き状態であると判断する。そして、制御部
１は所定の無線チャネルで送信様３を動作させることに
より、この無線電話［２３−１が所定の無線チャネルで
通信を行える。

このように本実施例では、無線電話■が所定の無線チャ
ネルを使用しようとする場合、受信電界強度がしきい値
以上でない場合に所定の無線チャネルが空き状態である
と判断するとともに、受信電界強度がしきい値以上であ
っても、受信入力の減衰量に対する受信電界強度の減衰
量に基づいて所定の無線チャネルが空き状態であること
を判定することができる。このため、所定の無線チャネ
ルが空ぎ状態であることを確実に判定することが可能と
なる。

なお、本実施例では無線電話機に直流検波回路、レベル
弁別回路、可変減衰器、Ａ／Ｄ変換器および制御部等を
備えているが、これらを接続装置もしくは無線電話機に
備え、これにより接続装置で、あるいは接続装置と無線
電話機で無線チャネルが空き状態であるか否かを判定す
るようにしてもよい。

〔発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、所定の無線チャネ
ルについての受信電界強度がしきい値以上であっても、
受信入力の減衰Ｏに対する受信電界強度の減衰ｉに基づ
いて所定の無線チャネルが空き状態であることを判定で
きるため、所定の無線チャネルが空き状態であると確実
に判定することが可能なコードレス電話装置の空きチャ
ネル方式を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図本発明を適用したコードレス電話装置における無
線電話ｎの一実施例を示すブロック図、第２図コードレ
ス電話装置の概１１１１５構成を例示するブロック図、
第３図従来の無腺電話様を示すブロック図である。 １・・・制御部、２・・・受信ぼ、３・・・送信□、４
・・・送話器、５・・・送信アンテナ、６・・・受信ア
ンテナ、７・・・受話器、８・・・直流検波回路、９・
・・レベル弁別回路、１１・・・可変減衰器、１２・・
・アナログデジタル変換別、２１−１〜２１−ｎ・・・
有線回線、２２−１〜２２−　ｎ−・・接ｆ−装置、２
３−１〜２３−　ｍ　−・・無線電話機。 第１図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 有線回線に接続される接続装置と、この接続装置に無線
   回線を介して接続される無線電話機とを備え、前記接続
   装置と前記無線電話機間で複数の無線チャネルのうち所
   定の無線チャネルにより通信を行うに際し、前記所定の
   無線チャネルが空き状態であるか否かを判定するコード
   レス電話装置の空きチャネル判定方式において、 前記無線回線からの受信入力のレベルを減衰する減衰手
   段と、 前記受信入力より前記所定の無線チャネルについての受
   信電界強度を検出する検出手段と、この検出手段によつ
   て検出された受信電界強度が予め設定されたしきい値以
   上でない場合、および該受信電界強度がしきい値以上で
   あっても、前記減衰手段によつて受信入力を適宜に減衰
   させたときに、前記受信電界強度が前記受信入力の減衰
   量に対して予測されるレベルよりも低下した場合は、前
   記所定の無線チャネルが空き状態であると判定する判定
   手段と を前記接続装置および前記無線電話機のうちの少なくと
   も一方に備えたことを特徴とするコードレス電話装置の
   空きチャネル判定方式。