JPH01201381A - 陰極電着塗料用の結合剤 - Google Patents

陰極電着塗料用の結合剤

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JPH01201381A
JPH01201381A JP63310281A JP31028188A JPH01201381A JP H01201381 A JPH01201381 A JP H01201381A JP 63310281 A JP63310281 A JP 63310281A JP 31028188 A JP31028188 A JP 31028188A JP H01201381 A JPH01201381 A JP H01201381A
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polyphenol
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JP63310281A
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Dirk Lawrenz
デイルク・ローレンツ
Hans Schupp
ハンス・シユツプ
Thomas Schwerzel
トーマス・シユヴエルツエル
Hans-Josef Oslowski
ハンス−ヨーゼフ・オスロウスキイ
Ulrich Heimann
ウルリツヒ・ハイマン
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BASF Farben und Fasern AG
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BASF Lacke und Farben AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L79/00Compositions of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon only, not provided for in groups C08L61/00 - C08L77/00
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/44Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications
    • C09D5/4419Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes for electrophoretic applications with polymers obtained otherwise than by polymerisation reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C09D5/443Polyepoxides
    • C09D5/4453Polyepoxides characterised by the nature of the curing agent

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アミノ基含有の有機合成樹脂成分(A)及び
フェノール性マンニッヒ塩基(B)を含有スる、酸でプ
ロトン化することにより水で希釈可能な陰極電着塗料用
の結合剤、ならびにこのものな水性懸濁液の形で導電性
基質の陰極電着塗装のために使用する方法に関する。
高いつきまわり性及び良好な防食性を有する今日用いら
れているほとんどの電着用ワニスは、例えば西独時開3
422457号、同3625061号及び同544.4
110号各明細書に記載されているように、ビスフェノ
ールA C2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
−プロパン〕及びアミン及び/又はアミノアルコールを
基礎とするアミノ−エポキシド樹脂を含有する。
この結合剤の架橋は、多くは120〜200 ’Cの焼
付は温度において熱的に行われる。架橋法は、例えば西
独時開5422257号明細書に記載されているように
、フェノール性マンニッヒ塩基を使用することである。
この架橋剤を用いる場合に充分低い焼付は温度な得るた
めには、比較的高い割合の一級又は二級アミン基を含有
する結合剤が要求される。こうして得られるワニスは全
体としてプラスの性質を有するにもかかわらず、ある種
の要求の多い分野において欠点を示し、この欠点は自動
車産業において車体塗装に使用するために適しないと考
えられる。
すなわち個々には、前処理されていない金属へのワニス
膜の密着性及び膜厚が不満足であった。
本発明の課題は、電着塗料系を架橋させるマンニッヒ塩
基の前記の・欠点を改善することであった。
本発明者らは意外にも、西独特開5422457号明細
書に記載のフェノール性マンニッヒ塩基架橋剤を、平均
、分子量が174〜1000の脂肪族及び/又は脂環族
のポリエポキシドにより変性すると、前記の欠点が除か
れて本発明の課題を達成できることを見出した。
したがって本発明は、(4)平均分子量が200〜20
000で、−級、二級及び/又は三級アミノ基を有し、
アミン価が30〜150であり、そして二級水酸基及び
所望により一級水酸基を有する重付加生成物50〜95
重量%、ならびに(B) 多環状ポリフェノール(a)
、ホルムアルデヒド又はホルムアルデヒド供与化合物(
b)及び脂肪族二級アミンから得られるフェノール性マ
ンニッヒ塩基5〜50重量%を含有し、ただし成分(B
)の製造のために、平均分子量が186〜500の低分
子量ポリフェノールを分子量が174〜1000の脂肪
族及び/又は脂環族のポリエポキシドと1.2 : 1
ないし10:1の当量比で反応させることにより得られ
るポリフェノール(a)を用い、そしてポリフェノール
(a)の1当量につき1当量以下の二級アミン(c)及
び2当景以下のホルムアルデヒド(b)を用いたもので
あることを特徴とする、酸でプロトン化することにより
水で希釈可能な陰極電着塗料用の結合剤である。
本発明はさらに、導電性表面を有する物品を陰極電着塗
装するためにこの結合剤を使用する方法、ならびに本発
明のこの結合剤を用いて塗装された物品に関する。
本発明の結合剤の構成成分について、以下に詳細に説明
する。
成分囚は、平均分子量が200〜20000好ましくは
1200〜4000で、−級、二級及び/又は三級アミ
ン基及び二級及び所望により一級水酸基を有し、そして
アミン価が30〜150好ましくは45〜120特に7
o〜1゜Oである重付加生成物であってよい。
好ましい重付加生成物は特に、ポリエポキシド化合物と
アミンとの反応生成物である。アミノ−エポキシド樹脂
は、高い防食性水準を与える下塗り塗料のために好まし
い。アミノ−エポキシド樹脂の例は、好ましくは末端エ
ポキシド基を有する樹脂と飽和及び/又は不飽和の一級
及び/又は二級アミン又はアミノアルコールとの反応生
成物である。後者の化合物は、アルキル基において少な
くとも1個の一級及び/又は二級水酸基の形で、モノア
ルキルアミノ基又はジアルキルアミノ基の形で、及び/
又は−級アミノ基(これはケトイミノ化により保護でき
る)の形で変性されていてもよい。
成分(A)の製造用のポリエポキシド化合物としては、
特にそれが300〜6000の平均分子量を有し、そし
て1分子につき平均で1.5〜3゜0個のエポキシド基
を含有する場合は任意の材料を使用することができ、好
ましい化合物は1分子につき2個のエポキシド基を有す
る。350〜5000特に650〜2000の平均分子
量を有するポリエポキシド化合物が優れている。
特に好ましいポリエポキシド化合物は、例えば分子中に
平均で少な(とも2個のフェノール性水酸基を有するポ
リフェノールのグリシジルエーテルであり、このものは
常法によりアルカリの存在下にエピハロヒドリンを用い
てエーテル化することにより製造できる。好適なフェノ
ール化合物の例は、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン(ビスフェノールA)、4 p 4
”yヒドロキシベンゾフェノン、1,1−ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)−エタン、1,1−ビス−(4−
ヒドロキシフェニル)−イソブタン、2,2−ビス−(
4−ヒドロキシ−三級ブチルフェニル)−プロパン、ビ
ス−(4−ヒドロキシナフチル)−メタン及び1,5−
ジヒドロキシナフタリンである。多くの場合、より高い
分子量を有する芳香族エポキシド樹脂を用いることが望
ましい。このものは前記のジグリシジルエーテルを、ポ
リフェノール例えば2,2−ビア、−(4−ヒドロキシ
フェニル)−フロパント反応させ、次いで得られた生成
物をエピクロルヒドリンと反応させてポリグリシジルエ
ーテルを製造することにより得られる。
好ましいポリフェノールのポリグリシジルエーテルのう
ち、180〜1000の範囲の重量エポキシド当量を有
するものが特に好ましい。
より高い重量エポキシド当量を有する芳香族ポリエポキ
シドは、低い重量エポキシド当量を有するもの及びポリ
フェノールから製造できる。
成分(A)に変えるための他の好適なポリエポキシド化
合物群は、フェノール性ノボラック樹脂のポリグリシジ
ルエーテルであり、これにより1分子当りのグリシジル
基の機能度を2から約6に高めることができる。同様に
好ましいものは、多価アルコール例えばエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレンクリコール
、1.2−7”ロピレングリコール、1,3−プロパン
ジオール、1,5−ベンタンジオール、1.2.6−ヘ
キサントリオール、グリセリン及び2,2−ビス−(4
−ヒドロキシ−シクロヘキシル)−プロパンのポリグリ
シジルエーテルである。ポリカルボン酸のポリグリシジ
ルエステルも使用できる。
複素環族エポキシド化合物、例えば1,3−ジグリシジ
ル−5,5−ジメチルヒダントイン、トリグリシジルイ
ソシアヌレート又はビスイミドのジエボキシドも使用で
きる。
アミン基の導入は、エポキシド基土に反応性NH化合物
を付加することにより、又は例えば西独時開34441
10号明細書に記載されているようにして、ケトイミン
(これは−級アミンとカルボニル化合物とを水の脱離下
に反応させることにより得られる)の反応により、ある
いは例えば西独時開2707405号明細書に記載され
ているようにして、塩基性樹脂の水酸基を、芳香族及び
/又は脂肪族及び/又は脂環族のジイソシアネート又は
ポリイソシアネートとジアルキルアミンアルコールとの
反応により生成する塩基性モノイソシアネートと反応さ
せることにより行われる。
用いられる反応性NH化合物は、−級モノアルキルアミ
ン及び/又は好ましくは二級モノアミン、例えばジアル
キルアミン、モノアルキルヒドロキシアルキルアミン又
はジヒドロキシアルキルアミンである。有用な化合物の
例は、N、N’−ジメチルアミノプロビルアミン、N−
メチルアミノエタノール、N−エチルアミンエタノール
及びジェタノールアミンである。−級アミン例えばオク
チルアミン、モノエタノールアミン、N、N−ジメチル
アミノプロピルアミン、N、N−ジエチルアミノエチル
アミン、N、N−ジメチルアミノペンチルアミン又はメ
トキシプロピルアミンを用いる場合には、存在する化学
量論的比率に応じて、分子を大きくするためにアミンを
1〜2個のエポキシド基と反応させる。−級及び二級ジ
アミンの場合は、連鎖の延長が生じる。
用いられる二級ジアミンは、好ましくは長鎖ジアミンで
あって、N、「−ジアルキルジアミノアルカン、あるい
は飽和グリシジルエーテル又はエステルと一級ジアミノ
アルカンとの反応生成−級ジアミンとしては、好ましく
はα、ω−ジアミノアルカン例えば1,6−ジアミツヘ
キサン又は二量体脂肪酸のアミドアミンが用いられる。
−級アミ7基の多重反応を防止するために、−級アミノ
基をカルボニル化合物とのケトイミノ化により保護し、
これをその形でエポキシドと反応させることが特に有利
である。アミンとエポキシドとの反応は室温はど低い温
度で開始し、そして−膜力に発熱反応である。完全な変
化率を得るために、温度を場合により約50〜120℃
に高めることが必要である。ケトイミン基は80〜15
08C好ましくは110〜160℃のより高い反応温度
を必要とする。アミンを添加する前に、1,2−エポキ
シド含有樹脂を有機溶剤例えばドルオール、キジロール
又はメチルインブチルケトンに溶解する。
架橋工程にとって重要な一級及び/又は二級アミン基は
、充分な数で存在していなければならない。
アミノ−エポキシド樹脂への一級アミン基の導入は、最
も単純には、ジー一級ジアミン成分を過剰量で、1分子
中に少な(とも1個好ましくは2個のエポキシド基を有
するエポキシド樹脂に加え、反応が終了したのち過剰の
ジアミンを除去することによって行うことができる。こ
の目的のために薄層蒸発法又は水蒸気蒸留ならびに単純
な蒸留を利用することができる。充分な数の一級アミノ
基は、小過剰だけを用い、この過剰量を、反応後に結合
剤中にきわめて少量のジアミンだけが存在するが、他方
では得られる分子量が前記の範囲内にあるように選ぶ場
合にも得られる。ジアミンは常法によりカルボニル化合
物を用いてケトアミンに変えることができ、ケトアミン
は制御された樹脂合成の利益を与える。なぜならば各ケ
トイミン基はエポキシド基と1回だけしか反応しないか
らである。
−級アミノ基の導入は、1分子中に少なくとも1個好ま
しくは2個以上のエポキシド基を有する合成樹脂を、ア
ミン基及び/又は水酸基を含有するケトイミン及び/又
はアルドアミン及び/又はポリアミンと反応させること
によっても行うことができる。好ましいケトイミンは、
ケトンと二級アミン基含有アルキルアミンとの反応生成
物、例えばメチルイソブチルケトンとジエチレントリア
ミンとの反応生成物である。
この場合の反応温度は、ケトイミン基がエポキシドと反
応しないよう選ばれる。したがってケトイミンは一級ア
ミン基を、他の機能性基好ましくは二級アミン基がエポ
キシド基と容易に反応できるように保護する。
アミノ−エポキシド樹脂は、飽和又は不飽和のポリカル
ボン酸及び/又はヒドロキシカルボン酸により変性され
ていてもよい。種々の鎖長な有する脂肪族、脂環族及び
/又は芳香族のポリカルボン酸の例は次のものである。
アジピン酸、セパシン酸、フマル酸、イソフタル酸又ハ
二量体脂肪酸。ヒドロキシアルキルカルボン酸としては
、乳酸、ジメチロールプロパンカルボン酸、あるいはカ
ルボキシル基及び水酸基を有するポリエステルが用いら
れる。
二級アミ7基は前記の方法により、高められた温度にお
けるケトイミン基とエポキシド基との反応により得られ
る。
合成樹脂を水中に分散させると、未変化のケトイミン基
は加水分解して一級アミン基となるが、これに対しエポ
キシド−ケトイミン付加物は加水分解して二級アミン基
となる。
電着塗装用分散液を安定化するために、成分(A)が−
級及び/又は二級水酸基を追加含有することがしばしば
特に有利である。二級水酸基は、エポキシド基と親核性
化合物例えばフェノール類又はアミンとの反応により生
成する。−級水酸基は、アルカノールアミンとエポキシ
ド基との反応により結合剤中に導入される。好ましい化
合物はN−メチルエタノールアミン、N−エチルエタノ
ールアミン及びジェタノールアミンである。
前記の自己架橋性でないアミン基及び水酸基含有成分(
A)は、以下に成分(B)と呼ばれるフェノール性マン
ニッヒ塩基架橋剤と一緒に用いられる。
本発明では合成樹脂結合剤(A)50〜95重量%につ
き50〜5重量%の架橋剤が用いられる。
成分(A) : (B)の好ましい混合比は90:10
ないし60:40であり、与えられた焼付は温度におい
て得られる最良の用途上の性質から経験的に定められる
フェノール性マンニッヒ塩基(B)は、好ましくは多環
状ポリフェノールからアミノメチル化反応(マンニッヒ
反応)により得られる。良好な分散安定性及び受入れう
る範囲の塗膜の性質を得るための一つの要件は、その製
造の際にフェノール環1個につき1個以下のアミン分子
を導入することである。
多環状ポリフェノールを製造するためには、2個以上の
フェノール環を有し、分子中に異なる水酸基に対してオ
ルト位にある2個以上の水素原子を有する任意の多環状
フェノールを使用できる。この種の多環状フェノールの
例は、−般式 (式中の水酸基はXに対してオルト位又はパラ位に存在
し、Xは1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又は分岐状
の2価の脂肪族基、又はS02、so、o、CH2−N
HCH2を意味し、Rは1〜16個の炭素原子を有する
アルキル基である)で表わされるもので、好ましいポリ
フェノールは2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル
)−プロパン(ビスフェノールA)である。他の好適な
ポリフェノールは、ポリフェノールとホルムアルデヒド
との低分子量反応生成物、いわゆるノボラックである。
必要なポリフェノールは、アミノメチル化においてホル
ムアルデヒドの使用量が使用アミンの有する当量に必要
な量より多い場合は、モノフェノール及びホルムアルデ
ヒドからその場で製造することもできる。ポリフェノー
ルは186〜500の平均分子量を有する。
これらの低分子量ポリフェノールは、脂肪族及び/又は
脂環族のポリエポキシドとの1.2:1ないし10:1
好ましくは1.5 : 1ないし4:1の当量比での付
加反応により反応させると、鎖長が延長されたポリフェ
ノールを与える。
成分(B)の製造に用いられるポリエポキシドは原則と
して、脂肪族又は脂環族の分子構造を有しかつ1分子に
つき1.5〜6個のエポキシド基を有する任意のポリエ
ポキシドであってよい。
分子の脂肪族セグメントは、エポキシド基と反応しない
他の機能性基例えばエーテル基、エステル基又はアミド
基を有しうる。ポリエポキシドは分岐状又は非分岐状の
脂肪族構造を有することも可能である。ポリエポキシド
の例は、ポリオキシアルキレン−ポリグリシジルエーテ
ル又はポリエステル−ポリグリシジルエーテルである。
好ましいポリエポキシドは次のものである。250〜4
000重量エポキシド当量を有するプロピレングリコー
ル−ジグリシジルエーテル、300〜500の重量エポ
キシド当量を有するポリテトラヒドロ7ランージグリシ
ジルエーテル、約200の重量エポキシド当量を有する
ビスフェノールA−ジグリシジルエーテルの水素化誘導
体、約180の重量エポキシド当量を有するグリセリン
のポリグリシジルエーテル、約200の重量エポキシド
当量を有するペンタエリスリットのポリグリシジルエー
テル、ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、ブタン
ジオールジグリシジルエーテル、及び約200の重量エ
ポキシド当量を有するアジピン酸と3−ヒドロキシメチ
ルシクロヘキセンとのジカルボン酸エステルのエポキシ
ド化誘導体。
成分(c)は、特定の揮発性例えば1000ミリバール
の圧力下で250℃以下の沸点を有する脂肪族二級アミ
ンであってよい。好適なアミンの例は、ジアルキルアミ
ン例えばジメチルアミン、ジエチルアミン、メチルエタ
ノールアミン、エチルエタノールアミン、モルホリン及
ヒヒペリジンである。アルキル基中に合計で5〜15個
の炭素原子を有するジアルキルアミンが特に好ましく、
その例はエチルプロピルアミン、ジプロピルアミン、ジ
イソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルア
ミン、ジイソチルアミン、ジアキルアミン、ジシクロヘ
キシルアミン及びこれらの混合物である。−級アミン例
えばメチルアミン、エチルアミン、プロピルアミン又は
ブチルアミンを少量で使用することもできる。
ポリフェノールへのアミン(c)の導入は、メチレン橋
により行われる。これにはホルムアルデヒド又はホルム
アルデヒド供与化合物(b)、例えばパラホルムアルデ
ヒドが必要である。フェノールとアルデヒド及び二級ア
ミンとのこの反応は、アミノメチル化反応又はマンニッ
ヒ反応と呼ばれる。形成される生成物はフェノール性マ
ンニッヒ塩基である。反応は室温で行いうるが、特に有
利には150℃までの高められた温度において行われる
。溶剤は必要でない。反応中に生成した水を除去する必
要もない。しかし水は、減圧下に又は連行剤としての有
機溶剤を用いて困難なしに除去できる。マンニッヒ反応
は、反応生成物が反応温度で液体であるならば、溶剤を
用いずに行うこともできる。しかし普通の溶剤例えばア
ルコール、ケトン、エステル又は炭化水素を用いること
も可能である。好適な溶剤の例は、ブタノール、メチル
イソブチルケトン、ドルオール及びエチルグリコールア
セテートである。
本発明の結合剤を製造するために、成分(A)5〜95
重景%好ましくは60〜900〜90重景(B)5〜5
0重量%好ましくは10〜40重量%と、有機溶剤の不
在において又は好ましくは有機溶剤で希釈して混合する
。両成分を、初期縮合によりさらに相溶性にすることが
多くの場合に特に有利である。このためには両成分の混
合物を、例えば65〜110℃好ましくは50〜100
℃の温度である時間加熱するだけ゛で足りる。縮合(こ
れは本質的に、成分(B)の遊離メチロール基又はアミ
ノメチレン基と成分(A)の−級又は二級アミン基との
反応から成る)の進行は、粘度上昇の測定により監視で
きる。
水性分散液を製造するために、結合剤組成物(A) +
 (B)に無機酸又は有機酸、例えば蟻酸、酢酸、乳酸
又は燐酸を添加混合し、次いで加工濃度に希釈する。し
かし結合剤組成物を酸性化された水の中に攪拌しながら
徐々に流入してもよい。
電着浴を製造するために、本発明の結合剤に他の結合剤
、顔料ならびに電着塗料に普通の他の助剤及び添加物、
例えば充填剤、腐食防止剤、分散剤、消泡剤、溶剤又は
他の樹脂成分をさらに添加することができる。好ましい
腐食防止剤は100〜11000prの濃度の銅(It
)塩である。
電着浴は一般に5〜30重量%の固形物含量を有する。
析出は一般に15〜40℃で1〜5分間の時間で行われ
、印加電圧は50〜500ポルトの範囲内にある。塗装
すべき導電性材料、例えば銅、アルミニウム又は鋼(こ
れは化学的前処理例えば燐酸塩処理されていてよい)を
、この電着において陰極として接続する。析出し1こ被
膜は120〜200℃好ましくは130〜180℃で5
〜45分間好ましくは10〜60分間かけて硬化させる
ことができる。
前段生成物の製造 前段生成物1: 水分離器を備えた反応容器中で、ヘキサメチレンジアミ
ン12440,9.二量体脂肪酸18660g、亜麻仁
油脂肪酸3000.!?及びキジロール2566.9を
185℃に加熱する。3〜4時間の間に1150gの水
及び1750.@のキジロールが蒸留除去される。この
生成物は233 m9 KOH/gのアミン価を有する
前段生成物2: 水分離器を備えた容器中で、前段生成物1の662Iを
メチルイソブチルケトン566gと共に還流加熱すると
、10時間で約52gの水が蒸留除去される。この生成
物は164のアミン価及び25重量%の溶剤含量を有す
る。
成分(A):アミノーエポキン樹脂 反応容器中で、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン(ビスフェノールA)及びエピクロルヒ
ドリンからのジグリシジルエーテル(1900重量当量
を有する)752”、ビスフェノールA205N及びプ
ロピルグリコールモノフェニルエーテル50Iをトリフ
ェニルホスフィン0.6gを用いて反応させる。130
°Cの反応温度で6時間後に、460の重量エポキシド
当量を有する生成物が得られる。これをドルオール11
8夕で希釈して85重量%の固形物含量にする。次いで
前段生成物20598g及びエチルエタノールアミン7
2.9を加え、120℃に加熱する。5時間後にエポキ
シドが検出されなくなる。インブタノール及びエチレン
グリコールモノ−n−ブチルエーテルカラの9:1混合
物273gで希釈して70重量%の固形物含量にする。
ビスフェノールA及びエピクロルヒドリンを基礎とじ4
850重量エポキシド当量を有するジグリシジルエーテ
ル640g及び1890重量エポキシド当量を有するジ
グリシジルエーテル160gを、100℃で混合する。
第2の容器にヘキサメチレンジアミン452gを装入し
て100℃に加熱し、そして前記の熱いエポキシド樹脂
混合物720!!を1時間かけて加え、その際温度を1
00℃に保つ。さらに60分ののち温度を高めて圧力を
低下し、過剰のへキサメチレンジアミンを留去t1、そ
の際温度は205℃に、圧力は30ミリバールに達する
。ステアリン酸57.69、二量体脂肪酸172.7.
9及びキジロール115gを加える。次いで生成した水
を175〜180℃で90分間かげて共沸留去する。ブ
チルグリコール588及びインブタノール322gを加
える。この生成物は70重量%の固形物含量及び75°
Cで平板/円錐−粘度計により測定して2240 mP
a5の粘度を有する。こうして得られた樹脂110gを
ボールミル中で、エチレングリコールモノ−n −7”
 チルエーテル36g、酢酸3g、二酸化チタン170
g、珪酸鉛18g、カーボンブラック4,5I及び水1
70Iと共に粒径がく7μmになるまで磨砕する。
フェノール性マンニッヒ塩基(B)の製造:第1表に示
す量のポリエポキシドを、ビスフエノールA68,9及
びトリフェニルホスフィン0.49と共に150°Cで
2時間、エポキシド基が検出されなくなるまで攪拌する
。混合物を130℃に冷却し、ドルオール3769を加
える。
さらに60°Cに冷却したのち、パラポルムアルデヒド
94.5.9及びジブチルアミン387gを加え、混合
物を80℃でさらに2時間攬拝する。
次いで生成した反応水を共沸留去する。
第  1  表 ジルエーテル 一チル 比較例 先行技術のフェノール性マンニッヒ塩基:ビスフェノー
ルA152.j91189の重量エポキシド当量を有す
るビスフェノールAのジグリシジルエーテル66.9及
びトリブチルホスフィン0.19を、160°Cで1時
間加熱する。その後エポキシド基が検出されなくなり、
鎖長が延長されたジフェノールが生成する。イソプロパ
ツール53.8.9、ジ−n−ブチルアミン129y1
パラホルムアルデヒド31.5 g及びイソブタノール
17.6 、!9を加え、混合物を80℃で2時間加熱
する。この生成物は80重量%の固形物含量を有する。
分散液の製造: それぞれの成分(A)及び(B)を、成分(A) 30
重量%及び成分(B)70重量%の混合比で生成する混
合物が137gの固形物を含有することになる量で混合
する。酢酸6.1gを加えたのち、脱イオン水を用いて
攪拌しながら65重量%分散液を製造する。これに前記
の顔料ペースト169Iを加え、脱イオン水を加えて全
量1000.!7にする。こうして製造された電着浴を
30’Cで7日間攪拌する。次いで陰極として接続され
た薄板を表中に示す電圧において2分間塗布したのち、
160°Cで20分間焼付けする。幾つかの水性電着浴
に銅(It)イオン200p−を酢酸銅水溶液の形で加
える。
電着塗装の結果を第2表にまとめて示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)平均分子量が200〜20000で、一級、
    二級及び/又は三級アミノ基を有し、アミン価が30〜
    150であり、そして二級水酸基及び所望により一級水
    酸基を有する重付加生成物50〜95重量%、ならびに
    (B)多環状ポリフェノール(a)、ホルムアルデヒド
    又はホルムアルデヒド供与化合物(b)及び脂肪族二級
    アミンから得られるフェノール性マンニツヒ塩基5〜5
    0重量%を含有し、ただし成分(B)の製造のために、
    平均分子量が186〜500の低分子量ポリフェノール
    を分子量が174〜1000の脂肪族及び/又は脂環族
    のポリエポキシドと1.2:1ないし10:1の当量比
    で反応させることにより得られるポリフェノール(a)
    を用い、そしてポリフェノール(a)の1当量につき1
    当量以下の二級アミン(c)及び2当量以下のホルムア
    ルデヒド(b)を用いたものであることを特徴とする、
    酸でプロトン化することにより水で希釈可能な陰極電着
    塗料用の結合剤。 2、ポリオキシアルキレン−ポリグリシジルエーテル又
    はポリエステル−ポリグリシジルエーテルから得られる
    ポリフェノール(a)を用いて製造された成分(B)を
    含有することを特徴とする、第1請求項に記載の結合剤
    。 3、250〜400の重量エポキシド当量を有するポリ
    プロピレングリコール−ジグリシジルエーテルから得ら
    れるポリフェノール(a)を用いて製造された成分(B
    )を含有することを特徴とする、第1請求項に記載の結
    合剤。 4、300〜500の重量エポキシド当量を有するポリ
    テトラヒドロフラン−ジグリシジルエーテルから得られ
    るポリフェノール(a)を用いて製造された成分(B)
    を含有することを特徴とする、第1請求項に記載の結合
    剤。 5、約200の重量エポキシド当量を有するビスフェノ
    ールA−ジグリシジルエーテルの水素化誘導体から得ら
    れるポリフェノール(a)を用いて製造された成分(B
    )を含有することを特徴とする、第1請求項に記載の結
    合剤。 6、約180の重量エポキシド当量を有するグリセリン
    −ポリグリシジルエーテルから得られるポリフェノール
    (a)を用いて製造された成分(B)を含有することを
    特徴とする、第1請求項に記載の結合剤。 7、アジピン酸のジカルボン酸エステル及び4−ヒドロ
    キシメチルシクロヘキセンからの約200の重量エポキ
    シド当量を有するエポキシド化された誘導体から得られ
    るポリフェノール(a)を用いて製造された成分(B)
    を含有することを特徴とする、第1請求項に記載の結合
    剤。 8、成分(A)としてアミノ−エポキシド樹脂を含有す
    ることを特徴とする、第1請求項に記載の結合剤。 9、成分(A)及び(B)が、50〜120℃の温度に
    おいて相互を部分的に反応させたものであることを特徴
    とする、第1請求項に記載の結合剤。
JP63310281A 1987-12-09 1988-12-09 陰極電着塗料用の結合剤 Pending JPH01201381A (ja)

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