JPH01201323A - ピロール系重合体 - Google Patents

ピロール系重合体

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JPH01201323A
JPH01201323A JP63023839A JP2383988A JPH01201323A JP H01201323 A JPH01201323 A JP H01201323A JP 63023839 A JP63023839 A JP 63023839A JP 2383988 A JP2383988 A JP 2383988A JP H01201323 A JPH01201323 A JP H01201323A
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pyrrole
polymer
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alkyl
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Mitsutoshi Okano
岡野 光俊
Kunio Mochida
持田 邦夫
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野〕 本発明は、ピロール環の窒素原子の位置に9機金属置換
基をHする新規なピロール誘導体およびそれを酸化重合
して得られたピロール誘導体の重合体に関する。
[従来技術] 従来よりピロール環の窒素原子置換基については電子供
与性、又は電子求引性の基が各種導入され検討されてい
る。例えば公開特許公報62−74926にはポリ−N
−アシルピロールが新規な重合体として、開示され電気
的に安定な重合体であることが示されているo J、E
lectrochea+。
Soc、 (1984)1804にはパラ置換N−フェ
ニルポリピロールがJ、Chem、Soc、 、Che
m、Co+u+un、 (1985)342にはフェロ
セン修飾ポリピロールが、公開特許公報60−2331
25にはビオロゲンなどの発色材料による修飾が示され
ている。これらのピロール重合体は米国特許35740
72で示された如く、電気化学的酸化重合法により容易
に重合され、導電材料、半導体材料、電池等の電極材料
として期待される他、適当な重合条件を選択することに
より、膜厚の制御されたフィルムとして得られ、各種不
純物のドーピングが可逆で色変化を伴なうことからエレ
クトロクロミック材料としても期待されている。
[口 的] 本発明は、ピロールの窒素原子の置換基として有機St
または有機Geを有する新規なピロール誘導体およびそ
の酸化重合による重合体を提供することを目的とするも
のである。
[構 成] 本発明者らは従来より導電性高分子材料について鋭意研
究を進めてきた。この過程において本発明者らはポリピ
ロールにSiあるいはGeなどの特異な金属を導入する
ことにより従来とは異なる新規な特性を持つ重合体が得
られるという発想を得て、これらの単量体となるN置換
ピロールを合成しこれらを電解合成することに 。
より新規なポリピロールを得ることに成功した。
そしてこの重合体が特異な吸収スペクトルをはじめとし
て、従来とは異なる性質を持つことを確認するに至り本
発明に到達した。またこれらを確認する過程で新規N−
置換ピロールを合成し、これらがやはり電解重合により
新規な重合体フィルムを与えることを確認した。
本発明の上記ピロール誘導体は、 (式中、XはSl 、、R2,l+ 1またはG e 
n・R−2fill、Yは水素またはR゛、Rはn−1
ときにメチル基を含まないアルキル、アリール、または
それらのハロゲン置換体、R−はアルキル、アリール、
アラルキル又はそれらのハロゲン誘導体、nは 1〜3
の整数を表わす)で表わされる化合物である。
また、本発明の重合体は、下記式で表わされるピロール
誘導体を1ItEt体として酸化重合して得られたピロ
ール誘導体の重合体である。
(式中、XはS i RR2,、+、またはGe。
壷R−2゜。1、Yは水素、RまたはR−1RとR′は
アルキル、アリール、アラルキルまたはそれらのハロゲ
ン置換体、nは1〜3の整数を表わす。) 上記アルキルとしては、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル等低級アルキルが好ましい。アリールとしてはフェ
ニルがアラルキルとしてはベンジルが好ましく、またそ
れらのノ\ロゲン置換基としては、塩素、臭素、よう素
が好ましい。
そして、本発明のピロール誘導体単量体は上記−形成で
表わされるものであるが、この中でとくに好ましいもの
を挙げると、 〇112CI などで、これらのモノマーは酸化を受けて2.5位で重
合し、実質的に線状の下記の繰返し単位からなる連鎖を
形成する。
(ただし、XはS i * R2,、++またはG e
 n・R″2.、+3、Yは水素、RまたはR−1Rと
R″はアルキル、アリール、アラルキル又はそれらのハ
ロゲン置換体、nは1〜3の整数、1.0≧X / N
 ≧0.1) 次に、本発明のビロール誘導体の製造法について説明す
る。
N−トリメチルシリルビロールは例えばFe5send
enらの方法[J、0.C,、Vol、25.apri
l。
P598〜603(1960)]により次のスキームに
従って合成した。
ルビロール、(3) N−クロロメチルジメチルシリル
ピロール、(4) N−ペンタメチルジシリルビロール
などは次のスキームに従い新規化合物として合成した。
H2C1 e また、本発明のビロール誘導体の重合体は、ビロール誘
導体を酸化重合することによって得られるが、この酸化
重合法としては、電解酸化重合および化学酸化重合法の
いずれも採用し得る。
これらの重合体は、従来のポリピロールが青、黄の2色
のエレクトロクロミズムを示すのに対して、さらに赤色
を呈する点で特異である。また、新規単量体のうち (
3)、(4)ではさらに赤色が鮮明になった。また、 
(2)の化合物によりGeにおいても同様に赤色を呈す
ることが判明した。
本発明における電解重合法は、一般には例えば、J、E
lcctrochcm、Soc、、Vol、13Q、N
o、7.L5QG 〜1509(1983)、Elcc
trochcm、Acta、 、Vol、27.No、
1゜61〜65(1982)、J、Chem、Soc、
 、Chcm、Coimun、 。
1199〜(1984)などに示されているが、単量体
と電解質とを溶媒に溶解した液を所定の電解槽に入れ、
電極を浸漬し、陽極酸化あるいは陰極還元による電解重
合反応を起こさせることによって行うことができる。
電解質としては、例えばアニオンとして、BF4−1A
SF&−1SbF6″″、PF&″″、ClO4−″、
HS O4−、S O4”−および芳香族スルホン酸ア
ニオンが、また、カチオンとしてH+、4級アンモニウ
ムカチオン、リチウム、ナトリウムまたはカリウムなど
を例示することができるが、特にこれらに限定されるも
のではないg また、溶媒としては、例えば、水、アセトニトリル、ベ
ンゾニトリル、プロピレンカーボネート、γ−ブチロラ
クトン、ジクロルメタン、ジオキサン、ジメチルホルム
アミド、あるいはニトロメタン、ニトロエタン、トニロ
プロパン、ニトロベンゼンなどのニトロ系溶媒などを挙
げることができるが、特にこれらに限定されるものでは
ない。
電解重合時の電極を構成する材料としては、本発明にお
いては、作用極として非晶質炭素体Au、Pt2Si%
AI、ステンレス、Fe。
Cu等の金属を、対極に例えば、Au、Pt。
Ni等の金属、5n02.1nz03等の金属酸化物、
炭素これらの複合電極あるいはコーティング電極などを
挙げることができるが、直接集電体上に重合する場合に
は活物質に対して卑な電位の金属が選択される。また、
対極とじても同様の電極を用いることができる。
電解重合は、定電圧電解、定電流電解、定電位電解のい
ずれもが可能であるが、定電流電解および定電位電解が
適しており、特に量産性の面からは定電流電解が好まし
い。
また本発明における化学酸化重合法としては、ヨウ素、
しゅう素、ヨウ化しゅう素などのハロゲン;五フッ化ヒ
素、五フッ化アンチモン、フッ化ケイ素、五塩化リンな
どの金属ハロゲン化物;硫酸、硝酸、フルオロ硫酸、ク
ロb硫酸などのプロトン酸;二酸化イオウ、二酸化窒素
などの含酸素化合物:過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどの過硫酸塩;過酸化水素、
過酢酸、ジフルオロスルホニルパーオキサイドなどの過
酸化物などで基板を処理した後、導電性高分子単量体で
処理することにより基板上に化学酸化重合膜を形成せし
める方法がとられる。
以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 ピロール6.0g、ボタシウム3.3gを24ccの乾
燥ベンゼン゛と混合し撹拌しながらエタノールを1滴加
え20時間還流した。(N−ポタシウムビロール溶液の
調製) この溶液にトリメチルクロルゲルマニウムを5cc加え
6時間撹拌した後減圧蒸留で単離してトリメチルゲルミ
ルピロールを得た。
n o = 1.4894 (22℃)bP−90,5
° (44a+mHg)元素分析値 C45,4%、l
(7,27%、N 7.38%MS、I R,NMRa
lll定テータヲ第7〜9図に示す。
実施例2 実施例1と同様にしてN−ポタシウムピロール溶液を調
製した後、クロロメチルジメチルクロルシランを加えて
N−クロロメチルジメチルシリルピロールを得た。
n D −1,4897(19,5℃)b P −10
1”  (30m1+I1g)元素分析値 C3g、3
4%、H7,16%、N 3.44%MSSI R,N
MRIJ定データを第10〜12図に示す。
実施例3 実施例1と同様にしてN−ポタシウムピロール溶液を調
製した後、ペンタメチルクロルジシランを加えてN−ペ
ンタメチルジシリルピロールを得た。
n o = 1.4582 (19,5℃)b、輸10
0” (30mml1g) 元素分析値C51,34%、H10,20%、N6.8
496M5.IR,NMR測定データを第13〜15図
に示す。
実施例4 以下に、上記実施例で得られた単量体を用いて重合体を
製造した。
ネサガラスを陽極に、白金板を陰極に、および飽和カロ
メル電極を参照電極に用いて、単量体0.1モル、電解
質0.1モルを溶解せしめたアセトニトリル溶液を電解
槽に供給した。飽和カロメル電極に対して全て1.4V
の定電位で重合を行った。
上記電解重合法によって各単量体を重合したときの重合
系(電解質溶液)、単量体の酸化電位および得られた重
合体膜の酸化還元電位を表に示す。
(注)  TBA” Cl0a−:テトラブチルアンモ
ニウムパークロレートX/NはxPSによる。
得られたポリピロールフィルムはxps、螢光X線によ
りSt又はGeが結合していることが確認された。また
xPSによる測定からその含有量は窒素原子1に対して
0.1以上の割合で検出されるが理論値に対しては低く
、SiとNとの結合が切れたためと考えられる。
しかし、その電気化学的ドープ、脱ドープによる色変化
はポリピロールとは異なり特に本発明の一般式中のRが
トリメチルシリル又はクロロメチルジメチルシリル、ト
リメチルゲルミル基の場合、ドーピングの過程で鮮やか
な赤色を呈する。
ドーピングによるスペクトル変化の様子を第1〜3図に
示した。また螢光X線の結果を第5図に示した。
[効 果] 以上説明したように、本発明により新規なポリピロール
誘導体およびその重合体が提供される。
そして、この重合体はポリピロールに比べ特異な吸収ス
ペクトルを示し、ドープ状態で青又は深緑色を示し、脱
ドープ状態で黄色、中間のドープ状態で赤色又は赤紫色
を示し、エレクトロクロミック材料として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のポリN−)リフチルシリルピロールめ
ドーピングによるスペクトル変化を示すグラフ、 第2図は同じくポリN−クロロメチルジメチルシリルピ
ロールのドーピングによるスペクトル変化を示すグラフ
、 第3図は同じくポリN−ベンタメチルジシリルピロール
のドーピングによるスペクトル変化を示すグラフ、 第4図は参考のために示すポリピロールのドーピングに
よるスペクトル変化を示すグラフ、第5図は本発明のポ
リN−)リフチルゲルミルピロールの螢光X線分析スペ
クトルを示すグラフ、 第6図は同じくポリN−トリメチルゲルミルピロールの
IR吸収スペクトルを示すグラフ、第7〜9図は同じ<
N−)リフチルゲルミルピロールのIR吸収スペクトル
、NMR,マススペクトルをそれぞれ示すグラフ、 第10〜12図は、同じくN−クロルメチルジメチルシ
リルピロールのIR吸収スペクトル、NMR,マススペ
クトルをそれぞれ示すグラフ、第13〜15図は、同じ
くNペンタメチルジシリルピロールのIR吸収スペクト
ル、NMR。 マススペクトルを示すグラフ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記繰返し単位からなるピロール系重合体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (ただし、XはSi_nR_2_n_+_1、またはG
    e_n・R′_2_n_+_1、Yは水素、R、または
    R′、RとR′はアルキル、アリール、アラルキル又は
    それらのハロゲン置換体、nは1〜3の整数、1.0≧
    X/N≧0.1を表わす。)
  2. (2)下記式で表わされるピロール誘導体。 式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、XはSi_nR_2_n_+_1またはGe_
    n・R′_2_n_+_1、Yは水素またはR′、Rは
    n=1のときはメチル基を含まないアルキル、アリール
    、アラルキルまたはそれらのハロゲン置換体、R′はア
    ルキル、アリール、アラルキルまたはそれらのハロゲン
    置換体、nは1〜3の整数を表わす。)
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