JPH0120034Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0120034Y2 JPH0120034Y2 JP1983006514U JP651483U JPH0120034Y2 JP H0120034 Y2 JPH0120034 Y2 JP H0120034Y2 JP 1983006514 U JP1983006514 U JP 1983006514U JP 651483 U JP651483 U JP 651483U JP H0120034 Y2 JPH0120034 Y2 JP H0120034Y2
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- JP
- Japan
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- lock
- pilot pin
- pin
- sleeve
- punch
- Prior art date
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- 238000004080 punching Methods 0.000 claims description 21
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Punching Or Piercing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は薄板を所望の形状に打抜くための切刃
を形成するパンチ及びダイよりなる薄板加工機の
位置決めを行うパイロツトピンに関するものであ
る。
を形成するパンチ及びダイよりなる薄板加工機の
位置決めを行うパイロツトピンに関するものであ
る。
板金薄板加工において、別工程で加工されたワ
ークの所望部分を打抜き加工する場合には、打抜
き金型が固定されているため、前加工における誤
差はそのまま、またワークが自動的に位置決めさ
れる場合にはその位置決め誤差がワークの打抜精
度として製品に出てしまう。特に製品の切離しの
場合には、この打抜精度が不良の場合、切離され
たつなぎ部が平滑にならず、製品の外観を損なう
のみならず、この製品の以後の取扱いに際してト
ラブルを生じ易い。
ークの所望部分を打抜き加工する場合には、打抜
き金型が固定されているため、前加工における誤
差はそのまま、またワークが自動的に位置決めさ
れる場合にはその位置決め誤差がワークの打抜精
度として製品に出てしまう。特に製品の切離しの
場合には、この打抜精度が不良の場合、切離され
たつなぎ部が平滑にならず、製品の外観を損なう
のみならず、この製品の以後の取扱いに際してト
ラブルを生じ易い。
このような打抜き加工において、加工機の金型
自体にも位置決め機能を持たせることにより、自
動機によるワークの位置決め誤差を解消すること
ができ、更に前加工における加工誤差の影響を排
除して、正確な打抜き加工を行うことが可能であ
る。このような位置決め機能を有する薄板加工機
の金型装置として特願昭57−111000号(特開昭59
−1028号公報)にパンチ金型及びダイがそれぞれ
フローテイング機構を有し、ワークのガイド部及
びダイのガイド穴に嵌合して打抜き部の位置決め
を行うパイロツトピンをパンチ金型に設けた薄板
加工機が提案された。(第11図参照)この薄板
加工機においては、パンチ金型及びダイがそれぞ
れフローテイング機構の一例であるオルダム機構
によつてフローテイング保持され、加工装置にク
ランプされたワークの打抜き加工部が、パンチ金
型とダイとの間に位置決め固定され、パンチ金型
が下降すると、まずガイド軸と称するパイロツト
ピンがワークのガイド部に挿入され、その際パン
チ金型と打抜き部との位置ずれがあれば、パンチ
金型のオルダム機構F1によつてパンチ金型が移
動し、パンチ刃は打抜き部上に正しく位置決めさ
れる。パンチ金型の下降によりパイロツトピンが
ダイのガイド穴に入ると、ダイのオルダム機構
F2によりダイも正しく打抜き部に対応して位置
決めされ、パンチ金型が更に下降して金型スリー
ブがダイとの間にワークを挾みつけて停止する
と、今度は金型スリーブ内のパンチ刃が下降して
ワークの打抜き部を正確な位置で打抜く。
自体にも位置決め機能を持たせることにより、自
動機によるワークの位置決め誤差を解消すること
ができ、更に前加工における加工誤差の影響を排
除して、正確な打抜き加工を行うことが可能であ
る。このような位置決め機能を有する薄板加工機
の金型装置として特願昭57−111000号(特開昭59
−1028号公報)にパンチ金型及びダイがそれぞれ
フローテイング機構を有し、ワークのガイド部及
びダイのガイド穴に嵌合して打抜き部の位置決め
を行うパイロツトピンをパンチ金型に設けた薄板
加工機が提案された。(第11図参照)この薄板
加工機においては、パンチ金型及びダイがそれぞ
れフローテイング機構の一例であるオルダム機構
によつてフローテイング保持され、加工装置にク
ランプされたワークの打抜き加工部が、パンチ金
型とダイとの間に位置決め固定され、パンチ金型
が下降すると、まずガイド軸と称するパイロツト
ピンがワークのガイド部に挿入され、その際パン
チ金型と打抜き部との位置ずれがあれば、パンチ
金型のオルダム機構F1によつてパンチ金型が移
動し、パンチ刃は打抜き部上に正しく位置決めさ
れる。パンチ金型の下降によりパイロツトピンが
ダイのガイド穴に入ると、ダイのオルダム機構
F2によりダイも正しく打抜き部に対応して位置
決めされ、パンチ金型が更に下降して金型スリー
ブがダイとの間にワークを挾みつけて停止する
と、今度は金型スリーブ内のパンチ刃が下降して
ワークの打抜き部を正確な位置で打抜く。
このように、提案された薄板加工機は、ワーク
の位置決め誤差を補償して、正確な打抜き加工を
可能としたものであるが、自動機によるワークの
位置決め誤差が一定範囲外に大きい場合に問題を
生ずる。即ち、ガイド軸と称するパイロツトピン
は緩衝ばねで下方に押されており、ワークのガイ
ド部との位置関係が大きくずれている場合、パイ
ロツトピンがガイド部内に挿入されず、緩衝ばね
を押戻して逃げてしまい、その結果、オルダム機
構による位置修正が行われない。この対策として
緩衝ばねを強くすることは、パイロツトピンがガ
イド部に挿入されなかつた場合に、ワークのガイ
ド部周辺を損傷するおそれがあり、好ましくな
い。
の位置決め誤差を補償して、正確な打抜き加工を
可能としたものであるが、自動機によるワークの
位置決め誤差が一定範囲外に大きい場合に問題を
生ずる。即ち、ガイド軸と称するパイロツトピン
は緩衝ばねで下方に押されており、ワークのガイ
ド部との位置関係が大きくずれている場合、パイ
ロツトピンがガイド部内に挿入されず、緩衝ばね
を押戻して逃げてしまい、その結果、オルダム機
構による位置修正が行われない。この対策として
緩衝ばねを強くすることは、パイロツトピンがガ
イド部に挿入されなかつた場合に、ワークのガイ
ド部周辺を損傷するおそれがあり、好ましくな
い。
本考案は、パンチ金型におけるパイロツトピン
の上記の問題点を解決し、パイロツトピンのガイ
ド部への挿入を容易にすると共に、ガイド部へ挿
入されない場合のパイロツトピンの逃げも容易に
し、ワークの損傷を防止するものである。
の上記の問題点を解決し、パイロツトピンのガイ
ド部への挿入を容易にすると共に、ガイド部へ挿
入されない場合のパイロツトピンの逃げも容易に
し、ワークの損傷を防止するものである。
すなわち、本考案は、板材を所望の形状に打抜
くためのパンチと、このパンチの外周を支持する
スリーブと、パンチ及びスリーブを水平面内で移
動可能に保持するためのフローテイング機構と、
ばねにより下方に付勢されてスリーブから下方に
突出可能に設けられ、ワークを位置決めするため
のパイロツトピンと、スリーブの下端からパイロ
ツトピンの先端を突出させた状態でロツクするロ
ツク機構とを備えたプレス加工機の金型装置にお
いて、前記パイロツトピンは、筒状でその側壁に
ロツク用の孔を有して、筒内にこのパイロツトピ
ンの先端からロツクばねによつて突出可能に付勢
されたロツクピンを収容し、このロツクピンは、
ストツパとして作用する太径部と先端に向つて細
径に形成された細径部とを有しており、前記ロツ
ク機構は、前記パイロツトピンの孔に嵌合し、前
記スリーブのロツク溝内をロツクピンの軸心と直
角方向に移動可能に支持されたボールを有し、も
つて、ロツクピンの先端がワークと当接していな
いとき、前記ボールが前記ロツクピンの太径部に
よつて軸心からスリーブ外側に押されて前記ロツ
ク溝に嵌入して前記パイロツトピンの摺動をロツ
クし、前記ロツクピンの先端がワークと当接した
とき、ロツクピンの細径部によりボールがスリー
ブのロツク溝からパイロツトピン内へ移動してロ
ツクが解除され、パイロツトピンがスリーブ内に
後退することを特徴とするプレス加工機の金型装
置である。
くためのパンチと、このパンチの外周を支持する
スリーブと、パンチ及びスリーブを水平面内で移
動可能に保持するためのフローテイング機構と、
ばねにより下方に付勢されてスリーブから下方に
突出可能に設けられ、ワークを位置決めするため
のパイロツトピンと、スリーブの下端からパイロ
ツトピンの先端を突出させた状態でロツクするロ
ツク機構とを備えたプレス加工機の金型装置にお
いて、前記パイロツトピンは、筒状でその側壁に
ロツク用の孔を有して、筒内にこのパイロツトピ
ンの先端からロツクばねによつて突出可能に付勢
されたロツクピンを収容し、このロツクピンは、
ストツパとして作用する太径部と先端に向つて細
径に形成された細径部とを有しており、前記ロツ
ク機構は、前記パイロツトピンの孔に嵌合し、前
記スリーブのロツク溝内をロツクピンの軸心と直
角方向に移動可能に支持されたボールを有し、も
つて、ロツクピンの先端がワークと当接していな
いとき、前記ボールが前記ロツクピンの太径部に
よつて軸心からスリーブ外側に押されて前記ロツ
ク溝に嵌入して前記パイロツトピンの摺動をロツ
クし、前記ロツクピンの先端がワークと当接した
とき、ロツクピンの細径部によりボールがスリー
ブのロツク溝からパイロツトピン内へ移動してロ
ツクが解除され、パイロツトピンがスリーブ内に
後退することを特徴とするプレス加工機の金型装
置である。
第1図は本考案のパンチ金型及びそれに対応す
るダイで、図の左半分は縦断面を示す。第2図は
第1図のパンチ金型の下面図で、第3図は第1図
のダイの上面図である。パンチ刃1を有するパン
チベース2金型スリーブ3内に摺動自在に収納さ
れ、パンチベース2の上部にはシヤンク4を介し
てパンチヘツド5が取付けられている。金型スリ
ーブ3の上部は止め蓋6がフランジどめされ、パ
ンチヘツド5の上方への行程を制限している。パ
ンチヘツド5の止め蓋6との間にはストリツプば
ね7が設けられ、打抜き後のパンチ刃1の引抜き
力を与える。
るダイで、図の左半分は縦断面を示す。第2図は
第1図のパンチ金型の下面図で、第3図は第1図
のダイの上面図である。パンチ刃1を有するパン
チベース2金型スリーブ3内に摺動自在に収納さ
れ、パンチベース2の上部にはシヤンク4を介し
てパンチヘツド5が取付けられている。金型スリ
ーブ3の上部は止め蓋6がフランジどめされ、パ
ンチヘツド5の上方への行程を制限している。パ
ンチヘツド5の止め蓋6との間にはストリツプば
ね7が設けられ、打抜き後のパンチ刃1の引抜き
力を与える。
パイロツトピン8はパンチ刃1の前後左右の4
個所に設けられているが、このパイロツトピン8
はパンチ刃の位置決めに必要な位置に必要個数設
けられ、前後、または左右の2個所でもよく、ま
た図の如くパンチスリーブ3に設ける他、前記特
願昭57−111000号に示されている形式でパンチベ
ースに設けてもよい。
個所に設けられているが、このパイロツトピン8
はパンチ刃の位置決めに必要な位置に必要個数設
けられ、前後、または左右の2個所でもよく、ま
た図の如くパンチスリーブ3に設ける他、前記特
願昭57−111000号に示されている形式でパンチベ
ースに設けてもよい。
パイロツトピン8は上下に摺動自在に埋設され
るが、基部に設けられた緩衝ばね9により下方に
押され、金型スリーブの下面より位置決めに必要
な程度突出した状態で制止されている。
るが、基部に設けられた緩衝ばね9により下方に
押され、金型スリーブの下面より位置決めに必要
な程度突出した状態で制止されている。
パイロツトピン8の内部には更にロツクピン1
0が、パイロツトピン8と同心に摺動自在に埋設
されており、その基部にロツクばね11が設けら
れてロツクピン10を下方に押し、ロツクピン1
0の先端がパイロツトピン8の先端より突出した
状態で制止されている。ロツクピン10の基部は
パイロツトピン8の側部に設けられたロツク機構
12としてのボールを外方へ押付けるため外径を
大きくしてある。
0が、パイロツトピン8と同心に摺動自在に埋設
されており、その基部にロツクばね11が設けら
れてロツクピン10を下方に押し、ロツクピン1
0の先端がパイロツトピン8の先端より突出した
状態で制止されている。ロツクピン10の基部は
パイロツトピン8の側部に設けられたロツク機構
12としてのボールを外方へ押付けるため外径を
大きくしてある。
第4図は第1図のパイロツトピン8のロツク機
構12の部分拡大図で、パイロツトピン8の外壁
に設けられた孔13内にボール14が納められ、
このボール14はロツクピン10の大径部15に
よつて外側へ押され、パイロツトピン8の摺動す
る金型スリーブ部のロツク溝16内に嵌入してパ
イロツトピン8の摺動をロツクしている。ロツク
ピン10の先端が押されて、ロツクピン10がロ
ツクばね11を押して上方に移動すると、それま
でボール14を外方へ押していたロツクピン10
の太径部15が上方へ逃げるので、ボール14は
内方へと移動可能となり、パイロツトピン8はロ
ツクが解除されて上方へと摺動可能となる。
構12の部分拡大図で、パイロツトピン8の外壁
に設けられた孔13内にボール14が納められ、
このボール14はロツクピン10の大径部15に
よつて外側へ押され、パイロツトピン8の摺動す
る金型スリーブ部のロツク溝16内に嵌入してパ
イロツトピン8の摺動をロツクしている。ロツク
ピン10の先端が押されて、ロツクピン10がロ
ツクばね11を押して上方に移動すると、それま
でボール14を外方へ押していたロツクピン10
の太径部15が上方へ逃げるので、ボール14は
内方へと移動可能となり、パイロツトピン8はロ
ツクが解除されて上方へと摺動可能となる。
本考案のパイロツトピン8はこの様に構成され
ているので、パンチ金型と、対応するダイ17と
の間にワークが位置決めされ、パンチ金型の下降
に際しては、ワークのガイド部に先ずロツクピン
10の先端が近付く。ワークのガイド部内にロツ
クピンの先端が入つた場合には、パイロツトピン
8のロツク機構12は解除されず、引続きパイロ
ツトピン8がワークのガイド部に挿入され、パン
チ金型を支持するフローテイング機構によりパン
チ金型がワークの打抜き部に対して正しく位置決
めされる。更に、パンチ金型の下降につれて、ロ
ツクピンはダイ17のガイド穴18に入り、引続
きパイロツトピン8がガイド穴に挿入されるにつ
れて、ダイ17のフローテイング機構によりダイ
17も正しく位置決めされ、パンチ刃1と女刃1
9とによつてワークが正しく打抜かれる。
ているので、パンチ金型と、対応するダイ17と
の間にワークが位置決めされ、パンチ金型の下降
に際しては、ワークのガイド部に先ずロツクピン
10の先端が近付く。ワークのガイド部内にロツ
クピンの先端が入つた場合には、パイロツトピン
8のロツク機構12は解除されず、引続きパイロ
ツトピン8がワークのガイド部に挿入され、パン
チ金型を支持するフローテイング機構によりパン
チ金型がワークの打抜き部に対して正しく位置決
めされる。更に、パンチ金型の下降につれて、ロ
ツクピンはダイ17のガイド穴18に入り、引続
きパイロツトピン8がガイド穴に挿入されるにつ
れて、ダイ17のフローテイング機構によりダイ
17も正しく位置決めされ、パンチ刃1と女刃1
9とによつてワークが正しく打抜かれる。
当初のワークの位置決め誤差が大きく、ロツク
ピンの先端がワークのガイド部に入らない場合、
あるいはワークにガイド部を有しない場合には、
ロツクピンがワークに押されて上方に動き、それ
によつてパイロツトピン8のロツクが解除される
ので、パイロツトピン8も緩衝ばねを押して逃げ
ることができ、ワークの面を損傷することがな
い。従つて、ガイド部を有しないワークの打抜き
においても、パイロツトピン8によつてワークを
損傷することなく打抜きを行うことができる。
ピンの先端がワークのガイド部に入らない場合、
あるいはワークにガイド部を有しない場合には、
ロツクピンがワークに押されて上方に動き、それ
によつてパイロツトピン8のロツクが解除される
ので、パイロツトピン8も緩衝ばねを押して逃げ
ることができ、ワークの面を損傷することがな
い。従つて、ガイド部を有しないワークの打抜き
においても、パイロツトピン8によつてワークを
損傷することなく打抜きを行うことができる。
本考案のパイロツトピン8はワークにガイド部
のない場合にも何等打抜き作業に支障を与えない
ので、例えば第1図〜第3図に示すように、パン
チ金型及びダイに4個のパイロツトピン8及びそ
れに対応するガイド穴18を設けておき、位置決
めされたワークに設けられたガイド部に応じて、
必要なパイロツトピン8のみを作用させることが
できる。
のない場合にも何等打抜き作業に支障を与えない
ので、例えば第1図〜第3図に示すように、パン
チ金型及びダイに4個のパイロツトピン8及びそ
れに対応するガイド穴18を設けておき、位置決
めされたワークに設けられたガイド部に応じて、
必要なパイロツトピン8のみを作用させることが
できる。
本考案の上記実施例は、フローテイング機構に
より、パイロツトピン8の誘導により正確な位置
決めが行われるが、用いられるフローテイング機
構は特願昭57−111000号に示されたようなオルダ
ム機構の他、任意のフローテイング機構を用いる
ことができる。その1例をダイのフローテイング
として示したものが第5図で、第6図はそのA−
A断面図である。即ち、ダイ17を支持する可動
受台21が、その周囲に移動スペース22を有し
て固定台23に載せられており、可動受台21と
固定台23を貫通して2組の孔24及び25が互
いに直角に穿孔され、それぞれにピアノ線26が
通され、各ピアノ線の両端は固定台に係止されて
いる。孔24及び25の内径はピアノ線の太さに
対して充分な余裕を持たせておくことにより、可
動受台はフローテイング可能であり、かつ、パイ
ロツトピン8によるフローテイングが行われない
ときはピアノ線の保持により常にセンタリングさ
れる。同様のフローテイング機構はパンチ金型に
も適用することができる。
より、パイロツトピン8の誘導により正確な位置
決めが行われるが、用いられるフローテイング機
構は特願昭57−111000号に示されたようなオルダ
ム機構の他、任意のフローテイング機構を用いる
ことができる。その1例をダイのフローテイング
として示したものが第5図で、第6図はそのA−
A断面図である。即ち、ダイ17を支持する可動
受台21が、その周囲に移動スペース22を有し
て固定台23に載せられており、可動受台21と
固定台23を貫通して2組の孔24及び25が互
いに直角に穿孔され、それぞれにピアノ線26が
通され、各ピアノ線の両端は固定台に係止されて
いる。孔24及び25の内径はピアノ線の太さに
対して充分な余裕を持たせておくことにより、可
動受台はフローテイング可能であり、かつ、パイ
ロツトピン8によるフローテイングが行われない
ときはピアノ線の保持により常にセンタリングさ
れる。同様のフローテイング機構はパンチ金型に
も適用することができる。
以上、本考案の効果は、ロツクピンがワークと
当接しない場合には、ワークに案内孔があるとし
て、パイロツトピンをロツクし、フローテイング
機構が実質的に作動して、適性位置においてポン
チにより打抜加工を行なうことができる。
当接しない場合には、ワークに案内孔があるとし
て、パイロツトピンをロツクし、フローテイング
機構が実質的に作動して、適性位置においてポン
チにより打抜加工を行なうことができる。
また、ロツクピンがワークと当接した場合に
は、ワークに案内孔がないものと判断して、パイ
ロツトピンがロツクピンと共にスリーブ内に後退
しフローテイング機構が作動せず、ポンチの水平
面内での移動はなく、そのままの位置で打抜加工
ができる。
は、ワークに案内孔がないものと判断して、パイ
ロツトピンがロツクピンと共にスリーブ内に後退
しフローテイング機構が作動せず、ポンチの水平
面内での移動はなく、そのままの位置で打抜加工
ができる。
したがつて、従来のようにワークの位置ずれ時
に機械を停止し、ワークを再セツトしてから再び
打抜加工をする必要がない。パイロツトピンが複
数本であり、その数よりワークの案内孔の数が少
ない場合でもワークの打抜きは可能である。案内
孔なし、案内孔ありのワークを交互に打抜く場合
でも金型を交換する必要がない。
に機械を停止し、ワークを再セツトしてから再び
打抜加工をする必要がない。パイロツトピンが複
数本であり、その数よりワークの案内孔の数が少
ない場合でもワークの打抜きは可能である。案内
孔なし、案内孔ありのワークを交互に打抜く場合
でも金型を交換する必要がない。
第1図は本考案のパイロツトピンを有するパン
チ金型及びダイの一部縦断面とした側面図を示
し、第2図は第1図のパンチ金型の下面図で、第
3図は第1図のダイの上面図である。第4図は第
1図の一部拡大縦断面図である。第5図はフロー
テイング機構の一例を示す上面図であり、第6図
は第5図のA−A断面図であり、第7〜9図は本
考案実施例のパイロツトピンの作動断面図であ
り、第10図はワークの一例の平面図であり、第
11図は従来のパンチ金型の縦断面図である。図
示された要部と符号との対応は次のとおりであ
る。 1……パンチ刃、2……パンチベース、3……
金型スリーブ、4……シヤンク、5……パンチヘ
ツド、6……止め蓋、7……ストリツプばね、8
……パイロツトピン、9……緩衝ばね、10……
ロツクピン、11……ロツクばね、12……ロツ
ク機構、13……孔、14……ボール、15……
大径部、16……ロツク溝、17……ダイ、18
……ガイド穴、19……女刃、21……可動受
台、22……移動スペース、23……固定台、2
4,25……孔、26……ピアノ線、A1,A2…
…案内孔、B……打抜部、C……ワーク、F1,
F2……オルダム機構。
チ金型及びダイの一部縦断面とした側面図を示
し、第2図は第1図のパンチ金型の下面図で、第
3図は第1図のダイの上面図である。第4図は第
1図の一部拡大縦断面図である。第5図はフロー
テイング機構の一例を示す上面図であり、第6図
は第5図のA−A断面図であり、第7〜9図は本
考案実施例のパイロツトピンの作動断面図であ
り、第10図はワークの一例の平面図であり、第
11図は従来のパンチ金型の縦断面図である。図
示された要部と符号との対応は次のとおりであ
る。 1……パンチ刃、2……パンチベース、3……
金型スリーブ、4……シヤンク、5……パンチヘ
ツド、6……止め蓋、7……ストリツプばね、8
……パイロツトピン、9……緩衝ばね、10……
ロツクピン、11……ロツクばね、12……ロツ
ク機構、13……孔、14……ボール、15……
大径部、16……ロツク溝、17……ダイ、18
……ガイド穴、19……女刃、21……可動受
台、22……移動スペース、23……固定台、2
4,25……孔、26……ピアノ線、A1,A2…
…案内孔、B……打抜部、C……ワーク、F1,
F2……オルダム機構。
Claims (1)
- 板材を所望の形状に打抜くためのパンチと、こ
のパンチの外周を支持するスリーブと、パンチ及
びスリーブを水平面内で移動可能に保持するため
のフローテイング機構と、ばねにより下方に付勢
されてスリーブから下方に突出可能に設けられ、
ワークを位置決めするためのパイロツトピンと、
スリーブの下端からパイロツトピンの先端を突出
させた状態でロツクするロツク機構とを備えたプ
レス加工機の金型装置において、前記パイロツト
ピンは筒状でその側壁にロツク用の孔を有して筒
内にこのパイロツトピンの先端からロツクばねに
よつて突出可能に付勢されたロツクピンを収容
し、このロツクピンは、ストツパとして作用する
太径部と先端に向つて細径に形成された細径部と
を有しており、前記ロツク機構は、前記パイロツ
トピンの孔に嵌合し、前記スリーブのロツク溝内
をロツクピンの軸心と直角方向に移動可能に支持
されたボールを有し、もつて、ロツクピンの先端
がワークと当接していないとき、前記ボールが前
記ロツクピンの太径部によつて軸心からスリーブ
外側に押されて前記ロツク溝に嵌入して前記パイ
ロツトピンの摺動をロツクし、前記ロツクピンの
先端がワークと当接したとき、ロツクピンの細径
部によりボールがスリーブのロツク溝からパイロ
ツトピン内へ移動してロツクが解除され、パイロ
ツトピンがスリーブ内に後退することを特徴とす
るプレス加工機の金型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP651483U JPS59114231U (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | プレス加工機の金型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP651483U JPS59114231U (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | プレス加工機の金型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59114231U JPS59114231U (ja) | 1984-08-02 |
JPH0120034Y2 true JPH0120034Y2 (ja) | 1989-06-12 |
Family
ID=30138075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP651483U Granted JPS59114231U (ja) | 1983-01-20 | 1983-01-20 | プレス加工機の金型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59114231U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021074760A (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | トヨタ紡織株式会社 | プレス装置及びプレス成形品の製造方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0438893Y2 (ja) * | 1986-02-28 | 1992-09-11 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623340U (ja) * | 1979-07-30 | 1981-03-02 |
-
1983
- 1983-01-20 JP JP651483U patent/JPS59114231U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5623340U (ja) * | 1979-07-30 | 1981-03-02 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021074760A (ja) * | 2019-11-12 | 2021-05-20 | トヨタ紡織株式会社 | プレス装置及びプレス成形品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59114231U (ja) | 1984-08-02 |
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