JPS591028A

JPS591028A - プレス加工機における金型装置

Info

Publication number: JPS591028A
Application number: JP11100082A
Authority: JP
Inventors: Tomojiro Katayama; 片山　友次郎
Original assignee: Anritsu Corp
Current assignee: Anritsu Corp
Priority date: 1982-06-28
Filing date: 1982-06-28
Publication date: 1984-01-06
Also published as: JPS642455B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は薄板を所望の形状に打抜くための切刃を形成す
るパンチおよびダイよりなる薄板加工機の金型装置に関
し、特に板金仕上げ加工において定尺板に複数の製品を
つなぎ部のみを残して外形切欠加工され、必要な孔あけ
、ねじ立て等の加工を行なった後、製品の切離しのため
に、残されたつなぎ部を正確に打抜くためのプレス加工
の金型装置に関するものである。

板金薄板加工において、別工程で加工されたワークの所
望部分を打抜き加工する場合には、打抜金型が固定され
ているため、前加工に−おける誤差はそのまま、また入
ワークが自動的に位置決めされる場合には、その位置決
め誤差がワークの打抜精度として製品に出てしまう。特
に製品の切離しの場合には、この打抜精度が不良の場合
、切離されたつなぎ部が平滑にならず、製品の外観を損
なうのみならず、この製品の以後の取扱いに際してトラ
ブルを生じ易い。

本発明は、このような打抜加工において、金型に位置決
め機能を持たせることによって、自動機による位置決め
誤差を解消す４と共に、前加工における加工誤差の影響
を排除して、正確な打抜加工を行なうことを可能とした
ものである。

即ち、本発明は、薄板を所望の形状に打抜くための切刃
を形成するパンチおよびダイよりなる薄板加工機におい
て、パンチ金型およびダイかそれぞれオルダム機構によ
って保持されていること、パンチ金型にワークのガイド
部およびダイのガイド穴に嵌合して打抜き部の位置決め
を行なうガイド軸が設けられていること、および前記オ
ルダム機構を有するパンチ金型ホルダおよびダイホルダ
が、それぞれ無負荷時において中心を合わせるセンタリ
ング機構を有することを特徴とする薄板加工機における
金型装置である。

以下、本発明の一実施例を示す図面によって本発明を説
明する。

第１図は本発明の薄板加工機の金型装置におけるパンチ
金型１およびそれに対応するダイ１４を示す。パンチ金
型１はと、ンチ刃２を有するパンチベース６が、金型ス
リーブ４（ハ）に摺動自在に収納されており、パンチベ
ース６の上部にはシャンク５を介してパンチヘッド６が
取付けられている。

金型スリーブ４の上部は７ランジで止め蓋７により閉鎖
され、パンチヘッド乙の上方への行程を制限している。

パンチヘッド６と止め蓋７との間にはストリップばね８
が設けられており、このストリップはね８は打抜き後に
、ワークに喰込んだパンチ刃２を引抜く際の引抜き力を
与える。

パンチベース６にはパンチ刃２の両側にガイド軸９およ
び１１０が摺動自在に埋設され、それぞれのガイド軸の
基部に設けられた緩衝ばね１１および１２によって下方
に押されている。金型スリーブ４には側部にパンチ金型
１の方向を規制する方向決めピン１６が突設されており
、金型スリーブ４の下面１４にはパンチ刃２およびガイ
ド軸９および１０のための貫通孔が設けられ、無負荷時
においてパンチ刃２の先端は金型スリーブ下面より若干
引込んだ位置にあり、ガイド軸９および１０の先端は金
型スリーブ下面１４より若干突出した位置にある。第２
図はパンチ金型１の下面図を示し、パンチ刃２は断面角
形となっている。

第１図においてダイ１４はパンチ刃２に対応して切刃を
形成する女刃１５およびガイド軸９および１０に対応す
るガイド穴１６および１７を有し、側部には方向決めピ
ン１８が突設されている。第３図はダイ１４の上面図を
示す。

第４図は第１図のパンチ金型１およびダイ１４がそれぞ
れオルダム機構を有するパンチ金型ホルダ２１およびダ
イホルダ５１に保持され、薄板加工機のハウジングに取
付けられた状況を示す縦断面図である。但し、第４図の
中心線より左は金型装置の正面より見た縦断面を示し、
中心線より右は側面より見た場合の縦断面を示している
。

第４図においてパンチ金型１の金型スリーブ゛４はプレ
スホルダ２１に摺動自在に保持され金型スリーブ４に突
設された方向決めピン１６はプレスホルダ２１に溝状に
設けられたビンガイド２２に嵌合することによって方向
決めされる。プレスホルダ２１はその下部に組合わされ
たオルダム中間板２６および更にその下部の固定板２４
によってオルダム機構を構成し、固定板２４はノ・ウジ
ンダ２５に固定される。プレスホルダ２１およびオルダ
ム中間板２３は、その周辺とハウジング２５との間にク
リアランスを有し、そのクリアランスの範囲で移動する
ことができる。

第５図（ａ）、（ｂ）および（Ｃ）はパンチ金型１を保
持するオルダム機構を分解して示したもので、（ａ）は
プレスホルダ２１　、（ｂ）はオルダム中間板２３　、
（０）は固定板２４を示す斜視図である。プレスホルダ
２１は下面に条溝２６を有する円板部２７と下方へ伸び
る円筒部２８とよりなり、金型スリーブ４が上下に摺動
する内壁２９には金型スリーブ４に突設された方向決め
ピンが嵌合する溝状のビンガイド２２が設けらゝれてい
る。オルダム中間板２６にはプレスホルダ２１の条溝２
６に係合する凸条６０が上面に、また、凸条６０と直角
方向の凸条６１が下面に設けられ、凸条６１は固定板２
４の条溝６２に係合する。オルダム中間板２５および固
定板２４の円筒状内壁は、プレスホルダ２１の円筒部２
８の外壁の径より若干大きい径を有し、３者を重ねてオ
ルダム機構を形成したとき、プレスホルダ２１はその条
溝２６の方向に変位可能となっている。また固定板２４
の外径は、オルダム中間板２６およびプレスホルダ２１
の円板部２７の外径より若干大きく、オルダム中間板２
６はその上部のプレスホルダ２１と共に凸条６１の方向
に変位可能となっており、従ってプレスホルダ２１の内
壁に摺動自在に収納された金型スリーブ４は、ビンガイ
ド２２によって方向決めさ−れると共に前後左右に与え
られたクリアランスの範囲で変位可能である。

第４図において、プレスホルダ２１に摺動自在に収納さ
れた金型スリーブ４はそ、の上端の７ランジが金型受板
４１で支持され、該金型受板４１はプレスホルダ２１と
の間に設けられた支持はね４２によって上方に押されて
いる。一方、金型受板４１とプレスホルダ２１との間に
は止めねじ４６が固定され、金型受板４１は止めねじ４
６のヘッドとプレスホルダ２１の上面との間のみ上下可
能に制限される。従って金型スリーブ４はプレス工程に
おいて、この止めねじ４３で制限された行程だけプレス
ホルダ２１内を摺動する。支持ばね４２はパンチヘッド
６と金型スリーブ４の止め蓋７との間に設けられたス）
　ＩＪツブばね８よりは弱いばね力に設定される。

本発明の金型装置においては、パンチ金型の下方にワー
クが挿入されるスペースを隔てて、ダイ１４がダイホル
ダ５１に保持されて設置される。

グイホルダ５１はダイの方向決めピン１８を受けるビン
ガイド５２が設けられており、パンチ金型１のパンチ刃
２を受けて切刃を形成する女刃１５およびガイド軸９お
よび１０を受けるガイド穴１６および１７がそれぞれ正
しく対応するようにダイの方向決めが行われる。ダイ１
４は止めねじ５６によってグイホルダ５１に係止される
。グイホルダ５１はその下部のオルダム中間板５６およ
び固定板５４と組合わさってオルダム機構を形成し、固
定板５４がハウジング５５に固定され、グイホルダ５１
およびオルダム中間板とハウジングとの間にはクリアラ
ンスがあり、そのクリアランスの許容範囲内でグイホル
ダ５１は変位することができる。第６図（ａ）、（ｂ）
および（Ｑ）はダイを支持するオルダム機構を分解して
示した斜視図で、その組立ておよび作動は第５図に示し
たプレスホルダにおけるオルダム機構と原理的に同一で
ある。

ベンチ金型およびダイにおける保持機構であるプレスホ
ルダ２１およびグイホルダ５１は、センタリング機構に
よって無負荷時にはそれぞれ中心合わせされる。このセ
ンタリング機構はオルダム機構によって変位可能なプレ
スホルダ２１およびグイホルダ５１をそれぞれの周囲の
ハウジングから均等に押付けることによって達成される
。第４図においてこの機能はハウジングの三方または四
方から押しばね６１によって押されるブツシュピン６２
によって行われている。

プレスホルダ２１およびグイホルダ５１に設けられるビ
ンガイド２２および５２は、それぞれ金型スリーブ４お
よびダイ１４に突設されたガイドピン１３および１８に
対し若干遊びを有することが好ましい。この遊びによっ
て、本発明の金型装置はオルダム機構による前後左右へ
の変温自由度の他に、回転方向についても自由度を有す
ることとなり、打抜き処理されるワークの金型に対する
平行性の誤差に対しても修正することができる。

この場合、ダイ１４をダイホルダ５１に係止する止めね
じ２５６は、その先端に滑り用ボールを介在せしめるこ
とにより、ダイの回転自由度を保存する必要がある。

本発明の金型装置に用いられるオルダム機構は、その組
合わせ面に滑り材、例えばローラベアリングを介在せし
めて、その相互変位をより円滑にすることができる。

本発明の金型装置は以下の様に作動する。第７図は本発
明の薄板加工機によって打抜加工されるワーク７１を示
し、これは１枚の定尺材７２に複数の製品７３を、その
つなぎ部７４のみを残した状態で外形切欠加工され、か
つ、各製品は切欠部７５の切欠加工やねじ孔部７６の孔
あけ加工等の必要な加工がすまされているもので、つな
ぎ部７４を打抜加工することによって、各製品７６を定
尺材７２より切離そうとするものである。

加工装置（図示せず）にクランプされたワークは、例え
ばＮ’Ｏ制御により本発明の金型装置のパンチ刃とダイ
の表刃との間に打抜加工されるべきつなぎ部７４が位置
決め固定される。次いでパンチ金型１のパンチヘッド乙
に油圧その他による下降圧力が加わり、パンチ金型１が
下降する。この際、金型スリーブ４を支持する支持ばね
４２がまず圧縮され、金型スリーブ４と共にパンチ金型
１全体がプレスホルダ２１内を摺動下降する。するとガ
イド軸９および１０がまずワーク７１０つなぎ部７４の
両側の外形切抜き部７７のガイド部７８に挿入される。

第６図の破線で示した円７９は金型位置を示し、つなぎ
部１４上に示す斜線部はパンチ刃２による切刃位置８０
を示す。

ガイド部７８へガイド軸９および１０が挿入されたとき
、ワークの位置決めに誤差があれば、パンチ金型はオル
ダム機構によってガイド軸にならってその位置を変位し
、パンチ刃２は正しくつなぎ部７４の上部に位置する。

パンチ金型１が更に下降するにつれて、ガイド軸９およ
び１０は更にダイ１４のガイド穴１６および１７に挿入
され、このガイド軸９および１０の挿入によってダイ１
４はそのオルダム機構により、ダイホルダ５１が変位し
、ダイ１４の表刃１５がつなぎ部７４の下部でパンチ刃
２と正しく対応した位置をとる。

パンチ金型１が更に下降して、金型スリーブ４の下面が
ワークをダイ１４の上面に挾みつけると金型スリーブ４
の下降が停止し、今度はス）　ＩＪツブばね８が押され
、パンチベース３が金型スリーブ内を下降し、パンチ刃
２がダイ１４の表刃１５と共にワーク７１の所定のつな
ぎ７４を正確に打抜　く　。

打抜きが終わってパンチヘッド乙の圧力が解除されると
、ス）　ＩＪツブばね８の復原力によってパンチ刃２は
ワーク７１から引抜かれ、次いで支持ばね４２の力によ
って金型スリーブ４が引上げられ、金型装置はもとの状
態に戻る。ワークはＮ。

制御機構により移動し、次の打抜個所である別のつなぎ
部が位置決めされる。

本発明の金型装置は上記のように位置決めされたワーク
に対し、ガイド軸によって金型側が位置調整を行うので
、前加工による加工誤差の影響を受けず、極めて高精度
に打抜加工を行うことができ、すぐれた仕上りの打抜製
品を得ることができる。また、ワークの自動送り機構に
おける誤差があっても、金型側で補正を行うので、自動
送り機構として高精度のものを必要とせず、機械製作コ
ストを大巾に下げることができる。

本発明の金型装置は、上記したような、加工された板金
の切離し用金型として極めて有用であるが・その他一般
の打抜金型、パンチプレス用金型、板金の二次加工金型
等としても有効に利用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるパンチ金型およびダ
イの縦断面図で、第２図は第１図のパンチ金型の下面図
、第３図は同じくダイの上面図を示す。第４図は第１図のパンチ金型およびダイか機械のハウジ
ングに保持された状態における縦断面図で、左半分は正
面に平行の、右半分は側面に平行の断面を同−図に示し
である。第５図（ａ）、（ｂ）および（ｃ）はパンチ金
型を保持するオルダム機構の分解斜視図で、第６図（ａ
）、（ｂ）および（ｃ）はダイを保持するオルダム機構
の分解斜視図である。第７図は本発明の金型装置で打抜加工されるワークの一
例を示す。図示された要部と符号との対応は次のとおりである。１・・・パンチ金型、　２・・・パンチ刃、　３・・・
パンチベース、　４・・・金型スリーブ、　５・・・シ
ャンク、６・・・パンチヘッド、　７・・・止め蓋、　
８・・・ストリップばね、　９．１０・・・ガイド軸、
　１１．１２・・・緩衝ばね、　１５・・・方向決め。ビン、　１４・・・ダイ、　１５・・・立方、　１６．
１７・・・ガイド穴、１８・・・方向決めピン、　２１
・・・プレスホルダ、２２・・・ビンガイド、　２３．
５３・・・オルダム中間板、　２４．５４・・・固定板
、　２５．５５・・・ハウジング、　２６．６２・・・
条溝、　６０．６１・・・凸条、　４１・・・金型受板
、　４２・・・支持ばね、４６・・・止めねじ、　６１
・・・押しばね、　６２・・・ブツシュピン、　７１・
・・ワーク、　７２・・・定尺材、７６・・・製品、　
７４・・・つなぎ部、　７５・・・切欠部、７６・・・
ねじ孔部、　７７・・・外形切抜き部、　７８・・・ガ
イド部。代理人　弁理＋　浮田桂一部

Claims

【特許請求の範囲】

（１）・薄板を所望の形状に打抜くための切刃を形成す
るパンチおよびダイよりなる薄板加工機において、パン
チ金型（１）およびグイ（１４）がそれ≠れオルダム機
構によって保持されていること、パンチ金型にワーク（
７１）がガイド部（７８）およびダイ　（１４）のガイ
ド穴（１６，１７）に嵌合して打抜き部の位置決めを行
なうガイド軸（９，３０）が設けられていること、およ
び前記オルダム機構を有するプレスホルダ（２１）およ
びダイホルダ（５１）が、それぞれ無負荷時において中
心を合わせるセンタリング機構を有することを特徴とす
る薄、板加工機における金型装置。
（２）ハンチ金型（１、）およびグイ（１４）が、それ
ぞれ方向決めピン（１３，１８）を有する、特許請求の
範囲第（１）項に記載の金型装置。
（３）方向決めピン（１６，１８）が、ワーク（７１）
の進行方向に対し、若干の方向変更が可能な遊びを有す
る、特許請求の範囲第（２）項に記載の金型装置。
（４）ガイド軸（９，１０）が、緩衝ばね（１１，１２
）を介してパンチ金型（１）に摺動自在に埋設されてい
る、特許請求の範囲第（１）項に記載の金型装置。
（５）　　パンチ金型（１）が、プレスホルダ（２１）
内を摺動する金型スリーブ（４）、金型スリーブ（４）
内を摺動しパンチ刃（２）を有するパンチベース（６）
、パンチヘッド（６＞およびパンチヘッド（６）とパン
チベース（３）を連結するシャンク（５）よりなり、金
型スリーブ（４）とパンチヘッド（６）との間にパンチ
刃（２）の引抜き力を与えるストリップばね（８）を有
する、特許請求の範囲第（１）項に記載の金型装置。
（６）金型スリーブ（４）を、プレスホルダ（２１）内
に一定間隔だけ摺動自在に保持する支持ばね（４２）が
金型受板（４１）とプレスホルダ（２１）との間に挾持
されている、特許請求の範囲第（１）項に記載の金型装
置。