JPH0119967B2 - - Google Patents

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JPH0119967B2
JPH0119967B2 JP7019385A JP7019385A JPH0119967B2 JP H0119967 B2 JPH0119967 B2 JP H0119967B2 JP 7019385 A JP7019385 A JP 7019385A JP 7019385 A JP7019385 A JP 7019385A JP H0119967 B2 JPH0119967 B2 JP H0119967B2
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JP
Japan
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steel plate
upper roll
circular arc
bending
point
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JP7019385A
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Yukio Yoshida
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Kurimoto Iron Works Ltd
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Kurimoto Iron Works Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ベンデイングロールによる円弧曲
げ方法およびその方法の実施に用いる制動装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
2本の平行なベンデイング用下ロールの上方
に、これと平行な1本のベンデイング用上ロール
を配置し、下ロールと上ロールの間に鋼板を供給
して鋼板に曲げ加工を施すことにより鋼製パイプ
を成形するベンデイングロールによるパイプ成形
方法は従来から知られている。
従来公知の成形方法として、先にこの出願の発
明者が特許出願している特開昭60−24225号公報
に示すものがある。この公報に開示の成形方法に
おいては、上ロールを前後いずれかに片寄らせた
非対称位置に配置することにより、上ロールを鋼
板上に下降させた場合に、鋼板が腰折れせず、精
度の高い鋼製パイプを製作できるようにしたもの
である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の発明においては、上ロールをいずれか一
方の下ロール側へ片寄らせる距離は、鋼板の厚さ
に応じて適当に設定すればよく、特に限定された
ものではない。すなわち、添付の第20図に示す
ように、上ロール1を前方へ距離dだけ片寄らせ
た場合、1パス終了後において鋼板3の後端部3
bが未加工部分として残るため、前端部3aの未
加工部分と合わせてそれぞれ追加的に加工を施
し、所要の円弧に仕上げる必要がある。また、第
21図に示すように、後方へ距離dだけ片寄らせ
た場合は、円弧部の成形を終了したのち、後端部
3bのプレス曲げを行なうために、上ロール1を
第22図に示すように、後端部3bの中間点aに
移動し、その点においてプレス曲げを行なうよう
にしていたので、円弧部との境界点bにおいて、
いわゆる2番(不十分な成形部)が残る問題であ
つた。この2番を無くしようとすると、更にプレ
ス曲げを繰返えす必要があつた。
以上のごとき操作を、従来は鋼板の加工状況を
観察しながら手動により駆動装置のスイツチを入
切りして行なつていたので、相当の熟練を要し、
また非能率的であつた。そこで、自動的に駆動す
るようにしようとする場合、第20図のように、
上ロール1を前方へ片寄らせる方法によると、前
述のように前端部3aと後端部3bの両部分にお
いて追加的な加工が必要となるため、制御が複雑
になる問題がある。また、第21図のように後方
へ片寄らせる方法であつても、端部において数回
のプレスが必要となる場合があり、この場合も制
御が複雑になる問題がある。
そこで、この発明は加工工程の前半においては
上ロールを後方へ片寄らせ、また後半においては
前方へ片寄らせ、しかもその片寄り距離を一定の
同一距離に限定するとともに、円弧曲げ加工の終
了点を一定位置に定め、その終了点においてプレ
ス曲げを行なうようにすることにより、成形のた
めの制御を容易にし、均一な精度をもつた円弧曲
げ製品を作製できるようにすることを目的とす
る。
なお、この発明において円弧曲げとは、鋼板を
一定の円弧をもつように成形することを意味する
だけでなく、鋼板をわん曲してその両端を突き合
わせてパイプ状に成形することも意味する。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この発明は以
下の手段を採用した。
前後2本の平行な下ロール11,11′の上方
に、これらと平行に1本の上ロール12を配置し
てなるベンデイングロールに鋼板13を供給し、
これに円弧曲げを施す方法において、 (イ) 鋼板13を前進させながらこれに圧接せしめ
た上ロール12を下降させ、所定高さでその下
降を停止することにより、スパイラル部13a
とこれに連続した円弧部13bを成形し、更に
その円弧部13bの前進成形の終了位置から、
上ロール12を下降させて前進成形時の円弧部
13bの終了点jから鋼板13の端末までの間
にプレス曲げを施す前半工程と、 (ロ) 上ロール12を上記円弧部13bの前進成形
時と同じ高さに保持して鋼板13を後退せし
め、上記スパイラル部13aと未加工部13c
に曲げ加工を施してこれらの部分を円弧部13
bに成形し、更にその円弧部13bの後退成形
の終了位置から上ロール12を下降させて後退
成形時の円弧部13bの終了点jから鋼板13
の端末までの間にプレス曲げを施す後半工程を
実施するに際し、 (ハ) 上ロール12の位置を両下ロール11,1
1′の中間点から、前半工程では後方へ、後半
工程では前方へ、それぞれ一定距離d1だけ片寄
らせ、かつ各工程における円弧部13bの前進
成形及び後進成形の各終了点jを、その表面側
の点iから鋼板13の各端末まで一定の距離d3
を残す位置に定め、 (ニ) 上記の距離d1及びd3を以下のように設定する
ことを特徴とするベンデイングロールによる円
弧曲げ方法。
記 距離d1は、d2が式(t×4√2)で定めら
れる範囲。但し、tは鋼板13の板厚、Rは鋼板
13の曲率半径、d2は、点iを基点として、鋼板
13と下ロール11,11′との接点hまでの距
離。
距離d3は、点iを基点として接点hより短く、
かつ上ロール12によるプレス曲げが可能な距
離。
なお、上記の距離d1が上記の範囲より過大であ
れば上ロール12が下ロール11又は11′に近
づき過ぎるため、押圧力が過大となつて鋼板13
を圧延してしまう不都合がある。逆に上記の範囲
より過小であれば、上ロール12が離れすぎるた
め、摩擦力が不足し送りをかけることができな
い。
また、上記の距離d3は、点iを基点として接点
hより過大であれば、接点hから端末までの部分
が上ロール12のプレス曲げによつて成形されず
未加工のまま残る。たとえ、未加工部分を上ロー
ル12の位置を変えて2度目のプレス曲げによつ
て加工しても、1度目のプレス曲げ部分と2度目
のプレス曲げ部分の境界に、いわゆる2番が生じ
る不都合がある。このため、距離d3は接点hより
小さくなければならないが、小さすぎると、プレ
ス曲げの際に鋼板13の端末が下ロール11,1
1′から外れてしまう。従つて、距離d3の最小値
はプレス曲げが可能な範囲で最小に選定される。
また、上記の方法を実施する手段として、 ベンデイングロールの下ロール11,11′の
回転数設定器51および上ロール12の昇降量、
昇降速度、設定器52および前記移動量設定器5
3を設け、これら設定器51〜53によつて設定
された数値にもとづいて各ロール11,11′,
12の駆動装置40,24,39を一定のシーケ
ンスに従つて制御するシーケンス制御装置54を
設けることにより制御装置を構成したものであ
る。
〔実施例〕
第1図から第12図はこの発明の成形方法を工
程順に示すものである。工程は鋼板13を前進過
程において曲げ加工を施す前半工程と、その後退
過程において曲げ加工を施す後半工程とからな
る。
−前半工程− 第1図に示すように、前方上ロール11と後方
下ロール11′の上部にこれらと平行に上ロール
12を配置したベンデイングロールにおいて、上
ロール12を両下ロール11,11′間の中心線
lより一定距離d1だけ後方へ片寄らせる(この距
離d1については後述する。) 上記のベンデイングロールにおいて、鋼板13
を後方下ロール11′から前方下ロール11の方
向に供給し、前方下ロールの更に前方に配置され
たストツパー14は鋼板13の前端を当て、鋼板
13の姿勢を正しく保持する。ストツパー14は
装置のフレームの一部15に、前記下ロール11
と平行に固定される。
上記の状態から第2図に示すように、下ロール
11,11′を停止させた状態において上ロール
12を下降せしめ、鋼板13を押し曲げてその先
端をストツパー14から外す。この場合の上ロー
ル12の基準位置からの下降高さX1は、上ロー
ル12と下ロール11,11′間で鋼板13を移
行させる必要な摩擦力を得る位置までである。こ
の場合、上ロール12が後方へ距離d1だけ片寄つ
ているので、上ロール12を中心線l上において
下降させる場合に比べ少ない下降量で大きな摩擦
力が得られ、鋼板13に腰折れを生じさせない。
次に、第3図に示すように、下ロール11,1
1′を前方に回転させることによつて鋼板13を
前進させ、これにローリング加工を施すと同時
に、上ロール12を前記の高さX1からX2に少し
づつ下降させる。この下降速度と下ロール11,
11′の送り速度の相対的な速度差により、スパ
イラル部13aが形成される。このスパイラル部
13aは曲率半径が次第に小さくなる部分であ
り、不完全な円弧をなす。上ロール12の下降速
度は、鋼板13に腰折れを生じさせない範囲で設
定される。
なお、鋼板13の前端部は未加工部13cとし
て残される。
次に、上ロール12を高さX2で停止させたの
ち、引続き下ロール11,11′を前方に回転さ
せると、第4図に示すように、一定の曲率半径R
をもつた円弧部13bが形成される。この場合の
曲率半径Rは、製品の仕上がり曲率半径に一致す
る。
第4図の状態における拡大図を第13図に示
す。第13図は前述の距離d1の大きさの設定要領
を示している。すなわち、距離d1が大きすぎると
押圧力が過大になつて鋼板13が圧延され、また
小さすぎると摩擦力が不足し送りをかけることが
できない。したがつて、距離d1は鋼板13を圧延
せず、かつ送りに必要な摩擦力が得られる距離に
設定される。このような条件を満す距離d1は、鋼
板13の厚みtおよび円弧部13bの曲率半径に
よつて異なるので、一律に定めることはできない
が、経験的に図示の距離d2は式(t× 4√2
t)で定められる範囲、望ましくはを3t〜5tに設
定すると、通常上記の条件を充足することがわか
つている。
距離d2は、鋼板13の円弧部13bの成形終了
点jの表面側の点iを基点として、鋼板13と後
方下ロール11′との接点hまで距離である。
上記の状態から更に加工を進め、第5図に示す
ように、鋼板13の後端が所定の位置に達した時
に下ロール11,11′を停止する。この停止位
置は第5図を拡大して示す第14図において、距
離d3として示す範囲である。距離d3は、前記の点
iを基点として接点hより短く、かつ上ロール1
2によるプレス曲げが可能な距離である。第14
図の距離d3、即ち点iから点kまでの距離は、上
ロール12によるプレス曲げが可能な最小距離で
ある。
最小距離を規定する点kを選定する具体的な手
段は、経験的に、図示のとおり、円弧部13bの
中心eと後方下ロール11′の中心fとを結ぶ直
線nがそのロール11′の外周面と交わる点とし
て選定することができる。
上記のように規定される距離d3の範囲内で下ロ
ール11,11′と停止し、そのまゝ上ロール1
2を高さX3まで下降してプレス曲げを施すと、
上ロール12の1回の下降により円弧に成形され
る。
また、第13図および第14図において、鋼板
13の後端が点hを越え点kに接近し、互に点k
を越えるように移動すると、中心eの位置もわず
かに偏位するので、点kの位置が偏位するが、そ
の偏位量は微小であるので通常はこれを無視して
も差支えない。しかし、厳密性が要求される場合
は、中心eの偏位を考慮して距離d3を定める必要
がある。
−後半工程− 後半工程は、第7図に示すように、上ロール1
2を前述の高さX2に保持した状態で、中心線l
から前方下ロール11側へ前述の距離d1だけ片寄
らせる。
上ロール12を前方へ移動させる際、鋼板13
の支持力が一時的に解除されるが、鋼板13の前
端側未加工部13cの長さ、スパイラル部13a
の長さ、およびスパイラル部13aの各部の曲率
半径を適当に設定することにより、両下ロール1
1,11′上に載つた半加工状態の鋼板13はバ
ランスを保ち、その姿勢が崩れることはない。
上記のように、上ロール12を前方下ロール1
1へ移動させ、第8図のように両下ロール11,
11′を後方へ回転させることによつて鋼板13
を後退させると、円弧部13bは所定の曲率半径
Rに仕上げられているので、何らの加工を受けず
素通りする。スパイラル部13aおよび未加工部
13cが所定の曲率半径Rに加工される。
第9図のように鋼板13の先端が前述の距離d3
の範囲に入ると、下ロール11,11′を停止す
る。この距離d3は前述の場合と同じである。
そこで、次に上ロール12を、第10図に示す
ようにX3まで下降させ、プレス曲げを行なう。
この場合も1回の操作で完了する。
以上の工程を終了すると、鋼板13は全体が円
弧に成形され、また場合によつては両端が突き合
つてパイプ状に成形される。
なお、当初からパイプを成形すべく上記の工程
を実施してもスパイラル部13aの一部に不十分
な加工部13eが残ることがあり、完全な円にな
らないので、この場合は次の補正工程を実施す
る。
−補正工程− 補正工程は第11図のように鋼板13を前進さ
せて前記の不十分な加工部13eを上ロール12
の下方に位置せしめ、その状態から第12図に示
すように上ロール12を高さX4まで若干下降さ
せると、上記部分13eが補正されて両端部が突
き合い、所要のパイプが得られる。
次に、上記成形方法を実施するために使用する
ベンデイング装置とその制御装置について説明す
る。
ベンデイング装置は、第15図から第18図に
示すように、ベツド20上に平行な前後2本の下
ロール11,11′を軸受22により回転自在に
支持している。また、ベツド20に上記の軸受2
2をまたぐ門形フレーム23,23′を設け、各
フレーム23,23′にそれぞれ油圧シリンダ2
4,24装着し、そのシリンダ24,24とフレ
ーム23,23′に設けた上下方向のガイド溝と
により軸受25を昇降自在に支持し、この軸受2
5により上ロール12を回転自在に支持する。
第17図に示すように、上記フレーム23の両
脚部27には、軸受28を介して水平移動軸29
が貫通され、その軸受28の外側面に上記移動軸
29の大径部30との境界をなす段部31を係合
し、フレーム23に対する水平方向への移動を阻
止する。また、上記大径部30はキー溝30′を
有し、ベツド20の一部に突設したキー32′を
有する軸の下端とベツド20との間には、間隙g1
が設けられており、このフレーム23にベツド2
0の外側面に軸支された油圧シリンダ40のピス
トンロツド41を軸着している(第15図、第1
6図)。上記の油圧シリンダ40を作動させるこ
とにより、フレーム23を移動軸29の周りで回
転させ、外方へ傾動させることができる。
また、上記フレーム23の上ロール支持用軸受
42に挿入される上ロール12の一端には、第1
8図に示すようにスリーブ43が嵌着され、その
スリーブ43と軸受42の間に所要の間隙g2を設
け、フレーム23の傾動時に上ロール12の一端
から自由に抜け出又は逆に自由に挿入できるよう
になつている。
他方のフレーム23′の側方には第15図に示
すように駆動モータ44と減速装置45が設けら
れ、歯車46を介して下ロール11,11′に駆
動力を伝達するようになつている。また、上ロー
ル12の端部に設けられたアーム47の先端は、
ベツド20に設けられた支持装置48に連結さ
れ、これにより一方のフレーム23を上ロール1
2の一端から抜き出した際フレーム23′の両側
においてバランスを保つ。
以上の構成からなるベンデイング装置は、以下
の制御装置により制御される。
第15図に示すコントロール装置50は、数値
設定器51,52,53と、シーケンス制御回路
54を有する。数値設定器51は下ロール11,
11′の回転数N1、N2、N3を設定するものであ
り、その回転方向はN1、N3が正転、N2が逆転で
ある。また数値設定器52は、上ロール12の昇
降量X1、X2、X3、X4を設定するものである。こ
の場合X1からX2に下降する場合に限り適宜変更
できる下降速度V1が設定され。その他の昇降の
場合は、一定の昇降速度V0に設定される。数値
設定器53は、上ロール12の前後移動量d1を設
定するものである。これらの設定値はシーケンス
制御回路54に入力される。
下ロール11,11′は駆動モータ44によつ
て回転されるとともに、その回転数は軸受22を
下ロール11′間に設置した回転検出器55によ
つて検出される。また下ロール11,11′の前
後移動はモータ39の駆動によつて行なわれ、そ
の移動量d1はベツド20に設けたポテンシヨンメ
ータ56によつて検出される。上ロール12の昇
降は、油圧用モータ57、油圧ポンプ58、ソレ
ノイドバルブ59分流器61を含む油圧系により
油圧シリンダ24を駆動することにより行なわれ
る。また、その昇降量はフレーム23に取付けた
ポテンシヨンメータ60により検出される。上記
の各モータ39,44およびソレノイドバルブ5
9の駆動はシーケンス制御回路54から行なわ
れ、また回転検出器55および各ポテンシヨメー
タ56,60の検出値は、シーケンス制御回路5
4に入力される。
第19図は上記シーケンス制御回路のフローチ
ヤートであり、各数値設定器51,52,53に
より所定の数値が設定され、その設定値に従つて
下ロール駆動モータ44、上ロール昇降シリンダ
24、上ロール前後移動モータ39が一定のシー
ケンスで駆動される。このシーケンスは、先に成
形方法として説明した前半工程、後半工程、補正
工程の順に進行する。ただし、補正工程は省略す
る場合がある。
〔効果〕
以上のように、この出願の方法の発明は、上ロ
ールを前半工程および後半工程において前方また
は後方へ片寄らせる距離d1を等しく設定し、また
各工程の終了時における鋼板の停止位置を所定の
距離d3内にあるように設定するとともに、その終
了位置からそのまゝプレス曲げを行なうようにし
たので、両端部においていわゆる2番を生じるこ
とがなく、また制御が容易になる効果がある。
また、制御装置の発明は、数値設定により同一
規格の製品を大量生産することができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第12図は成形工程図、第13図は
第4図の場合の拡大図、第14図は第5図の場合
の拡大図、第15図は制御装置を備えた成形装置
の正面図、第16図は同上の左側面図、第17図
は同上の一部省略縦断側面図、第18図は同上の
一部省略縦断正面図、第19図はシーケンスチヤ
ート、第20図および第21図は従来例の工程
図、第22図は従来例の工程の拡大図である。 11,11′……下ロール、12……上ロール、
13……鋼板、13a……スパイラル部、13b
……円弧部、13c……未加工部、13d……未
加工部、51〜53……数値設定器、54……シ
ーケンス制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 前後2本の平行な下ロール11,11′の上
    方に、これらと平行に1本の上ロール12を配置
    してなるベンデイングロールに鋼板13を供給
    し、これに円弧曲げを施す方法において、 (イ) 鋼板13を前進させながらこれに圧接せしめ
    た上ロール12を下降させ、所定高さでその下
    降を停止することにより、スパイラル部13a
    とこれに連続した円弧部13bを成形し、更に
    その円弧部13bの前進成形の終了位置から、
    上ロール12を下降させて前進成形時の円弧部
    13bの終了点jから鋼板13の端末までの間
    にプレス曲げを施す前半工程と、 (ロ) 上ロール12を上記円弧部13bの前進成形
    時と同じ高さに保持して鋼板13を後退せし
    め、上記スパイラル部13aと未加工部13c
    に曲げ加工を施してこれらの部分を円弧部13
    bに成形し、更にその円弧部13bの後退成形
    の終了位置から上ロール12を下降させて後退
    成形時の円弧部13bの終了点jから鋼板13
    の端末までの間にプレス曲げを施す後半工程を
    実施するに際し、 (ハ) 上ロール12の位置を両下ロール11,1
    1′の中間点から、前半工程では後方へ、後半
    工程では前方へ、それぞれ一定距離d1だけ片寄
    らせ、かつ各工程における円弧部13bの前進
    成形及び後進成形の各終了点jを、その表面側
    の点iから鋼板13の各端末まで一定の距離d3
    を残す位置に定め、 (ニ) 上記の距離d1及びd3を以下のように設定する
    ことを特徴とするベンデイングロールによる円
    弧曲げ方法。 記 距離d1は、d2式(t×4√2)で定められ
    る範囲。但し、tは鋼板13の板厚、Rは鋼板1
    3の曲率半径、d2は、点iを基点として、鋼板1
    3と下ロール11,11′との接点hまでの距離。 距離d3は、点iを基点として接点hより短く、
    かつ上ロール12によるプレス曲げが可能な距
    離。 2 ベンデイングロールの下ロール11,11′
    の回転数設定器51および上ロール12の昇降
    量、昇降速度設定器52および上ロール12の前
    後移動量設定器53を設け、これらの設定器51
    〜53によつて設定された数値にもとづいて各ロ
    ール11,11′,12の駆動装置40,24,
    39を一定のシーケンスに従つて制動するシーケ
    ンス制動装置54とからなることを特徴とするベ
    ンデイングロールによる円弧曲げ制御装置。
JP7019385A 1985-04-01 1985-04-01 ベンデイングロ−ルによる円弧曲げ方法および制御装置 Granted JPS61229424A (ja)

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JPH0119967B2 true JPH0119967B2 (ja) 1989-04-13

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JP2003001329A (ja) * 2001-06-22 2003-01-07 Fuji Industrial Co Ltd 羽根を並列して多数有する円筒体の成形装置
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JPS61229424A (ja) 1986-10-13

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