JPH01198747A - カラー拡散転写写真フイルムユニツト - Google Patents

カラー拡散転写写真フイルムユニツト

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JPH01198747A
JPH01198747A JP2349288A JP2349288A JPH01198747A JP H01198747 A JPH01198747 A JP H01198747A JP 2349288 A JP2349288 A JP 2349288A JP 2349288 A JP2349288 A JP 2349288A JP H01198747 A JPH01198747 A JP H01198747A
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dye
image
light
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    • G03C8/00Diffusion transfer processes or agents therefor; Photosensitive materials for such processes
    • G03C8/42Structural details
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はカラー拡散転写写真フィルムユニットに関し、
更に詳しくは一体型のフィルムユニットを処理後剥離し
、支持体を通さずに色素画像を観察する明室処理可能な
カラー拡散転写写真フィルムユニットに関する。
(従来の技術) 従来のカラー拡散転写写真フィルムユニットは大別して
剥離型と剥離不用型に大別される。剥離型は感光層と色
素受像層とが別の支持体上に塗設されており画像露光後
、感光要素と、色素受像要素とを重ね合わせ、その間に
処理組成物を展開し、その後色素受像要素を剥し取るこ
とにより、色素受像層に転写された色素画像を得るもの
である。
この形態の特徴は支持体の上に塗設された受像層上に形
成された染料画像を直接観察できるため、後述の剥離不
用型にみられるような画質の低下がなく、非常に優れた
色再現を示すことである。他方感光要素と受像要素とを
カメラ中で重ね合わせるという操作上の不便さ、また剥
H1Jtアルカリ性の処理液がベタつき、周囲に付着し
易いという、処理済フィルムの取扱い上の不都合ぎがあ
る。
これに対して剥離不用型では透明な支持体ともう一方の
支持体の間に色素受像層、ハロゲン化銀乳剤、が塗設さ
れているが、受像層とハロゲン化銀乳剤層が同一の透明
支持体に塗設される形態と別の支持体に塗設される形態
とがある。
前者の場合には受像層とハロゲン化銀乳剤層との間に白
色反射層が塗設され、後者の場合には、受像層とハロゲ
ン化銀乳剤層との間に展開される処理組成物に白色顔料
を含有させることにより、受像層に転写した色素像を反
射光で観察できるようにしている。
これら剥離不用型の特徴は前述の剥離型のような、処理
液のベタつき、フィルムシートの重ね合わせに伴う取扱
上の不便さがなく、非常に取扱い易いことである。しか
しながら一方では透明支持体を通して色像を観察するた
めに、表面反射による色飽和度の低下、白色反射層の反
射率不足による白地部の白色度不足等により、前述の剥
離型に比較して画質の低下が避けられない。
また用済みの乳剤層、ボンド、カバーシート等が剥し取
られないままであるため、得られたプリントの厚みが厚
すぎるという不都合さもある。
このような問題を解決する目的で特願昭62−2313
74号に白色支持体上に少なくとも(a)中和機能を有
する層、(b)染料受像層、(c)剥離層、(d)色素
像形成物質と組み合わされた少なくとも1つのハロゲン
化銀乳剤層を順次有する感光要素、遮光剤を含むアルカ
リ処理組成物、及び透明カバーシートから成ることを特
徴とするカラー拡散転写写真フィルムユニットが記載さ
れている。
(発明が解決しようとする問題点) 支持体上に、少なくとも(a)中和機能を、有する層、
(b)染料受像層、(c)剥離層、(d)色素像形成物
質と組合わされた少なくとも1つのハロゲン化銀乳剤層
を順次有する感光要素、遮光剤を含むアルカリ処理組成
物、及び透明カバーシートから成り、該乳剤層の該処理
組成物を展開する側と反対側に遮光機能をもち該支持体
が、白色支持体でしかも該ハロゲン化銀乳剤層が多層あ
る感光要素であるカラー拡散転写フィルムユニットであ
る好ましい一つの態様の場合、染料受像層に最も近いハ
ロゲン化銀乳剤層と組み合わされた色素像形成物質より
生成した染料が染料受像層まで直接拡散する距離(d)
が非常に短くなるのに比較して染料受像層から最も遠い
ハロゲン化銀乳剤層と組み合わされた色素像形成物質よ
り生成した染料が染料受像層まで直接拡散する距M (
d’)は長くなる為にその比率d”/dは大きなものに
なる。
この為、染料受像層近くで生成した染料は短時間で転写
色画像を形成する一方、染料受像層から遠くで生成した
染料は、転写色画像を形成するまでに長時間が必要とな
り、全体として画像完成時間が遅れ、しかも画像完成ま
でに至る途中でのカラーバランスの変化、が大きいもの
となる。 前記のように、剥離するまで画像の観察がで
きない写真フィルムユニットにおいては、画像完成時間
の遅れ、画像完成前後におけるカラーバランス、つ変化
は、致命的なものとなるため改良が強く望まれてきた。
(発明の目的) 本発明の目的は剥離型のカラー拡散転写ユニットにより
得られる高画質と、剥離不用型カラー拡。
敗転写ユニットの優れた取扱い性とをかね備えた新規な
明室処理可能なフィルムユニットを提供することにある
別の目的は剥離後にベタつきがなく、高品質のカラー拡
散転写写真を提供することにある。
さらに別の目的は明室下の処理によって、べとつきがな
い高品質のカラー画像が得られる拡散転写性画像形成方
法を提供することにある。
さらに別の目的は、画像完成時間の早い新規な明室処理
可能なフィルムユニットを提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記の目的は、支持体上および/または支持体中に遮光
機能および光反射機能を有し、該支持体上に少なくとも
(a)中和機能を有する層、(b)染料受像層、(c)
剥離層、(d)色素像形成物質と組み合わされた少なく
とも1つのハロゲン化銀乳剤層を順次有する感光要素、
遮光剤を含むアルカリ処理組成物、及び透明カバーシー
トから成り、該カバーシートが色素捕獲層を有すること
を特徴とするカラー拡散転写写真フィルムユニット(以
下単に「フィルムユニット」と略記することあり)によ
り達成された。
前記の好ましい態様は 支持体上および/または支持体中に遮光機能および反射
機能を有し、該支持体上に少なくとも(a)中和機能を
有する層、(b)染料受像層、(c)剥離層、(d)色
素像形成物質と組み合わされた少なくとも1つのハロゲ
ン化銀乳剤層を順次有する感光要素、色素捕獲層を含む
透明カバーシートを有し、該感光要素の最上層と該カバ
ーシートの色素捕獲層の間に展開される遮光剤を含むア
ルカリ処理組成物を有することを特徴とするカラー拡散
転写写真フィルムユニットである。
本発明の好ましい態様では、前記フィルムユニットを色
素捕獲層を有する透明カバーシート側より露光した後押
圧部材により処理し、前記アルカリ処理組成物をフィル
ムユニット内に均一に展開し現象を開始させる。
処理復刊N層の位置において、支持体・染料受像層を含
む部分をフィルムユニットの残りの部分から剥し取るこ
とにより、用済みの乳剤層、ボンド、カバーシート等が
付着していない、いわゆるコンベンシボナルのプリント
と同様なものが得られる。
本発明における前記遮光機能、および光反射機能を有す
る感光要素としては、以下の態様をあげることができる
、即ち i)白色支持体上の一方に少なくとも、前記(a)〜(
d)層を塗設しもう一方に遮光層を塗設した感光要素 ii)黒色支持体上の一方に少なくとも、前記(a)〜
(d)層を塗設し支持体と、前記染料受像層(b)の間
に光反射層を塗設した感光要素…)支持体上の一方に少
なくとも、前記(a)〜(d)層を塗設し支持体と、前
記染料受像層(b)の間に光反射層を塗設し、更に支持
体のもう一方に遮光層を、塗設した感光要素 iv)支持体上の一方に、少なくとも前記(a)〜(d
)層を塗設し支持体と、前記染料受像層(b)の間に光
反射層、支持体と該光反射層との間に遮光層を塗設した
感光要素 ■)支持体自体が、遮光機能および光反射機能の両方を
有し、該支持体の白色光反射面側に少なくとも前記(a
)〜(d)を塗設した感光要素vi)白色支持体上の一
方に少なくとも、前記(a)〜(d)層を塗設しくc)
〜(d)の間に遮光層を有する感光要素 vi)支持体上の一方に少なくとも、前記(a)〜(d
)層を塗設し支持体と、前記染料受像51 (b)との
間に光反射層を塗設し、更に(c)〜(d)の間に遮光
層を有する感光要素 好ましい態様においては、色素像形成物質から形成した
染料の、拡散距離を短くすることにより、画像完成時間
を早める目的から染料受像層と染料受像層に最も近い色
素像形成物質層との距離は、5μ以下さらに好ましくは
3μ以下であり、染料受像層と前記色素像形成物質層の
間に、遮光層を含まない構成が好ましく、前記態様の1
)ii)iii)■)が好ましい。
染料受像層と、前記色素像形成層の間の距離を短くする
ことによって、前述のdを小さく Ld’/dの値を大
きくすることとなる。
特に好ましい態様はi)である。
色素捕獲層に関しては、特開昭50−142233号に
スカベンジャー媒染層として、アルカリ処理組成物質お
よび乳剤層の一方の側に位置し、染料画像受像層が前記
両層の他方の側に位置するように設置され、かつスカベ
ンジャー媒染層がタイミング層の中に、または、前記ア
ルカリ処理組成物層に対してタイミング層の後方に位置
させることが類偵の概念として開示されている。特開昭
50−142233号記載のスカベンジャー媒染層は、
基本的に不望の処理反応生成物、および過剰の染料を所
定の時間後、好ましくは20〜30秒後にスカベンジす
べくタイミング層中、あるいはアルカリ処理組成物層に
対してタイミング層の後方に位置させることが特徴であ
り、処理する温度によるDmaxの変化が小さくなる、
あるいは処理完了時から4週間後までのDmaxの変化
が小さくなる、更にオキシクロミック現像剤の如き最初
から拡散性の染料画像付与物質を使用した場合には、ア
クセスタイムを遅らせることなく受像層での過剰の染料
生成を減少するなどの効果を主張している。
しかし、前記特開昭50−142233号におけるスカ
ベンジャー媒染層は、その実施例からみてもわかる通り
好ましい態様においては、染料受像層に最も近いハロゲ
ン化銀乳剤層と組み合わされた色素像形成物質より生成
した染料が、染料受像層まで直接拡散する距ldは酸化
チタン層およびカーボンブラック層が存在する故に比較
的長くなる為前述のd’/dの値は本発明におけるd’
/dの値よりも大きくなものとなる。この違いは決定的
であり、特開昭50−142233号の例では、スカベ
ンジ中−機能を発現する前に20〜30秒のタイミング
を取ることが必要であり、タイミングがなければ受像層
への染料拡散に妨害を与えると記載されている。本発明
においては、実施例で示すようにタイミングをつけると
望ましい効果があがらない0本発明の色素捕獲層は、直
接遮光剤を含むアルカリ処理組成物に接していることが
特徴であり、これによって現像の促進鮮鋭度(Shar
pness)の向上、画像完成時間の短縮、カラーバラ
ンス変化の低減が実現された。致命的な弊害もなく、大
きな効果が発現されるのは前述のd’/dが大きい為と
考えられる。
一方、2つの染料受像層、または2つの染色可能層を有
するカラー拡散転写写真フィルムユニットについては、
前記特開昭50−142233号以外に 特公昭57−
58650号 米国特許箱3.620,731号に記載
がある。特公昭57−58650号には、2つの透明支
持体上のそれぞれに染色可能層を設けるカラー拡散転写
写真フィルムユニットが開示されている。
しかしながら、その実施例に示しであるごとく、好まし
い実施態様には剥離層は存在せず、第1の支持体に塗設
された、第1の染色可能層と色素像形成物質と組み合わ
された感光性ハロゲン化銀層との間に光反射白色層、お
よび遮光層を含み、さらに、アルカリ現像組成物に白色
顔料を含有せしめることによって、いずれの染色可能層
をも支持体を通して、反射プリントとして観察する点で
本発明とは、全く異った構成となっている。
また、米国特許3,620,731号には、分子内閉環
により染料を放出する色素像形成物質を使用した、2枚
のカラー画像を得る為に2つの染料受像層を有する、カ
ラー拡散転写写真フィルムユニットが開示されている。
しかしながら、上記特許には、剥離したあとの画像の安
定化の為の手段、たとえば中和層の設置、遮光の方法に
ついての記載はなく、色素像形成物質も本発明とは異な
っている。
本発明における色素捕獲層は、受像層における色画像を
満足できるものとした場合、即ち十分な色濃度、好まし
いカラーバランス、十分低い最低濃度、好ましい階調と
なるようにした場合には、極めて劣悪な画像しか与え得
ないものであり、受像層としての機能は実質的に有して
おらず、現像の促進、画像完成時間の短縮、鮮鋭度(S
harpness)の向上、カラーバランス変化の低減
など予想外の効果を実現させるための層である。
更にまた、本発明以前にも剥離層を用いて、用済みの乳
剤層、カバーシート等を取り除く技術についてはいくつ
かの特許等に開示されてはいる。
特開昭47−8237 (米国特許3730718)、
特開昭59−220727 (米国特許4499174
)、特開昭59−229555 (米国特許44593
46)には剥離不要、一体型のフィルムユニットの欠点
であった処理後のプリントの厚みを減じるために、支持
体上に受像層、剥離層、感光層を順次塗設し、処理後に
感光層処理液、カバーシート等の不要部分を剥がし取る
技術が開示されている。しかしながらこれらはいずれも
透明支持体を通して受像層上の色像を観察するフィルム
ユニットに関するものであり、透明支持体の表面反射に
よる色飽和度の低下、白色反射層の白色度不足により、
本発明のプリントに比べ不満足な画質のプリントしか得
られない。
また特開昭56−65133 (米国特許432830
1)、リサーチ・ディスクロージャ(Research
 Disclosure) 16462、(1977,
12月発行)、米国特許3658524、英国特許64
1355には、支持体(紙支持体を含む)に順次、色素
受像層、剥離層、感光層を塗設し、処理後に感光層を剥
がし取りプリントを得る技術が開示されている。しかし
ながら、ここでは現像から安定化までをフィルムユニッ
ト中で行う一体型ユニットの概念は呈示されていない。
例えば、特開昭56−65133では感光材料を処理浴
に浸して処理を行なった後に感光性層を湿った状態で剥
がし取るものであり、リサーチ・ディスクロージャ16
462 (1977年12月発行、164巻)では粘性
処理液を感光要素上に均一に展開する事により現像を行
った後、水中で剥がしとることによりプリントを取る技
術を開示している。
即ち、これらはいずれも処理浴を用いることを前提とし
た感光材料である。これは感光材料中に現像停止機能も
しくは中和機能を有する層が含まれていないことからも
あきらかである。感光材料中に中和機能がないこれら感
光材料では、処理浴による安定化を行なわない限り、安
定なカラー画像を得ることはできないし、またこのよう
な処理をおこなうとしたら、本発明の感光材料のような
インスタント性を失うことになる。
さらにリサーチ・ディスクロージャ16462は暗室で
処理するもので、明室下では処理不可能である。
また、特開昭45−24075 (米国特許34452
2B)、英国特許641355、米国特許322755
0 、同3227552にはカラー現像薬を用いたカラ
ー拡散転写感光材料において剥離層を用いることの開示
があり、前者には色素受像層と支持体の間に酸中和層を
設ける旨の記載がある。しかしながらこれらは本発明で
用いられる色素像形成方法とは全く異なる方法をとって
おり、得られるプリントの画質も不満足なものしかえら
れない。
本発明では酸化還元により拡散性色素を放出するかそれ
自体の拡散性が変化する色素供与化合物と組合わせて、
電子伝達剤として黒白現像剤を用いる。これに対しこれ
らの画像形成方法では色素を生成するためにカラー現像
薬を用いるが、これが色素受像層中に残存することによ
り著しいスティンを生じ、白地のきれいなプリントを得
ることができないのである。さらに米国特許32275
50等は明室下の処理に関する開示もない。
米国特許4401746には支持体(紙支持体を含む)
上に順次、色素受像層、剥離層、感光層を設け、処理後
に不要な感光層、処理液等を除去する一体型のフィルム
ユニットについて記載されており、支持体と色素受像層
との間に酸中和層を設けることが示唆されているといえ
る。しかしながら、ここで、具体的に開示されているユ
ニットは暗室で処理するものであり、遮光機能について
は開示されておらず、遮光機能を有し明室下で処理可能
な本発明のユニットとは区別され、即時性に於いても不
満足なものである。
また特開昭49−4653 (米国特許3820999
)、米国特許3220835、特開昭49−4334、
米国特許2759B25、同2614926、同254
3181、同3409430にも剥離層を用いて処理後
、不要な感光層を剥がし取る技術が記載されているが、
これらはいずれも銀塩拡散転写を用いた黒白感光材料で
あり本発明のカラー拡散転写感光材料とは異なるもので
ある。また銀塩拡散転写を利用した加色法カラー感光材
料に剥離層を用いることが、米国特許4359518、
同36744B2、同4383022に開示されている
が、これらは色素供与化合物を用いる本発明とは全く異
なるものであるのみならず、中和機能を有する層につい
ての示唆がない。
さらにこれらの文献には本件の如き明室処理に関する開
示はない。
従って、従来技術では本発明の目的を達成することがで
きず、即ち、不要部分がなく取扱い性に優れた高画質の
プリントが得られる明室処理可能なフィルムユニットは
、本発明によって初めて達成されたのである。
本発明によれば、支持体上に染料受像層を設け、この染
料受像層と支持体の間に中和機能を有する層を設けたこ
とで画像形成時の好ましくないカブリを防ぐとともにプ
リントの保存中のスティンの発生、画像色素の変色を防
ぐことができる。また、感光層に対して処理組成物を展
開する側と反対側に遮光機能をもたせ、かつ処理時に感
光層の上方に展開される処理組成物中に遮光剤を含有せ
しめたことで、昼光下でも現像処理可能となった。
色素捕獲層としては、後述の染料受像層と同様に親水性
コロイド中に媒染剤を含むものであり、媒染剤としては
染料受像層に使用できる媒染剤を用いることができる。
色素捕獲層に使用する媒染剤は、染料受像層に使用する
媒染剤と同じでも異なっていてもよく、媒染力によって
色素捕ff1lを調節することによって受像層上の色画
像の画質等を変えることができる。
親水性コロイドとしては、ゼラチン、ポリビニルアルコ
ール、およびそれぞれの変性物、ポリビニルピロリドン
、ポリアクリルアミドなど当業者に公知のものが用いら
れるが、特に好ましくはゼラチンである。
色素捕獲層の塗布量は、系によって自由に設定すること
ができるが一般的に媒染剤は0. 1g/rrf〜lO
g/rrf好ましくは0.2g/nf〜3g/rrf、
 R水性コロイドはO,Ig/nf〜10g/rrf好
ましくは0、 2g/rrf〜3g/ボである。
以下に、これらの各構成要素について順次説明する。
AJ−jUY生 本発明にいう白色支持体とは、少なくとも染料受像層を
塗設する側が白色である支持体を指し、十分な白色度と
平滑性をもつものであればどのようなものでも用いるこ
とが出来る0例えば、粒径0.1〜5μの酸化チタン、
硫酸バリウム、酸化亜鉛等の白色顔料の添加や延伸によ
るミクロボイド形成で白色化したポリマーフィルム、例
えば常法の遂次第二軸延伸で製膜したポリエチレンテレ
フタレート、ポリスチレン、ポリプロピレンから成るフ
ィルムや合成紙、また紙の両面にチタンホワイトを含む
ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレン等をラミネートしたものなどが好ましく用いられ
る。
支持体の厚さは50−350μm、好ましくは70−2
10μm、更に好ましくは80−150μm、である、
また、必要によっては、支持体中に遮光層を設けること
もできる0例えば白色支持体の背面にカーボンブラック
などの遮光剤を含んだポリエチレンをラミネートしてな
る支持体などが用いられる。
カーボンブラック原料としては、例えばDonnelV
oet ”Carbon Black″Marcel 
Dekker、’Inc、(1976)に記載されてい
るようなチャンネル法、サーマル法及びファーネス法な
ど任意の製法のものが使用できる。カーボンブラックの
粒子サイズは特に限定されないが90〜1800人のも
のが好ましい。
遮光剤としての黒色顔料の添加量は遮光すべき感光材料
の感度に応じて量を1!節すればよいが、光学濃度で5
〜10程度が望ましい。
旦り一象料叉儂1 本発明に用いられる染料受像層は親水性コロイド中に媒
染剤を含むものである。これは単一の層であっても、ま
た媒染力の異なる媒染剤が重ねて塗設された多層構成の
ものでもよい、これについては特開昭61−25255
1に記載されている。
媒染剤としては、ポリマー媒染剤が好ましい。
本発明に用いられるポリマー媒染剤とは二級および三級
アミノ基を含むポリマー、含窒素複素還部骨をもつポリ
マー、これらの4級カチオン基を含むポリマーなどで分
子量が5,000以上のもの特に好ましくは10.00
0以上のものである。
例えば、米国特許2,548,564号、同2゜484
.430号、同3,148,061号、同3.756,
814号明細書等に開示されているビニルピリジンポリ
マー、及びビニルピリジニウムカチオンポリマー;米国
特許4,124.386号明細書等に開示されているビ
ニルイミダゾリウムカチオンポリマー:米国特許3,6
25,694号、同3,859,096号、同4,12
8゜538号、英国特許1,277.453号明細書等
に開示されているゼラチン等と架橋可能なポリマー媒染
剤;米国特許3,958.995号、同2.721,8
52号、同2,798.063号。
特開昭54−’115,228号、同54−145゜5
29号、同54−126,027号、同54−155.
835号、同56−17,352号明細書等に開示され
ている水性ゾル型媒染剤;米国特許3,898,088
号明細書等に開示されている水不溶性媒染剤;米国特許
4,168,976号、同4,201,840号明細書
等に開示の染料と共有結合を行うことのできる反応性媒
染剤;更に米国特許3,709,690号、同3,78
8.855号、同第3.642.482号、同第3.4
88,706号、同第3,557,066号、同第3,
271,147号、同第3,271゜148号、特開昭
53−30328号、同52−155528号、同53
−125号、同53−1024号、同53−107,8
35号、英国特許2.064,802号明細書等に開示
しである媒染剤を挙げることができる。
その他、米国特許2,675.316号、同2゜882
.156号明細書に記載の媒染剤も挙げることができる
これらの媒染剤の内媒染層から他の層に移動しにくいも
のが好ましく、例えばゼラチン等のマトリックスと架反
応するもの水不溶性の媒染剤、および水性ゾル(又は、
ラテックス分散物)型媒染剤が好ましい、特に好ましく
はラテックス分散物媒染剤であり、粒径0.01〜2μ
好ましくは0゜05〜0.2μのものがよい。
媒染剤の塗設量は、媒染剤の種類、4級カチオン基の含
量、媒染すべき色素の種類と量、使用するバインダ一種
などによって異なるが0. 5〜10g/ポ好ましくは
1.0〜5.0g/rrT特に好ましくは2〜4g/イ
である。
受像層に使用する親水性コロイドとしては、ゼラチン、
ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、ポリビニ
ルピロリドンなどが使用されるがゼラチンが好ましい。
Cる 本発明に用いられる中和機能を有する層は、処理組成物
から持込まれるアルカリを中和するに十分な量の酸性物
質を含む層であり、必要に応じて、中和速度調節層(タ
イミング層)、密着強化層等の層から成る多層構成のも
のでもよい、好ましい酸性物質としてはpKa9以下の
酸性基(もしくは加水分解によってそのような酸性基を
与える前駆体基)を含む物質であり、さらに好ましくは
米国特許2,983,606号に記載されているオレイ
ン酸のような高級脂肪酸、米国特許3.362.819
号に開示されているようなアクリル酸、メタアクリル酸
もしくはマレイン酸の重合体とその部分エステルまたは
酸無水物;仏画特許2,290.699号に開示されて
いるようなアクリル酸とアクリル酸エステルの共電体;
米国特許4゜139.383号やリサーチ・ディスクロ
ージャ(Research Disclosure)N
o、 16102 (1977)に開示されているよう
なラテックス型の酸性ポリマーを挙げることができる。
その他、米国特許4,088,493号、特開昭52−
153,739号、同53−1,023号、同53−4
.540号、同53−4,541号、同53−4,54
2号等に開示の酸性物質も挙げることができる。
酸性ポリマーの具体例としてはエチレン、酢酸ビニル、
ビニルメチルエーテル等のビニルモノマーと、無水マレ
イン酸との共重合体及びそのn −ブチルエステル、ブ
チルアクリレートとアクリル酸との共重合物、セルロー
ス・アセテート・ハイドロジエンフタレート等である。
前記ポリマー酸は親水性ポリマーと混合して用いること
ができる。このようなポリマーとしては、ポリアクリル
アミド、ポリメチルピロリドン、ポリビニルアルコール
、(部分ケン化物も含む)、カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ポリメチルビニルエーテルなどである。なか
でも、ポリビニルアルコールが好ましい。
また、前記ポリマー酸に親水性ポリマー以外のポリマー
、例えばセルロースアセテートなどを混合してもよい。
ポリマー酸の塗布量は感光要素に展開されるアルカリの
量により調節される。単位面積当りのポリマー酸とアル
カリの当量比は0.9−2.0が好ましい、ポリマー酸
の量が少なすぎると、転写色素の色相が変化したり、白
地部分にスティンを生じ、又多過ぎる場合にも色相の変
化、あるいは耐光性の低下などの不都合を生じる。更に
好ましい当量比は1.0−1..3である。混合する親
水性ポリマーの量も多すぎても少なすぎても写真の品質
を低下させる。11水性ポリマーのポリマー酸にたいす
る重量比は0.1−10、好ましくは0゜3−3.0で
ある。
本発明の中和機能を有する層には、種々の目的で添加剤
を組込むことが出来る。たとえば、この層の硬膜を行う
ために当業者で周知の硬膜剤、また膜の脆性を改良する
ためにポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、グリセリンなどの多価ヒドロキシル化合物を添加
することができる。その他必要に応じて、酸化防止剤、
蛍光増白剤、青味づけのための染料現像抑制剤およびそ
の前駆体などを添加することもできる。
中和層と組合わせて用いるタイミング層は例えばゼラチ
ン、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコールの部
分アセタール化物、酢酸セルロース、部分的に加水分解
されたポリ酢酸ビニル、などのようなアルカリ透過性を
低くするポリマー;アクリル酸モノマーなどの親水性コ
モノマーを少量共重合させてつくられた、アルカリ透過
の活性化エネルギーを高くするラテックスポリマー;ラ
クトン環を有するポリマーなどが有用である。
なかでも、特開昭54−136328号、米国特許4,
267.262号、同4,009,030号、同4,0
29,849号等に開示されている酢酸セルロースを使
用したタイミング層;特開昭54−128335号、同
56−69,629号、同57−6.843号、米国特
許4,056゜394号、同4,061,496号、同
4,199.362号、同4,250,243号、同4
゜256.827号、同4,268,604号等に開示
されている、アクリル酸などの親水性コモノマーを少量
共重合させてつくられたラテックスポリマー;米国特許
4,229.516号に開示されたラクトン環を有する
ポリマー;その他特開昭56−25735号、同56−
97346号、同57−6842号、ヨーロッパ特許(
EP)31゜957A1号、同37,724A1号、同
48゜412A1号などに開示されたポリマーが特に有
用である。
その他、以下の文献に記載のものも使用できる。
米国特許3,421,893号、同3,455゜686
号、同3,575,701号、同3.778.265号
、同3,785,815号、同3゜847.615号、
同4,088,493号、同4.123,275号、同
4,148,653号、同4,201,587号、同4
,288,523号、同4,297,431号、西独特
許出願(OLS)1,622,936号、同2,162
,277号、Re5earch  Disclosur
e  15 、 162N+1151(1’976年) これらの素材を用いたタイミング層は単独層もしくは二
種以上の層の併用として使用しうる。
またこれらの素材からなるタイミング層に、例えば米国
特許4,009,029号、西独特許出@(OLS)2
,913,164号、同3,014.672号、特開昭
54−155837号、同55−138745号、など
に開示された現象抑制剤および/もしくはそのプレカー
サーや、また、米国特許4,201,578号に開示さ
れているハイロドキノンプレカーサー、その他写真用有
用な添加剤もしくはそのプレカーサーなどを組み込むこ
とも可能である。
旦Y−産光1 本発明では、感光要素中の遮光層及び、処理時に感光要
素上に展開される遮光性の処理液によって現像処理の間
、感光層を外光から完全に遮断することにより、昼光下
での処理を可能にしている。
具体的には支持体の背面あるいは乳剤層と支持体の間に
、遮光剤を含む層を塗設するか、あるいは支持体中に遮
光剤を含む層を設けるようにしてもよい、遮光剤として
は、遮光機能を有する材料のいずれも用いられるが、カ
ーボンブラックが好ましく用いられる。
遮光剤を塗設するバインダーとしてはカーボンブラック
を分散しうるちのならいずれでもよく、好ましくはゼラ
チンである。
本発明における感光層の遮光は感光層の片側(の面)を
遮光機能を有する処理組成物を展開することにより遮光
し、感光層の反対側(の面)を、@感光層と白色支持体
との間に、■白色支持体自体に、及び/又は0白色支持
体の背面(感光層と反対側の面)に遮光剤を含む層を設
けて遮光することによって行なわれる。この際、■、■
、Oの全体で遮光できればよく、各々は遮光機能不充分
でもよい。
旦IJ11医 本発明では色素像形成物質と組合わされた乳剤層と色素
受像層との間に剥M層を設け、処理後に乳剤層を剥がし
取る。従って、この剥離層は未処理の状態では受像層と
乳剤層の密着を保つとともに、処理後の剥離が容易なも
のでなければならない、このための素材としては、例え
ば、特開昭47−8237.同59−220727、同
59−229555、同49−4653、米国特許32
20835、同435951B、特開昭49−4334
、同56−65133、同45−24075、米国特許
3227550、同2759825、同4401746
、同4366227などに記載されたものを用いること
が出来る。具体例の一つとしては、水溶性(あるいはア
ルカリ可溶性)のセルロース誘導体があげられる0例え
ばヒドロキシエチルセルロース、セルロースアセテート
−フタレート、可塑化メチルセルロース、エチルセルロ
ース、硝酸セルロース、カルボキシメチルセルロース、
などである、また別の例として種々の天然高分子、例え
ばアルギン酸、ペクチン、アラビアゴム、などがある。
また種々の変性ゼラチン、例えばアセチル化ゼラチン、
フタル化ゼラチンなども用いられる。更に、別の例とし
て、水溶性の合成ポリマーがあげられる。例えば、ポリ
ビニルアルコール、ポリアクリレート、ポリメチルメタ
クリレート、ブチルメタクリレート、あるいは、それら
の共重合体などである。
剥離層は、単一の層でも、また複数の層からなるもので
もよく、たとえば、特開昭59−220727、同60
−60642などに記載されている。
ヱJ−パ1嶋薩 本発明においては、前記剥離層の上方に色素像形成物質
と組合わされたハロゲン化銀乳剤層から成る感光層を設
ける。以下でその構成要素について述べる。
(1)色素像形成物質 本発明に用いられる色素像形成物質は、銀現像に関連し
て拡散性色素(色素プレカーサーでもよい)を放出する
非拡散性化合物であるか、あるいはそれ自体の拡散性が
変化するものであり、写真プロセスの理論”The T
heory of the Photographic
Process” 第4版に記載されている。これらの
化合物は、いずれも下記−形式(1)で表すことが出来
る。
DYE−Y             (1)ここで、
DYEは色素あるいはそのプレカーサーを表し、Yはア
ルカリ条件下で該化合物とは拡散性の異なる化合物を与
える成分を表す。このYの機能により、銀現像部で拡散
性となるネガ型化合物と未現像部で拡散性となるポジ型
化合物とに大別される。
ネガ型のYの具体例としては、現像の結果酸化し、解裂
して拡散性色素を放出するものがあげられる。
Yの具体例は米国特許3,928,312号、同3,9
93,638号、同4,076.529号、同4,15
2,153号、同4,055,428号、同4,053
,312号、同4,198゜235号、同4,179,
291号、同4,149,892号、同3,844,7
85号、同3゜443.943号、同3,751,40
6号、同3.443,939号、同3,443,940
号、同3.628,952号、同3,980,479号
、同4,183.753号、同4,142.891号、
同4.278,750号、同4,139゜379号、同
4,218,368号、同3,421.964号、同4
,199.355号、同4゜199.354号、同4,
135,929号、同4.336,322号、同4,1
39,389号、特開昭53−50736号、同51−
104343号、同54−130122号、同53−1
10827号、同56−12642号、同56−161
31号、同57−4043号、同57−650号、同5
7−20735号、同53−69033号、同54−1
30927号、同56〜164342号、同57−11
9345等に記載されている。
ネガ型の色素放出レドックス化合物のYのうち、特に好
ましい基としてはN−i換スルファモイル基(N−置換
基としては芳香族炭化水素環やヘテロ環から誘導される
VE)を挙げる事ができる。このYの代表的な基を以下
に例示するが、これらのみに限定されるものではない。
ポジ型の化合物については、アンゲバンテ・ヘミ・イン
ターナシッンル・エデション・イングリッシュ(Ang
ev、Chem、In5t、Ed、Engl、) 、 
 22. 191 (19B2)に記載されている。
■体例七しては、当初アルカリ条件下では拡散性である
が、現像により酸化されて非拡散性となる化合物(色素
現像薬)があげられる、この型の化合物に有効なYとし
ては米国特許2983606号にあげられたものが代表
的である。
また、別の型としては、アルカリ条件下で自己閉環する
などして拡散性色素を放出するが、現像に伴い酸化され
ると実質的に色素の放出がおこさなくなるようなもので
ある。このような機能を持つYの具体例については、米
国特許3,980.479、特開昭53−69033、
同54−130927、米国特許3,421,964、
同4,199.355などに記載されている。
また別な型としては、それ自体は色素を放出しないが、
還元されると色素を放出するものがある。
この型の化合物は電子供与体とともに組合わせて用い、
銀現像によって画像様に酸化した残りの電子供与体との
反応によって像様に拡散性色素を放出させることが出来
る。このような機能を持つ原子団については、例えば米
国特許4.183,753、同4,142,891、同
4.278.750、同4,139,379、同4.2
18.368、特開昭53−110827、米国特許4
゜278.750、同4,356,249、同4゜35
8.525、特開昭53−110827、同54−13
0927、同56−164342、公開技報87−61
99、欧州特許公開220746A2等に記載されてい
る。
以下にその具体例を例示するが、これらのみに限定され
るものではない。
このタイプの化合物が使用される場合には耐拡散性電子
供与化合物(ED化合物として周知)またはそのプレカ
ーサー(前駆体)と組合わせて用いるのが好ましい、E
D化合物の例としては例えば米国特許4,263,39
3号、同4,278゜750号、特開昭56−1387
36号等に記載されている。
また別の型の色素像形成物質の具体例としては、下記の
ものも使用できる。
C0H□ (式中、DYEは先に述べたと同義の色素又はその前駆
体を表す、) この詳細は米国特許3,719,489号や同4.09
8.783号に記載されている。
一方、前記の一般式のDYEで表わされる色素の具体例
は下記の文献に記載されている。
イエロー色素の例: 米国特許3,597.200号、同3,309゜199
号、同4,013,633号、同4,245.028号
、同4,156,609号、同4゜139.383号、
同4,195.992号、同4.148,641号、同
4.148,643号、同4,336,322号:特開
昭51−114930号、同56−71072号: R
e5earchDisclosure  17630 
(197B)号、同16475 (1977)号に記載
されているもの。
マゼンタ色素の例= 米国特許3,453.107号、同3,544゜545
号、同3,932,380号、同3,931.144号
、同3,932.308号、同3゜954.476号、
同4,233,237号、同4.255,509号、同
4,250,246号、同4,142.891号、同4
,207,104号、同4,287,292号:特開昭
52−106.727号、同52−106727号、同
53−23.628号、同55−36,804号、同5
6−73,057号、同56−71060号、同55−
134号に記載されているもの。
シアン色素の例: 米国特許3,482,972号、同3. 929゜76
0号、同4,013,635号、同4,268.625
号、同4,171,220号、同4゜242.435号
、同4,142,891号、同4.195,994号、
同4,147,544号、同4,148,642号;英
国特許1,551゜138号;特開昭54−99431
号、同52−8827号、同53−47823号、同5
3−143323号、同54−99431号、同56−
71061号;ヨーロッパ特許(RPC)53゜037
号、同53 、 040 ; Re5earch [1
isclosure17.630 (1978)号、及
び同16,475 (1977)号に記載されているも
の。
(2)ハロゲン化銀乳剤 本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、主にハロゲン
化銀粒子表面に潜像を形成するネガ型乳剤でもよいし、
ハロゲン化銀粒子内部に潜像を形成する内部潜像型直接
ポジ乳剤でもよい。
内部潜像型直接ポジ乳剤には、例えば、ハロゲン化銀の
溶解度差を利用してつくる、いわゆる「コンバージボン
型J乳剤や、金属イオンをドープするか、もしくは化学
増感するか、又はその両方を施したハロゲン化銀の内部
核(コア)粒子の少なくとも感光サイトをハロゲン化銀
の外部膜(シェル)で被覆してなる「コア/シェル型」
乳剤等があり、これについては、米国特許2,592.
250、同3,206,313、英国特許1゜027.
146:米国特許3,761,276、同3,935,
014、同3,447,927、同2,497,875
、同2,563,785、同3,551,662、同4
,395,478、西独特許2.728,108、米国
特許4431730などに記載されている。
また、内部潜像型直接ポジ乳剤を用いる場合には、像露
光後光もしくは造核剤をもちいて表面にかぶり核を与え
る必要がある。
そのための造核剤としては、米国特許2,563.78
5、同2.588,982に記載されたヒドラジン類、
米国特許3,227,552に記載されたヒドラジド類
、ヒドラゾン類、英国特許1.283,835、特開昭
52−69613、米国特許3,615,615、同3
,719,494、同3,734,738、同4.09
4.683、同4,115.122等に記載された複素
環4級塩化合物、米国特許3,718,470に記載さ
れた、造核作用のある置換基を色素分子中に有する増感
色素、米国特許4,030,925、同4,031,1
27、同4,245,037、同4,255,511、
同4.266.013、同4,276.364、英国特
許2,012,443等に記載されたチオ尿素結合型ア
シルヒドラジン系化合物、及び米国特許4,080,2
70、同4,278,748、英国特許2,011,3
91B等に記載されたチオアミド環やトリアゾール、テ
トラゾール等のへテロ環基を吸着法とじて結合したアシ
ルヒドラジン系化合物などが用いられる。
本発明ではこれらネガ型乳剤及び内部潜像型直接ポジ乳
剤と組合わせて、分光増感色素を用いる。
その具体例については、特開昭59−180550号、
同60−140335号、リサーチ・ディスクロージャ
(RD)17029、米国特許1゜846.300、同
2,078,233、同2゜0B9,129、同2.1
65.338、同2゜231.658、同2,917,
516、同3゜352.857、同3,411,916
、同2295.276、同2,481,698、同2゜
688.545、同、2,921,067、同3゜28
2.933、同3,397,060、同3゜660.1
03、同3,335,010.同3゜352.680、
同3,384,486、同3゜623.881、同3,
718,470.同4゜025.349等に記載されて
いる。
(3)感光層の構成 減色法による天然色の再現には、上記分光増悪色素によ
り分光増感された乳剤と同波長範囲に選択的な分光吸収
をもつ色素を供与する前記色素像形成物質とのくみあわ
せの少なくとも二つからなる感光層を用いる。乳剤と色
素像形成物質とは別層として重ねて塗設してもよいし、
また混合し一層として塗設してもよい、該色素像形成物
質が塗布された状態で、これと組合わされた乳剤の分光
感度域に吸収を持つ場合には別層の方が好ましい。
また乳剤層は複数の、感度の異なる乳剤層からなるもの
でもよく、また乳剤層と色素像形成物質層との間に任意
の層を設けてもよい0例えば、特開昭60−17354
1に記載された造核現像促進剤を含む層、特公昭60−
15267に記載された隔壁層を設けて色像濃度を高め
たり、また特開昭60−91354に記載された反射層
を設は感光要素の感度をたかめることも出来る。
好ましい重層構成では、露光側から青感性乳剤の組合わ
せ単位、緑感性乳剤の組合わせ単位、赤感性乳剤の組合
わせ単位が順次配置される。
各乳剤層単位の間には必要に応じて任意の層を設ける事
ができる。特にある乳剤層の現象の効果が他の乳剤層単
位に及ぼす好ましくない影響を防ぐため、中間層を設置
するpが好ましい。
中間層は、非拡散性色素像形成物質と組合わせて現像薬
を用いる場合には該現現像酸化体の拡散を防止するため
に非拡散性の還元剤を含むのが好ましい、具体的には非
拡散性のハイドロキノン、スルホンアミドフェノール、
スルホンアミドナフトールなどがあげられ、更に具体的
には特公昭50−21249、同50−23813、特
開昭49−106329、同49−129535、米国
特許2,336,327、同2,360.2901同2
,403,721、同2,544,640、同2,73
2,300、同2.782,659、同2,937,0
86、同3,637,393、同3,700,453、
英国特許557,750、特開昭57−24941、同
58−21249等に記載されている。またそれらの分
散法については特開昭60−238831、特公昭60
−18978に記載されている。
特公昭55−7576に記載されたような銀イオンによ
り拡散性色素を放出する化合物を用いる場合には銀イオ
ンを補足する化合物を中間層に含有せしめるのが好まし
い。
本発明は必要に応じて、イラジェーション防止層、隔離
層、保護層などが塗設される。
旦り一処理皿底春 本発明に用いられる処理組成物は、感光要素の露光後に
感光要素上に均一に展開され、支持体の前面あるいは感
光層の処理液と反対側に設置されて遮光層と対になって
、感光層を外光から完全に遮断し、同時に、その含有す
る成分によって感光層の現像を行うものである。このた
めに、組成物中には、アルカリ、増粘剤、遮光剤、現像
薬、更に、現像を調節するための、現像促進剤、現像抑
制剤現像薬の劣化を防ぐための酸化防止剤などを含有す
る0組成物中には遮光剤は必ず含まれる。
アルカリは液のpHを12〜14とするに足りるもので
あり、アルカリ金属の水酸化物(例えば水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、水酸化リチラム)、アルカリ金属
のリン酸塩(例えばリン酸カリウム)、グアニジン類、
四級アミンの水酸化物(例えば水酸化テトラメチルアン
モニウムなど)が挙げられるが、なかでも水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウムが好ましい。
増粘剤は処理液を均一に展開するために、また用済みの
感光層をカバーシートとともに剥がし取る際に、感光層
/カバーシート間の密着を保つために必要である8例え
ば、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロースのアルカリ金属塩がも
ちいられ、好ましくは、ヒドロキシエチルセルロース、
ナトリウムカルボキシメチルセルロースが用いられる。
遮光剤としては、染料受像層まで拡散しスティンを生じ
るものでなければ染料あるいは顔料のいずれでも、また
それらの組合わせでも用いることができる0代表的な物
としてカーボンブラックがおばられるが、その他チタン
ホワイトと染料の組合わせも用いられる。この染料とし
ては、処理の一定時間後に無色となるような一時遮光染
料でもよい。
好ましい現像薬は、色素像形成物質をクロス酸化し、か
つ酸化されても実質的にスティンを生しないものであれ
ばどのようなものでも使用出来る。
このような現像薬は単独でもまた二種類以上を併用して
もよく、またプレカーサーの型で使用してもよい。これ
らの現像薬は感光要素の適当な層に含ませても、またア
ルカリ性処理液中に含ませてもよい。具体的化合物とし
てはアミノフェノール類、ピラゾリジノン類があげられ
るが、このうちピラゾリジノン類がスティンの発生が少
ないため特にこのましい。
たとえばl−フェニル−3−ピラゾリジノン、1−p−
)ジル−4,4−ジヒドロキシメチル−3−ピラゾリジ
ノン、1−(3°−メチル−フェニル)−4−メチル−
4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリジノン、l−フェ
ニル−4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾ
リジノン、1−P−)ツルー4−メチル−4−ヒドロキ
シメチル−3−ピラゾリジノン、などが挙げられる。
H) カバーシートその他 本発明においては、感光要素上に処理液を均一に展開す
るために透明なカバーシートをもちい、該カバーシート
の処理液を展開する側の最外層に本発明の色素捕獲層を
有する。
本発明に用いられるカバーシートの支持体は写真感光材
料に通常用いられる平滑な透明支持体なら、いずれでも
用いられ、酢酸セルロース、ポリスチレン、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリカーボネートなどが用いられ、
下塗り層を設けるのが好ましい。
カバーシートは、処理後、処理液及び用済みの感光層と
ともに剥がされるが、補助的な中和速度の−1”/ L
 n−ルおよび/または廃棄する部分の安全性の向上の
目的で、カバーシートに中和機能を賦与させることがで
きる。中和機能を設ける場合には、本発明の色素捕獲層
の支持体側に前述の中和機能を、有する層を塗設するも
が好ましい、またカバーシートにフィルター染料を含有
させて感光層の感度調整をおこなうこともできる。フィ
ルター染料は直接カバーシートの支持体中に添加しても
よいし、また別層として塗設してもよい。
本発明のフィルムユニットは特公昭4 B −3369
7、特開昭48−43317、同50−153628、
同52−11027、同56−48629に記載されて
いると同様に、マスク剤、レール材、余剰液トラップ材
、等を用いてモノシート状に加工される。
特に処理後の剥離を容易ならしめるために、リサーチ・
ディスクロージ+ (Research Disclo
sure)胤23026 (1983)記載のごときス
リットを入れることが有効である。スリットの形状、深
さ等については用いられる支持体の物性に応じて選択さ
せる。
本発明のフィルムユニットを用いて写真撮影するために
は被写体の鏡像をフィルム上に結像させることが必要で
ある。このためには、ミラーを用いることが必要である
このようなタイプのカメラに関しては米国特許3447
437号で知られている。
(実施例) 実施例 1 叉朱怒立2二上 チタンホワイト白色顔料を含むPET支持体の背面に下
記(A) (B)層を、その反対側に下記(1)〜(2
6)層を塗設して、受像感光シートを作製した。
(A)カーボンブラック3.0g/nfおよびゼラチン
4.5g/ポを含む遮光層。
(B)チタンホワイト3.0g/%およびゼラチン1.
0g/ポを含む白色N。
(1)ポリアクリル酸4. 0g/rrf、ポリビニル
アルコール4.0g/ポ、および1.4−ビス(2,3
−エポキシプロポキシ)−ブタン0.04g/nfを含
有する中和層 (2)酸化度55%のセルロースアセテート及び、メチ
ルビニルエーテルと無水マレイン酸(モル比1:1)共
重合体のメチルハーフエステルを重量比で9525の割
合で6g/rrr含むタイミング層。
(3)ヒドロキシエチルメタクリレートを0. 4g/
ポ含む密着強化層。
(4)スチレン−ブチルアクリレート−アクリル酸−N
メチロールアクリル酸アミドを重量比49.7/42.
3/4/4の比で乳化重合したポリマーラテックスと、
メチルメタクリレート−アクリル酸−Nメチロールアク
リルアミドを重量比 93/3/4の比で乳化重合した
ポリマーラテックスを、固形分比が6対4になるように
ブレンドし、総固形分を2.5g/ポ含む層。
(5)下記重合体ラテックス媒染剤を3g/rrf及び
ゼラチン3g/イ含む媒染層。
(6)下記化合物0.1 g/nfからなる第1剥離層
CH。
(7)酢化度51%のセルロースアセテート0.7g/
ポからなる第2剥離層。
(8)エチルアクリレートラテックスをIg/ifゼラ
チンを2.5g/ポ含む層。
(9)下記のシアン色素放出レドックス化合物0゜44
g/m、トリシクロへキシルホスフェ−)0.09g/
ポ、2.5−ジーL−ペンタデシルハイドロキノン0.
008g/rr?カーボンブラック0.05g/rrf
、およびゼラチン0.8g/ポを含有する層。
(10)酸化チタン2g/nfおよびゼラチン0.5g
/ポを含む光反射層。
(11)粒子サイズ1. 0μmの八面体の内部潜像型
直接ポジ臭化銀乳剤(娘の量で0.15g/rrf)赤
感性増感色素、ゼラチン0.4g/rrf、下記の造核
剤(NA)1.111g/rdおよび2−スルホ−5−
n−ペンタデシルハイドロキノン・ナトリウム塩0.0
2g/+yfを含む低感度赤感性乳剤層。
NA           5 (12)粒子サイズ1゜6μm八面体の内部潜像型直接
ポジ臭化銀乳剤(銀の量で0. 5 g/rrf)赤感
性増感色素、ゼラチン0.8g/イ11(11)と同じ
造核剤(NA)3.0μg/イおよび2−スルホ−5−
n−ペンダデシルハイドロキノン・ナトリウム塩0.0
4g/nfを含む高感度赤感性乳剤層。
(13)  2. 5−ジ−t−ペンタデシルハイドロ
キノン1.2g/rd、ポリメチルメタアクリレート1
.2g/ポおよびゼラチン0.7g/ポを含む混色防止
層。
(14)ゼラチン0.3g/nfを含有する層。
(15)下記のマゼンタ色素放出レドックス化合物0.
15g/rrf、トリシクロヘキシルホスフェ−)0.
1g/ポ、2.5−ジ−t−ペンタデシルハイドロキノ
ン0.009g/rlおよびゼラチン0.gg/rr?
含有する層。
(16)酸化チタンIg/nfおよびゼラチン0.25
g/ポを含む光反射層。
(17)粒子サイズ1.0μmの八面体の内部潜像型直
接ポジ臭化銀乳剤(銀の量で0.12g/nf)緑感性
増感色素、ゼラチン0.25g/rrf、層(11)と
同じ造核剤(NA)1.1 tIg/ボおよび2−スル
ホ−5−n−ペンタデシルハイドロキノン・ナトリウム
塩0.02 g / rl’fを含む化感度緑惑性乳剤
層。
(18)粒子サイズ1. 6μ潮の八面体の内部潜像型
直接ポジ臭化銀乳剤(S!!の量で0.35g/ボ)緑
感性増感色素、ゼラチン0.1g/rd、層(11)と
同じ造核剤(NA)1.7μg / trfおよび2−
スルホ−5−n−ペンタデシルハイドロキノン・ナトリ
ウム塩0.048/mを含む高感度緑感性乳剤層。
(19)  2. 5−ジ−t−ペンタデシルハイドロ
キノンo、 8g/rrf、ポリメチルメタアクリレ−
)0.8g/ポおよびゼラチン0.45g/rrlを含
む混色防止剤。
(20)ゼラチン0.3g/nfを含有する層。
(21)下記構造のイエロー色素放出レドックス化合物
(0,53g/rrf)、)リシクロへキシルホスフェ
ート(0,13g/ボ)、2.5−ジー1−ペンタデシ
ルハイドロキノン(0゜014 g/ポ)およびゼラチ
ン(0,7g/rr?)を含有する層。
(22)酸化チタン0.7g/rrfおよびゼラチン0
.18g/ポを含む光反射層。
(23)粒子サイズ1.1μ鴎の八面体の内部潜像型直
接ポジ臭化銀乳剤(銀の聾で0125g/ホ)青感性増
感色素、ゼラチン0.4g/ボ、層と同じ造核剤(NA
)2μg/rrr、および2−スルホ−5−n−ペンタ
デシルハイドロキノン・ナトリウム塩0. 045 g
/r+fを含む低感度青感性乳剤層。
(24)粒子サイズ1.71の八面体の内部潜像型直接
ポジ臭化銀乳剤(銀の債で0.42g/ポ)青感性増感
色素、ゼラチン0.45g/イ、層と同じ造核剤(NA
)3.3μg/ボ、および2−スルホ−5−n−ベンタ
テシルハイドロキノン・ナトリウム塩0.025g/r
d含む高感度青感性乳剤層。
(25)下記の紫外線吸収剤を、それぞれ4XlO−’
モル/ポ、およびゼラチン0.58/rrfを含む紫外
線吸収層。
(26)マット剤およびゼラチン1.0g/rrfを含
む保護層。
左バニ之二上 カバーシートとして、ゼラチン下塗りしたライトパイピ
ング防止用染料を含むポリエチレンテレフタレート透明
支持体を用いた以下■〜[F]を準備した。
pヱな二2二ニド殴 前記支持体をそのまま使用。
左ベニ之二上■ 前記支持体上にゼラチンを3g/rrfを含む層を塗設
したカバーシート。
左Δ上≦二ffl 前記支持体上に、下記重合体ラテックス媒染剤をIg/
rW及びゼラチンIg/rrf含む色素捕獲層を塗設し
た。
前記支持体上に、下記重合体テラックス媒染剤を3g/
nf及びゼラチン3g/rdを含む色素捕獲層を、塗設
した。
力ヱ辷二之:」シa 前記支持体上に、下記重合体ラテックス媒染剤をIg/
rrf及びゼラチンIg/rrfを含む色素捕獲層を塗
設した。
0−” Cl − カバーシー    六 前記支持体上に、以下の層(1)(2)を順に塗設して
カバーシート[F]とした。
(1)下記重合体ラテックス媒染剤を1g/rrr及び
ゼラチンIg/nf含む捕獲媒染層。
(2)酢化度55%のアセチルセルロースIg/ポを含
む層。
立べ二ノ二上Ω 前記支持体上に、酢化度55%のアセチルセルロース2
g/rrrおよびポリ(ビニルベンジルトリヘキシルア
ンモニウムクロライド)Ig/nfを含む捕獲媒染層を
塗設した。
左バニ之二上用 前記支持体上に、下記(1)〜(3)の層を塗設した。
(1)  酢酸セルロース(酸化度55.5%)3g/
ホ、メチルビニルエーテルー無水マレイン酸共重合体2
g/rrfを含有する中和層。
(2)  スチレン−ブチルアクリレート−アクリル酸
−Nメチロールアクリルアミドを重量比49.7/42
.3/4/4の比で乳化重合したポリマーラテックスと
、メチルメタクリレート/アクリル酸/N−メチロール
アクリルアミドを重量比93対3対4の比で乳化重合し
たポリマーラテックスを固型分比が5対5になるように
ブレンドし、総固型分を3.9g/ボ含む層。
(3)  カバーシートOと同じ色素捕獲層。
前記受像感光シートに、カラーテストチャートを通して
露光し、前記@〜0のカバーシートと重ね合わせ、両シ
ートの間に下記処理液を、80μの厚になるように展開
(展開は加圧ローラーの助けを借りて行った)した。
処理は、25°Cで行い処理後2分30秒および10分
で剥離した。
剥離は、感光シート中の、剥離層にておこり色画像が直
接観察できた。
列」L夜 それぞれの剥離時間における最富転写濃度、および2分
30秒での10分剥離に対する濃度比を%で表わし、表
1にまとめた。
本発明によった色素捕獲層をつけた、カバーシートを使
用した場合は、比較用に用いた色素捕獲層のない場合、
および捕獲媒染層として媒染層が中和タイミング層に対
して、処理液の反対側にある場合や、中和タイミング層
中に媒染剤を含む場合と比較して、10分後の最高濃度
は、低下するものの特に2分30秒での86度が高くな
り、現像が促進されている。
2分30秒における転写濃度比も、特にBで著しく良化
しており、結果として3色の転写バランスがとれたもの
となっており、すぐれている、比較用カバーシートは、
2分30秒から10分での、カラーバランスの変化が極
めて大きいことを示しており、使用に耐えない。
実施例 2 実施例1の受像感光シートに5harpness評価用
の細線ウェッジを通して露光したのち、実施例1のカバ
ーシート処理液を用いて実施例1と同様に処理した。剥
離は10分で行った。
結果を第2表に示した。比較用カバーシートに比較して
本発明のカバーシートは、CTFが0. 5になる空間
周波数が高く、5harpnessが極めて良くること
がわかる。
θ 本発明      3.3 実施例 3 実施例1の受像感光シートにおいて 層(12)を1.3倍 層(15)を1.3倍 層(17)を1.3倍 層(18)を1.5倍 層(21)を1.5倍 層(23)を1.5倍 層(24)を1.7倍 の塗布量にした以外、実施例1の受像感光シート■を作
成し、実施例1のカバーシートOおよび処理液により実
施例1と同様に処理し、第3表の結果を得た。
最高濃度 B   G   R 2分30秒剥離 1.41 1.63 1.8210分
  〃2.03 2.02 2.15色素捕獲層による
、濃度の低下を回復さ廿る1つの手段として、塗設量の
増加が有効であることを示しており、本発明によって転
写濃度が高く、カラーバランスの変化が小さく画像のま
とまり時間が早い、カラー拡散転写写真材料が得られた
実施例 4 実施例1の受像感光シート、カバーシート、処理液を使
用して実施例1と同様に処理し、展開処理後2分でカバ
ーシート側からの画像を観察した。
−(るの<切め゛れた 本発明によると、カバーシート側からもうつすら画像が
確認されたが、最低濃度は2.05あり色画像が得られ
るとは伝えがたいものである。
実施例 5 実施例4で処理した、フィルムユニットOOOを60分
後に剥離し水洗し、色素捕獲層だけを残して画像を観察
したが、濃度が極めて低く、しかも黄色バランスとなっ
ており色画像が得られたとは伝えがたいものであった。
実施例 6 実施例1の受像感光シート■および、実施例1の受像感
光シートにおいて、層(1)〜(4)を除いた以外は、
同じに作成した受像感光シート■を実施例1のカバーシ
ート0、処理液とともに実施例1と同様に処理し、60
分剥離での最低濃度を測定した。
+   斤  −゛ 受像感光シート   最低濃度 B     G     R ■ 本発明  0.16   0.09   0.18
f′0.2B    0.25   0.42中和機能
のない、比較用受像感光シートでは最低濃度が、著しく
高くなり満足な画像が得られるだけでなく、剥離乾燥後
、処理液成分の析出がおこり、表面光沢がなくなり見栄
えの悪いプリントしか得られなかった。さらに、実施例
2と同様に処理し60分剥離での5harpnessを
比較した。
■ 本発明  3.0 一■−且v   22         □5harp
nessの点からも、中和機能が必須であることがわか
る。
実施例 7 実施例1において、支持体を変更して受像感光シートを
作成した。
感 シート 坪量135g/ryfの紙支持体をポリエチレンでラミ
ネートした上、ゼラチン下塗りした支持体上に、受像感
光シート■の層(1)〜(26)および層(A)〜(B
)を塗設した。
μ 感 シート 5 ゼラチン下塗りした透明ボレリエチレンラレフタレート
支持体に受像感光シート■の層(^)(B)および層(
1)〜(4) 層(4゛)ゼラチン2g/mおよび酸化チタン18g/
rrlを含む白色反射層、および層(5)〜(26)を
塗設した。
受像感光シート■■■とカバーシートO1および実施例
1の処理液を組み合わせて、実施例1同様展開処理した
直後より、白灯におき4分後に剥離した。いずれも、受
像感光シート■同様、美しいカラー画像が得られた。
特許出願人 富士写真フィルム株式会社手続補正書 1、事件の表示    昭和t3年特願第コ34/−2
λ号2、発明の名称   カラー拡散転写写真フィルム
ユニット3、補正をする者 事件との関係       特許出願人任 所  神奈
川県南足柄市中沼210番地名 称(520)富士写真
フィルム株式会社連絡先 〒!06東京都港区西麻布2
丁口26番30号4、補正の対象  明卸11!Fの「
発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 明細曹の「発明の詳細な説明」の項の記載を下記の過多
補正する。
(1)  第j頁/j行目の 「変化、が」を 「変化が」 と補正する。
(2)第1/頁16行目の 「大きくな」を 「小さな」 と補正する。
(3)第1コ頁!行目の 「促進鮮鋭度」を 「促進、鮮鋭度」 と補正する。
(4)  第37頁7行目の 「本発明」から、/3行目の 「でもよい。」まで を削除する。
(5)第≠O頁上からλつ目の構造式 と補正する。
(6)  第亭を負1行目の 「現象」を 「現像」 と袖正する。
(力 第j弘頁l!行目の 「fR化度」を 「酢化度」 と補正する。
(8)第63頁io行目の式中の と袖正する。
19)第6弘頁1行目の式中の C)I 2OHjを と補正する。
(10)第63貞1行目の式中の 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 支持体上および/または支持体中に遮光機能および光反
    射機能を有し、該支持体上に少なくとも(a)中和機能
    を有する層、(b)染料受像層、(c)剥離層、(d)
    色素像形成物質と組み合わされた少なくとも1つのハロ
    ゲン化銀乳剤層を順次有する感光要素、遮光剤を含むア
    ルカリ処理組成物、及び透明カバーシートから成り、該
    カバーシートが色素捕獲層を有することを特徴とするカ
    ラー拡散転写写真フィルムユニット。 但し、該光反射機能を有する層は、染料受像層に対して
    、ハロゲン化銀乳剤層と反対側かつ、該遮光機能を有す
    る層は、該光反射機能を有する層に対して、ハロゲン化
    銀乳剤層と反対側あるいは、ハロゲン化銀乳剤層と染料
    受像層の間にある。
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