JPH01198638A - ポリイミドフィルムの製造法 - Google Patents

ポリイミドフィルムの製造法

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JPH01198638A
JPH01198638A JP62209075A JP20907587A JPH01198638A JP H01198638 A JPH01198638 A JP H01198638A JP 62209075 A JP62209075 A JP 62209075A JP 20907587 A JP20907587 A JP 20907587A JP H01198638 A JPH01198638 A JP H01198638A
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国安 憲治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の分野] 本発明は、芳香族ポリイミドフィルムおよびその製造法
に関するものである。さらに詳しくは、本発明は、タル
ミがなく良好な平面性を有するとともに加熱加工の@後
で寸法の変動の少ない芳香族ポリイミドフィルムおよび
その製造方法に関するものである。
[発明の背jjt] 3.3’,4.4’ −ビフェニルテトラカルボン酸二
無水物などのビフェニルテトラカルボン酸成分とp−フ
ェニレンジアミンなどのフェニレンジアミン成分とを重
合させて得られたポリマー(ポリアミック酸)から形成
された芳香族ポリイミドフィルムは、線膨張係数が大で
あり銅箔などと高温で貼り合わせた場合に極めて大きく
カールするので、製膜時に延伸操作を行なって線膨張係
数を低減させることが提案されている(特公昭44−2
0878号公報)。
上述のようにして製造された芳香族ポリイミドフィルム
は、大きくカールすることは避けられるものの熱寸法安
定性が不充分であり、たとえばセラミック、各種導電性
金属などの薄膜と接合されて複合材料(積層材料)を形
成する際に、金属層のエツチング、ハンダ付けなどの加
熱処理を行なうと、芳香族ポリイミドフィルムが変形す
るという欠点があった。
このため、加熱加工する際にその前後における寸法の変
動の少ない芳香族ポリイミドフィルムの製造方法が、特
開昭61−264027号、同61−264028号公
報に記載されている。
上記各公報に記載の方法は、前述の欠点を解消するもの
であって、特開昭61−264027号には、ポリアミ
ック酸溶液から支持体表面に形成された薄膜などを乾燥
して固化フィルムを形成し、次いで、その固化フィルム
の長平方向の両端縁を固定した状態でさらに乾燥、熱処
理して芳香族ポリイミドフィルムを形成し、最後に、そ
の芳香族ポリイミドフィルムを低張力下に高温で再熱処
理して、上記のイミド化時に生じた応力を緩和すること
からなる方法が記載されている。
一方、特開昭61−264028号公報にはポリアミッ
ク酸溶液から支持体表面に形成された薄膜などの乾燥を
、支持体上と、支持体から剥離した後に低張力下の固化
フィルム状体との、二段階で緩やかに行ない、応力の発
生を抑制した同化フィルムを得、最後にその固化フィル
ムを少なくとも一対の両端縁部を固定した状態で、乾燥
、熱処理してイミド化することからなる方法が記載され
ている。
一ト記発明の熱処理により芳香族ポリイミド樹脂フィル
ムの加熱時の寸法熱安定性は顕著に向上する。ところが
、本発明者が検討したところによると、上記の最終加熱
工程、すなわち前者の応力緩和および後者の応力を抑制
した状態での形状固定を目的とする加熱処理工程では、
フィルム横断方向の端縁部が束縛されているのに対して
中央部は解放されているため、端縁部と中央部との間で
フィルム長手方向の収縮率に差を生じた状態で形状が固
定される。このため、フィルムの端縁部長手方向の収縮
は中央部より大きくなり、中央部にタルミが発生しやす
いことが判明した。そのようなタルミが発生した場合に
は、芳香族ポリイミドフィルムを一上記の複合材料(積
層材料)として形成する際に、均一に接着することがで
きにくくなるという問題を生じるため、そのようなタル
ミの発生を防止することが必要となる。
[発明の目的] 本発明は、タルミの少ない良好な平面性を有するととも
に加熱処理の前後で寸法の変動の少ない芳香族ポリイミ
ドフィルムおよびその製造法を提供することを目的とす
る。
[発明の要旨] 本発明は、ビフェニルテトラカルボン酸成分とフェニレ
ンジアミン成分との重合により生成したポリマーの溶液
から製膜して得られる芳香族ポリイミドフィルムであっ
て、そのフィルム内に想定した任意の長方形のいずれの
辺の長さも、その辺と対向する辺との中央部の長さの比
が、100:100〜100:100.15%の範囲に
あるようにされており、かつ300℃で2時間熱処理し
たときの加熱収縮率がいずれの方向についても0.3%
以下であることを特徴とする芳香族ポリイミドフィルム
にある。
」二足のタルミが少なく、加熱時のマ[法要化の少ない
芳香族ポリイミドフィルムは、ビフェニルテトラカルボ
ン酸成分と)二二レンジアミン成分との重合により生成
したポリマーの溶液から製膜して得られた長尺状芳香族
ポリイミドフィルムを、長手方向に100〜400g/
mm″の張力をかけて伸長させた状態で、400〜50
0℃で温度で熱処理する第一の工程:および、 長手方向に50〜100 g / m m″の張力をか
けながら、実質的にフィルムを伸長することなしに、2
50〜400℃の温度で熱処理する第二の工程、 にて処理することにより容易に製造することができる。
[発明の詳細な記述] 本発明の芳香族ポリイミドフィルムは、ビフェニルテト
ラカルボン酸成分とフェニレンジアミン成分との重合に
より生成したポリアミック酸(ポリイミド前駆体)が、
有機極性溶媒に均一に溶解しているポリマー溶液を製膜
用ドープ液として使用して製膜およびイミド化して得ら
れた芳香族ポリイミドから形成されていて、表面が平担
であり良好な平面性を有するとともに加熱処理の前後で
寸法の変動の少ない芳香族ポリイミドフィルムである。
上記のビフェニルテトラカルボン酸成分としては、3,
3’,4,4”−ビフェニルテトラカルボン酸または2
,3.3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸の酸二
無水物、エステル化物、ハロゲン化塩などの誘導体を挙
げることができるか、酸二無水物であることが好ましい
上記のフェニレンジアミン成分としては、0−lm−ま
たはp−フェニレンジアミンを挙げることができるが、
p−フェニレンジアミンが好ましい。
本発明の芳香族ボリイミ、ドフィルムは、主として、上
述のビフェニルテトラカルボン酸成分およびフェニレン
シアミン成分からなるものであって、−数式[I]: で示される繰り返し単位を、90%以上、さらに95%
以上有する芳香族ポリイミドで形成されていることか好
ましい。
本発明のフィルムは、上述のビフェニルテトラカルボン
酸成分およびフェニレンジアミン成分の外に、その他の
芳香族テトラカルボン酸成分および芳香族ジアミン成分
を、それでれ10モル%以下、好ましくは5モル%以下
含んでいてもよい。
本発明の芳香族ポリイミドフィルムは、上述の芳香族ポ
リイミドから形成されたフィルムであって、そのフィル
ム内に想定した任意の長方形のいずれの辺に沿った方向
についても、その辺と、その辺に対向する辺との中央に
想定される線に沿った長さを、その辺の長さで除した値
で表されるクルミ率が、0.15%以下、好ましくは0
.1%以下てあり、また3 00 ’Cて2時間熱処理
したときの加熱収縮率がいずれの方向についても、0.
3%以下、好ましくは0.2%以下のものである。
本発明において、上述のクルミ率は次の様にして測定し
た。まず、長方形(1mx2m)の芳香族ポリイミドフ
ィルムをその中央で、縁部に平行に裁断(半裁)し、こ
のフィルムの縁部側の上部を固定した状態で、縁部側下
端部に160gの荷重をかけ、その縁部側の辺を直線と
する。次いで、縁部側の直線状辺の上端部から1.73
mの位置を起点として、フィルム表面に、フィルム上端
部辺に平行な直線(基準線)を引く。次に、フィルムを
5cm幅で、基準線に垂直な方向に裁断し短冊状にする
。上記の短冊状フィルムの上部を固定し、その五部に1
60gの荷重をかけて放置し、フィルムのタルミが消失
した状態で各短冊状フィルムの上端部から基準線までの
長さを測定する。中央部であった側の短冊状フィルムの
長さをXメートル(m)とし、次式によりクルミ率を算
出した。
タルミ (t)= (x−1,73)/1.73X100 本発明のタルミが少なく、加熱による寸法安定性のよい
芳香族ポリイミドフィルムの製造に使用する芳香族ポリ
゛イミドフィルムは、ビフェニルテトラカルボン酸成分
と、フェニレンジアミン成分とから形成されるものであ
れば、公知のどのような製膜法で形成されたものであっ
てもよいが、例えば、次に述べる製膜法により形成され
たフィル  1ムを好適に用いることができる。
まず、上述のビフェニルテトラカルボン酸成分を好まし
くは90モル%以−ト、特に好ましくは95%以上含有
する芳香族テトラカルボン酸成分と、上述のフェニレン
ジアミン成分を好ましくは90モル%以上、特に好まし
くは95%以上含有する芳香族ジアミン成分とを略等モ
ル、有機極性溶媒中で、好ましくは100℃以下、特に
好ましくは80℃以下の重合温度で重合して生成した芳
香族ポリアミック酸(芳香族ポリイミド前駆体)が、有
機極性溶媒に均一に溶解しているポリマー溶液を製膜用
ドープ液として調製する。
上述の芳香族ポリアミック酸は、その対数粘度(測定温
度=30℃、濃度:0.5g/100m1L溶媒、溶媒
二N−メチルー2−ピロリドン)が、0.1〜5、特に
0.2〜4であることが好ましい。また、上記のポリア
ミック酸溶液は、そのポリマー濃度が2〜40重量%、
特に3〜30重量%であることが好ましく、その回転粘
度(30℃)が10〜50000ポイズであることが好
ましい。
一上記の有機極性溶媒は、重合溶媒または製膜用のドー
プ液の溶媒として使用することができ、上述の各千ツマ
ー成分およびポリアミック酸を均一・に溶解することの
できる有機溶媒であればよく、例えば、N、N−ジメチ
ルスルホキシド、N。
N−ジメチルホルムアミド、N、N−ジエチルホルムア
ミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチ
ルアセトアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ヘキサ
メチレンホスホルアミドなどのアミド系溶媒、ピリジン
、ジメチルスルホキシド、テトラメチル尿素、クレゾー
ル、フェノールなどを好適に挙げることができる。
次に、ト述のドープ液を使用して溶液流延法なとで、平
滑な表面を有する金属製のドラムまたはベルトなどの支
持体の表面に、均質な厚さの上記ドープ液の薄膜を形成
し、好ましくは40〜180℃、特に好ましくは50〜
150℃の乾燥温度で、薄膜の含有する溶媒を徐々に蒸
発させて、溶媒が20〜60重量%、好ましくは30〜
50重量%残存する長尺状固化フィルムを形成する。
さらに、上記長尺状固化フィルムを支持体表面から剥離
し、該固化フィルムの少なくとも一対の両端縁を固定し
た状態で、200〜500℃、好ましくは250〜45
0℃の温度で、1〜200分間、好ましくは2〜100
分間該固化フィルムを乾燥およびイミド化して長尺状ポ
リイミドフィルムを形成する。上述の処理では、固化フ
ィルム中に含有される溶媒およびイミド化により生成す
る水分が1重量%以下になるよう、充分に乾燥およびイ
ミド化が行なわれることが好ましい。
上記長尺状固化フィルムの固定装置としては、例えば、
多数のビンまたは把持具などを等間隔で備えたベルト状
またはチェーン状のものを、上記長尺状固化フィルムの
長手方向の両端縁に沿って一対ずつ設置し、該フィルム
とともに移動できる装置か好適である。また、上記の固
化フィルムの固定装置は、熱処理中の該長尺状固化フィ
ルムを横断方向または長手方向に、好ましくは0.5〜
5%の倍率で伸縮することができる装置であってもよい
次に、上述のようにして得られた芳香族ポリイミドフィ
ルムを、 長平方向に100〜400g/mrrI2の張力をかけ
て、好ましくは0.2〜0.4%伸長させた状態で、4
00〜500℃で温度で熱処理する第一の工程;および
、 上記の芳香族ポリイミドフィルムを、長手方向に50〜
100g/mrfの張力をかけながら、実質的にフィル
ムを伸長することなしに、250〜400℃の温度で熱
処理する第二の工程、にて順次加熱処理して、タルミが
なく良好なNV−面性を有するとともに、加熱加工の前
後で寸法の変動の少ない芳香族ポリイミドフィルムを製
造する。
添付した図面(第1図)は、を記の方法による芳香族ポ
リイミドフィルムを熱処理する工程の例を示す概略図で
ある。
まず、第一工程では、フィルム巻き出しロール1から、
処理対象のポリイミドフィルムが巻き出され、タルミ矯
正加熱炉2に送り込まれる。加熱炉2内において、フィ
ルムは、ダンサ−ロール3により、長手方向にtoo 
〜400g/mrn’(好ましくは150〜300g/
mIT+2)の張力が付与された状態で、伸長下(好ま
しくは0,2〜0.4%伸長させた状態)、400〜5
00℃(好ましくは、410〜500℃)の温度にて加
熱処理される。この加熱処理により、フィルムの側縁部
長子方向の長さを、中央部長手方向の長さに実質的に一
一致させるようにした状態にし、その状態を固定するこ
とによりタルミを矯正する。
上述の範囲に伸長した芳香族ポリイミドフィルムの形状
を固定するために、上記温度で、通常は0.1〜10分
間、好ましくは0.5〜5分間加熱処理する。
第二工程では、第一の工程で加えられた張力から上記の
芳香族ポリイミドフィルムをニップロール4に通すこと
によって、−旦解放したのち、応力緩和加熱炉5内に導
入する。この加熱炉5において、フィルムに、長手方向
に50〜toog/mば(好ましくは60〜90 g 
/ mゴ)の張力をダンサ−ロール6を利用して、付与
しながら、実質的にフィルムを伸長することなしに、2
50〜400℃(好ましくは270〜370℃)の温度
で熱処理する。この熱処理により、イミド化の工程およ
び上述の第一工程でポリイミドフィルム内に発生し、残
存している応力を緩和する。そして、応力緩和のための
熱処理が終了したフィルムは巻き取りロール7に巻き取
られる。
[発明の効果] 本発明の芳香族ポリイミドフィルムは、高度な加熱=J
−法安定性を有し、かつタルミが顕著に低減され(すな
わち、フィルムの縁部の長さと中央部の長さの差が殆ど
ない)、表面の平担な芳香族ポリイミドフィルムであり
、その優れた平面性と高い加熱寸法安定性のため、高精
度フレキシブルプリント板、キャリヤーテープなどのよ
うに、加工時あるいは使用時に優れた平面性と高い加熱
寸法安定性を必要とする電子材料、結審部品などの基板
として非常に有利に用いることができる。
また、F記の本発明の芳香族ポリイミドフィルムは、前
述の加熱、延伸下にフィルム中央部のタルミを除去し、
その状態にて形状固定することからなる加熱処理により
容易に製造することかてきる。
次に本発明の実施例および比較例を示す。
[実施例1] 内容積501の簡易重合槽に、N、N−ジメチルアセト
アミド38.1kgを加え、次いで3.3’,4,4’
−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物5.2959k
gを添加した。さらに攪拌を続けながら、p−フェニレ
ンジアミン1.9466kgを徐々に添加し、30℃で
約10時間、該反応液の攪拌を継続し、芳香族テトラカ
ルボン酸と芳香族ジアミンとの両成分を重合させて、ポ
リアミック酸を生成させ、製膜用のドープ液を調製した
F記の重合反応で生成したポリアミック酸の対数粘度(
30℃)は3.10であり、ト記ポリアミック酸溶液(
ドープ液)の回転粘度(30℃)は約25000ポイズ
であった。
ト述の方法で調製したドープ液をTダイ金型のスリット
(リップ間隔:0.5mm、リップ幅=650mm)か
ら約30℃で薄膜状に押し出して、平滑な金属ベルト上
に連続的にL記ドープ液の薄膜を形成し、該ベルト上で
約120℃の熱風で該薄膜を乾燥して固化フィルムを連
続的に形成し、次いで該長尺状固化フィルムをベルトか
ら剥離して高温加熱炉内に供給し、該高温加熱炉内でフ
ィルムの長F方向の両端縁を横型テンターで把持して移
動させながら約250℃から450℃まで次第に高くな
る熱風で、乾燥、熱処理およびイミド化を行ない、芳香
族ポリイミドフィルムを連続的に形成した。
次に、F記の長尺状芳香族ポリイミドフィルムを第1図
に示したような加熱処理装置で、加熱、延伸Fにフィル
ム中央部のタルミを除去し、その状態にて形状固定した
。すなわち、長尺状芳香族ポリイミドフィルムをテンタ
ーから外し、ダンサ−ロールにより、フィルム長手方向
に160g / m tn’の張力で伸長した状態で第
一の高温縦型加熱炉内に供給し、該高温縦型加熱炉内で
、414℃の加熱温度で2分間加熱し、該芳香族ポリイ
ミドフィルムのタルミ矯正処理を行なった。
次に、F記の芳香族ポリイミドフィルムを、いったんニ
ップロールによ゛り上記の張力から開放したのち、再び
ダンサ−ロールによりフィルム長手方向に80g/mm
2の張力を加えた状態で第二の高温縦型加熱炉内に供給
し、該高温縦型加熱炉内で、332℃の加熱温度で2分
間加熱し応力緩和処理を行なった。
ト述の製造法により得られた芳香族ポリイミド製フィル
ムの性状を第1表に示す。
[実施例2] 実施例1で製膜した芳香族ポリイミドフィルムの応力緩
和処理を278℃の加熱温度で2分間加熱して行なった
外は、実施例1と同様に処理した。
得られた芳香族ポリイミド製フィルムの性状を第1表に
示す。
[比較例1] 実施例1で製膜した芳香族ポリイミドフィルムで、タル
ミ矯正処理を行なわなかったものの性状を第1表に示す
[比較例2] 実施例!で製膜した芳香族ポリイミドフィルムに対して
タルミ矯正処理を行なうことなしに、応力緩和処理のみ
を、該芳香族ポリイミド製フィルムをダンサ−ロールに
よりフィルム長手方向に80 g / m rn’の張
力を加えた状態で第二の高温縦型加熱炉内に供給し、該
高温縦型加熱炉内で、286℃の加熱温度で2分間加熱
して行なった。
得られた芳香族ポリイミド製フィルムの性状を第1表に
示す。
以下余白 第1表(1) MD     TD     MD     TD実施
例1   0.07  0.0!   0.02  0
.02実施例2   0.11  0.0+   0.
02  0.02比較例1   0.06  0.0+
   0.02  0.02比較例2   0.+4 
 0.09  0.04  0.10加熱収縮率:フィ
ルムを300℃に加熱して2時間維持する処理を行なっ
た前後に おける収縮率 MD:フィルム長手(走行)方向の加熱収縮率TD:フ
ィルム横断方向の加熱収縮率 第1表(2) MD       TD 実施例1    0.0+    、0実施例2   
0   0 比較例1    0.14   0 比較例1    0.16   0 MD:フィルム長手(走行)方向のクルミ率TD:フィ
ルム横断方向のクルミ千
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のタルミが低減された、加熱寸法安定
性の高い芳香族ポリイミドフィルムの製造法における熱
処理工程に利用される装置系の一例を示す概略図である
。 1:フィルム巻き出しロール 2:タルミ矯正加熱炉 3:ダンサ−ロール 4:ニップロール 5:応力緩和加熱炉 6:ダンサ−ロール 7:フイルム巻き取りロール

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1。ビフェニルテトラカルボン酸成分とフェニレンジア
    ミン成分との重合により生成したポリマーの溶液から製
    膜して得られる芳香族ポリイミドフィルムであって、そ
    のフィルム内に想定した任意の長方形のいずれの辺の長
    さも、その辺と対向する辺との中央部の長さの比が、1
    00:100〜100:100.15%の範囲にあるよ
    うにされており、かつ300℃で2時間熱処理したとき
    の加熱収縮率がいずれの方向についても0.3%以下で
    あることを特徴とする芳香族ポリイミドフィルム。 2。長方形のいずれの辺の長さも、その辺と対向する辺
    との中央部の長さの比が、100:100〜100:1
    00.10%の範囲にあるようにされていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の芳香族ポリイミドフ
    ィルム。 3。 300℃で2時間熱処理したときの加熱収縮率がいずれ
    の方向についても0.2%以下であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の芳香族ポリイミドフィルム
    。 4。ビフェニルテトラカルボン酸成分が、3,3’,4
    ,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物または2
    ,3,3’,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水
    物であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    芳香族ポリイミドフィルム。 5。フェニレンジアミン成分がp−フェニレンジアミン
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の芳
    香族ポリイミドフィルム。 6。ビフェニルテトラカルボン酸成分とフェニレンジア
    ミン成分との重合により生成したポリマーの溶液から製
    膜して得られた長尺状芳香族ポリイミドフィルムを、 長手方向に100〜400g/mm^2の張力をかけて
    伸長させた状態で、400〜500℃で温度で熱処理す
    る第一の工程;および、 長手方向に50〜100g/mm^2の張力をかけなが
    ら、実質的にフィルムを伸長することなしに、250〜
    400℃の温度で熱処理する第二の工程、 にて処理することを特徴とする、タルミが少なく、加熱
    時の寸法変化の少ない芳香族ポリイミドフィルムの製造
    法。 7。上記長尺状芳香族ポリイミドフィルムを、長手方向
    に150〜300g/mm^2の張力をかけながら伸長
    させた状態で、410〜500℃で温度で熱処理する第
    一の工程;および、長手方向に60〜90g/mm^2
    の張力をかけながら、実質的にフィルムを伸長すること
    なしに270〜370℃の温度で熱処理する第二の工程
    にて処理することを特徴とする特許請求の範囲第6項記
    載の芳香族ポリイミドフィルムの製造法。
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