JPH01196375A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は記録装置、特に所定の駆動手段によって移動制
御される記録部材を有し、前記記録部材の制御位置をエ
ンコーダ手段を介して制御する構造を有する記録装置に
関するものである。

［従来の技術］ 従来より、ドツトマトリクス、インクジェット、熱転写
など各種方式のプリンタが知られている。この種のプリ
ンタでは、記録ヘッドを記録紙に沿って移動させて記録
行を形成する構造が主に用いられている。記録ヘッドの
位置はエンコーダを用いて閉ループ制御されることが多
い。

［発明が解決しようとする課題］ リニアエンコーダは、記録ヘッドの移動路に沿って設け
られたスリット板を有する直線状のエンコーダ板と、こ
れを走査する記録ヘッドに設けたフォトインタラプタな
どの検出手段により構成される。

このようなエンコーダの出力により記録ヘッド位置が検
出されるが、エンコーダのスリット間隔は記録分解能に
相当する値に設定されることが多く、したがって、ｌン
コーダ出力をそのまま記録ヘッドの駆動タイミング信号
として用いる構造が広く用いられている。

第６図は記録装置において記録位置を決定する制御系の
構造を模式的に示している０図において符号６１はプラ
テンで記録紙を保持するとともに、その回転により記録
へ一２ドロ２の走査方向と直角な副走査方向に搬送する
。記録ヘッドは所定の記録方式のもので、不図示のモー
タによりプラテン６１に平行に移動される。

記録へラド６２の記録位置はエンコーダ板６３を記録ヘ
ッド下部に設けられたフォトインタラプタ６５により走
査することにより検出される。

エンコーダ板６３には一定の間隔（例えば記録分解能に
相当する値２でスリ７）６３ａが設けられており、この
スリット６３ａがフォトインタラプタ６５により検出さ
れる。

フォトインタラプタ６５の出力は記録へラド６２の駆動
系に与えられ、記録位置制御に用いられると同時にＡＮ
Ｄゲート６４に記録タイミングパルスとして与えらえる
。ＡＮＤゲート６４の他方の入力端子には装置の主制御
部から記録データ信号が与えられる。

ＡＮＤゲート６４の出力は記録ヘッド６２の駆動信号と
して記録へラド６２に入力される。

このような構成によれば記録へラド６２による記録はエ
ンコーダにより検出された所定の記録位置で正確に行な
われるはずである。

ところが、エンコーダ板６３にキズ、ホコリなどがつく
と記録ヘッド位置の検出信号、すなわち記録タイミング
信号が欠落し、その位置での記録が禁止されることにな
る。特に、ドツトマトリクスプリンタなどではドツト欠
落が、また、活字インパクトプリンタなどでは文字欠け
などが生じ、記録品質が低下するという問題がある。

木発す１の課題はこのような不都合を解消することであ
る。

［課題を解決するための手段］ 以」−の課題を解決するために、本発明においては、所
定の駆動手段によって移動制御される記録部材を有し、
前記記録部材の制御位置をエンコーダ手段を介して制御
する構造を有する記録装置において、前記エンコーダ手
段の出力パルスの欠落を検出する手段と、この検出手段
によりパルス欠落が検出された際に前記エンコーダ手段
の出力パルスを補間する信号を発生する手段を設けた構
成を採用した。

［作　用］ 上記の構成によれば、ゴミやホコリなどによってエンコ
ーダ手段から正常な位置検出信号を得られない場合でも
、駆動部材の位置を正確に制御できる。

［′実施例］ 以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明を採用した記録装置のリニアエンコーダ
の出力を処理する回路の構成を示している。なお、記録
機構、エンコーダの構成は第６図と同等であるものとす
る。

本実施例では、記録ヘッドの位置を検出するためのりニ
アエンコーダのエンコーダ板は記録ヘッドの移動路に沿
って配鐙され、記録ヘッドに設けられたフォトインタラ
プタによってエンコーダ板のスリットを走査し、記録ヘ
ッドの位置検出信号が形成される。

フォトインタラプタの出力する位置検出信号は第１図の
ＯＲゲート３の一方の入力端子に入力されるとともに、
パルス欠落検出器ｌに入力される。この信号は図示のよ
うに、その一部がゴミ、ホコリなどの付着によって欠落
する恐れがあるため、この欠落を検出するためにＯＲゲ
ート３とともにパルス欠落検出器ｌにも入力される。

このパルス欠落検出器１はバイレスの欠落を検出すると
パルス発生器２によって図示のようなパルスを１つだけ
出力させ、ＯＲゲート３に入力させる。従って、ＯＲゲ
ート３の出力は図示のように欠落のない位ご信号となる
。

第２図（Ａ）は第１図の構成により詳細に示している。

第１図のパルス欠落検出器１およびパルス発生器２は、
図示のようにモノマルチバイブレータなどから成るワン
ショットタイマ４〜６およびＡＮＤゲー）１１によって
構成される。

ワンショットタイマ４に設定される時間はりニアエンコ
ーダから出力されるタイミングパルスの最大周期に相当
する。ワンショットタイマ５の設定時間はエンコーダの
タイムパルスのほぼ平均的な長さに設定される。ワンシ
ョットタイマ６の設定時間はワンショットタイマ４の設
定時間を越えるタイミングパルスを制限するだけの長さ
に設定される。

ＡＮＤゲー）１１の一方の入力端子にはワンショットタ
イマ６の反転出力とエンコーダ出力が入力され、ＡＮＤ
ゲート１１の出力はワンショットタイマ４の正論理入力
端子に入力されている。

ワンショットタイマ４の出力はワンショットタイマ５．
６の反転入力に導かれ、ワンショットタイマ５の出力Ｏ
Ｒケート３に入力されている。

第２図ＣＢ）に示すように、ワンショットタイマ４はリ
ニアエンコーダからタイミングパルスが入力されると、
タイミングパルスの最大周期に相当する期間のハイレベ
ル信号を出力する。

タイミングパルスが規定どおり続いている場合は破線の
ようにワンショー２ト−タイマ４の出力はハイレベルの
ままであるが、一定の時間以上タイミングパルスの入力
がないと、ワンショットタイマ４の出力はローレベルに
なる。これによってワンショットタイマ５からタイミン
グパルスが出力され、ＯＲゲート３から出力されるタイ
ミングパルスに欠落したパルスが補われる。

また、ワンショットタイマ４の出力によってワンショッ
トタイマ６が起動され、図示のような時間幅のローレベ
ルが出力されてＡＮＤゲート１１を介したワンショット
タイマ４の入力信号が阻止される。

：ＪＳ３図（Ａ）〜（Ｊ）に以上の構成を採用した記録
装置の動作を示す、第３図（Ｃ）はエンコーダ板のスリ
ット位置を示している。スリット１２にゴミ、ホコリな
どの異物１３が付着していると、この位置でスリット１
２を検出することができず、従って記録タイミング信号
が形成されないので、第３図（Ｂ）のようにドツトの欠
落が生じる。これは、スリットの走査によって得られる
光信号が第３図（Ｅ）に示すように欠落するためである
。

第１図、第２図の構成を用いれば、第３図（Ｇ）のよう
に得られるタイミングパルスを補足することによって第
３図（Ｊ）のようにタイミングパルスを補正することが
できる。この補正動作の際のワンショットタイマ４．５
の出力はそれぞれ第３図（Ｈ）、（Ｉ）に示されている
。なお、第３図（Ｅ）、ＣＦ）、（Ｊ）は同図の他のも
のと異なり距離を軸にとっである。

ワンショットタイマ４の時間幅は通常のタイミングパル
ス幅より僅かに大きく設定されているため、補正された
パルスの位置は第３図（Ａ）に示すように僅かにずれを
生じるが、記録ドツトのずれは実質上問題とならず、記
録の精度および画質を大きく向上できる。

第１図の回路としては上記の構成のみならず、第４図（
Ａ）のような構成を用いることもできる。

第４図（Ａ）の構成では、記録ヘッドを駆動するモータ
軸にロータリエンコーダを取り付け、このロータリーエ
ンコーダの出力信号を用いてパルスの補間を行なう、こ
のロータリーエンコーダの出力はカウンタ７に入力され
計数される。

７　口 カウンタ７のオーバーーー出力Ｑｎは、前述同様のワン
ショットタイマ８に入力される。

ワンショットタイマ８の出力８Ｑは、ワンショットタイ
マ９およびＯＲゲート３に入力される。ワンショットタ
イマ９の出力９Ｑはリニアエンコーダ出力とともにＯＲ
ゲート１０に入力され、ＯＲゲー）１０の出力はクリア
信号としてカウンタ７に入力される。

上記構成においてロータリーエンコーダは減速系を介さ
ず、モータ軸に直結されており、リニアエンコーダより
もパルスレートは高いものとする。カウンタ７の計数値
はリニアエンコーダの出力パルス間隔に相当するモータ
軸に設けられたロータリーエンコーダの出力するパルス
数あるいはそれよりもわずかに大きい数に設定しておく
。

この構成において、リニアエンコーダが正常にパルスを
出力していれば、カウンタ７は常時りによりワンショッ
トタイマ８が補間パルスを出力することはない、しかし
、リニアエンコーダの出力パルスが欠落すると、第４図
（Ｂ）に示すようにカウンタ７がオーバーフロー４−　
（Ｑｎ）Ｌ、ワンショットタイマ８が補間パルスを出力
する（８Ｑ）、その後ワンショットタイマ９の出力９Ｑ
によりＯＲゲート１０を介してカウンタ７がクリアされ
、平常動作に戻る。

第５図（Ａ）〜（Ｊ）は第３図（Ａ）〜（Ｊ）に相当し
、第４図（Ａ）、（Ｂ）の構成による補間制御を示して
いる。第５図（Ｈ）、（Ｉ）はそれぞれロータリーエン
コーダの出力、ワンショットタイマ８の出力８Ｑを示し
ているが、その他は第３図と同じである０図示の例の場
合、カラン？はロータリーエンコーダのパルスを３つ計
数するとオーバーフローし、ワンショットタイマ８によ
り補間パルスを出力するようになっている。

以上のような構成によっても、記録ヘッド位置を検出す
るリニアエンコーダの出力パルスを補間し、記録ドツト
の欠落などによる記録品位低下を防止することができる
。

以上では一定期間、あるいは一定の駆動系のパルス数を
計測してパルス欠落を検出しているが、これらの１１準
となる時間、パルス数を記録動作の進行に応じて可変制
御してもよい。

また、以上では、ドツトマトリクスプリンタを実施例と
したが、活字インパクトプリンタなどにおいても同様の
構成を適用でき、その場合には文字欠けなどの記録品位
低下を防止することができる。また、本発明の技術は記
録ヘッド位置の制御のみならず、プラテンなど他の記録
部材の位置制御においても実施することができる。さら
に、各種記録部材の位置検出にリニアエンコーダではな
く円板状のエンコーダ板を用いる場合でも同様の効果を
得られるのはもちろんである。

［発明の効果］ 以上から明らかなように、本発明によれば、所定の駆動
手段によって移動制御される記録部材を有し、前記記録
部材の制御位置をエンコーダ手段を介して制御する構造
を有する記録装置において、前記エンコーダ手段の出力
パルスの欠落を検出する手段と、この検出手段によりパ
ルス欠落が検出された際に前記エンコーダ手段の出力パ
ルスを補間する信号を発生する手段を設けた構成を採用
しているので、ゴミ、ホコリなどにより記録部材の制御
位置を決定するエンコーダ手段の出力パルスに欠落が生
じてもこれを自動的に補間することができ、正確な記録
制御が可能になるという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による記録装置の信号制御部の構造を示
したブロック図、第２図（Ａ）は第１の実施例のパルス
欠落検出器およびパルス発生器のブロック図、第２図（
Ｂ）は第２図（Ａ）の回路の動作を示したタイミングチ
ャート図、第３図（Ａ）〜（Ｊ）は第２図（Ａ）の回路
の動作を示したタイミングチャート図、第４図（Ａ）は
パルス欠落検出器およびパルス発生器の異なる構造を示
したブロック図、第４図（Ｂ）は第４図（Ａ）示したタ
イミングチャート図、第６図は記録装置の制御系の構造
を示した模式図である。 ｌ・・・パルス欠落検出器 Ｏ艮 ２・・・パルス発生器　　３、ｌＯ・・・中４ゲート４
〜９・・・カウンタ　　１１・・・アンドゲート特許出
願人　キャノン株式会社　＋７７７５−２３０Ｒと］”
−） 傷局制価ｒ各賃のブ°つ１．フ閲 妬１図 務２０（Ａ） 第４図（Ａ） 第４０（Ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）所定の駆動手段によって移動制御される記録部材を
   有し、前記記録部材の制御位置をエンコーダ手段を介し
   て制御する構造を有する記録装置において、前記エンコ
   ーダ手段の出力パルスの欠落を検出する手段と、この検
   出手段によりパルス欠落が検出された際に前記エンコー
   ダ手段の出力パルスを補間する信号を発生する手段を設
   けたことを特徴とする記録装置。