JPH0119196Y2 - - Google Patents

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JPH0119196Y2
JPH0119196Y2 JP9466984U JP9466984U JPH0119196Y2 JP H0119196 Y2 JPH0119196 Y2 JP H0119196Y2 JP 9466984 U JP9466984 U JP 9466984U JP 9466984 U JP9466984 U JP 9466984U JP H0119196 Y2 JPH0119196 Y2 JP H0119196Y2
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gear
cam
music box
support plate
drum
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JP9466984U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、揺動装置付オルゴール、詳細に
は、可動部分を有する人形等に組込まれて、オル
ゴールの鳴奏に合わせて前記可動部分を揺動させ
る装置を具備したオルゴールに関する。
従来の技術 従来、オルゴールの輪列を駆動源として揺動腕
を揺動させる場合、4番歯車と称される調速用輪
列の中の1つの歯車から動力を取り出していた。
すなわち、この4番歯車の軸に円板カムを圧入
し、この円板カムに揺動腕の一端を係合させる。
オルゴールの鳴奏に連れて回転する上記円板カム
によつて上記揺動腕が揺動させられる。
考案が解決しようとする問題点 オルゴールムーブメントの部品の1つである4
番歯車に円板カムを圧入するということは、当該
歯車を有するオルゴールムーブメントが特殊タイ
プとなり、スタンダードタイプとは別管理する必
要がある。すなわち、オルゴールムーブメントは
自動組立ラインで組立てられるのであるが、特殊
タイプの場合、スタンダードタイプの組立ライン
に完全に乗せることができないという問題があ
る。
また、調速用輪列の1つである4番歯車は比較
的高速で回転している。そのために、該歯車に圧
入される円板カムは、スペース及び回転スピード
の関係上単純な形状にせざるを得ない。このこと
は揺動腕の揺動動作を単純なものにしてしまうと
いう問題を残している。
問題点を解決するための手段 本考案は、スタンダードタイプのオルゴールム
ーブメントに、揺動装置を後付けすると共に揺動
腕の揺動動作を種々に選択できるオルゴールの提
供を目的とし、組立てを完了したオルゴールムー
ブメントにねじ等で簡単に固定される支持板と、
この支持板に回転自在に支持されていて、ドラム
と一体の歯車に噛合う歯車を有し、ドラムの回転
に連れて回転するカムと、上記支持板に謡動自在
に支持されていて、その一端を上記カムに係合さ
せた揺動腕とからなる揺動装置を具備している。
作 用 ドラムが回転してオルゴールが鳴奏するとき、
ドラムと一体の歯車がカムを一方向に回転させ
る。一端をカムに係合させた揺動腕は、カムの形
状に応じて揺動させられる。
実施例 以下、図示の実施例に基いて本考案を詳細に説
明する。
第1図において、符号1は、スタンダードタイ
プのオルゴールムーブメントのフレームを示して
いる。フレーム1には、ドラム2、振動板3(弁
の部分は一部破截)、全舞収納箱4及び調速機構
5がそれぞれ取付けられている。すなわち、この
オルゴールムーブメントはその組立が完了した状
態にある。ドラム2の一端は軸6によつてフレー
ムの支持部7に回転自在に支持されている。ドラ
ム2の他端には、2番歯車と称される歯車8が圧
入固定されている。歯車8の端面には第3図に示
すように、カサ歯車9が形成されている。このカ
サ歯車9は、全舞収納箱4内の図示されない歯車
に噛み合つている。調速機構5は、歯車8に噛み
合う増速歯車列からなる調速用輪列(図示せず)
と、この輪列によつて回転させられる回転体10
と、この回転体に制動を加える、全舞収納箱4と
一体の輪状の制動部11とからなつている。振動
板3は、固定ねじ12,13によつて、フレーム
1の振動板取付部14に固定されている。
次に、揺動装置の構成を第1図乃至第3図に基
いて説明する。この装置は、支持板15、カム1
6及び揺動腕17からなつている。この実施例の
場合、オルゴールの鳴奏をオンオフするストツパ
機能をも持たせられているので、その機構も併せ
て説明する。
支持板15の基端部18には、取付用の穴19
が形成されている。穴19は立上部20へ連らな
つていて、固定ねじ12の頭部12aが進入可能
な広巾部19aと、固定ねじの頭部12aより小
径でねじ部12bより大径の狭巾部19bとから
なつている。
カム16は、周縁の一部に波状凹部16aを形
成され、その端面に歯車21を形成されている。
カム16は、その歯車21を歯車8に噛合させて
いて、支持板15の自由端15aに支持される。
カム16は、そのボス部16bを支持穴15bに
遊嵌させたのち、有頭ピン22を圧入されること
により、支持板15に対して回転自在に取り付け
られる。
支持板15の自由端には、その先端を全舞収納
箱4の上端面に当接させることによつて、歯車8
と歯車21の噛合い深さを一定に保つための折曲
部23aが形成されている。
支持板15には、揺動腕17を揺動自在に支持
する支持孔23と、揺動腕17の一端の係合部2
4が嵌入する窓孔25が形成されている。揺動腕
17は、折曲げて形成された軸部17aを支持孔
23に挿通し、折り返えされた係合部24をカム
16の周縁に係合可能に位置させている。揺動腕
17の他端は、軸部17aから長く延びていて、
その先端には、図示されない可動部品或いは可動
部品と該腕とを連結する部品を係合させるための
ねじ部17bが形成されている。揺動腕17は、
第1図において、軸部17aを中心として、自重
による時計方向への揺動習性を有している。従つ
て、係合部24はカム16の周縁に係合する向き
に付勢されていることになる。通常、オルゴール
ムーブメントは、第1,2図及び第3図に示すよ
うに、ドラム2の回転中心軸を立てた状態で該ム
ーブメントを装着する物、例えば人形を有する箱
に取り付けられるので、揺動腕17には自重によ
る揺動習性が生じる。フレーム1に取付態様によ
つては、ばね等の付勢手段を用いて、揺動腕17
に特定の向きへの揺動習性を与えてもよい。
基端部18と立上部20には、第3図に示すよ
うに、一端が巾広で他端が狭巾の異形穴26,2
7が対向して形成されている。この異形穴26,
27には、ストツパ28の軸部28aが挿通され
ている。ストツパ28の一端は、折り曲げられて
いて、係止端28bとして回転体10の回動軌跡
0に対して進退自在に延びている(第1図参照)。
ストツパ28の他端は、作動端28cとして延出
している。軸部28aには捩りばね29が巻装さ
れていて、その一端29aは基端部に形成された
係止部30に係止され、他端29bはストツパ2
8の作動端に係止されている。この捩りばね29
の弾力によつて、ストツパ28には、示矢方向へ
の揺動習性が与えられている。この謡動習性は、
ストツパの一部が度当り部31に係合することに
より規制される。度当り部31に係合したとき、
係止端28bは回転体10の回動軌跡0から退避
している。
さて、カム16及び揺動腕17を装着された支
持板15は、組立てを完了したスタンダードタイ
プのオルゴールムーブメントの固定ねじ12を、
板厚より僅かに大きく緩めておいて、この固定ね
じ12の頭部12aに穴19を嵌合させ、その狭
巾部19bをねじ部12bに対応させる。次い
で、歯車21と歯車8とを噛合わせたのち、固定
ねじ12を締め付ければ、揺動装置の組付けが完
了する。
そして、全舞の解放力によつて、ドラム2が示
矢方向(第1図において)へ回転すると、これと
一体の歯車8に噛合つている歯車21を介してカ
ム16が示矢方向へ回転させられる。カム16が
回転すると、これの周縁に係合している係合部2
4は、周縁の形状に応じて揺動させられる。係合
部24の揺動は増幅されて揺動腕17の他端17
bを大きく揺動させることになる。
揺動腕17の揺動は、当該装置を組込まれたオ
ルゴールの可動部品の動き(アクシヨン)として
取り出される。図示のカム16は、略同一ピツチ
の波状凹部16aと円弧状周縁からなるカム形状
を有しているが、周縁の凹凸深さ、その形状及び
ピツチを種々に変えると、揺動腕17の揺動動作
はこれに応じて種々に変化させられる。形状の異
なるカムを用意しておいて、アクシヨン部品の動
きに合わせて、適宜のカムを選択すればよい。
次にストツパ機構の作用を簡単に説明すると、
オルゴールが鳴奏されているとき、ストツパの係
止端28bは回転体10の回動軌跡0から退避し
ている。オルゴールの鳴奏を止めたい場合、作動
端28cを示矢方向(第3図)と逆向きに押動す
ると、ストツパ28が揺動してその係止端28b
を回動軌跡0(第1図参照)に進入させて、回転
体10に係合してこれを停止させる。回転体10
の停止によつてドラム2の回転が停止されオルゴ
ールの鳴奏が止む。
ストツパ機構の他の例を第4図に示している。
この例は揺動機構とは別体の地板180に取り付
けられているのみで、他の構成及び作用は同じで
ある。取付用切欠190を固定ねじ12に係合さ
せてフレームに固定される。
地板180とストツパ28は、はじめに、スト
ツパ28を、異形穴27に通しておいて捩りばね
29を巻挿したのち他方の異形穴26に挿通し
て、軸部28aを両穴に係合させ、ばねの各端部
を図示のようにそれぞれ係止して組み立てる。ス
トツパ28は、捩りばね29の付勢力により、回
動習性と共に、異形穴26,27の狭巾部へ向か
う移動習性を与えられた状態に保持される。この
とき、係止部30のばね係止部30aは、ストツ
パ28をバランスよく持ち上げるような位置でば
ねの一端を係止するようになつている。一対の異
形穴を用いたので、予じめ折曲形成したストツパ
を組み込むことができる。換言すると、組込み時
における折曲げ作業が不要である。また、ストツ
パを異形穴で支持したから、回転体にストツパが
干渉したとき、該ストツパが穴の下方へ逃げるの
で、干渉によるトラブルがない。
考案の効果 以上のように本考案のオルゴールは、完成され
たスタンダードタイプのオルゴールムーブメント
に揺動装置を後付けして特殊タイプのオルゴール
を得るので、スタンダードタイプのオルゴールム
ーブメントの自動組立ラインに何らの影響をも与
えない。換言すると、自動組立ラインはスタンダ
ードタイプ用のものがあれば足りるので、大巾な
コストダウンが可能となる。
また、従来は、4番歯車に固定されたカムに、
フレーム(或いはオルゴール本体)に支持された
謡動腕を係合させるとき、スペースの関係上カム
の巾が狭いため、その係合と調整が困難であつた
が、本考案においては、カムと揺動腕が支持板に
支持されているのでかかる問題がない。
更に、揺動腕、カムの形状を変えることによ
り、揺動腕には不規則な揺動動作をさせることが
べきるから、揺動ストロークや揺動ピツチの変化
の多いアクシヨン部品の動作を得ることができ
る。ドラムと一体の歯車から駆動力を得るという
ことは、この歯車が比較的大きなトルクを有して
いるので、少々質量のあるアクシヨン部品でも作
動させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は同上の底面図、第3図は同上の要部分解斜視
図、第4図はストツパ機構の他の例を示す斜視図
である。 2……ドラム、8……歯車、15……支持板、
16……カム、17……揺動腕、21……歯車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドラムを回転させて振動弁を弾いて曲を鳴奏す
    るオルゴールにおいて、組立てを完了したオルゴ
    ールムーブメントにねじ等で固定される支持板
    と、この支持板に回転自在に支持されていて、上
    記ドラムと一体の歯車に噛合う歯車を有し、上記
    ドラムの回転に連れて回転させられるカムと、上
    記支持板に揺動自在に支持されていて、その一端
    を上記カムに係合させた揺動腕とを具備する揺動
    装置付オルゴール。
JP9466984U 1984-06-25 1984-06-25 揺動装置付オルゴ−ル Granted JPS6111195U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9466984U JPS6111195U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 揺動装置付オルゴ−ル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9466984U JPS6111195U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 揺動装置付オルゴ−ル

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Publication Number Publication Date
JPS6111195U JPS6111195U (ja) 1986-01-23
JPH0119196Y2 true JPH0119196Y2 (ja) 1989-06-02

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JP9466984U Granted JPS6111195U (ja) 1984-06-25 1984-06-25 揺動装置付オルゴ−ル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63190196U (ja) * 1987-05-22 1988-12-07

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JPS6111195U (ja) 1986-01-23

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