JP2928984B2 - オルゴ−ル - Google Patents
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- 210000000056 organ Anatomy 0.000 claims description 24
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 6
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10F—AUTOMATIC MUSICAL INSTRUMENTS
- G10F1/00—Automatic musical instruments
- G10F1/06—Musical boxes with plucked teeth, blades, or the like
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Toys (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハウジング部にウォ−
ム軸を支承する調速装置の構成を改良したオルゴ−ルに
関する。
ム軸を支承する調速装置の構成を改良したオルゴ−ルに
関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は実公昭62−43366 号公報で
「ウォ−ム軸の低速回転時には、回転体の空気抵抗によ
る調速作用が働き、高速回転時には、空気抵抗に加え
て、回転体がウォ−ム軸の軸方向及び半径方向へ拡開変
位することによって、これが制動部に摺接して強力な接
触抵抗となり、確実な制動力が作用する調速装置」を提
案した。従来オルゴ−ルの調速装置は上記公報に詳述さ
れている通り、風切を高速回転させて空気抵抗によりス
ピ−ドをコントロ−ルするエアガバナ方式と、遠心力に
よって半径方向に移動するウエイト部とこのウエイト部
外周が接離するブレ−キ部とからなっていて、両部の摩
擦力によってスピ−ドをコントロ−ルする遠心力ガバナ
方式とが知られている。
「ウォ−ム軸の低速回転時には、回転体の空気抵抗によ
る調速作用が働き、高速回転時には、空気抵抗に加え
て、回転体がウォ−ム軸の軸方向及び半径方向へ拡開変
位することによって、これが制動部に摺接して強力な接
触抵抗となり、確実な制動力が作用する調速装置」を提
案した。従来オルゴ−ルの調速装置は上記公報に詳述さ
れている通り、風切を高速回転させて空気抵抗によりス
ピ−ドをコントロ−ルするエアガバナ方式と、遠心力に
よって半径方向に移動するウエイト部とこのウエイト部
外周が接離するブレ−キ部とからなっていて、両部の摩
擦力によってスピ−ドをコントロ−ルする遠心力ガバナ
方式とが知られている。
【0003】上記公報の調速装置で全舞収納部より突出
されたウォ−ム軸の上端を支承する制動部の上部より過
大な荷重が加わると、軸受部が撓み、軸受部にウォ−ム
軸先端によるキズ付が生じ、オルゴ−ルの起動不良が発
生してしまう欠点がある。
されたウォ−ム軸の上端を支承する制動部の上部より過
大な荷重が加わると、軸受部が撓み、軸受部にウォ−ム
軸先端によるキズ付が生じ、オルゴ−ルの起動不良が発
生してしまう欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、制動部の上部より過大な荷重が加わると、軸受部
にウォ−ム軸先端によるキズ付が生じ、オルゴ−ルの起
動不良が発生してしまうことである。本発明の目的は上
記欠点に鑑み、ウォ−ム軸の上端を支承する軸受部を有
する突堤部に上部より過大な荷重が加わっても、軸受部
にウォ−ム軸先端によるキズ付の発生を防止してオルゴ
−ルの起動不良の発生を防止したオルゴ−ルを提案する
ことである。
点は、制動部の上部より過大な荷重が加わると、軸受部
にウォ−ム軸先端によるキズ付が生じ、オルゴ−ルの起
動不良が発生してしまうことである。本発明の目的は上
記欠点に鑑み、ウォ−ム軸の上端を支承する軸受部を有
する突堤部に上部より過大な荷重が加わっても、軸受部
にウォ−ム軸先端によるキズ付の発生を防止してオルゴ
−ルの起動不良の発生を防止したオルゴ−ルを提案する
ことである。
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、請求項1に係わる本発明は、全舞の巻き締
め及び開放と一体的に回転する駆動軸と、該駆動軸の回
転を伝達されて回転するドラムと、該ドラムに植設され
た係合ピンと係合する振動弁を有する振動板と、上記駆
動軸の回転を増速する増速輪列と、該増速輪列の最終段
に位置するウォ−ム軸と、該ウォ−ム軸に弾性変形する
連結部を介して設けられた回転体と、上記駆動軸と上記
ウォ−ム軸の一端を回転自在に支承すると共に上記ドラ
ムと振動板と増速輪列を載置するフレ−ムと、該フレ−
ムと共に上記全舞を収納し、上記駆動軸及び上記ウォ−
ム軸の他端を回転自在に支承するハウジング部を有する
オルゴ−ルであって、上記ハウジング部は上記フレ−ム
に固定される固定部と、上記駆動軸を回転自在に支承し
且つ上記全舞を収納する収納部と、該収納部の上面より
上記駆動軸の軸方向に直交する向きに突出する突堤部と
を有し、この突堤部にはスリット部と、上記ウォ−ム軸
の他端を上記フレ−ムと共に回転自在に支承する軸受部
とが設けられたことを要旨とするものである。請求項2
に係わる本発明は、上記軸受部は弾性を有する腕部で支
持されたことを要旨とするものである。請求項3に係わ
る本発明は、上記突堤部の上面の高さが上記軸受部の上
面の高さより高いことを要旨とするものである。
するために、請求項1に係わる本発明は、全舞の巻き締
め及び開放と一体的に回転する駆動軸と、該駆動軸の回
転を伝達されて回転するドラムと、該ドラムに植設され
た係合ピンと係合する振動弁を有する振動板と、上記駆
動軸の回転を増速する増速輪列と、該増速輪列の最終段
に位置するウォ−ム軸と、該ウォ−ム軸に弾性変形する
連結部を介して設けられた回転体と、上記駆動軸と上記
ウォ−ム軸の一端を回転自在に支承すると共に上記ドラ
ムと振動板と増速輪列を載置するフレ−ムと、該フレ−
ムと共に上記全舞を収納し、上記駆動軸及び上記ウォ−
ム軸の他端を回転自在に支承するハウジング部を有する
オルゴ−ルであって、上記ハウジング部は上記フレ−ム
に固定される固定部と、上記駆動軸を回転自在に支承し
且つ上記全舞を収納する収納部と、該収納部の上面より
上記駆動軸の軸方向に直交する向きに突出する突堤部と
を有し、この突堤部にはスリット部と、上記ウォ−ム軸
の他端を上記フレ−ムと共に回転自在に支承する軸受部
とが設けられたことを要旨とするものである。請求項2
に係わる本発明は、上記軸受部は弾性を有する腕部で支
持されたことを要旨とするものである。請求項3に係わ
る本発明は、上記突堤部の上面の高さが上記軸受部の上
面の高さより高いことを要旨とするものである。
【0006】
【作用】請求項1・2に係わる本発明によれば、ウォ−
ム軸5の他端のホゾ部5bを支承する軸受部2iを有する突
堤部2gに上部より過大な荷重が加わった時は、軸受部2i
は弾性を有する腕部2hに連結されて腕部2hの両側と軸受
部2iの周囲を貫通するスリット部2jが形成されているの
で、過大な荷重は腕部2hで吸収されて、ウォ−ム軸5の
ホゾ部5bによる軸穴2mへのキズ付の発生がない。請求項
3に係わる本発明によれば、突堤部2gの上面の高さは軸
受部2iの上面の高さより高く形成されているので、軸受
部2iの上面に直接上部より過大な荷重が加わることがな
い。突堤部2gは肉厚になって剛性が高められ、過大な荷
重が吸収できると共に、摺接部6d、6dが制動部2kに摺接
される荷重による変形量を最小限にとどめることができ
る。
ム軸5の他端のホゾ部5bを支承する軸受部2iを有する突
堤部2gに上部より過大な荷重が加わった時は、軸受部2i
は弾性を有する腕部2hに連結されて腕部2hの両側と軸受
部2iの周囲を貫通するスリット部2jが形成されているの
で、過大な荷重は腕部2hで吸収されて、ウォ−ム軸5の
ホゾ部5bによる軸穴2mへのキズ付の発生がない。請求項
3に係わる本発明によれば、突堤部2gの上面の高さは軸
受部2iの上面の高さより高く形成されているので、軸受
部2iの上面に直接上部より過大な荷重が加わることがな
い。突堤部2gは肉厚になって剛性が高められ、過大な荷
重が吸収できると共に、摺接部6d、6dが制動部2kに摺接
される荷重による変形量を最小限にとどめることができ
る。
【0007】
【実施例】以下、図示の一実施例で本発明を説明する。
図1はオルゴ−ルの平面図、図2はオルゴ−ルの要部断
面側面図、図3はオルゴ−ルの他の要部断面側面図、図
4はオルゴ−ルの分解斜視図、図5はハウジング部の平
面図、図6は図5のA−A切断線の断面側面図、図7は
図5のB−B切断線の断面側面図、図8はハウジング部
の裏面図、図9は図5のC−C切断線の断面側面図であ
る。
図1はオルゴ−ルの平面図、図2はオルゴ−ルの要部断
面側面図、図3はオルゴ−ルの他の要部断面側面図、図
4はオルゴ−ルの分解斜視図、図5はハウジング部の平
面図、図6は図5のA−A切断線の断面側面図、図7は
図5のB−B切断線の断面側面図、図8はハウジング部
の裏面図、図9は図5のC−C切断線の断面側面図であ
る。
【0008】オルゴ−ルは、図1から図4でフレ−ム1
上の一隅にフレ−ム1とハウジング部2の間に調速装置
Dが設けられ、他側にドラム3が軸承されてドラム3に
フレ−ム1上に固定された振動板4が臨まされている。
フレ−ム1はフレ−ム1上に突設された固定部1a、1b、
1cと、筒部1dと、筒部1dの底部の透孔1eと、フレ−ム1
上に突設された軸受1f、1gと、軸受1f、1gの軸受溝1h、
1iと、軸受1fの軸受溝1jと、フレ−ム1上に突設された
軸受1kと、軸受1kの軸受溝1mと、フレ−ム1上に円筒状
に形成された軸受部1nと、軸受部1nの上端開口のすり鉢
状の軸受穴1oと、軸受部1nの一部の切欠き部1pと、フレ
−ム1上に突設された突出堤1qと、台部1rとで形成され
ている。
上の一隅にフレ−ム1とハウジング部2の間に調速装置
Dが設けられ、他側にドラム3が軸承されてドラム3に
フレ−ム1上に固定された振動板4が臨まされている。
フレ−ム1はフレ−ム1上に突設された固定部1a、1b、
1cと、筒部1dと、筒部1dの底部の透孔1eと、フレ−ム1
上に突設された軸受1f、1gと、軸受1f、1gの軸受溝1h、
1iと、軸受1fの軸受溝1jと、フレ−ム1上に突設された
軸受1kと、軸受1kの軸受溝1mと、フレ−ム1上に円筒状
に形成された軸受部1nと、軸受部1nの上端開口のすり鉢
状の軸受穴1oと、軸受部1nの一部の切欠き部1pと、フレ
−ム1上に突設された突出堤1qと、台部1rとで形成され
ている。
【0009】ハウジング部2は図1から図9で固定部2
a、2b、2cと、全舞を収納する筒状の収納部2dと、収納
部2dの外側の曲面側壁に穿設された係止透孔2eと、収納
部2dの上面に穿設された透孔2fと、収納部2dの上面より
全舞を巻上げる駆動軸10の軸方向に直交する向きで上記
調速装置D側に突出する突堤部2gとで形成されている。
突堤部2gには弾性を有する腕部2hに連結された軸受部2i
と、腕部2hの両側と軸受部2iの周囲を貫通するスリット
部2jと、突堤部2g先端下面の制動部2kとで形成されてい
る。軸受部2iの下面には軸穴2mが形成されている。固定
部2cの内側で収納部2dの外側には軸押え部2n、2o、2pが
形成されている。収納部2dのドラム3側の縦壁には外側
に軸穴2qが穿設されている。
a、2b、2cと、全舞を収納する筒状の収納部2dと、収納
部2dの外側の曲面側壁に穿設された係止透孔2eと、収納
部2dの上面に穿設された透孔2fと、収納部2dの上面より
全舞を巻上げる駆動軸10の軸方向に直交する向きで上記
調速装置D側に突出する突堤部2gとで形成されている。
突堤部2gには弾性を有する腕部2hに連結された軸受部2i
と、腕部2hの両側と軸受部2iの周囲を貫通するスリット
部2jと、突堤部2g先端下面の制動部2kとで形成されてい
る。軸受部2iの下面には軸穴2mが形成されている。固定
部2cの内側で収納部2dの外側には軸押え部2n、2o、2pが
形成されている。収納部2dのドラム3側の縦壁には外側
に軸穴2qが穿設されている。
【0010】上記調速装置Dは、ウォ−ム軸5とウォ−
ム軸5に固定された回転体6とハウジング部2の突堤部
2gの弾性を有する腕部2hに連結された軸受部2iと制動部
2kと上記駆動軸10の回転を増速する増速輪列の中間歯車
7とウォ−ム歯車8とで構成されている。ウォ−ム軸5
は一端のホゾ部5aと、他端のホゾ部5bと、軸部5cと、ウ
ォ−ム部5dとで形成されている。ウォ−ム軸5の軸部5c
にゴムなどの弾性材で形成された回転体6のボス部6aが
圧入嵌合されている。回転体6はボス部6aと、一対のウ
エイト部6b、6bと、このウエイト部とボス部を互いに連
結する連結部6c、6cと、ウエイト部の上面の摺接部6d、
6dとからなっている。
ム軸5に固定された回転体6とハウジング部2の突堤部
2gの弾性を有する腕部2hに連結された軸受部2iと制動部
2kと上記駆動軸10の回転を増速する増速輪列の中間歯車
7とウォ−ム歯車8とで構成されている。ウォ−ム軸5
は一端のホゾ部5aと、他端のホゾ部5bと、軸部5cと、ウ
ォ−ム部5dとで形成されている。ウォ−ム軸5の軸部5c
にゴムなどの弾性材で形成された回転体6のボス部6aが
圧入嵌合されている。回転体6はボス部6aと、一対のウ
エイト部6b、6bと、このウエイト部とボス部を互いに連
結する連結部6c、6cと、ウエイト部の上面の摺接部6d、
6dとからなっている。
【0011】ドラム3はドラム軸9に固定され、ドラム
3の外周に係合ピン3aが植設されている。ドラム軸9に
は傘歯車9aが一体的に固定されて一端はハウジング部2
の軸穴2qに支承され、他端はフレ−ム1の突出堤1qに支
承されている。傘歯車9aは収納部2d内の全舞を巻上げる
駆動軸10に回り止め嵌合された図示しない歯車に噛合さ
れている。ドラム3の一側のドラム軸9には平歯車11が
固定されている。平歯車11には増速輪列の中間歯車7の
ピニオン7aが噛合されている。中間歯車7にはピニオン
7aと歯車7bが形成されている。ウォ−ム歯車8にはウォ
−ム歯車8aとピニオン8bが形成されてピニオン8bは歯車
7bに噛合されている。振動板4は台部1rにビス12で固定
され、振動板4には複数本の振動弁4aが形成され、振動
弁4aは係合ピン3aに臨まされている。
3の外周に係合ピン3aが植設されている。ドラム軸9に
は傘歯車9aが一体的に固定されて一端はハウジング部2
の軸穴2qに支承され、他端はフレ−ム1の突出堤1qに支
承されている。傘歯車9aは収納部2d内の全舞を巻上げる
駆動軸10に回り止め嵌合された図示しない歯車に噛合さ
れている。ドラム3の一側のドラム軸9には平歯車11が
固定されている。平歯車11には増速輪列の中間歯車7の
ピニオン7aが噛合されている。中間歯車7にはピニオン
7aと歯車7bが形成されている。ウォ−ム歯車8にはウォ
−ム歯車8aとピニオン8bが形成されてピニオン8bは歯車
7bに噛合されている。振動板4は台部1rにビス12で固定
され、振動板4には複数本の振動弁4aが形成され、振動
弁4aは係合ピン3aに臨まされている。
【0012】オルゴ−ルが組み立てられる時は、フレ−
ム1の固定部1a、1b、1cと筒部1d上にハウジング部2の
固定部2a、2b、2cと全舞を収納する筒状の収納部2dが重
ねられてカシメ又はビス13で固定されている。全舞の一
端14がハウジング部2の収納部2dの側壁に穿設された係
止透孔2eに、全舞の他端が収納部2dの上面に穿設された
透孔2fとフレ−ム1の筒部1dの底部の透孔1eに嵌合され
た全舞を巻上げる駆動軸10に夫々係止されている。全舞
を巻上げる駆動軸10は筒部1dの底部の透孔1eから下方に
突出されて突出された全舞を巻上げる駆動軸10には巻き
鍵15が螺合されている。
ム1の固定部1a、1b、1cと筒部1d上にハウジング部2の
固定部2a、2b、2cと全舞を収納する筒状の収納部2dが重
ねられてカシメ又はビス13で固定されている。全舞の一
端14がハウジング部2の収納部2dの側壁に穿設された係
止透孔2eに、全舞の他端が収納部2dの上面に穿設された
透孔2fとフレ−ム1の筒部1dの底部の透孔1eに嵌合され
た全舞を巻上げる駆動軸10に夫々係止されている。全舞
を巻上げる駆動軸10は筒部1dの底部の透孔1eから下方に
突出されて突出された全舞を巻上げる駆動軸10には巻き
鍵15が螺合されている。
【0013】フレ−ム1上に突設された軸受1f、1gの軸
受溝1h、1iに増速輪列の中間歯車7の軸が落し込まれて
回転自在に支承され、軸受1f、1gにハウジング部2の軸
押え部2n、2oが当接されている。フレ−ム1上に突設さ
れた軸受1fの軸受溝1jとフレ−ム1上に突設された軸受
1kの軸受溝1mにウォ−ム歯車8の軸が落し込まれて回転
自在に支承され、軸受1fの軸受溝1jに軸押え部2pが当接
されている。ウォ−ム軸5の一端のホゾ部5aはフレ−ム
1上に円筒状に形成された軸受部1nの上端開口のすり鉢
状の軸受穴1oに、他端のホゾ部5bは軸受部2iの軸穴2mに
回転自在に支承されている。軸受部1nの一部の切欠き部
1pにウォ−ム歯車8のウォ−ム歯車8aの一部が進入して
ウォ−ム部5dに噛合されている。
受溝1h、1iに増速輪列の中間歯車7の軸が落し込まれて
回転自在に支承され、軸受1f、1gにハウジング部2の軸
押え部2n、2oが当接されている。フレ−ム1上に突設さ
れた軸受1fの軸受溝1jとフレ−ム1上に突設された軸受
1kの軸受溝1mにウォ−ム歯車8の軸が落し込まれて回転
自在に支承され、軸受1fの軸受溝1jに軸押え部2pが当接
されている。ウォ−ム軸5の一端のホゾ部5aはフレ−ム
1上に円筒状に形成された軸受部1nの上端開口のすり鉢
状の軸受穴1oに、他端のホゾ部5bは軸受部2iの軸穴2mに
回転自在に支承されている。軸受部1nの一部の切欠き部
1pにウォ−ム歯車8のウォ−ム歯車8aの一部が進入して
ウォ−ム部5dに噛合されている。
【0014】オルゴ−ルの動作は、オルゴ−ルの巻き鍵
15が回動されて全舞が巻き上げられる。全舞が調速装置
Dで徐々に巻きほどけると、ドラム3が回転されて係合
ピン3aで振動板4の振動弁4aが弾かれてオルゴ−ルが鳴
奏される。ドラム3が回転される時、平歯車11と増速輪
列の中間歯車7とウォ−ム歯車8を介してウォ−ム軸5
が増速回転される。ウォ−ム軸5と回転体6の回転数が
増大すると図2、図3で、一対のウエイト部6b、6bがウ
ォ−ム軸5の軸方向及び半径方向へ拡開変位して摺接部
6d、6dが制動部2kに摺接されてその接触抵抗で回転体6
の回転に制動が掛けられ、回転体6の回転数がダウンす
る。回転体6の回転数がダウンすると、一対のウエイト
部6b、6bがウォ−ム軸5の軸方向及び半径方向で縮んで
摺接部6d、6dが制動部2kから離脱し、回転数が増大する
と一対のウエイト部6b、6bがウォ−ム軸5の軸方向及び
半径方向へ拡開変位して摺接部6d、6dが制動部2kに摺接
されてその接触抵抗で回転体6の回転に制動が掛けられ
て調速される。
15が回動されて全舞が巻き上げられる。全舞が調速装置
Dで徐々に巻きほどけると、ドラム3が回転されて係合
ピン3aで振動板4の振動弁4aが弾かれてオルゴ−ルが鳴
奏される。ドラム3が回転される時、平歯車11と増速輪
列の中間歯車7とウォ−ム歯車8を介してウォ−ム軸5
が増速回転される。ウォ−ム軸5と回転体6の回転数が
増大すると図2、図3で、一対のウエイト部6b、6bがウ
ォ−ム軸5の軸方向及び半径方向へ拡開変位して摺接部
6d、6dが制動部2kに摺接されてその接触抵抗で回転体6
の回転に制動が掛けられ、回転体6の回転数がダウンす
る。回転体6の回転数がダウンすると、一対のウエイト
部6b、6bがウォ−ム軸5の軸方向及び半径方向で縮んで
摺接部6d、6dが制動部2kから離脱し、回転数が増大する
と一対のウエイト部6b、6bがウォ−ム軸5の軸方向及び
半径方向へ拡開変位して摺接部6d、6dが制動部2kに摺接
されてその接触抵抗で回転体6の回転に制動が掛けられ
て調速される。
【0015】ウォ−ム軸5の他端のホゾ部5bを支承する
軸受部2iを有する突堤部2gに上部より過大な荷重が加わ
った時は、軸受部2iは弾性を有する腕部2hに連結されて
腕部2hの両側と軸受部2iの周囲を貫通するスリット部2j
が形成されているので、過大な荷重は腕部2hで吸収され
て、ウォ−ム軸5のホゾ部5bによる軸穴2mへのキズ付の
発生がない。突堤部2gの上面の高さは軸受部2iの上面の
高さより高く形成されているので、軸受部2iの上面に直
接上部より過大な荷重が加わることがない。突堤部2gは
肉厚になって剛性が高められ、過大な荷重が吸収できる
と共に、摺接部6d、6dが制動部2kに摺接される荷重によ
る変形量を最小限にとどめることができる。
軸受部2iを有する突堤部2gに上部より過大な荷重が加わ
った時は、軸受部2iは弾性を有する腕部2hに連結されて
腕部2hの両側と軸受部2iの周囲を貫通するスリット部2j
が形成されているので、過大な荷重は腕部2hで吸収され
て、ウォ−ム軸5のホゾ部5bによる軸穴2mへのキズ付の
発生がない。突堤部2gの上面の高さは軸受部2iの上面の
高さより高く形成されているので、軸受部2iの上面に直
接上部より過大な荷重が加わることがない。突堤部2gは
肉厚になって剛性が高められ、過大な荷重が吸収できる
と共に、摺接部6d、6dが制動部2kに摺接される荷重によ
る変形量を最小限にとどめることができる。
【0016】オルゴ−ルが上記のように構成されると、
突堤部2gに上部より過大な荷重が加わっても、スリット
部2jと弾性を有する腕部2hに連結された軸受部2iは過大
な荷重の影響を受けず、ウォ−ム軸5のホゾ部5bによる
軸穴2mへのキズ付が発生しないので、オルゴ−ルの起動
不良の発生を防止できる。突堤部2gの上面の高さは軸受
部2iの上面の高さより高く形成されているので、軸受部
2iの上面に直接上部より過大な荷重が加わることがな
い。突堤部2gは剛性が高められ、過大な荷重が吸収でき
ると共に、摺接部6d、6dが制動部2kに摺接される荷重に
よる変形量を最小限にとどめることができる。
突堤部2gに上部より過大な荷重が加わっても、スリット
部2jと弾性を有する腕部2hに連結された軸受部2iは過大
な荷重の影響を受けず、ウォ−ム軸5のホゾ部5bによる
軸穴2mへのキズ付が発生しないので、オルゴ−ルの起動
不良の発生を防止できる。突堤部2gの上面の高さは軸受
部2iの上面の高さより高く形成されているので、軸受部
2iの上面に直接上部より過大な荷重が加わることがな
い。突堤部2gは剛性が高められ、過大な荷重が吸収でき
ると共に、摺接部6d、6dが制動部2kに摺接される荷重に
よる変形量を最小限にとどめることができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されると、突
堤部に上部より過大な荷重が加わっても、弾性を有する
腕部に連結された軸受部は過大な荷重の影響を受けず、
ウォ−ム軸のホゾ部による軸穴へのキズ付が発生しない
ので、オルゴ−ルの起動不良の発生を防止できる。突堤
部の上面の高さは軸受部の上面の高さより高く形成され
ているので、軸受部の上面に直接上部より過大な荷重が
加わることがない。突堤部は剛性が高められ、過大な荷
重が吸収できると共に、摺接部が制動部に摺接される荷
重による変形量を最小限にとどめることができる等優れ
た効果を奏するオルゴ−ルを提供することが出来る。
堤部に上部より過大な荷重が加わっても、弾性を有する
腕部に連結された軸受部は過大な荷重の影響を受けず、
ウォ−ム軸のホゾ部による軸穴へのキズ付が発生しない
ので、オルゴ−ルの起動不良の発生を防止できる。突堤
部の上面の高さは軸受部の上面の高さより高く形成され
ているので、軸受部の上面に直接上部より過大な荷重が
加わることがない。突堤部は剛性が高められ、過大な荷
重が吸収できると共に、摺接部が制動部に摺接される荷
重による変形量を最小限にとどめることができる等優れ
た効果を奏するオルゴ−ルを提供することが出来る。
【図1】オルゴ−ルの平面図である。
【図2】オルゴ−ルの要部断面側面図である。
【図3】オルゴ−ルの他の要部断面側面図である。
【図4】オルゴ−ルの分解斜視図である。
【図5】ハウジング部の平面図である。
【図6】図5のA−A切断線の断面側面図である。
【図7】図5のB−B切断線の断面側面図である。
【図8】ハウジング部の裏面図である。
【図9】図5のC−C切断線の断面側面図である。
【符号の説明】 1 フレ−ム 2 ハウジング部 2a、2b、2c 固定部 2d 収納部 2g 突堤部 2i 軸受部 2j スリット部 3 ドラム 3a 係合ピン 4 振動板 4a 振動弁 5 ウォ−ム軸 6 回転体 6c 連結部 7、8 増速輪列歯車 10 駆動軸
Claims (3)
- 【請求項1】 全舞の巻き締め及び開放と一体的に回転
する駆動軸と、該駆動軸の回転を伝達されて回転するド
ラムと、該ドラムに植設された係合ピンと係合する振動
弁を有する振動板と、上記駆動軸の回転を増速する増速
輪列と、該増速輪列の最終段に位置するウォ−ム軸と、
該ウォ−ム軸に弾性変形する連結部を介して設けられた
回転体と、上記駆動軸と上記ウォ−ム軸の一端を回転自
在に支承すると共に上記ドラムと振動板と増速輪列を載
置するフレ−ムと、該フレ−ムと共に上記全舞を収納
し、上記駆動軸及び上記ウォ−ム軸の他端を回転自在に
支承するハウジング部を有するオルゴ−ルであって、上
記ハウジング部は上記フレ−ムに固定される固定部と、
上記駆動軸を回転自在に支承し且つ上記全舞を収納する
収納部と、該収納部の上面より上記駆動軸の軸方向に直
交する向きに突出する突堤部とを有し、この突堤部には
スリット部と、上記ウォ−ム軸の他端を上記フレ−ムと
共に回転自在に支承する軸受部とが設けられていること
を特徴とするオルゴ−ル。 - 【請求項2】 請求項1のオルゴ−ルにおいて、上記軸
受部は弾性を有する腕部で支持されたことを特徴とする
オルゴ−ル。 - 【請求項3】 請求項1のオルゴ−ルにおいて、上記突
堤部の上面の高さが上記軸受部の上面の高さより高いこ
とを特徴とするオルゴ−ル。
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- 1996-03-11 US US08/615,524 patent/US5703305A/en not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-13 CN CN96103135.2A patent/CN1114191C/zh not_active Expired - Fee Related
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CN1114191C (zh) | 2003-07-09 |
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