JPH01188312A - 注型物の製造方法 - Google Patents

注型物の製造方法

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JPH01188312A
JPH01188312A JP1281688A JP1281688A JPH01188312A JP H01188312 A JPH01188312 A JP H01188312A JP 1281688 A JP1281688 A JP 1281688A JP 1281688 A JP1281688 A JP 1281688A JP H01188312 A JPH01188312 A JP H01188312A
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JP
Japan
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mold
baggy
film
cast
cured
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JP1281688A
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English (en)
Inventor
Terukuni Hashimoto
橋本 輝國
Nobuhiko Yugawa
伸彦 湯川
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、キッチンワークトップ、テーブルトップ、洗
面台トップ、壁材、床材等の住宅設備機材等として広く
用いられている注型物の製造方法に関し、殊に生産工程
が簡素であり、生産性の高い注型物の製造方法に関する
ものである。
[従来の技術] 不飽和ポリエステル樹脂系組成物やアクリル樹脂系組成
物等の硬化性組成物を一定の形状に硬化・成形して得ら
れる硬質素材は、近年人工大理石板等と呼ばれて住宅設
備機材分野等で広く使用され始めている。上記硬質素材
の製造方法としては、従来注型法、プレス成形法、連続
成形法等があり、夫々工業レベルで実施されてはいるが
、問題点が多く十分満足し得る方法を確立するまでには
至っていない。
例えばプレス成形法では、加熱並びに加圧が行われるの
で生産性は良いが、硬化反応が急速に進行するため成形
品が不透明になり易く、希望する様な深みのある半透明
の外観を有する成形品を得ることはできない。その為品
質殊に高級観を重要視する住宅設備機材としては満足す
るものが得られない。又長さ3m以上の大型製品をプレ
ス成形法によって製造しようとすると、巨大なプレス及
び金型が必要であり設備投資が莫大になるという欠点が
ある。一方連続成形法は、硬化性組成物を連続的に押出
機等へ供給し、賦形しながらコンベアー等の搬送ライン
上で硬化せしめ、切断することによって任意の長さの製
品を得る方法であり、生産性の高い優れた方法ではある
が、用途並びに品種が多岐に亘る住宅設備機材の生産方
法としては、色調、模様出し、厚さ0幅等の細かな要請
に柔軟に対応することができず、設備投資類の面でもプ
レス成形設備の数倍にも及び、容易には実施することが
できないという欠点がある。
これらに対し注型法は、古くから小量乃至中量の多品種
製品の生産に適した製法として実施されており、設備費
が安価であると共に1枚毎の成形条件(長さ、厚さ1色
調、柄出し等)を簡単に変えることができるので普及度
は最も高く、品種の多い住宅設備機材用硬質素材の製造
法としては、注型法が最適であるということができる。
しかしこの方法では型内への離型剤塗布、塗膜の乾燥硬
化、型ばらし、型の清掃、再組立て等の煩雑な生産工程
を要し、人手がかかると共に1回の生産を完了するまで
に長時間を費し、生産性が悪いという欠点がある。
[発明が解決しようとする課題] 即ち注型法の一般的作業工程を例示すると次の通りであ
る。
■型板の清掃、■型板面への離型剤塗布、■型板の組立
て、■型の液漏れ防止処理、■型内への硬化性組成物の
注入、■加熱硬化、■型の分解。
■製品の取出し、■製品表面の研磨仕上げ。
上記の如く注型法の作業工程は、はなはだ煩雑なもので
あり、前述の如く作業性並びに生産性が悪いという欠点
をかかえており、さらに硬化性組成物が多官能性(メタ
)アクリルモノマーを一成分とする硬化性組成物の様な
ラジカル重合性組成物である場合には、型との離型性が
極端に悪く特殊な離型処理が不可欠となる。又離型処理
が不完全であれば型板(ガラスや金属板)に硬化物が強
固に喰い込んで脱型が困難になるだけでなく、硬化収縮
時に拘束力が働いて硬化物に割れや亀裂が発生する。
本発明はこうした事情に着目してなされたものであって
多品種少量生産に適した注型法を改良することによって
上記欠点を解消し、もって注型物製造方法における生産
性を高めることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] しかして上記目的を達成した本発明方法は、硬化性組成
物を型内に流し込んで成形硬化せしめる注型物の製造方
法において、離型性層を有するフィルムまたはシートか
らなる袋状成形体を型内に装着しておいてから硬化性組
成物を前記袋状成形体に注入して硬化せしめる点に構成
の主たる要旨が存在するものである。
[作用] 本発明においては、ポリエチレン、ポリプロピレン、弗
素系ポリマー等の高分子からなる単層あるいは積層フィ
ルム又はシート等を離型性フィルムとして使用し、該離
型性層を有するフィルムまたはシート(以下単に離型性
フィルムという)を袋状に成形したものを型内に装着し
て硬化性組成物の硬化成形を行なう。即ち袋状離型性フ
ィルムは型内にあって型と硬化成形物の間に介在して硬
化成形物の取出しを容易にする機能を発揮するものであ
って、硬化完了後は、型内に装着された袋状離型性フィ
ルムを硬化成形品と共にあるいは硬化成形品だけを取出
すことによって容易に脱型することができる。そして硬
化成形品と共に袋状離型性フィルムを取出した場合には
、取出し後硬化成形品から袋状離型性フィルムを離脱さ
せることによって硬化成形品を得ることができる。尚硬
化成形品離脱後は、型内に再び袋状離型性フィルムが装
着された状態を準備することによって容易に次の成形操
作に穆ることができる。
この様な本発明方法と前記した従来の注型工程■〜■と
を比較すると、本発明方法では前記■〜■の工程のうち
■型板の清掃、■離型剤塗布、■型板の1組立て、■型
の液漏れ防止処理、■型の分解並びに0表面研磨仕上げ
の各工程を省略することができ、製造工程を大幅に簡素
化することができる。即ち■型板の清掃については本発
明では袋状離型性フィルムを硬化成形品と共にあるいは
単独で型から離脱させることができるので従来の様に型
板に離型剤が付着・残留することがなく清掃の必要がな
い。又清掃する為に、型板を分解したり、再び組立てる
必要がないので、■型板の組立て及び■型の分解の工程
も省略することができる。ざらに■型板面への離型剤塗
布という工程は袋状離型性フィルムの装着によって代替
されるので当然に省略される。尚−度装着した袋状離型
性フィルムはそのまま数回使用するか或は離脱した袋状
離型性フィルムを数回再使用するが、たとえ硬化成形操
作1回毎に袋状離型性フィルムを装着するとしても予め
袋状に形作られた袋状離型性フィルムを使用しているの
で装着操作は極めて容易であり、作業性に対する負担は
軽微である。又袋状離型性フィルムは液漏れ防止機能を
も有し、■の液漏れ防止処理を省略することができる。
さらに硬化性組成物は袋状離型性フィルムに接触して硬
化するのでその表面状態はフィルム面と同様に平滑であ
り、改めて■研磨仕上げ工程に付さなくとも十分に要求
品質を満足することができる。
かくして作業工程が簡素で、生産性の高い注型物製造方
法を提供することができる。
かかる本発明においては、使用される離型性フィルムに
ついてはその材質を限定するものではないが、備えるべ
き特性としては、(1)溶・融着や接着、プロー成形、
真空成形等の手段によって容易に袋状に予備成形できる
こと、(2)内容物となる硬化性組成物(重合性子ツマ
−や各種添加剤等)に対して溶解したり、著しく膨潤・
変形したりすることがなく、硬化性組成物流し込み時に
よる内圧に耐える強度を有すること、(3)型内への装
着及び取出しが容易であり、できれば数回以上の使用に
耐えること、(4)硬化性組成物は加温条件下で硬化さ
せることが多いので加温条件殊に温水によって変形・破
壊することなく使用できると共に、膨張によるしわや垂
みを生じないこと、(5)硬化完了後、硬化成形物から
容易に剥離させ離脱できること、(6)安価であること
等の特性が要求される。こうした緒特性の全てを満足す
る離型性フィルムとしては、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、弗素系ポリマー等からなるフィルムあるいはシー
トが最適である。
又離型性フィルムの厚さは、強度、耐久性、熱伝導性、
予備成形性等を考慮すると0.2回以上2.0mm以下
であることが望まれ、より好まくは0.3〜G、Bn+
m程度が推奨される。
本発明に使用される型材としては、従来から使用されて
いる型材を同様に使用すること、がで咎、例えばガラス
板やアルミニウム、鉄等の金属板を使用すればよい。そ
して型を構成するに当たっては、まず型材を保持する為
のガイド枠(所定形状のプラスチック棒や金属棒)を組
立てて型枠な作り、該型枠に上記型材を重ね合せて万力
等の締付は具を固定する従来の手法を採用することがで
きる。尚型材とガイド枠あるいはガイド枠間に隙間が残
る様であれば、シリコン系コーキング剤やシーリング剤
で隙間を封鎖すればよいが、こうした型枠の組立て並び
にそのシーリングは初回の硬化成形に先立って1回だけ
行えばよいので、生産性を悪化させる訳ではない。尚型
枠の大きさは必ずしも製品寸法に合せてその都度変える
必要がなく、型枠は車なる寸法基準として考え、型枠に
スペーサを配置し該スペーサによって袋状離型性フィル
ムの寸法を保持させることもできるので、型枠組立て操
作はさらに実施頻度が減少し、省力化に貢献することが
できる。そしてこの様に型枠を単なる寸法基準枠と考え
ると、ガイド枠等のシーリングも必ずしも必要ではなく
、型枠毎に温水中に浸漬して硬化させる場合には温水の
流通経路としてむしろ隙間が存在する方が望ましいとも
いえる。
尚本発明において硬化成形される硬化性組成物について
も特に制限はないが、例えばキッチンワークトップ等の
人工大理石素材を形成する硬化性組成物として知られて
いるメチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アク
リレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート
、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等
の(メタ)アクリレートモノマー類あるいはスチレン、
α−メチルスチレン、クロルスチレン等の芳香族ビニル
モノマー類のそれぞれ単独もしくは混合物;場合によっ
てはこれにポリメチル(メタ)アクリレート等の重合物
を溶解したシラツブ;または不飽和ポリエステル樹脂等
の硬化性組成物を挙げることができる。
[実施例] 実施例1 厚さ0.5mm 、縦1000■、横1850mmの表
面光沢のあるポリプロピレンシート2枚を熱溶融接着に
よって3周辺を貼り合せて深さ約too。
mmの袋状内型を作成した。
一方厚さ12mm、縦1000mm、横2000mmの
アルミニウム板を水平に配置し、その上に、縦幅13m
m、横幅20 mm、長さ300mmのアルミニウム製
ガイド棒を30〜50mmの間隔をあけながら一つの長
辺のみ解放する様に立設し、次いで該アルミニウムガイ
ド棒の上部に別のアルミニウム板を載せて、ガイド棒を
挟んで両アルミニウム板面を万力で締め付は固定した。
こうして得られたアルミニウム製型枠を立て、その間隙
に前記ポリプロピレン製袋状内型を挿設し、上部解放口
より別途調製した第1表の硬化性組成物を注入し、型枠
ごと60℃の温水槽に型枠の上部5cmが水面上に残る
様に浸漬して硬化させた。2時間後型枠をとり出し、内
部のポリプロピレン製内型を型枠外へ引き出した後、内
型から硬化成形物を離脱させて平板状硬化成形物を得た
。尚このとき硬化成形物は硬化収縮によって2〜3%寸
法が減少している為内型から容易に離脱させることがで
きた。又内型はエアブロ−することにより容易に再使用
することができた。次いで上記平板状硬化成形物を13
0℃で2時間、後硬化した後、周辺部を切断すると90
0mmx 1800mmX 12mmの美麗な光沢を有
する人工大理石板を得ることができた。
第   1   表 *1 昭和軽金属製  ハイシライト#320*2 日
本油脂製   バーブチル0 *3 三菱レーヨン製 アクリベットMDOOI実施例
2 実施例1の0.51厚さのポリプロピレン製シートに代
えて、0.8mm厚さの表面艶消し加工ポリエチレンシ
ートを用いる他は実施例1と同じ条件で硬化成形を行な
ったところ、艶消し状の美麗な人工大理石板を得ること
ができた。
実施例3 0.3mm厚さのテフロンシート(三井フロロケミカル
社製)を用いた他は実施例1と同じ条件で硬化成形を行
なったところ半艶消し状の美麗な人工大理石板を得るこ
とができた。
[発明の効果] 本発明は以上の様に構成されており、硬化成形操作毎の
型枠の組立て及び分解、離型剤塗布、型枠のシーリング
、製品表面仕上げ等の工程を省略することができ、硬化
成形に要する時間のみで工程をほぼ完了することができ
るようになった。かくして生産性が大幅に向上し、且つ
作業面でも厄介な作業が解消されて実質的に硬化性組成
物の注入作業のみとなったので大幅に省力化を推進する
ことができた。
又型枠の消費も減少し、資材コストが低下した。さらに
本発明の方法では離型性フィルムの表面状態を選択する
ことにより製品表面状態を任意に制御することができ、
微少な凹凸を有するエンボス仕上げ等の特殊仕上げも容
易に実施することができ、研磨や艶出し等の仕上げ工程
を省略することができた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)硬化性組成物を型内に流し込んで成形硬化せしめ
    る注型物の製造方法において、離型性層を有するフィル
    ムまたはシートからなる袋状成形体を型内に装着してお
    いてから硬化性組成物を前記袋状成形体に注入して硬化
    せしめることを特徴とする注型物の製造方法。
  2. (2)型が、硬化室若しくは硬化槽内の温風若しくは温
    水が流通する空隙を有する構造となっている請求項(1
    )記載の注型物の製造方法。
  3. (3)型が、解体若しくは開閉することなく硬化性組成
    物の注入及び注型品の取出しができるものである請求項
    (1)又は(2)記載の注型物の製造方法。
  4. (4)袋状成形体が、ポリオレフィン若しくは弗素系ポ
    リマーのフィルム若しくはシートからなり、その厚さが
    0.3〜0.8mmである請求項(1)〜(3)のいず
    れかに記載の注型物の製造方法。
JP1281688A 1988-01-22 1988-01-22 注型物の製造方法 Pending JPH01188312A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05294695A (ja) * 1992-04-21 1993-11-09 Morikawa Sangyo Kk 成型体及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05294695A (ja) * 1992-04-21 1993-11-09 Morikawa Sangyo Kk 成型体及びその製造方法

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